JP3087784U - 気体封入体 - Google Patents

気体封入体

Info

Publication number
JP3087784U
JP3087784U JP2002000485U JP2002000485U JP3087784U JP 3087784 U JP3087784 U JP 3087784U JP 2002000485 U JP2002000485 U JP 2002000485U JP 2002000485 U JP2002000485 U JP 2002000485U JP 3087784 U JP3087784 U JP 3087784U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
sheet
main body
outer sheet
inner sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002000485U
Other languages
English (en)
Inventor
譲二 真砂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpha Corp
Original Assignee
Alpha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpha Corp filed Critical Alpha Corp
Priority to JP2002000485U priority Critical patent/JP3087784U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3087784U publication Critical patent/JP3087784U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toys (AREA)
  • Bag Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 格別の手段を講じることなく、不意に移
動したり倒れることがない気体封入物を提供する。 【解決手段】 シートによって袋状に形成され、内部に
気体が封入されることで所定形状に維持される本体部1
3と、所定形状になった際の本体部の重心よりも少なく
とも下方に配設されると共に、液体を注入可能に形成さ
れた錘部と、を備えてなる、風船状の気体封入体。そし
て錘部が、液体が注入されていないとき変形可能な袋状
に形成されていてもよい。また、錘部が、本体部の内部
13aに配設されると共に、本体部の外部から液体が注
入可能なものであってもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、風船状の気体封入体に関し、より詳細には、設置することが容易な 風船状の気体封入体に関する。
【0002】
【従来の技術】
風船のように内部に気体が吹き込まれることで所定形状に膨らむ気体封入体は 、様々な用途に用いられてきた。例えば、その形状や表面に表された内容(例え ば、文字や模様等)による広告宣伝効果を目的として、広告宣伝物として用いら れることもあった。 気体封入物を広告宣伝物とすることで、不要の時には内部から気体を抜くこと で全体の大きさを極めて小さくすることができるので収納等に便利であり、さら に殆どの部分が吹き込まれた気体によって占められるので極めて軽量に広告宣伝 物を構成することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような気体封入物は、前述のように軽量であるので風が吹 いたり人や車が接触すると、不意に移動したり倒れることがあった。このように 気体封入体が不意に移動したり倒れることは、所定の位置及び姿勢に気体封入物 を保ちたい場合(例えば、前述のように、広告宣伝物として用いる場合)に問題 となっていた。 また、この不意の移動や転倒を防止するには、気体封入物を所定位置及び姿勢 に保つような格別の手段(例えば、気体封入物の支持装置等)を設ける必要があ り、気体封入物を用いる際、気体封入物以外に様々なものが必要となるといった 問題があった。
【0004】 そこで本考案では、格別の手段を講じることなく、不意に移動したり倒れるこ とがない気体封入物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の気体封入物(以下、「本封入物」という。)は、シートによって袋状 に形成され、内部に気体が封入されることで所定形状に維持される本体部と、該 所定形状になった際の該本体部の重心よりも少なくとも下方に配設されると共に 、液体を注入可能に形成された錘部と、を備えてなる、風船状の気体封入体であ る。 なお、ここにいう「袋状」とは、内部に気体を保持し得るように内部の気体を 取り囲むような形状をいう。 そして、ここにいう「下方」とは、該所定形状となった本体部が、該所定形状 に応じて想定される姿勢で配置されるときの下方向をいう。 こうすることで、本体部が、内部に気体が封入されることで所定形状に維持さ れるので、従来からの気体封入物と同様、必要なときには内部に気体を封入し所 定形状にすることができる。そして、錘部が、該所定形状になった際の該本体部 の重心よりも少なくとも下方に配設されると共に、液体を注入可能に形成されて いるので、液体を注入されることで錘部の重量が増し、本封入物の重心を下げつ つ本封入物の重量を増加させることができる。これによって、本封入物は、錘部 に液体を注入すると共に、本体部の内部に気体を封入することで、格別の手段を 講じることなく、不意に移動したり倒れることがない所定形状の気体封入物とす ることができる。なお、本封入物は、不要時、運搬時及び保管時等には、錘部か ら液体を排出させると共に、本体部の内部から気体を抜くことで、極めて軽量か つ小型化することができる。
【0006】 前記錘部が、前記液体が注入されていないとき変形可能な袋状に形成されてい てもよい。 こうすることで錘部に液体が注入されていないとき(例えば、運搬時及び保管 時等)には錘部も小さく折り畳むことができるので、使用しないときには本封入 物を小さくすることができる。
【0007】 前記錘部が、前記本体部の内部に配設されると共に、前記本体部の外部から前 記液体が注入可能なものであってもよい。 錘部が本体部の内部に配設されることで、内部に気体が封入されることで所定 形状になった本体部の外観を害することがない(錘部が本体部内部に配設される ことで、錘部が外観に現れないので本体部が形成する外観を錘部が害さない。) ので、外観ではこれまでの気体封入物と変わるところがなく、錘部を設けること の外観への影響を防止することができる。なお、本体部の外部から前記液体が注 入可能にすることで、錘部を本体部の内部に配設しても錘部への液体注入を容易 かつ確実に行うことができる。
【0008】 前記所定形状が、所定の平面による断面に現れる複数の凹部を有し、前記本体 部が、外側シートと、該複数の凹部に対応する位置において該外側シートの内面 に固定される内側シートと、を有してなり、前記気体が前記本体部の前記内部に 封入された際、該外側シートと該内側シートとの間に前記気体が流入し、該断面 において隣接する該外側シートと該内側シートとの固定点間の該外側シートの長 さが該内側シートの長さよりも長くなるもの(以下、「二重シート物」という。 )であってもよい。 こうすることで、前記気体が前記本体部の前記内部に封入された際、該外側シ ートと該内側シートとの間に前記気体が流入し、該断面において隣接する該外側 シートと該内側シートとの固定点間の該外側シートの長さが該内側シートの長さ よりも長くなるので、内側シートが、該断面において隣接する外側シートと内側 シートとの固定点間で外側シートを引っ張るので、該固定点において外側シート が内側シート側(即ち、本体部の内側)方向に引っ込むことで外側シート表面に 複数の凹部が形成される。 なお、外側シートの内面に内側シートを固定するには、様々な方法が用いられ てよく特に制限されるものではないが、例えば、両シートを接着又は融着するこ とを例示することができる。
【0009】 上記した二重シート物の場合、「前記気体が前記本体部の前記内部に封入され た際、該外側シートと該内側シートとの間に前記気体が流入し、該断面において 隣接する該外側シートと該内側シートとの固定点間の該外側シートの長さが該内 側シートの長さよりも長く」するには、様々な方法があるが、例えば、前記気体 が前記本体部の前記内部に封入される前から該断面において隣接する該外側シー トと該内側シートとの固定点間の該外側シートの長さが該内側シートの長さより も長くなるように該外側シートと該内側シートとの寸法を調節しておく方法や、 前記外側シートの引っ張り弾性率が、前記内側シートの引っ張り弾性率よりも小 さいものにしておき、該外側シートと該内側シートとの間に前記気体が流入し、 該断面において隣接する該外側シートと該内側シートとの固定点間の該外側シー トの延びが該内側シートの延びよりも大きくなることによって該断面において隣 接する該外側シートと該内側シートとの固定点間の該外側シートの長さが該内側 シートの長さよりも長くする方法(以下、「弾性率法」という。)等を例示する ことができる。
【0010】 上述の弾性率法を用いる場合、前記気体が前記本体部の前記内部に封入される 前、前記断面における前記外側シートの長さが、前記断面における前記内側シー トの長さと略同一であるようにしてもよい。 こうすることで外側シートと内側シートとをほぼ重合させた状態において、前 記複数の凹部に対応する位置で外側シートの内面と内側シートとを固定すること ができるので、本封入物を容易に製造することができる。そして、前記気体が前 記本体部の前記内部に封入されていないとき、外側シートと内側シートとをほぼ 重合させた状態にすることができるので、本封入物を容易に折り畳むことができ る。
【0011】 前記所定形状が、ソフトクリームを模したものであってもよい。 ソフトクリームは、縦に長い形状をしていることから、これを模した形状の気 体封入物を広告宣伝物等として用いる場合、風が吹くこと等によって不意に移動 したり(縦に長い形状をしていることから、風が当たる面積に比して、設置され る面(例えば、地面)に載置される部分の面積が小さいので、移動しやすい。) 、風が吹くことや人と接触して不意に転倒すること(縦に長い形状をしているこ とから、転倒しやすい。)が発生しやすいことから、これまではソフトクリーム を模した気体封入物を広告宣伝物等として用いることは少なかった。 ところが本封入物であれば、前述のように、錘部に液体を注入すると共に、本 体部の内部に気体を封入することで、格別の手段を講じることなく、不意に移動 したり倒れることがないソフトクリームを模した形状の気体封入物とすることが できる。
【0012】 前記所定形状が、ソフトクリームを模したものであり、該ソフトクリームのク リーム部分を模したクリーム形状に生じる凹条に沿って、二重シート物における 前記複数の凹部に対応する位置として前記外側シートと前記内側シートとが固定 されるものであってもよい。 本物のソフトクリームのクリーム部分は、柔らかなクリームが略円形のノズル から螺旋状に押し出されることで形成されるので、ソフトクリームを模した気体 封入物を形成する際にはかかるクリーム部分に如何に柔らかそうなクリームの雰 囲気を持たせるかが大きな問題となる。この点からは二重シート物では、前記気 体が前記本体部の前記内部に封入された際、該外側シートと該内側シートとの間 に前記気体が流入し、該断面において隣接する該外側シートと該内側シートとの 固定点間の該外側シートの長さが該内側シートの長さよりも長くなることから、 外側シートは気体によって内側から膨らまされた状態になり、外側シートの膨ら みは極めて柔らかいものを表現するのに最適である。 従って、ソフトクリームのクリーム部分を模したクリーム形状に生じる凹条に 沿って、二重シート物における前記複数の凹部に対応する位置として前記外側シ ートと前記内側シートとが固定されれば、その固定された間に存する外側シート が外方に膨らむことで柔らかそうなクリームの雰囲気をうまく表現することがで きる。
【0013】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を図面を参照して詳述するが、本考案はこれに限定される ものではない。
【0014】 図1は一実施形態の本封入物11を示す斜視図であり、図2は図1に示す本封 入物11の断面図(後述のコーン部15が形成する略円柱形状の中心軸を含む平 面によって切断したところを示している。)である。図1及び図2を参照して、 本封入物11について説明する。 本封入物11は、大まかには、ソフトクリームを模した形状(所定形状)をし た本体部13と、ソフトクリームを模した形状(所定形状)となった本体部13 の重心(図2中、点Bによって示す)よりも下方に配設された錘部たる水バッグ 21と、を備えてなる。なお、図1及び図2では、本体部13の内部13aに気 体(空気)が封入されると共に、水バッグ21は液体(水)が注入された状態を 示している。
【0015】 本体部13は、ソフトクリームのコーン部分(ソフトクリームを食する際、手 で把持する部分)の形状を模したコーン部15と、コーン部分の上部に載置され るクリーム部分(通常、柔らかなクリームが略円形のノズルから螺旋状に押し出 されることで形成される。)の形状を模したクリーム部17と、を有している。 コーン部15とクリーム部17とは、いずれも柔軟な樹脂製(ここでは具体的 には柔軟な塩化ビニル樹脂を用いた。)の気密性のシートによって形成されてお り、両部15、17の接合部16は融着されている。
【0016】 コーン部15は、下部に配置された有底中空の略直円錐台形をした直円錐台部 15aと、直円錐台部15aが形成する該略直円錐台形の軸と同一直線上に軸が 存する中空の略円筒形をした円筒部15bと、直円錐台部15aの上部と円筒部 15bの下部とを連結する略円盤形状の円盤部15cと、を有している。 円盤部15cが形成する円盤形状の円形面は、該直線に対して略垂直方向にな るように配置されている。そして、円盤部15cは、その外周が円筒部15bの 下縁に連なると共に、その下面に直円錐台部15aの上縁が連なるように形成さ れており、本体部13の内部13aに気体(空気)が封入されたときに円筒部1 5b及び直円錐台部15aに加わる外向きの力に対する補強部材として機能する 。なお、円盤部15cの中心部分には、円筒部15bの内部と直円錐台部15a の内部とを連通させるために開口15caが形成されている。
【0017】 一方、直円錐台部15aには、本体部13の内部13aに気体(空気)を封入 するときに用いるノズル15dが取り付けられている。空気コンプレッサー(図 示せず)等から送られてきた圧縮空気をノズル15dを通じ本体部13の内部1 3aに吹き込み、ノズル15dに付属する栓(図示せず)を装着することで、本 体部13の内部13aに気体(空気)が封入された状態を維持することができる 。 なお、前述のように、ノズル15dを通じ吹き込まれた空気は、円盤部15c の開口15caを経て、円筒部15b側の内部にも吹き込まれる。
【0018】 本体部13の内部13aのうち直円錐台部15aの下部には、錘部たる水バッ グ21が配設されている。水バッグ21は柔軟な樹脂製(ここでは具体的には柔 軟な塩化ビニル樹脂を用いた。)の液密性のシートによって形成されていると共 に、水バッグ21の口21a(後述の図5も参照されたい)は直円錐台部15a の底板に形成された開口15aaから自由に水を注入することができる位置に取 り付けられている(本体部13の外部から水が注入可能になっている。)。なお 、水バッグ21の口21aには、口21aを封鎖するための栓21bが嵌脱自在 に取り付けられているので、口21aを経由して水バッグ21内部に水を注入す る際や口21aを経由して水バッグ21内部から水を排出する際には、口21a から栓21bを取り外し、水バッグ21内部に注入した水を保持させる際には口 21aに栓21bを取り付ける(嵌入する)ようにすればよい。
【0019】 直円錐台部15aの底板は、2枚の樹脂製のシート15ab1、15ab2と 、2枚の樹脂製のシート15ab1、15ab2に挟まれるように配置された厚 紙15ab3と、を有してなる。このように厚紙15ab3を2枚の樹脂製のシ ート15ab1、15ab2によって挟むような構造としたのは、直円錐台部1 5aの底板の強度を上げるためである。
【0020】 図3は、図2の円A中の拡大断面図である。図1乃至図3を参照して、クリー ム部17について詳細に説明する。 クリーム部17は、所定の平面による断面(例えば、図2の断面)に現れる複 数の凹部18を有している。そして、クリーム部17は、図2に示すように、外 側シート17aと、複数の凹部18に対応する位置において外側シート17aの 内面に固定(ここでは具体的には融着)される内側シート17bと、を有してい る。なお、本体部13が模したソフトクリームの形状のうちクリーム部分を模し たクリーム形状に生じる凹条に沿って、外側シート17aと内側シート17bと が連続的に固定されている(即ち、コーン部15が形成する略円柱形状の中心軸 を含むいずれの平面におけるクリーム部17の断面構造も図2に示したものと略 同じである。)。また、図3中、外側シート17aと内側シート17bとが融着 された位置を点線によって示している。 ここでは外側シート17aと内側シート17bとのいずれも柔軟な樹脂(ここ では具体的には柔軟な塩化ビニル樹脂)の気密性シートによって構成されている が、外側シート17aの引っ張り弾性率が、内側シート17bの引っ張り弾性率 よりも小さくなるようにされている。 図1乃至図3においては、空気(気体)が本体部13の内部13aに封入され た状態を示しており、内側シート17bに形成された通気孔17bhを経由して 外側シート17aと内側シート17bとの間17cに空気(気体)が流入し、流 入した空気(気体)の圧力によって外側シート17aが引き延ばされると共に外 側に膨出している。これにより前記断面(ここでは図2の断面)において隣接す る外側シート17aと内側シート17bとの固定点間(図3中では、点Cと点D との間)の外側シート17aの長さ(図3中、矢印Eにて示した。)が内側シー ト17bの長さ(図3中、矢印Fにて示した。)よりも長くなっている。
【0021】 図4は、空気(気体)が本体部13の内部13aに封入されていないとき(空 気(気体)が本体部13の内部13aに封入される前や、封入された空気(気体 )を本体部13の内部13aから抜いた際)の外側シート17a及び内側シート 17bの様子を示す断面図(図3にて示している部分と同じ部分を示している。 )である。図3の状態と比較すると、外側シート17aと内側シート17bとの 間17cが小さく、前記断面(ここでは図4の断面)における外側シート17a の長さ(図4中、矢印Gにて示した。)が、前記断面(ここでは図4の断面)に おける内側シート17bの長さ(図4中、矢印Hにて示した。)と略同一にされ ている。 なお、図3の状態から封入された空気(気体)を本体部13の内部13aから 抜くと、図3の状態で外側シート17aと内側シート17bとの間17cに存し ていた空気(気体)は、主として外側シート17aの弾性力によって内側シート 17bに形成された通気孔17bhを経由して流出し、図4のような状態になる 。
【0022】 また、前述した錘部たる水バッグ21から口21aを経由して水バッグ21内 部から水を排出させた場合や水が水バッグ21に注入される前の場合では(即ち 、いずれの場合も、水バッグ21に水が注入されていないとき)、図5に示すよ うに自由に水バッグ21を変形させることができるので、水バッグ21も含めて 折り畳むことができる。
【0023】 図1乃至図3に示したように、空気(気体)を本体部13の内部13aに封入 すると共に、水バッグ21内部に水を注入した状態では、本封入物11は、全体 としてソフトクリームを模した形状を有しており、格別の手段を講じることなく 、不意に移動したり倒れることがない(ある程度の傾きまでは、「起き上り小法 師」のように自分で姿勢を戻すことができる。)広告宣伝物として用いることが できる。 そして、本封入物11は、不要時、運搬時及び保管時等には、水バッグ21か ら水を排出させると共に、本体部13の内部13aから空気(気体)を抜くこと で、極めて軽量かつ小型化することができる。
【0024】 以上説明したように、本封入物11は、シートによって袋状に形成され、内部 に気体(空気)が封入されることで所定形状に維持される本体部13と、該所定 形状になった際の該本体部の重心(図2中、点B)よりも少なくとも下方に配設 されると共に、液体(水)を注入可能に形成された錘部たる水バッグ21と、を 備えている。 そして、錘部たる水バッグ21が、液体(水)が注入されていないとき変形可 能な袋状に形成されている(特に、図5参照)。 また、錘部たる水バッグ21が、本体部13の内部13aに配設されると共に 、本体部13の外部から液体(水)が注入可能なものである。
【0025】 本体部13が、内部13aに気体(空気)が封入されることで維持される前記 所定形状は、ここではソフトクリームを模したものであり、本体部13は、外側 シート17aと内側シート17bとを有している。そして、ソフトクリームのク リーム部分を模したクリーム形状(ここではクリーム部17)に生じる凹条(凹 部18が連続することで形成されている。)に沿って、外側シート17aと内側 シート17bとが固定されている。 即ち、ソフトクリームを模した前記所定形状が、所定の平面による断面(例え ば図2の断面)に現れる複数の凹部18を有し、本体部13が、外側シート17 aと、複数の凹部18に対応する位置において外側シート17aの内面に固定さ れる内側シート17bと、を有している。そして、気体(空気)が本体部13の 内部13aに封入された際、外側シート17aと内側シート17bとの間17c に気体(空気)が流入し、該断面(例えば図2の断面)において隣接する外側シ ート17aと内側シート17bとの固定点間(図3中では、点Cと点Dとの間) の外側シート17aの長さが内側シート17bの長さよりも長くなる。 また、外側シート17aの引っ張り弾性率が、内側シート17bの引っ張り弾 性率よりも小さいものである。 さらに、気体(空気)が本体部13の内部13aに封入される前、前記断面( 例えば図2の断面)における外側シート17aの長さが、前記断面(例えば図2 の断面)における内側シート17bの長さと略同一である。 最後に、本体部13が、内部13aに気体(空気)が封入されることで維持さ れるソフトクリームの形状のうちクリーム部分を模したクリーム形状に生じる凹 条に沿って、前記複数の凹部18に対応する位置として外側シート17aと内側 シート17bとが固定されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の本封入物を示す斜視図である。
【図2】図1に示す本封入物の断面図である。
【図3】図2の円A中の拡大断面図である。
【図4】空気が本体部の内部に封入されていないときの
外側シート及び内側シートの様子を示す断面図である。
【図5】水バッグを変形させた状態を示す拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
11 本考案の気体封入物(本封入物) 13 本体部 13a 内部 15 コーン部 15a 直円錐台部 15aa 開口 15ab1、15ab2 樹脂製のシート 15ab3 厚紙 15b 円筒部 15c 円盤部 15ca 開口 15d ノズル 16 接合部 17 クリーム部 17a 外側シート 17b 内側シート 17bh 通気孔 17c 間 18 凹部 21 水バッグ 21a 口 21b 栓

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートによって袋状に形成され、内部に気
    体が封入されることで所定形状に維持される本体部と、 該所定形状になった際の該本体部の重心よりも少なくと
    も下方に配設されると共に、液体を注入可能に形成され
    た錘部と、を備えてなる、風船状の気体封入体。
  2. 【請求項2】前記錘部が、前記液体が注入されていない
    とき変形可能な袋状に形成されているものである、請求
    項1に記載の気体封入体。
  3. 【請求項3】前記錘部が、前記本体部の内部に配設され
    ると共に、前記本体部の外部から前記液体が注入可能な
    ものである、請求項1又は2に記載の気体封入体。
  4. 【請求項4】前記所定形状が、所定の平面による断面に
    現れる複数の凹部を有し、 前記本体部が、外側シートと、該複数の凹部に対応する
    位置において該外側シートの内面に固定される内側シー
    トと、を有してなり、 前記気体が前記本体部の前記内部に封入された際、該外
    側シートと該内側シートとの間に前記気体が流入し、該
    断面において隣接する該外側シートと該内側シートとの
    固定点間の該外側シートの長さが該内側シートの長さよ
    りも長くなるものである、請求項1乃至3のいずれかに
    記載の気体封入体。
  5. 【請求項5】前記外側シートの引っ張り弾性率が、前記
    内側シートの引っ張り弾性率よりも小さいものである、
    請求項4に記載の気体封入体。
  6. 【請求項6】前記気体が前記本体部の前記内部に封入さ
    れる前、前記断面における前記外側シートの長さが、前
    記断面における前記内側シートの長さと略同一である、
    請求項5に記載の気体封入体。
  7. 【請求項7】前記所定形状が、ソフトクリームを模した
    ものである、請求項1乃至6のいずれかに記載の気体封
    入体。
  8. 【請求項8】前記所定形状が、ソフトクリームを模した
    ものであり、 該ソフトクリームのクリーム部分を模したクリーム形状
    に生じる凹条に沿って、前記複数の凹部に対応する位置
    として前記外側シートと前記内側シートとが固定される
    ものである、請求項4乃至6のいずれかに記載の気体封
    入体。
JP2002000485U 2002-02-06 2002-02-06 気体封入体 Expired - Lifetime JP3087784U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002000485U JP3087784U (ja) 2002-02-06 2002-02-06 気体封入体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002000485U JP3087784U (ja) 2002-02-06 2002-02-06 気体封入体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3087784U true JP3087784U (ja) 2002-08-16

Family

ID=43239119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002000485U Expired - Lifetime JP3087784U (ja) 2002-02-06 2002-02-06 気体封入体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3087784U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1285297C (en) Inflatable ball
US5882240A (en) Toy blimp
US4986540A (en) Erratically movable inflated game ball
JP5826267B2 (ja) 可膨張性傘
US4915669A (en) Ball with swingable internal weight
US6331131B1 (en) Self inflating noise maker
JP2006526172A (ja) 蘇生訓練用人体模型
US6659838B1 (en) Rigid helium balloons
JP3087784U (ja) 気体封入体
US6519891B2 (en) Inflatable decoy
US5531401A (en) Toy simulated hot-air balloon
US5522181A (en) Devices for the rapid deployment of igloos
US7223151B2 (en) Rigid ballon
US5129111A (en) Inflatable child's toilet
US20060266579A1 (en) Inflatable megaphone
CN206040050U (zh) 尘肺模拟演示仪
US20060105667A1 (en) Toy balloon
WO2008038891A1 (en) Fruit wrap
KR20210002606U (ko) 응원도구
JP2003052492A (ja) 空気充填構造体
EP0784310A2 (en) Amusement device
GB2307173A (en) Inflatable play enclosure
CN207960012U (zh) 一种轻型建筑支撑装置
JP3083165U (ja) 遭難位置表示装置
JP3043805U (ja) プラスチック容器の中の人形が形を変えながら浮き沈みする玩具

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080529

Year of fee payment: 6