JP3087654U - 食肉センター用焼却装置 - Google Patents

食肉センター用焼却装置

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JP3087654U JP2002000400U JP2002000400U JP3087654U JP 3087654 U JP3087654 U JP 3087654U JP 2002000400 U JP2002000400 U JP 2002000400U JP 2002000400 U JP2002000400 U JP 2002000400U JP 3087654 U JP3087654 U JP 3087654U
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incinerator
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combustion chamber
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meat center
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洋一 小川
友唱 鼻崎
正一 佐藤
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共和化工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食肉センターで発生する汚泥、病畜等を効率
的にかつ効果的に焼却処理する新規な食肉センター用焼
却装置を提供する。 【解決手段】 焼却炉1と、二次燃焼室2と、排ガス冷
却塔3と、サイクロン4と、集塵機5と、排気筒6とを
順次接続してあり、上記焼却炉1を回転式焼却炉1とし
てある食肉センター用焼却装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、食肉センター内で発生する汚泥、病畜等を焼却する食肉センター用 焼却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、食肉センターに設置されている焼却装置には、食肉センター内の排水処理 で発生する余剰汚泥を焼却処分する汚泥焼却施設と、病畜等を焼却する動物焼却 施設とがある。この何れの焼却施設も、その主要な構成は、焼却炉と、燃焼ガス 用熱交換器と、サイクロンと、排気塔とを順次接続した焼却装置である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この従前食肉センターに設置されていた焼却装置では、近年の排ガス規制への 対応が困難となってきたという問題点がある。 本考案は、この問題点に鑑み、食肉センターで発生する汚泥、病畜等を効率的 にかつ効果的に焼却処理する新規な食肉センター用焼却装置を提供するものであ る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そのため、本考案食肉センター用焼却装置は、焼却炉と、二次燃焼室と、排ガ ス冷却塔と、サイクロンと、集塵機と、排気筒とを順次接続してあり、上記焼却 炉を回転式焼却炉としてある。即ち、これにより連続的に又、間歇的に回転によ る炉床移動を行い加熱炉床に焼却物を接触させ又、焼却物を徐々に崩すことによ り安定した焼却が行われる。その為、燃焼排ガス量が安定して発生することにな り、排ガス処理設備がコンパクトになる。
【0005】 また、本考案食肉センター用焼却装置は、上記二次燃焼室を上記回転式焼却炉 の直上に直結して設置してある。即ち、この構成により、二次燃焼室に導かれた 燃焼排ガスを800度以上に保つ為の昇温熱量が非常に少なくなり、二次燃焼室 に設けられた補助バーナーを小型となし得て燃料消費量が少なくなる。
【0006】 さらに、本考案食肉センター用焼却装置は、上記二次燃焼室を円筒形とし、回 転式焼却炉から二次燃焼室へ直結する連結路を二次燃焼室の円筒形の接線方向に 指向して連結し、二次燃焼室の補助バーナーを二次燃焼室の円筒形の接線方向に 配置してある。即ち、この構成により、燃焼炉より発生した燃焼排ガスを二次燃 焼室内で旋回流とし、燃焼ガスの効率的な混合燃焼と燃焼滞留時間とを得るもの である。
【0007】 また、本考案食肉センター用焼却装置は、上記冷却塔を上部を水噴霧式とし、 下部を多管式熱交換器としてある。即ち、先ず冷却塔上部の水噴射式によって高 温の排ガスを一次冷却し、この一次冷却された排ガスを下部の多管式熱交換器に よって大幅に冷却し効率のよい排ガス冷却をなし得る。
【0008】
【考案の実施の形態】
図1に本考案食肉センター用焼却装置が示してあり、回転式焼却炉1、二次燃 焼室2、排ガス冷却塔3、サイクロン4、集塵機5及び排気筒6とを順次接続し て構成してある。 回転式焼却炉1には、その入口側に投入機7が設けてあり、焼却炉1中に汚泥 、病畜等を投入するようにしてある。回転式焼却炉1には、燃焼バーナー8及び 燃焼ファン9を設けてあり、回転式焼却炉1の出口側の下方に焼却灰受け10を 配置し、直上に連結路11によって後述する二次燃焼室2を直結してある。
【0009】 従来の固定火格子方式による焼却炉は、焼却途中において処理物の焼却が十分 に行われるよう掻き棒によって人手により攪拌等が行われる。回転式焼却炉は、 焼却状況により連続的に又、間歇的に回転による炉床移動を行い加熱炉床に焼却 物を接触させ又、焼却物を徐々に崩すことにより安定した焼却が行われる。その 為、燃焼排ガス量が安定して発生することになり、排ガス処理設備がコンパクト になる。
【0010】 二次燃焼室2は、上記した通り、回転式焼却炉1上に連結路11によって直結 してある。そしてこの二次燃焼室2は図2に示すように円筒形としてあり、上記 連結路11を二次燃焼室2の円筒形の接線方向に指向して連結してあり、補助バ ーナー12も二次燃焼室2の円筒形の接線方向に配置してある。同様に排ガス出 口13も円筒形の接線方向に指向させてある。この排ガス出口13中に熱電対1 4を設け、これにより二次燃焼の燃焼制御を二次燃焼出口温度にて行うようにし てある。
【0011】 上記の通り、二次燃焼室を回転式焼却炉の直上に設置することで、焼却炉の燃 焼排ガス温度800度以上を温度降下することなく、二次燃焼室に燃焼ガスを導 入する。 その為、二次燃焼室に導かれた燃焼排ガスを800度以上に保つ為の昇温熱量 が非常に少なくなり、二次燃焼室に設けられた補助バーナーを小型となし得て燃 料消費量が少なくなる。 二次燃焼室内では燃焼ガスを旋回流とすることにより、ガスの混合と温度の均 一化を計り排ガスの熱分解を効率的に行える。 二次燃焼室では、燃焼排ガスと二次燃焼燃焼ガスとの均一混合による排ガス温 度の均一化が計られる。 二次燃焼室では、脱臭・ダイオキシン類の熱分解を目的に二次燃焼室の温度を 800度以上、2秒間の燃焼ガス滞留を必要とするが、燃焼ガス速度に合わせた ガス滞留時間をもたせると二次燃焼室が非常に長い炉長となる。本考案ではこれ を解決した。 即ち、焼却炉より発生した燃焼排ガスを円筒形をした二次燃焼室の接線方向に 設けられた補助バーナーの吹き出し速度により旋回流を起こし、この旋回流に燃 焼排ガスを巻き込み燃焼ガスと補助バーナーの燃焼ガスを旋回流とし燃焼ガスの 効率的な混合と燃焼滞留時間を得る。
【0012】 二次燃焼室2の排ガス出口13と、排ガス冷却塔3の上部とは、連通路15に よって接続されており、この連通路15に緊急排気筒16を設け、上端に緊急開 放蓋17を設けてある。
【0013】 高温排ガスの急速冷却にあたり、水噴霧方式による排ガス冷却は、排ガス中の 湿分過剰となり集塵機の湿ガス対策が必要となるとともに排ガス量が増し排ガス 処理設備が大きくなり設備費が増大する。 これを解決するために、本考案食肉センター用焼却装置に設けた排ガス冷却塔 3では、上部を水噴霧式として水噴霧ノズル18,18を設け、下部を多管式熱 交換器19として二段式冷却塔としてある。
【0014】 二段式冷却塔の上部に水噴霧冷却塔を有し、二次燃焼室出口で800度以上の 燃焼ガスを水噴霧により約100〜200度の温度降下を行う。 600〜700度に冷却された排ガスは直結された多筒管式熱交換器に導入さ れ冷却水により200度以下に冷却される。 水噴霧式冷却塔には数本の噴霧ノズルが設けられており、この噴霧ノズルには 給水ポンプにより冷却水を供給する。噴霧ノズルは2系統に分けられており二次 燃焼出口温度が600度を超えると冷却ポンプが作動し第1系列の噴霧ノズルが 開き燃焼ガス冷却を開始する。また、冷却塔出口温度が200度を超えると第2 系列の噴霧ノズルが開き排ガス冷却を行う。 多管式熱交換器は90℃の温水循環式であり、温水の蒸発顕熱を利用した冷却 方式である。多管式熱交換器内の冷却水は温水の自然滞留を利用した方式であり 、温水冷却装置等は使用せずに蒸発水相当の水を補給するものである。
【0015】 上記排ガス冷却塔3によって冷却された排ガスは、順次連通路によって接続さ れたサイクロン4、集塵機5によって集塵され、排気筒6から排出される。
【0016】
【考案の効果】
本考案食肉センター用焼却装置は、焼却炉と、二次燃焼室と、排ガス冷却塔と 、サイクロンと、集塵機と、排気筒とを順次接続してあり、上記焼却炉を回転式 焼却炉としてあるから、連続的に又、間歇的に回転による炉床移動を行い加熱炉 床に焼却物を接触させ又、焼却物を徐々に崩すことにより安定した焼却が行われ 、燃焼排ガス量が安定して発生することになり、排ガス処理設備がコンパクトに なるという効果がある。
【0017】 また、本考案食肉センター用焼却装置は、上記二次燃焼室を上記回転式焼却炉 の直上に直結して設置してあるから、二次燃焼室に導かれた燃焼排ガスを800 度以上に保つ為の昇温熱量が非常に少なくなり、二次燃焼室に設けられた補助バ ーナーを小型となし得て燃料消費量が少なくなるという効果がある。
【0018】 さらに、本考案食肉センター用焼却装置は、上記二次燃焼室を円筒形とし、回 転式焼却炉から二次燃焼室へ直結する連結路を二次燃焼室の円筒形の接線方向に 指向して連結し、二次燃焼室の補助バーナーを二次燃焼室の円筒形の接線方向に 配置してあるから、燃焼炉より発生した燃焼排ガスを二次燃焼室内で旋回流とし 、燃焼ガスの効率的な混合と燃焼滞留時間とを得るものである。
【0019】 また、本考案食肉センター用焼却装置は、上記冷却塔を上部を水噴霧式とし、 下部を多管式熱交換器としてあるから、先ず冷却塔上部の水噴射式によって高温 の排ガスを一次冷却し、この一次冷却された排ガスを下部の多管式熱交換器によ って大幅に冷却し効率のよい排ガス冷却をなし得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案食肉センター用焼却装置の正面説明図。
【図2】本考案食肉センター用焼却装置を構成する二次
燃焼室の断面側面図。
【図3】同じく二次燃焼室の断面正面図。
【図4】本考案食肉センター用焼却装置を構成する排ガ
ス冷却塔の断面説明図。
【符号の説明】
1 回転式焼却炉 2 二次燃焼室 3 排ガス冷却塔 4 サイクロン 5 集塵機 6 排気筒 7 投入機 8 燃焼バーナー 9 燃焼ファン 10 焼却灰受け 11 連通路 12 補助バーナー 13 排ガス出口 14 熱電対 15 連通路 16 緊急用排気筒 17 緊急開放蓋 18 水噴霧ノズル 19 多管式熱交換器

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却炉と、二次燃焼室と、排ガス冷却塔
    と、サイクロンと、集塵機と、排気筒とを順次接続して
    あり、上記焼却炉を回転式焼却炉としてある食肉センタ
    ー用焼却装置。
  2. 【請求項2】 上記二次燃焼室を上記回転式焼却炉の直
    上に直結して設置してある上記請求項1に記載の食肉セ
    ンター用焼却装置。
  3. 【請求項3】 上記二次燃焼室を円筒形とし、回転式焼
    却炉から二次燃焼室へ直結する連結路を二次燃焼室の円
    筒形の接線方向に指向して連結し、二次燃焼室の補助バ
    ーナーを二次燃焼室の円筒形の接線方向に配置してある
    上記請求項2に記載の食肉センター用焼却装置。
  4. 【請求項4】 上記冷却塔を上部を水噴霧式とし、下部
    を多管式熱交換器としてある上記請求項2又は3に記載
    の食肉センター用焼却装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109058995A (zh) * 2018-09-28 2018-12-21 卢高 一种可移动式焚烧炉

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