JP3087151U - プルトップオープナー構造及びそれを用いたアクセサリ装置 - Google Patents
プルトップオープナー構造及びそれを用いたアクセサリ装置Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 プルトップタイプの缶のプルタブを簡単に引
き起こし動作させて缶を開口することができるプルトッ
プオープナー構造及びそれを用いたアクセサリ装置を提
供する。 【解決手段】 互いに直線状に連通した開口16a、を
対向両面に有した扁平筒状のプルタブ係合部10と、プ
ルタブ係合部10を操作する把手部12と、を備える。
プルタブ103の指掛部104側にプルタブ係合部10
の一方の開口16aを挿し入れてプルタブ103に挿し
込み、プルタブ103を強制的に引き起こし動作させて
缶の上蓋の一部又は全部を開口する。
き起こし動作させて缶を開口することができるプルトッ
プオープナー構造及びそれを用いたアクセサリ装置を提
供する。 【解決手段】 互いに直線状に連通した開口16a、を
対向両面に有した扁平筒状のプルタブ係合部10と、プ
ルタブ係合部10を操作する把手部12と、を備える。
プルタブ103の指掛部104側にプルタブ係合部10
の一方の開口16aを挿し入れてプルタブ103に挿し
込み、プルタブ103を強制的に引き起こし動作させて
缶の上蓋の一部又は全部を開口する。
Description
【0001】
本考案は、タブの引き起こし動作により、上蓋の一部又は全部を開口させるプ ルトップタイプの缶のプルトップオープナー構造及びそれを用いたアクセサリ装 置に関する。
【0002】
従来、飲食料等を封入した缶の上蓋の構造としてプルトップタイプの缶が設け られたものが知られている。例えば、ジュースやコーヒー、ビール等の飲料、魚 、肉、野菜等を缶詰した缶の上蓋にプルタブを略密着平行状に配置して、その指 掛部に指を掛けて引き起こし動作させることにより上蓋の一部あるいは全部を開 口するタイプのものが多く用いられている。しかしながら、プルタブを指で引き 起こす場合にはある程度力が必要であり、例えば、老齢者、幼児、病弱者等の指 先の力が弱い人等にとっては缶を開けるのが困難であった。また、一般の健常者 でも缶の種類によってはプルタブを引き起こしにくい場合もあった。
【0003】 そこで、プルトップタイプの缶のプルタブを引き起こし動作させるためにプル トップオープナーが種々提案されており、例えば、特開平8−104396号公 報や特開2001−139030号公報等に開示されている。
【0004】
特開平8−104396号では、プルタブの上下に接する上下岐杆板が一体的 に設けられ、プルタブを挿入する輪形枠挿嵌孔を有した平板袋状に成形されてい る。その平板袋状本体には、把手が延長状に連設されたプルトップオープナーの 構成が記載されている。その輪形枠挿嵌孔をプルタブに挿入し把手を掴んでプル タブを引き起こして缶を開口させるものである。しかしながら、これらのプルト ップオープナーをプルタブに装着する際には、プルタブは、缶の上蓋に略平行状 態で略密接状に配置されており、しかも、缶の縁は上蓋上面から若干せりあがっ ているので、プルタブの指掛部の端部を指先で少し持ち上げてから直線状に挿し 込まなければならなかった。したがって、操作が煩雑であり、特に、爪を長く伸 ばしたり、付け爪を付けている女性や手袋を着用している人等にとっては指先で 指掛部を持ち上げる作業自体が困難であり実用性がなかった。また、例えば、袋 状の部分を短く設けようとするとプルタブの指掛部の端部が挿入部の当接手段等 の挿入後端壁に当たり、プルトップオープナーの開口先端を指掛部の回動支点付 近に位置するように深く挿し込むことができなくなり、プルタブの引き起こし動 作時に必要な力をプルタブに加えにくくなるものであった。そのため、プルトッ プオープナーを所定位置まで深く挿し込むためには少なくともプルタブの指掛部 の長さ以上に設ける必要があった。また、把手は、装置を簡素にするためには、 挿入方向に沿って長く設ける必要があった。この点から、プルトップオープナー を小さく構成することが不可能であるのでかさばることとなり携帯に不便なもの であるとともにアクセサリ等と一体的に設ける時にも意匠感を損なわないように するためには種類や形状が限定されてしまう問題があった。
【0005】 また、特開2001−139030号では、プルタブを挿入する挿入部と、プ ルタブの表裏両面から係合する一対の係合手段と、プルタブの指掛部の先端を当 接させる当接手段と、を有した袋状で形成されており、その袋状のプルトップオ ープナー延長側には操作するための取っ手を兼用するキャップオープナーが一体 に設けられたプルトップオープナーの構成が記載されている。そしてプルタブに 挿入部を挿入し、当接手段にプルタブの指掛部先端を当接させた後、取っ手によ ってプルタブを引き起こし動作させて缶を開口させるものである。このプルトッ プオープナーも挿入部が袋状に形成され、さらに、キャップオープナーを一体的 に設けていることから、上記同様に、プルトップオープナーをコンパクトに製造 できなかったり、アクセサリと一体に設ける際にアクセサリの形状や大きさが限 定される等の問題があった。
【0006】 本考案は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単かつ確実に プルタブに装着できてその指掛部を引き起こすことができ、しかも構造が簡単で 安価なプルトップオープナーの構造及びそれを用いたアクセサリ装置を提供する ことである。さらに、他の目的は、コンパクトな構造でありしかも意匠感も優れ ていて携帯しやすいプルトップオープナーの構造及びそれを用いたアクセサリ装 置を提供することである。
【0007】
上記課題を解決するために本考案は、プルタブ103の中間位置を上蓋105 に固定させて該プルタブ103を上蓋105の上面に密着平行状に配置させプル タブの指掛部104の引き起こし動作により上蓋105の一部(105a)ある いは全部を開口させるプルトップタイプの缶100のプルトップオープナーであ って、互いに直線状に連通した開口(16a、16b)を対向両面に有する薄肉 厚の扁平筒状に形成され、プルタブ103の指掛部104側に一方の開口16a を挿し入れてプルタブ103に挿し込みするプルタブ係合部10と、プルタブ係 合部10をプルタブ103に挿し込んだ状態でその指掛部104を引き起こし動 作させる把手部12と、を備えたことを特徴とするプルトップオープナー構造か ら構成される。
【0008】 また、プルタブ係合部10の開口(16a、16b)の連通方向の幅長さLは 、プルタブ係合部10をプルタブ103の挿し込み端まで挿し込んだ状態で少な くともその挿し込み端から缶の縁106までの長さHよりも短い長さに設定され ていることとしてもよい。
【0009】 また、プルタブ係合部10の開口(16a、16b)の連通方向の幅長さLは 、プルタブ係合部10をプルタブ103に装着する際に挿入始端側となる一方の 開口16aを前下がり状にプルタブの指掛部104の端部にあてがって挿入終端 側を缶の縁106の上方に配置させた前下がり配置から、プルタブの指掛部10 4に沿ってプルタブ係合部10を直線状に挿入させ得るような配置に変位させる にあたり、プルタブ係合部10の挿入終端側(16b)を缶の縁106から逃げ させて回動させる逃げ幅を確保し得る程度の長さに設定されていることとしても よい。
【0010】 さらに、請求項1ないし3のいずれかに記載のプルトップオープナー構造を用 いたアクセサリ装置であって、プルタブ係合部10の上面側に把手部12を兼用 するアクセサリ部14を一体的に設けたアクセサリ装置から構成される。
【0011】 また、アクセサリ部は、プルタブ係合部10上面から上方に向けて突設状に設 けられたこととしてもよい。
【0012】
以下、添付図面を参照しつつ本考案の実施の形態について説明する。図1ない し図6は、本考案のプルトップオープナーの構造の一実施形態を示しており、図 1または図2に示すように、本考案のプルトップオープナーの構造は、互いに直 線状に連通した開口を対向両面に有した扁平筒状のプルタブ係合部と、プルタブ 係合部をプルタブに挿し込んだ状態でプルタブの指掛部を引き起こし動作させる 把手部と、を備えている。プルトップオープナーは、缶の上蓋に取付けたプルタ ブを強制的に引き起こすことにより、飲み口部分や、上蓋全体を簡単に開口させ る引き起こし開缶式の缶の開缶手段である。
【0013】 この実施形態において、プルトップタイプの缶は、上蓋105と図示しない下 蓋とで上下面を閉鎖されて内部を密封された中空円筒形状の金属製の缶体100 を含み、例えば、ジュースやビール等飲料等を缶詰めされている。そして、図2 、図3に示すように、プルタブ103を上蓋105に固定させてプルタブの指掛 部104の引き起こし動作により上蓋105の一部を開口させるようになってい る。上蓋105には、図3に示すように、略U字部分を薄肉厚に形成してその内 部側に栓部150が設けられている。栓部150に外側から一定の押圧力が加わ った時には、薄肉厚のU字部分のみを上蓋から離脱して栓部150を缶体の内部 側へ折り曲げられて飲み口を形成する。プルタブ103は、図3に示すように、 その外形が平面視ナス形状に形成されており、図3上、上側に孔が設けられて指 掛部104が形成され、その他端側寄りは、リベット108により上蓋105に 固定されて固定部110とされる。この固定部110は、プルタブ103にプル タブ係合部10を挿入した際の押し込み端部112となる。プルタブ103の押 し込み端部112付近には、指掛部104側に突状に湾曲した略U字形状のU字 孔114が形成されており、その湾曲内部側において固定部110が設定され、 プルタブ103が上蓋105にリベット止めされている。プルタブ103は、図 4にも示すように、固定部110を介して上蓋105の上面に密着平行状に配置 されており、プルタブ103の指掛部104を引き起こし動作させると固定部1 10を支点として固定部110の指掛部104と離反する側に突設された作動部 116が回動し、これによって作動部116が栓部150を缶内部に向けて強制 的に押し込み状に回動させて封を切ることで飲み口を開口する。また、缶の縁1 06は、図2に示すように、上蓋105の全周に渡ってその上面よりも上に向け て突出している。
【0014】 本実施形態のプルトップオープナーの構造は、図1、図3に示すように、プル タブ103の指掛部104側に挿し込むプルタブ係合部10と、プルタブ係合部 10をプルタブ103に挿し込んだ状態でプルタブの指掛部104側を引き起こ し動作させる把手部12と、を備えている。
【0015】 プルタブ係合部10は、例えば、アルミニウム、鉄等の金属、合金または硬質 の合成樹脂等から形成されており、図1に示すように、中空の筒状に形成されて いる。この実施形態において、プルタブ係合部10は、上壁10aと、下壁10 bと、左右側壁10cと、の4枚の薄肉厚の矩形壁から扁平な筒状に一体的に形 成された平板状のプルタブへの装着体であり、図1上、紙面方向の対向両端面に 開口を形成させている。プルタブ係合部10の前後の開口16a、16bは互い に直線状に連通しており、中空の内部空間が形成されている。プルタブ係合部1 0の壁の厚さは、少なくとも下壁10bが缶100の上蓋105とプルタブの指 掛部104との間隙に入り込む薄さに設計される。また、プルタブ係合部10は 、その開口が指掛部104の端面面積よりも少し大きめに形成されている。プル タブ係合部10は、プルタブ103の指掛部104側に挿し込まれた際には、プ ルタブを貫通状に通過させ得る。なお、プルタブ係合部10は、この実施形態に おいて、開口16a側からプルタブ103に挿し込まれるものとし、開口16a を挿入始端側、開口16bを挿入後端側とする。
【0016】 本考案の1つの特徴的なことは、互いに直線状に連通した開口を対向両面に有 する薄肉厚の扁平筒状に形成され、プルタブの指掛部側に一方の開口を挿し入れ てプルタブに挿し込みするプルタブ係合部と、プルタブ係合部に連結された把手 部と、を備えたことである。この実施形態において、図3に示すように、プルタ ブ係合部10の開口の連通方向の幅長さLは、プルタブ係合部10をプルタブの 挿し込み端まで挿し込んだ状態で少なくともその挿し込み端から缶の縁106ま での長さHよりも短い長さに設定される。さらに好適には、図4、図5に示すよ うに、プルタブ係合部10の開口の連通方向の幅長さLは、プルタブ係合部10 をプルタブ103に装着する際に挿入始端側となる一方の開口16aを前下がり 状にプルタブの指掛部104にあてがって挿入終端側(16b)を缶の縁106 の上方に配置させた前下がり配置から、プルタブの指掛部104に沿ってプルタ ブ係合部10を直線状に挿入させ得るような配置に変位させるにあたり、プルタ ブ係合部10の挿入終端側(16b)を缶の縁106から逃げさせて回動させる 逃げ幅を確保し得る程度の長さに設定されているとよい。すなわち、プルタブ係 合部10のプルタブに挿入される方向の幅長さLは、図5の二点鎖線に示すよう な右上がり傾斜状態から図5上、時計回りに回動させる際に、プルタブ係合部1 0が缶の縁106に邪魔されることなく該プルタブ係合部10が指掛部104及 び上蓋105と略平行状態、すなわちプルタブ係合部10の下壁10bが上蓋1 05と密接状になる位置まで変位させることができるように設定されている。な お、プルタブ係合部10は、例えば、鋳造等により一体的に成形される。また、 金属薄板を扁平筒状に折り曲げて成形してもよいし、扁平な中実体を直線状に貫 通して筒状に成形しても良い。
【0017】 把手部12は、例えば、合成樹脂や金属等で形成されており、図1に示すよう に、プルタブ係合部10の上壁10aの外側表面上に所定の固定手段を介して一 体的に固定されている。固定手段は、例えば、接着剤による接着や溶着、溶接あ るいはその他の任意の固定手段でよい。また、プルタブ係合部10と把手部12 とを鋳造等により一体的に形成しても良い。把手部12の形状は任意でよいが、 好適には、プルタブ係合部10の上面から上側に向かって立設状に設けるとよい 。これにより、握り易くかつ開缶時にプルタブ係合部に力を伝え易い。また、把 手部12のプルタブ係合部10の挿入始端側付近は、図5に示すように、プルタ ブ係合部10をプルタブ103に装着する際に把手部前部がプルタブに当たらな いようにプルタブ係合部上壁10aから前方向、図5において左方向へあまり突 出しないように設けるのが好ましい。さらに、好適には、図4に示すように、把 持部12の後部側は、プルタブ係合部10を缶の上蓋105と略平行状に変位さ せた際に缶の縁106に当たらないように缶の縁の上端よりも上に配置されるよ うに設けるか、あるいは把持部の前後方向の幅長さをプルタブ係合部の開口の連 通方向の幅長さLと同程度に設けるとよい。
【0018】 缶を開ける際は、図4の二点鎖線に示すようにプルタブ係合部10を前下がり 状にして、プルタブ係合部の挿入始端側の開口16aを指掛部にあてがう。そし て、プルタブ係合部を図5上、時計回りに回転させ該プルタブ係合部とプルタブ の指掛部とを略平行に配置させる。その後、プルタブの指掛部に沿ってプルタブ 係合部を把手部からの力をプルタブに確実に伝えられる所定の位置、例えば、プ ルタブの固定部付近まで直線状に挿入させる。図6の破線に示すように、把手部 に図6上、反時計回り方向に力を加えることによってプルタブの指掛部はプルタ ブ係合部とともに同方向に回動して引き起こされ栓部を缶内へ回動させて飲み口 を開口する。その後、把手部に時計回り方向に力を加えて、指掛部を倒伏させて 元の位置に戻す。これにより、簡単にプルトップオープナーのプルタブ係合部を プルタブの指掛部に装着して引き起こし動作させて缶の飲み口を開口することが できる。
【0019】 次に、図7を参照しながら本考案のアクセサリ装置の実施の形態について説明 するが、上記実施形態と同一部材には同一符号を付しその詳細な説明は省略する 。アクセサリ装置は、上記実施形態のプルトップオープナーの構造を用いており 、図7に示すように、プルタブ係合部10と、把持部12と、を備えている。こ の実施形態において、プルタブ係合部10は上記実施形態と同一構成であり、そ のプルタブ係合部10の上面側に把手部12を兼用するアクセサリ部14を一体 的に設けている。
【0020】 アクセサリ部14は、例えば、金属や合成樹脂、木や石類等から形成されてお り、この実施形態において、例えば、図7に示すような人形で構成されており、 プルタブ係合部10の上面側から上方に向けて突設状に設けられている。アクセ サリ部14は、人形に限るものではなく、様々な動物類、魚類、その他キャラク ターやマスコット等の任意のもので構成しても良い。開缶動作時にはアクセサリ 部を把手部として利用する。また、アクセサリ部14は、図1の(b)に示すよ うに、布、合成樹脂、金属等からなるひも、チェーン、ワイヤー、その他任意の 索条類18やその索条等を通し得るようなリングや多角形枠等を付属させて携帯 性を向上させてもよい。
【0021】 本考案のプルトップオープナーの構造及びそれを用いたアクセサリ装置は、上 記した実施の形態に限定されるものではなく実用新案登録請求の範囲に記載した 考案の本質を逸脱しない範囲において任意の改変を加えても良い。例えば、プル タブ係合部またはその開口は四角状のものに限らず、楕円、長円、長丸、その他 プルタブに挿入し得る筒形状のものであれば任意の形状でも良い。また、プルタ ブ係合部の大きさはプルタブの大きさにより任意に設定される。また、アクセサ リ部の底部がプルタブ係合部の上壁を形成しても良く、プルタブ係合部とアクセ サリ部とを、例えば、鋳造等により一体成型しても良い。なお、本考案が使用さ れるようなプルトップタイプの缶は、上記実施形態のものに限らず、例えば缶の 上蓋全部が開口するものでも良く、プルタブを引き起こし動作により開口させる ものであれば任意で良い。
【0022】
以上説明したように、本考案のプルトップオープナーの構造によれば、プルタ ブの中間位置を上蓋に固定させて該プルタブを上蓋の上面に密着平行状に配置さ せプルタブの指掛部の引き起こし動作により上蓋の一部あるいは全部を開口させ るプルトップタイプの缶のプルトップオープナーであって、互いに直線状に連通 した開口を対向両面に有する薄肉厚の扁平筒状に形成され、プルタブの指掛部側 に一方の開口を挿し入れてプルタブに挿し込みするプルタブ係合部と、プルタブ 係合部をプルタブに挿し込んだ状態でその指掛部を引き起こし動作させる把手部 と、を備えた構成であるから、プルトップオープナーのプルタブ係合部を小さく コンパクトに構成しても所定の位置まで深く挿し込むことができるので、把手部 からの力を該プルタブ係合部を介してプルタブに確実に伝えることができ簡単に 開缶できる。また、把手部は必ずしも、プルタブ係合部のプルタブの挿入方向に 設けなくてもよく、例えば、プルタブ係合部の上面から立設状に設けても意匠感 を損なわない。また、アクセサリやキーホルダ等と一体にする際には、意匠感を 損なうことなく任意のアクセサリ等と一体に設けることができ、アクセサリやキ ーホルダ等の形状や大きさ等が限定されない。同時にプルトップオープナー全体 を小さなものに形成できるので、かさばることなく常時携帯することができる。 さらに、構造が簡単で安価に製造できる。
【0023】 また、プルタブ係合部の開口の連通方向の幅長さは、プルタブ係合部をプルタ ブの挿し込み端まで挿し込んだ状態で少なくともその挿し込み端から缶の縁まで の長さよりも短い長さに設定されている構成とすることにより、プルタブにプル トップオープナーのプルタブ係合部を装着する際に指掛部を指で持ち上げる必要 がなく、例えば、爪を長く伸ばしたり、付け爪を付けている女性や手袋を着用し ている人達でも簡単にプルタブ係合部をプルタブに挿し込むことができ所定の位 置まで移動させることができてプルタブを引き起こし動作させて缶を開口するこ とができる。
【0024】 また、プルタブ係合部の開口の連通方向の幅長さは、プルタブ係合部をプルタ ブに装着する際に挿入始端側となる一方の開口を前下がり状にプルタブの指掛部 の端部にあてがって挿入終端側を缶の縁の上方に配置させた前下がり配置から、 プルタブの指掛部に沿ってプルタブ係合部を直線状に挿入させ得るような配置に 変位させるにあたり、プルタブ係合部の挿入終端側を缶の縁から逃げさせて回動 させる逃げ幅を確保し得る程度の長さに設定されている構成とすることにより、 プルタブにプルタブ係合部を装着する際に指掛部を指で持ち上げる必要がなく、 プルタブに沿ってプルタブ係合部を直線状に挿入することができるので、例えば 、爪を長く伸ばしたり付け爪を付けている女性や手袋を着用している人達でも簡 単にプルタブ係合部をプルタブに挿し込んで所定の位置まで移動させるができて プルタブを引き起こし動作させて缶を開口することができる。
【0025】 さらに、本考案のアクセサリ装置によれば、上記のプルトップオープナー構造 を用いたアクセサリ装置であって、プルタブ係合部の上面側に把手部を兼用する アクセサリ部を一体的に設けたアクセサリ装置から構成されることにより、通常 はキーホルダや身飾り品、かばん飾り等を含むアクセサリ等の意匠感のよい装飾 品として常時携帯することができ、プルトップタイプの缶を開ける必要がある時 にはいつでもプルトップオープナーとして使用することができる。さらに、構造 が簡単であり安価に製造できる。
【0026】 また、アクセサリ部は、プルタブ係合部上面から上方に向けて突設状に設けら れた構成とすることにより、プルタブ係合部をプルタブに挿入する際には操作し 易いとともにプルタブの指掛部を引き起こし動作する時には把手部からの力をプ ルタブ係合部を介してプルタブへ確実に力を伝えることができるので大きな力を 必要とせず簡単に缶を開口することができる。
【図1】本考案のプルトップオープナー構造の実施形態
の斜視説明図である。
の斜視説明図である。
【図2】図1を缶に装着した斜視説明図である。
【図3】プルタブ係合部をプルタブの挿し込み端に挿し
込んだ状態の把手部を省略した平面説明図である。
込んだ状態の把手部を省略した平面説明図である。
【図4】図2のA−A断面で、プルタブ係合部をプルタ
ブに挿入する際の動作説明図である。
ブに挿入する際の動作説明図である。
【図5】図4のB部分拡大説明図である。
【図6】図2のA−A断面図及び本考案の作用説明図で
ある。
ある。
【図7】本考案のアクセサリ装置の実施形態の斜視説明
図である。
図である。
10 プルタブ係合部 12 把手部 14 アクセサリ部 16a、16b 開口
Claims (5)
- 【請求項1】 プルタブの中間位置を上蓋に固定させて
該プルタブを上蓋の上面に密着平行状に配置させプルタ
ブの指掛部の引き起こし動作により上蓋の一部あるいは
全部を開口させるプルトップタイプの缶のプルトップオ
ープナーであって、 互いに直線状に連通した開口を対向両面に有する薄肉厚
の扁平筒状に形成され、プルタブの指掛部側に一方の開
口を挿し入れてプルタブに挿し込みするプルタブ係合部
と、 プルタブ係合部をプルタブに挿し込んだ状態でその指掛
部を引き起こし動作させる把手部と、を備えたことを特
徴とするプルトップオープナー構造。 - 【請求項2】 プルタブ係合部の開口の連通方向の幅長
さは、プルタブ係合部をプルタブの挿し込み端まで挿し
込んだ状態で少なくともその挿し込み端から缶の縁まで
の長さよりも短い長さに設定されている請求項1記載の
プルトップオープナー構造。 - 【請求項3】 プルタブ係合部の開口の連通方向の幅長
さは、プルタブ係合部をプルタブに装着する際に挿入始
端側となる一方の開口を前下がり状にプルタブの指掛部
の端部にあてがって挿入終端側を缶の縁の上方に配置さ
せた前下がり配置から、プルタブの指掛部に沿ってプル
タブ係合部を直線状に挿入させ得るような配置に変位さ
せるにあたり、プルタブ係合部の挿入終端側を缶の縁か
ら逃げさせて回動させる逃げ幅を確保し得る程度の長さ
に設定されている請求項1または2記載のプルトップオ
ープナー構造。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のプ
ルトップオープナー構造を用いたアクセサリ装置であっ
て、 プルタブ係合部の上面側に把手部を兼用するアクセサリ
部を一体的に設けたアクセサリ装置。 - 【請求項5】 アクセサリ部は、プルタブ係合部上面か
ら上方に向けて突設状に設けられた請求項4記載のアク
セサリ装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016011119A (ja) * | 2014-06-27 | 2016-01-21 | サッポロビール株式会社 | 缶オープナおよびそれを用いる開缶方法 |
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- 2002-01-08 JP JP2002000027U patent/JP3087151U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2016011119A (ja) * | 2014-06-27 | 2016-01-21 | サッポロビール株式会社 | 缶オープナおよびそれを用いる開缶方法 |
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