JP3086628B2 - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

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JP3086628B2
JP3086628B2 JP07168714A JP16871495A JP3086628B2 JP 3086628 B2 JP3086628 B2 JP 3086628B2 JP 07168714 A JP07168714 A JP 07168714A JP 16871495 A JP16871495 A JP 16871495A JP 3086628 B2 JP3086628 B2 JP 3086628B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ピックアップから出
射される複数の光ビームを用いてディスクの異なる信号
トラック上のデジタル記録信号を同時に読み取り、再生
データの転送レートの高速化が図られた光ディスク再生
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップから複数の光ビームを出
射させ、複数の光ビームによりそれぞれ異なる信号トラ
ック上のデジタル記録信号を同時に読み取るようにして
光ディスクの高速再生化を図ったマルチ光ビームの光デ
ィスク再生装置が、例えば特開平4−26933号公報
に示される如く公知である。
【0003】このマルチ光ビームの光ディスク再生装置
においては、異なる信号トラック上の記録信号が同時に
読み出されることから各光ビーム毎に読み出される記録
信号の時系列的が離散される。その為、この光ディスク
再生装置においては、各光ビーム毎に読み出された各記
録信号の時系列を整える必要があり、この各記録信号の
時系列を整える方法としては各記録信号をそれぞれ遅延
回路により遅延可能とし、該遅延回路により各記録信号
を適切に遅延する方法が一般的に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この方法は、角速度一
定で記録されているディスクであれば、ディスクの径方
向における読み取り位置に関係なく各光ビームが読み取
る記録信号の時間差が一定であるので、各光ビーム毎に
読み出された各記録信号を遅延させる遅延時間の設定が
容易であるが、CDフォーマットの光ディスクの如く、
線速度一定で記録されているディスクの場合、ディスク
の径方向における読み取り位置によって各光ビームが読
み取る記録信号の時間差が変化するので、各光ビーム毎
に読み出された各記録信号を遅延させる遅延時間の設定
が困難であり、回路構成が複雑となった。
【0005】一方、CDフォーマットの光ディスクの如
く、ディスクの記録信号がデジタル信号であり、アドレ
スデータが含まれるデジタル記録信号が記録されたディ
スクに対応した光ディスク再生装置であれば、各光ビー
ム毎に読み取られた各デジタル記録信号を並列に復号す
べく各記録信号を並列に信号処理し、復号により得られ
たメインデータをアドレスデータに基づいて並び換える
ことにより時系列を整えることが出来るが、この方法で
あると、光ビームと同数の複数の信号処理回路を必要と
し、現実的でない。
【0006】ところで、マルチ光ビームの光ディスク再
生装置において、再生するディスクが螺旋状に信号トラ
ックが形成されたディスクである場合、再生する信号ト
ラックを進めるために各光ビームのトラックジャンプを
行うと、ディスクの回転に起因して読み取りが行えない
領域が発生する。例えば、図3に示す如く、2つの光ビ
ームにより隣接する信号トラックを同時に読み取るよう
にした場合について説明する。尚、図3において各光ビ
ームの各光スポットを区別すべくそれぞれ黒丸と白丸で
示している。
【0007】今、後行光ビームKBが先行光ビームSB
が読み取った位置を越える位置までトレースされ、1ト
ラックジャンプが行われると、先行光ビームSB及び後
行光ビームKBはそれぞれ図示の如くトレースする信号
トラックが1トラック移行されると共に、ディスクの回
転に起因して各光ビームによるトレース位置がトラック
ジャンプ動作にかかる時間分進行される。その為、この
トレース位置の進行領域(図中破線で示す)が先行光ビ
ームSB及び後行光ビームKBの両方で読み取りが行わ
れないことになる。
【0008】したがって、再生するディスクが螺旋状に
信号トラックが形成されたディスクにおいて、マルチ光
ビームの光ディスク再生装置を達成する場合、ディスク
の回転に起因して読み取りが行えない領域を読み取るた
めに何らかの対策が望まれる。
【0009】ところで、従来、例えば、特開平5−18
9885号公報に示される如く、ディスクから読み出さ
れたデジタル記録信号から情報データを復号するのに前
記デジタル記録信号が有するビットに同期したビットク
ロックを用いて前記デジタル記録信号の復号処理を行う
構成のディスク再生装置が存在する。
【0010】このディスク再生装置においては、ディス
クの駆動速度が変動し、情報データの転送速度が変動し
てもビットクロックが必然的に同期される構成であるの
で、ディスク駆動を厳密に速度制御しなくても情報デー
タを復号することが出来る。その為、CDフォーマット
のディスクの如く線速度一定方式のディスクにおけるア
クセスによりディスクの飛び越し再生が行われた場合、
ディスクのデジタル記録信号を読み取るピックアップの
トラックジャンプに伴ってディスクの駆動速度がディス
ク読み取り位置における径に対応した駆動速度から外れ
ても、ピックアップのトラックジャンプが終了される
と、ディスクの駆動速度がディスクサーボ回路により所
定の線速度一定に制御される以前に情報データの復号を
開始することが出来、アクセス時間の短縮が図られる。
【0011】しかしながら、ディスクのデジタル記録信
号を再生するデジタル信号処理回路には、処理速度に限
界がある。そして、線速度一定方式のディスクにおいて
は、最内周と最外周とでディスクの回転数が大幅に異な
り、CDフォーマットのディスクの場合、定格速度で
2.4倍の差がある。その為、前述したビットクロック
を用いてデジタル記録信号の復号処理を行うディスク再
生装置において、光ピックアップによるディスク読み取
り位置のトラックジャンプ終了直後のディスクの駆動速
度が合っていない状態でも速やかに情報データの復号を
開始するには、デジタル信号処理回路にディスクの最内
周と最外周との回転速度差の倍率以上高速の信号処理速
度能力が必要である。
【0012】一方、ディスク再生装置においては、ディ
スクの駆動速度を定格速度の2倍,あるいは4倍と高速
とし、定格速度より高速でディスクのデジタル記録信号
を読み取り、データ転送レートの高速化を図ったものが
開発されている。
【0013】このようなディスク再生装置においては、
CDフォーマットのディスクの場合、2倍速で4.8
倍,4倍速で9.6倍の回転速度差があり、このように
高速化を図ると、現状のデジタル信号処理回路の処理速
度の能力範囲を超えてしまい、ディスクの駆動速度の制
御が不能となってしまう。その為、ビットクロックを用
いてデジタル記録信号の復号処理を行うディスク再生装
置であってもデジタル信号処理回路の処理可能速度範囲
内に収める必要があり、デジタル信号処理回路の処理速
度に余裕を持たせて通常再生時のディスクの駆動速度を
設定しなければならず、ディスクの駆動速度の高速化を
デジタル信号処理回路の処理可能速度範囲内で最大限に
設定出来ないという問題があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、先行光ビーム
により読み取られたデジタル記録信号を一時記憶する第
1バッファメモリと、後行光ビームにより読み取られた
デジタル記録信号を一時記憶する第2バッファメモリ
と、前記第1バッファメモリに記憶されたデジタル記録
信号の先頭アドレスデータを記憶するアドレスメモリ
と、該アドレスメモリに記憶されたアドレスデータと前
記後行光ビームにより読み取られたデジタル記録信号の
アドレスデータとの一致を検出する一致検出手段と、該
一致検出手段の一致検出出力により前記先行及び後行光
ビームでそれぞれ読み取る信号トラックを先行光ビーム
と後行光ビームとがそれぞれトレースする信号トラック
の相違トラック数分先行させる方向にトラックジャンプ
させてアクセス動作を制御するアクセス制御手段とを備
え、前記先行及び後行光ビームによりトレースされる信
号トラックと異なる信号トラックを同時にトレースする
第3の光ビームにより信号トラックの読み取りを行わ
せ、前記アクセス制御手段によりアクセス動作が行われ
た際にディスク回転に伴って前記先行及び後行光ビーム
が共にトレースし残す信号部分を前記第3の光ビームに
より読み取るようにしている。
【0015】
【0016】
【作用】本発明は、先行光ビームと後行光ビームとは別
の第3の光ビームにより先行光ビームと後行光ビームと
がそれぞれトレースする信号トラックとが同時にトレー
スする信号トラックが異なるように信号トラックの読み
取りを行わせ、再生するディスクが螺旋状に信号トラッ
クが形成されたディスクの場合において、トラックジャ
ンプが行われた際にディスク回転に伴って前記先行及び
後行光ビームが共にトレースし残す信号部分を前記第3
の光ビームにより読み取るようにし、螺旋状に信号トラ
ックが形成されたディスクにおいて、マルチ光ビームの
光ディスク再生装置を達成するものである。
【0017】
【0018】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すCD−ROM
ディスク対応の光ディスク再生装置の回路ブロック図で
あり、本実施例においては、同一直線上に並んだ3つの
光ビームが図2の白抜き部分に示す如く、それぞれ隣接
する信号トラックをトレースするように光ピックアップ
から出射されるように成されている。尚、図2において
示す丸,三角,四角は、各光ビームの各光スポットを区
別すべく便宜上別形状にて示している。
【0019】1はディスクにより反射された各光ビーム
を受光するフォト検出器であり、該フォト検出器1は先
行して信号トラックをトレースする先行光ビームを受光
する第1受光領域2と、後行して信号トラックをトレー
スする後行光ビームを受光する第2受光領域3と、前記
先行光ビームより先行して信号トラックをトレースする
第3の光ビームを受光する第3受光領域4とを有してい
る。
【0020】5は各光ビームをディスクの信号面に合焦
させるフォーカシング制御及び各光ビームをディスクの
信号トラックに追従させるトラッキング制御を行うと共
に、光ピックアップ自体をディスクの径方向に送るスレ
ッド送り制御を行うピックアップサーボ回路である。
【0021】6は第1受光領域2の受光出力を電流信号
から電圧信号に変換(I/V変換)し、波形整形してデ
ジタル記録信号を得る第1I/V変換アンプ、7は該第
1I/V変換アンプ6から得られるデジタル記録信号を
一時記憶する第1バッファメモリである。
【0022】8は第2受光領域3の受光出力を電流信号
から電圧信号に変換し、波形整形してデジタル記録信号
を得る第2I/V変換アンプ、9は該第2I/V変換ア
ンプ8から得られるデジタル記録信号を一時記憶する第
2バッファメモリである。
【0023】10は第3受光領域4の受光出力を電流信
号から電圧信号に変換し、波形整形してデジタル記録信
号を得る第3I/V変換アンプ、11は該第3I/V変
換アンプ10から得られるデジタル記録信号を一時記憶
する第3バッファメモリである。
【0024】12は第1バッファメモリ7,第2バッフ
ァメモリ9及び第3バッファメモリ11に記憶されたデ
ジタル記録信号を選択する選択スイッチ、13は該選択
スイッチ12の選択により転送されたデジタル記録信号
をオーディオ専用のCD−DAディスクの信号フォーマ
ットと共通な範囲までデジタル信号処理して復調するデ
ジタル信号処理回路、14は該デジタル信号処理回路1
3によるデジタル信号処理に用いられる第1RAMであ
る。
【0025】該第1RAM14は、第1バッファメモリ
7から転送されるデジタル記録信号を信号処理する際に
使用される第1領域15aと、第2バッファメモリ9か
ら転送されるデジタル記録信号を信号処理する際に使用
される第2領域15bとに分離されており、前記デジタ
ル信号処理回路13は転送されたデジタル記録信号を第
1バッファメモリ7から転送されるデジタル記録信号と
第2バッファメモリ9から転送されるデジタル記録信号
とで時分割して信号処理動作する。
【0026】16はPLL回路により構成され、選択ス
イッチ12を介したデジタル記録信号から該デジタル記
録信号が有するビットに同期したビットクロックを再生
するクロック再生回路である。
【0027】そして、デジタル信号処理回路13は前記
クロック再生回路16により再生されたビットクロック
により信号処理が行われ、かつ、第1RAM14の各領
域はビットクロックに同期して発生される書き込みアド
レス及び読み出しアドレスによりデータの書き込み及び
読み出しが制御される。その為、ディスクの駆動速度が
変動しても前記第1RAM14の各領域がオーバーフロ
ーすることはなく、デジタル記録信号を正常にデジタル
信号処理することが出来る駆動速度の許容度が拡大され
ている。
【0028】17はデジタル信号処理回路13による復
号により得られたCD−ROMデータを更にCD−RO
Mデータに対応したデジタル信号処理を行うことにより
同期検出を行うと共に、CD−ROMデータ独自の誤り
検出及び誤り訂正を行うCD−ROM信号処理回路、1
8は接続端子19に接続されるホストコンピュータ(図
示せず)との整合を行うインターフェース、20は前記
CD−ROM信号処理回路17によるデジタル信号処理
に用いられると共に、接続端子19から導出するCD−
ROMデータを備蓄するのに用いられる第2RAM、2
1は第2RAM20に対するデータの書き込み及び読み
出しを管理するRAM管理回路である。
【0029】前記第2RAM20及び前記RAM管理回
路21は、デジタル信号処理回路13による復号により
得られたCD−ROMデータをデジタル記録信号中に含
まれるアドレスデータ順に管理可能なデータ管理手段と
なる。
【0030】22は該RAM管理回路21による第2R
AM20のデータ管理状況に応じて選択スイッチ12の
切り換え制御を行う切り換え制御回路である。23はデ
ジタル信号処理回路13に備えられ、該デジタル信号処
理回路13による信号処理により分離されたサブコード
信号中に含まれるアドレスデータを復調するアドレス復
調手段、24は第1バッファメモリ7から転送されたデ
ジタル記録信号の先頭アドレスデータを記憶するアドレ
スメモリ、25は該アドレスメモリ24に記憶されたア
ドレスデータと第2バッファメモリ9から転送されたデ
ジタル記録信号のアドレスデータとの一致を検出する一
致検出回路、26は該一致検出回路25の一致検出出力
により各光ビームによる読み取り信号トラックを1トラ
ック分先行させる方向にトラックジャンプさせてアクセ
ス動作を制御するアクセス制御回路である。
【0031】27は第1バッファメモリ7,第2バッフ
ァメモリ9及び第3バッファメモリ11にデジタル記録
信号を記憶するタイミングをRAM管理回路21による
第2RAM20のデータ管理状況に応じて制御するバッ
ファリング制御回路である。
【0032】次に図1の動作に付いて説明する。フォト
検出器1の各受光領域には、それぞれ各光ビームの反射
光ビームが受光され、第1受光領域2からは先行ビーム
(図2の円で示す光スポットに対応)により読み取られ
た信号トラックに記録されたデジタル記録信号に対応す
る受光出力が発生され、第2受光領域3からは後行ビー
ム(図2の三角で示す光スポットに対応)により読み取
られた信号トラックに記録されたデジタル記録信号に対
応する受光出力が発生され、第3受光領域4からは第3
の光ビーム(図2の四角で示す光スポットに対応)によ
り読み取られた信号トラックに記録されたデジタル記録
信号に対応する受光出力が発生される。
【0033】第1受光領域2からの受光出力は、第1I
/V変換アンプ6により電圧信号に変換され、波形整形
されてデジタル記録信号としてバッファリング制御回路
27による記憶開始の制御の基で第1バッファメモリ7
に順次記録されて行く。
【0034】第2受光領域3からの受光出力は、第2I
/V変換アンプ8により電圧信号に変換され、波形整形
されてデジタル記録信号としてバッファリング制御回路
27による記憶開始の制御の基で第2バッファメモリ9
に順次記録されて行く。
【0035】第3受光領域4からの受光出力もまた、第
3I/V変換アンプ10により電圧信号に変換され、波
形整形されてデジタル記録信号としてバッファリング制
御回路27による記憶開始の制御の基で第3バッファメ
モリ11に順次記録されて行く。
【0036】第1バッファメモリ7、第2バッファメモ
リ9及び第3バッファメモリ11に記憶されたデジタル
記録信号は、選択スイッチ12により選択されたデジタ
ル記録信号がデジタル信号処理回路13に転送され、そ
の転送されたデジタル記録信号は該デジタル信号処理回
路13により信号処理され、CD−DAディスクの信号
フォーマットと共通な範囲まで復調が行われる。
【0037】この場合、第1バッファメモリ7から転送
されるデジタル記録信号の信号処理が行われるときには
第1RAM14の第1領域15aが使用され、第2バッ
ファメモリ9から転送されるデジタル記録信号の信号処
理が行われるときには第1RAM14の第2領域15b
が使用され、デジタル信号処理回路13によるデジタル
記録信号の信号処理時に第1バッファメモリ7から転送
されるデジタル記録信号と第2バッファメモリ9から転
送されるデジタル記録信号とが混ざり合わないようにし
ている。
【0038】また、第3バッファメモリ11からデジタ
ル記録信号が転送される期間は、第1あるいは第2バッ
ファメモリ7あるいは9からデジタル記録信号が転送さ
れる期間に比べ著しく短く(詳細は後述する)、第3バ
ッファメモリ11から転送されるデジタル記録信号の信
号処理が行われるときには本実施例の場合は第3の光ビ
ームと他の各光ビームとの位置関係から第1RAM14
の第1領域15aが使用される。
【0039】前記デジタル信号処理回路13による復号
により得られたCD−ROMデータは、CD−ROM信
号処理回路17により更にCD−ROMデータに対応し
たデジタル信号処理が施され、同期検出が行われると共
に、CD−ROMデータ独自の誤り検出及び誤り訂正が
行われる。
【0040】前記CD−ROM信号処理回路17により
デジタル信号処理が施されたCD−ROMデータは、接
続端子19に接続されるホストコンピュータからのコマ
ンドに応じてインタフェース18を介して該接続端子1
9から導出される。
【0041】ここで、第2RAM20には、デジタル信
号処理回路13によりデジタル記録信号を復号して得ら
れるCD−ROMデータがデジタル記録信号中に含まれ
るアドレスデータ順に読み出しが可能にRAM管理回路
21による管理下で記憶される。その為、ホストコンピ
ュータからのコマンドに応じて前記第2RAM20から
所望のCD−ROMデータが順番通りに読み出される。
【0042】次にデジタル信号処理回路13により信号
処理するデジタル記録信号の転送順序に付いて説明す
る。第1バッファメモリ7,第2バッファメモリ9及び
第3バッファメモリ11は、バッファリング制御回路2
7によりデジタル記録信号の記憶開始が制御されてお
り、前記各バッファメモリに記憶されたデジタル記録信
号は選択スイッチ12による切り換えにより所望のバッ
ファメモリに記憶されたデジタル記録信号が所定単位ご
とにデジタル信号処理回路13に転送される。
【0043】この場合、アクセス制御回路26によりト
ラックジャンプが行われるまで第1バッファメモリ7及
び第2バッファメモリ9に記憶された各デジタル記録信
号が所定単位ごとにデジタル信号処理回路13に交互に
転送される。
【0044】転送されたデジタル記録信号は、選択スイ
ッチ12の切り換え位置に応じて第1RAM14の第1
領域15aと第2領域15bとが選択的に使用されるよ
うにデジタル信号処理回路13が作動し、第1バッファ
メモリ7に記憶されたデジタル記録信号と第2バッファ
メモリ9に記憶されたデジタル記録信号とがデジタル信
号処理回路13により独立して信号処理される。そし
て、前記デジタル信号処理回路13及びCD−ROM信
号処理回路17により復号されたCD−ROMデータ
は、RAM管理回路21によりCD−ROMデータを復
号したデジタル記録信号中に含まれるアドレスデータ順
に管理されて第2RAM20に記憶されるので、デジタ
ル信号処理回路13から異なる信号トラックのデジタル
記録信号を復号したCD−ROMデータが交互に出力さ
れても第2RAM20に記憶されるCD−ROMデータ
はアドレスデータ順に正しく管理される。
【0045】したがって、ホストコンピュータからのコ
マンドに応じて接続端子19から時系列の整ったCD−
ROMデータを何ら問題なく導出することが可能であ
る。ところで、デジタル信号処理回路13により信号処
理中のデジタル記録信号は、アドレス復調手段23によ
りそのデジタル記録信号のサブコード信号中に含まれる
アドレスデータが復調される。そして、アドレスメモリ
24には先行する信号トラックのデジタル記録信号が記
憶される第1バッファメモリ7から転送されたデジタル
記録信号の先頭アドレスデータが記憶され、一致検出回
路25はその先頭アドレスデータと先行する信号トラッ
クのデジタル記録信号が記憶される第2バッファメモリ
9から転送されたデジタル記録信号のアドレスデータと
の一致を検出している。前記一致検出回路25から一致
検出出力が発生されると、アクセス制御回路26により
各光ビームによる読み取り信号トラックを1トラック分
先行させる方向にトラックジャンプが行われる。
【0046】したがって、先行光ビーム及び後行光ビー
ムの同時読み取りにより順次読み取られる信号トラック
が進行されながらディスクの再生が行われる。尚、第2
RAM20は、ディスクの最外周の信号トラックにおけ
る1トラック分以上の記憶容量を有しており、先行光ビ
ーム及び後行光ビームでそれぞれ読み取られた各デジタ
ル記録信号を復号したCD−ROMデータがオーバーフ
ロー無く第2RAM20内でアドレスデータ順に管理さ
れるように成されている。
【0047】ところで、トラックジャンプが行われる
と、後行光ビームはトラックジャンプ前の先行光ビーム
によりトラックジャンプ前に読み取られていた信号トラ
ックと同一トラックであるが、トラックジャンプ期間の
ディスクの回転の為に未だ先行光ビームにより読み取り
が行われていない位置に変位される。その為、先行光ビ
ーム及び後行光ビームで共に読み取られない領域が生じ
る。
【0048】ここで、同時にトレースする信号トラック
が先行光ビームと後行光ビームとは異なるように第3の
光ビームにより先行光ビームがトレースする信号トラッ
クと隣接する先行信号トラックの読み取りを行わせてお
り、前記第3の光ビームはトラックジャンプが行われる
以前に既に前述の先行光ビーム及び後行光ビームで共に
読み取られない領域をトレースしており、その領域のデ
ジタル記録信号は第3バッファメモリ11に記憶されて
いる。そして、トラックジャンプが行われると、選択ス
イッチ12による切り換えにより第3バッファメモリ1
1及び第2バッファメモリ9に記憶された各デジタル記
録信号が所定単位ごとにデジタル信号処理回路13に交
互に転送されるようになる。
【0049】この場合、第3バッファメモリ11から転
送されるデジタル記録信号が第1RAM14の第1領域
15aを使用してデジタル信号処理回路13による信号
処理が行われるようになり、第2バッファメモリ9から
転送されるデジタル記録信号が第1RAM14の第2領
域15bを使用してデジタル信号処理回路13による信
号処理が行われるようになり、第3及び第2バッファメ
モリ11及び9から転送される各デジタル記録信号が独
立して信号処理される。そして、第2バッファメモリ9
からデジタル信号処理回路13に転送され、最初に信号
処理されるデジタル記録信号に含まれたアドレスデータ
は、アドレスメモリ24に記憶され、一致検出回路25
により第3バッファメモリ11から転送されるデジタル
記録信号に含まれるアドレスデータとの一致が検出され
る。
【0050】前記一致検出回路25から一致検出出力が
発生されると、この場合はトラックジャンプが行われ
ず、次のトラックジャンプが行われるまで再び第1バッ
ファメモリ7及び第2バッファメモリ9に記憶された各
デジタル記録信号が選択スイッチ12の切り換えにより
所定単位ごとにデジタル信号処理回路13に交互に転送
されるようになる。
【0051】すなわち、先行光ビーム及び後行光ビーム
で共に読み取られない領域は、第3の光ビームにより読
み取ることが出来、その領域のデジタル記録信号は第3
バッファメモリ11を介してデジタル信号処理回路13
及びCD−ROM信号処理回路17によりCD−ROM
データに復号され、そのCD−ROMデータはRAM管
理回路21により第3バッファメモリ11以外の他のバ
ッファメモリを介して得たCD−ROMデータと共にア
ドレスデータ順に管理されて第2RAM20に記憶され
る。
【0052】したがって、読み飛ばし無くディスクのデ
ジタル記録信号を再生することが出来、ホストコンピュ
ータからのコマンドに応じて接続端子19から時系列の
整ったCD−ROMデータを何ら問題なく導出すること
が可能である。
【0053】ところで、前述したCD−ROMデータの
再生処理過程において、デジタル信号処理回路13及び
CD−ROM信号処理回路17は、クロック再生回路1
6により発生されるビットクロックにより作動されるの
で、ディスクの駆動速度偏差に影響されずにCD−RO
Mデータの再生処理動作が行われる。
【0054】したがって、CD方式のディスクの如く、
線速度一定でデジタル記録信号が記録されており、ディ
スク上の信号トラックが形成されている径に応じて適正
な回転数が異なる場合であっても、ディスク上に形成さ
れている位置の径が異なる信号トラックを同一の回転数
で同時に先行,後行及び第3の複数の光ビームにより読
み取られた各デジタル記録信号を再生することが可能で
ある。
【0055】ところで、CD−ROMデータの再生処理
過程における信号処理可能速度は、通常デジタル信号処
理回路13の信号処理可能速度により上限速度が支配さ
れるが、該デジタル信号処理回路13の信号処理可能速
度はディスクを定格の線速度一定で読み出した場合のデ
ジタル記録信号の転送レートに比べ数倍余裕がある。そ
の為、デジタル信号処理回路13の信号処理可能速度範
囲内であれば、デジタル記録信号の転送レートを高速化
することが可能である。
【0056】今、仮にデジタル信号処理回路13の信号
処理可能速度がディスクを定格の線速度一定で読み出し
た場合のデジタル記録信号の転送レートに比べ8倍の余
裕があるとすると、実施例の如く、2つの光ビームによ
り同時に読み取ったデジタル記録信号をデジタル信号処
理回路13に交互に転送する場合、デジタル記録信号が
切れ目無くデジタル信号処理回路13に転送されるよう
にし、他の要件においてもデジタル記録信号の伝達ロス
がなく理想的であれば、ディスクを定格の4倍速により
回転駆動することにより定格の8倍の転送レートでデジ
タル記録信号がデジタル信号処理回路13に転送され、
該デジタル信号処理回路13の信号処理能力を最大限に
発揮出来、ディスクのデジタル記録信号を定格の8倍の
高速で再生することが出来る。
【0057】したがって、デジタル信号処理回路13の
信号処理可能速度範囲内で最大限の転送レートによりデ
ジタル記録信号を転送するようにしながら、同時にデジ
タル記録信号を読み取る光ビームが2つある分、1つの
光ビームによりデジタル記録信号を読み取るのに比べデ
ィスクの駆動速度を略2分の1にすることが出来、アク
セス動作に伴って行われるディスクの加減速によるディ
スク回転サーボの負担が軽減され、アクセス動作の高速
化が図れる。
【0058】尚、実施例においては、先行光ビームと後
行光ビームとにより隣接する信号トラックのデジタル記
録信号を読み出すようにしているが、隣接しない信号ト
ラックのデジタル記録信号を読み出すようにしても良
く、その場合はトラックジャンプ時に同時に読み出す信
号トラックの離れた分だけトラックジャンプを行うよう
にすると共に、第2RAM20の記憶容量を信号トラッ
クの離れた分だけ余分にCD−ROMデータが記憶でき
るようにすれば良い。
【0059】また、第3の光ビームに関しても先行光ビ
ームと後行光ビームとの位置関係が実施例に限定される
ものではなく、第3の光ビームはトラックジャンプが行
われた際にディスク回転に伴って前記先行及び後行光ビ
ームが共にトレースし残す信号部分を読み取るように設
定されていれば良い。
【0060】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に依れば、螺旋
状に信号トラックが形成されたディスクにおいて、先行
及び後行光ビームによりディスクの異なる信号トラック
上のデジタル信号が同時に読み取られると共に、先行及
び後行光ビームによりそれぞれ次の信号トラックをトレ
ースさせるべくトラックジャンプを行わせた際にディス
ク回転に伴って先行及び後行光ビームが共にトレースし
残す信号部分が第3の光ビームにより読み取られるの
で、単一の光ピックアップから出射される複数の光ビー
ムで読み取り残し無くディスクのデジタル信号の読み取
りが行え、ディスクの駆動速度の高速化を抑制しながら
デジタル記録信号の転送レートの高速化を図った光ディ
スク再生装置を提供することが出来る。
【0061】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すCD−ROMディスク
対応の光ディスク再生装置の回路ブロック図である。
【図2】本発明における各光ビームのディスク上の配列
を示す説明図である。
【図3】従来の問題点を説明する為の各光ビームのディ
スク上の配列を示す説明図である。
【符号の説明】
7 第1バッファメモリ 9 第2バッファメモリ 11 第3バッファメモリ 12 選択スイッチ 13 デジタル信号処理回路 14 第1RAM 17 CD−ROM信号処理回路 20 第2RAM 21 RAM管理回路 22 切り換え制御回路 24 アドレスメモリ 25 一致検出回路 26 アクセス制御回路 27 バッファリング制御回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋状に形成された信号トラックにアド
    レスデータを含むデジタル記録信号が記録されたディス
    クを、先行して信号トラックをトレースする光ピックア
    ップからの先行光ビームと後行して信号トラックをトレ
    ースする光ピックアップからの後行光ビームとにより読
    み取り、同時に異なる信号トラック上のデジタル記録信
    号の読み取りを行う光ディスク再生装置であって、前記
    先行光ビームにより読み取られたデジタル記録信号を一
    時記憶する第1バッファメモリと、前記後行光ビームに
    より読み取られたデジタル記録信号を一時記憶する第2
    バッファメモリと、前記第1バッファメモリに記憶され
    たデジタル記録信号の先頭アドレスデータを記憶するア
    ドレスメモリと、該アドレスメモリに記憶されたアドレ
    スデータと前記後行光ビームにより読み取られたデジタ
    ル記録信号のアドレスデータとの一致を検出する一致検
    出手段と、該一致検出手段の一致検出出力により前記先
    行及び後行光ビームでそれぞれ読み取る信号トラックを
    先行光ビームと後行光ビームとがそれぞれトレースする
    信号トラックの相違トラック数分先行させる方向にトラ
    ックジャンプさせてアクセス動作を制御するアクセス制
    御手段とを備え、前記先行及び後行光ビームによりトレ
    ースされる信号トラックと異なる信号トラックを同時に
    トレースする第3の光ビームにより信号トラックの読み
    取りを行わせ、前記アクセス制御手段によりアクセス動
    作が行われた際にディスク回転に伴って前記先行及び後
    行光ビームが共にトレースし残す信号部分を前記第3の
    光ビームにより読み取るようにしたことを特徴とする光
    ディスク再生装置。
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