JP3086564U - 非回転式多層挿入ピンの施錠具構造 - Google Patents

非回転式多層挿入ピンの施錠具構造

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JP3086564U JP2001008030U JP2001008030U JP3086564U JP 3086564 U JP3086564 U JP 3086564U JP 2001008030 U JP2001008030 U JP 2001008030U JP 2001008030 U JP2001008030 U JP 2001008030U JP 3086564 U JP3086564 U JP 3086564U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非回転式多層挿入ピンの施錠具構造を提供す
る。 【解決手段】 主に本体10、固定ブロック20、定位
ブロック30、鍵33により構成する。該固定ブロック
20は該本体10と該定位ブロック30中において滑移
動を呈し、非回転式の施錠、開錠を可能とする。しか
も、長く深い多数本の挿入ピン25、多数の伸縮孔30
3、挿入係合孔32により、不等長の挿合定位を形成す
るため、対応する鍵の挿入係合棒34を用いなければ、
正確に各挿入ピン25を同時に開くことはできず、不正
開錠を確実に防止することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種の非回転式多層挿入ピンの施錠具構造に関する。特に一種の固定構 造を移動式、非回転式とする他、挿入ピンは内、外及び上、下多層押動構造とし 、「多層同時正確対応」でなければ決して開錠できず、不正開錠を確実に防止す る非回転式多層挿入ピンの施錠具構造に係る。
【0002】
【従来の技術】
公知の施錠具は、かんぬきを具えた本体中に回転する錠芯を設置し、錠芯内には 一本、或いは多数本、或いは円孔状の鍵穴を設置し、鍵穴の側辺には排列が設定 され、伸縮可能な係合柱(球)を設置する。凹槽が係合柱(球)に対応する鍵を 鍵穴中に挿入すると、係合柱(球)は錠芯への係合から解除され回転する。こう して、かんぬきを動かし開錠するものである。 しかし、該公知構造は鍵を用い錠芯を回転させ開錠するため、鍵の各凹凸構造は 内部の各係合柱(球)に対応する必要がある。しかし、「空間が狭小」、「回転 が必要」、と言う制限があるため、係合柱(球)の本体凹槽への対応は「浅く」 、「逆三角形(円弧角)」状態である。そのため、極めて容易に動かすことがで き、開錠(係合が解除)される。即ち、防犯効果は非常に低い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記公知構造の欠点を解決するため、本考案は非回転式多層挿入ピンの施錠具 構造の提供を課題とする。 それは、錠芯を移動式とし、公知のいわゆる鍵穴を設置せず正確な深度分の圧 迫押動により開錠、施錠を行うため、回転を必要とせず、鍵穴の長さの制限によ り引っかかる長さの問題を解決し、より深い挿入係合棒(挿入ピン)による固定 とし、不正開錠の困難度を高めることができる。 またそれは、構造を狭小な円錠芯に装置するのではないため、組み立てが簡単 で、かんぬきは固定ブロックと一体化作動を行い、かんぬきと固定ブロック間が 強力な打撃により無理矢理に開錠されるのを防ぎ、耐久力を増大させ、また錠芯 がドリル等により破壊される危険性を払拭する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は下記の非回転式多層挿入ピンの施錠具構造 を提供する。 それは主に本体、固定ブロック、定位ブロック、鍵により構成する。 該固定ブロックは該本体と該定位ブロック中において滑移動を呈し、非回転式 の施錠、開錠を可能とする。しかも、長く深い多数本の挿入ピン、多数の伸縮孔 、挿入係合孔により、不等長の挿合定位を形成するため、対応する鍵の挿入係合 棒を用いなければ、正確に各挿入ピンを同時に開くことはできず、不正開錠を確 実に防止することを特徴とする。 すなわち、本考案の非回転式多層挿入ピンの施錠具構造は、 主に本体、固定ブロック、定位ブロック、鍵により構成され、 該本体には収容槽が設置され、該収容槽内には該固定ブロックが装置され、該固 定ブロックは該収容槽内において操作により滑移動し、該本体の内底面には挿入 ピンの数量に応じた数個の底伸縮孔が設置され、前端には穿孔が設置され、該固 定ブロックのかんぬきを穿出させ、後端は封鎖ブロックにより封鎖され、上端も 該定位ブロックにより封鎖され、共に開封不能な状態を呈し、 該本体後端の封鎖ブロック下端には一体に延伸する固定ブロックを形成し、これ により、固定位置に固定し、 該固定ブロックは該本体の収容槽にちょうど対応し、槽中において操作により滑 移動し、上端面には不等高面、或いは平面、或いは凹弧状面が形成され、後端に は一列、或いは一列以上の数個の貫通収容孔が設置され、各収容孔中には挿入ピ ンが装置され、バネは挿入ピンに装置され、封鎖片によりこれを封鎖し、該バネ は該封鎖片上、該挿入ピンの下端に定位し、該挿入ピンを上方に向けて押し、該 封鎖片には穿孔を形成し、該挿入ピン下端は穿入し装置され、該本体の底伸縮孔 に穿入し、これにより、該鍵の挿入により下降し、未挿入時には上昇し、 該固定ブロック前端にはかんぬきが設置され、一体に固定し、解体不能状態とし 、該かんぬきの底周囲には環状槽が設置され、滑動バネが嵌められ、該滑動バネ は一端が該固定ブロックに抵触し、反対端は該本体を上方に向かって支え、開錠 時には弾力により、自動的に該固定ブロックを押し退縮させ、 該固定ブロックには蝶孔が設置され、捲り上げ棒が装置され、該捲り上げ棒は該 本体が対応する滑槽に穿出し、これにより、該固定ブロックの操作、滑動はスム ーズとなり、該固定ブロックは施錠状態を呈し、 該定位ブロック上端には伸縮孔が設置され、バネに対応し、圧縮ブロックを嵌合 し、そのサイズは該本体に対応し、これにより該固定ブロックは該本体中を封鎖 し、該定位ブロックと該本体の組合せ後は、完全封鎖状態となり再解除不能とし 、その底面は該固定ブロックの不等高面に対応する凹槽状、或いは平面、或いは 弧状凸面とし、該定位ブロックと該固定ブロックの相互接触は非直線平面(階段 状)を呈し、また、該定位ブロックは該固定ブロックの各収容孔、挿入ピン位置 に対応し、挿入係合孔を設置し、該鍵を挿入可能な側孔を設置し、これにより、 該挿入ピンは該固定ブロックから突出後、該定位ブロック中に挿入され、該固定 ブロックの施錠状態を呈し、 該鍵には該定位ブロックの各挿入係合孔に対応する挿入係合棒が設置され、各 挿入係合棒は該挿入ピン中に入り、その長さは対応する該挿入ピンが該固定ブロ ック面において突出する長さに応じて決め、該鍵は該定位ブロックの開錠槽に圧 合する時、各挿入係合棒はちょうど該定位ブロックの各挿入係合孔に入り、ちょ うど該固定ブロックの各挿入ピンを圧迫し、収容孔中に縮入させ、しかも、各挿 入係合棒の長さはちょうど設定深度(長さ)まで圧縮されており、各挿入ピンを 確実に開錠状態まで圧縮可能で、 上記構造、組合せにより、固定ブロックは本体と定位ブロック中において滑移動 を呈し、非回転式の施錠、開錠が可能となり、しかも、長く深い多数本の挿入ピ ン、多数の伸縮孔、挿入係合孔により、不等長の挿合定位を形成するため、対応 する鍵の挿入係合棒を用いなければ、同時に正確に各挿入ピンを開くことはでき ず、不正開錠を確実に防止することを特徴とする。
【0005】
【考案の実施の形態】 図1、2が示すように、本考案は主に、本体10、固定ブロック20、定位ブロ ック30、鍵33により構成する。 該本体10は収容槽11を設置し、該収容槽11内に該固定ブロック20を装置 する。該固定ブロック20は該収容槽11内において操作により滑移動する。該 本体10の内底面には挿入ピンの数量に応じた数個の底伸縮孔101を設置する 。前端には穿孔12を設置し、該固定ブロック20のかんぬき22を穿出させる 。後端は封鎖ブロック15により封鎖され、上端も該定位ブロック30により封 鎖され、共に開封不能な状態を呈する。 該本体10後端の封鎖ブロック15下端には一体に延伸する固定ブロック150 を形成し、これにより、固定位置に固定する(自動車のギアに使用する場合には 、自動車の底盤に固定する)。
【0006】 該固定ブロック20は該本体10の収容槽11にちょうど対応し、槽中において 操作により滑移動する。上端面には不等高面201を形成し、後端には一個、或 いは一個以上の貫通収容孔24を設置する。各収容孔24中には挿入ピン25を 装置し、バネ26の挿入ピンを装置し、封鎖片27によりこれを封鎖する。該バ ネ26は該封鎖片27上、該挿入ピン25の下端に定位し、該挿入ピン25を上 方に向けて押す。該封鎖片27には穿孔270を形成し、該挿入ピン25下端は 穿入し装置され、該本体10の底伸縮孔101に穿入する。これにより、該鍵3 3の挿入により下降し、未挿入時には上昇する。 該固定ブロック20前端にはかんぬき22を設置し、一体に固定し、解体不能状 態とする。該かんぬき22の底周囲には環状槽21を設置し、滑動バネ28を嵌 める。該滑動バネ28は一端が該固定ブロック20に抵触し、反対端は該本体1 0を上方に向かって支え、開錠時には弾力により、自動的に該固定ブロック20 を押し退縮させる。 該固定ブロック20には蝶孔211を設置し、捲り上げ棒14を装置する。該捲 り上げ棒14は該本体10が対応する滑槽13に穿出する。これにより、該固定 ブロック20の操作、滑動はスムーズとなり、該固定ブロック20は施錠状態を 呈する。
【0007】 該定位ブロック30上端には伸縮孔303を設置し、バネ311に対応し、圧縮 ブロック312を嵌合する。そのサイズは該本体10に対応し、これにより該固 定ブロック20は該本体10中を封鎖する。該定位ブロック30と該本体10の 組合せ後は、完全封鎖状態(ネジを破壊する)となり再解除不能とする。 その底面は該固定ブロック20の不等高201に対応する凹槽状301とし、該 定位ブロック30と該固定ブロック20の相互接触は非直線平面(階段状)を呈 する。また、該定位ブロック30は該固定ブロック20の各収容孔24、挿入ピ ン25位置に対応し、挿入係合孔32を設置し、該鍵33を挿入可能な側孔30 2を設置する。これにより、該挿入ピン25は該固定ブロック20から突出後、 該定位ブロック30中に挿入され、該固定ブロック20の施錠状態を呈する。
【0008】 該鍵33は該定位ブロック30の各挿入係合孔32に対応する挿入係合棒34 を設置し、各挿入係合棒34は該挿入ピン25中に入る。その長さは対応する該 挿入ピン25が該固定ブロック面において突出する長さに応じて決める。該鍵3 3は該定位ブロック30の開錠槽31に圧合する時、各挿入係合棒34はちょう ど該定位ブロック30の各挿入係合孔32に入り、ちょうど該固定ブロック20 の各挿入ピン25を圧迫し、収容孔24中に縮入させる。しかも、各挿入係合棒 34の長さはちょうど設定深度(長さ)まで圧縮されており、各挿入ピン25を 確実に開錠状態まで圧縮可能である。
【0009】 次に図3、4が示すように、施錠状態時には該固定ブロック20は前方に押さ れ、該かんぬき22は突出し、該滑動バネ28は圧縮させる。この時の各挿入ピ ン25及び該固定ブロック20の収容槽24はちょうど該定位ブロック30の挿 入係合孔32に対応し、該バネ26の弾力に対応し、該固定ブロック20の収容 槽24不等高面201に突出する。また、該定位ブロック30の挿入係合孔32 中にちょうど入り、定位作用を発揮し、該固定ブロック20はロック状態を呈す る。該かんぬき22の伸出、定位により、施錠の目的を達成する。 自動車ギアロックに応用する時には、ギアレバーを固定しシフトを防ぐ効果を 呈し、ドア、セーフティボックス(棚)に応用する時には、ドアの挿入孔に挿入 するだけでドアを開放不能とする。
【0010】 続いて図5、6が示すように、開錠しようとする時には、該挿入係合棒34を 具えた鍵33を該挿入側孔32中に挿入し、各挿入係合棒34は該定位ブロック 30の各挿入側孔32中に入り、各挿入ピン25を押す。これにより、各挿入ピ ン25は同時に下降し、該固定ブロック20の収容孔24中に入り、該定位ブロ ック30中より退出する。こうして、該固定ブロック20と該定位ブロック30 間は該本体10と該挿入ピン25による定位を解除される。この時、該滑動バネ 28の弾力に対応し、該固定ブロック20を後退させ、該かんぬき22もまた該 本体10中に後退し、縮入する。こうして、極めて簡単、迅速、便利な操作で開 錠状態を達成する。
【0011】 さらに、本考案は非常に優れた「防犯オープン」機能を具える。即ち、該側孔 302を具えるため、該挿入係合孔32への挿入が不便である。工具の直径は該 定位ブロック30の挿入係合孔32に挿入可能で、該固定ブロック20の挿入ピ ン25を圧縮可能であっても、該固定ブロック20を滑動し開錠することはでき ない。 本考案の挿入ピン25は該定位ブロック30に挿入する「深度」にサイズを設 定するため、該挿入ピン25の後退は、該定位ブロック30の「深度」分の後退 であり、工具は該「深度」を正確に把握することはできない。これにより、挿入 が深すぎる、と言う状況を招き、工具は該定位ブロック30、該固定ブロック2 0間に支え、或いは該挿入ピン25の圧縮が深すぎるため、本体10の底部伸縮 孔101中に挿入する(図5点線部分を参照)。この時、工具はまた別の挿入ピ ンのような状態となり、或いは該挿入ピン25底部は該本体10底中に挿入し、 該固定ブロック20は固定され、或いは挿入深度不足により、該挿入ピン25は 該定位ブロック30に嵌合し、固定状態となる。 即ち、正確な挿入が極めて難しく、挿入ピン25をちょうど定位ブロック30 に退出させ、工具は固定ブロック20に挿入できない状態になり、不正な開錠を 防ぐ効果を具える。
【0012】 本考案の本体10は該挿入ピン25を挿入する底伸縮孔101を具える。不正 開錠者が該挿入ピン25を過度に押した場合には、該挿入ピン25該封鎖片27 の穿孔270を穿通し、該本体10の底伸縮孔101中に伸入し、底部において 固定される。即ち、本考案の下層は固定の作用をも有し、上下多層の固定効果を 形成する。 さらに、狭小な挿入係合孔32中において、多数の挿入ピン25を押し、同一 深度を正確に下降させるのは、極めて困難である。そのため、不正開錠しようと する者が該挿入ピン25を同時に押し動かすのは不可能である。 また、本考案の挿入ピンユニットは複数とすることもでき、各一本の挿入ピン の「突出する長さ」、「挿入定位ブロックの深度」は該定位ブロック30の凹槽 301、該固定ブロック20の不等高面201により、異なる長さの深度サイズ を形成する。よって、不正開錠者は各挿入ピンを一々同時に押し、正確な深度ま で圧縮することは不可能である。万が一、ある一本の挿入ピンがちょうど押され 正確な深度位置まで圧縮されても、或いは2、3本が押されても、最後の一本が 正確に押されなければ、やはり阻害固定作用は解除されず、該固定ブロック20 は後退せず開錠もない。さらに、後退作動さえなければ、正確に押されたピンが あっても、不正開錠者は正確な深度まで後退したことを知る由もないため、「同 時に全部の挿入ピンが正確に押される」危険性はほとんど考えられない。即ち、 不正開錠は不可能である。
【0013】 不正開錠者は相互に接触する位置の深度を知ることはできないため、工具の挿 入を何時、どれくらいの深さで挿入を停止すべきか、或いはもっと深く挿入すべ きかは分からない。よって、「挿入不足」、或いは「挿入が深すぎ」の状況がお き、該定位ブロック30、固定ブロック20、本体10の固定を解除するに至る 正確さまでは到達しない。即ち、不正開錠は不可能である。 本考案の挿入ピン25は直径が小さく、しかも「多数が相互に近接する」状態 、言わば「空間が狭小、窮屈」に設置されるため、不正開錠者が同時に多数の工 具を挿入しても、各工具は相互に干渉し合い、各挿入ピンを同時に正確に操作す る空間はないため、不正開錠の困難性を強化している。
【0014】 上記のように、本考案はほぼ不正開錠は不可能だが、なお、力でむりやりこじ開 けられる危険性は存する。 従来品であれば独立U型棒を呈し、両端内側には係合槽を設置し、再度ロック体 中に挿入し、該ロック体の固定ブロック(挿入ピンブロック)と係合する。この 種の構造はU型棒位置において強力に打撃されると、ロック棒の係合は解除され 、破壊され不正開錠されてしまう。 本考案は上記危険の発生を防止するために、該かんぬき22は該固定ブロック2 0と一体に結合し、打撃によっても分離不能とする。 さらに、該固定ブロック20と該定位ブロック30の施錠は、「多数本で長い」 挿入ピンにより行い、ちょうど「一列の柵」のように極めて強力な抗打撃力を具 える。 また、該定位ブロック30、封鎖ブロック15と本体10の組合せでは、ネジで 螺合後、溶接固定し、或いは直接溶接し組み合わせた後溶接固定するため、分解 の恐れはない。
【0015】 次に図7が示すように、該挿入ピン25を二段式とすることもできる。即ち、 上下二層の補助挿入ピン251、挿入ピン25により上下層の固定を制御する。 該定位ブロック30、固定ブロック20の接触面は平面305を呈する。図7の 構造では、コスト低下のニーズに答えるため平面を呈するが、挿入ピンは二段式 とし、多層とするため、不正開状の危険性を払拭する。
【0016】 また図8、9が示す構造では、該固定ブロック20と定位ブロック30の接触 面は、それぞれ相互に対応する凹弧状面202、弧状凸面304を設置し、その 収容孔24、挿入係合孔32の相互接触面は、それぞれ凹弧状、円弧凸状を呈し 、不等高の構造を形成する。また、該鍵33の各挿入係合棒34底面は、該固定 ブロック20凹弧状面202曲線に対応し、弧状面340状を成す。 該構造は図1実施例同様不等高深度の挿入ピン阻害固定効果を具える。 さらに、工具を用い不正開錠しようとする時、工具底面が凹弧状面202、弧状 凸面304曲線の弧状面でなく平面、或いは尖錐状を呈するため、工具は正確な 深度に達したとしても、平面状は両側に直角を具え、これにより阻害作用を生じ る。こうして、工具は該固定ブロック20に係り、該固定ブロック20は滑動不 能となり、不正開錠は防がれる。
【0017】
【考案の効果】
上記のように本考案は、錠芯を移動式とし、公知のいわゆる鍵穴を設置せず正確 な深度分の圧迫押動により開錠、施錠を行うため、回転を必要とせず、鍵穴の長 さの制限により引っかかる長さの問題を解決し、より深い挿入係合棒(挿入ピン )による固定とし、不正開錠の困難度を高めることができる。 さらに、構造を狭小な円錠芯に装置するのではないため、組み立てが簡単で、 かんぬきは固定ブロックと一体化作動を行い、かんぬきと固定ブロック間が強力 な打撃により無理矢理、開錠されるのを防ぎ、耐久力を増大させ、また錠芯がド リル等により破壊される危険性を払拭する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の立体分解局部断面図である。
【図2】本考案の組合せ立体外観図である。
【図3】本考案組合せ断面の施錠状態側面図である。
【図4】本考案組合せ断面の施錠状態正面図である。
【図5】本考案組合せ断面の開錠状態側面図である。
【図6】本考案組合せ断面の開錠状態正面図である。
【図7】本考案の補助挿入ピン及び定位ブロックを具え
る固定ブロックが平面を呈する実施例断面図である。
【図8】本考案の定位ブロック、固定ブロックが弧状面
を呈する実施例立体分解図である。
【図9】図8の組合せ断面の施錠状態指示図である。
【図10】図8の組合せ断面の開錠状態指示図である。
【符号の説明】
10:本体 101:底伸縮孔 11:収容槽 12:穿孔 13:滑槽 14:捲り上げ棒 15:封鎖ブロック 150:固定ブロック 20:固定ブロック 201:不等高面 21:環状槽 202:凹弧状面 211:蝶孔 22:かんぬき 24:収容孔 25:挿入ピン 250:弧状面 340:弧状面 251:補助挿入ピン 26:バネ 27:封鎖片 270:穿孔 28:滑動バネ 30:定位ブロック 301:凹槽 302:側孔 303:伸縮孔 304:弧状凸面 305:平面 311:バネ 312:圧縮ブロック 31:開錠槽 32:挿入係合孔 33:鍵 34:挿入係合棒 340:弧状面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主に本体、固定ブロック、定位ブロック、
    鍵により構成し、該本体は収容槽を設置し、該収容槽内
    に該固定ブロックを装置し、該固定ブロックは該収容槽
    内において操作により滑移動し、該本体の内底面には挿
    入ピンの数量に応じた数個の底伸縮孔を設置し、前端に
    は穿孔を設置し、該固定ブロックのかんぬきを穿出さ
    せ、後端は封鎖ブロックにより封鎖され、上端も該定位
    ブロックにより封鎖され、共に開封不能な状態を呈し、
    該本体後端の封鎖ブロック下端には一体に延伸する固定
    ブロックを形成し、これにより、固定位置に固定し、該
    固定ブロックは該本体の収容槽にちょうど対応し、槽中
    において操作により滑移動し、上端面には不等高面、或
    いは平面、或いは凹弧状面を形成し、後端には一列、或
    いは一列以上の数個の貫通収容孔を設置し、各収容孔中
    には挿入ピンを装置し、バネを挿入ピンに装置し、封鎖
    片によりこれを封鎖し、該バネは該封鎖片上、該挿入ピ
    ンの下端に定位し、該挿入ピンを上方に向けて押し、該
    封鎖片には穿孔を形成し、該挿入ピン下端は穿入し装置
    され、該本体の底伸縮孔に穿入し、これにより、該鍵の
    挿入により下降し、未挿入時には上昇し、該固定ブロッ
    ク前端にはかんぬきを設置し、一体に固定し、解体不能
    状態とし、該かんぬきの底周囲には環状槽を設置し、滑
    動バネを嵌め、該滑動バネは一端が該固定ブロックに抵
    触し、反対端は該本体を上方に向かって支え、開錠時に
    は弾力により、自動的に該固定ブロックを押し退縮さ
    せ、該固定ブロックには蝶孔を設置し、捲り上げ棒を装
    置し、該捲り上げ棒は該本体が対応する滑槽に穿出し、
    これにより、該固定ブロックの操作、滑動はスムーズと
    なり、該固定ブロックは施錠状態を呈し、該定位ブロッ
    ク上端には伸縮孔を設置し、バネに対応し、圧縮ブロッ
    クを嵌合し、そのサイズは該本体に対応し、これにより
    該固定ブロックは該本体中を封鎖し、該定位ブロックと
    該本体の組合せ後は、完全封鎖状態となり再解除不能と
    し、その底面は該固定ブロックの不等高面に対応する凹
    槽状、或いは平面、或いは弧状凸面とし、該定位ブロッ
    クと該固定ブロックの相互接触は非直線平面(階段状)
    を呈し、また、該定位ブロックは該固定ブロックの各収
    容孔、挿入ピン位置に対応し、挿入係合孔を設置し、該
    鍵を挿入可能な側孔を設置し、これにより、該挿入ピン
    は該固定ブロックから突出後、該定位ブロック中に挿入
    され、該固定ブロックの施錠状態を呈し、 該鍵は該定位ブロックの各挿入係合孔に対応する挿入係
    合棒を設置し、各挿入係合棒は該挿入ピン中に入り、そ
    の長さは対応する該挿入ピンが該固定ブロック面におい
    て突出する長さに応じて決め、該鍵は該定位ブロックの
    開錠槽に圧合する時、各挿入係合棒はちょうど該定位ブ
    ロックの各挿入係合孔に入り、ちょうど該固定ブロック
    の各挿入ピンを圧迫し、収容孔中に縮入させ、しかも、
    各挿入係合棒の長さはちょうど設定深度(長さ)まで圧
    縮されており、各挿入ピンを確実に開錠状態まで圧縮可
    能で、上記構造、組合せにより、固定ブロックは本体と
    定位ブロック中において滑移動を呈し、非回転式の施
    錠、開錠が可能となり、しかも、長く深い多数本の挿入
    ピン、多数の伸縮孔、挿入係合孔により、不等長の挿合
    定位を形成するため、対応する鍵の挿入係合棒を用いな
    ければ、同時に正確に各挿入ピンを開くことはできず、
    不正開錠を確実に防止することを特徴とする非回転式多
    層挿入ピンの施錠具構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117868554A (zh) * 2024-03-11 2024-04-12 山西鑫明科技有限公司 一种混凝土高强度补强加固结构

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CN117868554A (zh) * 2024-03-11 2024-04-12 山西鑫明科技有限公司 一种混凝土高强度补强加固结构
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