JP3086538B2 - サーモスタット装置 - Google Patents
サーモスタット装置Info
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Description
抗によって加熱して温度設定を行なうことができるサー
モスタット装置に関する。
イメタル板加熱用のヒータ抵抗をバイメタル板近くの空
間に配置し、バイメタル板周囲の空気を媒体とした対流
熱、あるいは輻射熱によってバイメタル板を加熱変位さ
せて温度設定を行なう構成としている(例えば実開平2
−137609号公報)。
にヒータ抵抗をバイメタル板近くの空間部分に配置した
構成とすると、そのリード線の取り付け作業を行なう場
合に、抵抗本体部分が固定されていないため、取付作業
性が悪いとともに、バイメタルを空気の対流熱や輻射熱
で加熱する構成であるため、ヒータ抵抗の熱を効率的に
伝えることができないという問題がある。
されたもので、ヒータ抵抗の取付作業性の向上、並びに
ヒータ抵抗によるバイメタル板の加熱効率の向上を図る
ことを課題とするものである。
と、この固定接点板と対向配置した可動接点板と、温度
により変位して前記可動接点板を前記固定接点板に接離
作動させるバイメタル機構と、このバイメタル機構の作
動温度を機械的に調節する調節機構と、前記バイメタル
機構の作動温度を熱的に調節するヒータ抵抗とを備え、
前記バイメタル機構を構成するバイメタル板の一端と前
記調節機構を構成する押えバネの一端を伝熱的に連結し
たサーモスタット装置において、前記押え板に前記ヒー
タ抵抗を固着した構成としたものである。
連結した押えバネにヒータ抵抗を固着した構成としてい
るので、ヒータ抵抗の熱は押えバネを介してバイメタル
板に伝わり、ヒータ抵抗の熱ロスを抑制する作用を奏す
る。さらに、ヒータ抵抗は押えバネに固着しているの
で、ヒータ抵抗の接続作業も容易となり、組立て作業性
を良好とする作用を奏する。
する。サーモ基台(1)の左端部分に、下側から絶縁ガ
イシ(2)、端子板(3)、絶縁ガイシ(4)、押えバ
ネ(5)の基端、絶縁板(6)、バイメタル板(7)の
基端、端子板(8)、絶縁ガイシ(9)、固定接点板
(10)、絶縁ガイシ(11)を順次積層し、その中心
部分を貫通させたサーモ軸(12)をナット(13)に
ネジ止めして上記各部材を固定している。バイメタル機
構を構成するバイメタル板(7)は、その遊端側を上方
に傾斜させており、温度上昇に伴なって遊端側が下方に
変位する構成としている。バイメタル板(7)の遊端に
は可動接点板(14)の基端を固着しており、可動接点
板(14)の遊端に設けた可動接点(15)が固定接点
板(10)の固定接点(16)と対向するように配置し
ている。バイメタル板(7)及び可動接点板(14)に
は、反転バネ(17)を配置するための長孔をその長手
方向に沿ってそれぞれ形成している。この長孔に配置し
た反転バネ(17)は、その一端を押えバネ(5)の遊
端側に切り起こし形成した係止片(18)に係止し、そ
の他端を可動接点板(14)の遊端側に係止し、係止片
(18)との係止点(A)を支点として回動自在として
いる。そしてこの反転バネ(17)は、図のように係止
点(A)よりも上に可動接点板(14)が位置している
間は可動接点(15)を固定接点(16)に接触するよ
うに可動接点板(14)を上方に付勢し、一方、バイメ
タル板(7)の変位により可動接点板(14)が係止点
(A)よりも下方に移動すると、係止点(A)を支点と
して回動し、可動接点(15)を固定接点(16)から
所定の長さ離間させるように可動接点板(14)を付勢
する構成としている。
イシ(19)に遊挿した調節ネジ(20)を螺合して取
り付けており、このネジ(20)を回転させることによ
り押えバネ(5)の遊端側を上下に機械的に移動自在と
し、温度を設定するための調節機構を構成している。調
節ガイシ(19)は断面形状を逆U字状としてその上端
部分を押えバネ(5)に形成した円孔(21)内に配置
しているとともに、内部に突起(22)を下方に突出し
て形成し、この突起(22)によってネジ(20)の先
端面と点接触する形状としている。
ルダーと同形状を成す一対の保持片(23)(23)を
一体形しており、この保持片間にヒータ抵抗(24)を
挟み込んで固定する構成としている。ヒータ抵抗(2
4)は耐熱性及び絶縁性を有する保護チューブ(25)
内に挿入した状態で前記押えバネ(5)の保持片(2
3)(23)間に保持した後、その一方のリード線(2
6)を端子板(3)に接続し、他方のリード線(27)
を端子板(8)に接続することにより取り付けられる。
(28)は前記各部材を覆うようにして前記サーモ台
(1)に固定される収納カバーである。
0)間にヒータ等の加熱装置を接続し、端子板(3)
(8)にヒータ抵抗(24)の加熱制御用の回路を接続
し、このサーモスタット装置を加熱装置の近傍に配置し
て使用する。
動接点(15)が接触しているので、固定接点板(1
0)、可動接点板(14)、バイメタル板(7)、端子
板(8)を介して加熱装置に通電され、その発熱により
バイメタル板(7)が加熱されてバイメタル板(7)の
遊端が下方に変位する。バイメタル板(7)の変位に伴
ない可動接点板(14)も下方に変位し、係止点(A)
の下方に可動接点板(14)が変位すると、反転バネ
(17)が係止点(A)を支点として下方に回動し、可
動接点板(14)を下方に付勢して可動接点(15)を
固定接点(16)から離間させ、加熱装置への通電を停
止する。加熱装置への通電停止によりバイメタル板
(7)の温度が低下し、バイメタル板(7)の遊端が元
の状態へ復帰すべく上方へ変位し、係止点(A)より上
へ可動端子板(14)が移動すると、反転バネ(17)
が係止点(A)を中心に上方へ回動して可動接点板(1
4)を付勢し、可動接点(15)を固定接点(16)に
接触させる。
て押えバネ(5)を上下させ、可動接点板(14)と係
止点(A)との距離を長く或いは短く設定することによ
り行ない、バイメタル板(7)の変位量に応じた加熱装
置の通電時間間隔を変化させて行う。
たり、あるいはバリ等があるなどした場合は、ネジ(2
0)の回転により調節バネ(5)が上下にブレて温度設
定にくるいが生じる恐れがあるが、ガイシ(19)はそ
の突起(22)によりネジ(20)の先端面と点接触す
る構成としているので、上記のような温度設定のくるい
を極力抑えることができる。
おき、ヒータ抵抗(24)の熱でバイメタル板(7)に
予め熱変位を与えておくことにより温度設定する場合
は、端子板(3)(8)を介してヒータ抵抗(24)に
所定の通電を行なうと、ヒータ抵抗(24)で発生した
熱が、輻射熱としてバイメタル板(7)を加熱するとと
もに、押えバネ(5)、絶縁板(6)を介して伝えられ
る伝導熱としてバイメタル(7)を加熱するので、ヒー
タ抵抗(24)で発生する熱をバイメタル板(7)の加
熱のために有効に用いることが可能となる。
下方へ変位するバイメタル板(7)の下方に配置してい
るので、ヒータ抵抗(24)の熱によりバイメタル板
(7)が変位するに従ってバイメタル板(7)とヒータ
抵抗(24)の距離を短かくすることができ、ヒータ抵
抗(24)の輻射熱をバイメタル板(7)に効率的に伝
達することができる。また、調節ネジ(20)は押えバ
ネ(5)の係止片(18)より先端側に位置させている
ので、押えバネ(5)の下方空間を広く設定でき、形状
(W数)の大きいヒータ抵抗(24)をこの空間に効率
的に収容して全体形状の小型化を図ることができる。
伝熱的に連結した押えバネにヒータ抵抗を固着した構成
としているので、ヒータ抵抗の熱を押えバネを介してバ
イメタル板に効率よく伝達することができ、ヒータ抵抗
によるバイメタルの加熱効率を向上させることができ
る。また、ヒータ抵抗は押えバネに固着されるので、ヒ
ータ抵抗のリード線接続作業が容易となり、組み立て作
業性を向上させることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 固定接点板と、該固定接点板と対向配置
した可動接点板と、温度により変位して前記可動接点板
を前記固定接点板に接離作動させるバイメタル機構と、
該バイメタル機構の作動温度を機械的に調節する調節機
構と、前記バイメタル機構を加熱するヒータ抵抗とを備
え、前記バイメタル機構を構成するバイメタル板の一端
と前記調節機構を構成する押えバネの一端を伝熱的に連
結したサーモスタット装置において、前記押えバネに前
記ヒータ抵抗を固着したことを特徴とするサーモスタッ
ト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04182543A JP3086538B2 (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | サーモスタット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP04182543A JP3086538B2 (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | サーモスタット装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0628959A JPH0628959A (ja) | 1994-02-04 |
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Family
ID=16120131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04182543A Expired - Fee Related JP3086538B2 (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | サーモスタット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3086538B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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CN101996821B (zh) * | 2010-09-13 | 2012-12-12 | 浙江万盛电气有限公司 | 自动控制组合电源开关 |
-
1992
- 1992-07-09 JP JP04182543A patent/JP3086538B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0628959A (ja) | 1994-02-04 |
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