JP3086169B2 - 角のみ - Google Patents
角のみInfo
- Publication number
- JP3086169B2 JP3086169B2 JP08110459A JP11045996A JP3086169B2 JP 3086169 B2 JP3086169 B2 JP 3086169B2 JP 08110459 A JP08110459 A JP 08110459A JP 11045996 A JP11045996 A JP 11045996A JP 3086169 B2 JP3086169 B2 JP 3086169B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corner
- pyramid
- outer frame
- shank
- shoulder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、木材等の穿孔作業に使用
され、中空柱形状の角のみ外枠とその中空部分に同軸的
かつ回転自在に配設される角のみ錐とを設けた角のみに
関する。
され、中空柱形状の角のみ外枠とその中空部分に同軸的
かつ回転自在に配設される角のみ錐とを設けた角のみに
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
この種の角のみは、図12に示すように、中空の四角柱
形状で順次配列された先端の角刃部1aと胴部1bとを
有すると共に胴部1bの端部に同軸的かつ一体で設けら
れた円筒形の取付部1cを有する角のみ外枠1を有して
いる。そして、胴部1bと取付部1cの境界には、胴部
1bの内壁と取付部1cの縮径した内壁との間をつなぐ
段差部1dが設けられている。さらに、角のみは、先端
に先端切刃部2bを設けた円柱形状の錐本体2aと、錐
本体2aの他端に設けられ錐本体2aより径の小さいシ
ャンク2cとが同軸的かつ一体で設けられ、角のみ外枠
1の取付部1c及び胴部1bの円柱形状の中空部分にシ
ャンク2c及び錐本体2aが同軸的かつ回転自在に挿着
される角のみ錐2を備えている。そして、錐本体2aと
シャンク2cとの境界である肩部2dと、角のみ外枠1
の段差部1dとは、互いに接触し合わないように大きく
離されていた。
この種の角のみは、図12に示すように、中空の四角柱
形状で順次配列された先端の角刃部1aと胴部1bとを
有すると共に胴部1bの端部に同軸的かつ一体で設けら
れた円筒形の取付部1cを有する角のみ外枠1を有して
いる。そして、胴部1bと取付部1cの境界には、胴部
1bの内壁と取付部1cの縮径した内壁との間をつなぐ
段差部1dが設けられている。さらに、角のみは、先端
に先端切刃部2bを設けた円柱形状の錐本体2aと、錐
本体2aの他端に設けられ錐本体2aより径の小さいシ
ャンク2cとが同軸的かつ一体で設けられ、角のみ外枠
1の取付部1c及び胴部1bの円柱形状の中空部分にシ
ャンク2c及び錐本体2aが同軸的かつ回転自在に挿着
される角のみ錐2を備えている。そして、錐本体2aと
シャンク2cとの境界である肩部2dと、角のみ外枠1
の段差部1dとは、互いに接触し合わないように大きく
離されていた。
【0003】角のみは、切削加工中に被削材の節に乗っ
たり、節を切削したり、角のみ錐のシャンク部の締め付
けが緩んだりした場合に、角のみ錐が角のみ外枠に対し
て、軸方向奥側に移動する場合がある。これは、角のみ
外枠と角のみ錐が加工装置の異なる部分に取り付け把持
されていることと、被削材から大きな力を受け、加工装
置の角のみ錐シャンク把持部に把持能力以上の力が加わ
ることが原因である。このような角のみ錐の軸方向奥側
への移動により、回転しない角のみ外枠1の段差部1d
と、回転する角のみ錐2の肩部2dとが互いに接触する
ことは、従来は好ましくないと考えられていた。そのた
めに、上記のように、段差部1dと肩部2dとが大きく
離されていたのである。また、段差部1dと肩部2dと
が大きく離されていることは、角のみ外枠や角のみ錐の
新品と使用中のものとを組み合わせて使用する融通性で
は都合がよいとの理由もある。
たり、節を切削したり、角のみ錐のシャンク部の締め付
けが緩んだりした場合に、角のみ錐が角のみ外枠に対し
て、軸方向奥側に移動する場合がある。これは、角のみ
外枠と角のみ錐が加工装置の異なる部分に取り付け把持
されていることと、被削材から大きな力を受け、加工装
置の角のみ錐シャンク把持部に把持能力以上の力が加わ
ることが原因である。このような角のみ錐の軸方向奥側
への移動により、回転しない角のみ外枠1の段差部1d
と、回転する角のみ錐2の肩部2dとが互いに接触する
ことは、従来は好ましくないと考えられていた。そのた
めに、上記のように、段差部1dと肩部2dとが大きく
離されていたのである。また、段差部1dと肩部2dと
が大きく離されていることは、角のみ外枠や角のみ錐の
新品と使用中のものとを組み合わせて使用する融通性で
は都合がよいとの理由もある。
【0004】一方、角のみにおいては、図3に()内の
符号で示すように、角のみ外枠1の角刃部1aの先端部
1a1 と、錐本体2a先端に設けた先端切刃部2bの底
切刃2b1 の外周端部2b2 との間の軸方向の距離S
が、角刃部1aと先端切刃部2bの刃先形状によって異
なるが、−3mm以下すなわち、底切刃2b1 の外周端
部2b2 が角刃部1aの先端部1a1 から3mm以上進
入した状態に組み付けられることはなかった。距離Sが
−3mm以下の状態に組み付けられることにより、角刃
部1aの先端部1a1 の内壁面に、錐本体2a先端の底
切刃2b1 の外周端部2b2 及びその近辺部分が咬み込
んでしまうおそれがあり、両部分に損傷が生じたり、穿
孔作業が停止したりするおそれがあり、甚だしくは角刃
部1aに割れが入るおそれがあるためである。
符号で示すように、角のみ外枠1の角刃部1aの先端部
1a1 と、錐本体2a先端に設けた先端切刃部2bの底
切刃2b1 の外周端部2b2 との間の軸方向の距離S
が、角刃部1aと先端切刃部2bの刃先形状によって異
なるが、−3mm以下すなわち、底切刃2b1 の外周端
部2b2 が角刃部1aの先端部1a1 から3mm以上進
入した状態に組み付けられることはなかった。距離Sが
−3mm以下の状態に組み付けられることにより、角刃
部1aの先端部1a1 の内壁面に、錐本体2a先端の底
切刃2b1 の外周端部2b2 及びその近辺部分が咬み込
んでしまうおそれがあり、両部分に損傷が生じたり、穿
孔作業が停止したりするおそれがあり、甚だしくは角刃
部1aに割れが入るおそれがあるためである。
【0005】また、上記距離Sが、+3mm以上すなわ
ち、底切刃2b1 の外周端部2b2が角刃部1aの先端
部1a1 から3mm以上突出した状態に組み付けられる
こともない。距離Sが3mm以上の状態に組み付けられ
ることにより、角刃により仕上げられるほぞ穴よりも必
要以上深く角のみ錐が切削するため、被削材の強度を低
下させる等の問題があるためである。このため、角のみ
を交換する際、加工装置に角のみ外枠を固定し、その後
距離Sを調整して角のみ錐の固定を行っていたが、この
調整に手間を要する問題もある。
ち、底切刃2b1 の外周端部2b2が角刃部1aの先端
部1a1 から3mm以上突出した状態に組み付けられる
こともない。距離Sが3mm以上の状態に組み付けられ
ることにより、角刃により仕上げられるほぞ穴よりも必
要以上深く角のみ錐が切削するため、被削材の強度を低
下させる等の問題があるためである。このため、角のみ
を交換する際、加工装置に角のみ外枠を固定し、その後
距離Sを調整して角のみ錐の固定を行っていたが、この
調整に手間を要する問題もある。
【0006】しかし、距離Sを適正な状態に組み付けて
も、従来の角のみにおいては、上記原因により、角のみ
錐2の軸方向奥側への移動が生じることがあり、大きく
移動すると、角刃部1aの内側に角のみ錐2の先端部が
はまり込み、その結果、角刃部1aの先端部1a1 や、
先端切刃2b先端の底切刃2b1 の外周端部2b2 や、
その近辺部分等に損傷が生じたり、穿孔作業が停止した
り、あるいは角刃部1aに割れが入るおそれがある。ま
た、角のみ錐2の軸方向奥側への移動がそれほど大きく
なくとも、距離Sが−3mm以下になると、切削抵抗等
の影響で角のみ錐2、角のみ外枠1のそれぞれに、軸直
角方向の力が作用して、角のみ錐2が径方向にずれる
と、角刃部1aの刃先に角のみ錐2の底切刃外周端部2
b2 及びその近辺が咬み込んでしまい同様の問題が起こ
る。
も、従来の角のみにおいては、上記原因により、角のみ
錐2の軸方向奥側への移動が生じることがあり、大きく
移動すると、角刃部1aの内側に角のみ錐2の先端部が
はまり込み、その結果、角刃部1aの先端部1a1 や、
先端切刃2b先端の底切刃2b1 の外周端部2b2 や、
その近辺部分等に損傷が生じたり、穿孔作業が停止した
り、あるいは角刃部1aに割れが入るおそれがある。ま
た、角のみ錐2の軸方向奥側への移動がそれほど大きく
なくとも、距離Sが−3mm以下になると、切削抵抗等
の影響で角のみ錐2、角のみ外枠1のそれぞれに、軸直
角方向の力が作用して、角のみ錐2が径方向にずれる
と、角刃部1aの刃先に角のみ錐2の底切刃外周端部2
b2 及びその近辺が咬み込んでしまい同様の問題が起こ
る。
【0007】とくに、角のみを用いた自動機の無人運転
時に上記問題が起こると、角のみ錐が停止した状態で、
角のみを被削材に対して加圧することになり、角のみだ
けでなく加工装置の角のみ把持部にも大きな負荷が掛か
るという問題がある。これは、割れが入る等の問題のお
こった角のみを観察して、角刃部1aの先端部1a1の
内壁面の先端部1a1 から3mm以上軸方向奥側に損傷
があることから裏付けられ、問題の起こっていない角の
みにおいても2mm〜3mm軸方向奥側に角のみ錐によ
る損傷が有るものが存在することから、径方向のずれが
大きいと、Sが−2mm〜−3mmであっても、頻度は
低下するものの同様なことがあるといえる。
時に上記問題が起こると、角のみ錐が停止した状態で、
角のみを被削材に対して加圧することになり、角のみだ
けでなく加工装置の角のみ把持部にも大きな負荷が掛か
るという問題がある。これは、割れが入る等の問題のお
こった角のみを観察して、角刃部1aの先端部1a1の
内壁面の先端部1a1 から3mm以上軸方向奥側に損傷
があることから裏付けられ、問題の起こっていない角の
みにおいても2mm〜3mm軸方向奥側に角のみ錐によ
る損傷が有るものが存在することから、径方向のずれが
大きいと、Sが−2mm〜−3mmであっても、頻度は
低下するものの同様なことがあるといえる。
【0008】これに対し、実開平7ー12203号公報
に示すように(図13参照)、角のみ外枠1の段差部1
dと、角のみ錐2の肩部2dとの間に、ラジアルベアリ
ング3を介在させるものがある。しかし、ラジアルベア
リング3は、角のみ錐2の振れ止め用として使用される
ものであり、角のみ外枠1の円柱状空洞の内径にほぼ等
しい外径を有するベアリングが使用され、その内径は角
のみ錐2の外径にほぼ等しいため、角のみ錐2の取り替
えが困難であるという問題がある。また、ラジアルベア
リング3自体は、軸方向のずれに対して考慮されておら
ず、使用中に時として起こる軸方向の強いずれに耐えら
れないという問題もある。
に示すように(図13参照)、角のみ外枠1の段差部1
dと、角のみ錐2の肩部2dとの間に、ラジアルベアリ
ング3を介在させるものがある。しかし、ラジアルベア
リング3は、角のみ錐2の振れ止め用として使用される
ものであり、角のみ外枠1の円柱状空洞の内径にほぼ等
しい外径を有するベアリングが使用され、その内径は角
のみ錐2の外径にほぼ等しいため、角のみ錐2の取り替
えが困難であるという問題がある。また、ラジアルベア
リング3自体は、軸方向のずれに対して考慮されておら
ず、使用中に時として起こる軸方向の強いずれに耐えら
れないという問題もある。
【0009】本件発明者は、角のみ外枠1の段差部1d
と、角のみ錐2の肩部2dとが接触した場合の角のみの
安全性確認試験を行った。図11に示すように、角のみ
外枠1の角刃部1aを除き同形状とした中空柱形状試験
材3と、角のみ錐2の先端切刃部2bに代え、スラスト
ベアリング4bを取り付けた円柱形状試験材4を製作
し、段差部34と肩部44が接触している状態で、円柱
形状試験材4を3400rpmで回転させながら、円柱
形状試験材4に無負荷状態から1000kg重の荷重を
衝撃的に加えた。その結果、円柱形状試験材4の肩部4
4にわずかな摩耗が認められたが、中空柱形状試験材3
及び円柱形状試験材4共に異常はみられなく、さらに無
負荷時段差部34と肩部44が1mm離れた状態で10
00kg重荷重した後に接触した場合も、円柱形状試験
材4のクランプ部分に移動による傷ができた以外はほぼ
同様であった。また、1000kg重荷重した後も、接
触しない場合があったが、この場合は当然問題とならな
い。なお、ここで荷重は、ロードセル5によって測定し
た。また、中空柱形状試験材3は、角のみ外枠1と同じ
材質のものを、円柱形状試験材4は、角のみ錐2と同じ
材質のものを、上記変更箇所を除き、同じ製造工程で製
作した。
と、角のみ錐2の肩部2dとが接触した場合の角のみの
安全性確認試験を行った。図11に示すように、角のみ
外枠1の角刃部1aを除き同形状とした中空柱形状試験
材3と、角のみ錐2の先端切刃部2bに代え、スラスト
ベアリング4bを取り付けた円柱形状試験材4を製作
し、段差部34と肩部44が接触している状態で、円柱
形状試験材4を3400rpmで回転させながら、円柱
形状試験材4に無負荷状態から1000kg重の荷重を
衝撃的に加えた。その結果、円柱形状試験材4の肩部4
4にわずかな摩耗が認められたが、中空柱形状試験材3
及び円柱形状試験材4共に異常はみられなく、さらに無
負荷時段差部34と肩部44が1mm離れた状態で10
00kg重荷重した後に接触した場合も、円柱形状試験
材4のクランプ部分に移動による傷ができた以外はほぼ
同様であった。また、1000kg重荷重した後も、接
触しない場合があったが、この場合は当然問題とならな
い。なお、ここで荷重は、ロードセル5によって測定し
た。また、中空柱形状試験材3は、角のみ外枠1と同じ
材質のものを、円柱形状試験材4は、角のみ錐2と同じ
材質のものを、上記変更箇所を除き、同じ製造工程で製
作した。
【0010】以上に示した結果から、本件発明者は、従
来問題視されていた角のみ外枠1の段差部1dと、角の
み錐2の肩部2dとの接触状態での運転の安全性につい
て問題がないという知見を得ることができ、本件発明に
想到するに至った。すなわち、本発明は、角のみ外枠の
角刃部の先端切刃部に角のみ錐の底切刃外周端部が咬み
込むことによる不都合が生じなく、かつ角のみ外枠と角
のみ錐との抜き差しが容易に行える角のみを提供するこ
とを目的とする。
来問題視されていた角のみ外枠1の段差部1dと、角の
み錐2の肩部2dとの接触状態での運転の安全性につい
て問題がないという知見を得ることができ、本件発明に
想到するに至った。すなわち、本発明は、角のみ外枠の
角刃部の先端切刃部に角のみ錐の底切刃外周端部が咬み
込むことによる不都合が生じなく、かつ角のみ外枠と角
のみ錐との抜き差しが容易に行える角のみを提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するために上記請求項1に係る発明の構成上の特
徴は、中空の四角柱形状で順次配列された角刃部と胴部
とを有すると共に胴部の端部に同軸的かつ一体で設けら
れた円筒形の取付部を有し、胴部と取付部の境界にて胴
部の内壁と取付部の内壁との間をつなぐ段差部を有する
角のみ外枠と、円柱形状の錐本体と錐本体より径の小さ
いシャンクとが同軸的かつ一体で設けられ、角のみ外枠
の取付部及び胴部の中空部分にシャンク及び錐本体が同
軸的かつ回転自在に挿着される角のみ錐とを備えた角の
みにおいて、角のみ外枠の角刃部の先端部と、錐本体先
端に設けた切刃部の底切刃の外周端部との軸方向の距離
が−3mmから+3mmで、錐本体とシャンクとの境界
である肩部が角のみ外枠の段差部に接触しまたは近接し
た状態にされたことにある。
を達成するために上記請求項1に係る発明の構成上の特
徴は、中空の四角柱形状で順次配列された角刃部と胴部
とを有すると共に胴部の端部に同軸的かつ一体で設けら
れた円筒形の取付部を有し、胴部と取付部の境界にて胴
部の内壁と取付部の内壁との間をつなぐ段差部を有する
角のみ外枠と、円柱形状の錐本体と錐本体より径の小さ
いシャンクとが同軸的かつ一体で設けられ、角のみ外枠
の取付部及び胴部の中空部分にシャンク及び錐本体が同
軸的かつ回転自在に挿着される角のみ錐とを備えた角の
みにおいて、角のみ外枠の角刃部の先端部と、錐本体先
端に設けた切刃部の底切刃の外周端部との軸方向の距離
が−3mmから+3mmで、錐本体とシャンクとの境界
である肩部が角のみ外枠の段差部に接触しまたは近接し
た状態にされたことにある。
【0012】上記のように構成した請求項1に係る発明
においては、錐本体とシャンクとの境界である肩部が角
のみ外枠の段差部に接触しまたは近接した状態にされて
いるので、角のみの加工中に、角のみが節に乗ったり、
節を切削して、角のみ錐に衝撃的な押圧力が加わって
も、また角のみ錐のシャンク部の締め付けが緩んだりし
た場合にも、角のみ外枠に対して軸方向奥側にほとんど
移動することがない。
においては、錐本体とシャンクとの境界である肩部が角
のみ外枠の段差部に接触しまたは近接した状態にされて
いるので、角のみの加工中に、角のみが節に乗ったり、
節を切削して、角のみ錐に衝撃的な押圧力が加わって
も、また角のみ錐のシャンク部の締め付けが緩んだりし
た場合にも、角のみ外枠に対して軸方向奥側にほとんど
移動することがない。
【0013】その結果、角のみ外枠の角刃部の先端部
と、角のみ錐の錐本体先端の底切刃の外周端部との間の
軸方向の距離S(−3mm〜+3mm)が、角のみの設
定時に設定された適正値からほとんど変動することがな
い。従って、角刃部の先端部の内壁面に、角のみ錐の錐
本体先端の底切刃の外周端部及びその近辺部分がはまり
込みもしくは咬み込むことがなく、両部分に損傷が生じ
たり、穿孔作業が停止したり、角刃部に割れが入るよう
なことが、確実に防止される。
と、角のみ錐の錐本体先端の底切刃の外周端部との間の
軸方向の距離S(−3mm〜+3mm)が、角のみの設
定時に設定された適正値からほとんど変動することがな
い。従って、角刃部の先端部の内壁面に、角のみ錐の錐
本体先端の底切刃の外周端部及びその近辺部分がはまり
込みもしくは咬み込むことがなく、両部分に損傷が生じ
たり、穿孔作業が停止したり、角刃部に割れが入るよう
なことが、確実に防止される。
【0014】また、請求項1の発明においては、角のみ
を加工装置に取り付ける際に、錐本体とシャンクとの境
界である肩部を角のみ外枠の段差部に接触しまたは近接
した状態にさせることにより、取り付け位置の設定に手
間取ることがなく、取り付けを簡単に行うことができ
る。さらに、錐本体とシャンクとの境界である肩部が角
のみ外枠の段差部に接触しまたは近接した状態にさせた
のみなので、角のみ外枠と角のみ錐との抜き差しを容易
に行うことができる。
を加工装置に取り付ける際に、錐本体とシャンクとの境
界である肩部を角のみ外枠の段差部に接触しまたは近接
した状態にさせることにより、取り付け位置の設定に手
間取ることがなく、取り付けを簡単に行うことができ
る。さらに、錐本体とシャンクとの境界である肩部が角
のみ外枠の段差部に接触しまたは近接した状態にさせた
のみなので、角のみ外枠と角のみ錐との抜き差しを容易
に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明すると、図1及び図2は、第1の実施形態に
係る角のみを一部破断正面図により及び角のみ外枠を斜
視図により示したものである。角のみは、角のみ外枠1
0と、角のみ外枠10の中空部分を貫通して同軸的にか
つ回転自在に配設された角のみ錐20とを設けている。
角のみ外枠10は、図2に示すように、四角柱形状で、
内部が円柱形の空間を同軸的に設けており、先端に刃部
を有する角刃部11と、胴部12とを有している。胴部
12は、内径28.5mmφの円柱形の空間を有し、相
対向する一対の壁面に長孔形状の切屑排出口12aを設
けている。胴部12の端面には、長さが41mmで内径
が20mmφの円筒形の取付部13が同軸的かつ一体に
設けられている。そして、胴部12と取付部13の境界
には、胴部12の内壁と取付部13の内壁との間をつな
ぐ段差部14が設けられている。段差部14は、軸直角
断面に対し取付部13側に例えば約30゜傾斜してい
る。取付部13は、加工装置の角のみ外枠固定部Mに挟
持されるようになっている。
用いて説明すると、図1及び図2は、第1の実施形態に
係る角のみを一部破断正面図により及び角のみ外枠を斜
視図により示したものである。角のみは、角のみ外枠1
0と、角のみ外枠10の中空部分を貫通して同軸的にか
つ回転自在に配設された角のみ錐20とを設けている。
角のみ外枠10は、図2に示すように、四角柱形状で、
内部が円柱形の空間を同軸的に設けており、先端に刃部
を有する角刃部11と、胴部12とを有している。胴部
12は、内径28.5mmφの円柱形の空間を有し、相
対向する一対の壁面に長孔形状の切屑排出口12aを設
けている。胴部12の端面には、長さが41mmで内径
が20mmφの円筒形の取付部13が同軸的かつ一体に
設けられている。そして、胴部12と取付部13の境界
には、胴部12の内壁と取付部13の内壁との間をつな
ぐ段差部14が設けられている。段差部14は、軸直角
断面に対し取付部13側に例えば約30゜傾斜してい
る。取付部13は、加工装置の角のみ外枠固定部Mに挟
持されるようになっている。
【0016】角のみ錐20は、図1に示すように、長さ
120mmで外径24.5mmφの円柱形状の錐本体2
1と、錐本体21の一端に同軸的かつ一体に配設した丸
棒である長さ150mmのシャンク23を設けている。
錐本体21は、螺旋形状の2条のランド21a、21b
を有しており、ランド21a,21b間に2条の切屑排
出溝21c,21dを設けている。錐本体21は、その
先端にランド21a、21bから延長した先端切刃部2
2を設けている。先端切刃部22の下端の中心には先行
錐22aが設けられており、先端切刃部22の外径部に
は突出した毛引刃22bが設けられ、毛引刃22bと先
行錐22aの間には、底切刃22cが設けられている。
なお、角のみ錐のランド数及び切屑排出溝は、2条に限
るものではない。錐本体21とシャンク23の境界は、
肩部24になっている。
120mmで外径24.5mmφの円柱形状の錐本体2
1と、錐本体21の一端に同軸的かつ一体に配設した丸
棒である長さ150mmのシャンク23を設けている。
錐本体21は、螺旋形状の2条のランド21a、21b
を有しており、ランド21a,21b間に2条の切屑排
出溝21c,21dを設けている。錐本体21は、その
先端にランド21a、21bから延長した先端切刃部2
2を設けている。先端切刃部22の下端の中心には先行
錐22aが設けられており、先端切刃部22の外径部に
は突出した毛引刃22bが設けられ、毛引刃22bと先
行錐22aの間には、底切刃22cが設けられている。
なお、角のみ錐のランド数及び切屑排出溝は、2条に限
るものではない。錐本体21とシャンク23の境界は、
肩部24になっている。
【0017】角のみ錐20は、シャンク23を角のみ外
枠10の下端から挿入し、シャンク23を角のみ外枠1
0の取付部13を貫通させて、角のみ外枠10に挿着さ
れる。シャンク23の上端は、加工装置の電動モータの
回転軸に設けたチャックCに挟持固定される。
枠10の下端から挿入し、シャンク23を角のみ外枠1
0の取付部13を貫通させて、角のみ外枠10に挿着さ
れる。シャンク23の上端は、加工装置の電動モータの
回転軸に設けたチャックCに挟持固定される。
【0018】このとき、錐本体21とシャンク23との
境界である肩部24と、角のみ外枠10の段差部14間
の距離は、約1mmに設定されている。これにより、図
3に示すように、角のみ外枠10の角刃部11の先端部
11aと、角のみ錐20の先端に設けた先端切刃部22
の底切刃22cの外周端部22c1 との間の軸方向の距
離Sが、+1mmに設定されている。すなわち、底切刃
22cの外周端部22c1 が、角刃部11の先端部11
aから外側に1mm突出している。なお、S値の符号
が、−の場合は、底切刃22cの外周端部22c1 が、
角刃部11の先端部11aから内部に進入した状態であ
ることを意味する。なお、S値は、−3mmから+3m
mの範囲に設定されるようになっている。
境界である肩部24と、角のみ外枠10の段差部14間
の距離は、約1mmに設定されている。これにより、図
3に示すように、角のみ外枠10の角刃部11の先端部
11aと、角のみ錐20の先端に設けた先端切刃部22
の底切刃22cの外周端部22c1 との間の軸方向の距
離Sが、+1mmに設定されている。すなわち、底切刃
22cの外周端部22c1 が、角刃部11の先端部11
aから外側に1mm突出している。なお、S値の符号
が、−の場合は、底切刃22cの外周端部22c1 が、
角刃部11の先端部11aから内部に進入した状態であ
ることを意味する。なお、S値は、−3mmから+3m
mの範囲に設定されるようになっている。
【0019】つぎに、上記第1の実施形態の動作につい
て説明する。加工装置の駆動開始により角のみ錐20を
例えば回転数3400rpmで回転させ、角のみの送り
速度6m/minで被削材の切削加工を行う際に、角の
みが節に乗ったり、節を切削したりして、角のみ錐20
に衝撃的な押圧力が加わっても、また角のみ錐20のシ
ャンク23の締め付けが緩んだりしても、角のみ錐20
の肩部24と、角のみ外枠10の段差部14間の距離が
約1mmに設定されているので、角のみ錐20は、角の
み外枠10に対して軸方向奥側への移動範囲が限られて
おり、ほとんど移動することができない。
て説明する。加工装置の駆動開始により角のみ錐20を
例えば回転数3400rpmで回転させ、角のみの送り
速度6m/minで被削材の切削加工を行う際に、角の
みが節に乗ったり、節を切削したりして、角のみ錐20
に衝撃的な押圧力が加わっても、また角のみ錐20のシ
ャンク23の締め付けが緩んだりしても、角のみ錐20
の肩部24と、角のみ外枠10の段差部14間の距離が
約1mmに設定されているので、角のみ錐20は、角の
み外枠10に対して軸方向奥側への移動範囲が限られて
おり、ほとんど移動することができない。
【0020】そのため、上記距離Sが、加工装置への角
のみの取付時に設定された適正値からほとんど変動する
ことがない。従って、角刃部11の先端部11aの内壁
面に、角のみ錐20の錐本体21先端の底切刃22cの
外周端部22c1 及びその近辺部分がはまり込みもしく
は咬み込むことがほとんどなく、両部分に損傷が生じた
り、穿孔作業が停止したり、角刃部11に割れが入るよ
うなことが確実に防止される。
のみの取付時に設定された適正値からほとんど変動する
ことがない。従って、角刃部11の先端部11aの内壁
面に、角のみ錐20の錐本体21先端の底切刃22cの
外周端部22c1 及びその近辺部分がはまり込みもしく
は咬み込むことがほとんどなく、両部分に損傷が生じた
り、穿孔作業が停止したり、角刃部11に割れが入るよ
うなことが確実に防止される。
【0021】また、角のみ錐20のクランプが不十分で
ある等により、角のみ錐20が角のみ外枠10に対して
移動することが繰り返し起こっても、図4に示すよう
に、角のみ錐20の肩部24が、角のみ外枠10の段差
部14の形状に倣って、わずかに傾斜した形状に摩耗す
るが、距離Sが−2mm以下となることはなく、角のみ
の切削作業及び製品の加工品質に影響を与えるものでは
なかった。さらに、この角のみの角刃部11及び角のみ
錐20を再研磨し、角刃部11の先端部11aと底切刃
22cの外周端部22c1 間の距離Sが所定量になるよ
うに加工することにより、再度角のみ錐20を使用する
ことができる。
ある等により、角のみ錐20が角のみ外枠10に対して
移動することが繰り返し起こっても、図4に示すよう
に、角のみ錐20の肩部24が、角のみ外枠10の段差
部14の形状に倣って、わずかに傾斜した形状に摩耗す
るが、距離Sが−2mm以下となることはなく、角のみ
の切削作業及び製品の加工品質に影響を与えるものでは
なかった。さらに、この角のみの角刃部11及び角のみ
錐20を再研磨し、角刃部11の先端部11aと底切刃
22cの外周端部22c1 間の距離Sが所定量になるよ
うに加工することにより、再度角のみ錐20を使用する
ことができる。
【0022】また、角のみを加工装置に取り付ける際
に、錐本体21とシャンク23との境界である肩部24
を角のみ外枠10の段差部14に接触しまたは近接した
状態にさせることにより、上記距離Sの調整に手間取る
ことがなく、角のみ錐20の取り付けを簡単に行うこと
ができる。さらに、角のみは、角のみ錐20の肩部24
を角のみ外枠10の段差部14に接触しまたは近接した
状態にさせたのみなので、角のみ外枠10と角のみ錐2
0との抜き差しを容易に行うことができる。
に、錐本体21とシャンク23との境界である肩部24
を角のみ外枠10の段差部14に接触しまたは近接した
状態にさせることにより、上記距離Sの調整に手間取る
ことがなく、角のみ錐20の取り付けを簡単に行うこと
ができる。さらに、角のみは、角のみ錐20の肩部24
を角のみ外枠10の段差部14に接触しまたは近接した
状態にさせたのみなので、角のみ外枠10と角のみ錐2
0との抜き差しを容易に行うことができる。
【0023】つぎに、上記第1の実施形態の変形例につ
いて説明する。変形例においては、角のみ外枠10の段
差部14と、角のみ錐20の肩部24の関係を、上記第
1の実施形態と異ならせたものである。変形例1は、図
5に示すように、肩部24の形状は変更せず、段差部1
4aの形状を曲面形状としたものである。変形例2は、
図6に示すように、肩部24の形状は変更せず、段差部
14bの形状を傾斜のない平坦面としたものである。変
形例3は、図7に示すように、段差部14の形状を変更
せず、肩部24aの形状を膨出した曲面形状としたもの
である。変形例4は、図8に示すように、段差部14b
の形状を傾斜のない平坦面とし、肩部24bの形状をシ
ャンク23に向けて傾斜させたものである。以上のよう
に構成した各変形例においても、段差部14と肩部24
との接触による負荷を低くすることができ、上記第1の
実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、図示
しないが、段差部と肩部については、上記以外の組み合
せも可能である。
いて説明する。変形例においては、角のみ外枠10の段
差部14と、角のみ錐20の肩部24の関係を、上記第
1の実施形態と異ならせたものである。変形例1は、図
5に示すように、肩部24の形状は変更せず、段差部1
4aの形状を曲面形状としたものである。変形例2は、
図6に示すように、肩部24の形状は変更せず、段差部
14bの形状を傾斜のない平坦面としたものである。変
形例3は、図7に示すように、段差部14の形状を変更
せず、肩部24aの形状を膨出した曲面形状としたもの
である。変形例4は、図8に示すように、段差部14b
の形状を傾斜のない平坦面とし、肩部24bの形状をシ
ャンク23に向けて傾斜させたものである。以上のよう
に構成した各変形例においても、段差部14と肩部24
との接触による負荷を低くすることができ、上記第1の
実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、図示
しないが、段差部と肩部については、上記以外の組み合
せも可能である。
【0024】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。第2の実施形態においては、図9に示すよう
に、角のみ錐20の肩部24にスラストベアリング25
を取り付けたものであり、これに合わせて角のみ外枠1
0の段差部14bを傾斜のない平坦面としたものであ
る。その他の構成は、上記第1の実施形態と同様であ
る。
明する。第2の実施形態においては、図9に示すよう
に、角のみ錐20の肩部24にスラストベアリング25
を取り付けたものであり、これに合わせて角のみ外枠1
0の段差部14bを傾斜のない平坦面としたものであ
る。その他の構成は、上記第1の実施形態と同様であ
る。
【0025】以上のように第2実施形態を構成したこと
により、角のみ錐20に押圧力が加わり、肩部24がス
ラストベアリング25を介して段差部14b間に接触し
ても、スラストベアリング25により摩擦抵抗が小さく
されるので、角のみ錐20は軽く回転することができ、
上記第1の実施形態に示したと同様の効果を得ることが
できる。
により、角のみ錐20に押圧力が加わり、肩部24がス
ラストベアリング25を介して段差部14b間に接触し
ても、スラストベアリング25により摩擦抵抗が小さく
されるので、角のみ錐20は軽く回転することができ、
上記第1の実施形態に示したと同様の効果を得ることが
できる。
【0026】さらに、スラストベアリング25は、角の
み錐20の回転を円滑にさせるために用いられるものな
ので、角のみ外枠10の円柱状空洞の内径より小さい外
径であればよい。そのため、スラストベアリング25を
用いることにより、角のみ外枠10と角のみ錐20との
抜き差しが困難になることはない。さらに、刃先の摩耗
等による角のみ外枠10や角のみ錐20の交換が容易で
あると共に角のみの加工装置への取り付けも容易であ
る。また、スラストベアリング25は、角のみ錐20の
交換において、再使用することができる。なお、スラス
トベアリング25は、肩部24に固定する代わりに、図
10に示すように、段差部14に固定して用いてもよ
く、さらに、図示しないが、段差部14および肩部24
の両方に固定して使用することもできる。
み錐20の回転を円滑にさせるために用いられるものな
ので、角のみ外枠10の円柱状空洞の内径より小さい外
径であればよい。そのため、スラストベアリング25を
用いることにより、角のみ外枠10と角のみ錐20との
抜き差しが困難になることはない。さらに、刃先の摩耗
等による角のみ外枠10や角のみ錐20の交換が容易で
あると共に角のみの加工装置への取り付けも容易であ
る。また、スラストベアリング25は、角のみ錐20の
交換において、再使用することができる。なお、スラス
トベアリング25は、肩部24に固定する代わりに、図
10に示すように、段差部14に固定して用いてもよ
く、さらに、図示しないが、段差部14および肩部24
の両方に固定して使用することもできる。
【0027】また、上記各実施形態及び変形例におい
て、角のみ外枠の段差部及び角のみ錐の肩部は、それぞ
れ角のみ外枠及び角のみ錐と同一材質により一体で形成
されているが、その部分のみを滑り易くかつ耐摩耗性の
ある耐衝撃性材料、例えばセラミックス、サーメット、
超硬合金、鋼等により形成することもできる。これによ
り、角のみ外枠及び角のみ錐の寿命を長くすることがで
きる。また、耐衝撃性材料で形成された部分を交換可能
にしておくことにより、角のみ外枠及び角のみ錐の使用
後の再加工の代わりに、それぞれの再研磨量の違いに対
応した適正寸法の部材に交換することにより、容易に対
処することができる。
て、角のみ外枠の段差部及び角のみ錐の肩部は、それぞ
れ角のみ外枠及び角のみ錐と同一材質により一体で形成
されているが、その部分のみを滑り易くかつ耐摩耗性の
ある耐衝撃性材料、例えばセラミックス、サーメット、
超硬合金、鋼等により形成することもできる。これによ
り、角のみ外枠及び角のみ錐の寿命を長くすることがで
きる。また、耐衝撃性材料で形成された部分を交換可能
にしておくことにより、角のみ外枠及び角のみ錐の使用
後の再加工の代わりに、それぞれの再研磨量の違いに対
応した適正寸法の部材に交換することにより、容易に対
処することができる。
【0028】なお、上記各実施形態及び変形例におい
て、角のみについて示した寸法については一実施例であ
り、角のみの種類に応じて変更されるものである。
て、角のみについて示した寸法については一実施例であ
り、角のみの種類に応じて変更されるものである。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る角のみを概略的
に示す一部破断面図である。
に示す一部破断面図である。
【図2】同角のみの角のみ外枠を概略的に示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】角のみの先端部分を詳細に示す部分拡大図であ
る。
る。
【図4】角のみ錐の肩部の変形状態を概略的に示す部分
拡大図である。
拡大図である。
【図5】変形例1の角のみ外枠の段差部と角のみ錐の肩
部を概略的に示す一部破断面である。
部を概略的に示す一部破断面である。
【図6】変形例2の角のみ外枠の段差部と角のみ錐の肩
部を概略的に示す一部破断面である。
部を概略的に示す一部破断面である。
【図7】変形例3の角のみ外枠の段差部と角のみ錐の肩
部を概略的に示す一部破断面である。
部を概略的に示す一部破断面である。
【図8】変形例4の角のみ外枠の段差部と角のみ錐の肩
部を概略的に示す一部破断面である。
部を概略的に示す一部破断面である。
【図9】第2の実施形態である角のみ外枠の段差部と角
のみ錐の肩部を概略的に示す一部破断面図である。
のみ錐の肩部を概略的に示す一部破断面図である。
【図10】同第2の実施形態の変形例を概略的に示す一
部破断面図である。
部破断面図である。
【図11】角のみ外枠の段差部と角のみ錐の肩部とが接
触した場合の角のみの運転試験に使用する、中空柱形状
試験材と円柱形状試験材を概略的に示す一部破断面図で
ある。
触した場合の角のみの運転試験に使用する、中空柱形状
試験材と円柱形状試験材を概略的に示す一部破断面図で
ある。
【図12】従来例の角のみを概略的に示す一部破断面図
である。
である。
【図13】他の従来例である角のみを概略的に示す一部
破断面図である。
破断面図である。
10…角のみ外枠、11…角刃部、11a…先端部、1
2…胴部、12a…切屑排出口、13…取付部、14,
14a,14b…段差部、20…角のみ錐、21…錐本
体、22…先端切刃部、22a…先行錐、22b…毛引
刃、22c…底切刃、22c1 …外周端部、23…シャ
ンク、24,24a,24b…肩部、25…スラストベ
アリング、C…チャック、M…角のみ外枠固定部。
2…胴部、12a…切屑排出口、13…取付部、14,
14a,14b…段差部、20…角のみ錐、21…錐本
体、22…先端切刃部、22a…先行錐、22b…毛引
刃、22c…底切刃、22c1 …外周端部、23…シャ
ンク、24,24a,24b…肩部、25…スラストベ
アリング、C…チャック、M…角のみ外枠固定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 英樹 愛知県丹羽郡大口町中小口一丁目1番地 兼房株式会社内 (56)参考文献 登録実用新案3006929(JP,U) 特公 昭42−25160(JP,B1) 特公 昭37−13696(JP,B1) 実公 昭28−10298(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B27F 5/10
Claims (1)
- 【請求項1】 中空柱形状で順次配列された角刃部と胴
部とを有すると共に同胴部の端部に同軸的かつ一体で設
けられた円筒形の取付部を有し、前記胴部と取付部の境
界にて同胴部の内壁と同取付部の内壁との間をつなぐ段
差部を有する角のみ外枠と、円柱形状の錐本体と同錐本
体より径の小さいシャンクとが同軸的かつ一体で設けら
れて、同錐本体と同シャンクとの境界に肩部を形成し、
前記角のみ外枠の取付部及び胴部の中空部分に前記シャ
ンク及び錐本体が同軸的かつ回転自在に挿着される角の
み錐とを備えた角のみにおいて、前記角のみ外枠の角刃
部の先端部と、前記錐本体先端に設けた切刃部の底切刃
の外周端部との軸方向の距離が−3mmから+3mm
で、前記肩部が前記角のみ外枠の段差部に接触し、また
は近接した状態にされたことを特徴とする角のみ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08110459A JP3086169B2 (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | 角のみ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08110459A JP3086169B2 (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | 角のみ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09272103A JPH09272103A (ja) | 1997-10-21 |
JP3086169B2 true JP3086169B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=14536255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08110459A Expired - Fee Related JP3086169B2 (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | 角のみ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3086169B2 (ja) |
-
1996
- 1996-04-04 JP JP08110459A patent/JP3086169B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09272103A (ja) | 1997-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1793954B1 (en) | Tool for chip removing machining having a male part of the tool with a threading and a transition portion | |
US6868572B1 (en) | Screwdriving and countersinking bit | |
JPH09188534A (ja) | ガラスカッターホイール | |
KR102227667B1 (ko) | 스틱 블레이드를 이용한 외주 절삭 공구 | |
US6319104B1 (en) | Tool for resurfacing machine | |
JP3086169B2 (ja) | 角のみ | |
KR102227248B1 (ko) | 중공체 분할용 지그장치 | |
EP0595545A1 (en) | Stud driver and remover for large diameter studs | |
US7048476B2 (en) | Cutter head blade clamp | |
JPH09141616A (ja) | 木工用ボーリング錐 | |
KR100609937B1 (ko) | 절삭가공공구 | |
US3877185A (en) | Abrading tool | |
JPS6125941Y2 (ja) | ||
JP3188415B2 (ja) | リーマ及びそれを用いた穴仕上加工方法 | |
JP2002096222A (ja) | ドリルシャンク | |
JP2010179447A (ja) | 円筒状穿孔工具 | |
JP3230148B2 (ja) | 穴明け工具 | |
JPH04117712U (ja) | コアレスドリル | |
JP4390505B2 (ja) | 接続スリーブ及びワイヤソー | |
JPH11104916A (ja) | 加工穴のかえり取り工具 | |
JPH02185309A (ja) | 貫通孔の面取り装置 | |
JP2001079709A (ja) | エンドミル | |
JP3037765U (ja) | 段付きドリル | |
JPH0430005Y2 (ja) | ||
JP2948962B2 (ja) | 転削工具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |