JP3086157B2 - 湯沸し装置及びこれを用いた麺ゆで装置 - Google Patents

湯沸し装置及びこれを用いた麺ゆで装置

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昭文 山本
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J27/00Cooking-vessels
    • A47J2027/006Cooking-vessels especially adapted for preparing pasta
    • A47J2027/008Cooking-vessels especially adapted for preparing pasta for cooking pasta under pressure

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【利用分野】本発明は、湯沸し装置及びこれを用いた麺
ゆで装置に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】麺ゆで装置として、既
に、実開平5−85318号公報に開示されたものがあ
る。この装置は、麺をゆでる為の処理槽部に高圧高温の
湯を貯留させ、これにめん類を投入する構成となってい
る。これによれば、めん類が100℃よりも高温度に維
持された湯によってゆでられるから、大気圧条件下でゆ
でる場合に比べて短時間でゆで上がる。
【0003】ゆで上がった麺類は湯と共に排出される。
従って、この装置で連続的に麺類をゆで上げる為には、
この高圧高温度の湯を短時間で用意する必要がある。こ
の為、上記従来技術では、複数の加熱槽を用意してこれ
らを通過する間に最終的に所定温度の湯を得る構成とし
ている。これにより、処理槽の手前の加熱槽に前記所定
温度の湯が用意され、麺ゆで処理完了後には、前記加熱
槽の湯を用いて麺ゆで処理できることとなる。従って、
この従来のものでは、麺ゆで作業が連続的に行える。
【0004】ところが、この従来のものでは、処理槽と
は別に複数の加熱槽を用意するものであるから、1日の
作業が終了した時には、加熱槽の湯を排出する為の作業
が必要となると共に、処理槽と同じ程度の大きさの加熱
槽を少なくとも複数個用意する必要があることから、装
置全体がその分大型となる。この不都合を解消するもの
として、既に、特願平7−76122号に於いて提案し
たものがある。
【0005】このものは、図1に示すように、厚肉の鉄
製の筒体の上下両端をボールバルブの栓体により閉塞し
て処理槽(1a)を形成し、この処理槽(1a)の胴部外周に電
磁加熱用のコイル(2a)を巻付けたものであり、このコイ
ル(2a)に高周波電流を供給してその磁束変化により、前
記処理槽(1a)の胴部に電磁誘導電流を生じさせてこの処
理槽(1a)を発熱させるものである。
【0006】この先行技術では、前記処理槽(1a)が電磁
誘導により加熱されるものであるから、この処理槽(1a)
を高速加熱でき、この処理槽(1a)内に供給された水又は
湯を短時間で高温の湯にできる。又、従来のように複数
の加熱槽を用意するものではないから、全体が小型化出
来るものとなる。ところが、この先行技術では、ゆで上
がった麺類の一部にゆで上げ不良が生じるという問題が
あった。
【0007】上記電磁誘導加熱によって、処理槽(1a)の
内周面付近の被加熱水が先ず加熱される。この加熱水
は、前記被加熱水の貯留域の上部まで上昇した後にその
中心部に集まって降下し、再び前記加熱により上昇する
ように対流する。この対流により前記貯留域の温度が次
第に均一化されるものとなる。ところが、この先行技術
では、処理槽(1a)の下端部の一定範囲の温度上昇が不十
分となる。これは、この処理槽(1a)の胴部からのみの加
熱であるから、対流がショートサイクルし易く、処理槽
(1a)の中央部での降下流がコイル(2a)による加熱域の下
端部にまで達しないからである。
【0008】
【技術的課題】本発明は、このような点に鑑みてなされ
たものであり、『被加熱水を貯留する有底筒状の加熱槽
(1) の胴部外周に、加熱手段(2) を設けた湯沸し装置』
において、加熱槽(1) に於ける加熱手段(2) の加熱域の
下端部まで対流が及ぶようにして、前記下端部に低温域
が生じないようにすることをその課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の技術的手段は、『加熱槽(1) の略中心
部の被加熱水の貯留部に、上端に流入口を具備し且つ下
端に流出口を具備する降下流案内用の案内筒(6) を設
け、前記案内筒(6)の流出口を加熱手段(2) の加熱域よ
り下方に位置させ且つ加熱槽(1)の底部近傍に位置する
構成とし、前記案内筒(6)の流入口の開口面積を前記流
出口の開口面積よりも大きく設定した湯沸し装置』であ
る。また、『麺をゆでる為の有底筒状の処理槽(1a)の胴
部外周に、加熱手段(2) を設けた装置であって、前記処
理槽(1a)は、その底部には麺及び貯留水を排出する為の
開閉自在の排出口(15)が設けられると共に、その上端は
麺を投入する為の開閉自在の投入口(14)を具備する天板
(16)によって閉塞される構成とし、この処理槽(1a)の略
中心部の被加熱水の貯留部に、上端に流入口を具備し且
つ下端に流出口を具備する降下流案内用の案内筒(6) を
設け、この案内筒(6) は、前記天板(16)に連設されると
共に、前記流出口が前記加熱手段(2) の加熱域より下方
に位置させ且つ加熱槽(1)の底部近傍に位置する構成と
し、前記流入口の開口面積を前記流出口の開口面積より
も大きく設定した麺ゆで装置』である。
【0010】
【作用】本発明の上記技術的手段は次のように作用す
る。加熱槽(1) の内周面付近で加熱された被加熱水は、
その貯留部の上端部まで上昇した後に、前記加熱槽(1)
の中心部に集まり降下するように対流する。このとき、
前記中心部の被加熱水の貯留部には、上端に流入口を具
備し且つ下端に流出口を具備する案内筒(6) が設けられ
ているから、前記中心部での降下流は、この案内筒(6)
の流入口から流入した後、この案内筒(6) 内を降下す
る。この案内筒(6) の流出口が加熱手段(2) の加熱域よ
り下方に位置していることから、前記降下流は前記加熱
域の下端部より下方から流出するものとなる。従って、
前記加熱域の下端部まで加熱水の対流が及ぶものとな
る。また、案内筒(6) の前記流出口は、加熱槽(1) の底
部近傍に位置する構成としたので、案内筒(6) 内を降下
した加熱水は、上記貯留域の下端部にてこの案内筒(6)
から流出するから、前記加熱水の対流は前記貯留域のほ
ぼ全域に及ぶ。従って、上記した温度均一化効果がより
一層向上する。これにより、加熱槽(1) を麺ゆで用の処
理槽とした場合には、麺のゆで加減がより一層、均一と
なる。そして、上記流入口の開口面積を、流出口の開口
面積よりも大きく設定してあるので、前記流出口から下
方に流出する前記加熱水の流速が大きくなる傾向となっ
て、この加熱水が下方に供給され易いものとなる。ま
た、上記湯沸し装置、上記麺ゆで装置において、『案内
筒(6) の前記流入口を、前記案内筒(6) の周壁に形成さ
れる複数の孔部(61)(61)とした』ものでは、前記案内筒
(6)への加熱水の流入範囲が大きく確保されるので、こ
の案内筒(6)内に前記加熱水が確実に流入するものとな
る。
【0011】
【効果】本発明は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。このものでは、加熱槽(1) に於ける加熱手段
(2) の加熱域の下端部まで加熱水の対流が及ぶことか
ら、前記下端部が十分に温度上昇するものとなる。従っ
て、前記加熱槽(1) を麺ゆで用の処理槽とした場合に
は、麺のゆで加減がより均一となる。
【0012】
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。この実施例は、高温高圧下でパスタを短時間でゆで
る形式の麺ゆで装置に実施したものである。このもので
は、図2に示すように、上下方向に直立した鉄製で且つ
円形断面の筒体(11)の上端をこれにネジ止めした天板(1
6)により閉塞すると共に、前記筒体(11)の下端をこれに
連設した電動式の第2ボールバルブ(B2)の栓体(V) によ
り閉塞することにより、上記麺ゆで処理の為の処理槽(1
a)が形成されている。
【0014】この筒体(11)は、厚肉の主体部(110) の上
方にこれより内径の大きい大径部(12)が連続すると共
に、下方に主体部(110) より内外径の小さい縮径部(13)
が連続した構成であり、前記大径部(12)の上端に連設さ
れた上記天板(16)には、その中心から偏心した位置に筒
部(17)が突設されている。この筒部(17)の下端は処理槽
(1a)内に開放しており、この筒部(17)の上端には、電動
式の第1ボールバルブ(B 1)が連設され、これの栓体(V)
の通過孔がパスタ用の投入口(14)となっている。一方、
上記縮径部(13)の下端に連設された上記第2ボールバル
ブ(B2)の栓体(V)の通過孔が排出口(15)となっている。
尚、上記主体部(110) の上端部及び下端部の内周面はテ
ーパ面となっており、上記大径部(12)及び縮径部(13)に
滑らかに連続している。これにより、上記投入口(14)か
ら投入されたパスタが処理槽(1a)内にスムーズに挿入さ
れると共に、ゆで上がったパスタが上記排出口(15)から
スムーズに排出される。
【0015】この筒体(11)の主体部(110) の外周面は、
断熱材(D) によって包囲され、この断熱材(D) の略全域
に導線が巻つけられて電磁加熱用のコイル(2a)が構成さ
れている。このコイル(2a)が既述請求項1に記載の加熱
手段(2) となる。このコイル(2a)には、これに磁束変化
を生じさせる為の電磁ユニット(20)が電気接続されてい
る。前記磁束変化により前記主体部(110) に誘導電流が
発生し、この主体部(110) が厚肉鉄製であることから、
この主体部(110) が自己発熱する。
【0016】前記電磁ユニット(20)の動作は、制御装置
(3) により制御される。この制御装置(3) には、前記主
体部(110) の中程の温度を検知する為の温度センサ(31)
からの検知温度信号(311) が入力され、この制御装置
(3) では、設定温度信号(312)と前記検知温度信号(311)
とが比較されて、検知温度が設定温度よりも低い場合
には、電磁ユニット(20)が「オン」となって上記コイル
(2a)が導通し、前記設定温度になると「オフ」となる。
これにより、上記主体部(110) が前記設定温度に維持さ
れる。
【0017】上記筒体(11)の大径部(12)には、開閉弁(4
1)を具備した給水回路(4) が接続されており、この給水
回路(4) から上記処理槽(1a)内に水又は温水が供給され
る。前記開閉弁(41)は、後述の給水制御装置(40)からの
制御信号により開弁又は閉弁される。上記天板(16)には
電極センサ(51)が設けられ、その電極(52)が前記処理槽
(1a)内に延びている。この電極(52)の下端が麺ゆで用に
必要な貯留水位(設定水位)と一致しており、上記給水
により前記設定水位に達すると、この電極センサ(51)が
「オン」となってその信号が上記給水制御装置(40)に印
加される。この実施例では、前記設定水位を、処理槽(1
a)の主体部(110) の上端に一致する水位としている。
【0018】更に、上記処理槽(1a)内には、この処理槽
(1a)の中心部にて、この処理槽(1a)の上端から下端に亙
って延びる細長い筒体(60)が設けられている。この筒体
(60)に於いて上記設定水位以下の部分が既述請求項1に
記載の案内筒(6) となる。この筒体(60)の周壁には、上
記設定水位に一致する高さから下方の一定範囲に複数の
孔部(61)(61)が設けられており、これら孔部(61)(61)が
既述請求項1に記載の流入口となる。又、この筒体(60)
の下端は下方に開放しておりこれが既述請求項1に記載
の流出口(62)となる。この流出口(62)は、上記第2ボー
ルバルブ(B2)の栓体(V) との間に所定間隙が設けられて
いる。尚、この筒体(60)は、上記天板(16)に連設され、
この筒体(60)の上端部は先細り形状に形成されている。
従って、上記投入口(14)から処理槽(1a)内へのパスタ投
入が阻害されない。又、前記天板(16)を筒体(11)の上端
から取り外すと、これと共に前記筒体(60)も処理槽(1a)
から取り外されるから、この処理槽(1a)内の洗浄等が容
易である。
【0019】又、前記天板(16)には、排気弁(53)と安全
弁(54)とが連設されている。前者の排気弁(53)は、麺ゆ
で処理終了後に処理槽(1a)内を開放するとき、大気圧以
上の高圧となっている処理槽(1a)内の圧力を大気圧に低
減させる為に一時的に開弁されるものである。尚、この
実施例のものでは、処理槽(1a)内への給水の際にも開弁
されて、投入口(14)及び排出口(15)が閉鎖状態にある場
合の給水動作を円滑ならしめている。
【0020】後者の安全弁(54)は処理槽(1a)内の内圧が
設定圧力を越えると自動的に開弁する構成としている。
上記構成の麺ゆで装置では、次のような麺ゆで処理が実
行される。先ず、給水制御装置(40)からの出力が開閉弁
(41)及び排気弁(53)に入力され、これらが同時に開弁す
る。これにより、給水回路(4) から処理槽(1a)内に給水
され、前記排気弁(53)の開弁により前記給水が円滑に進
行する。処理槽(1a)内の貯留水位が設定水位に達する
と、これを電極センサ(51)が検知し、この電極センサ(5
1)からの信号が上記給水制御装置(40)に入力されて、こ
のときの給水制御装置(40)からの出力により開閉弁(41)
が閉弁され同時に排気弁(53)が閉弁される。これによ
り、処理槽(1a)内が密閉状態となる。又、この給水動作
と並行して、上記した制御装置(3) の動作により処理槽
(1a)の温度が予熱設定温度(120℃)に維持される。
【0021】この後、投入口(14)を開いてパスタを投入
し、この投入後に投入口(14)を閉じる。次に、制御装置
(3) の動作により処理槽(1a)の温度が高温側設定温度
(130℃)に昇温される。上記処理槽(1a)の加熱動作
実行時には、加熱により昇温された前記処理槽(1a)の内
周面付近の加熱水は、この処理槽(1a)内の水の貯留域の
上端部まで上昇した後、その中心部に向う。この中心部
には上記筒体(60)が設けられ、この筒体(60)には上記設
定水位から下方の一定範囲に多数の孔部(61)(61)が設け
られているから、前記加熱水は、これら孔部(61)(61)か
ら筒体(60)内に流入して降下し、この筒体(60)の流出口
(62)から流出する。この流出口(62)は、上記処理槽(1a)
の下端を閉塞する栓体(V) の上方近傍に位置するから、
この流出口(62)から流出した前記加熱水は、対流のショ
ートサイクルにより温度上昇しにくい主体部(110) の下
端部及びこれの下方の縮径部(13)に及ぶこととなる。従
って、上記貯留域の全域の温度が均一化され易く、パス
タが均一にゆで上がるものとなる。
【0022】又、前記設定水位から下方の一定範囲に上
記孔部(61)(61)が設けられているから、前記筒体(60)へ
の加熱水の流入範囲が大きく確保され、この筒体(60)内
に前記加熱水が確実に流入するものとなる。更に、この
実施例では、上記孔部(61)(61)の開口総面積を、流出口
(62)の開口面積よりも大きく設定してある。これによ
り、前記流出口(62)から下方に流出する前記加熱水の流
速が大きくなる傾向となって、この加熱水が下方に供給
され易いものとなる。この実施例では、前記流出口(62)
が上記栓体(V) に対向しているから、前記流出口(62)か
ら流出した前記加熱水が前記栓体(V) にあたり前記加熱
水は上記縮径部(13)内にて乱流状態となり易い。従っ
て、上記した温度均一化効果がより一層向上するものと
なる。
【0023】上記高温側設定温度(130℃)に昇温さ
れた後、設定時間(例えば150秒〜200秒)経過す
ると、処理槽(1a)内のパスタがゆで上がる。この後、排
出口(15)を開放して処理槽(1a)内のパスタを湯と共に取
り出す。さらにこの後、上記した一連の動作を繰り返す
ことにより、麺ゆで処理が連続的に実行されるものとな
る。
【0024】この実施例では、処理槽(1a)は、筒体(11)
の胴部下端を第2ボールバルブ(B2)の栓体(V) により閉
塞することにより形成されているから、上記麺ゆで処理
後のパスタと湯が短時間で排出されるものとなる。従っ
て、次の麺ゆで処理工程にスムーズに移ることができ
る。尚、上記実施例では、処理槽(1a)を、筒体(11)の下
端を第2ボールバルブ(B2)の栓体(V) により閉塞するこ
とにより形成したが、これに限定されるものではない。
例えば、有底筒体により処理槽(1a)を形成してもよい。
【0025】又、上記実施例では、加熱手段(2) を処理
槽(1a)の胴部に巻つけた電磁加熱用のコイル(2a)とした
が、これに限定されるものではない。例えば、前記胴部
に巻つけたヒータ(2b)としてもよい。更に、上記実施例
では、案内筒(6) の流入口を、上記孔部(61)(61)とした
が、これを、例えば、図3に示すように、前記案内筒
(6) の上端部を上方に向かって直径拡大させ、その上端
開口(63)を前記流入口としてもよい。又、案内筒(6) の
流出口も、上記実施例のものに限定されない。例えば、
案内筒(6) の下端部周壁に複数の孔部(64)(64)を設け
て、これらを前記流出口としてもよい。
【0026】尚、上記実施例は、麺ゆで装置に実施した
ものであるが、これに限定されるものではなく、湯を沸
かす為の装置であれば、例えば、ボイラーや湯沸しポッ
ト等にも実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の麺ゆで装置の説明図
【図2】本願発明実施例の麺ゆで装置の説明図
【図3】変形例の説明図
【符号の説明】
(1) ・・・加熱槽 (1a)・・・処理槽 (2) ・・・加熱手段 (6) ・・・案内筒 (61)・・・孔部 (14)・・・投入口 (15)・・・排出口 (16)・・・天板

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱水を貯留する有底筒状の加熱槽
    (1) の胴部外周に、加熱手段(2) を設けた湯沸し装置に
    おいて、 加熱槽(1) の略中心部の被加熱水の貯留部に、上端に流
    入口を具備し且つ下端に流出口を具備する降下流案内用
    の案内筒(6) を設け、 前記案内筒(6)の流出口を加熱手段(2) の加熱域より下
    方に位置させ且つ加熱槽(1)の底部近傍に位置する構成
    とし、 前記案内筒(6)の流入口の開口面積を前記流出口の開口
    面積よりも大きく設定した湯沸し装置。
  2. 【請求項2】 案内筒(6) の前記流入口を、前記案内筒
    (6) の周壁に形成される複数の孔部(61)(61)とした請求
    項1に記載の湯沸し装置。
  3. 【請求項3】 麺をゆでる為の有底筒状の処理槽(1a)の
    胴部外周に、加熱手段(2) を設けた装置であって、 前記処理槽(1a)は、その底部には麺及び貯留水を排出す
    る為の開閉自在の排出口(15)が設けられると共に、その
    上端は麺を投入する為の開閉自在の投入口(14)を具備す
    る天板(16)によって閉塞される構成とし、 この処理槽(1a)の略中心部の被加熱水の貯留部に、上端
    に流入口を具備し且つ下端に流出口を具備する降下流案
    内用の案内筒(6) を設け、 この案内筒(6) は、前記天板(16)に連設されると共に、
    前記流出口が前記加熱手段(2) の加熱域より下方に位置
    させ且つ加熱槽(1)の底部近傍に位置する構成とし、前
    記流入口の開口面積を前記流出口の開口面積よりも大き
    く設定した麺ゆで装置。
  4. 【請求項4】 案内筒(6) の前記流入口を、前記案内筒
    (6) の周壁に形成される複数の孔部(61)(61)とした請求
    項3に記載の麺ゆで装置。
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