JP3085558U - タイヤ用デプスゲージ付き筆記用具 - Google Patents

タイヤ用デプスゲージ付き筆記用具

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JP3085558U JP2001006936U JP2001006936U JP3085558U JP 3085558 U JP3085558 U JP 3085558U JP 2001006936 U JP2001006936 U JP 2001006936U JP 2001006936 U JP2001006936 U JP 2001006936U JP 3085558 U JP3085558 U JP 3085558U
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實 波岡
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コモンズ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デプスゲージと筆記用具を一体にし、タイヤの
残溝深さの測定結果を直ちにメモできるようにし、さら
には、デプスゲージを意識することなく、普通の筆記用
具としても使い勝手のいいものを提供する。 【解決手段】デプスゲージdと胴軸aを、クリップ2を
有する接続環体cを介し、上下に一体にしてなるタイヤ
用デプスゲージ付き筆記用具。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、タイヤの残溝深さを簡易に測定するのに至便なデプスゲージを備え た筆記用具、すなわち、タイヤ用デプスゲージ付き筆記用具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の筆記用具として、第3057455号登録実用新案公報に記載された ものが知られているが、それは、デプスゲージと筆記用具を各別に製造し、デプ スゲージを筆記用具のクリップ(係止片)に嵌着して使用するようにしたもので ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この公知のものは、デプスゲージを筆記用具のクリップに嵌着する構造である から、そのデプスゲージが筆記用具をポケットの口縁に止着するクリップの本来 の機能を阻害するおそれがあるとともに、クリップにデプスゲージを嵌着した状 態の筆記用具をポケットの口縁に止着すること自体もしづらいものである。 本考案の目的は、デプスゲージをクリップとは干渉しない部位において筆記用 具と一体成形し、上記公知のものの欠点を改善するとともに、デプスゲージと筆 記用具を一体にしておくことにより、換言すると、両者個別にならない状態にし ておくことにより、タイヤの残溝深さの測定結果を直ちにメモできるようにし、 さらには、デプスゲージを意識することなく、普通の筆記用具としても使い勝手 のいいものを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本考案タイヤ用デプスゲージ付き筆記用具は、デプスゲージd を胴軸aに一体にしてなる。
【0005】 請求項2記載の本考案タイヤ用デプスゲージ付き筆記用具は、デプスゲージd と胴軸aを、クリップ2を有する接続環体cを介し、上下に一体にしてなる。
【0006】 請求項3記載の本考案は、胴軸aが、ボールを保持するチップ1を先端に装着 したインクカートリッジbを内装し、そのインクカートリッジbは、上記接続環 体cに収容したノブ片5を指頭操作することにより、上記チップ1を胴軸aの先 端開口から出入するようにしてなる請求項2記載のタイヤ用デプスゲージ付き筆 記用具である。
【0007】 請求項4記載の本考案は、デプスゲージdが、上端開口を天板片7で閉じると ともに外周面に基準線8″を描出した透明筒体8に目盛り片9を内装し、その目 盛り片9の指掛け部9′を縦長孔8′を通じ外方に突出させ、該指掛け部9′を 指頭操作することにより、上記目盛り片9の先端9″側所要長さを、上記天板片 7の溝7′を通じ出入できるようにしてなる請求項1,2または3記載のタイヤ 用デプスゲージ付き筆記用具である。
【0008】 請求項5記載の本考案は、デプスゲージdが、透明筒体8の底板に形成した延 出筒10を上記接続環体cの上半部c″に挿着固定し、その接続環体cの下半部 c′が、胴軸aの上端部に嵌着固定している請求項4記載のタイヤ用デプスゲー ジ付き筆記用具である。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下には、筆記用具としてノック式のボールペンを採用した場合の一実施形態 を、添付図面を参照して説明する。
【0010】 aは胴軸、bはボールを保持するチップ1を先端に装着したインクカートリッ ジ、cは前面にクリップ2を有する接続環体である。 上記胴軸aは、その上端部に接続環体cの下半部c′を嵌着固定し、かつ、イ ンクカートリッジbを、その上端部に回動筒3を嵌装するとともに下端部にコイ ルスプリング4を巻装した状態で内装している。
【0011】 インクカートリッジbは、接続環体cに収容したノブ片5を指頭操作すること により、上下動する細管6および上記回動筒3を介し、上記コイルスプリング4 に抗し押し下げられて、あるいは、押し上げられて、上記チップ1を胴軸aの先 端開口から出入させる。 なお、上記ノブ片5は、その指掛け部5′を、接続環体cの縦溝5″から外方 に突出させている。
【0012】 dはデプスゲージである。 このデプスゲージdは、上端開口を天板片7で閉じた透明筒体8に目盛り片9 を内装し、その目盛り片9の下端の指掛け部9′を縦長孔8′を通じ外方に突出 させ、該指掛け部9′を縦長孔8′に沿って移動することにより、目盛り片9の 先端9″側所要長さを、上記天板片7の溝7′を通じ出入できるようにしている 。
【0013】 上記目盛り片9は、指掛け部9′を縦長孔8′の下端に位置させている場合、 上記先端9″を天板片7の溝7′内に位置させ、このとき、透明筒体8の上部外 周面に描出した基準線8″に、目盛り片9の表示目盛り0が一致し、先端9″側 を上記溝7′から外方に長く突出させるのに伴い、その突出長さを示す目盛りを 基準線8″に一致させるようにしてある。
【0014】 さらに、上記デプスゲージdは、透明筒体8の底板に形成した延出筒10を、 上記接続環体cの上半部c″に挿着固定することにより、該接続環体cを介し上 記胴軸aと一体化され、本考案タイヤ用デプスゲージ付き筆記用具を構成する。
【0015】 なお、本例においては、接続環体cのクリップ2を正面にしたとき、デプスゲ ージdの指掛け部9′が正面、目盛り片9の表示目盛りが右側面に位置するとと もに、インクカートリッジbのノブ片5の指掛け部5′が同じく右側面に位置す る配置にしてある。
【0016】 タイヤの残溝深さを測定するには、タイヤeのレッド中央付近の溝e′を覆う ようにして、上記天板7を該レッド表面に当接し、デプスゲージd、したがって また本考案筆記用具自体を、そのレッド表面に対しなるべく垂直になるように支 持し、指掛け部9′を指頭操作することにより、目盛り片9を、天板7の溝7′ を通じ、その先端9″が溝e′の底面に触れるところまで突出させる(図7)。 このとき、基準線8″に一致した目盛り片9の表示目盛りが、残溝深さを表示 しているものであるから、それを判読し、必要に応じ、その数値を本考案筆記用 具を使用してメモすることができる。
【0017】 なお、本考案は、上記実施形態のものに限られず、ボールペンのほかシャープ ペンシル、フェルトペン等にも適用でき、また、その型式もノック式のほか繰り 出し式その他でもよいこと明らかである。
【0018】
【考案の効果】
以上述べたところから明らかなように、本考案は、デプスゲージを胴軸に一体 にしてなるから、タイヤの残溝深さの測定結果を直ちにメモでき、さらには、デ プスゲージを意識することなく、普通の筆記用具としても使い勝手がいい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノック式のボールペンに係る本考案の一実施形
態の正面図で、デプスゲージを突出させず、チップを突
出させている状態を示す。
【図2】同側面図で、デプスゲージおよびチップを突出
させていない状態を示す。
【図3】同正面図で、デプスゲージおよびチップを突出
させている状態を示す。
【図4】図1のI−I線断面図である。
【図5】図2のII−II線断面図で、チップを突出さ
せている状態を示す。
【図6】デプスゲージ、接続環体および胴軸を分離して
示す側面図である。
【図7】タイヤの残溝深さの測定状況を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
a 胴軸 b インクカートリッジ c 接続環体 c′ 下半部 c″ 上半部 d デプスゲージ 1 チップ 2 クリップ 5 ノブ片 7 天板片 7′ 溝 8 透明筒体 8′ 縦長孔 8″ 基準線 9 目盛り片 9′ 指掛け部 9″ 先端 10 延出筒

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】デプスゲージdを胴軸aに一体にしてなる
    ことを特徴とするタイヤ用デプスゲージ付き筆記用具。
  2. 【請求項2】デプスゲージdと胴軸aを、クリップ2を
    有する接続環体cを介し、上下に一体にしてなることを
    特徴とするタイヤ用デプスゲージ付き筆記用具。
  3. 【請求項3】胴軸aが、ボールを保持するチップ1を先
    端に装着したインクカートリッジbを内装し、そのイン
    クカートリッジbは、上記接続環体cに収容したノブ片
    5を指頭操作することにより、上記チップ1を胴軸aの
    先端開口から出入するようにしてなることを特徴とする
    請求項2記載のタイヤ用デプスゲージ付き筆記用具。
  4. 【請求項4】デプスゲージdが、上端開口を天板片7で
    閉じるとともに外周面に基準線8″を描出した透明筒体
    8に目盛り片9を内装し、その目盛り片9の指掛け部
    9′を縦長孔8′を通じ外方に突出させ、該指掛け部
    9′を指頭操作することにより、上記目盛り片9の先端
    9″側所要長さを、上記天板片7の溝7′を通じ出入で
    きるようにしてなること特徴とする請求項1,2または
    3記載のタイヤ用デプスゲージ付き筆記用具。
  5. 【請求項5】デプスゲージdが、透明筒体8の底板に形
    成した延出筒10を上記接続環体cの上半部c″に挿着
    固定し、その接続環体cの下半部c′が、胴軸aの上端
    部に嵌着固定していることを特徴とする請求項4記載の
    タイヤ用デプスゲージ付き筆記用具。
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