JP3085280U

JP3085280U - バッグ

Info

Publication number: JP3085280U
Application number: JP2001006602U
Authority: JP
Inventors: 喜代松正田
Original assignee: 株式会社ヤマト屋
Priority date: 2001-10-10
Filing date: 2001-10-10
Publication date: 2002-04-26
Anticipated expiration: 2007-10-10

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】単独で携帯可能な蓋付きの小物入れを具え、
その小物入れをバッグ本体の内面部に止着した状態のと
きに、その小物入れに対する物の出し入れが面倒ではな
く、その小物入れが使用しやすいバッグを提供する。【解決手段】バッグ本体１の内部に収容可能なサイズ
の小物入れ２を具えて、その小物入れ２に開閉自在な蓋
１３を設け、その蓋１３と小物入れ２の前胴部１５と
に、互いに脱着自在で、小物入れ２をバッグ本体１から
取り出して単独で携帯するときに、その蓋１３を閉じた
状態で固定可能とする雌雄一対の係止具を取り付けると
ともに、小物入れ２の蓋１３を開いて上方へ伸展した状
態でその蓋１３のちょうど裏側となる個所とバッグ本体
１の内面部とに、互いに脱着自在で、小物入れ２の蓋１
３を開いた状態を維持しながら、その小物入れ２をバッ
グ本体１の内面部に対し止着可能とする雌雄一対の係止
具を取り付けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はバッグに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、バッグ本体の内部に収容可能な蓋付きの小物入れを具えて、その小物入れをバッグ本体から取り出して単独で携帯可能となし、かつ、その小物入れを、単独で携帯しないときに、バッグ本体の内面部に止着できるようにしたバッグが公知である。

【０００３】上記のような従来のバッグは、その小物入れをバッグ本体の内面部に止着した状態では、その小物入れの蓋を開閉しにくくて、その小物入れに対する物の出し入れが面倒なので、使いにくいという不満があった。したがって、バッグ本体の内面部に止着した小物入れは使用されることが少なく、単に保持されているだけで、十分に活用されていないという不満がある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、バッグ本体の内部に収容可能で、バッグ本体から取り出して単独で携帯可能な蓋付きの小物入れを具え、その小物入れを単独で携帯しないときにバッグ本体の内面部に止着することができて、その小物入れをバッグ本体の内面部に止着した状態のときに、その小物入れに対する物の出し入れが面倒ではなく、その小物入れが使用しやすくて、その小物入れを十分に活用することができるバッグの提供を課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案のバッグは、バッグ本体１の内部に収容可能なサイズの小物入れ２を具えて、その小物入れ２に開閉自在な蓋１３を設け、その蓋１３と小物入れ２の前胴部１５とに、互いに脱着自在で、小物入れ２をバッグ本体１から取り出して単独で携帯するときに、その蓋１３を閉じた状態で固定可能とする雌雄一対の係止具を取り付けるとともに、小物入れ２の蓋１３を開いて上方へ伸展した状態でその蓋１３のちょうど裏側となる個所とバッグ本体１の内面部とに、互いに脱着自在で、小物入れ２の蓋１３を開いた状態を維持しながら、その小物入れ２をバッグ本体１の内面部に対し止着可能とする雌雄一対の係止具を取り付けたことを特徴とする、という構成を採るものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、図を用いて本考案の実施の形態について説明する。まず、図１乃至図３は第１実施例を示したものである。バッグ本体１は、例えば、図に示すように、前胴部３、後胴部４、底部５、及び左右のマチ部６，７を有して、上面部８をスライドファスナ９で開閉自在とし、その前胴部３と後胴部４にそれぞれ持ち手１０，１１を取り付けた構造にすることができる。なお、バッグ本体１の構造は自由であり、これに限定するものではない。

【０００７】バッグ本体１は、その内面部に、互いに脱着自在な雌雄一対の係止具の一方を取り付けている。その係止具として、この第１実施例では、図に示すように、雄の面ファスナ１２を採用している。

【０００８】本考案のバッグは、バッグ本体１の内部に収容可能なサイズの小物入れ２を具えている。その小物入れ２は開閉自在な蓋１３を有している。小物入れ２は、その蓋１３を開いて上方へ伸展した状態で、ちょうどその蓋１３の裏側となる個所に、上記のバッグ本体１の内面部に取り付けた一方の係止具に対し脱着自在な他方の係止具、すなわち、雄の面ファスナ１２に対し脱着自在な雌の面ファスナ１４を取り付けている。したがって、小物入れ２は、図１及び図２に示すように、蓋１３を開いた状態を維持しながら、バッグ本体１の内面部に止着可能である。すなわち、この小物入れ２は、バッグ本体１の内面部に止着した状態で、その蓋１３を開いた状態を維持できるので、バッグ本体１の内ポケットのごとく使用可能である。

【０００９】小物入れ２は、図３に示すように、バッグ本体１から取り出して、単独で携帯可能である。その場合、蓋１３を閉じる必要があるので、蓋１３の内面部と小物入れ２の前胴部１５とに、互いに脱着自在な雌雄一対の係止具を取り付けている。その係止具として、この第１実施例では、図に示すように、蓋１３の内面部に雄の面ファスナ１６を取り付け、小物入れ２の前胴部１５に雌の面ファスナ１７を取り付けている。

【００１０】なお、小物入れ２の用途は自由であり、任意の物品を収納することができる。すなわち、小物入れ２は、その内部構造を、収納する物品に合わせて自由に設計することができる。例えば、硬貨等を入れる小銭入れや、カードや名刺等を入れるカード入れや、鍵等を入れるキーホルダーなどとして小物入れ２を使用することができる。

【００１１】次に、図４乃至図６は第２実施例を示したものである。この第２実施例は、小物入れ２をバッグ本体１の内面部に脱着自在とする部材、及び、小物入れ２の蓋１３を前胴部１５に対し脱着自在とする部材が異なるだけで、その他の構造は上記の第１実施例と同一である。すなわち、小物入れ２をバッグ本体１の内面部に脱着自在とするために、バッグ本体１の内面部に雄のホック１８を取り付けるとともに、小物入れ２の蓋１３を開いて上方へ伸展した状態で、ちょうどその蓋１３の裏側となる個所に、雌のホック１９を取り付けている。また、小物入れ２の蓋１３を前胴部１５に対し脱着自在とするために、蓋１３の内面部に雄のホック２０を取り付けるとともに、小物入れ２の前胴部１５に雌のホック２１を取り付けている。

【００１２】上記の実施例では、係止具として、雌雄の面ファスナと、雌雄のホックとを用いているが、本考案における係止具はこれらに限定するものではなく、その他の係止具を採用することも可能である。

【００１３】

【考案の効果】

本考案のバッグは上記の通りであり、バッグ本体１の内部に収容可能な小物入れ２を具えて、その小物入れ２をバッグ本体１から取り出して単独で携帯できるので極めて利便であるというメリットがある。また、小物入れ２を単独で携帯しない場合は、その小物入れ２をバッグ本体１の内面部に止着してバッグ本体１と一体的に携帯できるので、小物入れ２の紛失等を防止できるというメリットもある。そして、本考案のバッグは、特に、小物入れ２をバッグ本体１の内面部に止着した状態では、その小物入れ２の蓋１３を開いて常に開口した状態を維持できるようにしたので、小物入れ２の蓋１３を開閉する面倒がなくて、小物入れ２に対する物の出し入れが容易であり、使いやすいというメリットがある。したがって、小物入れ２をバッグ本体１の内ポケットのごとく使用できるので、従来のバッグよりも小物入れ２の有用性を高めることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】小物入れをバッグ本体の内面部に止着した状態
を示す第１実施例の一部切断斜視図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線における断面図である。

【図３】小物入れをバッグ本体から取り外した状態を示
す第１実施例の一部切断斜視図である。

【図４】小物入れをバッグ本体の内面部に止着した状態
を示す第２実施例の一部切断斜視図である。

【図５】図４のＢ−Ｂ線における断面図である。

【図６】小物入れをバッグ本体から取り外した状態を示
す第２実施例の一部切断斜視図である。

【符号の説明】

１バッグ本体２小物入れ３前胴部４後胴部５底部６マチ部７マチ部８上面部９スライドファスナ１０持ち手１１持ち手１２雄の面ファスナ１３蓋１４雌の面ファスナ１５前胴部１６雄の面ファスナ１７雌の面ファスナ１８雄のホック１９雌のホック２０雄のホック２１雌のホック

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】バッグ本体１の内部に収容可能なサイズ
の小物入れ２を具えて、その小物入れ２に開閉自在な蓋
１３を設け、その蓋１３と小物入れ２の前胴部１５と
に、互いに脱着自在で、小物入れ２をバッグ本体１から
取り出して単独で携帯するときに、その蓋１３を閉じた
状態で固定可能とする雌雄一対の係止具を取り付けると
ともに、小物入れ２の蓋１３を開いて上方へ伸展した状
態でその蓋１３のちょうど裏側となる個所とバッグ本体
１の内面部とに、互いに脱着自在で、小物入れ２の蓋１
３を開いた状態を維持しながら、その小物入れ２をバッ
グ本体１の内面部に対し止着可能とする雌雄一対の係止
具を取り付けたことを特徴とするバッグ。