JP3085065U - 火炎軸及び火炎長さ可変型オイルバーナ - Google Patents

火炎軸及び火炎長さ可変型オイルバーナ

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JP3085065U
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furnace
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昌平 奈良井
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日本プラントエンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】一般にバーナは複数装備しバーナの出力や点火
バーナの数で加熱を調整しているが炉内温度分布をきめ
細かく調整することは難しい、又バーナの点火、消火に
伴う一時的異常燃焼や炉内ガス流の乱れは避けられな
い。 【解決手段】本案のバーナは燃焼状態のままで、火力や
火炎軸を任意に変化させることが出来る１本のバーナ装
置から成るもので炉内の温度分布を、きめ細かく均一に
連続して調整することが出来るので炉体の損傷が少な
い。又被加熱物が炉内に入れられた時或は排出時の高加
熱が必要な時は、被加熱物の方向に火炎を向け重点加熱
することにより炉内温度の分布変化を最小限にし有害ガ
スの発生を抑えるような加熱が可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【考案の属する技術分野】
本考案は加熱炉や焼却炉の炉内及び炉内に投入された被加熱物、焼却物の加 熱、溶融に係わるもので炉内温度分布の調整を精度高く制御し乍ら加熱でき るバーナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
加熱炉や焼却炉に於て、起動時は炉内温度を均等に徐々に加熱し、運転状態 では被加熱物や焼却物を均等に加熱或は部分的に高温度に加熱する等、炉内 の要求温度は状況により変化する。又終了時には始動時とは逆に炉内温度を 均等に保ち乍ら徐冷することが必要である。従って従来は複数のバーナの火 力調整とバーナの消火、点火でバーナ数を変えて制御を行うが、この場合炉 内温度の分布を細かく制御することは大変困難である。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
従来の方法では複数のバーナの火力やバーナの点火、消火で炉内温度を制制 御していたがこの場合炉内温度の分布には、どうしてもバラツキが起こり炉 体の酎久性や焼却物からの有害ガスの発生等に影響を与えていた。炉内温度 分布をきめ細かく調整しこのような問題を解消するための考案である
【０００４】
【課題を解決するための手段】
（イ）本案ではバーナの数を変えて炉内温度の分布を制御するのではなく１本 のバーナの火炎の位置と火力を変えることにより炉内温度の分布を均一に 細かく制御することが出来る。また加熱運転中のバーナの消火、点火を行 う必要がないのでこの時に発生する燃焼ガスの乱流、異常燃焼ガスの発生 もない。 （ロ）火炎の方向を変える事が出来るので被加熱物の炉外への排出時に炉内の 排出口に火炎を向け部分的に高加熱することも可能で排出時の温度低下に 伴う有害ガスの発生を抑えることができる。 （ハ）バーナの向きを変えると燃焼用の空気も同時に同じ向きに変わるので火 炎は常に安定した状態を保つ。
【００５】
【考案の実施の形態】
次に本案の実施の形態を述べるとバーナの点火により炉内の温度は次第に上 昇するが炉壁の部位により温度差が生じて来るのでこの時は火炎の方向を温 度の低い方向へ移動させる又高すぎる部位からは火炎を遠ざける様移動させ る。
【図２】 被加熱物が炉外に排出されるときは、火炎を排出口の方え近ずけ
【図３】 部分加熱を行い炉内全体の温度上昇を抑え炉壁の過熱を防ぐことができる。 このように火炎の上下、左右方向の調整はハンドル（５）で行う。
【００６】
【考案の効果】
本案のバーナは１本で運転中に火力の調整と火炎の方向を操作することが出 来るので炉内温度の分布を精度高く制御することが可能で炉体の熱負荷が均 等で長期使用が可能となり熱効率も高い又焼却炉の場合、被焼却物の均等加 熱により有害ガスの発生も最小限に抑えることが出来、エネルギーの節約に もなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案のバーナ取り付け図
【図２】本考案のバーナ火炎軸を上向にした場合
【図３】本考案のバーナ火炎軸を排出口付近にした場合
【符号の説明】
１ バーナ ２ 燃焼用空気筒 ３ バーナのフレキシブル部 ４ 燃焼用空気筒フレキシブル部 ５ バーナ及び燃焼用空気筒の角度調整装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１３年１０月１１日（２００１．１０．
１１）
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】（イ）バーナ本体（１）及び、その同心外
    周に設けられた燃焼用空気筒（２）の一部を何れもフレ
    キシブルチュウブ（３）または球形ジョイント（４）で
    構成し、先端を共に、上下及び左右に噴出角度を変える
    ことができるバーナで燃焼中に角度調整装置（５）を操
    作することで、火炎の方向を変え、また燃料圧と空気圧
    を加減して火炎の長さを変えることができる。 （ロ）このように火炎軸と火炎長さを制御して炉内温度
    分布をきめ細かく調整することができるバーナ装置
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