JP3085003B2 - 複合曲線の生成方法 - Google Patents

複合曲線の生成方法

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JP3085003B2
JP3085003B2 JP05043914A JP4391493A JP3085003B2 JP 3085003 B2 JP3085003 B2 JP 3085003B2 JP 05043914 A JP05043914 A JP 05043914A JP 4391493 A JP4391493 A JP 4391493A JP 3085003 B2 JP3085003 B2 JP 3085003B2
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誠治 江口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピューター支援
設計(CAD)装置で、先に作成した複合曲面から複合
曲線を生成させる方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CAD装置で、例えば製品を加工する金
型を設計する際には、先にその製品の形状を表す複合曲
面を作成した後、その複合曲面を型彫面としてそこから
金型の見切面(合わせ面)を作成するため、その複合曲
面から見切面との境界線とする複合曲線を生成させる場
合があり、かかる場合従来は、操作者がCAD装置の画
面を見ながら、先に作成した複合曲面を画成している複
数のエッジ(稜線)のうちから見切面との境界線とする
エッジを判断して全て指定し、それらのエッジをCAD
装置で繋ぎ合わせることによって複合曲線を生成させて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の複合曲線の生成方法にあっては、指定するエッジの
数が多いと指定が煩雑になって時間がかかるという問題
があり、また長いエッジの間に短いエッジが挟まってい
たりするとその指定をし忘れたりすることがあるという
問題があった。
【0004】ところで、本発明者は先に、1990年11月に
精密工学会誌に発表した論文「ソリッドモデラの問題点
と曲面立体共存モデラの開発」中で、曲面立体共存モデ
ラを持つCAD装置を提案しており、このCAD装置が
持つ曲面立体共存モデラは、面と面との接続関係を表す
位相データを各稜線について有し、その位相データ上で
あるエッジに接続されているとされるエッジの特性が例
えば接線連続であるか否かを、その位相データに対応す
る幾何データから演算で検査することができるととも
に、その位相データのうち、例えば立体を構成していな
い面の外周をなす閉じたエッジ列を形成するエッジのデ
ータに持たせた「端周」という属性や、あるエッジに接
線連続に連なっているエッジのデータに持たせた「接線
連続」という属性、あるいは既に作成した型彫形状と見
切面との境界線となっているエッジのデータに持たせた
「見切線」という属性等を利用して、互いに共通の属性
を持つエッジを捜し出すことができる。
【0005】この発明は、上記曲面立体共存モデラの、
面と面との接続関係を表す位相データに鑑み、そのよう
なモデラを持つCAD装置の位相データを利用して前記
従来方法の課題を有利に解決した複合曲線の生成方法を
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の複合曲線の生
成方法は、面相互の隣接関係を表す位相データを有する
CAD装置で、先に作成した複合曲面から複合曲線を生
成させるに際し、前記CAD装置中のエッジ取得手段に
より、前記位相データに基づき、前記複合曲面を画成す
る複数のエッジのうちの指定されたエッジに順次に接続
されるとともに指定された特性もしくは属性を持つエッ
ジを逐次取得し、前記CAD装置中のエッジ繋ぎ合わせ
手段により、前取得したエッジを前記指定されたエッ
ジにおよび相互に繋ぎ合わせて複合曲線を生成させるこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】かかる方法によれば、先に作成した複合曲面を
画成する複数のエッジのうちの一つを指定するととも
に、複合曲線を構成するべきエッジに共通する特性もし
くは属性を指定することにて、CAD装置中のエッジ取
得手段が前記位相データに基づき、その指定されたエッ
ジに接続されている複数のエッジを順次に検索し、それ
らの中から自動的に、指定された特性もしくは属性を持
つエッジを次々に取得し、そしてCAD装置中のエッジ
繋ぎ合わせ手段が、その取得したエッジを指定されたエ
ッジに、および相互に繋ぎ合わせて自動的に複合曲線を
生成させるので、エッジ指定の手間を少なくすることが
できるとともに、短いエッジが挟まっていても指定のし
忘れが生ずるのを防止することができる。
【0008】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図1は、この発明の複合曲線の生成方法
の一実施例を示すフローチャートであり、この実施例の
方法では、図2に示す、先に記した曲面立体共存モデラ
を有するCAD装置で先に作成した複合曲面1を型彫面
としてそこから金型の見切面を二段階に作成するため、
その複合曲面1から見切面との境界線とする複合曲線を
生成させる。
【0009】ところで、上記CAD装置が持つ曲面立体
共存モデラは、面と面との接続関係を規定するため、各
エッジについていわゆるウイングドエッジ構造の位相デ
ータを有するとともに、その位相データのうちで特に、
立体を構成していない面の外周をなす閉じたエッジ列を
形成する各エッジのデータに、「端周」という属性を持
たせている。
【0010】それゆえこの実施例の複合曲線の生成方法
では、先ず図1(a)中のステップ11で、操作者が上記
CAD装置にその画面上で、先に作成した複合曲面1の
外周上の任意のエッジ(例えば図2中のエッジA)を代
表エッジとして指定するとともに「端周」という属性を
指定し、次いでステップ2で、そのCAD装置に図1
(b)に示す複合曲線生成処理を実行させる。この複合
曲線生成処理では、上記CAD装置が、先ずステップ18
で、そのモデラ自身が有する上記先に作成した複合曲面
1の位相データ中から上記代表エッジAのデータを探し
出し、次いで上記位相データ相互の接続関係を用いて、
その代表エッジAの所定の側の端部に接続されているエ
ッジを全て検索して、上記複合曲面1に関し「端周」と
いう属性を持っているエッジBを取得する。
【0011】次いで上記CAD装置は、ステップ19で、
ステップ18と同様にして、その取得したエッジBの所定
の側の端部に接続されているエッジを全て検索して、上
記複合曲面1に関し「端周」という属性を持っているエ
ッジCを取得する。そしてその後はステップ20で、それ
以上先には、接続されているエッジがないか、指定され
たエッジが接続されているか、指定された終了点がある
かを判断し、それらの何れかに該当するまでステップ19
を繰り返し実行しすることにより、図3に示す如き、上
記先に作成した複合曲面1の外周をなす閉じたエッジ列
を形成するエッジA,B,C,D,・・・,Nを取得
し、次いでステップ21で、上記代表エッジAに取得した
エッジBを接続するとともに、そのエッジBにエッジ
C,D,・・・,Nを次々に接続し、最後のエッジNに
代表エッジAの反対側の端部を接続して、複合曲線2を
生成させ、先のステップ12へ戻る。従って上記ステップ
18〜20はエッジ取得手段に相当し、また上記ステップ21
はエッジ繋ぎ合わせ手段に相当する。
【0012】次いでここでは上記CAD装置に、図1
(a)のステップ13で、図4に示すように、上記生成さ
せた複合曲線2を水平方向外方へ所定距離だけ掃引させ
て、その複合曲線2の外側に第1段見切面3を複合曲面
として生成させ、次のステップ14で、その第1段見切面
3の外周上の任意のエッジ(例えば図4中のエッジa)
を代表エッジとして指定するとともに「端周」という属
性を指定し、次のステップ15で、ステップ12と同様にC
AD装置に、図1(b)に示す複合曲線生成処理を実行
させて、図5に示す如き、代表エッジaに取得したエッ
ジb,c,d,・・・,nを順次に接続した複合曲線4
を生成させる。
【0013】そしてその後は、ステップ16で、上記CA
D装置に、図6に示すように、上記生成させた複合曲線
12を水平方向外方へ、金型の外形寸法まで掃引させて、
その複合曲線4の外側に第2段見切面5を複合曲面とし
て生成させ、最後にステップ17で、上記CAD装置に、
図7に示すように、型彫面としての上記複合曲面1に上
記第1段見切面3を結合させるとともにその第1段見切
面3に上記第2段見切面5を結合させて金型形状を生成
させる。
【0014】上述の如くしてこの実施例の方法によれ
ば、先に作成した複合曲面1の外周上のエッジAと「端
周」という属性をCAD装置に指定することにて、その
CAD装置が、それが有する位相データに基づき自動的
に、境界線となる複合曲線2と第1段見切面3を生成さ
せ、その第1段見切面3の外周上のエッジaと「端周」
という属性をCAD装置に指定することにて、そのCA
D装置がさらに、それが有する位相データに基づき自動
的に、境界線となる複合曲線4と第2段見切面5を生成
させるので、指定の手間を少なくすることができるとと
もに、短いエッジが挟まっていても指定のし忘れが生ず
るのを防止することができる。
【0015】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものでなく、例えばエッジの
属性を指定する際に、所要に応じ、先に述べた「接線連
続」という属性や「見切線」という属性を指定すること
もできる。また、この発明では、CAD装置の操作者
が、エッジの属性に替えて、例えば「接線連続」という
エッジの特性を指定することもでき、その場合にはCA
D装置が、位相データに基づきあるエッジに接続されて
いるとされるエッジの特性が接線連続であるか否かを、
その位相データに対応する幾何データから演算で検査す
ることにより、指定されたエッジに接続されている複数
のエッジを順次に検索し、それらの中から自動的に、指
定された特性を持つエッジを次々に取得する。
【0016】
【発明の効果】かくしてこの発明の複合曲線の生成方法
によれば、エッジ指定の手間を少なくすることができる
とともに、短いエッジが挟まっていても指定のし忘れが
生ずるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は、この発明の複合曲線の
生成方法の一実施例を示すフローチャートである。
【図2】上記実施例で複合曲線を生成させる、先に作成
した複合曲面を示す透視図である。
【図3】上記実施例で最初に生成させた複合曲線を示す
斜視図である。
【図4】上記実施例で最初に生成させた見切面を示す斜
視図である。
【図5】上記実施例で次に生成させた複合曲線を示す斜
視図である。
【図6】上記実施例で次に生成させた見切面を示す斜視
図である。
【図7】上記実施例で最後に生成させた金型形状を示す
透視図である。
【符号の説明】
1 先に作成した複合曲面 2,4 複合曲線 2,5 見切面 A,a 代表エッジ B〜N,b〜n 取得したエッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面相互の隣接関係を表す位相データを有
    するCAD装置で、先に作成した複合曲面から複合曲線
    を生成させるに際し、前記CAD装置中のエッジ取得手段により、 前記位相デ
    ータに基づき、前記複合曲面を画成する複数のエッジの
    うちの指定されたエッジに順次に接続されるとともに指
    定された特性もしくは属性を持つエッジを逐次取得し、前記CAD装置中のエッジ繋ぎ合わせ手段により、前記
    取得したエッジを前記指定されたエッジにおよび相互に
    繋ぎ合わせて複合曲線を生成させることを特徴とする、
    複合曲線の生成方法。
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