JP3084612B2 - 収納体 - Google Patents

収納体

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JP3084612B2
JP3084612B2 JP08157318A JP15731896A JP3084612B2 JP 3084612 B2 JP3084612 B2 JP 3084612B2 JP 08157318 A JP08157318 A JP 08157318A JP 15731896 A JP15731896 A JP 15731896A JP 3084612 B2 JP3084612 B2 JP 3084612B2
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利彦 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンスなどの家
具、クローゼットの内部収納、その他の物品を収納する
収納体に関する技術である。
【0002】
【従来の技術】物品を収納する収納体の背板は、その大
きな容積を仕切る背板が製造することは不可能であるこ
と、それに加えて現場で組み立て施工する収納体の場合
は輸送時に多大な容積を占めるとともに運搬が大変であ
るなどの理由により、左右方向に2枚に分割されてい
る。一般にその2枚に分割された分割背板は図10のよ
うに断面H形のエッジジョイントzを使用して一体化さ
れるとともに、他の天板、地板、側板などと連結され、
収納体として形成されている。
【0003】一方、収納体の背板と側板は、外側よりダ
ボやビスで直接あるいは、内部よりL字金物などを介し
て取り付けられている。また、現場で施工するクローゼ
ットの内部収納などは、その大きさが躯体の収納空間
(押し入れ)とほぼ同じ大きさになるように構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、背板を連結す
るエッジジョイントと2枚の分割背板はビス・釘などで
緊結されているわけではなく、単にエッジジョイントの
両側から背板を挿入されるだけであって、左右の背板が
ぐらついたりして収納体の組み立てあるいは取り付け施
工がやりづらく、背板の中央にエッジジョイントの筋が
露出したり、エッジジョイントと背板の間にすき間がで
きたりして収納体内部を見栄えよく施工することができ
なかった。
【0005】また、現場で施工するクローゼットの内部
収納などは、大きさ(容積および部材の寸法)が大きい
ものであって、立てて組み立てることができず、側板や
背板を寝かせて組み立てて、組み立てられたものを起こ
して押し入れの中に押し込んでいる。そのため、施工の
際に収納体の収納空間(押し入れ)の近くに、該収納体
(押し入れ)とほぼ同じ大きさの組立場所が必要とな
り、他の作業も行なわれている建築中の建築物内で場所
をとり施工上大変に効率の悪いものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明はつぎの構成を有する収納体を提案した。す
なわち、少なくとも側板、背板を相互に連結固定するこ
とによって形成される収納体において、背板が左右方向
に分割され、左右方向に分割された分割背板3a,3b
の接合部は相決り加工xされるとともに、双方の実3a
1,3b1に貫通する固定ビス穴bha,bhbは左右
方向にずらして穿設されており、該固定ビス穴bha,
bhbに固定ビスbを嵌入させて、背板3を一体化させ
た収納体。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。本発明の収納体は、タンス・収納棚
などの家具、クローゼットや階段下収納の内部収納、キ
ッチンのフロアキャビネットやウォールキャビネット、
下駄箱などの玄関収納などの物品を収納する収納体であ
れば適用できるものである。
【0008】本発明収納体は、少なくとも側板、背板か
ら構成されており、必要に応じて家具などの場合は家具
の側板に蝶番で前面に直接扉が設けられたり、クローゼ
ットの場合は収納体前面にクローゼット枠が取り付けら
れて、クローゼット枠にピボット・蝶番による軸支方
式、引戸方式などで扉が開閉自在に固定される。これに
加えて天板、地板を使用することもできる。
【0009】天板、地板、側板、背板および扉は、無垢
材、合板、木質繊維板、パーティクルボード、LVL
(単板積層材)などの木質系材料、塩化ビニールなどの
合成樹脂を板状に成形した合成樹脂系材料、アルミニウ
ム・ステンレスなどの金属板よりなる金属系材料をそれ
ぞれ単体または各々を自由に組み合わせて形成され、必
要に応じて塗装したり、突板や化粧紙・化粧合成樹脂シ
ートなどを貼着したりして表面に化粧を施してもよい。
【0010】背板3は左右に2分割されており、分割背
板3a,3b同志が接合される接合部(分割背板が2枚
の場合は各々の分割背板の中央寄りの端部、2枚以上の
場合は分割背板同志が突き合わされる各々の端部)には
全長あるいは任意個所に左右の分割背板3a,3bが嵌
合されるように相決り加工xがされている。
【0011】接合部となる分割背板3a,3b端部には
相決り加工xされるが、背板自体が一枚板で厚さが厚い
場合は、そのまま背板の端部に加工を施し、背板として
フラッシュ加工された材を用いている場合は(図8)、
芯材3abおよび表面材3acの部分にわたる相決り加
工を施す。また、背板の厚さが薄く、背板端部に相決り
加工が施せない場合は(図9)相決り加工が行なわれる
端部全長にわたって縦桟3ax,3bxを釘・タッカー
などで固着しておき、背板3と縦桟3ax,3bxにわ
たって相決り加工を施すものである。3ay,3byは
側板2との縦桟である。
【0012】本実施例では、背板3は左右方向に2分割
されているが、背板3が分割される枚数は2枚に限られ
るものではなく、2枚以上の3枚、4枚などに分割され
てもよい。分割背板の枚数が増えた場合は、もちろん分
割背板の接合部の分の相決り加工も増えることとなり、
3枚の場合は接合部が2ケ所発生し、左右の分割背板の
中央寄りと中央の分割背板の両サイドに相決り加工が施
される。
【0013】相決り加工することによって生まれる分割
背板端部の実部には、隣接する分割背板同志を接合する
ために該実部を表裏方向に貫通する固定ビス穴bha,
bhbが数ケ所穿設される。
【0014】該固定ビス穴bha,bhbは、上実(収
納体に対して内側の実)の固定ビス穴bhbと下実(収
納体に対して外側の実)の固定ビス穴bhaとの間で固
定ビス穴の位置が左右方向に若干(図6での)ずらして
ある。図6のように、右側の分割背板3aの実3a1が
内側にくる場合と、図7のように左側の実が内側にくる
場合の2つの形が考えられるが、いずれも固定ビス穴が
穿設される分割背板の付け根寄りに穿設され、固定ビス
bがねじ込まれたときに分割背板同志が近づくようにな
らなくてはならない。下実は固定ビス穴が外側に貫通し
た形状でも良いし、貫通せずに途中まで固定ビス穴が穿
設されるようにしても良く、その場合は固定ビスbが嵌
入する座金を埋め込んでおくこともできる。
【0015】このように、固定ビス穴が左右にずらして
あるため、固定ビスbをねじ込んだ際に、固定ビスbの
進入によって固定ビス穴はまっすぐになるように強制さ
れ、その結果2枚の分割背板3a,3bはお互いに近づ
くこととなり、背板3の表面側のすき間が狭まる。穿設
された固定ビス穴に固定ビスbをねじ込むことによっ
て、分割背板3a,3bを一体化させるものである。
【0016】また、左右方向に分割された分割背板3
a,3bのうち、左端の分割背板前面左端部と左側の側
板奥部側面および、右端の分割背板前面右端部と右側の
側板2奥部側面を蝶番によって連結する。
【0017】図4には、左端の分割背板3a前面左端部
と左側の側板2奥部側面が蝶番5によって連結されてい
ることが示されている。つまり、分割背板3a前面と側
板2側面が連結されているものである。この連結は開い
たときに収納体内面に蝶番5本体が露出しない隠し蝶番
が望ましいが、他の蝶番も用いることができる。
【0018】従来より、収納体前面に開閉自在に扉を取
り付けたりする場合には隠し蝶番などの蝶番を用いた収
納体はあった。しかし、釘・ビスあるいはL字金具など
の各種金具などのかわりに、収納体の背板と側板を半永
久的に固定する手段として蝶番を用いたものはなかっ
た。このような構成にすることによって、蝶番によって
連結された分割背板3a,3bと側板2を開くだけで背
板3と側板2を自立させることができる。
【0019】これまで、クローゼットの内部収納を例に
して説明してきたが、本収納体は施工現場で施工する形
式の収納体に限らず、工場で完成品として出荷されるタ
ンスなどの収納体にも適用できるものである。
【0020】つぎに、本発明収納体をクローゼットの内
部収納をしたときの組み立て方法を説明する。 ▲a▼ 躯体のクローゼットを設ける部分(押し入れ)
内の床面に地板1を固定する。
【0021】▲b▼ 押し入れ内に蝶番5によって連結
された側板2と分割背板3a,3b(図1、図4)とを
開き、押し入れ内の角部に載置する。(図2)
【0022】▲c▼ つぎに分割背板3a,3bをビス
bによって一体化する。以下その詳細について説明す
る。分割背板3a,3bは図1、図4に示すように側板
2,2と蝶番5,5によって連結されている。また分割
背板3a,3bの内側端は相決り加工xされ、実3a
1,3b1が図6▲a▼に示すように設けられる。図6
▲a▼は左側の分割背板3bの実3b1が内側になった
場合を示す。
【0023】そして、ビス穴bha,bhbの中心線は
図6▲a▼に示すように分割背板3a,3bの実3a
1,3b1を接合したとき摺れαを設けておく。したが
って相決り加工xの衝合わせ部も間隔αがあけられる。
【0024】図6▲a▼の状態においてビスbをビス穴
bhbに挿入する。ビスbの先端には、ガイドbgが設
けられ、ビス穴bhbの挿入後、ガイドbgがビス穴b
haの線と係合する(図6▲b▼)。かくしてビスbは
ガイドbgの強制力により、分割背板3a,3bを近づ
ける方向に、すなわちビス穴bha,bhbの中心線が
一致する方向に移動させる。
【0025】そしてついには図6▲c▼に示すように分
割背板3a,3bはそれぞれα/2づつ、相決り衝合わ
せ部に向かって移動し、ビス穴bha,bhbの中心線
も一致する。かくして、分割背板3a,3bはその相決
り衝合わせ部の間隙はなくなる。このようにして背板3
は予め張力と剛直性が与えられる。
【0026】▲d▼ 最後に図3のように天板4が載置
される。
【0027】かくして得られた本発明収納体の構成は次
の通りである。背板3が蝶番5によって側板2,2と連
結された分割背板3a,3bに分割され、分割背板3
a,3bの接合部には相決り加工xされるとともに、予
めそれぞれの実3a1,3b1のビス穴bha,bhb
の中心線をαだけ左右方向に摺らせるとともに、相決り
加工xの衝合わせ部も間隔αだけあけておいた後、前記
ビス穴bha,bhbにビスbを嵌入させて、分割背板
3a,3bを密着させた収納体。図5は本発明収納体の
天板4を除いた平面図である。
【0028】
【発明の効果】本発明においては背板3が、蝶番5によ
り側板2,2に連結され、端部が相決り加工xされた分
割背板3a,3bを接合して形成されている。その際ビ
ス穴bha,bhbの中心線を予めαだけ摺らしておい
て、ビスbにより、分割背板3a,3bを強制的に密着
させるので、背板3には予め張力が与えられ、剛直性が
保持される。また使用後吸湿による伸びを予め付与され
た張力に起因する内部応力により吸収できる。したがっ
て背板3に反りなどを生じない。
【0029】あらかじめ分割背板3a,3bと側板2,
2が蝶番5で連結されるため、収納体の組み立て施工の
際は蝶番5によって連結された分割背板3a,3bと側
板2,2を開くだけでよく、従来からの背板や側板を施
工者が支えながらL字金物などで固定するといった面倒
な作業を省略することができ、施工性を格段に向上させ
ることができる。
【0030】また、分割背板3a,3bと側板2が蝶番
5で連結されるため、直接収納体が設置される場所(押
し入れなど)の中で収納体を構成する部材を自立させて
組み立てることができ、組み立てるための余分なスペー
スが必要なく、建築途中でもほかの作業を妨げることな
く収納体の設置作業を行なうことができる。分割背板3
a,3bと側板2が蝶番5によって連結されるためずれ
たりせず、背板3、側板2間の直角が正確に出せ、簡単
に正確な施工を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 設置前の分解斜視図、
【図2】 地板1に側板2背板3a,3bを載置した時
点の斜視図、
【図3】 設置終了時の斜視図、
【図4】 折り畳んだ状態の側板2と背板3aの斜視
図、
【図5】 天板4を取り除いた平面図、
【図6】▲a▼ ビスbを挿入する前のビス穴bha,
bhb部分の水平断面図,▲b▼ 同じくビスbがビス
穴bhaに挿入される直前の時点を示す。▲c▼ 同じ
くビスbの挿入終了時点を示す。
【図7】▲a▼ 実3a1が内側になった場合の水平断
面図で、ビスbを挿入しない時点を示す。▲b▼ 同じ
く挿入終了時点を示す。
【図8】フラッシュ加工された材を用いた場合の相決り
加工を示す。
【図9】背板の薄い場合の相決り加工を示す。
【図10】従来技術に用いられるエッジジョイントの説
明図、
【符号の説明】
1:地板、2:側板、3:背板、3a,3b:分割背
板、3a1,3b1:実、4:天板、5:蝶番、b:ビ
ス、bha,bhb:ビス穴、z:エッジジョイント、
x:相決り加工、3ab,3ba:芯材、3ac,3b
c:表面材、3ax,3bx,3ay,3by:縦桟。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 5/00 - 5/12 F16B 12/00 - 12/60 A47B 47/00 - 57/48 E04F 13/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも側板、背板を相互に連結固定
    することによって形成される収納体において、背板が左
    右方向に分割され、左右方向に分割された分割背板の接
    合部は相決り加工されるとともに、双方の実に貫通する
    固定ビス穴は左右方向にずらして穿設されており、該固
    定ビス穴に固定ビスを嵌入させて、背板を一体化させた
    収納体。
  2. 【請求項2】 分割背板と側板とを、それぞれ収納体の
    角部に位置する端部において蝶番によって連結した請求
    項1記載の収納体。
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