JP3084483B2 - 飛行中ドップラー気象レーダーウィンドシャー検出システム - Google Patents
飛行中ドップラー気象レーダーウィンドシャー検出システムInfo
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Description
危険をもたらす可能性のある航空機の飛行経路中のウィ
ンドシャー条件を予測するために使用される機上ドップ
ラーレーダーシステムに関する。
ザードの1つであり、快適な飛行速度限界が確立する前
の最終進入時又は離陸時に低空を低速度で飛行している
荷重の大きなジェット輸送に対しては特に危険である。
パイロットや機関士は、航空機が降下するときの水平方
向風の通常の変化を予想し、それに対処するための訓練
を受けている。ところが、マイクロバーストはそれとは
異なり、全く違う応答を必要とする。
ず、地理的にも狭い空間の中で起こる;マイクロバース
トの中心の直径は1海里以下と小さいであろう。マイク
ロバーストは突然出現し、その危険な作用を広げて行
き、数分で消滅する。
レベルウィンドシャー警告システムの開発を含むもので
あった。この警告システムは飛行場の周辺の風向センサ
及び風速センサと、中央センサとから構成されている。
それらのセンサからのデータを管制塔で計算、表示し、
管制官は当該パイロットにアドバイスを与える。取り出
される情報が離陸又は着陸を回避することを十分に判断
しうるほど明確なものである場合はほとんどなく、マイ
クロバーストが検出されないままセンサの間を通過して
しまうことや、センサネットワークの外側で起こること
もありうる。
努力もなされている。現在、航空機に搭載された慣性計
器の読みと飛行性能情報を見て、発生した加速がウィン
ドシャーにつながるおそれのある場合には警報を発生す
るようなシステムを利用することが可能である。それら
のシステムは航空機がウィンドシャー条件に侵入すると
きにハザードとなる飛行条件を検出することから、「反
応」システムと呼ばれる。問題は、反応式ウィンドシャ
ー検出が危険な条件から申し分なくのがれるのに十分な
時間をパイロットに与えられない場合もあるということ
である。
機上レーダーウィンドシャー警報システムが直面する重
大な問題は、地上クラッタをどのように処理すべきかと
いうことである。地上設置形のレーダーウィンドシャー
警報システムを使用する場合、地上クラッタは本質的に
は静止しているものであるので、地上クラッタの問題を
より用意に処理できるであろう。たとえば、地上設置形
レーダーの場合、地上クラッタマップを周期的に作成
し、その後、レーダー情報からそれを減算できるであろ
う。しかしながら、機上レーダーでは地上クラッタは一
次アンテナビームの中で観測され、絶えず変化してい
る。
って警告する機上ウィンドシャー検出システムを提供す
ることにより、上記の要求及びその他の要件を解決す
る。本発明によれば、航空機の前方のエアスペースへ連
続するビームを送信し、反射信号を受信し且つ反射信号
を解析して、ハザードとなるウィンドシャー条件の有無
を知る機上ウィンドシャー検出ドップラーレーダーが提
供される。レーダーは、各々がレンジと、仰角と、方位
角とにより特徴づけられる大気データサンプルから成る
三次元(3−D)グリッドを構成する体積走査パターン
を利用する。体積特徴抽出処理は3−Dグリッド内の潜
在ウィンドシャー特徴を識別する。空間的特徴関連づけ
処理は、高い仰角の特徴から下に向かってグループ化す
ることによって、潜在ウィンドシャー特徴を有するデー
タサンプルを関心気団にグループ化する。フィルタリン
グ手段は関心気団から雑音及びクラッタを除去し、関心
気団の3−D表現を形成する。文脈特徴整合及び経時追
跡モジュールは関心気団の現在3−D表現を既知の3−
Dウィンドシャーモデル及び同じ関心気団の先の3−D
表現と比較し、ハザード閾値を越えたときに出力信号を
発生する。
バーストウィンドの垂直スライス及びマイクロバースト
特性を示す。
グネチャのアーティストによるレンダリングである。
場合のシミュレートされた入力データを表わす。
されたウェットマイクロバースト入力データから本発明
によって得られる出力データを表わす。
ミュレートされた入力データを表わす。
ドライマイクロバーストデータから本発明によって得ら
れる出力データを表わす。
の特性を、図1で説明する。図1の左側はマイクロバー
ストウィンドの主要な特性を示し、マイクロバーストウ
ィンドは構造の上部における収束風及び垂直風と、中央
部構造における回転及びわずかな発散と、構造の下部に
おける発散風とを特徴としていることがわかる。マイク
ロバーストの総直径は4Km以下である。収束、回転及び
発散に関してレーダーにより観測されるドップラー速度
を図1の右側に観測速度シグネチャとして示す。
/マイクロバーストシミュレーション能力は、User Gu
ide for an Airborne Wind Shear Doppler Rado
r Simulation(AWDRS)program,Report #DOT/FAA/DS
−90/7(1990年6月)に記載されているソフトウェアと
モデルを変形することによって開発された。このシミュ
レーション能力は本発明における概念を試験するための
レーダーデータサンプルを提供した。加えて、我々はこ
こで説明するウィンドシャー検出システムの独自のソフ
トウェアシミュレーションを開発した。
ーとの関係と、3−Dマイクロバーストシグネチャ特性
抽出と、体積マイクロバースト検出アルゴリズムの性能
とを検査するために、ドップラーレーダーマイクロバー
ストシグネチャシミュレーションを使用して、サンプル
データセットを生成した。シミュレートしたデータの全
てについてレーダー送信周波数は9.36GHzであり、ウェ
ットマイクロバースト(最大反射率は−60dBZ)と、ド
ライマイクロバーストモデル(最大反射率は−30dBZ)
とからのシグネチャを生成した。
とマイクロバーストとの関係を使用して、ウェットマイ
クロバーストとドライマイクロバーストのシグネチャ特
性を検査した。この検査の結果は、マイクロバーストの
速度シグネチャが最低仰角走査(航空機のグライドスロ
ープの3度上)に対しては明らかに発散しており、次の
10度の仰角に対しては収束シグネチャに変形することを
示している。これは風の流出の乱流「ローリング」によ
るものと思われる。上部走査の残る部分(グライドスロ
ープの23度、33度及び43度上)は常に接近風のシグネチ
ャを示し、時によってはわずかに接近したレンジにおけ
る後退風シグネチャ(収束風を指示する)を伴う。相対
的に強い接近風シグネチャは、おそらく、高い走査角度
をもつドップラーレーダーにより、観測可能な垂直風成
分によって増強されたマイクロバーストウィンドの収束
によるものであろう。一方、後退風シグネチャは高い走
査角度における垂直マイクロバーストウィンド成分によ
って減衰される。この検査では、使用したマイクロバー
ストモデルが軸対称であるために、回転シグネチャは観
測されなかった。現時点で利用可能な完全マイクロバー
ストモデルレンダリングは、マイクロバーストウィンド
シャーを認識する際の観測回転特徴の堅牢性を裏づける
べく研究中である。図4は、アーティストが描いた3つ
の仰角「スライス」におけるウェットマイクロバースト
シグネチャの図である。印刷上の制約があるため、実際
のドップラーカラー画像をここで使用することはできな
いであろう。暗色の領域はドップラーレーダーに対して
後退しており、明るい色の部分は接近しつつある。航空
機の重さはシグネチャから除かれている。
の前方を領域を問い合わせるために、本発明のウィンド
シャー検出システムは図2に示すような全3−D体積走
査パターン30を利用する。走査レーダートランシーバ28
はアンテナドライバ25を含み、航空機26の前方にあるウ
ィンドシャー障害物を検出するのに最も効率の良い走査
パターンであると思われるという理由により、仰角につ
いて垂直方向に走査し、次に所望の方位角有効範囲をた
どって行くように設計されているのが好ましい。走査レ
ーダートランシーバ28は同相(I)データと直角位相
(Q)データの双方を提供する。ベースデータプロセッ
サ32は、ドップラーレーダーエコーを解析してウィンド
シャーの有無を検出するために要求される処理を実行す
る。まず、生レーダーサンプルから反射パワー、平均速
度及びスペクトル幅という「ベース」データプロダクト
を計算しなければならない。それらのプロダクトを計算
するのに、複雑さの程度が様々であるいくつかの方法が
知られている。本発明について選択した技法はパルス対
(ペア)処理であったが、これは計算が相対的に複雑で
なく且つパルス式ドップラー気象レーダー信号処理で広
く使用されている技法である。ベースデータフィルタユ
ニット34は受信機の雑音特性31を修正し且つ反射パワ
ー、平均速度、スペクトル幅データをフィルタリング
し、走査レーダートランシーバ28と、ベースデータプロ
セッサ32と、ベースデータフィルタリング34の機能は従
来の機上気象レーダーに含まれている。
のレンジ、仰角及び方位角を有する分解能セル35のグリ
ッドが得られる。
転モジュール60と、反射率コアモジュール70と、スペク
トル幅クラスタモジュール80とを要求する。
を計算した後、マイクロバーストの個々の特性特徴を探
索し、空間的にグループ化する。個々のシグネチャ特
徴、すなわち、発散、収束、回転、高反射率及び広スペ
クトル幅を規定したならば、各々の特徴の方位角−スラ
イス体積中心を使用して、それらの特徴を関連づける。
この関連づけはレーダー観測の3D表現を形成し、その
後、これを図1に示すような既知のマイクロバースト特
性と整合させることができる。走査ごとに観測3D表現を
追跡し、一貫性を試験して、堅牢な検出を実行する。マ
イクロバーストにおいて潜在的に観測可能である速度シ
グネチャは、図1に示すように、発散と、収束と、回転
である。現れる可能性のあるシャー条件は各々の半径方
向走査に沿ったもの、すなわち、発散又は収束、もしく
は、各々の方位角走査に沿ったもの、すなわち、時計回
り又は反時計回りの回転である。グループ化アルゴリズ
ムは、各セルの平均速度を先行セルから減算することに
より得られる差速度情報について演算する。この減算は
発散と収束に関しては半径方向走査線に沿って実行さ
れ、回転に関しては一定レンジの方位角にわたって実行
される。半径方向差速度を直接に求めるドップラーレー
ダーベースデータ処理方式の場合、差を計算する減算ス
テップは回転を規定するときにのみ実行される。傾向グ
ループ(trend group)の始まりと終わりは差速度符号
の一貫した変化によって識別される。差速度符号の変化
は発散と収束については半径方向に沿っており、回転に
ついては方位角に沿っている。各々の符号変化の一貫性
を、偽速度差を排除する演算子によって、試験する。各
傾向グループのシャー値(ΔV/ΔD)と運動量(ΔV×
ΔD)を計算し、それらを使用して、弱い識別傾向グル
ープ、すなわち、小さいシャー値及び/又は大きなシャ
ー運動量を排除する。初期傾向グループを見出したなら
ば、近接演算子を使用してそれらを他の半径方向傾向グ
ループ又は方位角傾向グループとグループ化する。この
ように、本発明のグループ化プロセスは、体積走査にお
ける一貫した発散、収束又は回転を識別し且つ空間的に
関連づける3D傾向グループを生成する。
のレーダーシステムハードウェアは最小限である。基本
ドップラー気象レーダーは、反射率、速度及びスペクト
ル幅を確定して情報の標準表示を生成するために、既に
生レーダーデータを処理しなければならない。それらの
量を確定するために典型的には数多くのパルスサンプル
を平均することになるので、これはシステムの所要計算
パワーの大部分を占める。従来の機上気象レーダー機能
を29で示す。本発明が要求する追加計算パワーは、基本
ドップラーレーダー出力データの確定と比較して最小限
である。そのアルゴリズムを機上レーダーシステム内部
の1つ又は2つの追加デジタル信号処理(DSP)チップ
において(典型的なドップラー気象レーダーシステムパ
ラメータ及び走査速度と、従来のDSPチップ技法とに基
づいて)ホストインすべきであると考えられる。DSPチ
ップ機能とその関連メモリを94で示す。システムを「傾
斜管理(tilt management)」制御させるためにはアン
テナが必要であるので、この体積走査パターンは大半の
市販の機上気象レーザー装置によって容易に受容される
べきである。傾斜管理では、アンテナを仰角方向に移動
するための位置決めモータが必要である。アンテナを仰
角−方位角ステップ走査又はそれに類似するパターンで
走査するための標準制御メカニズムへの変形は簡明なも
のとすべきである。本発明のさらに詳細な説明を以下に
挙げる。
格子を収集するためにレーダーが採用する体積走査パタ
ーン30のいくつかの部分を参照する。いくつかの概念を
説明するためにいくつかの用語を繰り返し使用する;そ
れらの用語を以下に定義する。
が測定される全てのレンジにわたる分解能セルグリッド
の一次元部分。ラジアル線セグメントは1本分の完全な
ラジアルの一部分である。
される全ての方位角に対応する分解能セルグリッドの一
次元部分。方位角−交差円弧セグメントは1つの完全な
方位角−交差円弧の一部分である。
全てのレンジと全ての仰角に対応する分解能セルグリッ
ドの二次元部分。
てのレンジと全ての方位角に対応する分解能セルグリッ
ドの二次元部分。
合する類似する特徴値をもつ領域を関連づけるべく演算
する。その結果得られる測定レーザーデータのグループ
を関心「気団」といい、これは航空機に対するハザード
を確定するためにさらに別の特徴/パターン処理を保証
する体積走査パターン内部の1つの領域を意味してい
る。「団」又は「関心団」と呼んでも良い。
ク」と呼んでも良い。
るとき、アルゴリズムがグループ化をどこまで実行した
かという程度又は範囲を「一次元」、「二次元」及び
「三次元」すなわち「体積」と表わす。各グループ化モ
ジュールは最終的には3−Dグループ、すなわち、体積
グループをもたらす。すなわち、体積走査における全て
の方位角、仰角及びレンジについて特徴関連づけが確定
されている。実行されるグループ化プロセスに応じて、
中間グループ化又は部分グループ化を一次元又は二次元
という。たとえば、ラジアル又は方位角−交差円弧に沿
って実行されるグループ化を一次元といい、方位角スラ
イス又は仰角平面の全体にわたって実行されるグループ
化を二次元という。
本入力は、先に説明したベースデータプロセッサ32及び
ベースデータフィルタリング34(11ページ)の出力であ
る。各モジュール(50,60,70又は80)の入力はモジュー
ル32及び34からの平均速度、反射率、もしくはスペクト
ル幅の値である。加えて、体積走査パターン30から航空
機の前方の物理エアスペースへのデータサンプルのマッ
ピングを確立させるために、各データサンプルにはレン
ジと、機体に対するアンテナ位置と、機体の姿勢とを付
随させることになる。
アインプリメンテーションは、レーダートランシーバが
方位角を走査するのに先立って仰角を走査する(すなわ
ち、センサが水平走査を経過するときに垂直に走査す
る)ように保証する。本発明の概念は体積走査パターン
の様々に異なる順序付けと共に働くように簡単に適応可
能である。
風速勾配を有する体積(3−D)気団のリストを生成す
る。それらの勾配は発散気流と、収束気流とを表現す
る。リストの各メンバ(単一の関心気団)と関連するデ
ータは次のものを含む: −内部識別子。
置。すなわち、方位角の範囲、仰角及び関心気団が覆っ
ているレンジ。
及び平均シャー値と、シャー運動量。
構成しているラジアル線セグメントごとに、次の情報を
追跡する: −このラジアルセグメントの最小レンジ及び最大レン
ジ。
r Detection,Warning and Flight Guidance」(NAS
A CP10004:DOT/FAA/PS−87/2,1987年10月)の中にあ
る。この係数は、間近に迫っているウィンドシャーの数
量化ハザード係数を形成するために、ドップラー速度測
定値を航空機のダイナミクスと関係づける。
査パターンからの平均速度データサンプルを得る。
を見出す。第1に、受信したドップラー速度のラジアル
ごとに(ラジアル中のレンジビンごとに1つの速度)、
各レンジビンの速度差を計算し、次に類似の速度差をも
つラジアル上のセグメント(すなわち、速度が変化して
いる領域)を探索する。第2に、各ラジアルで見出され
たセグメントをそのラジアル上のそれより上の類似する
位置で見出されたセグメントと比較する。それらの比較
を通して、類似の速度変化率をもつ2−D気団の集合体
を形成する。走査の単一の方位角スライス(すなわち、
仰角を通る1回の走査)における全てのラジアルについ
て、このプロセスを繰り返す。第3に、1つの方位角ス
ライスの2−D気団を隣接する方位角スライスの2−D
気団と比較する。それらの比較は、このモジュールの出
力である3−D気団の最終集合体を形成する。
リストを作成する。リスト中のセグメントごとにその時
点で含まれている情報は次の通りである: −このラジアルセグメントの最小レンジ及び最大レン
ジ −このセグメントに沿った風速の変化 −このセグメントのシャー値 −このセグメントのシャー運動量 −このセグメントのハザードF係数 −このセグメントの仰角及び方位角 サブモジュール52の入力 サブモジュール52に対する入力のユニットは単一のレ
ーダーラジアルに沿った1組のドップラー速度である。
ラジアルに沿ったレンジビンごとに1つの速度値があ
る。サブモジュールの始動時、ラジアルに沿って関心セ
グメントを探索する前に、隣接するレンジビンの速度の
差を計算する。
のサブモジュールには以下の動作パラメータも入力され
る: −シャー値及びシャー運動量閾値−シャー閾値及びシ
ャー運動量閾値の論理的組合わせ(すなわち、アンド/
オア)に基づいてデュアルパラメータ基準に適合するシ
ャー値及び運動量値をもつセグメントのみを考慮する。
数多くのレンジビンを含むセグメントのみを考慮する。
のフィルタリングを助けるためのN個の試験基準のうち
M個。
るセグメントのみを考慮する。
向かって: −関心セグメントの開始点(先端部)(速度トレンド
の変化)を見出す。
を検査する間に速度差における符号の変化を探索するこ
とによって実行される。1グループの始めであると疑わ
れるレンジビンが隣接するレンジビンと比較して雑音を
含む値ではないということを保証するために、Nのうち
M検査を実行する。
す。
度/デルタレンジ距離) −このセグメントのシャー運動量を計算する:(デル
タ速度*デルタレンジ距離) −ビンカウント閾値及びシャー値閾値とシャー運動量
閾値の論理的組合わせという閾値の各々に適合すれば、
このセグメントを関心1−Dセグメントのリストに追加
する。
の関心2−D気団のリストを作成する。この2−D気団
リストのデータ構造は、以下に最終サブモジュールの出
力として説明する3−D気団リストと同一である。この
リストの各メンバは、気団中の同じ2−D特徴に属する
と確定された各セットのラジアルセグメントの情報を含
む。
ルトレンドの発見(1−Dグループ化)サブモジュール
により作成されたリストを受け取る。このサブモジュー
ルは一度に1つのラジアルの方位角スライスについて動
作する。
作パラメータもサブモジュール54に入力される: −隣接仰角閾値−同じ2−D気団の一部であると論理
的に考えるためには、関心セグメントは別のラジアル上
の1セグメントの仰角方向へのある数の度(隣接仰角閾
値)以内になければならない。
ル上のセグメントもセンサから類似のレンジ距離の中に
なければならない。セグメントが互いにこの直線レンジ
距離の中にあれば、それらは同一の気団の一部であると
考えて良い。
ある。
の上端部となる。
へと下降して動作しつつ: ラジアルごとに: −このラジアル上の各々の1−D関心セグメントにつ
いて: −このラジアルより上のラジアルにおける1−Dセグ
メントを検査して、このセグメントと同じ特性(速度差
トレンド)を有するより高いセグメントを見出す。この
決定を実行するために、隣接仰角閾値及び隣接レンジ閾
値を考慮する。
ば、このセグメントをより高いセグメントの2−D気団
に追加し、そうでなければ、このセグメントは新たな2
−D関心気団の上縁部となる。
D)気団のリストを生成する。リストの各メンバ(単一
の関心気団)と関連するデータは次のものを含む: −内部識別子。
置。すなわち、方位角のレンジ、仰角及び関心気団によ
り覆われているレンジ。
及び平均シャー値と、シャー運動量。
気団を構成するラジアル線セグメント(すなわち、航空
機のレーダーセンサからの単一の仰角及び単一の方位角
における2つのレンジ距離の間の気団の一部分)ごと
に、次の情報を追跡する: −このラジアルセグメントの最小レンジ及び最大レン
ジ。
経るグループ化(2−Dグループ化)のサブモジュール
54により作成されたリストを受け取る。このサブモジュ
ールは一度に全走査「ルック」について論理的に動作す
る。
動作パラメータもサブモジュール56に入力される: −隣接方位角閾値−単一の方位角スライスの中の2−
D関心気団は、同一の3−D体積気団の一部であると論
理的に考えるためには、付近のスライスの2−D気団の
方位角方向のある数の度(隣接方位角閾値)以内になけ
ればならない。
最も右側の方位角スライス又は最も左側の方位角スライ
スのいずれかを使用する。これは両方向レーダ走査を可
能にする。基礎方位角スライス中の各2−D関心気団
は、このモジュールの最終出力リストにおける3−D気
団の右/左縁部となる。
イスから走査の反対側の端部にある終端方位角スライス
へと動作しつつ: 方位角スライスごとに: −この方位角スライスの各々の2−D関心気団につい
て: −このスライスにおけるこの気団の「境界規定ボック
ス」及び「体積中心」を確定する。
スの探査によって、この気団と同じ特性(速度差トレン
ド)をもつ隣接2−D気団を見出す。
されたならば、この気団を先行セグメントの3−D気団
に追加し、そうでなければ、この気団は新たな3−D関
心気団の右/左縁部になる。
の風速勾配をもつ体積(3−D)気団のリストを生成す
る。それらの勾配はドップラーレーダーに対する回転気
流を表現する(レーダーはラジアル速度のみを感知する
ため)。リストの各メンバ(単一の関心気団)と関連す
るデータは次のものを含む: −内部識別子。
位置。すなわち、方位角のレンジ、仰角及び関心気団に
より覆われているレンジ。
平均回転値と、回転運動量。
積気団を構成する方位角−横断円弧セグメントごとに、
次の情報を追跡する: −この方位角−横断円弧セグメントの左右の方位角。
ィールドの場合の(先に論じた)発散/収束において使
用される「F係数」を模倣することである。) −このセグメントのレンジ及び仰角。
走査パターンからの平均速度データサンプルを得る。
を見出す。第1に、全走査における方位角−横断円弧ご
とに、その円弧の隣接するレンジビンの速度差を計算
し、次に類似の速度差をもつセグメント(すなわち、速
度が変化している方位角−横断領域)を探索する。第2
に、各々の円弧で見出されたセグメントを類似の方位
角、同じ仰角及びセンサからのレンジ距離が近いところ
にあるセグメントと比較する。それらの比較を経て、方
位角−横断方向に類似の速度変化率をもつ2−D気団の
集合体を形成する。単一の仰角平面における全ての方位
角−横断円弧に対してこのプロセスを繰り返す。第3
に、1つの仰角平面の2−D気団をそれより上の仰角平
面における2−D気団と比較する。それらの比較は、こ
のモジュールの出力である3−D気団の最終集合体を形
成する。
セグメントのリストを作成する。リスト中のセグメント
ごとに現時点で含まれている情報は次のものを含む: −この方位角−横断円弧セグメントの左右の方位角。
一の方位角−横断円弧を考慮する。円弧に沿った各々個
別の方位角にあるレンジビンに対して1つの速度値があ
る。サブモジュールの始動時、円弧に沿った関心セグメ
ントを探索する前に、隣接するレンジビンにおける速度
の差を計算する。
サブモジュール62には次の動作パラメータも入力され
る: −回転シャー値及び回転運動量閾値−回転シャー閾値
及び回転運動量閾値の論理的組合わせ(すなわち、アン
ド/オア)に基づくデュアルパラメータ基準に適合する
回転シャー値及び回転運動量値をもつセグメントのみを
考慮する。
した)この直線距離閾値より大きい測定長さをもつセグ
メントのみを考慮する。
タのフィルタリングを助けるためのNのうちM試験基
準。
る円弧のみを考慮する。
ド) これは、円弧に沿った各サンプルの値を検査する間に
速度差の符号の変化を探索することによって実行され
る。1グループの始まりであると疑われるサンプルは隣
接するサンプルと比較して雑音を含む値でないことを保
証するために、NのうちM検査を実行する。
タ速度/デルタ距離) −このセグメントの回転運動量を計算する:(デルタ
速度*デルタ距離) −次の閾値に適合するならば、このセグメントを1−
D関心セグメントのリストに追加する: 方位角距離閾値及び回転シャー値閾値と回転運動量閾
値の、論理的組合わせ。
D関心気団のリストを作成する。この2−D気団リスト
のデータ構造は、以下に最終サブモジュール66の出力と
して説明する3−D気団リストと同一である。このリス
トの各メンバは、気団中の同じ2−D特徴に属すると確
定されている各セットの方位角−横断円弧セグメントの
情報を含む。
−横断トレンドの発見(1−Dグループ化)サブモジュ
ール62により作成されるリストを受け取る。サブモジュ
ール64は一度にラジアルの単一の仰角平面について動作
する。
モジュール64には次の動作パラメータも入力される。
団の一部であると論理的に考えるためには、別のラジア
ルにあるセグメントのこのレンジ距離の中になければな
らない。
ラジアルにあるセグメントもセンサから類似の方位角距
離になければならない。セグメントが互いにこの直線距
離の中にあれば、それらのセグメントを同じ気団の一部
と考えて良い。
は、このグループ化プロセスの基礎である。
団の遠いほうの縁部となる。
へ内方に向かって進む: 円弧ごとに: −この円弧上の各々の1−D関心セグメントについ
て: −このセグメントと同じ特性(速度差トレンド)を有
するセグメントを見出すために、この円弧を越える円弧
上の1−Dセグメントを検査する。この決定を実行する
ために、隣接レンジ閾値及び隣接方位各閾値を考慮す
る。
ば、このセグメントを別のセグメントの2−D気団に追
加し、そうでなければ、このセグメントは新たな2−D
関心気団の遠いほうの縁部となる。
いる)をもつ体積(3−D)気団のリストを生成する。
リストの各メンバ(単一の関心気団)と関連するデータ
は次のものを含む: −内部識別子。
位置。すなわち、方位角のレンジ、仰角及び関心気団に
より覆われているレンジ。
び平均回転値と、回転運動量。
積気団を構成している方位角−横断円弧セグメントごと
に、次の情報を追跡する: −この方位角−横断円弧セグメントの左右の方位角。
を経るグループ化(2−Dグループ化)のサブモジュー
ルにより作成されるリストを受け取る。
モジュール66には次の動作パラメータも入力される: −隣接仰角閾値−単一の仰角平面における2−D関心
気団は、同じ3−D体積気団の一部と論理的に考えるた
めには、頭上平面の2−D気団の仰角方向のある数の度
(隣接仰角閾値)以内になければならない。
て、最も高い仰角平面を使用する。基礎仰角平面にある
各々の2−D関心気団は、このモジュールの最終出力リ
ストにおける3−D気団の上縁部となる。
走査の底部にある最下位仰角平面に向かって下降する: 仰角平面ごとに: −この仰角平面における各々の2−D関心気団につい
て: −この平面におけるこの気団の「境界規定ボックス」
及び「体積中心」を確定する。
2−D気団を見出すために、付近の(隣接仰角閾値以内
の)より高い仰角平面を探索する。
見出されれば、この気団を先行セグメントの3−D気団
を追加し、そうでなければ、この気団は新たな3−D関
心気団の上縁部となる。
体積(3−D)気団のリストを生成する。リストの各メ
ンバ(単一の関心気団)と関連するデータは次のものを
含む: −内部識別子。
位置。すなわち、方位角のレンジ、仰角及び関心気団に
より覆われているレンジ。
平均反射率。
次の情報を追跡する: −このラジアルセグメントの最小レンジ及び最大レン
ジ。
反射率。
走査パターンからのレーダー反射率データサンプルを得
る。
を見出す。第1に、類似のレーダー反射率をもつラジア
ル上のセグメントを探索する。第2に、各ラジアル上で
見出されたセグメントをそれより上のラジアル上の類似
の位置にあるセグメントと比較する。それらの比較を経
て、類似の反射率をもつ2−D気団の集合体を形成す
る。このプロセスは走査(すなわち、仰角に沿う1回の
走査)の単一の方位角スライスにおける全てのラジアル
に対して繰り返される。第3に、1つの方位角スライス
の2−D気団を隣接する方位角スライスの2−D気団と
比較する。それらの比較はこのモジュールの出力である
3−D気団の最終集合体を形成する。
ントのリストを作成する。リストの中のセグメントごと
に現時点で含まれている情報は次のものを含む: −このラジアルセグメントの最小レンジ及び最大レン
ジ。
反射率。
レーダーラジアルに沿った1組のレーダー反射率であ
る。ラジアルに沿ったレンジビンごとに1つの反射率値
がある。
モジュール72には次の動作パラメータも入力される: −反射率閾値−これより大きい反射率をもつセグメン
トのみを考慮する。
ンを含むセグメントのみを考慮する。
タのフィルタリングを助けるためのNのうちM試験基
準。
定するために必要とされる(従って、グループの終端を
発見するために使用される)反射率閾値以下のレンジビ
ンの数。
セグメントのみを考慮する。
内方に向かって: −関心セグメントの開始点(遠いほうの端部)を見出
す(閾値を越える反射率)。1つのグループの始まりで
あると疑われるレンジビンは隣接するレンジビンと比較
して雑音を含む値であることを保証するために、Nのう
ちMスライディングウィンドウ検査を実行する。
(確認のためにブレークカウント閾値を使用する)。
適合するならば、このセグメントを1−D関心セグメン
トのリストに追加する。
D関心気団のリストを作成する。この2−D気団リスト
のデータ構造は、以下に最終サブモジュールの出力とし
て説明する3−D気団リストと同一である。このリスト
の各メンバは、気団中の同じ2−D特徴に属すると確定
されている各セットのラジアルセグメントの情報を含
む。
ルレンジビングループ化(1−Dグループ化)サブモジ
ュールにより作成されるリストを受け取る。このサブモ
ジュールは一度にラジアルの1つの方位角スライスにつ
いて動作する。
ブモジュールには次の動作パラメータも入力される: −隣接仰角閾値−関心セグメントは、同じ2−D気団
の一部と論理的に考えるためには、別のラジアル上にあ
るセグメントの仰角方向にある数の度(隣接仰角閾値)
以内になければならない。
ジアル上のセグメントもセンサから類似のレンジ距離の
中になければならない。セグメントが互いにこの直線レ
ンジ距離の中にあるならば、それらのセグメントは同じ
気団の一部と考えて良い。
の基礎である。
気団の上縁部となる。
ルへと下降動作しつつ: ラジアルごとに: −このラジアル上の各々の1−D関心セグメントにつ
いて: −このラジアルより上のラジアル上の1−Dセグメン
トを検査して、このセグメントと類似する反射率特性を
有するより高いセグメントを見出す。この決定を実行す
るために、隣接仰角閾値及び隣接レンジ閾値を考慮す
る。
たならば、このセグメントをより高いセグメントの2−
D気団に追加し、そうでなければ、このセグメントは新
たな関心2−D気団の上縁部となる。
D)気団のリストを生成する。リストの各メンバ(単一
の関心気団)と関連するデータは次のものを含む: −内部識別子。
位置。すなわち、方位角のレンジ、仰角及び関心気団に
より覆われているレンジ。
平均反射率。
構成しているラジアル線セグメントごとに、次の情報を
追跡する: −このラジアルセグメントの最小レンジ及び最大レン
ジ。
反射率。
経るグループ化(2−Dグループ化)のサブモジュール
により作成されるリストを受け取る。サブモジュール76
は一度に全走査「ルック」のデータについて論理的に演
算する。
モジュールには次の動作パラメータも入力される: 隣接方位角閾値−1つの方位角スライスにある2−D
関心気団は、同じ3−D体積気団の一部と論理的に考え
るためには、付近のスライスの2−D気団の方位角方向
にある数の度(隣接方位角閾値)以内になければならな
い。
最も右側の方位角スライス又は最も左側の方位角スライ
スのいずれかを使用する。これにより、両方向レーダー
走査が可能になる。基礎方位角スライスにおける各々の
2−D関心気団は、このモジュールの最終出力リスト中
の3−D気団の右/左縁部となる。
から走査の反対側の端部にある終端方位角スライスへと
進みつつ: ラジアルごとに: −この方位角スライスにおける各々の2−D関心気団
について: −このスライスのこの気団について「境界規定ボック
ス」及び「体積中心」を確定する。
スを探索して、この質量と同じ反射率特性をもつ隣接2
−D気団を見出す。
されたならば、この気団を先行セグメントの3−D気団
に追加し、そうでなければ、この気団は新たな3−D関
心気団の右/左縁部となる。
をもつ体積(3−D)気団のリストを生成する。リスト
の各メンバ(単一の関心気団)と関連するデータは次の
ものを含む: −内部識別子。
位置。すなわち、方位角のレンジ、仰角及び関心気団に
より覆われているレンジ。
クトル幅及び平均スペクトル幅。
構成しているラジアル線セグメント(すなわち、航空機
のレーダーセンサから単一の仰角及び単一の方位角にあ
る2つのレンジ距離の間の気団の一部分)ごとに、次の
情報を追跡する: −このラジアルセグメントの最小レンジ及び最大レン
ジ。
ル幅及び平均スペクトル幅。
走査パターンからのスペクトル幅データサンプルを得
る。
団を見出す。第1に、類似のレーダースペクトル幅をも
つラジアル上のセグメントを探索する。第2に、各ラジ
アル上で見出されたセグメントをそれより上のラジアル
上の類似の位置で見出されるセグメントと比較する。そ
れらの比較を経て、類似の反射率をもつ2−D気団の集
合体を形成する。走査の単一の方位角スライス(すなわ
ち、仰角に沿う1回の走査)における全てのラジアルに
対してこのプロセスを繰り返す。第3に、1つの方位角
スライスの2−D気団を隣接する方位角スライスの2−
D気団と比較する。それらの比較は、このモジュールの
出力である3−D気団の最終集合体を形成する。
リストを作成する。リスト中のセグメントごとに現時点
で含まれている情報は次のものを含む: −このラジアルセグメントの最小レンジ及び最大レン
ジ。
ル幅及び平均スペクトル幅。
ーダーラジアルに沿ったスペクトル幅値のセットであ
る。ラジアルに沿ったレンジビンごとに1つのスペクト
ル幅値がある。
モジュールには次の動作パラメータも入力される: −スペクトル幅閾値−これより大きいスペクトル幅を
もつセグメントのみを考慮する。
ンを含むセグメントのみを考慮する。
タのフィルタリングを補助するためのNのうちM試験基
準。
定するために必要とされる(従って、1つのグループの
終端を見出すために使用される)スペクトル幅閾値以下
のレンジビンの数。
るセグメントのみを考慮する。
と内方へ向かって: −関心セグメントの開始点(遠いほうの端部)を見出
す(閾値を越えるスペクトル幅)。1つのグループの始
まりであると疑われるレンジビンが隣接するレンジビン
と比較して雑音を含む値でないことを保証するために、
NのうちMスライディングウィンドウ検査を実行する。
(確認のためにブレークカウント閾値を使用する)。
の各々に適合すれば、このセグメントを1−D関心セグ
メントのリストに追加する。
D関心気団のリストを作成する。この2−D気団リスト
の構造は、以下に最終サブモジュール86の出力として説
明する3−D気団リストと同一である。このリストの各
メンバは、気団中の同じ2−D特徴に属すると確定され
ている各セットのラジアルセグメントの情報を含む。
ルレンジビングループ化(1−Dグループ化)サブモジ
ュール82により作成されるリストを受け取る。サブモジ
ュール84は一度にラジアルの単一の方位角スライスにつ
いて演算する。
モジュールには次の動作パラメータも入力される: −隣接仰角閾値−関心セグメントは、同じ2−D気団
の一部と論理的に考えるためには、別のラジアル上のセ
グメントの仰角方向にある数の度(隣接仰角閾値)以内
になければならない。
ル上のセグメントもセンサから類似のレンジ距離の中に
なければならない。セグメントが互いにこの直線レンジ
距離の中にあれば、それらは同じ気団の一部と考えて良
い。
の基礎である。
気団の上縁部となる。
アルへと下降しつつ: ラジアルごとに: −このラジアル上の各々の1−D関心セグメントにつ
いて: −このラジアルより上のラジアルにおける1−Dセグ
メントを検査して、このセグメントと同じスペクトル幅
特性を有するより高いセグメントを見出す。
ンジ閾値を考慮する。
らば、このセグメントをより高いセグメントの二次元気
団に追加し、そうでなければ、このセグメントは新たな
2−D関心気団の上縁部となる。
(3−D)気団のリストを生成する。リストの各メンバ
(単一の関心気団)と関連するデータは次のものを含
む: −内部識別子。
位置。すなわち、方位角のレンジ、仰角及び関心気団に
よって覆われているレンジ。
クトル幅及び平均スペクトル幅。
構成しているラジアル線セグメント(すなわち、航空機
のレーダーセンサから単一の仰角及び単一の方位角にあ
る2つのレンジ距離の間の気団の一部分)ごとに、次の
情報を追跡する: −このラジアルセグメントの最小レンジ及び最大レン
ジ。
ル幅及び平均スペクトル幅。
経るグループ化(2−Dグループ化)のサブモジュール
により作成されるリストを受け取る。サブモジュール86
は一度に全走査「ルック」分のデータについて論理的に
演算する、 サブモジュール86の動作を精密同調するために、サブ
モジュールには次の動作パラメータも入力される: 隣接方位角閾値−単一の方位角スライスにおける2−
D関心気団は、同じ3−D体積気団の一部と論理的に考
えるためには、付近のスライスの2−D気団の方位角方
向のある数の度(隣接方位角閾値)以内になければなら
ない。
最も右側の方位角スライス、又は最も左側の方位角スラ
イスのいずれかを使用する。これにより、両方向レーダ
ー走査が可能になる。基礎方位角スライスにおける各々
の2−D関心気団は、このモジュールの最終出力リスト
の中の3−Dの右/左縁部となる。
から走査の反対側の端部にある終端方位角スライスへと
進みつつ: ラジアルごとに: −この方位角スライスにおける各々の2−D関心気団
について: −このスライスのこの気団に関わる「境界決ボック
ス」及び「体積中心」を確定する。
スの探索により、この気団と同じスペクトル幅特性をも
つ隣接2−D気団を見出す。
されたならば、この気団を先行セグメントの3−D気団
に追加し、そうでなければ、この気団は新たな関心3−
D気団の右/左縁部となる。
率70及びスペクトル幅80という先行する4つのデータグ
ルーピングモジュールの(1回の全走査ルックに関わ
る)データ出力を組み合わせることである。その結果と
して得られる関心3−D気団リストの内容から、雑音及
びクラッタの影響を取り除くために、3−Dグループ化
された気団にフィルタリング基準をも適用する。
−D関心気団のリストを出力すると共に、マイクロバー
スト事象及びウィンドシャー事象の検出に寄与しない
(又はそれから逸脱さえする)気団をフィルタリングに
よって除去する。
シャーの脅威の存在を指示すると思われる類似の特性を
もつ3−D観測表現又は体積(3−D)気団のリストを
生成する。リストの各メンバ(単一の関心気団)と関連
するデータは次のものを含む: −内部識別子。
位置。すなわち、方位角のレンジ、仰角及び関心気団に
よって覆われているレンジ。
及び平均シャー値と、シャー運動量。
シャー値及び平均回転シャー値と、回転運動量 −気団の中の最小反射率値、最大反射率値及び平均反
射率値と、最小スペクトル幅値、最大スペクトル幅値及
び平均スペクトル幅値。
構成しているラジアル線セグメント(すなわち、航空機
のレーダーセンサから単一の仰角及び単一の方位角にあ
る2つのレンジ距離の間の気団の一部分)ごとに、次の
情報を追跡する: −このラジアルセグメントの最小レンジ及び最大レン
ジ。
反射率。
ー値及び平均回転シャー値と、回転運動量。
ル幅及び平均スペクトル幅。
の出力リストである: −発散/収束モジュール50 −反射率モジュール70 −スペクトル幅モジュール80 −回転モジュール60 それらのリストの中のデータの詳細については、この
明細書に含まれているそれらのモジュールの説明を参
照。
記憶データモデルの形態をとる既知の3−Dマイクロバ
ースト特性を入力する。
ルには次の動作パラメータも入力される: −最小グループ面積−単一の仰角にある3−D気団
は、起こりうるウィンドシャー又はマイクロバーストの
脅威として考えるために、この最小面積より大きくなけ
ればならない。(これは地上クラッタ及び雑音の排除を
助ける。このパラメータは典型的なマイクロバーストの
サイズと、警報システムの所望の感度とにより確定され
る。) モジュール90のプロセス アルゴリズムの方式は: −体積走査パターン(30)から分解能セルのグリッド
(35)の中の起こりうる地上クラッタ領域の知識を確立
する。体積走査パターンからのパラメータ(方位角、仰
角及びレンジサンプリングインタバル)を使用して、機
体に対するアンテナ位置と、機体の姿勢と、アンテナビ
ーム幅とに関係する情報と共にこの知識を確立する。
「フラットアース」モデルを使用して、分解能セルグリ
ッドと地表との交差点を確定する。
されている発散/収束リストの中の3−D気団をストリ
ップアウトする。(それらは通常は地上クラッタ又は雑
音の結果である。) −最小グループ面積より小さい表面積を有する単一の
仰角平面にのみ存在する発散/収束リストの中の3−D
気団(通常は地上クラッタ)をストリップアウトする。
確立された知識から)に位置しており且つ地上クラッタ
が存在しないとわかっている仰角で裏づけ証拠をもたな
い発散/収束リストの中の3−D気団をストリップアウ
トする。
の反射率値及びスペクトル幅値をストリッピングされた
リストに併合して、3−D関心気団の出力リストを作成
する。
3−D空間特徴関連づけ及びフィルタリングモジュール
により出力される特徴を複数回の「ルック」の経過に沿
って追跡することである。従って、時間が進むにつれ
て、重大な関心特徴の展開を追跡する。これにより、マ
イクロバーストの展開の場所を見きわめ、次の数分間の
中でウィンドシャーが現れうる場所を予測する能力を得
ることができる。(マイクロバーストの先端は高い高度
から地上に向かって下降して行く。我々のデータ追跡に
よって、これを見きわめることができる。)航空機が先
に走査した領域を通って移動する間に、航空機に対して
重大な特徴を追跡する。それらの特徴の追跡を助けるた
めに、重大な特徴についてレーダーのパースペクティブ
を補正する。
ースト及びウィンドシャーの条件と共に存在することが
わかっている文脈特徴の記憶データモデルと比較するこ
とである。モデルデータを記憶するために、コンピュー
タメモリ101が設けられている。発散風フィールドと、
収束風フィールドと、回転風フィールドとの空間的関係
並びにスペクトル幅の大きい領域及びレーダー反射率の
高い領域が基本マイクロバーストモデルを構成してい
る。加えて、モデルのタイムヒストリ展開の知識もアル
ゴリズムの中に取り入れられている。モデル−特徴比較
動作は、知識エンジニアリング、機械学習及び文脈パタ
ーン整合というコンピュータ科学の分野において最近に
開発された、また、現時点で開発されている技法を利用
する。
フライトデッキ乗務員に対する1組のアラート及び警報
である。最短警報時間は、航空機がウィンドシャー事象
又はマイクロバースト事象を通過すると思われるより15
〜30秒前である。アラートの形態は可聴アラート及び視
覚アラートと、航空機及びその進路に対するハザード事
象の位置を示すレーダー画面表示の双方である。
ルからの3−D関心気団のリストは「ルック」ごとに、
すなわち、全レーダー走査ごとに収集される。経時追跡
に際しては複数回の「ルック」を使用する。
するのを助けるために、アルゴリズムは既知のウィンド
シャー文脈特徴のデータモデルをも記憶させている。
体に対するアンテナ位置の関係並びに機体の姿勢、位置
及び動きの補助情報と共に、3−D関心気団のリスト
は、ウィンドシャー測定システムの「世界観測モデル」
を形成する。この世界観測モデルはシステム観測に関す
る全現在情報に対するクリアリングハウスである。これ
は、機体に対する関心気団の動きと、各々の関心気団の
中で観測される特徴の変化とを追跡し続ける事象「追跡
ファイル」としても働く。
タと、(先に説明した)記憶されているアプリオリ3−
Dマイクロバーストデータモデルの中に含まれるデータ
とに基づいて、モジュール100は次の機能を実行する。
−Dマイクロバーストデータモデル(文脈モデル)と整
合する。整合信頼値を生成するパターン整合において使
用される数多くの技法の中の1つによって、この整合プ
ロセスを実行できる。このアプリケーションについて選
択された特定の技法は、あらゆるケースで全てのマイク
ロバースト特徴を観測可能であるとは限らないという理
由により、証拠発生技法である。デンプスターシャッフ
ァ技法(Dempster−Schaffer technique)などの証拠発
生技法を公式化して、整合信頼(すなわち、整合の
「度」)を公式化するために利用可能な証拠のみを発生
することができる。
特徴の空間的向きとを追跡する。時間の経過につれて潜
在マイクロバーストの位置と特徴を追跡するので、これ
を経時追跡ともいう。この追跡機能の中には、機体の動
きと走査パラメータに基づく空間的場所関連づけ、潜在
整合ミスを軽減するための特徴類似性比較及び複数の関
心気団の追跡が含まれている。
の数分間の時間におけるマイクロバースト特性の予測を
実行できる。この演算は経時特徴追跡と、既知のマイク
ロバースト展開情報とに基づいて、世界観測モデルにつ
いて実行される。1例として、マイクロバーストは上方
の大気中の収束風から展開し、その後に下降して行く、
反射率の高い空気のコアが続くことが観測されている。
それらの特徴は追跡機能により観測、追跡される。予測
機能は、世界観測モデル中にそれらの特徴の十分な証拠
が存在する場合に、航空機の飛行経路(低い仰角)にお
いてハザードとなる発散を予測する。
なハザードとなっており、且つ十分な信頼レベルをもっ
て観測されたときに、コックピットアラート指示が発生
する。それらの指示は少なくとも2つのレベルの注意報
と警報を有する。注意報アラートは、ウィンドシャーが
航空機に対して即時の危険とならない(30秒〜数分間離
れている)ときに与えられ、警報は、より差し迫った危
険(15〜30秒離れたウィンドシャー)が存在する場合に
与えられる。先に述べた通り、インジケータは視覚、聴
覚双方のキュー、並びにコックピットのレーダー表示又
はそれに類似する装置における位置情報となる。
ストをシミュレートした例についてシミュレーション表
示情報を示し、図7及び図8には「ドライ」マイクロバ
ーストをシミュレートした例についてシミュレーション
表示情報を示す。各表示は、体積走査からの仰角平面1
つ分のデータを示す。示されている仰角平面は、これら
の例に関しては、航空機のグライドスロープより3度上
方で走査した最も低い仰角である。全ての表示は表示の
最上部に沿って度単位の方位角を示すと共に、表示の右
側に沿ってメートル単位のレンジを示す。
つ分のデータを表わす。
60に供給される仰角平面1つ分のデータを表わす。この
画像は2つの明白な気流ゾーンに分割されている。エリ
ア111は正の風速を有し(追風)、エリア112は負の風速
を有する(逆風)。エリア115は、主に、レーダーセン
サの「サイドローブエコー」及びクラッタの結果であ
る。エリア113及び114は主に地上クラッタの結果であ
る。
データ出力である。図6aには、多数の関心領域が示され
ている。
徴関連づけ及びフィルタリングモジュール90に供給し、
モジュール90の出力は図6bの表示を生成する。図6aの多
数の関心領域はフィルタリングによって図6bの2つの主
関心領域に簡略化されていることがわかる。より黒いエ
リアは負のシャー値をもつゾーンであり、それより広
く、薄い灰色のエリアは正のシャー値をもつ大きなゾー
ンである。
マイクロバーストをシミュレートした状況に関わる仰角
平面1つ分の生レーダー反射率データを表わす。
60に供給される「ドライ」マイクロバーストをシミュレ
ートした状況に関わる仰角平面1つ分の生レーダー速度
データを表わす。それらの大部分は、主として地上クラ
ッタであることがわかる負の速度をもつブロブエコーで
ある。正の速度をもつ若干の狭いエリアがある。
す。
徴関連づけ及びフィルタリングモジュール90へと送り出
し、モジュール90の出力は図8bの表示を生成する。「ド
ライ」の場合、発散/収束モジュール50の出力からの関
心領域のうち1つを除く全てをフィルタリングによって
除去する。
角における走査のデータにより裏づけされる「ドライ」
マイクロバーストである。図8aの関心領域のその他の部
分はクラッタであった。図8bのブロブエコーは小さく見
えるであろうが、これは、幅約100メートル、長さ150メ
ートル、高さ200mの大きさであり且つ航空機の前方3.9K
Mの距離にある航空機の飛行経路上の1つの気団を表わ
している。
の利点を述べ且つ理解することができる。機上ウィンド
シャー検出のための別の方式は、高分解能スペクトル編
集を使用するというものである。この方式では、システ
ムはクラッタのドップラースペクトルを観察することに
より、クラッタを識別をしようとする。高分解能スペク
トル編集方式は、はるかに精巧なレーダー機器を必要と
し、それに付随してコストも高くなる。本発明は、マイ
クロバースト特徴を認識し、次に、認識した特徴に基づ
いてクラッタを編集する方式を利用する。本発明は、ド
ップラースペクトル方式と比べて簡単で、低コストのレ
ーダーハードウェアによって実現可能である。加えて、
本発明の体積走査30により提供される上方大気データを
利用できるため、ハザードとなるウィンドシャー条件を
予測する基礎となるべき情報は増加する。本発明と共に
さらに多くの情報を利用できるので、その結果、検出確
率がより高く且つ警報は少ないシステムが得られる。さ
らに、検出性能に関して、本発明によれば非常に早い段
階で、航空機より十分に先の時点でマイクロバーストを
認識することができる。
気象レーダーシステムを基礎とする機上ウィンドシャー
検出システムを開発した。例示を目的として出願人の発
明の特定の一実施例を図示し且つ説明したが、多数の変
形や変更は関連技術における当業者には明白であろう。
範囲は開示した実施例に限定されるものではなく、次の
請求の範囲の用語によってのみ限定される。
Claims (26)
- 【請求項1】航空機に装着するためのアンテナ手段(2
7)と; 前記アンテナ手段に接続し、航空機の飛行経路に沿って
仰角及び方位角について走査するために、前記アンテナ
手段を駆動するアンテナドライバ手段(25)と; 前記アンテナ手段に接続し、送信信号を発生し且つ反射
データを受信するトランシーバ手段(28)と; 前記トランシーバ手段に接続し、反射データを処理し且
つ大気データサンプルの3−Dグリッドに形成すること
ができる個々の分解能セルに関わる大気測定データを供
給するベースデータプロセッサ手段(32)と; 前記ベースデータプロセッサ手段に接続し、前記大気測
定データから受信機雑音を除去し且つフィルタリング後
の大気測定データを供給するベースデータフィルタ手段
(34)と; 前記ベースデータフィルタ手段に接続し、フィルタリン
グ後の大気測定データの3−Dグリッド中の複数の特徴
を識別すると共に、第1の特徴を有する前記大気データ
サンプルを第1の関心気団にグループ化し且つ第2の特
徴を有する前記大気データサンプルを第2の関心気団に
グループ化する体積特徴抽出手段(40)と; 前記体積特徴抽出手段に接続し、前記第1の関心気団を
前記第2の関心気団と組み合わせて、大気条件の3−D
表現を提供する空間特徴関連づけ及びフィルタリング手
段(90)と; 前記大気条件の3−D表現を既知のウィンドシャー大気
条件モデルと比較し且つウィンドシャー閾値条件を越え
たときに出力信号を供給する文脈整合手段(100)とを
具備するウィンドシャー検出システム。 - 【請求項2】各々の大気データサンプル(35)が平均ラ
ジアル速度を有し且つレンジ、方位角及び仰角を特徴づ
けられている大気データサンプルの三次元グリッド(3
0)に形成することができる測定値を供給する三次元体
積走査パターンを有する機上走査ドップラーレーダート
ランシーバ(28)と; 第1のラジアル線セグメントの中の連続するデータサン
プルが第1の方向に平均速度差を有する第1のラジアル
線セグメントを識別する手段(52)と; 各々の前記第1のラジアル線セグメントを各々の前記第
1のラジアル線セグメントより上のラジアル上の類似の
位置にある任意の前記第1のラジアル線セグメントと比
較して、第1の方向に平均速度差を有する第1の2−D
気団を形成する手段(54)と; 各々の前記第1の2−D気団を各々の前記第1の2−D
気団に隣接する位置にある任意の前記第1の2−D気団
と比較して、第1の方向に平均速度差を有し且つ潜在発
散風条件を表現する第1の3−D気団を形成する手段
(56)と; 第2のラジアル線セグメントの中の連続するデータサン
プルが第2の方向に平均速度差を有する第2のラジアル
線セグメントを識別する手段(52)と; 各々の前記第2のラジアル線セグメントを各々の前記第
2のラジアル線セグメントより上のラジアル上の類似の
位置にある任意の前記第2のラジアル線セグメントと比
較して、第2の方向に平均速度差を有する第2の2−D
気団を形成する手段(54)と; 各々の前記第2の2−D気団を各々の前記第2の2−D
気団に隣接する位置にある任意の前記第2の2−D気団
と比較して、第2の方向に平均速度差を有し且つ潜在収
束風条件を表現する第2の3−D気団を形成する手段
(56)とを具備するウィンドシャー検出システム。 - 【請求項3】前記第1の3−D気団と前記第2の3−D
気団とを空間的に関連づけて、単一の全体積走査空間表
現を構成する手段(90)と; 前記単一の全体積走査空間表現から雑音及びクラッタを
フィルタリングして、発散風条件場所及び収束風条件場
所を明示する手段(90)とをさらに具備する請求項2記
載のウィンドシャー検出システム。 - 【請求項4】前記フィルタリングする手段は、前記三次
元グリッドの中の潜在地上クラッタ領域の知識を確立し
且つ地上クラッタを含まないとわかっているより大きい
仰角における大気データサンプル測定値によって確証さ
れない前記潜在地上クラッタ領域の中に位置する3−D
気団を除去する手段を具備する請求項3記載のウィンド
シャー検出システム。 - 【請求項5】前記機上走査ドップラーレーダーは機体に
装着されたアンテナ(27)を有し且つ前記潜在地上クラ
ッタ領域の知識の確立する手段は、前記体積走査パター
ンからのパラメータを前記機体の姿勢と、前記機体に対
する前記アンテナの位置と、前記アンテナのビーム幅と
に関する情報と関連づける手段を具備する請求項3記載
のウィンドシャー検出システム。 - 【請求項6】前記フィルタリングする手段は: マイクロバーストにおける発散光条件場所と収束光条件
場所との関係がわかっている第1のデータモデルを記憶
する手段(100)と; 前記単一の体積走査空間表現を前記第1の記憶データモ
デルと比較して、文脈整合を確定する手段(100)とを
さらに具備する請求項5記載のウィンドシャー検出シス
テム。 - 【請求項7】前記発散風条件場所と前記収束風条件場所
が前記記憶データモデルと比較したときに所定の文脈整
合閾値を越えた場合にアラート信号を発生する手段をさ
らに具備する請求項6記載のウィンドシャー検出システ
ム。 - 【請求項8】前記第1の記憶データモデル(101)は、
マイクロバースト及びウィンドシャーの条件に対して存
在することがわかっている発散風条件場所と収束風条件
場所との空間的関係のタイムヒストリ展開を含み且つ前
記ウィンドシャー検出システムは: 第1の期間にわたって起こる複数回の体積走査について
前記発散風条件場所と前記収束風条件場所を追跡する手
段(100)と; 前記体積走査をタイムヒストリ展開を含む前記第1の記
憶データモデルと比較して、第2の期間中にウィンドシ
ャー条件が起こりうる場所の予測を可能にする手段(10
0)とをさらに具備する請求項6記載のウィンドシャー
検出システム。 - 【請求項9】第3のラジアル線セグメントの中の連続す
るデータサンプルが類似の反射率を有する第3のラジア
ル線セグメントを識別する手段と; 各々の前記第3のラジアル線セグメントを各々の前記第
3のラジアル線セグメントより上のラジアル上の類似の
位置にある任意の前記第3のラジアル線セグメントと比
較して、類似の反射率を有する第3の2−D気団を形成
する手段(74)と; 各々の前記第3の2−D気団を各々の前記第4の2−D
気団に隣接する位置にある任意の前記第3の2−D気団
と比較して、類似の反射率を有する第3の3−D気団を
形成する手段(76)とをさらに具備する請求項6記載の
ウィンドシャー検出システム。 - 【請求項10】第4のラジアル線セグメントの中の連続
するデータサンプルが類似のスペクトル幅を有するよう
な第4のラジアル線セグメントを識別する手段(82)
と; 各々の前記第4のラジアル線セグメントを各々の前記第
4のラジアル線セグメントより上のラジアル上の類似の
位置にある任意の前記第4のラジアル線セグメントと比
較して、類似のスペクトル幅を有する第4の2−D気団
を形成する手段(84)と; 各々の前記第4の2−D気団を各々の前記第4の2−D
気団に隣接する位置にある任意の前記第4の2−D気団
と比較して、類似のスペクトル幅を有する第4の3−D
気団を形成する手段(86)とをさらに具備する請求項9
記載のウィンドシャー検出システム。 - 【請求項11】前記第3の3−D気団に関わる反射率値
及び前記第4の3−D気団に関わるスペクトル幅値を前
記発散風条件場所及び前記収束風条件場所と併合する手
段(90)と; マイクロバーストにおける発散風条件場所と、収束風条
件場所と、反射率値と、スペクトル幅値との関係がわか
っている第3のデータモデルを記憶する手段(101)
と; 前記単一の体積走査空間表現を前記記憶された第3のデ
ータモデルと比較して、文脈整合(100)を確定する手
段(100)とをさらに具備する請求項10記載のウィンド
シャー検出システム。 - 【請求項12】前記記憶されたデータモデルは、マイク
ロバースト及びウィンドシャーの条件に対して存在する
とわかっている発散風条件場所と、収束風条件場所と、
反射率値と、スペクトル幅値との空間的関係のタイムヒ
ストリ展開を含み且つ前記ウィンドシャー検出システム
は: 第3の期間にわたって起こる複数回の体積走査について
類似の反射率を有する前記3−D気団と、類似のスペク
トル幅を有する前記3−D気団との前記場所を追跡する
手段(100)と; 前記体積走査をタイムヒストリ展開を含む前記記憶され
た第2のデータモデルと比較して、第4の期間の中でウ
ィンドシャー条件が起こりうる場所の予測を可能にする
手段(100)とをさらに具備する請求項11記載のウィン
ドシャー検出システム。 - 【請求項13】方位角−横断円弧セグメント上の連続す
るレンジビンの間で類似の速度差を有する方位角−横断
円弧セグメントを識別する手段(62)と; 各々の前記方位角−横断円弧セグメントを類似の方位角
及び類似の仰角にある任意の前記方位角−横断円弧セグ
メントと比較して、方位角−横断方向に類似の速度変化
率を有する第5の2−D気団を形成する手段(64)と; 各々の前記第3の2−D気団を仰角平面上の各々の前記
第3の2−D気団より上の位置にある任意の前記第3の
2−D気団と比較して、方位角−横断方向に類似の速度
変化率を有する第5の3−D気団を形成する手段(66)
と; 前記第5の3−D気団から雑音及びクラッタの影響を除
去して、回転風条件の場所を明示する手段とをさらに具
備する請求項2記載のウィンドシャー検出システム。 - 【請求項14】前記第1の3−D気団と、前記第2の3
−D気団と、前記第5の3−D気団とを空間的に関連づ
けて、単一の全体積走査空間表現を構成する手段と; 前記単一の全体積走査空間表現から雑音及びクラッタを
フィルタリングして、発散風条件場所と、収束風条件場
所と、回転風条件場所とを明示する手段(90)とを含む
請求項13記載のウィンドシャー検出システム。 - 【請求項15】前記フィルタリングする手段は、前記三
次元グリッドの中の潜在地上クラッタ領域の知識を確立
し且つ地上クラッタを含まないとわかっているより大き
な仰角における大気データサンプル測定値により確証さ
れない前記潜在地上クラッタ領域の中に位置する3−D
気団を除去する手段を具備する請求項14記載のウィンド
シャー検出システム。 - 【請求項16】前記機上走査ドップラーレーダーは機体
に装着されたアンテナ(27)を有し且つ前記潜在地上ク
ラッタ領域の知識を確立する手段は、前記体積走査パタ
ーンからのパラメータを前記機体の姿勢と、前記機体に
対する前記アンテナの位置と、前記アンテナのビーム幅
とについての情報と関係づける手段を具備する請求項15
記載のウィンドシャー検出システム。 - 【請求項17】前記第1のデータモデル(101)は回転
風条件の既知の関係を含む請求項16記載のウィンドシャ
ー検出システム。 - 【請求項18】前記空間的関係のタイムヒストリ展開は
回転風条件を含み且つ前記追跡する手段は回転風条件場
所を追跡する手段を含む請求項17記載のウィンドシャー
検出システム。 - 【請求項19】第3のラジアル線セグメント上の連続す
るデータサンプルが類似の反射率を有するような第3の
ラジアル線セグメントを識別する手段(72)と; 各々の前記第3のラジアル線セグメントを各々の前記第
3のラジアル線セグメントより上のラジアル上の類似の
位置にある任意の前記第3のラジアル線セグメントと比
較して、類似の反射率を有する第3の2−D気団を形成
する手段(74)と; 各々の前記第3の2−D気団を各々の前記第3の2−D
気団に隣接する位置にある任意の前記第3の2−D気団
と比較して、類似の反射率を有する第4の3−D気団を
形成する手段とをさらに具備する請求項18記載のウィン
ドシャー検出システム。 - 【請求項20】第4のラジアル線セグメントの中の連続
するデータサンプルが類似のスペクトル幅を有するよう
な第4のラジアル線セグメントを識別する手段(82)
と; 各々の前記第4のラジアル線セグメントを各々の前記第
4のラジアル線セグメントより上のラジアル上の類似の
位置にある任意の前記第4のラジアル線セグメントと比
較して、類似のスペクトル幅を有する第4の2−D気団
を形成する手段と; 各々の前記第4の2−D気団を各々の前記第4の2−D
気団に隣接する位置にある任意の前記第4の2−D気団
と比較して、類似のスペクトル幅を有する第4の3−D
気団を形成する手段(86)とさらに具備する請求項19記
載のウィンドシャー検出システム。 - 【請求項21】前記第3の3−D気団に関わる反射率値
及び前記第4の3−D気団に関わるスペクトル幅値を前
記発散風条件場所、収束風条件場所及び前記回転風条件
場所と併合する手段(90)と; マイクロバーストにおける発散風条件場所と、収束風場
所条件と、回転風条件場所と、反射率値と、スペクトル
幅値との関係がわかっている第4のデータモデルを記憶
する手段(101)と; 前記単一の体積走査空間表現を前記記憶された第4のデ
ータモデルと比較して、文脈整合を確定する手段(10
0)とをさらに具備する請求項20記載のウィンドシャー
検出システム。 - 【請求項22】各々のデータサンプルが平均速度を有し
且つ座標位置により識別される大気データサンプル(3
5)の三次元グリッドに形成することができる測定値を
提供する三次元体積走査パターン(30)を有する機上走
査ドップラーレーダートランシーバと; 第1のラジアル線セグメントの中の連続するデータサン
プルが複数の所定の特徴から選択された1つの特徴を示
す第1のラジアル線セグメントを識別する手段(52)
と; 各々の前記第1のラジアル線セグメントを各々の前記第
1のラジアル線セグメントより上のラジアル上の類似の
ラジアル位置にある任意の前記第1のラジアル線セグメ
ントと比較して、前記選択された特徴を有する2−D気
団を形成する手段(54)と; 各々の前記2−D気団を各々の前記2−D気団に隣接す
る位置にある任意の前記2−D気団と比較して、前記選
択された特徴を有し、ウィンドシャー条件を予測する際
に有用である大気インジケータの潜在的場所を表現する
3−D気団を形成する手段(56)とを具備するウィンド
シャー検出システム。 - 【請求項23】前記選択された特徴は第1の方向の速度
差である請求項22記載のウィンドシャー検出システム。 - 【請求項24】前記選択された特徴は第2の方向の速度
差である請求項23記載のウィンドシャー検出システム。 - 【請求項25】前記選択された特徴は類似の反射率であ
る請求項24記載のウィンドシャー検出システム。 - 【請求項26】前記選択された特徴は類似のスペクトル
幅である請求項25記載のウィンドシャー検出システム。
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