JP3084424B2 - 便 器 - Google Patents
便 器Info
- Publication number
- JP3084424B2 JP3084424B2 JP04350351A JP35035192A JP3084424B2 JP 3084424 B2 JP3084424 B2 JP 3084424B2 JP 04350351 A JP04350351 A JP 04350351A JP 35035192 A JP35035192 A JP 35035192A JP 3084424 B2 JP3084424 B2 JP 3084424B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trap
- toilet
- water
- supply valve
- air supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、便器の改良に関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、例えばマンション等
に設置される便器において、上層階から排水管に水を流
すと、排水管に接続されている便器のトラップ内が負圧
となる場合があり、トラップ内に負圧が生ずると、便器
の鉢上面に貯留されている水封水が負圧により引かれて
排水管側へ流されてしまう場合があり、高層ビル等にお
いては水封水が便器内に残らないことがあった。
に設置される便器において、上層階から排水管に水を流
すと、排水管に接続されている便器のトラップ内が負圧
となる場合があり、トラップ内に負圧が生ずると、便器
の鉢上面に貯留されている水封水が負圧により引かれて
排水管側へ流されてしまう場合があり、高層ビル等にお
いては水封水が便器内に残らないことがあった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、高層ビル等において良
好に水封水を確保することのできる便器を提供せんこと
を目的とし、その要旨は、トラップ内が負圧となった時
に自動的に開きトラップ内に大気を導入し得る給気弁を
該トラップに接続したことである。
点に鑑み案出したものであって、高層ビル等において良
好に水封水を確保することのできる便器を提供せんこと
を目的とし、その要旨は、トラップ内が負圧となった時
に自動的に開きトラップ内に大気を導入し得る給気弁を
該トラップに接続したことである。
【0004】
【作用】高層ビル等において上層階から排水管に水を流
した時に、便器のトラップ内が負圧となると、この負圧
により自動的にトラップに接続した給気弁が開き、トラ
ップ内に大気を導入してトラップ内を大気圧とし、水封
水が排水管内に引き抜かれることを良好に防ぎ、水封水
を良好に鉢上に確保することができる。
した時に、便器のトラップ内が負圧となると、この負圧
により自動的にトラップに接続した給気弁が開き、トラ
ップ内に大気を導入してトラップ内を大気圧とし、水封
水が排水管内に引き抜かれることを良好に防ぎ、水封水
を良好に鉢上に確保することができる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、便器の断面構成図であり、この便器本体
1は、サイホン式ではなく、洗い落とし式の便器であ
り、鉢部2には水封水Wが貯留されており、鉢部2上方
にはリム3が形成され、鉢部2の下方には連通状にトラ
ップ部4が形成され、トラップ部4の下端部は図示しな
い排水管に連通接続される排水口5となっている。
する。図1は、便器の断面構成図であり、この便器本体
1は、サイホン式ではなく、洗い落とし式の便器であ
り、鉢部2には水封水Wが貯留されており、鉢部2上方
にはリム3が形成され、鉢部2の下方には連通状にトラ
ップ部4が形成され、トラップ部4の下端部は図示しな
い排水管に連通接続される排水口5となっている。
【0006】本例においては、トラップ部4の壁面に通
気管6が連通接続されており、この通気管6の先端には
給気弁7が設けられている。この給気弁7は、負圧にな
ると自動的に開かれて通気管6と外気を連通させること
ができるような構造に形成されたものである。
気管6が連通接続されており、この通気管6の先端には
給気弁7が設けられている。この給気弁7は、負圧にな
ると自動的に開かれて通気管6と外気を連通させること
ができるような構造に形成されたものである。
【0007】このような構造の便器においては、便器が
高層ビル等のトイレ内に設置されると、高層ビルの上層
階から排水管に水が流された場合、トラップ4内が負圧
となって従来においては負圧により水封水Wが排水口5
側に引かれてしまい、水封水Wがなくなる場合があった
が、本例においてはトラップ部4に負圧が生ずると、給
気弁7が自動的に開き、通気管6を通し大気をトラップ
4内に導入して、トラップ部4内を大気圧とするため、
水封水Wが排水口5側に引き抜かれることが良好に防が
れて、水封水Wは良好に鉢部2に保持されることとな
る。なお、トラップ部4が正圧になる状態では給気弁7
は閉じられているため、洗い落とし式便器として良好に
使用することができる。
高層ビル等のトイレ内に設置されると、高層ビルの上層
階から排水管に水が流された場合、トラップ4内が負圧
となって従来においては負圧により水封水Wが排水口5
側に引かれてしまい、水封水Wがなくなる場合があった
が、本例においてはトラップ部4に負圧が生ずると、給
気弁7が自動的に開き、通気管6を通し大気をトラップ
4内に導入して、トラップ部4内を大気圧とするため、
水封水Wが排水口5側に引き抜かれることが良好に防が
れて、水封水Wは良好に鉢部2に保持されることとな
る。なお、トラップ部4が正圧になる状態では給気弁7
は閉じられているため、洗い落とし式便器として良好に
使用することができる。
【0008】
【発明の効果】本発明の便器は、トラップ内が負圧とな
った時に自動的に開きトラップ内に大気を導入し得る給
気弁を該トラップに接続したことにより、高層ビル等に
おいて上層階から排水管に水を流した時に、便器のトラ
ップ内が負圧となると、この負圧により自動的にトラッ
プに接続した給気弁が開き、トラップ内に大気を導入し
てトラップ内を大気圧とし、水封水が排水管内に引き抜
かれることを良好に防ぎ、水封水を良好に鉢上に確保す
ることができる効果を有する。
った時に自動的に開きトラップ内に大気を導入し得る給
気弁を該トラップに接続したことにより、高層ビル等に
おいて上層階から排水管に水を流した時に、便器のトラ
ップ内が負圧となると、この負圧により自動的にトラッ
プに接続した給気弁が開き、トラップ内に大気を導入し
てトラップ内を大気圧とし、水封水が排水管内に引き抜
かれることを良好に防ぎ、水封水を良好に鉢上に確保す
ることができる効果を有する。
【図1】洗い落とし式便器の縦断面構成図である。
1 便器本体 2 鉢部 4 トラップ部 5 排水口 6 通気管 7 給気弁 W 水封水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 淳 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株 式会社イナックス内 (56)参考文献 特開 平1−287333(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03D 11/02
Claims (1)
- 【請求項1】 トラップ内が負圧となった時に自動的に
開きトラップ内に大気を導入し得る給気弁を該トラップ
に接続したことを特徴とする便器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04350351A JP3084424B2 (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 便 器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04350351A JP3084424B2 (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 便 器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06173324A JPH06173324A (ja) | 1994-06-21 |
JP3084424B2 true JP3084424B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=18409903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04350351A Expired - Fee Related JP3084424B2 (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 便 器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3084424B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE29700985U1 (de) * | 1997-01-22 | 1998-05-20 | Sanivac Vakuumtechnik Gmbh | Vakuumtoilette |
-
1992
- 1992-12-03 JP JP04350351A patent/JP3084424B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06173324A (ja) | 1994-06-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080707 Year of fee payment: 8 |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080707 Year of fee payment: 8 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |