JP3084415B2 - 映像信号記録再生装置 - Google Patents

映像信号記録再生装置

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JP3084415B2
JP3084415B2 JP29474891A JP29474891A JP3084415B2 JP 3084415 B2 JP3084415 B2 JP 3084415B2 JP 29474891 A JP29474891 A JP 29474891A JP 29474891 A JP29474891 A JP 29474891A JP 3084415 B2 JP3084415 B2 JP 3084415B2
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育雄 大熊
禎之 井上
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルの映像信号
を直交変換した後、その各々の変換係数を電力集中度に
応じたビット配分で高能率符号化して映像信号の情報量
を圧縮した後、その情報を誤り訂正符号化してテープ等
に記録する映像信号記録再生装置(以下VTRと称す
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】映像信号をそのまま量子化すると情報量
が非常に多くなり、これをそのままディジタル状態で記
録するとテープ使用量が多くなるなどの問題点があっ
た。そこで映像信号の情報量を圧縮する手法が取られて
きた。その中の一手法として、映像信号を直交変換した
後、その各々の変換係数を電力集中度に応じたビット配
分で符号化して映像信号の情報量を圧縮する手法が知ら
れている。
【0003】上記のような直交変換を用いた映像信号の
情報量を圧縮する手法の一例が「テレビジョン学会誌Vo
l. 43, No. 10 (1989);画像符号化アルゴリズムII−変
換符号化−,pp. 1145〜pp. 1155」に示されている。図
1はここに開示された装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0004】図1において、1は入力されるディジタル
映像信号を水平、垂直方向ともN画素(Nは整数)から
なるブロックに分割するブロック化手段であり、ブロッ
ク化手段1は分割した各ブロックを直交変換手段2へ出
力する。直交変換手段2は、各々のブロックに直交変換
を施して変換係数を得、得た変換係数を適応量子化手段
3へ出力する。適応量子化手段3は、各々の変換係数を
予め定められたビット配分に従って量子化し、量子化後
の変換係数をパラレルに並直列変換手段4へ出力する。
並直列変換手段4は、入力された各変換係数をシリアル
信号に変換して誤り訂正符号付加手段5へ出力する。誤
り訂正符号付加手段5は、シリアル変換された各変換係
数を行方向にk1ワード,列方向にk2ワード並べて作
成した情報語を列方向に対してC2符号化し、C2検査
語を付加し、情報語とC2検査語とを行方向に対してC
1符号化し、C1検査語を付加して、得られたデータを
同期・ID付加手段6へ出力する。同期・ID付加手段
6は、情報語に同期信号とID信号とを付加し、記録媒
体としてのテープへ出力する。
【0005】次に動作について説明する。図2及び図3
はその動作手順を示す図である。入力された1フィール
ドのディジタル映像信号(図2(a) 参照) をブロック化
手段1により、水平,垂直方向ともN画素からなるブロ
ックに分割し(図2(b) 参照) 、各ブロック毎に直交変
換手段2へ出力する。直交変換手段2では、直交変換を
施して各ブロック毎に変換係数を得る(図2(c) 参照)
。一般に各ブロック毎の電力分布は映像信号の局所的
な性質に依存して変化するが、低周波領域に電力は集中
して分布することが知られている。この性質を利用して
変換係数を適応的に量子化する一手法として、各ブロッ
クの直流成分を除く交流成分電力に基づいていくつかの
クラスに分け、各クラス毎にブロックの各周波数の量子
化レベル数の割り当て方法を変え、低周波側では量子化
レベル数を多く、高周波側では量子化レベル数を少なく
割り当てる適応量子化方法が知られている。適応量子化
手段3では上記手法に基づいて、各ブロックの交流成分
電力の総和によりクラスを決定し、決定したクラスに基
づいた量子化レベルで各々の変換係数を符号化し(図2
(d) 参照) 映像信号の情報量を圧縮する。適応量子化を
受けたそれぞれの変換係数とブロックが属するクラスの
識別化係数とは並直列変換手段4によりシリアル信号に
変換される(図2(e) 参照) 。
【0006】この1フィールド分の適応量子化を受けた
変換係数をk1ワード×k2ワードに配列して、情報語
を作成する(図3(a) 参照) 。なお、圧縮を受けた映像
信号の情報量はその時の画像の状態により変化するが、
k1及びk2は固定なので、情報語の総ワード数 (k1
×k2ワード) より圧縮を受けた映像信号のワード数
(情報量) が少ないときもある。このときは圧縮を受け
た映像信号に適当なデータを加えて、情報語の総ワード
数と等しくする。情報語を列方向にC2符号化してC2
検査語を付加し、情報語とC2検査語とを行方向にC1
符号化してC1検査語を付加する (図3(b) 参照) 。情
報語とC1検査語とC2検査語とを合わせて誤り訂正ブ
ロックとし、同期・ID付加手段6により誤り訂正ブロ
ックの各行毎に同期信号とID信号とを付加して (図3
(c) 参照) 、変調後テープに記録する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のV
TRでは、単位時間当りの映像信号をN×N画素のブロ
ックに分割し、各ブロック毎に直交変換を施し、その変
換係数を所定のビット配分に従って量子化し、適応量子
化された変換係数を誤り訂正符号化し記録するように構
成されている。
【0008】直交変換を用いた高能率符号化手段で映像
信号の情報量を圧縮すると、その時の画像の状態により
単位時間当りの情報量が変化することになる。一方、記
録する単位時間当りの情報量はいつも一定なので、高能
率符号化された映像信号を記録すると、記録する情報量
に比べて高能率符号化された映像信号の情報量が少ない
場合が生じる。この場合には、従来のVTRでは高能率
符号化された映像信号に適当な情報を付け加えて、記録
する情報量と等しくして記録していた。このように、映
像信号の情報量の変動によって、さらに新たな情報を記
録できる余裕があるにもかかわらず、有効に活用されて
いないという問題点があった。
【0009】また、上記のようなVTRで映像信号を記
録,再生した際に、直交変換の低周波側の変換係数が誤
った場合には、ブロック歪など視覚的に大きな画質劣化
に感じられるが、高周波側の変換係数が誤った場合に
は、視覚的にそれほど誤りの影響が目立たない。つま
り、直交変換された低周波側と高周波側との変換係数に
同じ数の誤りがあったとしても、影響がそれぞれ違うこ
とになる。このため、低周波側の変換係数の誤り訂正能
力は高周波側の変換係数に比べて大きくする必要があ
り、同じ誤り訂正能力を低周波側と高周波側との変換係
数に与えることは、高周波側の変換係数に必要以上の検
査語を付加することになり、記録することができる情報
量が有効に利用されていないという問題点または低周波
側に対する誤り訂正能力が不足するという問題点があっ
た。
【0010】更に、上記のようなVTRでは、単位時間
当りの映像信号をN×N画素のブロックに分割し、各ブ
ロック毎に直交変換を施し、その変換係数を所定のビッ
ト配分に従って量子化して、映像信号の情報量を圧縮す
るように構成されているので、各ブロックの直流成分付
近の変換係数間に残っている相関性を映像信号の情報量
の圧縮に有効に活用できないという問題点があった。
【0011】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたものであり、単位時間当りの映像信号を所
定の大きさのブロックに分割し、各ブロック毎に直交変
換を施し、その変換係数を所定のビット配分に従って量
子化し、適応量子化された変換係数を誤り訂正符号化し
て記録するVTRにおいて、画像の状態により、圧縮さ
れた映像信号の情報量が記録することができる情報量未
満となった時、従来までは有効に利用されていなかった
その差の情報に低次側の変換係数を挿入することによっ
て、低次側の変換係数の誤りを訂正または検出する能力
を大きくできる映像信号記録再生装置を提供することを
目的とする。
【0012】また、本発明は上記のようなVTRにおい
て、情報量を増やすことがなく、誤りがあった場合には
画質の劣化が目立つ低次側の変換係数の誤りを訂正また
は検出する能力を大きくできる映像信号記録再生装置を
提供することを目的とする。
【0013】更に、本発明は上記のようなVTRにおい
て、より多くの映像信号を記録することができる映像信
号記録再生装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る映像信号
記録再生装置は、入力された映像信号を所定の大きさの
ブロックにした後、直交変換を施して情報量を圧縮する
手段と、圧縮された映像信号の情報量が所定の大きさの
情報語の情報量より少ないときには、情報語の情報量と
圧縮された映像信号の情報量との差と同量の情報を、圧
縮された映像信号の内の各ブロックの低次の変換係数か
ら選択し、選択した低次の変換係数と圧縮された映像信
号の全変換係数とを用いて情報語を作成する手段と、こ
のように作成された情報語に検査語を付加する手段とを
備えたことを特徴とする。
【0015】第2発明に係る映像信号記録再生装置は、
第1発明において、低次の変換係数を選択する際に、画
面中央のブロックから画面周縁のブロックへという順番
で選択するようにしたことを特徴とする。
【0016】第3発明に係る映像信号記録再生装置は、
入力された映像信号を所定の大きさのブロックにした
後、直交変換を施して情報量を圧縮する手段と、情報量
が圧縮された映像信号を所定の大きさの情報語にした
後、検査語を付加する手段とを備え、圧縮された映像信
号の変換係数を少なくとも低次の変換係数の情報系列と
高次の変換係数の情報系列との2つに分け、低次の変換
係数の情報系列は高次の変換係数の情報系列より最小距
離が大きくなるような検査語を付加するようにしたこと
を特徴とする。
【0017】第4発明に係る映像信号記録再生装置は、
第3発明において、低次の変換係数の情報系列所定の
大きさの情報語にした後、その情報語に第1の方向に対
して第1の検査語を付加し、さらにその情報語に第2の
方向に対して第2の検査語を付加するようにしたことを
特徴とする。
【0018】第5発明に係る映像信号記録再生装置は、
第3発明において、低次の変換係数の情報系列を所定の
大きさの第1の情報語にし、その第1の情報語に対する
第1の検査語を付加した後、高次の変換係数の情報系列
を所定の大きさの第2の情報語にし、第1の情報語及び
第1の検査語に第2の情報語を付加して第3の情報語と
し、さらに第3の情報語に対する第2の検査語を付加す
るようにしたことを特徴とする。
【0019】第6発明に係る映像信号記録再生装置は、
入力された映像信号をブロック化した後、直交変換を施
して情報量を圧縮する第1の圧縮手段と、求められた各
変換係数のうち各ブロックにおける低次の変換係数だけ
をブロック化した後、直交変換を施して情報量を圧縮す
る第2の圧縮手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】
【作用】第1発明においては、圧縮手段により圧縮され
た入力映像信号の情報量が記録可能な情報量より少ない
場合には、その差と等しい情報を圧縮された映像信号の
内の低次の変換係数から選び、すべての変換係数とこの
選択した低次の変換係数とを用いて所定の大きさの情報
語を作成する。再生側において画質劣化が目立ちやすい
低次の変換係数を二重に記録しておくので、このような
低次の変換係数に誤りが発生してもその誤りを検出する
能力は大きい。
【0021】第2発明においては、画面中央のブロック
の低次の変換係数を画面周縁のブロックの低次の変換係
数に優先して選択するので、再生側において画質劣化が
目立ちやすい画面中央のブロックの低次の変換係数が確
実に二重に記録され、このような画面中央のブロックの
低次の変換係数に誤りが発生してもその誤りを検出する
能力は大きい。
【0022】第3発明においては、圧縮手段により得ら
れる変換係数を少なくとも低次の変換係数と高次の変換
係数とに分け、低次の変換係数に対する検査語は高次の
変換係数に対する検査語より最小距離が大きくなるよう
にしたので、再生側において画質劣化が目立ちやすい低
次の変換係数の誤りを訂正または検出する能力は高く、
このような低次の変換係数に誤りが発生してもその誤り
は容易に訂正または検出される。
【0023】第4発明,第5発明においては、低次の変
換係数についての情報系列は2重に符号化されているの
で、低次の変換係数についての情報系列の情報語は高次
の変換係数についての情報系列の情報語より誤りを訂正
または検出する能力は高くなる。
【0024】第6発明においては、第1の圧縮手段によ
り入力映像信号の情報量を圧縮した後、低次の変換係数
だけについては第2の圧縮手段によりさらに情報量を圧
縮するので、1回だけの圧縮処理を施す場合に比べて情
報量の圧縮度が大きい。
【0025】
【実施例】(第1実施例)以下、本発明の第1実施例に
ついてその構成を示す図4を用いて説明する。図4にお
いて、1は入力されるディジタル映像信号を水平、垂直
方向ともN画素(Nは整数)からなるブロックに分割す
るブロック化手段であり、ブロック化手段1は各ブロッ
クを直交変換手段2へ出力する。直交変換手段2は、各
々のブロックに直交変換を施して変換係数を得、得た変
換係数を適応量子化手段3へ出力する。適応量子化手段
3は、各々の変換係数を予め定められたビット配分に従
って量子化し、量子化後のすべての変換係数をパラレル
に並直列変換手段4へ出力すると共に、量子化後の低次
の変換係数をパラレルに低次係数並直列変換手段8へ出
力する。並直列変換手段4は、入力された各変換係数を
シリアル信号に変換して誤り訂正ブロック作成手段9へ
出力する。また、低次係数並直列変換手段8は、入力さ
れた各変換係数をシリアル信号に変換してバッファ10へ
出力する。バッファ10は、入力された各変換係数を一時
記憶し、記憶したデータを必要に応じて誤り訂正ブロッ
ク作成手段9に読み出す。誤り訂正ブロック作成手段9
は、k1×k2ワードの大きさの情報語となるように、
直交変換された映像信号の全ての変換係数と低次の変換
係数とを合わせて情報語を作成し、それを誤り訂正符号
付加手段5へ出力する。誤り訂正符号付加手段5は、入
力された情報語を列方向に対してC2符号化してC2検
査語を付加し、情報語とC2検査語とを行方向に対して
C1符号化してC1検査語を付加し、得られたデータを
同期・ID付加手段6へ出力する。同期・ID付加手段
6は、情報語に同期信号とID信号を付加し、記録媒体
としてのテープへ出力する。
【0026】次に動作について説明する。入力された1
フィールドのディジタル映像信号(図2(a) 参照) を前
記従来例と同様にして、ブロック化手段1により、水
平,垂直方向ともN画素からなるブロックに分割し(図
2(b) 参照) 、各ブロック毎に直交変換手段2へ入力す
る。直交変換手段2では、直交変換を施して各ブロック
毎に変換係数を得る(図2(c) 参照) 。適応量子化手段
3では、各ブロックの交流成分電力に基づいてクラスを
決定し、各々の変換係数を決定したクラスに基づいた量
子化レベルで符号化し(図2(d) 参照) 映像信号の情報
量を圧縮する。適応量子化を受けた各ブロックのそれぞ
れの変換係数とブロックが属するクラスの識別化係数と
は並直列変換手段4によりシリアル信号に変換され、ま
た適応量子化を受けた各ブロックの低次の変換係数は低
次係数並直列変換手段8によりシリアル信号に変換され
る(図5参照)。
【0027】この1フィールド分の適応量子化を受けた
変換係数を誤り訂正ブロック作成手段9により、図6に
示すような順番(第1行,第2行,第3行,…,第k2
行)でk1ワード×k2ワードの矩形のブロックに挿入
する。同時に、低次係数並直列変換手段8によりシリア
ル信号に変換された低次の変換係数は一時、バッファ10
に記憶される。1フィールド分の適応量子化を受けた全
ての変換係数を矩形のブロックに挿入し、低次の変換係
数をすべてバッファ10に記憶させる。このとき矩形のブ
ロックの第kp行まで変換係数が挿入されていれば (図
7(a) 参照) 、バッファ10から読み出した低次の変換係
数を第kp+1行から順次矩形のブロックに挿入し、k
1ワード×k2ワードの情報語を作成する(図7(b) 参
照) 。
【0028】作成された情報語を誤り訂正符号付加手段
5により誤り訂正符号化する。前記従来例と同様にし
て、情報語を列方向にC2符号化してC2検査語を付加
し、情報語とC2検査語とを行方向にC1符号化してC
1検査語を付加する。情報語とC1検査語とC2検査語
とを合わせて誤り訂正ブロックとする(図7(c) 参照)。
同期・ID付加手段6は誤り訂正ブロックの各行毎に同
期信号を付加し、さらに誤り訂正ブロックの各行毎のデ
ータが圧縮を受けた映像信号か低次の変換係数のみかを
識別するID信号を付加する (図7(d) 参照) 。この同
期信号とID信号が付加された誤り訂正ブロックを変調
後、テープに記録する。
【0029】再生された信号は、記録時に付加された検
査語により誤り訂正及び検出が行われた後、記録時に付
加されたID信号に基づいて2重に記録された低次の変
換係数とそれ以外の変換係数とに分けられる。2回記録
されている低次の変換係数をそれぞれ比較して、一致し
た場合にはその低次の変換係数は誤りがなかったと判定
し、一致しなかった場合にはその低次の変換係数は誤っ
ていると判定して、周辺のブロックの同じ次数の変換係
数に基づいて補正を行う。そして、各変換係数は逆適応
量子化された後逆直交変換を施されて、再生映像信号が
出力される。なお、2重に記録された低次の変換係数が
一致しなかった場合には、誤っていることを示すフラグ
を付加し、低次の変換係数に関してはフラグに基づいて
誤り訂正及び検出を行い、低次以外の変換係数に関して
はそのまま誤り訂正及び検出を行うようにする。
【0030】このように、圧縮を受けた映像信号の情報
量が所定の情報語の情報量より少ないとき、低次の変換
係数をさらに付け加えて情報語とし、この情報語を誤り
訂正符号化して記録するように構成したので、記録再生
する過程で誤りが加わっても低次の変換係数に関しては
2重に記録されているので、誤りを検出する確率が高く
なり、情報語の情報量を有効に活用することができる。
【0031】(第2実施例)第1実施例では図4のよう
に構成した例について説明したが、図8のように構成し
てもよい。図8において1〜6,9,10は第1実施例と
全く同一のものである。なお、11はバッファ10に低次の
変換係数だけを書き込むように制御するバッファ制御手
段である。
【0032】次に動作について説明する。入力された1
フィールドのディジタル映像信号を第1実施例と同様に
して、ブロック化手段1により、水平,垂直方向ともN
画素からなるブロックに分割する。直交変換手段2で
は、直交変換を施し各ブロックの交流成分電力に基づい
てクラスを決定し、各々の変換係数を決定したクラスに
基づいた量子化レベルで符号化し映像信号の情報量を圧
縮する。適応量子化を受けた各ブロックのそれぞれの変
換係数とブロックが属するクラスの識別化係数とは並直
列変換手段4によりシリアル信号に変換される。
【0033】この1フィールド分の適応量子化を受けた
変換係数を誤り訂正ブロック作成手段9により、第1実
施例と同様な順番(図6参照)でk1ワード×k2ワー
ドの矩形のブロックに挿入する。同時に、バッファ制御
手段11の制御により、1フィールド分の適応量子化を受
けた変換係数のうち低次の変換係数だけをバッファ10に
記憶する。次に、矩形のブロックに1フィールド分の適
応量子化を受けた変換係数の挿入が終了すると、次の行
からバッファ10から読み出された低次の変換係数を挿入
し情報語を作成する。
【0034】以下の誤り訂正符号付加手段5,同期・I
D付加手段6における動作及び再生側における処理手順
は第1実施例と同様であるので、その説明は省略する。
【0035】このように、バッファ制御手段11によりバ
ッファ10に低次の変換係数だけを書き込むように制御
し、第1実施例と同様な再生側の処理を行う場合にも、
第1実施例と同様な効果を奏する。
【0036】(第3実施例)第1及び第2実施例では、
直交変換された映像信号を情報語に挿入した後、各ブロ
ックの低次の変換係数を各ブロックの直交変換された順
番で挿入する例について説明した。各ブロックの低次の
変換係数を画面中央のブロックから画面周縁のブロック
へという順番で挿入するように構成し、第1実施例と同
様な再生側の処理を行えば、画面中央のブロックの誤り
を検出する確率が大きくなり、誤りを補正又は訂正する
ことができ誤りの影響による画質の劣化を目立たなくす
ることができる。
【0037】以下、このような実施例を図9を用いて説
明する。図9において、1〜6,9は第1実施例の装置
と全く同一のものである。12は低次の変換係数を一時記
憶するメモリ、13はメモリ12に低次の変換係数だけを書
き込み画面中央のブロックから画面周縁のブロックへと
いう順番で低次の変換係数を読み出すように制御するメ
モリ制御手段である。
【0038】次に動作について説明する。ブロック化手
段1から並直列変換手段4までの動作は第1実施例と同
じであり、説明を省略する。1フィールド分の適応量子
化を受けた変換係数を誤り訂正ブロック作成手段9によ
り、第1実施例と同様な順番(図6参照)でk1ワード
×k2ワードの矩形のブロックに挿入する。同時に、各
ブロックの直交変換された順番で低次の変換係数のみを
メモリ制御手段13によりメモリ12に記憶させる。次に、
矩形のブロックに1フィールド分の適応量子化を受けた
変換係数の挿入が終了すると、メモリ制御手段13の制御
により、画面中央のブロックから画面外側のブロックへ
という順番(図10参照)で、メモリ12から低次の変換係
数を誤り訂正ブロック作成手段9に読み出す。読み出さ
れた低次の変換係数は第1実施例と同様にして次の行か
ら挿入され、誤り訂正ブロック作成手段9により情報語
にされる。
【0039】以下の誤り訂正符号付加手段5,同期・I
D付加手段6における動作及び再生側における処理手順
は第1実施例と同様であるので、その説明は省略する。
【0040】なお、低次の変換係数を情報語に挿入する
際のブロックの順番は図10の順番に限るものではなく、
画面中央のブロックから外側のブロックへという順番で
あれば、どのような順番であってもよく、上述の実施例
と同様な効果を奏する。
【0041】(第4実施例)第1〜第3実施例では、直
交変換された映像信号に低次の変換係数を付け加えて情
報語とし、この情報語を誤り訂正符号化して記録するよ
うに構成した例について説明した。この例以外にも、各
ブロックの直流成分のみを複数回付け加えて情報語とし
てもよい。また、画面中央付近のブロックの低次の成分
のみを複数回付け加えて情報語としてもよい。
【0042】また、第1〜第3実施例では、1フィール
ドの映像信号を直交変換し、得られた変換係数に低次の
変換係数を付け加えて情報語とする例について説明し
た。この例以外にも、1フィールド分の映像信号を直交
変換し、得られた各々の変換係数を複数個の組に分割し
て各変換係数の組毎に情報語とする場合に、情報語の情
報量より少ないとき、低次の変換係数をさらに付け加え
て情報語とするように構成してもよい。
【0043】更に、各低次の変換係数を3回以上付け加
える場合には、再生された低次の変換係数の値を多数決
判断して、低次の変換係数の値を選んでもよい。
【0044】(第5実施例)以下、本発明の別の実施例
についてその構成を示す図11を用いて説明する。図11に
おいて、1〜3、6は第1実施例の装置と全く同一のも
のである。適応量子化手段3は、適応量子化した変換係
数のうち、低次の変換係数を低次係数並直列変換手段14
へ出力し、高次の変換係数を高次係数並直列変換手段15
へ出力する。低次係数並直列変換手段14は、パラレルに
入力された低次の各変換係数をシリアル信号に変換して
低次係数誤り訂正符号付加手段16へ出力する。高次係数
並直列変換手段15は、パラレルに入力された高次の各変
換係数をシリアル信号に変換して高次係数誤り訂正符号
付加手段17へ出力する。低次係数誤り訂正符号付加手段
16はシリアル信号に変換された低次の各変換係数をkワ
ード毎に区切って1情報語とし、n1−kワードの検査
語を付加して、作成したデータを同期・ID付加手段6
へ出力する。高次係数誤り訂正符号付加手段17はシリア
ル信号に変換された高次の各変換係数をkワード毎に区
切って1情報語とし、n2−kワードの検査語を付加し
て、作成したデータを同期・ID付加手段6へ出力す
る。なお、n1−k>n2−kとする。
【0045】次に動作について説明する。入力された1
フィールドのディジタル映像信号を第1実施例と同様に
して、ブロック化手段1により、水平,垂直方向ともN
画素からなるブロックに分割し、各ブロック毎に直交変
換手段2へ入力する。直交変換手段2では、直交変換を
施して各ブロック毎に変換係数を得る。適応量子化手段
3では、各ブロックの交流成分電力に基づいてクラスを
決定し、各々の変換係数を決定したクラスに基づいた量
子化レベルで符号化し映像信号の情報量を圧縮する。適
応量子化を受けた各ブロックの各々の変換係数を低次の
変換係数の情報系列Imと高次の変換係数の情報系列I
hとに分け、低次の変換係数とブロックが属するクラス
の識別化係数とを低次係数並直列変換手段14によりシリ
アル信号に変換し、また、高次の変換係数を高次係数並
直列変換手段15によりシリアル信号に変換する。
【0046】低次係数並直列変換手段14によりシリアル
信号に変換された低次の情報系列Imは、kワード毎区
切られて情報語となる。各情報語は低次係数誤り訂正符
号付加手段16によりn1−kワードの検査語を付加され
て誤り訂正符号化される。また同様にして、高次の係数
の並直列変換手段15によりシリアル信号に変換された
高次の情報系列Ihは、kワード毎区切られて情報語と
なる。各情報語は高次係数誤り訂正符号付加手段17によ
りn2−kワードの検査語を付加されて誤り訂正符号化
される。
【0047】低次の変換係数の誤り訂正符号語と高次の
変換係数の誤り訂正符号語とのそれぞれに同期・ID付
加手段6により、同期信号を付加し、さらに低次の変換
係数の誤り訂正符号語か高次の変換係数の誤り訂正符号
語かを識別するID信号を付加する。この同期信号とI
D信号とが付加された低次,高次それぞれの誤り訂正符
号語を図12に示す。これらの信号を変調後、テープに記
録する。
【0048】再生された信号はID信号に基づいて低次
の変換係数の情報系列Imと高次の変換係数の情報系列
Ihとに分けられる。低次と高次との情報系列はそれぞ
れ記録時に付加された検査語に基づいて誤り訂正及び検
出を行った後、合成され、逆適応量子化,逆直交変換さ
れて、再生映像信号が得られる。
【0049】このように、映像信号の情報量を直交変換
を用いた高能率符号化手段により圧縮した後、低次の変
換係数の情報系列Imと高次の変換係数の情報系列Ih
とに分け、低次の情報系列Imと高次の情報系列Ihを
それぞれkワード毎区切って1情報語とし、n1−k>
n2−kとなる条件のもとで低次の情報語にはn1−k
ワードの検査語を付加し、高次の情報語にはn2−kワ
ードの検査語を付加するように構成したので、低次の変
換係数は高次の変換係数に比べて最小距離が大きくな
り、記録レート一定の条件のもとで、低次の変換係数に
誤りが生じたとしても訂正又は検知する確率が大きくな
り、目立った画質の劣化を引き起こさない。
【0050】(第6実施例)第5実施例では図12のよう
な符号語を構成した例について説明したが、図11の構成
を用いて図13のような符号語を構成しても第5実施例と
同様な効果を奏する。
【0051】以下、この動作について説明する。第5実
施例と同様にして、入力された1フィールドのディジタ
ル映像信号を直交変換を用いて高能率符号化手段によ
り、映像信号の情報量を圧縮する。圧縮を受けた映像信
号を低次の変換係数の情報系列Imと高次の変換係数の
情報系列Ihとに分ける。
【0052】低次の情報系列Imはk1ワード×k2ワ
ードの矩形のブロックに配列され情報語となる。低次係
数誤り訂正符号付加手段16は情報語を列方向にC2符号
化しn2m−k2ワードのC2検査語を付加し、情報語
とC2検査語とを行方向にC1符号化しn1m−k1ワ
ードのC1検査語を付加し、誤り訂正符号化する。ま
た、同様にして高次の情報系列Ihはk1ワード×k2
ワードの矩形のブロックに配列され情報語となる。高次
係数誤り訂正符号付加手段17は情報語を列方向にC2符
号化しn2h−k2ワードのC2検査語を付加し、情報
語とC2検査語とを行方向にC1符号化しn1h−k1
ワードのC1検査語を付加し、誤り訂正符号化する。低
次の情報系列Imと高次の情報系列Ihとの誤り訂正符
号語の最小距離はそれぞれ(n1m−k1+1)×( n
2m−k2+1)と(n1h−k1+1)×(n2h−
k2+1)とになる。低次の符号語の最小距離が高次の
符号語の最小距離より大きくなるために、(n1m−k
1+1)×(n2m−k2+1)>(n1h−k1+
1)×(n2h−k2+1)とする。
【0053】以下の同期・ID付加手段6における動作
及び再生側の動作は第5実施例と同様であるので、その
説明は省略する。
【0054】なお、低次と高次との変換係数の情報系列
の情報量がいつも等しいとは限らないので、実施例5及
び6では低次と高次の情報語の総数をそれぞれの情報量
に応じて変えてもよい。また、1フィールド当りの低次
の情報語の個数を高次の情報語の個数と違う数に予め定
めてもよいし、同じ数でもよい。
【0055】(第7実施例)第5及び第6実施例では低
次と高次との情報語のワード数を等しくした場合につい
て説明した。この実施例以外にも、図14に示すように、
低次と高次との情報語のワード数が違う場合にも、低次
の変換係数の符号語の最小距離が高次の変換係数の最小
距離より大きくなるようにそれぞれの情報系列を符号化
すれば、第5実施例と同様な効果を奏する。
【0056】(第8実施例)第5〜第7実施例では入力
された映像信号を直交変換を用いた高能率符号化手段に
より情報量を圧縮した後、低次の変換係数の情報系列I
mと高次の変換係数の情報系列Ihに分け、各情報系列
毎に誤り訂正符号化し、低次の変換係数の誤り訂正符号
語の最小距離が高次の変換係数の誤り訂正符号語の最小
距離より大きくなるよう符号化する例について説明し
た。この実施例以外にも、図15のように構成しても前記
第5実施例と同様な効果を奏す。
【0057】図15において、1〜3,6,14,15は第5
実施例の装置と全く同一のものである。低次係数並直列
変換手段14は、シリアル信号に変換した低次の変換係数
の情報系列を低次係数C2符号付加手段18へ出力する。
低次係数C2符号付加手段18は、入力した低次の変換係
数の情報系列をk1ワード毎に区切って1情報語とし、
n1−k1ワードのC2検査語を付加して、リード・ソ
ロモン符号で誤り訂正符号化し、得た符号語をC1符号
付加手段28へ出力する。C1符号付加手段28は、符号化
された低次の情報系列Imをk2段並べ、列方向にn2
−k2ワードのC1検査語を付加して、リード・ソロモ
ン符号で誤り訂正符号化し、得た符号語を同期・ID付
加手段6へ出力する。高次係数並直列変換手段15は、シ
リアル信号に変換した高次の変換係数の情報系列を高次
係数C2符号付加手段19へ出力する。高次係数C2符号
付加手段19は、入力した高次の変換係数の情報系列をk
1ワード毎に区切って1情報語とし、n1−k1ワード
のC2検査語を付加して、リード・ソロモン符号で誤り
訂正符号化し、得た符号語を同期・ID付加手段6へ出
力する。
【0058】次に動作について説明する。第5実施例と
同様にして、入力された1フィールドのディジタル映像
信号を直交変換を用いた高能率符号化手段により、映像
信号の情報量を圧縮する。圧縮を受けた映像信号を低次
の変換係数の情報系列Imと高次の変換係数の情報系列
Ihとに分ける。
【0059】低次の情報系列Imと高次の情報系列Ih
とはそれぞれk1ワード毎区切られて情報語となる。低
次の情報語は低次係数C2符号付加手段18によりn1−
k1ワードのC2検査語を付加されて誤り訂正符号化さ
れる。また、高次の情報語は高次係数C2符号付加手段
19によりn1−k1ワードのC2検査語を付加されて誤
り訂正符号化される。さらに、低次の情報系列Imに関
しては低次係数C2符号付加手段18により符号化された
n1ワードの符号語をk2段並べ、C1符号付加手段28
によりn2−k2ワードのC1検査語を付加されて誤り
訂正符号化される(図16参照)。
【0060】以下の同期・ID付加手段6における動作
及び再生側の動作は第5実施例と同様であるので、その
説明は省略する。
【0061】このようにして、低次の変換係数の情報系
列Imと高次の変換係数の情報系列Ihとをそれぞれ符
号化すると、低次の情報系列ImはC1符号とC2符号
とで2重に符号化され、高次の情報系列IhはC2符号
だけで符号化されているので、低次の情報系列Imの情
報語は高次の情報系列Ihの情報語よりも誤り訂正又は
検出する能力が大きくなり、第5実施例と同様な効果を
奏する。
【0062】なお、上記実施例では低次と高次との情報
語のワード数を等しくした場合について説明したが、ワ
ード数が異なっていてもよい。低次の情報系列Imをk
1ワード毎区切って1情報語とし、n1−k1ワードの
C2検査語を付加して誤り訂正符号化した後、そのn1
ワードの符号語をk2段並べて列方向にC1符号化しn
2−k2ワードのC1検査語を付加する。高次の情報系
列Imをkhワード毎区切って1情報語とし、nh−k
hワードのC2検査語を付加して誤り訂正符号化する。
このようにして符号語を構成しても、低次の情報語は高
次の情報語に比べて誤り訂正能力が大きくなり、第5実
施例と同様な効果を奏する。
【0063】(第9実施例)また、図17のように誤り訂
正符号語を構成しても、第8実施例と同様に低次の変換
係数の情報系列Imと高次の変換係数の情報系列Ihと
をそれぞれ符号化すると、低次の情報系列ImはC1符
号とC2符号とで2重に符号化され、高次の情報系列I
hはC2符号だけで符号化されているので、低次の情報
語は高次の情報語よりも誤り訂正又は検出する能力が大
きくなり、第5実施例と同様な効果を奏す。
【0064】以下、この動作について説明する。低次の
変換係数の情報系列Imと高次の変換係数の情報系列I
hとをそれぞれk1ワード×k2ワードの矩形のブロッ
クに配列して、情報語を作成する。低次の情報語をそれ
ぞれ低次係数C2符号付加手段18により、列方向にC2
符号化してn2−k2ワードのC2検査語を付加する。
また、高次の情報語をそれぞれ高次係数C2符号付加手
段19により、列方向にC2符号化してn2−k2ワード
のC2検査語を付加する。低次の情報系列Imに関して
は、C1符号付加手段28により、さらに低次の情報語と
C2検査語とを行方向にC1符号化し、n1−k1ワー
ドのC1検査語を付加する。低次の情報語とC1検査語
とC2検査語とを合わせて低次の誤り訂正ブロックと
し、高次の情報語とC2検査語とを合わせて高次の誤り
訂正ブロックとする。
【0065】同期・ID付加手段6により、低次と高次
との誤り訂正ブロックを合わせて1つの誤り訂正ブロッ
クとし、誤り訂正ブロックの各行毎に同期信号とID信
号を付加して、図17のような誤り訂正符号語を作成す
る。以下、この誤り訂正符号語を行方向に順次読み出し
て、変調後、テープに記録する。
【0066】また、低次の情報系列Imをk1×k2ワ
ードの情報語とし、直交する2つの方向にそれぞれ符号
化し、高次の情報系列Ihをkhワード (kh≠k1又
はkh≠k2) 毎区切って情報語とし符号化しても、誤
り訂正能力は低次の情報語の方が大きくなり、第5実施
例と同様な効果を奏す。
【0067】(第10実施例)第5〜第9実施例以外に
も、図18のように構成しても同様な効果が得られる。図
18において、1〜3,6,14,15は第5実施例の装置と
全く同一のものである。ここで、低次係数並直列変換手
段14は、シリアル信号に変換した低次の変換係数の情報
系列を低次係数誤り付加手段20へ出力する。低次係数誤
り訂正符号付加手段20は、入力した低次の変換係数の情
報系列Imをk1ワード毎に区切って1情報語とし、n
1−k1ワードの検査語を付加して、リード・ソロモン
符号で誤り訂正符号化し、得た符号語を高次係数誤り訂
正符号付加手段21へ出力する。高次係数並直列変換手段
15は、シリアル信号に変換した高次の変換係数の情報系
列を高次係数誤り訂正符号付加手段21へ出力する。低次
係数誤り訂正符号付加手段21は、入力した高次の変換係
数の情報系列Ihをk1ワード毎に区切って1情報語と
し、その情報語に低次係数誤り訂正符号付加手段20によ
り符号化された低次の情報語を付加して作成した情報語
にn2−n1−k1ワードの検査語を付加して、リード
・ソロモン符号で誤り訂正符号化し、得た符号語を同期
・ID付加手段6へ出力する。
【0068】次に動作について説明する。第5実施例と
同様にして、入力された1フィールドのディジタル映像
信号を直交変換を用いた高能率符号化手段により、映像
信号の情報量を圧縮する。圧縮を受けた映像信号を低次
の変換係数の情報系列Imと高次の変換係数の情報系列
Ihとに分ける。
【0069】低次の情報系列Imはk1ワード毎区切ら
れて低次の情報語となる。各低次の情報語は低次係数誤
り訂正符号付加手段20によりn1−k1ワードの検査語
を付加されて誤り訂正符号化される。また、高次の情報
系列Ihもk1ワード毎区切られて高次の情報語とな
る。この高次の情報語と低次係数誤り訂正符号付加手段
20により符号化された低次の情報語とを合わせた情報語
を作成する。この情報語を高次係数誤り訂正符号付加手
段21により、誤り訂正符号化し、n2−n1−k1ワー
ドの検査後を付加する。
【0070】以下、低次係数誤り訂正符号付加手段20及
び高次係数誤り訂正符号付加手段21により符号化された
符号語に同期信号とID信号とを同期・ID付加手段6
により付加する。このときの同期、ID信号が付加され
た符号語の構成を図19に示す。この信号を変調後、テー
プに記録する。
【0071】再生された信号から同期信号が分離され、
この同期信号に基づいて1符号語ずつ分けられる。各符
号語毎に検査語で低次及び高次の情報語と低次の検査語
との誤りを訂正した後、低次の検査語で低次の情報語の
誤りを訂正する。以下、低次と高次との情報系列は合成
され、逆適応量子化, 逆直交変換されて再生映像信号が
得られる。
【0072】このようにして、低次の変換係数の情報系
列Imと高次の変換係数の情報系列Ihとはそれぞれ符
号化すると、復号時には低次の変換係数の情報語とその
検査語と高次の変換係数の情報語に含まれる誤りとをn
2−n1−k1ワードの検査語で訂正した後、低次の変
換係数の情報語に対してはn1−k1ワードの低次の検
査語で訂正するように構成したので、低次の情報語は高
次の情報語に比べて誤りを訂正又は検出する能力が大き
くなり、第5実施例と同様な効果を奏する。
【0073】また、図20に示すような符号語を構成すれ
ば、第5実施例と同様な効果を奏すだけではなく、誤り
に対する影響に強くなる。
【0074】以下、この動作について説明する。第9実
施例と同様にして、低次の変換係数の情報系列Imと高
次の変換係数の情報系列Ihとに分ける。低次の情報系
列Imはk1ワード×k2ワードの矩形のブロックに配
列して、低次の情報語を作成する。各低次の情報語は低
次係数誤り訂正符号付加手段20により、行方向にC3符
号化してn3−k1ワードのC3検査語を付加する。ま
た、高次の情報系列Ihもk1ワード×k2ワードの矩
形のブロックに配列して、高次の情報語を作成する。こ
の高次の情報語と低次係数誤り訂正符号付加手段20によ
り符号化された低次の情報語とを合わせて情報語を作成
する。この情報語は高次係数誤り訂正符号付加手段21に
より、列方向にC2符号化してn2−k2ワードのC2
検査語を付加し、さらに行方向にC1符号化してn1−
n3−k1ワードのC1検査語を付加する。
【0075】以下、低次係数誤り訂正符号付加手段20及
び高次係数誤り訂正符号付加手段21により符号化された
符号語に同期信号とID信号とを同期・ID付加手段6
により付加する。このときの同期信号及びID信号が付
加された符号語の構成を図17に示す。この信号を変調
後、テープに記録する。
【0076】再生された信号から同期信号とID信号と
が分離され、この同期信号とID信号とに基づいて符号
語を求める。C1,C2検査語で低次及び高次の情報語
とC3検査語との誤りを訂正した後、C3検査語で低次
の情報語の誤りを訂正する。以下、低次と高次との情報
系列は合成され、逆適応量子化,逆直交変換されて再生
映像信号が得られる。
【0077】このようにして、低次の変換係数の情報系
列Imと高次の変換係数の情報系列Ihとをそれぞれ符
号化すると、低次の変換係数の情報語とC3検査語と高
次の変換係数の情報語に含まれる誤りをC1、C2検査
語で訂正した後、低次の変換係数の情報語だけに対して
はC3検査語で誤りを訂正するように構成したので、低
次の情報語は高次の変換係数の情報語に比べて誤りを訂
正又は検出する能力が大きくなり、実施例5と同様な効
果を奏する。
【0078】また、低次と高次の情報語の大きさは同じ
である必要がなく、低次と高次の情報語の大きさをk1
ワード,khワードのように異なるように設定し、図21
のように構成しても同様な効果を奏する。
【0079】(第11実施例)第5〜第10実施例では、入
力されたディジタル映像信号を直交変換を用いた高能率
符号化手段により情報量を圧縮した後、低次と高次の変
換係数の情報系列に分けた後、低次の情報系列Imの最
小距離が大きくなるように誤り訂正符号化する例につい
て説明したが、低次の情報系列Imの一部を新たに情報
語とし、その情報語を誤り訂正符号化して求めた検査語
を付加して記録しても第5実施例と同様な効果を奏す。
【0080】以下、この実施例の動作について説明す
る。第5実施例と同様にして、入力された1フィールド
のディジタル映像信号を直交変換を用いた高能率符号化
手段により、映像信号の情報量を圧縮する。圧縮を受け
た映像信号を低次の変換係数の情報系列Imと高次の変
換係数の情報系列Ihとに分ける。
【0081】低次の情報系列Imをk1ワード毎区切っ
てk2段並べ、次の段から高次の情報系列Ihをk1ワ
ード毎区切ってk2段並べて情報語を作成する。情報語
は各行毎にC1符号化され、n−k1ワードのC1検査
語が付加される。その後、各高次の情報系列Ihに対す
るC1検査語のrワード(ただし、r<n−k1)部分
を削除する。低次の情報系列Imの一部をC2符号化し
C2検査語を求める。そのC2検査語を削除した部分に
配置して図22のように構成する。
【0082】このように構成した符号語の復号は高次の
情報系列Ihに対しては削除した部分をイレージャとし
てC1符号により誤り訂正を行い、低次の情報系列Im
に対してはC2符号により誤りを訂正した後、C1符号
により誤りを訂正する。
【0083】また、削除した部分に低次の情報系列Im
の一部を誤り訂正符号化して求めた検査語を配置するだ
けではなく、他の情報を配置しても第5実施例と同様な
効果が得られる。
【0084】また、低次と高次との情報系列をそれぞれ
誤り訂正符号化した後、低次の情報系列Imの一部の情
報のみを新たに情報語とし、その情報語に対して誤り訂
正符号化して求めた検査語を付加して記録しても第5実
施例と同様な効果を奏する。
【0085】また、低次と高次の情報語の大きさは同じ
であるものだけではなく、違っていても同様な効果が得
られる。
【0086】(第12実施例)前記第5〜第11実施例で
は、誤り訂正符号としてリード・ソロモン符号を用いた
例について説明したが、リード・ソロモン符号以外にも
他の誤り訂正符号を用いても同様の効果が得られる。
【0087】また、入力された1フィールドのディジタ
ル映像信号を直交変換を用いた高能率符号化手段により
映像信号の情報量を圧縮する。圧縮を受けた映像信号を
低次の変換係数の情報系列Imと高次の変換係数の情報
系列Ihとの2つに分ける例について説明したが、圧縮
を受けた映像信号を3つ以上の情報系列に分け、低次の
情報系列ほど最小距離が大きくなるように検査語の語数
を多く付加するように構成しても同様な効果が得られ
る。この際、3つ以上に分けられた各情報系列の情報語
の大きさを同じに選ぶ必要もなく、異なっていてもよ
い。
【0088】(第13実施例)以下、本発明の他の実施例
についてその構成を示す図23を用いて説明する。図23に
おいて、1,2,5,6は第1実施例の装置と全く同一
のものである。直交変換手段2は、各ブロックに直交変
換を施して変換係数を得、交流成分の変換係数を交流成
分適応量子化手段22へ出力し、直流成分の変換係数を直
流成分ブロック化手段24へ出力する。交流成分適応量子
化手段22は、直流の変換係数を除いた各々の変換係数を
予め定められたビット配分に従って量子化し、適応量子
化した変換係数を交流成分並直列変換手段23へ出力す
る。交流成分並直列変換手段23は、パラレルに入力され
た適応量子化後の各変換係数をシリアル信号に変換し
て、誤り訂正符号付加手段5へ出力する。直流成分ブロ
ック化手段24は、入力された直流成分の変換係数を水
平,垂直方向ともN1画素 (N1は整数) からなるブロ
ックにし、各ブロック毎に直流成分直交変換手段25へ出
力する。直流成分直交変換手段25は、各々のブロックに
直交変換を施して変換係数を得、各変換係数を直流成分
適応量子化手段26へ出力する。直流成分適応量子化手段
26は、入力された各変換係数を予め定められたビット配
分に従って量子化し、適応量子化した変換係数を直流成
分並直列変換手段27へ出力する。直流成分並直列変換手
段27は、パラレルに入力された適応量子化後の各変換係
数をシリアル信号に変換して、誤り訂正符号付加手段5
へ出力する。
【0089】次に動作について図23、図24を用いて説明
する。入力された1フィールドのディジタル映像信号
(図2(a) 参照) をブロック化手段1により、水平,垂
直方向ともN画素からなるブロックに分割し(図2(b)
参照) 、各ブロック毎に直交変換手段2へ入力する。直
交変換手段2では、直交変換を施し各ブロック毎に変換
係数を得る(図24(a) 参照) 。直交変換手段2により求
めたそれぞれの変換係数を直流成分の変換係数と直流成
分以外の変換係数とに分ける(図24(b),(c) 参照) 。
【0090】交流成分適応量子化手段22では、各ブロッ
クの直流成分を除いた交流成分電力に基づいていくつか
のクラスに分け、各クラス毎にブロックの各周波数の量
子化レベル数の割り当てを変え、低周波側では量子化レ
ベル数を多く、高周波側では量子化レベル数を少なく割
り当てた量子化テーブルで、直流成分以外の各変換係数
を量子化し映像信号の情報量を圧縮する。適応量子化を
受けたそれぞれの変換係数とブロックが属するクラスの
識別化係数とは交流成分並直列変換手段23によりシリア
ル信号に変換される。
【0091】直交変換手段2により求めた各ブロックの
直流成分の変換係数を直流成分ブロック化手段24によ
り、水平,垂直方向ともN1画素からなるブロックにし
(図24(c) 参照) 、各ブロック毎に直流成分直交変換手
段25へ入力する。直流成分直交変換手段25では直交変換
を施し、各ブロック毎に変換係数を得る (図24(d) 参
照) 。直流成分適応量子化手段26では、各ブロックの交
流成分電力に基づいて量子化テーブルを変え、この量子
化テーブルに基づいて直流成分直交変換手段25により得
た各変換係数を量子化し、映像信号の情報量を圧縮す
る。適応量子化を受けたそれぞれの変換係数と各ブロッ
クが属するクラスの識別化係数とは直流成分の並直列変
換手段27によりシリアル信号に変換される。
【0092】この1フィールド分の適応量子化を受けた
それぞれの変換係数はいくつかの情報語となり、誤り訂
正符号付加手段5により符号化され、同期・ID付加手
段6により同期信号とID信号とが付加された後、変調
されてテープに記録される。再生側では記録側とは逆の
処理を行い再生映像信号を得る。
【0093】このように、入力された映像信号をN×N
画素の大きさのブロックにした後、直交変換を施して得
た変換係数を直流成分の変換係数と直流成分以外の変換
係数とに分け、直流以外の変換係数は適応量子化し、直
流成分の変換係数はN1×N1画素の大きさのブロック
にされた後、直交変換され、得た変換係数を適応量子化
し、映像信号の情報量を圧縮するように構成したので、
1回の直交変換で情報量を圧縮するように構成した高能
率符号化手段よりはさらに情報量を圧縮することができ
る。
【0094】また、入力された映像信号を直交変換をし
た後、各変換係数を図25のように低次の変換係数と低次
以外の変換係数とに分け、低次以外の変換係数は適応量
子化し、低次の各変換係数は各次数毎にブロック化さ
れ、各ブロック毎に直交変換を施し、適応量子化し情報
量を圧縮するように構成しても、第10実施例と同様な効
果を奏する。
【0095】
【発明の効果】以上のように、第1発明では、直交変換
を用いた高能率符号化により映像信号の情報量を圧縮し
た後、所定の大きさの情報語にして誤り訂正符号化する
ようなVTRにおいて、画像の状態により圧縮された映
像信号の情報量が情報語の情報量未満となったとき、そ
の差の情報量に相当する低次の変換係数を更に付け加え
て情報語を作成するように構成したので、記録再生する
過程で誤りが発生しても、誤った場合には誤りがよく目
立つ低次の変換係数に関してはその誤りを訂正又は検出
する確率を高くでき、また記録可能な情報量を有効に利
用することができるという効果がある。
【0096】また、第2発明では、圧縮された映像信号
の情報量が情報語の情報量未満となったとき、その差の
情報量に相当する低次の変換係数を画面中央のブロック
から画面周縁のブロックへという順番で選択して、選択
した低次の変換係数を更に付け加えて情報語を作成する
ように構成したので、記録再生する過程で誤りが発生し
ても、誤った場合には誤りがよく目立つ画面中央の低次
の変換係数に関してはその誤りを訂正又は検出する確率
を高くでき、また記録可能な情報量を有効に利用するこ
とができるという効果がある。
【0097】また、第3発明では、直交変換を用いて映
像信号の情報量を圧縮した後、少なくとも低次の変換係
数の情報系列と高次の変換係数の情報系列とに分け、各
情報系列を所定の大きさの情報語にして検査語を付加す
るとき、低次の情報語の最小距離は高次の情報語の最小
距離より大きくなるように検査語を付加するように構成
したので、情報量を増やすことがなく、記録再生する過
程で誤りが発生しても画質の劣化が目立つ低次の変換係
数に関する誤りを検出又は訂正する確率を高くすること
ができるという効果がある。
【0098】また、第4発明,第5発明では、第3発明
において、低次の変換係数の情報系列については2重に
符号化するように構成したので、情報量を増やすことが
なく、記録再生する過程で誤りが発生しても画質の劣化
が目立つ低次の変換係数に関する誤りを検出又は訂正す
る確率を高くすることができるという効果がある。
【0099】また、第6発明では、入力された映像信号
の情報量を直交変換を用いた第1の圧縮手段により圧縮
した後、第1の圧縮手段により得た各変換係数の内、少
なくとも低次の変換係数だけを直交変換を用いた第2の
圧縮手段により圧縮するように構成したので、1回だけ
直交変換をして映像信号の情報量を圧縮する場合に比べ
てより大きな情報量の圧縮を行うことができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の映像信号記録再生装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】従来の映像信号記録再生装置の高能率符号化の
手順を示す図である。
【図3】従来の映像信号記録再生装置の誤り訂正符号化
の手順を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例による映像信号記録再生装
置の構成を示すブロック図である。
【図5】第1実施例における各変換係数の分割を示す図
である。
【図6】第1実施例において各変換係数を情報語に挿入
する順番を示す図である。
【図7】第1実施例において情報語を作成する手順と符
号化の方法を示す図である。
【図8】本発明の第2実施例による映像信号記録再生装
置の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第3実施例による映像信号記録再生装
置の構成を示すブロック図である。
【図10】第3実施例において各ブロックの低次の変換
係数を選ぶ順番を示す図である。
【図11】本発明の第5実施例による映像信号記録再生
装置の構成を示すブロック図である。
【図12】第5実施例における低次と高次との符号語の
構成を示す図である。
【図13】本発明の第6実施例における低次と高次との
符号語の構成を示す図である。
【図14】本発明の第7実施例における低次と高次との
符号語の構成を示す図である。
【図15】本発明の第8実施例による映像信号記録再生
装置の構成を示すブロック図である。
【図16】第8実施例における低次と高次との符号語の
構成を示す図である。
【図17】本発明の第9実施例における符号語の構成を
示す図である。
【図18】本発明の第10実施例による映像信号記録再生
装置の構成を示すブロック図である。
【図19】第10実施例における符号語の構成を示す図で
ある。
【図20】第10実施例における別の符号語の構成を示す
図である。
【図21】第10実施例における更に別の符号語の構成を
示す図である。
【図22】本発明の第11実施例における符号語の構成を
示す図である。
【図23】本発明の第13実施例による映像信号記録再生
装置の構成を示すブロック図である。
【図24】第13実施例における映像信号記録再生装置の
動作を説明する図である。
【図25】第13実施例における別の映像信号記録再生装
置の動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 ブロック化手段 2 直交変換手段 3 適応量子化手段 4 並直列変換手段 5 誤り訂正符号付加手段 8 低次係数並直列変換手段 9 誤り訂正ブロック作成手段 10 バッファ 11 バッファ制御手段 12 メモリ 13 メモリ制御手段 14 低次係数並直列変換手段 15 高次係数並直列変換手段 16 低次係数誤り訂正符号付加手段 17 高次係数誤り訂正符号付加手段 18 低次係数C2符号付加手段 19 高次係数C2符号付加手段 20 低次係数誤り訂正符号付加手段 21 高次係数誤り訂正符号付加手段 22 交流成分適応量子化手段 23 交流成分並直列変換手段 24 直流成分ブロック化手段 25 直流成分直交変換手段 26 直流成分適応量子化手段 27 直流成分並直列変換手段 28 C1符号付加手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−62176(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 7/24 - 7/68 G11B 20/10 - 20/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたディジタル映像信号をブロッ
    ク化した後、各ブロック毎に直交変換を施して情報量を
    圧縮する圧縮手段と、該圧縮手段にて得られる変換係数
    により所定の大きさの情報語を作成する作成手段と、作
    成した情報語に検査語を付加する付加手段とを備えた映
    像信号記録再生装置において、前記情報語を作成する際
    に、圧縮された映像信号の変換係数の情報量が前記所定
    の大きさの情報語の情報量より少ない場合、両情報量の
    差に相当する情報量分の低次の変換係数を前記圧縮手段
    にて得られる変換係数の中から選択し、選択した低次の
    変換係数と前記圧縮手段にて得られる全変換係数とによ
    り前記所定の大きさの情報語を作成し、作成した情報語
    に検査語を付加するように構成したことを特徴とする映
    像信号記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記低次の変換係数を選択する際に、画
    面中央のブロックから画面周縁のブロックへという順序
    にて選択するように構成したことを特徴とする請求項1
    記載の映像信号記録再生装置。
  3. 【請求項3】 入力されたディジタル映像信号をブロッ
    ク化した後、各ブロック毎に直交変換を施して情報量を
    圧縮する圧縮手段と、該圧縮手段にて得られた変換係数
    を少なくとも低次の変換係数からなる第1情報系列と高
    次の変換係数からなる第2情報系列とに分ける分割手段
    とを備えた映像信号記録再生装置において、前記第1情
    報系列よりkワードの情報語を作成した後、n1−kワ
    ードの検査語を生成して付加する第1の誤り訂正符号付
    加手段と、前記第2情報系列よりkワードの情報語を作
    成した後、n2−kワードの検査語を生成して付加する
    第2の誤り訂正符号付加手段とを備え、前記第1,第2
    の誤り訂正符号付加手段にて検査語を生成する際に、n
    1−k>n2−kとなるように制御したことを特徴とす
    る映像信号記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の誤り訂正符号付加手段にてk
    ワードの情報語に検査語を生成して付加する際に、前記
    第1情報系列の第1の方向に対して第1の検査語を生成
    して付加すると共に、前記第1情報系列の第2の方向に
    対して第2の検査語を生成して付加するように構成した
    ことを特徴とする請求項3記載の映像信号記録再生装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1情報系列について所定の大きさ
    の第1の情報語を作成し、該第1の情報語に第1の検査
    語を付加し、前記第2情報系列について所定の大きさの
    第2の情報語を作成し、前記第1の情報語及び前記第1
    の検査語に前記第2の情報語を付加して第3の情報語を
    作成し、該第3の情報語に第2の検査語を付加するよう
    に構成したことを特徴とする請求項3記載の映像信号記
    録再生装置。
  6. 【請求項6】 入力されたディジタルの映像信号をブロ
    ック化し、各ブロック毎に直交変換を施して情報量を圧
    縮する映像信号記録再生装置において、前記映像信号を
    所定の大きさのブロックにした後、直交変換を施して情
    報量を圧縮する第1圧縮手段と、該第1圧縮手段にて得
    られる変換係数のうち少なくとも低次の変換係数を所定
    の大きさのブロックにした後、直交変換を施して情報量
    を圧縮する第2の圧縮手段とを備えたことを特徴とする
    映像信号記録再生装置。
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