JP3084157U - 新聞週刊誌等の紙面切抜器 - Google Patents

新聞週刊誌等の紙面切抜器

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貫一 光中
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来の切抜器は、用途の幅が狭くて実用性に
乏しく、また、横の枠線から縦の枠線への方向転換がで
きないので使い勝手に問題が残るので、本考案は、こう
した問題を解決することを課題とする。 【解決手段】 新聞や週刊誌等の記事を切抜くために使
用する切抜器であって、ボールペンなどの筆記具2の頭
部上端から、半円形状で一枚の紙面のみを切抜くことが
できる高さの切込刃3を立設し、当該切込刃3を枠線上
に沿って移動させ、下の紙面を切ることなく記事を切抜
く。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】 本考案は、新聞や週刊誌等の記事を切り抜くた めに使用する切抜器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 日々、目まぐるしく変動する世の中の動きについて行くた めには新聞や週刊誌等から各種情報を入手する必要がある。また、これらの情報 を整理するために、新聞等の記事を切抜いて保存することが行われる。
【0003】 しかし、記事の切抜きは専門の道具がなければ相当に面倒である。例えば、通 常のナイフで新聞記事を切抜こうとするとその下の紙面も切ってしまったり、さ らにその下のテーブル等を傷つけてしまうことにもなる。
【0004】 最近では、専門の切抜器が市販されているが、切抜器としてのみ使用するもの であるため用途の幅が狭く、必ずしも実用的とは言えない。また、この従来の切 抜器は直線方向に沿った切抜きには良好に対応することができるが、例えば、縦 方向から横方向へといった90°の方向転換には対応することができない。従っ て、そのような場合は一旦紙面から離して方向転換し、再度、切込みを再開する 必要があり、使い勝手に問題が残る。
【0005】 本考案はこうした問題に鑑み創案されたもので、切抜器としてのみでなく他の 用途としても使用でき、また、使い勝手に優れる切抜器を提供することを課題と する。
【0006】
【課題を解決するための手段】 図1乃至図4を参照して説明する。本考案 は、新聞や週刊誌等の記事5を切抜くために使用する切抜器であって、筆記具2 の頭部上端から、半円形状で一枚の紙面を切抜く高さの切込刃3を立設してなる 。
【0007】
【考案の実施の形態】 本考案に係る新聞週刊誌等の紙面切抜器1を、図1 乃至図4に示す。この紙面切抜器1は、新聞、週刊誌あるいはその他の雑誌等の 記事5を切抜くために使用するものであり、筆記具2であるクリップ付きのボー ルペン頭部上端から、半円形状で紙面4を一枚のみ切抜くことができる高さの切 込刃3を立設して構成している。
【0008】 本考案者は、従来の切抜器を実際に使用して前記したような改善すべき点があ ることに鑑み、さらなる工夫が必要だと考えた。そして、ボールペンや鉛筆等の 筆記具2の先端に切込刃3を設けると、用途が広がると共に、使い勝手もさらに 良くなる考え、いろいろ試作品を製作し実験を重ねた。
【0009】 その中で、切抜器を直立姿勢や傾斜姿勢等いかなる姿勢で使用しても紙面4を 良好に切抜くには、切込刃3の形状をどのように設定したら良いのかも、実験課 題の一つとした。
【0010】 本考案者は、切込刃3を半円形とすることでこの問題を解決した。半円形状と したことによって、切抜器1を直立姿勢で持っても、あるいは傾斜姿勢で持って も、切込刃3は紙面4に対して同一切込角度で接し、いわゆる同じ切れ味を得る ことができるからである。これにより、切抜器1をどのような持ち方で持って使 用しても、目的の枠線6上をスムースに切込むことができることを、実験におい ても確認した。
【0011】 また、切込刃3をボールペン等の筆記具2に設けたことによって、例えば横の 枠線6aから縦の枠線6bに沿って切込む場合、切抜器1を紙面4から離すこと なく、そのまま90°回すことによって当該直角部分も円滑に切ることができる ことも確認した(図4参照)。これは、筆記具2は棒状であり手で自由自在に紙 面4上を動かすことができること、および切込刃3を半円形としたことによって 方向転換する際に紙面4から大きな抵抗を受けないことによるものである。
【0012】 なお、切込刃3は紙面4を一枚のみ切抜くことができる高さに設定しているの で、当該紙面4の下に位置する他の紙面4aやその下のテーブル等を切ることが なく、目的の記事5のみを切抜くことができる。なお、この切込刃3は、一枚の 紙面4を切抜くだけの高さであるため、肌に当たっても、当該肌がやや凹むのみ で傷つくことはなく、安全性が高い。従って、通常の筆記具2と同じように取り 扱うことができる。
【0013】 また、本考案の紙面切抜器1は、ボールペン等の筆記具2の頭部に切込刃3を 設けて構成したので、筆記具2と切抜器本体といった日常生活で頻繁に使用する 道具を一つにまとめたものとなり、きわめて実用性に富む。なお、この切抜器1 は、記事5を掲載した紙面4のみでなく封筒を開封する際などにも使用すること ができ、用途の幅が広い。
【0014】
【考案の効果】 本考案に係る紙面切抜器1は、ボールペン等の筆記具2に 切込刃3を設けて構成したので、切抜器1としてのみでなく筆記具2としても使 用することができる。従って、用途の幅が広く、きわめて実用性に富む。
【0015】 また、この紙面切抜器1は、直角部分でも紙面4から離すことなくそのまま方 向転換して切抜くことができるため、使い勝手に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る紙面切抜器の実施形態を示す側
面図である。
【図2】 図1に示す切抜器の部分正面図である。
【図3】 図1に示す切抜器の部分拡大図である。
【図4】 図1に示す切抜器の使用状態を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 紙面切抜器 2 筆記具 2a クリップ 3 切込刃 4 紙面 4a 他の紙面 5 記事 6 枠線 6a 横の枠線 6b 縦の枠線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新聞や週刊誌等の記事(5)を切抜くた
    めに使用する切抜器であって、 筆記具(2)の頭部上端から,半円形状で一枚の紙面
    (4)を切抜く高さの切込刃(3)を立設してなる新聞
    週刊誌等の紙面切抜器。
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