JP3019633U - 切断具内蔵ボールペン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、従来別々の物であった切断具と筆
記具であったボールペンを一体化させたものであるとと
もに、当該切断具が任意の水平方向に自在に紙等の切断
を為すことが出来る道具を得るにある。 【構成】 硬質素材の先端を円錐形に形成したもの、又
は任意の素材で柱状体をなしその先端部に硬質素材で形
成した円錐形を取り付けたものを刃体とした構成によっ
て切断具を成すものを、多軸型ボールペンの一軸芯とし
て内蔵させたことで、切断具内蔵ボールペンを構成して
いる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本発明は、水平面上の任意の方向に向けて刃を移動させ、紙・セロハン等を切 断する切断具を内蔵するボールペンに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、筆記具であるボールペンと紙セロハン等を切断する道具であるナイフ等 やはさみ等を組み合わせた商品はなく、各々別なものとして存在していた。

【０００３】

【本発明が解決しようとする課題】

故に、次のような欠点があった。

【０００４】 各々を別々に携帯しなければならない場合には、スペースをとるとともに、ナ イフ等とボールペンとをしばしば持ち変える必要があった。

【０００５】 従来のナイフ等では、切断方向が変わる度に定規を持ち変えるか、切断対象物 を移動させ、切る方向を一定の方向に保つ必要があった。

【０００６】 定規等に沿って紙等を切るとき等は、露出した刃体によって定規の計測・線引 の辺を痛めたることがしばしばあった。

【０００７】 刃体が大きい為、切断部が影になりやすく切断線を誤ることがあった。

【０００８】 ナイフ等では露出している刃体によって、怪我をしてしまうことがあった。

【０００９】 本発明は、以上のような欠点に鑑み、紙等を気軽に且つ安全に任意の水平方向 に切断することが出来る切断具内蔵するボールペンを提供することを目的として いる。

【００１０】 本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照 合して読むと、より完全に明らかになるであろう。 ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定する ものではない。

【００１０】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成させるために、本発明は硬質素材の先端を円錐形に形成したも の、又は任意の素材で柱状体をなしその先端部に硬質素材で形成した円錐形を取 り付けたものを刃体とした構成によって切断具を成すものを、多軸型ボールペン の一軸芯として内蔵させたものである。

【００１１】

【作用】

上記のようにして構成された切断具内蔵型ボールペンは、ボールペンとして利 用する場合は従前通りに利用できることはもちろんであるが、切断具として用い る場合には、通常の筆記と同様にボールペン本体より柱状体先端に設けた円錐形 又は多角形錘形の先端錘部をボールペン本体より突出させ切断対象物に圧着させ 、切断を企図する方向に滑動させることによって、切断対象物の組織を切断又は 溶断させ目的を達するものである。

【００１２】

【本発明の実施例】

以下、図面に示す実施例により、本発明を詳細に説明する。

【００１３】 図１ないし図４は、本発明に関わる切断具となる軸芯の斜視図であり、１は刃 体を支える柱状体でありその先端部に刃体２が一体形成若しくは固着された構成 により切断具３を形成している。

【００１４】 図３は前記切断具を内蔵した多軸型ボールペン４の透視斜視図であり、５は従 前からのボールペン軸芯であり、その軸芯と差し替える如く前記３を多軸型ボー ルペン４に内蔵した構成をしめす。

【００１５】 本発明に関わる切断具となる軸芯は、前記説明の如くボールペン内に内蔵して その目的を達しようとしているものであるので、従前のボールペンがそうであっ たように、単体カートリッジとしての交換が容易である。さらには切断具それの みを把持して用に供してもまた把手をつけても又は別の収納ケース内に収めて刃 体のみ突出させても当然切断具としての効用に変わりはない。

【本発明の効果】

以上の説明から明らかなように、本発明ににあっては次に列挙する効果が得ら れる。

【００１６】 各々を別々に携帯する必要がなく、スペースをとらず、ナイフ等とボールペン とをしばしば持ち変える必要もなくなった。

【００１７】 切断方向が変わってもそのままの状態で切断を継続でき、作業が効率的になっ た。

【００１８】 定規等に沿って紙等を切るときでも、露出した刃体がないため、定規の計測・ 線引の辺を痛めたることがなくなった。

【００１９】 刃体は小さく先端部のみであり、死角部分がなくなり、切断部が影になること もなく切断線を誤ることがなくなった。

【００２０】 ナイフ等とは異なり、露出している刃体がなく、怪我をすることもない。

【００２１】 構造は極めて単純であり、従前からのボールペンと組み合わせるだけで目的が 達しうるため極めて安価に製造することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 一端に刃体を有し一体成形をした切断具の斜
視図

【図２】 両端に刃体を有し一体成形をした切断具の斜
視図

【図３】 一端に刃体を有し刃体と柱状体を別々に成形
した後刃体一端に固着させた切断具の斜視図

【図４】 両端に刃体を有し刃体と柱状体を別々に成形
した後刃体一端に固着させた切断具の斜視図

【図５】前記切断具を内蔵したボールペンの透視斜視図

【符号の説明】

１：柱状体 ２：刃体 ３：切断具 ４：多軸型ボールペン本体 ５：ボールペン軸芯

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 硬質素材で柱状体を形成し、当該柱状体
   の一端又は両端を多角型錘形又は円錐形に形成し、これ
   を刃としたことを特徴とする軸芯、又は任意の素材で柱
   状体を形成し、当該柱状体の先端に硬質素材で形成した
   多角形錘形又は円錐形の刃を取り付けた軸芯を多軸形ボ
   ールペンの一軸芯として内蔵した、切断具内蔵ボールペ
   ン。