JP3083223U - 紐の端末固定具 - Google Patents

紐の端末固定具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紐の端末にほつれ止めの効果を与えると
ともに、紐を孔に通しやすくし、かつ抜け止め効果を具
える紐の端末固定具であって、結び目を形成することな
く、必要とする紐材料の長さのみを裁断でき、材料を節
約するとともに、作業の一貫性を達成して手提げ紐を有
する紙袋などの加工のコストを低減することのできる紐
の端末固定具を提供する。 【解決手段】 可とう性を有する材質を細長く形成した
テープ体の両側端縁部に連続して谷状の切欠き溝を形成
し、2つ毎の該谷状の切欠き溝部の間に形成され、掛止
部となる部分を山状に形成して、該テープ体の両側端縁
部を鋸刃状に形成し、該一溝部と、一掛止部とを一加工
単位とし、該一加工単位を紐材一端末固定具として切断
して紐材の端末を緊密に被覆し、さらに該被覆部を二分
して該紐材の端末に掛止部を有する端末固定具として設
ける。該一加工単位の長手方向の長さは、紐材の外周面
を被覆するに足りる距離とし、また該端末固定具は、接
着剤によって紐材に接着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は紐の端末部に固定してほつれ止めをするとともに、紐を孔に通しや すくして、かつ紐を孔に通した後、抜け止めの効果を具える紐の端末固定具に関 する。
【0002】
【従来の技術】
紙製の手提げ袋などに手提げ紐を取り付ける場合、従来は図6に開示するよう に紙袋の上端縁(A)に紐を通す孔部を穿設し、該孔部に紐を通して紐が抜けな いように紐の端末に結び目を形成している。該紐の端末は、ほつれないように加 熱して押圧加工を施したり、金属片を巻きつけたりして押圧する場合もある。
【0003】 しかし、前記の方法は、孔に紐を通して結び目を形成する作業を手作業で行な わなければならないが、紐は軟質の材料によって作られているため孔部に通して 結び目を形成する作業は効率が非常に悪くなる。また、結び目を形成するため、 その結び目の形成に要する分紐を長くしなければならず、その結果、材料費が増 加し、手提げ袋の加工コストに影響を与えることになる。さらに、ほつれ止め加 工を別途施す場合は、紐は孔部に通しやすくなるが、該ほつれ止めの効果は、紐 の端末のほつれ止めと、孔部に紐を通しやすくするだけの効果しかなく、紐の端 末の孔部からの離脱を防止するにはやはり結び目を形成し紐が抜けないようにし なければならず、作業の一貫性に欠け、全体の作業からみれば十分高い効率を得 ることが困難であるという問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従って、この考案の課題は、従来の技術に見られる上述の欠点に鑑みて紐の端 末にほつれ止めの効果を与えるとともに、紐を孔に通しやすくし、かつ抜け止め 効果を具える紐の端末固定具を提供することにある。
【0005】 また、この考案の課題は、結び目を形成することなく、必要とする紐材料の長 さのみを裁断でき、材料の節約の効果を達するとともに、作業の一貫性を達成し て手提げ紐を有する紙袋などの加工のコストを低減することのできる紐の端末固 定具を提供することにもある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案者は、上記課題を解決するため鋭意検討を加えた結果、紐の端 末部に固定してほつれ止めを設けると共に、紐を孔部に通しやすくし、かつ抜け 止めの効果を与える紐の固定具に着目し、この考案を完成した。 即ち、紐の端末を被覆して固定する端末固定具において、 該紐の端末固定具は、可とう性を有する材質を細長く形成したテープ体の両側 端縁部にそれぞれ連続して谷状の切欠き溝を形成し、2つ毎の該谷状の切欠き溝 部の間に形成され、掛止部となる部分を山状に形成して、該テープ体の両側端縁 部をそれぞれ鋸刃状に形成し、 該一溝部と、一掛止部とを一加工単位とし、該一加工単位を紐材一端末固定具 として切断して紐材の端末を緊密に被覆し、さらに該被覆部を二分して該紐材の 端末に掛止部を有する端末固定具として設けることを特徴とする紐の端末固定具 に関するものである。 さらに、具体的に説明すると、細長く形成したテープ体の両側端縁部に連続し て谷状の切欠き溝を形成し、2つ毎の該谷状の切欠き溝部の間に形成され、掛止 部となる部分を山状に形成して、該テープ体の両側端縁部を鋸刃状に形成し、該 一溝部と、一掛止部とを一加工単位とし、該一加工単位を紐材一端末固定具とし て切断して紐材の端末を緊密に被覆し、さらに該被覆部を二分して該紐材の端末 に掛止部を有する端末固定具として設ける。該一加工単位の長手方向の長さは、 紐材の外周面を被覆するに足りる距離とし、また該端末固定具は、接着剤その他 固着材料によって紐材に接着させることができる。
【0007】
【考案の実施の形態】
プラスチック材などの可とう性を有する材質をテープ状に形成し、該テープ本 体の長手方向の両側端縁部に切欠状の溝部を連続して形成し、かつ該溝部と溝部 との間に形成される山状の部分を掛止部とする。さらに該一溝部と、一掛止部と を一加工単位とし、該一加工単位を紐材一端末固定具として切断して紐材の端末 を緊密に被覆し、さらに該被覆部を二分して該紐材の端末に掛止部を有する端末 固定具として設ける。
【0008】
【実施例】
この考案の構造、特徴、効果を明らかにするため実施例によりさらに具体的に 説明する。もっともこの考案は、実施例等により何ら制限されるものではない。 [実施例1] 図面を参照して以下に詳述する。 図1は、この考案による紐の端末固定具を巻き取った状態を示す説明図であり、 図2から図3に該紐の端末固定具を紐材料に取り付ける過程を開示する。また、 図5は紐材料に該紐の端末固定具を取り付けた状態における断面図を開示する。 これらの図面によれば、プラスチック材などの可とう性を有する材質をテープ状 に形成し、テープ本体(03)とする。該テープ本体は、可とう性を有するため 図1に開示するように巻き取って収納することができる。また、テープ本体(0 3)の両側端縁部には連続して谷状の切欠き溝部(36)を形成し、2つの切欠 き溝部(36)の間を山状に形成して掛止部(35)とする。即ち、テープ本体 (30)の両側端縁部は、山状の掛止部(35)が連続して形成されて鋸刃状に 形成される。さらに、該一溝部(36)と、一掛止部(35)とを一加工単位と し、該一加工単位を紐材(04)の一端末固定具(30)とする。該端末固定具 (30)の長手方向の長さは、紐材(04)の外周面を被覆するに足りるだけの 距離とし、該端末固定具(30)によって紐材(04)の端末を被覆して、掛止 部(35)を有する固定端末部(40)とする。
【0009】 さらに、該端末固定具(30)を紐材(04)に固定する場合は、接着剤を利 用する。接着剤を利用することによって、粘着剤が紐材(04)に浸透して、端 末固定具(30)と紐材(04)との接続強度をさらに高める。
【0010】 この考案による紐の端末固定具を利用して紐材(04)を加工する場合は、図 2、図3、図4に開示するようにロール状に巻き取ったテープ材(03)の端末 を送り出し、接着剤を塗布し、紐材(04)の適宜な位置に貼着して一加工単位 分だけ切断して緊密に巻きつける。この場合、図5に開示するように一加工単位 となる端末固定具(30)の両端縁部を適宜な距離だけ重ね合わせて巻きつけの 緊密度と強度を強化する。接着剤は、紐材(04)に浸透し、端末固定具(30 )と紐材(04)との接続をさらに強める作用を有する。
【0011】 次いで、図4に開示するように、紐材(04)の外周を被覆した端末固定具( 30)を中央の位置から切断することによって、紐材(04)の端末を掛止部( 35)を有する固定端末部(40)とする。さらに同様の作業を繰り返して、両 端に掛止部(35)を有する固定端末部(40)が形成された手提げ紐を得る。 該手提げ紐は、必要とする長さだけ裁断するため、従来の結び目を形成する方式 に比して紐材(04)を短くすることができ、紐材(04)を節約することがで きる。
【0012】 以上の作業は、例えばロール状に巻き取ったテープ本体(03)の送り出し、 接着剤の塗布、紐材(04)に対する巻きつけと切断、さらに端末固定具(30 )を中央の位置から切断する作業を機械化した場合、作業の効果がさらに上がり 、製造コストを低減することができる。
【0013】 前記の手提げ紐を手提げ袋に取り付ける場合は、手提げ袋の上端縁(A)に手 提げ紐を通す孔を穿設して該手提げ紐を通すだけでよい。この場合、図4、図7 に開示するように、手提げ紐の端末には掛止部(35)を有する固定端末部(4 0)が形成されているので、孔に手提げ紐の端末を通す作業が容易になり、また 手提げ紐を孔に通した後は、手提げ紐を若干引く動作によって掛止部(35)が 孔の周囲の位置に掛止するので、該手提げ紐が抜けることを防ぐことができる。 よって、従来の技術のように結び目を形成する必要がない。また、手提げ紐を抜 き取る場合は、掛止部を押圧して紐材(04)に接触させて引き抜くだけで容易 に抜き取ることができる。
【0014】 以上は、この考案による紐の端末固定具を手提げ袋の手提げ紐に応用した例を 説明したものであるが、手提げ袋以外に文書を綴じてファイルする場合の通し紐 など、様々な用途に応用することができる。
【0015】 [実施例2] 図8および図9に実施例2による他の具体例を開示する。図面によれば、実施 例2におけるテープ材(03)は、両側端縁部に連続して切欠いて溝部を形成し 、該溝部と溝部の間にほぼ矩形状の掛止部(41)を形成する。次いで、実施例 1と同様に加工する。但し、一切欠き溝を挟んだ二つの掛止部(41)を一加工 単位とし、一端が筒状の掛止部(41)を有する固定端末部(41)を形成する 。実施例2も、実施例1と同様に手提げ袋の手提げ紐、もしくは文書を綴じてフ ァイルする場合の通し紐などの用途に用いる。
【0016】
【考案の効果】
この考案による紐の端末固定具は、紐の端末にほつれ止めの効果を与えるとと もに、紐を孔に通しやすくし、かつ抜け止め効果を具えるとともに、必要とする 紐材料の長さのみを裁断して使用できるため、材料を節約することができる。ま た、作業の一貫性を達成することができるため、手提げ紐を有する紙袋などの加 工のコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案による紐の端末固定具のテープ体を
ロール状に巻き取った状態を示す説明図である。
【図2】 この考案による紐の端末固定具を紐材に取り
付ける状態を示す斜視図である。
【図3】 この考案による紐の端末固定具を紐材に取り
付ける状態の他の実施態様を示す斜視図である。
【図4】 この考案による紐の端末固定具を紐材に取り
付けて二分した状態を示す斜視図である。
【図5】 図4の二分した切断面の正面図である。
【図6】 従来の手提げ紐の使用態様を表わす斜視図で
ある。
【図7】 この考案による紐の端末固定具を応用した手
提げ紐の使用態様を表わす斜視図である。
【図8】 実施例2によるテープ体の一部上面図であ
る。
【図9】 実施例2による紐の端末固定具を取り付けた
紐材の斜視図である。
【符号の簡単な説明】
A 紙袋の上端縁 03 テープ本体 04 紐材 30 端末固定具 35 掛止部 36 切欠き溝 40 固定端末部 41 掛止部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紐の端末を被覆して固定する端末固定具
    において、 該紐の端末固定具は、可とう性を有する材質を細長く形
    成したテープ体の両側端縁部にそれぞれ連続して谷状の
    切欠き溝を形成し、2つ毎の該谷状の切欠き溝部の間に
    形成され、掛止部となる部分を山状に形成して、該テー
    プ体の両側端縁部をそれぞれ鋸刃状に形成し、 該一溝部と、一掛止部とを一加工単位とし、該一加工単
    位を紐材一端末固定具として切断して紐材の端末を緊密
    に被覆し、さらに該被覆部を二分して該紐材の端末に掛
    止部を有する端末固定具として設けることを特徴とする
    紐の端末固定具。
  2. 【請求項2】 前記一加工単位の長手方向の長さは、紐
    材の外周面を被覆するに足りる距離とすることを特徴と
    する請求項1に記載の紐の端末固定具。
  3. 【請求項3】 前記一加工単位である端末固定具は、接
    着剤によって紐材に接着することを特徴とする請求項1
    に記載の紐の端末固定具。
  4. 【請求項4】 前記テープ体の両側端縁部に連続して切
    欠き溝を形成し、2つ毎の該切欠き溝部の間に形成さ
    れ、掛止部となる部分を矩形に形成して、 該溝部を挟む一掛止部を一加工単位とし、該一加工単位
    を紐材一端末固定具として切断して、紐材の端末を緊密
    に被覆し、さらに該被覆部を二分して該紐材の端末に掛
    止部を有する端末固定具として設けることを特徴とする
    請求項1に記載の紐の端末固定具。
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