JP3082822U - フラッシュメモリカード・リーダ／ライタのための改良型装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーダ／ライタのコネクタのため
の最適な小型化及び強固な接合を実現する。 【解決手段】 本考案は、フラッシュメモリカ
ード・リーダ／ライタ用の改良型装置に関しており、主
として、１つ又は幾つかの溝を有するＰＣＢと、１つ又
はそれ以上のボードイン・カードのコネクタを備えてい
る。コネクタはそれぞれＰＣＢの溝に互いに平行にはめ
込まれ、次にコネクタのピンがＰＣＢにはんだ付けされ
る。コネクタとＰＣＢとの間の固定には、スポット溶
接、ねじ止め、ロック接合などが利用される。更に、２
つの補助コネクタを、コネクタ用溝に差し込まれている
コネクタの上面及び下面に接続することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、フラッシュメモリカード（ＦＭＣ）リーダ／ライタのための改良型 装置、特に、オープンスロット（溝）を有するプリント回路ボード（ＰＣＢ）へ 対応するコネクタを使ってボードイン・メモリカードを平行にはめ込むこと、更 には、ＦＭＣリーダ／ライタ装置が最適に小型化されるようにカードピンをＰＣ Ｂにはんだ付けすることに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のＦＭＣリーダ／ライタでは、リーダ／ライタのコネクタに対応してメモ リカードのそれぞれ異なる造形に合わせるため、リーダ／ライタにはシングルス ロット／ダブルスロット／トリプルスロットの３つのタイプがある。図１を参照 頂きたい。シングルスロットタイプにはリーダ／ライタのＰＣＢ（１０）の何れ かの面に直接接続するためＦＭＣのコネクタ（２０）が備えられている。図２を 参照頂きたい。ダブルスロットタイプにはリーダ／ライタのＰＣＢ（１０）の２ つの面とそれぞれ接続するためＦＭＣの２つのコネクタ（２０）が備えられてい る。トリプルスロットタイプの接続法には、次のように幾つかある。１）図３を 参照頂きたい。ＰＣＢ（１０）の同じ面に接続するため２つのコネクタ（２０） が平行に備えられており、ボード（１０）の別の面に接続するため補助コネクタ （２０１）が備えられている。この装置の欠点は、横方向の寸法が長くなること である。２）図４を参照頂きたい。ボード（１０）の２つの面にそれぞれ接続す るため２つのコネクタ（２０）が備えられ、補助コネクタ（２０１）が支柱（２ ２）によってボード（１０）の上に構築されており、前記コネクタ（２０１）は コネクタ（２０）上に配置されるが、前記コネクタ（２０）はボード（１０）の 反対側の面にも配置されている。この積み重ね構造の欠点は、ボードとコネクタ との間を強固に接合できないことである。３）図５を参照頂きたい。第１ボード （１０）の２つの面に２つのコネクタ（２０）が接続され、第２ボード（３０） が支柱（３１）によって支えられ、それが第１ボード（１０）の上に積み重ねら れている。その後、補助コネクタ（２０１）が第２ボード（３０）と接続されて いる。この装置の欠点は、コストが高いことである。

【０００３】 本考案の考案人は、長年この産業で関連製品の製造及び設計に従事してきた。 フラッシユメモリカード・リーダ／ライタ用の従来の装置には、単に、カードの 造形が異なるためより多くの対応するコネクタが必要となり電子製品の内側スペ ースが占拠されるというばかりでなく、携帯にも不便であるという欠陥があるこ とを、考案人は理解している。そこで考案人は、本考案を開発するために深遠な 調査と改良に取り組み、リーダ／ライタのコネクタに関して最適な小型化、小型 化された形状、及び持ち運びの容易さを実現することができた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１に記載の考案は、プリント回路ボードと、フラッシュメモリカードの コネクタとを主として備え、前記フラッシュメモリカードのコネクタはめ込み用 溝がＰＣＢ上に設けられており、前記コネクタと前記溝とは対応しており、１つ の平面を成すように平行になっていて、前記コネクタのピンが前記ＰＣＢと接続 されるようになっていることを特徴とする。

【０００５】 請求項２に記載の考案は、前記フラッシュメモリカードのコネクタはボードイ ンタイプであり、前記ＰＣＢと接続して、信号チャネルを形成するために前記コ ネクタのピンをはんだ付けすることを特徴とする。

【０００６】 請求項３に記載の考案は、１つ又はそれ以上の溝が前記ＰＣＢ上に設られてお り、多くのボードイン・フラッシュメモリカードをそこにはめ込めるようになっ ていることを特徴とする。

【０００７】 請求項４に記載の考案は、スポット溶接、ねじ止め、ロック接合又は他の方法 によって前記コネクタとＰＣＢとの間が強固に接合されていることを特徴とする 。

【０００８】 請求項５に記載の考案は、最適な小型化を実現するために、コネクタの上面及 び下面の２つのコネクタとそれぞれ接続できるようになっている、コネクタのは め込み溝を備えていることを特徴とする。

【０００９】 本考案の第１の目的は、最適な小型化を実現するために、ボードイン・フラッ シユメモリカードのコネクタをＰＣＢの溝にはめ込むようなフラッシユメモリカ ード・リーダ／ライタ用の改良型装置を提供することである。１つ又はそれ以上 のコネクタは、単数又は複数のボードイン・フラッシユメモリカードのコネクタ の上面か、下面か、又は両方の面に積み重ねることもできる。従って、このよう な組み合わせのマルチスロット・リーダ／ライタは、最適な小型化を実現する。 本考案の第２の目的は、将来的に電気製品が小型化され、容易に携帯できるよう になる傾向を満足させることである。

【００１０】

【考案の実施の形態】

本考案の目的、特徴及び効果をコミッティにより深く理解頂くため、幾つかの 実施例を添付図面と共に示す。

【００１１】 図６及び７を参照頂きたい。本考案では、１つ又はそれ以上の溝を有するボー ドインＰＣＢ（４０）に、ボードイン・フラッシュメモリカードのコネクタ（５ ０）をはめ込んで接続するようになっており、コネクタ（５０）とＰＣＢの溝（ ４１）が対応して平行に設けられている。接続するためコネクタのピン（５１） をＰＣＢ（４０）のU字型溝（４１）内に押し込み、次にコネクタピン（５１） をＰＣＢ（４０）上にはんだ付けし、その後コネクタ（５０）とＰＣＢ（４１） とを溶接するか、ねじで締めするか、ロック接合する。従って、この構造的な接 続は、従来よりは堅固なものになる。

【００１２】 図８を参照頂きたい。本考案によるマルチフラッシュメモリカードのコネクタ の組立図であり、１つのカードのコネクタ（５０）がＰＣＢの溝（４１）にはめ 込まれている。次にコネクタピン（５１）をＰＣＢにはんだ付けし、更に、２つ の補助コネクタ（２０１）をコネクタ（５０）の上面及び下面に積み重ねて、マ ルチフラッシュメモリカード・リーダ／ライタで使うのに最適な小型化を実現し ている。

【００１３】 上記の概要のとおり、本考案は実際の適用性及び創造性を本当に有しており、 未だ公表されておらず、特許法に記載されている規定に合致するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来型のシングルスロット・リーダ／ライタを
示す図である。

【図２】従来型のダブルスロット・リーダ／ライタを示
す図である。

【図３】コネクタが平行接続されている、従来型のトリ
プルスロット・リーダ／ライタを示す図である。

【図４】補助コネクタがコネクタの上に積み重ねられて
いる、従来型のトリプルスロット・リーダ／ライタを示
す図である。

【図５】補助コネクタがＰＣＢ上に積み重ねられてい
る、従来型のトリプルスロット・リーダ／ライタを示す
図である。

【図６】単一のボードボードイン・フラッシュメモリカ
ードにおける、本考案のコネクタの組み合わせを示す図
である。

【図７】本考案の、マルチグルーブ（複数の溝）を有す
るＰＣＢを示す図である。

【図８】本考案のマルチフラッシュメモリカードにおけ
る接続の組み合わせを示す図である。

【符号の説明】

１０ プリント回路ボード ２０ フラッシュメモリカードのコネクタ ２１ コネクタのピン ２２ コネクタの支柱 ３０ 第２ＰＣＢ ３１ ＰＣＢの支柱 ４０ ボードインＰＣＢ ４１ ＰＣＢのＵ字型グルーブ（溝） ５０ ボードイン・フラッシュメモリカードのコネクタ ５１ コネクタのピン ２０１ 補助コネクタ

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 プリント回路ボードと、フラッシュメモ
   リカードのコネクタとを主として備え、 前記フラッシュメモリカードのコネクタはめ込み用溝が
   ＰＣＢ上に設けられており、前記コネクタと前記溝とは
   対応しており、１つの平面を成すように平行になってい
   て、前記コネクタのピンが前記ＰＣＢと接続されるよう
   になっていることを特徴とするフラッシュメモリカード
   ・リーダ／ライタのための改良型装置。
2. 【請求項２】 前記フラッシュメモリカードのコネクタ
   はボードインタイプであり、前記ＰＣＢと接続して、信
   号チャネルを形成するために前記コネクタのピンをはん
   だ付けすることを特徴とする、請求項１に記載のフラッ
   シュメモリカード・リーダ／ライタのための改良型装
   置。
3. 【請求項３】 １つ又はそれ以上の溝が前記ＰＣＢ上に
   設られており、多くのボードイン・フラッシュメモリカ
   ードをそこにはめ込めるようになっていることを特徴と
   する、請求項１に記載のフラッシュメモリカード・リー
   ダ／ライタのための改良型装置。
4. 【請求項４】 スポット溶接、ねじ止め、ロック接合又
   は他の方法によって前記コネクタとＰＣＢとの間が強固
   に接合されていることを特徴とする、請求項１又は３の
   何れかに記載の、フラッシュメモリカード・リーダ／ラ
   イタのための改良型装置。
5. 【請求項５】 最適な小型化を実現するために、コネク
   タの上面及び下面の２つのコネクタとそれぞれ接続でき
   るようになっている、コネクタのはめ込み溝を備えてい
   ることを特徴とする、請求項４に記載のフラッシュメモ
   リカード・リーダ／ライタのための改良型装置。