JP3082778U - ガラス製マウスパッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案はマウスの操作性、耐久性、そして、
手入れ等の使い勝手を良くし、且つマウス本体であるガ
ラス裏面に絵柄等を彫刻し、仕事上疲れた時に、その絵
柄等を観る事により仕事の能率を高めたり、また仕事上
の疲れを癒す事に役立てるマウスパッドである。 【解決手段】 ガラス表面に特殊加工（サンドブラスト
後表面にフッ素加工／石英ガラス表面加工）を施し、一
般販売されているガラスの素材を使い、マウスパッドを
形成したものである。ガラス表面の特殊加工は、微細な
凹凸をなすように形成され、また表面にはフッ素加工が
施されているため、マウスとの絡みが良く操作性に優
れ、材質自体が静電気を発生し難く空気中の塵埃を吸着
せず、汚れ、手垢も付着されず操作性、耐久性に優れて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ガラス表面１ａに特殊加工（サンドブラト後表面にフッ素加工／石 英ガラス表面加工）を施し、一般販売しているガラス製品に絵柄や文字等を彫刻 したマウスパッド３に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

コンピュータの入力装置として用いられているマウスパッドで一般的に使用さ れている材質としては、マウスのボールとパッドの間に適当な摩擦が必要なため ウレタン樹脂、合成皮革、布等の柔軟な材質が使用され、その表面には絵柄もし くは文字等を単純に印刷したものが多く見受けられる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

マウスパッドについての従来の考え方は、マウスのボールとパッドの間に適当 な摩擦が必要なためウレタン樹脂、合成皮革、布等の柔軟な材質が使用されてい る。それが逆に、摩擦によってマウス自体の滑り難い現象として現れマウスワー ク上の疲労感を与えるばかりではなく、材質面でもマウスとの摩擦によって静電 気が発生し易く、空気中の塵埃が吸着し汚れを発生する。結果的には吸着した塵 埃がマウスボールを介してマウス内部に引き込まれマウス内部が汚れる結果につ ながる。また操作中に発生したパッドの屑もマウスボールに絡み手入れが面倒で 操作性、そして長期間の耐久性に乏しい問題点へとつながった。

【０００４】 そしてコンピュータ入力作業は単純作業で、長時間のオペレーティングに対し 大変疲労感を抱く。その疲労感を取り払うためにマウスパッドの表面に絵柄や文 字等を印刷したものが見受けられるが、残念ながら快適なマウスワークを行うた めのリラクゼーション効果までは期待できない。

【０００５】

【考案を解決するための手段】 この考案は、前述した従来の技術に内在している前記解決課題を鑑み、これを 好適に解決すべく提案したマウスパッド３であって、ガラス固有の特性とそのガ ラスの表面に特殊加工して得た特徴を利用する。

【０００６】 また、ガラス裏面に絵柄や文字等の彫刻を施す事により、コンピュータ入力の 単純作業、長時間使用の疲労感を軽減し快適なマウスワークを行う。

【０００７】

【考案の実施の形態】

上記の目的を解決するために、本考案のマウスパッド３は次のような構成をな す。すなわち、ガラス表面に特殊加工（サンドブラスト後フッ素加工／石英ガラ ス表面加工）を施し一般販売しているガラス製品を使用したマウスパッド３であ って、その特殊加工されたガラスの表面１ａは微細な凹凸をなすように形成され ており、マウスのボールとパッドの摩擦抵抗がマウス操作性に適度でマウスとの 絡みが良く操作に著しく優れている事を特徴とするものである。また、ガラスの 特性として、従来の材質であるウレタン樹脂、合成皮革、布等に比較して静電気 が発生し難い材質であるため空気中の塵埃を吸着せず、汚れ、手垢も付着せず操 作性、耐久性に優れている。

【０００８】 またこのガラスの裏面１ｂにガラス工芸品特有のインテリジェントな絵柄や文 字等の彫刻を施し、それを観ることにより仕事上の疲れを癒し仕事の能率を高め る事ができる。また彫刻を施さない場合は、パッド本体のガラス１はある程度の 透明感を持ち合わせておりパッド本体と滑り止めを兼ねた緩衝部材２との間に書 類作成上必要なデータシートを挟装したりすることで、作業等の能率向上を図る 事もでき、また、家族の写真を挟装する事もできる。

【０００９】 なお本考案はガラス製のパッド３であるため、パッド本体の切り口周縁部１ｃ ，１ｄ，１ｅには手あるいは腕の接触感を和らげるため角の無いＲ化を施した断 面形状を有し安全性確保にも考慮した。

【００１０】 また、パッド本体のガラス１の下部には緩衝部材２を兼ねた滑り止め層を形成 した。マウスパッド３は、テーブルや机等の平面に擬似的に接着して固定するこ とができ、表面上をマウスが移動しても、マウスとともに不用意に動くことがな い事も特徴とするものである。

【００１１】

【考案の効果】

以上説明したように本実案に係わる表面に特殊加工を施したガラス製品のマウ スパッドは、コンピュータの入力装置として用いられているマウスパッドであっ て、該マウスパッドはガラス表面に特殊加工を施し、一般販売されているガラス 製品を利用してマウスパッドを作成するものであり、このマウスパッドを使用す ることでマウスワークでの摩擦抵抗が少なくマウスが滑りやすくなり、マウスの ボールとパッドの絡みが良くなりマウスの操作性が一段と向上され、長時間のオ ペレーティングに対し疲労感を与えないと言う効果が現れる。また、ガラスの特 性と表面にフッ素加工を施してあるため、静電気の発生がし難く、空気中の塵埃 を吸着せず、汚れ、手垢も付着せず操作性、耐久性に一段と優れている。仮に汚 れが付着したとしても、ダスター等で簡単に拭き取ることができる。

【００１２】 またこのガラスの裏面にガラス工芸品特有のインテリジェントな絵柄や文字等 の彫刻を施すことにより一層の高級感を醸し出す事ができ、それを観ることによ り仕事上の疲れを癒し仕事の能率を高め、作業中のリラクゼーション効果が期待 できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の好適な実施例に係わるガラス製マウス
パッドを示す傾斜図である。

【図２】実施例に係わるガラス製マウスパッドの断面図
である。

【図３】実施例に係わるガラス製マウスパッドの正面図
である。

【図４】実施例に係わるガラス製マウスパッドの使用例
である。

【符号の説明】

１ ガラス製のマウスパット本体。 １ａ ガラスの表面。 １ｂ ガラスの裏面。 １ｃ ガラス表面の端切り口部。 １ｄ ガラス裏面の端切り口部。 １ｅ ガラスの各４点角。 ２ 緩衝部材。 ３ マウスパッド。

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 マウスパッド３はガラスから構成されて
   おり、ガラス表面１ａにサンドブラス加工後フッ素加工
   を施したガラスを使用することを特徴とするガラス製マ
   ウスパッド。
2. 【請求項２】 パッド本体のガラス裏面１ｂには、絵柄
   や文字等が彫刻されていることを特徴とする請求項１に
   記載のガラス製マウスパッド。
3. 【請求項３】 パッド本体のガラス切り口周縁部１ｃ，
   １ｄ，１ｅが、角の無いＲ化された断面形状を有する事
   を特徴とする請求項１又は２に記載のガラス製マウスパ
   ッド。
4. 【請求項４】 パッド本体の下部に滑り止めを兼ねた緩
   衝部材２を設けたことを特徴とする請求項１、２又は３
   に記載のガラス製マウスパッド。