JP3082527U - 空気入れ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気入れのホースの収納支持性を高め、片手
でも簡単に固定位置や角度に関係なく固定収納でき、又
直立安定性も高めた空気入れを提供する。 【解決手段】 自転車、バイク等の軽車両用のタイヤに
空気を入れる空気入れであって、空気を圧縮して送出す
るポンプ９と、ポンプ９からタイヤに空気を送るホース
１とを供え、ホース１の先端部１０に強磁性体金属６を
取り付け、ポンプのシャフト軸２のコイルバネが装着さ
れていた部分には、両面着磁したリング状磁石４、５を
２個、対向面が同極で反発する配列に装着する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は空気入れに係わり、特に、自転車、バイク等の軽車両用のタイヤに空 気を入れる空気入れに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、自転車、バイク等の軽車両用のタイヤに空気を入れる空気入れは、図３ に示すように、空気を圧縮して送出するポンプ９と、ポンプ９からタイヤに空気 を送るホース１とを供え、ポンプ９のポンプシャフト軸２にはホース１を把持す るコイルバネ状クランプ３が設けられ、コイルバネ状クランプ３は、ホース１の クランプとコイルバネの一体物が大半である。

【０００３】 自転車、バイク等のタイヤに空気を入れた後、ホース１を収納支持するときに は、ホース１をポンプシャフト軸２に設けたコイルバネ状クランプ３に挟み固定 するのが一般的である。

【０００４】 また、ポンプハンドル２１にホース１を挟み込む溝（図示せず）を設けたもの もある。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、上記従来の空気入れでは、コイルバネ状クランプ３は、ホース１の クランプとコイルバネが一体で、コイルバネにポンプシャフト軸２が挿入されて いて、コイルバネ状クランプ３は３６０度くるくる回る為に、ホース１を片手で 挟み込もうとすると回転して逃げてしまい、容易に挟み込めないという難点があ る。

【０００６】 ポンプハンドル２１の溝にホース１を挟み込む方式の場合にも、前述と同様に 、ポンプハンドル２１が回転して逃げてしまうという不便さがある。

【０００７】 さらに、空気入れは竪長構造であるから、着地面のスタンド９０の面積が狭い ものが多いため直立安定性に欠け、転倒し易いという欠点もある。

【０００８】 本考案は上述の難点を解決するためになされたもので、構造と固定位置、角度 に関係なく、ホースを片手でも簡単に収納支持でき、直立安定性を高めた構造の 空気入れを提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

この目的を達成するために本考案は、自転車、バイク等の軽車両用のタイヤに 空気を入れる空気入れであって、空気を圧縮して送出するポンプと、ポンプから タイヤに空気を送るホースとを供え、ホースの先端部に強磁性体金属を取り付け 、ポンプのシャフト軸に両面着磁したリング状磁石２個を面反発する配列に挿着 したものである。

【００１０】 この空気入れによれば、空気入れのホースを片手でも簡単に固定位置や角度に 関係なく固定収納できる。また、磁性を有する支持構造物にリング状磁石を近づ ければ、空気入れが安定保持される。

【００１１】

【考案の実施の形態】

以下に、本考案による空気入れの実施の形態例を、図面を参照して詳述する。

【００１２】 本考案による空気入れは、図１に示すように、自転車、バイク等の軽車両用の タイヤに空気を入れる空気入れであって、空気を圧縮して送出するポンプ９と、 ポンプ９からタイヤに空気を送るホース１とを供え、ホース１の先端部１０に強 磁性体金属６を取り付け、ポンプのシャフト軸２のコイルバネが装着されていた 部分には、両面着磁したリング状磁石４、５を２個、対向面が同極で反発する配 列に装着する。

【００１３】 ホース１の先端部１０に取り付けられる強磁性体金属６は、膜状で、ホース１ の先端部１０を半周〜一周するように貼着される。薄い磁石片を貼着しても好適 である。

【００１４】 以下に本考案による空気入れの作用を説明する。

【００１５】 リング状磁石４、５は、磁石の反発力でコイルバネのように押し上げ効果が発 生し、そのリング状磁石４、５に、ホース１の先端部１０に取り付けられた強磁 性体金属６が磁着されるので、外れやすいホース１を片手でも容易に収納できる 。

【００１６】 また、空気入れを収納する物置等の場所の構造物７が強磁性体金属であれば、 本考案による周空気入れのリング状磁石４、５を構造物７に近づけることにより 、空気入れは直立安定して保持される。構造物７が非磁性体のときには、構造物 ７に強磁性体８を接着、ねじ止め等の方法で固定して、間接的に構造物７に空気 入れが直立保持されるようにしてもよい。

【００１７】 ポンプのシャフト軸２に装着される２個の両面着磁したリング状磁石４、５は 対向面が同極となるように配列されるので、互いに反発し、２個のリング状磁石 ４、５はシャフト軸２の長手方向に一定の厚さＺを保持し、ホース１の先端部１ ０に取り付けられた強磁性体金属６および後述する強磁性体構造物７（または８ ）の磁着に有効である。

【００１８】

【考案の効果】

以上の説明からも明らかなように、本考案による空気入れは、自転車、バイク 等の軽車両用のタイヤに空気を入れる空気入れであって、空気を圧縮して送出す るポンプと、ポンプからタイヤに空気を送るホースとを供え、ホースの先端部に 強磁性体金属を取り付け、ポンプのシャフト軸のコイルバネが装着されていた部 分には、両面着磁したリング状磁石を２個、対向面が同極で反発する配列に装着 したので、空気入れのホースを片手でも簡単に固定位置や角度に関係なく固定収 納できる。また、リング状磁石の外周を強磁性体金属の構造物に近づけることに より直立安定性も高まる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の空気入れの説明図。

【図２】本考案の空気入れの説明図。

【図３】従来の空気入れの説明図。

【符号の説明】

１… 空気入れホース ２… ポンプシャフト軸 ２１… ポンプハンドル ３… コイルバネ状クランプ ４、５… リンク状磁石 ６… 強磁性体金属 ７… 構造物 ８… 強磁性体金属 ９… ポンプ ９０… スタンド

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】自転車、バイク等の軽車両用のタイヤに空
   気を入れる空気入れであって、 前記空気を圧縮して送出するポンプ（９）と、前記ポン
   プから前記タイヤに前記空気を送るホース（１）とを供
   え、前記ホースの先端部（１０）に強磁性体金属（６）
   を取り付け、前記ポンプのシャフト軸（２）に両面着磁
   したリング状磁石（４、５）２個を面反発する配列に挿
   着したことを特徴とする空気入れ。