JP3082399U - 髪飾り - Google Patents

髪飾り

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JP3082399U
JP3082399U JP2001003563U JP2001003563U JP3082399U JP 3082399 U JP3082399 U JP 3082399U JP 2001003563 U JP2001003563 U JP 2001003563U JP 2001003563 U JP2001003563 U JP 2001003563U JP 3082399 U JP3082399 U JP 3082399U
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茂之 市原
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有限会社市原産業
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 日本髪の髷を装飾することができるととも
に、従来の櫛や簪、笄などの髪飾りとの併用によって、
日本髪の髪形をより一層引き立てるとともに、日本髪を
地毛で結った、あるいは日本髪のかつらを被った女性の
顔もより一層引き立てることができる髪飾りを提供す
る。 【解決手段】日本髪2の髷3を装飾するための髪飾り1
であって、髷3を覆うように且つこれに沿うように形成
され、髷3に装着される飾り本体部4と、この飾り本体
部4に取り付けられた飾り部5と、を備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、日本髪用の髪飾りに関し、特に、日本髪の髷を装飾するための髪飾 りに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、高島田などの日本髪用の代表的な髪飾りとして、櫛、簪および笄など がある。櫛には、表面に蒔絵を施した蒔絵櫛や、造花を有する花櫛などがあり、 このような櫛を前髪の髷寄りの部分に挿すことで、前髪の上部が装飾されるとと もに、髷の前部(前髷)の前髪寄りの部分が装飾される。また、簪には、花枝や 造花を有する花簪などがあり、前髪の左右両側からそれぞれ挿す前挿しによって 、前髪の左右両端部が装飾される一方、左右の鬢の後方からそれぞれ挿す後挿し によって、左右の鬢尻が装飾される。さらに、通常、棒状に形成されている笄は 、髷を左右方向に貫通し、髷の左右両端から端部がそれぞれ突出するように装着 され、その左右両端部に、装飾を施したり、飾りを取り付けたりすることによっ て、髷の左右両側が装飾される。
【0003】 また、上記の櫛、簪および笄の他、日本髪用の髪飾りとして、髷の後部(後髷 )や髱を装飾する尾長飾りもある。尾長飾りは、多数の造花などを縦長に配置し て構成され、例えば、上部に設けられた取付部を、後髷に挿したり、縛り付けた りすることで、日本髪に装着される。このような尾長飾りや、上述した櫛、簪お よび笄などの髪飾りを日本髪に装着することによって、その日本髪を自身の髪で 結った、あるいは日本髪のかつらを被った女性の顔および髪形が引き立てられる 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、日本髪用の髪飾りには種々のものがあるものの、髷、特に前 髷全体を装飾する髪飾りは全く存在しなかった。そこで、本考案は、従来存在し なかった髪飾りを新たに提供すべくなされたものであり、日本髪の髷を直接、装 飾することができるとともに、上述した従来の髪飾りとの併用などによって、髪 形および顔をより一層引き立てることができる髪飾りを提供することを目的とす る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る髪飾りは、日本髪の髷を装飾するための髪飾りであって、髷を覆 うように且つこれに沿うように形成され、髷に装着される飾り本体部と、この飾 り本体部に取り付けられた飾り部と、を備えていることを特徴とする。
【0006】 この構成によれば、髪飾りの飾り本体部を日本髪の髷に装着することにより、 髷の曲線美を生かしつつ、飾り部で髷を装飾することができる。これにより、本 考案の髪飾りを、櫛、簪および笄などの従来の髪飾りと併用することによって、 日本髪の髪形をより一層引き立てるとともに、日本髪を地毛で結った、あるいは 日本髪のかつらを被った女性の顔もより一層引き立てることができる。
【0007】 この場合、飾り部は、複数の飾り部で構成されており、飾り本体部は、針金状 に形成されるとともに、互いに間隔を存して配置され、各々が複数の飾り部の少 なくとも一つを支持する複数の飾り支持部を有していることが好ましい。
【0008】 この構成によれば、複数の飾り支持部の各々が、針金状に形成されているので 、飾り支持部自体を目立たせずに、それに支持された飾り部を目立たせることが 可能である。なお、飾り支持部の表面を装飾することで、飾り支持部自体を飾り として利用することもできる。また、複数の飾り支持部は、互いに間隔を存して 配置されているので、髪飾りを髷に装着した場合、飾り支持部同士の間から、髷 を外方に臨ませることができ、これにより、髷自体の美しさを生かしつつ、髷を 装飾することができる。
【0009】 またこれらの場合、飾り本体部の前側先端部には、日本髪の前髪の結束部を避 けるための凹部が形成されていることが好ましい。
【0010】 この構成によれば、飾り本体部の前側先端部に、上記凹部が形成されているの で、その凹部で前髪の結束部、すなわち前髪を束ねて髷側に延ばした部分を避け た状態で、かつ、飾り本体部の前側先端部を髷と前髪との間に深く入り込ませた 状態で、髪飾りを装着することができる。また、前髪を装飾するための櫛は、通 常、前髪の結束部に挿されるので、本考案の髪飾りと櫛を併用する場合であって も、飾り本体部が邪魔になることなく、櫛を前髪の結束部に容易に取り付けるこ とができる。
【0011】 さらにこれらの場合、飾り本体部の前側先端部および後ろ側先端部にはそれぞ れ、日本髪に挿すための髪挿し部が設けられていることが好ましい。
【0012】 この構成によれば、飾り本体部の前側先端部および後ろ側先端部にそれぞれ、 髪挿し部が設けられているので、本考案の髪飾りを前後2個所でしっかりと髷に 装着することができる。
【0013】 以上の場合、飾り本体部の後ろ側先端部には、尾長飾りを着脱自在に取り付け るための取付部が設けられていることが好ましい。
【0014】 この構成によれば、飾り本体部の後ろ側先端部に設けられた取付部を介して、 尾長飾りを着脱自在に取り付けることができるので、本考案の髪飾りを介して、 日本髪への尾長飾りの取り付け、取り外しを容易に行うことができる。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本考案の好ましい実施形態を詳細に説明する。図 1および図2はそれぞれ、本考案の一実施形態による髪飾りを日本髪(実際には 、婚礼用の高島田のかつら)に装着した状態を、日本髪の正面および背面から示 しており、また図3は、その髪飾り自体を示している。これらの図に示すように 、髪飾り1は、日本髪2の髷3に装着され、主にその前側の部分である前髷を装 飾するものである。なお、以下の説明では、この髪飾り1を、他の髪飾りと区別 するために、「髷用髪飾り」と称呼する。
【0016】 髷用髪飾り1は、髷3に装着される飾り本体部4と、この飾り本体部4の表側 に取り付けられた複数の飾り部5とを備えている。飾り本体部4は、針金状に形 成され、飾り部5を支持する複数本(本実施形態では9本)の飾り支持部11を 有している。これらの飾り支持部11は、前髷の外形に沿うように、具体的には 、髷3における前髪6寄りの部分と髷3の頂部との間の外形に沿うように、前方 に凸に湾曲した状態で延びるように形成されている。また、これらの飾り支持部 11は、頂部側(図3の右上側)の先端部同士が、互いに左右方向に密着した状 態で、ろう付けなどで接合される一方、その接合部11aから、前髪側(図3の 左下側)に向かって、互いに間隔が次第に広がるように、すなわち、全体的に扇 状になるように形成されている。さらに、各飾り支持部11の前髪側の先端部は 、ろう付けなどによって、連結部12に固定されている。
【0017】 この連結部12は、針金状に形成され、全体的に、上方に凸に緩やかに湾曲す るとともに、中央部分が、より大きな曲率で上方に凸に湾曲するように形成され ている。この中央部分の湾曲部12a(凹部)は、前髪6の結束部6aの断面形 状よりも若干大きく形成されている。これにより、髷用髪飾り1を髷3に装着す る場合には、結束部6aを避けた状態で、かつ、連結部12を髷3と前髪6との 間に深く入り込ませた状態で、髷用髪飾り1を装着することができる。また、こ の髷用髪飾り1と、前髪6を装飾する図示しない櫛とを併用する場合には、髷用 髪飾り1が邪魔になることなく、櫛を前髪6の結束部6aに容易に挿すことがで きる。
【0018】 また、飾り本体部4の前髪側の先端部および頂部側の先端部にはそれぞれ、髷 用髪飾り1の装着時に、髷3に挿すための髪挿し部13、14が設けられている 。前髪側の髪挿し部13は、上記湾曲部12aの左右両端部付近からそれぞれ、 後方に所定長さ延びている。一方、頂部側の髪挿し部14は、上記飾り支持部1 1の頂部側の接合部11aから、後方に若干延びている。これらの髪挿し部13 、14により、髷用髪飾り1の装着時には、前髪側の2個所と頂部側の1個所の 計3個所で、髷用髪飾り1が髷3にしっかりと装着される。
【0019】 また、上記接合部11aには、尾長飾り16を着脱自在に取り付けるための取 付部15が設けられている。この取付部15は、横長のリング状に形成されてお り、尾長飾り16の上端部に設けられ且つ羽根元結17を避けるように形成され たフック16aが、引っかけられるようになっている。これにより、髷用髪飾り 1を介して、日本髪2への尾長飾り16の取り付け、取り外しを容易に行うこと ができる。
【0020】 上記のように構成された飾り本体部4の各飾り支持部11には、2つあるいは 3つの桜花状の飾り部5が互いに適宜間隔を存して取り付けられている。各飾り 部5は、金属製の5枚の花びらと、それらの中心に取り付けられた小径ガラス玉 あるいは真珠や宝石などで構成されている。なお、本実施形態では、上記飾り本 体部4の全体および各飾り部5の花びら全体に金メッキが施されており、飾り部 5だけでなく、飾り本体部4の飾り支持部11も髷3を装飾している。
【0021】 以上のように構成された髷用髪飾り1は、髪挿し部13、14を髷3に前方か ら挿しながら、図1に示すように、前髷を覆うように装着される。このような髷 用髪飾り1により、髷3の曲線美を生かしつつ、飾り部5や飾り支持部11によ って、髷3を装飾することができる。そして、この髷用髪飾り1を、従来の櫛や 簪(いずれも図示せず)、さらには笄18などの髪飾りと併用することによって 、日本髪2の髪形およびこのかつらを被った女性の顔をより一層引き立てること ができる。また、髷用髪飾り1を髷3に装着しても、飾り支持部11同士の間か ら、髷3を外方に臨ませることができるので、髷3自体の美しさを生かしつつ、 髷3を装飾することができる。
【0022】 なお、本考案は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で 実施することができる。実施形態では、飾り本体部4における飾り支持部11を 針金状に形成したが、本考案はこれに限定されるものではなく、例えば薄板状に 形成してもよい。逆に、飾り支持部11をより一層細く形成したり、あるいは髷 3と同じ色を塗装することによって、飾り支持部11を目立たせないようにして もよい。この場合には、飾り部5を目立たせるように、髷3を装飾することがで きる。また、実施形態で示した髷用髪飾り1の細部の構成などは、あくまで例示 であり、本考案の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
【0023】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の髪飾りは、日本髪の髷を装飾することができる とともに、従来の髪飾りとの併用などによって、髪形および顔をより一層引き立 てることができるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態による髪飾りを装着した日
本髪を示す正面図である。
【図2】図1の日本髪の背面図である。
【図3】図1の髪飾りを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 髪飾り 2 日本髪 3 髷 4 飾り本体部 5 飾り部 6 前髪 11 飾り支持部 12a 湾曲部(凹部) 13、14 髪挿し部 15 取付部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 日本髪の髷を装飾するための髪飾りであ
    って、 前記髷を覆うように且つこれに沿うように形成され、前
    記髷に装着される飾り本体部と、 この飾り本体部に取り付けられた飾り部と、 を備えていることを特徴とする髪飾り。
  2. 【請求項2】 前記飾り部は、複数の飾り部で構成され
    ており、 前記飾り本体部は、針金状に形成されるとともに、互い
    に間隔を存して配置され、各々が前記複数の飾り部の少
    なくとも一つを支持する複数の飾り支持部を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の髪飾り。
  3. 【請求項3】 前記飾り本体部の前側先端部には、前記
    日本髪の前髪の結束部を避けるための凹部が形成されて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載の髪飾
    り。
  4. 【請求項4】 前記飾り本体部の前側先端部および後ろ
    側先端部にはそれぞれ、前記日本髪に挿すための髪挿し
    部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の髪飾り。
  5. 【請求項5】 前記飾り本体部の後ろ側先端部には、尾
    長飾りを着脱自在に取り付けるための取付部が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに
    記載の髪飾り。
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