JP3081831B2 - 着脱式端部を備えたワイヤ装置 - Google Patents
着脱式端部を備えたワイヤ装置Info
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Description
態の振動エネルギーを使用して、ワイヤを体腔中へ通
し、ワイヤの端部区間を取り外す方法および装置に関す
る。
よび着脱式コイルその他の装置を含む血管内カテーテル
を使用し、脈管構造または体内管、組織の欠陥および動
脈瘤を閉塞および/または安定させ、密封するため、種
々の方法が開発されている。着脱式コイルの使用が、動
脈瘤治療には最も広く受け入れられているようである
が、これは恐らく所望の閉塞部位にコイルを送出し、配
置するのを簡単かつ正確に制御できるせいである。
の方法は、ワイヤの遠位端にコイルを形成するか、取り
付け、次にコイルが閉塞部位に配置されるまで、コイル
およびワイヤをカテーテルに通す。次に電流をワイヤの
近位端に加え、ワイヤを通してコイルの起点または取付
け点まで送り、ここで例えば電気分解などにより、コイ
ルをワイヤから取り外す。米国特許第5,569,24
5号、第5,624,449号、第5,122,136
号、第5,540,680号および第5,354,29
5号を参照のこと。
う問題には、取り外しを実施するのに必要な時間(送出
する装置の数の増加とともに変化する)、コイル取り外
しの信頼性がないこと、装置が適切に機能するために必
要な接地針(患者の肉体に挿入可能)の使用に伴う不快
感、取り外し部位からの粒子の発生(電気分解)、およ
び生体内でコイルのサイズを選択できないことなどがあ
る。
にあるワイヤの端部区間を選択的に取り外す装置および
方法を提供することが、本発明の目的である。送出され
る装置の数に関係なく、ワイヤの端部区間を迅速かつ確
実に取り外せるような装置および方法を提供すること
も、本発明の目的である。患者にほとんど不快感を与え
ないような装置および方法を提供することが、本発明の
さらなる目的である。本発明の一つの態様によると、ワ
イヤの端部セグメントの複数の区間をそれぞれ異なる時
に選択的に取り外すことができるような装置および方法
を提供することが、本発明のさらに別の目的である。本
発明の別の態様によると、ワイヤの端部区間をいつ取り
外すか使用者が容易に判断できるような装置および方法
を提供することが、本発明の追加の目的である。端部セ
グメントをその後使用し、取り外せるようにするのに必
要なワイヤおよび端部区間の準備が少ないような装置お
よび方法を提供することが、本発明のさらなる目的であ
る。種々のタイプの軽量端部区間を有するような装置お
よび方法を提供することも、本発明の目的である。
他の目的は、遠位端区間および振動エネルギーが加えら
れた場合に破断するために遠位端区間の後方に配置され
た不連続部と有する細長いワイヤ(中実または中空)
と、振動エネルギーをワイヤに加えて不連続部へと流
し、遠位端区間を取り外す振動エネルギー発生器とを含
む、着脱式遠位端部を備えたワイヤ装置の特有の例証的
な実施例で実現される。使用時には、ワイヤを標的位置
まで脈管構造または体内管に通し、次に振動エネルギー
をワイヤに加えて、例えば管を閉塞するため、標的位置
で遠位端区間を取り外す。
ワイヤの切れ目、穴、直径の減少区間、質量の急増、接
着剤、遠位端区間をワイヤに接合するはんだ付けまたは
スポット溶接接合部、または熱または化学的に処理した
区間を含むことができる。
複数の不連続部を含むことができ、それぞれが異なる振
動レベルまたは周波数で破断して、破断される不連続部
に対して遠位側にある遠位端区間の部分を取り外すよう
になっている。
ネルギー発生器は、超音波発生器で構成される。
よび利点は、添付の図面類と関連して提示された以下の
詳細な説明を考察すると明白になる。
で指定し、当業者が本発明を利用できるように本発明に
ついて検討する図面類を参照する。図1を参照すると、
片側に動脈瘤8が形成されているよう示す、血管4の側
断面図が図示されている。
り、末端部12aが動脈瘤8に隣接して配置されている
よう図示されている。カテーテル12にはワイヤ16
(「ワイヤ」は、中実または中空で長い任意の柱状要素
を意味すると考えることができる)が通り、これはカテ
ーテル全体を通って延在し、末端部12aを出て動脈瘤
8(またはその入口)に入り、ワイヤ16のコイル状端
部区間16aで動脈瘤をほぼ満たす(端部区間16a
は、コイル状ばかりでなく、からんで特定の形状になる
よう形成することもできる)。不連続部20と呼ばれる
ものが、ワイヤの端部区間16aとワイヤ16の残りと
の間に形成される。不連続部20は種々の形状および構
造にすることができるが、いずれもワイヤ16に振動エ
ネルギーを加えると破断するか、破損する、または分離
するよう設計される。図1の実施例の振動エネルギー源
は超音波発生器24であるが、ワイヤ16を打って不連
続部20に伝搬される振動または機械的エネルギーを生
じるために、打針、槌、ハンマーなどのように単純なも
のでもよい。
たは体内管に通し、図1の動脈瘤8のように、ワイヤの
端部区間16aを配置する部位へと至らせる。このよう
な配置の目的は、例えば管を閉塞し、血液の凝固によっ
てさらなる流れを防止するか、図1の概略図のように、
動脈瘤8に瘢痕を設け、それによって動脈瘤を瘢痕組織
で満たし、その破裂などを防止することである。端部区
間16aはコイル状またはからんだ状態で図示されてい
るが、カテーテル12に通す時には直線で、カテーテル
の末端部12aから押し出すと、図示のように(体温に
も強化されて)端部区間が通常のコイル状またはからん
だ状態を回復してもよい。
したら、超音波発生器24をワイヤ16の近位端に接続
し、それに超音波信号を加える。信号の周波数および振
幅(スペクトル分析器28で観察する)は、不連続部2
0に高い応力を発生し、ワイヤを疲労させ、したがって
不連続部で破損、破断または他の方法で分離して、端部
区間16aが動脈瘤8内に残るよう選択する。
し、例えばニッケル・チタン合金またはプラチナなどで
作成された管状端部区間34に接続されたワイヤ30の
部分側断面図である。ワイヤ30の末端部は図示のよう
に先細になり、端部区間34の近位端にある中空部34
aに挿入され、そこで接着剤、はんだまたは溶接部35
によって固定される。例えばステンレス鋼などで作成し
たコイル36を、ワイヤ30の末端にはんだ付け、溶接
または他の方法で取り付け、ワイヤと端部区間34との
間の結合を強化する。
方向に延び、端部区間をコイル状またはからんだ形状に
形成して、血栓を誘発するために血液に晒される端部区
間の表面積を大きくできるよう設けられた複数の切れ目
37を含む。ワイヤに切れ目を使用して柔軟性を与え、
形状を制御しながら回転可能性を維持できるためのさら
なる検討については、1995年12月7日に出願され
た米国特許出願第08/568,493号を参照のこ
と。2つ以上の切れ目38(互いに対して90度回転す
る)が、切れ目37間の間隔より大きい距離だけ複数の
切れ目37から後方に間隔をあけ、振動信号がワイヤ3
0に与えられた場合に、破断(疲労)する不連続部とし
て働くよう設けられていると図示されている。切れ目3
8は、言うまでもなく、他の切れ目37を形成するのと
同時に形成することができるが、例えば、より深くする
(ビームを細くする)か広くする、あるいは端部区間3
4に配置された塊39に隣接させるか、これを組み合わ
せて、振動信号がワイヤ30に与えられた場合に切断ま
たは破断するようにする。
ヤの別の実施例の部分側断面図を示す。ここでは、例え
ばステンレス鋼などで作成されたワイヤ40を、例えば
ニッケル・チタン合金などで作成した端部区間44の中
空部44aの中に取り付ける。ワイヤ40は、エポキシ
またはシアノアクリレートなどの適切な接着剤によって
中空部の所定の位置に保持する。端部区間44に複数の
切れ目48を作成して、コイル状にするか、端部区間を
体内管の標的部位に最終的に配置するのに望ましいよう
に構成する。切れ目または直径の減少部49は、ワイヤ
40にも形成されて、所望の不連続部を提供する。コイ
ル塊47も、ワイヤ40の周囲に加えて、不連続部をさ
らに誇張することができる。切れ目49は、超音波信号
がワイヤに与えられた場合に破断または分離する働きを
するため、横方向にワイヤ40の約1/2の部分にする
と有利である。
との間にある不連続部の別の実施例を示し、これも切れ
目58を含む。ワイヤ50の末端部を接着剤59の区間
によって端部区間54の近位端に取り付ける。接着剤
は、ワイヤ50に超音波信号が与えられると、接着剤5
9が破断して端部区間54がワイヤ50から分離するよ
う、例えば珪酸ナトリウムなど、多少脆弱になるよう選
択する。
した(水素脆化を含む)区間にして、その位置でワイヤ
を脆弱にするか、例えばエッチングなど、化学的に処理
した区間にして、その位置でワイヤを弱くすることがで
きる。
連続部を示し、図4(C)は、ワイヤ55を端部区間5
6に並べて接合するスポット溶接部53としての不連続
部を示す。スポット溶接のプロセスはワイヤ55を加熱
し、それを疲労および破損しやすくする。実際、加熱の
みを用いて「不連続部」を生成してもよい。
だし不連続部はワイヤ60または端部区間64の切れ目
で構成されていない。むしろ、不連続部はワイヤ60と
端部区間64との接合部または接続部に形成され、そこ
でワイヤを端部区間の中空部64aに挿入し、珪酸ナト
リウムなど、血液可溶性接着剤68で所定の位置に保持
する。ワイヤ60によって端部区間64を血管を通して
(つまり血管に挿入したカテーテルを通して)案内する
と、血液は端部区間64の中空部64aに入り、これは
端部区間の近位端で接着剤68に接触する血液ととも
に、接着剤を溶解し、端部区間をワイヤから分離させる
よう作用する。
与えると、溶解と、最終的なワイヤ60からの端部区間
64の分離を加速し、標的部位に端部区間を配置するこ
とができる。実際には、2つのメカニズムを用いて分離
させ、分離を確保するのに、より大きな保証と安全性を
提供する。
の遠位端に材料74の重い塊が配置され、これは遠位端
に巻き付けることが好ましい。例えば、塊74はプラチ
ナの巻線を含んでもよい。
ると、塊のすぐ背後の位置78に不連続部を提供し、し
たがって特定の周波数および振幅の振動エネルギーをワ
イヤに与えると、ワイヤが不連続部または応力点78で
破断し、塊74を体内管の標的部位に解放する。ワイヤ
70は、プラチナ、ステンレス鋼またはニッケル・チタ
ン合金で作成してもよい。
隔をあけた複数の切れ目84を有する着脱式ワイヤの実
施例を示し、区間は別個の不連続部として作用する。区
間86の不連続部84は、所定の深さ、幅および/また
は間隔で形成または「調整」され、区間88の不連続部
の振動エネルギーの振幅および周波数の変化に応じて破
断する。この方法で、使用者は選択的に振動エネルギー
をワイヤ80に与え、不連続部84の選択された部位を
破断することができる。このような破断は、連続的に起
きて、様々な長さのワイヤを体内管の様々な位置に付着
させるか、(塞栓として働く)様々な長さ全部を一つの
位置に付着させることができる。不連続部84の「調
整」は、切れ目の特性の関数であるが、不連続部間のセ
グメント長でもある。このようなタイミングを用いて、
動静脈奇形の治療などのために多数の粒子を「付着」さ
せることができる。
間の未切断区間を分離するばね要素を生成する。ばね/
塊システムの共振周波数で振動エネルギー波をワイヤ8
0に与えると、ワイヤは縦方向に励起され、切れ目間の
塊の区間が高い振幅で縦方向に振動してばね要素(切れ
目の位置)を疲労させ、破損させる。ワイヤ80は、ス
テンレス鋼またはニッケル・チタン合金で作成すると有
利である。
ーブに囲まれたワイヤに沿って振動エネルギーを伝達す
る一タイプの導波管構造の部分側断面図を示す。図8を
参照すると、カテーテルまたはスリーブ94の内部に配
置されているが、例えばワイヤおよびスリーブの長さに
沿って縦方向に均等に間隔をあけたボールなどの形態の
支持部によってスリーブと接触しないで保持されている
ワイヤ90が図示されている。支持部98は、ワイヤと
スリーブとの組合せに沿って伝達され、端部区間(図示
せず)を取り外す振動エネルギー波の速度節点に配置さ
れる。速度節点は、言うまでもなくメカニカル・ウェー
ブにおいて、波搬送構造の動作または速度がほとんどな
いか、全くない位置であり、支持部98の中間の位置
は、波搬送構造の動作が最大になる、いわゆる腹であ
る。支持部98を設けることによって、ワイヤおよびス
リーブは離れて保持され、これによって振動エネルギー
波がワイヤとスリーブとの組合せを進むにつれ、この間
の摩擦が防止される。したがって、ワイヤおよびスリー
ブの長さに沿って失われるエネルギーが少なく、端部区
間の取付にかかる時間が短くなる。
り、その周囲にスリーブ104が配置され、その間に親
水性コーティングまたは潤滑剤108が配置されて、ワ
イヤおよびスリーブが有意の摩擦なく互いに対して移動
でき、したがって振動エネルギーの損失がない。
あけた不連続部114、118および122を有するワ
イヤ110を図示したものである。ワイヤ110にグラ
フで重ねてあるのは、3つの振動エネルギー波114
a、118aおよび122aである。ワイヤ110が選
択された不連続部の一つで分離するために、波の節点が
所望の不連続部に来るよう振動エネルギー波をワイヤに
与える。振動エネルギー波は縦方向に機械的共振を生
じ、ここで節点が波長の半分ごとに間隔をあけた位置に
来る。既に簡単に述べたように、ワイヤに沿った節点
で、ワイヤの速度または動作は最小になるが、応力は最
大になり、したがって波114aなどの振動エネルギー
波をワイヤ110に与えることにより、波114aの節
点が不連続部114に生じるので、ワイヤには最大応力
が発生し、ワイヤが最も弱くなる場所で分離する。同様
に、不連続部118で分離が発生するよう所望した場合
は、振動エネルギー波118aをワイヤに与え、以下同
様となる。記述した方法で、適切な機械的エネルギー波
をワイヤに与え、ワイヤに沿った選択された不連続部で
ワイヤを分離することができる。上述した種々の実施例
を使用して、血流を閉塞し、既知の方法で動脈瘤に瘢痕
組織を生成することができるが、実施例は、例えば卵管
などの体内管内にある管のブロックなど、任意のタイプ
の端部区間装置を取り外し、卵子の通路を遮断するか、
標的部位に送出するために薬剤を含む要素を取り外した
りするのにも使用することができる。つまり、実施例は
脈管構造の管に使用するだけではない。
ヤの端部区間を取り外したら、即座にそれを知ることが
望ましい。送出ワイヤ部分と最終的に標的部位で取り外
す端部区間とを伴う上述の各実施例では、ワイヤと端部
区間との組合せは全て、固有周波数または共振周波数を
有する。したがって、図1のワイヤ16などのワイヤに
振動エネルギーを当てると、ワイヤ16と端部区間16
aとの組合せの共振周波数は、従来通りのスペクトル分
析法で検出できる特定の共振周波数を有する。この共振
周波数は、スペクトル分析器28に表示されるが、ワイ
ヤ16の端部区間16aがワイヤから取り外されると、
ワイヤ部分のみの共振周波数は異なり、言うまでもなく
分析器28に表示される。このように、分析器28で共
振周波数の表示を観察するだけで、使用者はいつ端部区
間またはコイルが取り外されたかについての情報が得ら
れる。スペクトル分析器28の代わりに、マイクロコン
トローラを設けて共振周波数を監視し、ランプを点灯す
るか、警告音を鳴らすことによって、周波数の変化を表
示することができる。
ずに、ワイヤの端部区間を簡単、確実かつ迅速にワイヤ
の送出部分から取り外せる方法および装置を述べてき
た。取り外す端部区間は、コイル、塊または他の装置の
形態でよく、脈管構造または他の体内管に配置してよ
い。振動エネルギーを使用して不連続部を破断し、ワイ
ヤの送出部分を端部区間から分離し、したがっていかな
る種類の電流も必要とせず、被験者にとってはるかに安
全になる。
証したものにすぎないことを理解されたい。本発明の精
神および範囲から逸脱することなく、当業者には無数の
変形および代替配置構成が考案でき、添付の請求の範囲
はこのような変形および配置構成をカバーするものとす
る。
ヤの遠位端を動脈瘤内に配置されからまる塊に形成す
る、血管内のカテーテルに配置される本発明の原理によ
り作成されたワイヤを示す部分側断面図である。
イル区間を送出ワイヤから取り外せるようにする、異な
る実施例の部分側面図である。
イル区間を送出ワイヤから取り外せるようにする、異な
る実施例の部分側面図である。
イル区間を送出ワイヤから取り外せるようにする、異な
る実施例の部分側面図である。
イル区間を送出ワイヤから取り外せるようにする、異な
る実施例の部分側面図である。
イル区間を送出ワイヤから取り外せるようにする、異な
る実施例の部分側面図である。
すために複数の不連続部を有する端部コイル区間の部分
側面図である。
小にするガイド・ワイヤとカテーテルとの組合せの実施
例の部分側面図である。
小にするガイド・ワイヤとカテーテルとの組合せの実施
例の部分側面図である。
にする節点を示すワイヤの図である。
Claims (46)
- 【請求項1】 着脱式遠位端を備えたワイヤ装置であっ
て、 送出し、体内の標的場所で取り外す遠位端区間を含む細
長いワイヤを備え、前記ワイヤは、振動エネルギーが与
えられると破断するために遠位端区間の後方に配置され
た不連続部を含み、さらに、 ワイヤに選択的に振動エネルギーを与え、不連続部に流
して遠位端区間を取り外す手段を備えるワイヤ装置。 - 【請求項2】 不連続部がワイヤの切れ目を備える、請
求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 不連続部が直径減少区間を備える、請求
項1に記載の装置。 - 【請求項4】 不連続部がワイヤを弱める熱処理区間を
備えている、請求項1に記載の装置。 - 【請求項5】 不連続部がワイヤを弱める化学処理又は
水素脆化区間を備えている、請求項1に記載の装置。 - 【請求項6】 区間が化学的にエッチングされている、
請求項5に記載の装置。 - 【請求項7】 不連続部がワイヤを通って延在する穴を
備える、請求項1に記載の装置。 - 【請求項8】 不連続部がワイヤ内またはワイヤ上の材
料の急激な塊を備える、請求項1に記載の装置。 - 【請求項9】 ワイヤが、遠位端から末端部へと延在す
る第1区間を含み、遠位端区間が末端部に結合され、こ
のような結合が不連続部を形成する、請求項1に記載の
装置。 - 【請求項10】 さらに、遠位端区間を第1区間の末端
部に接合する接着剤を含む、請求項9に記載の装置。 - 【請求項11】 前記接着剤が血液可溶性である、請求
項10に記載の装置。 - 【請求項12】 前記接着剤が糖系接着剤を備える、請
求項11に記載の装置。 - 【請求項13】 前記接着剤が脆性接合部を形成する、
請求項10に記載の装置。 - 【請求項14】 前記接着剤が水溶性ガラス接着剤を備
える、請求項13に記載の装置。 - 【請求項15】 さらに、遠位端区間を第1区間の末端
部に接合するはんだを含む、請求項9に記載の装置。 - 【請求項16】 さらに、遠位端区間を第1区間の末端
部に接合する溶接継手を含む、請求項9に記載の装置。 - 【請求項17】 ワイヤが、近位端から末端部へと延在
する第1区間を含み、遠位端区間が末端部に結合され、
遠位端区間が、遠位端区間の横方向の弾性を制御するた
めに、遠位端区間に沿って縦方向に間隔をあけたおおむ
ね横方向の複数の切れ目を含み、切れ目の少なくとも1
つが他の切れ目より第1区間と遠位端区間との間の結合
部に近く、所定の距離だけ他の切れ目から間隔があき、
前記少なくとも1つの切れ目が不連続部を形成する、請
求項1に記載の装置。 - 【請求項18】 前記少なくとも1つの切れ目が他の切
れ目より深い、請求項17に記載の装置。 - 【請求項19】 前記少なくとも1つの切れ目が他の切
れ目より広い、請求項17に記載の装置。 - 【請求項20】 前記第1区間がステンレス鋼で構成さ
れ、前記遠位端区間がニッケル・チタン合金で構成され
る、請求項17に記載の装置。 - 【請求項21】 前記少なくとも1つの切れ目が、振動
エネルギーが与えられると少なくとも1つの切れ目の位
置で遠位端区間を容易に破断するような深さまで切断さ
れる、請求項17に記載の装置。 - 【請求項22】 ワイヤが、遠位端区間を除いてステン
レス鋼で形成され、遠位端区間がニッケル・チタン合金
で形成されている、請求項1に記載の装置。 - 【請求項23】 振動エネルギー付与手段が、ワイヤの
近位端に結合可能な超音波発生器を備える、請求項1に
記載の装置。 - 【請求項24】 振動エネルギー付与手段が、ワイヤの
近位端に機械的に打撃を与えることができる手段を備え
る、請求項1に記載の装置。 - 【請求項25】 ワイヤが中実ワイヤである、請求項1
に記載の装置。 - 【請求項26】 ワイヤが管状ワイヤである、請求項1
に記載の装置。 - 【請求項27】 血管閉塞装置であって、 脈管構造の管を通って閉塞部位へと至るワイヤと、 ワイヤに結合され、機械的エネルギーがワイヤの近位端
に付与されると取り外されるようになっている遠位端
と、機械的エネルギーが付与されると破断するように形成さ
れたワイヤの遠位端の結合部に、またはその付近に配置
された不連続手段と、 ワイヤの近位端に選択的に機械的エネルギーを付与し、
遠位端を取り外して閉塞部位へ配置するため、ワイヤの
近位端に取り付けることができる機械的エネルギー発生
器とを備える装置。 - 【請求項28】 前記不連続手段がワイヤに配置され
る、請求項27に記載の装置。 - 【請求項29】 前記不連続手段が遠位端に配置され
る、請求項27に記載の装置。 - 【請求項30】 不連続手段がおおむね横方向の切れ目
を備える、請求項27に記載の装置。 - 【請求項31】 不連続手段が、遠位端をワイヤに結合
する脆性接着接合部を備える、請求項27に記載の装
置。 - 【請求項32】 不連続手段が、遠位端をワイヤに接合
する血液可溶性接着剤を備える、請求項27に記載の装
置。 - 【請求項33】 不連続手段が、遠位端をワイヤに結合
するはんだ接合部を備える、請求項27に記載の装置。 - 【請求項34】 不連続手段が、遠位端をワイヤに結合
する溶接継手を備える、請求項27に記載の装置。 - 【請求項35】 不連続手段が、ワイヤの直径減少区間
を備える、請求項27に記載の装置。 - 【請求項36】 不連続手段がワイヤの熱処理弱化区間
を備える、請求項27に記載の装置。 - 【請求項37】 不連続手段が、ワイヤの化学的にエッ
チングされた区間を備えている、請求項27に記載の装
置。 - 【請求項38】 不連続手段がワイヤに取り付けられた
塊を備えている、請求項27に記載の装置。 - 【請求項39】 遠位端が、非拘束時にはコイル状にな
るよう形成され、ニッケル・チタン合金とプラチナで構
成されるグループから選択された材料を備えている、請
求項27に記載の装置。 - 【請求項40】 機械的エネルギー発生器が超音波発生
器を備え、ワイヤと遠位端が、結合されていると、超音
波エネルギーが付与された時に第1共振周波数を呈し
て、遠位端が取り外された時に第2共振周波数を呈し、
前記装置がさらに、ワイヤが呈する共振周波数を検出し
て表示するため、ワイヤの近位端に取り付けることがで
きる手段を含む、請求項27に記載の装置。 - 【請求項41】 機械的エネルギーがワイヤの近位端に
付与されると、遠位端の塊がワイヤから取り外されるよ
うに、不連続手段が遠位端にワイヤの塊より有意に大き
い塊を備える、請求項27に記載の装置。 - 【請求項42】 遠位端の塊がプラチナで構成される、
請求項41に記載の装置。 - 【請求項43】 体腔を選択的に閉塞する装置で、 体腔を通るワイヤを備え、前記ワイヤが、複数の間隔を
あけた不連続部を有して、その間にセグメントを規定す
る遠位端区間を含み、各不連続部が、選択された振動エ
ネルギー周波数が付与されると切断されるようになって
いて、さらに、 ワイヤの近位端に選択された振動エネル
ギー周波数を付与して、少なくとも不連続部の幾つかを
切断し、したがって切断された不連続部の遠位側に位置
する単数または複数のセグメントを取り外す手段を備え
る装置。 - 【請求項44】 各不連続部が、異なるエネルギー周波
数に応じて切断するようになっている、請求項43に記
載の装置。 - 【請求項45】 振動エネルギー周波数付与手段が超音
波発生器を備える、請求項43に記載の装置。 - 【請求項46】 振動エネルギー周波数付与手段が、1
つ以上の選択された 不連続部が破断するよう、ワイヤに
振動エネルギー周波数を付与するようになっている、請
求項43に記載の装置。
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