JP3081554U - 殺菌水生成装置 - Google Patents

殺菌水生成装置

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JP3081554U JP2001002731U JP2001002731U JP3081554U JP 3081554 U JP3081554 U JP 3081554U JP 2001002731 U JP2001002731 U JP 2001002731U JP 2001002731 U JP2001002731 U JP 2001002731U JP 3081554 U JP3081554 U JP 3081554U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】殺菌水生成装置において、2個の薬液タンクは
装置の安定性並びに作業上同一の床面にあること、濃度
/pHが不安定な殺菌水揚水ポンプの手動によるエア抜
きは避け、重量がある薬液タンクは交換のための搬送・
セットを容易にし、薬液洩れ対策は簡単な仕組みで少量
の洩れでも検知し警報を出し、装置と外部配管工事との
接続は左右いずれの側からでもできることが、各望まし
い。本考案は上記諸課題を解決する装置を提供する。 【解決手段】2個の薬液タンクを同一床状に配置し、揚
水ポンプのエア抜きは自動的に適性値まで行い、薬液タ
ンクの交換は台車からの水平方向へのスライド、又はタ
ンク搭載台車毎の交換とし、薬液洩れは吸水シートによ
る検知と警報を出し、外部配管工事は左右両側面から可
能にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、殺菌水生成装置に係り、特に中性次 亜塩素酸を使用した殺菌水生成装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、同類の殺菌水生成装置における筐体内に収納される次 亜塩素酸ナトリウム並びに塩酸を収容する各薬液タンクは、デイポーサブルであ るため、容器は薄くかつ柔軟で自立できず、また使用後の廃棄が可能なように、 段ボールの容器内に収納されているが、この薬液タンクの搬送・セットは手動に より行われていた。 また、タンク内の薬液を希釈混合するための、薬液の揚水ポンプに始動時及び タンク交換時に混入するポンプのエア抜きは、手動により経験的に行われていた 。 さらに、薬液洩れの対策として、洩れたときの処理は二次的に考えられていた 。 そして、収納筐体の外部との配管工事用の接続孔は、片側に集約されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の薬液タンクは、1リットル/1kg の重量があり、例えば、産業用として20リットル入りのタンクを使用すると、 20kgもの重量があり、交換のための単に手動による搬送・セットは容易では なかった。そのため取扱者が限定され、作業効率も悪かった。 また、配置的に2個の薬液タンクは同一の床面にあることが、装置の安定性並 びに作業上望ましい。 そして、揚水ポンプの手動による経験に基づくポンプのエア抜きは、確実性に 乏しく、濃度/pHが不安定な殺菌水が生成されることがあった。 さらに、薬液洩れの対策としては、簡単な仕組みでかつ、少量の洩れでも検知 できて警報を出すことが望ましい。 また、装置と外部の配管工事との接続は、左右いずれの側からでもできること が望ましい。 本考案では、上記の諸課題を解決する殺菌水生成装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み本考案者等は鋭意実験研究の結果 、下記の手段によりこれらの課題を解決した。 (1)装置全体を収納する筐体に、次亜塩素酸ナトリウムを収容する薬液タンク と、塩酸を収納する薬液タンクと、各タンク内の薬液を導水口からの水道水によ り希釈する各希釈部と、各希釈部の薬液を混合する混合部及び、混合薬液を外部 に吐出する吐出口を備えた中性次亜塩酸による殺菌水生成装置において、 前記次亜塩酸ナトリウムを収容する薬液タンク及び塩酸を収納する薬液タンクの 設置部を、同一床面の高さとしかつ、左右の水平方向に仕切を隔てて隣接させ、 また、両薬液タンクを取り付け、取り外し自在に配設されてなることを特徴とす る殺菌水生成装置。 (2)始動時並びに、次亜塩素酸ナトリウム及び塩酸の薬液タンクの交換の際の 一旦停止時、各薬液タンクの揚水ポンプの、ポンプ室のエアを抜く機構を備え、 該機構は、揚液ポンプと薬液タンク間に薬液を自動的に一定時間循環させる循環 路を有し、この循環路には、薬液タンクと揚水ポンプと薬液内のエアの量を検出 する液切れセンサ及び開閉電磁弁が配設されてなり、一定時間エア抜きを行った 後、エア検出器のNG信号の度数をカウントし、カウント数が設定回数を超えて いると表示パネルに表示し、かつ警報を発することを特徴とする(1)項に記載 の殺菌水生成装置。 (3)筐体下部の左右に設置された次亜塩酸ナトリウムを収容する薬液タンク並 びに塩酸を収納する薬液タンクが、各別々に交換できる機構が、各薬液タンクを 戴置する底板に引き出し及び収納用のレールを設け、交換時には前に引き出して 使用済み薬液タンクを取り除き、その後に新薬液タンクを、引き出し板の前方あ るいは側面からスライドさせてセットできることを特徴とする(1)又は(2) 項に記載の殺菌水生成装置。
【0005】 (4)筐体の底板上に、各薬液タンクを搭載した台車を収納するスペースを備え て、当初台車毎搬入してセットし、交換時には、使用済み薬液タンクを台車毎引 き出し、その後に新しい台車に搭載された新薬液タンクを台車毎搬入してセット できることを特徴とする(1)又は(2)項に記載の殺菌水生成装置。 (5)薬液タンクを戴置する底板に水分検知器を有する吸水シートを敷設してな り、薬液タンクから洩れが生じ吸水マットが薬液を吸収すると、水分検知器の作 動信号により警報を発することを特徴とする(1)〜(3)項のいずれか1項に 記載の殺菌水生成装置。 (6)薬液タンクを搭載した台車を筐体内のスペースに収納並びに引き出す場合 において、水分検知器を有する吸水シートが、台車を収納したとき、台車後方に おいて台上のタンクに当接しかつ台上に敷設され、また台車を引き出したときに は残存するように、収納スペースの後壁面に配設されてなることを特徴とする( 1)(2)項及び(4)項のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置。 (7)薬液の希釈部又は混合部の下部板面上に、エリアを限定した複数枚の水分 検知器を有する吸水マットが敷設されてなり、上記希釈部又は混合部の配管機構 から薬液洩れが生じ吸水シートが薬液を吸収すると、水分検知器の作動信号によ り警報を発することを特徴とする(1)〜(6)項のいずれか1項に記載の殺菌 水生成装置。 (8)筐体の左右の側面に、導水口及び吐出口用の有蓋孔が配設されてなり、 外部の右側又は左側からの配管工事あるいは、導水口と吐出口を左右又は右左に 分けての配管工事に適応でき、また、不使用孔は蓋により隠蔽できることを特徴 とする(1)〜(7)項のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置。
【0006】
【考案の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の殺菌水生成装置の外観斜視図である。 図において、1は筐体、2は次亜塩素酸ナトリウムタンク(アルカリタンク) 室前板、3は塩酸タンク(酸タンク)室前板、4は次亜塩素酸ナトリウム揚水ポ ンプ調整用扉、5は塩酸揚水ポンプ調整扉、6はpH計調整用扉、7はフィルタ ー交換用扉、8はフィルター点検窓、9はメインスイッチ兼ブレーカー、10は 非常停止スイッチ、11は表示パネル、12は警報ブザー、13は電源ランプ、 14は制御部用扉、15は筐体上部前面板、16は左側面の導水口、17は左側 面の吐出口、18は筐体脚、を示す。 前記の表示パネル11には、 、操作表示、メニューキーによる切り替え(運転モニター)停止中の薬液の濃 度設定、pH、流量、(手動操作)エア抜き、濃度設定、 、アラーム表示ー1、(運転モニター)アルカリタンク液洩れ検出、酸タンク 液洩れ検出、給水量低下、流量計異常、非常停止中、 、アラーム表示ー2、pH下限検出、アルカリ薬液タンク渇水、エア抜き指示 、エア抜き不良、アルカリポンプ異常販売店へ連絡指示、 、アラーム表示ー3、pH上限検出、酸薬液タンク渇水、エア抜き指示、エア 抜き不良、酸ポンプ異常販売店へ連絡指示、 等が表示される。 また、警報ブザー12は、前記アラーム表示1〜3の表示と共に警報を鳴らす。 そして、図中の各扉を開くと、中には所要タンクや装置機器が収納されており 、操作できる構造になっている。 以下にその配置を図示し、特に請求項に関係する部分について詳細に説明する 。
【0007】 図2は、本考案の殺菌水生成装置筐体内部の配置の平面図、 図3は左側面図、図4は正面図、図5は右側面図である。 いずれも、筐体の外装板を取り除いた状態を示す。 図において、16’は右側面の導水口、17’右側面の吐出口、19はpHセン サ、20は次亜塩素酸ナトリウム薬液タンク、21は塩酸薬液タンク、22はタ ンクの外部接続部、23は給水電磁弁、24は希釈・混合部の下部の板、25は 水フィルタ、26はアルカリ希釈部、27は酸希釈部、28は混合部、29、3 0は薬液揚水ポンプ、31はポンプ調整つまみ、32は流量計、33は減圧弁、 34は混合室、35は制御部、36は引き出し用ローラ、37はタンク戴置台、 38は仕切板、39は筐体底台、を示す。 図示したように、装置全体を収納する筐体1に、次亜塩素酸ナトリウムを収容 する薬液タンク20と、塩酸を収納する薬液タンク21と、各タンク内の薬液を 導水口16からの水道水により希釈する各希釈部(アルカリ希釈部26及び酸希 釈部27)と、各希釈部の薬液を混合する混合部28及び、混合薬液を外部に吐 出する吐出口17が配設されている。 そして、図3〜図5のように、前記次亜塩酸ナトリウムを収容する薬液タンク 20及び塩酸を収納する薬液タンク21の設置は、同一床面の高さとしかつ、左 右の水平方向に仕切38を隔てて隣接させ、また、交換自在に(後記)配設され ている。 上記2個の薬液タンク20、21は同一の床面の高さにあるため、筐体の底面 積が大で、設置したとき装置の安定性が得られ、また装置の搬送に際しても設置 姿勢のまま搬送することができる。
【0008】 図6は、揚水ポンプのポンプ室エア抜きの組図で、右側面内を示す。 図において、40は液切れセンサ、41は開閉電磁弁、42は循環方向、43は 循環管路、43’は作業時の薬液の方向、44は分岐切り替え管、45は渇水セ ンサ、46は揚水管、47は扉センサ、48は信号線、49は薬液、50はリタ ーン循環管路、51は注液管を示す。 始動時並びに、次亜塩素酸ナトリウム薬液タンク20及び塩酸の薬液タンク2 1の交換の際の一旦停止時、各薬液タンクの揚水ポンプ30のポンプ室エアを抜 きを行う。 以下、図6の右側面内の組図に基づいてエア抜きの作用を説明する。 該機構は、揚液ポンプ30と前記薬液タンク21間に薬液を自動的に一定時間循 環させる循環方向42に示した循環管路43を有し、 この循環管路43には、塩酸薬液タンク21から揚水管46を経由して、揚水ポ ンプ30と、循環管路43内のエアの量を検出する液切れセンサ40と、 酸希釈部27とリターン循環管路50に分岐させる分岐管44と、リターン循環 管路50に配置された開閉電磁弁41及び注液管51が配設されている。 また、塩酸薬液タンク21内の底部には薬液49の有無を検知するタンク渇水 センサ45が設置され、その信号線48が、前記揚水管46及び注水管51と共 にタンク外部接続部22の密栓を貫通して接続されている。
【0009】 前記の渇水センサ45並びに液切れセンサ40の検出値は、制御部35により 筐体前面上部の表示パネル11に表示されると共に、警報ブザー12により液切 れが報知され(図1)、機器の運転が停止される。 例えば、タンクの交換時のポンプ室のエア抜きを行うには、開閉電磁弁41を 開き、分岐切り替え管44をリターン循環管路50に切り替え、循環路を形成さ せる。 次に揚水ポンプ30をオンにし、タイマー(制御部35内)により一定時間作 動させ薬液をタンク内に循環させる。この時の循環量は液切れセンサ40によっ て監視されており、該センサ40は例えば、流水の静電容量を管の外から計測す る非接触式のものが好ましく、エアの量は流水断続の形で表示されるため、断を NGとしてその回数をカウントする、時間は通常約30秒間である。 なお、カウントが設定回数を超える場合は、エア抜き異常であるから、機器、 経路の点検を行う。
【0010】 上記により、ポンプ30のエア抜き作業が完了すると、前記分岐管切り替え4 4を酸希釈部27に切り替え、また開閉電磁弁41を閉として、作業時の薬液の 方向43のように切り替える。 以上の操作によって、確実にエア抜きが完了したことが確認でき、常に安定し た殺菌水を供給することができる。
【0011】 図7は片方の薬液タンクを引き出した時の外観斜視図で、 図8は両方の薬液タンクを引き出した時の外観斜視図である。 図において、52は引き出し・収納方向を示す。 筐体下部の左右に設置された次亜塩酸ナトリウムを収容する薬液タンク20並び に、塩酸を収納する薬液タンク21は、各別々に交換できる機構になっている。 該機構は、各薬液タンク20・21を戴置する底板37に引き出し及び収納用 のレール(滑車36のスライド)を設け、交換時には前に引き出して使用済み薬 液タンクを取り除き、その後に新薬液タンクを、引き出し板の前方あるいは側面 からスライドさせてセットする。 上記の薬液タンクは、1リットル/1kgの重量があり、例えば、産業用とし て20リットル入りのタンクを使用すると、20kgもの重量があり、交換のた めの単に手動による搬送・セットは容易ではないが、 本考案では、例えば薬液タンクを搭載した高さがほぼ等しい台車を、引き出し台 37の前方あるいは側方につけ、そのままスライドしてセットできるため、交換 が容易で誰でも作業が可能である。
【0012】 図9は筐体下部のスペースに薬液タンクを搭載した台車出し入れの外観斜視図 である。 図において、53は薬液タンク搭載用台車、54は筐体底板、55は収納スペ ース、56はキャスター、57はストッパーを示す。 筐体1の底板54の上部に、各薬液タンク20、21の搭載用台車53を収納す るスペース55を備え、当初、上記台車53毎タンクを搬入してセットし、交換 時には、使用済み薬液タンクを台車53毎引き出し、その後に新しい台車に搭載 された新薬液タンクを新台車毎搬入してセットする。 本考案では、薬液タンクを搭載した台車を、直接、搬入セットでき、また引き 出して交換できるため、予備の薬液タンクを搭載した台車を用意しておけば簡単 であり、また特に労力を要しないため誰でも作業が可能である。
【0013】 図10は薬液洩れ検知器の外観図で、 (イ)は平面図、(ロ)は正面図、(ハ)は(ロ)のA−A断面図である。 図において、58は吸水シート、59は検知板、60は+電極、61は−電極、 63は電極配線、64は検知信号線、L1は横幅、L2は縦寸法を示す。 吸水シートは、高吸水性ポリマー、パルプ、吸収紙等を素材とし、シート状に したものを用いる。また、大きさは、上記L1、L2を所要値に設定することに より任意の大きさにできる。 図11は吸水シートをタンクを戴置した底板に敷設した横断面図である。 吸水シート58は、例えば、図10と上下を逆にし、吸収シート58の表面が、 タンクを戴置した底板27(図11)の表面に当接するように敷設する。 今、薬液が洩れ底板37上に広がったと仮定すると、吸水シート58に直ちに 吸収され、該吸水シート58に積層されている電極板59の+電極60と−電極 61間が水分によって導通され、検知信号線64により外部の警報発生回路がO Nになり即時警報が報知される。
【0014】 図12は薬液タンクを搭載した台車を筐体内のスペースに収納並びに引き出す 場合の吸水シートの配設図で、 (イ)図は平面横断面図、(ロ)は搬入時の側面図、(ハ)は収納時の側面透 視図、(ニ)は電極板取り付け部である。 図において、65は吸水検知板取り付け具、66は筐体後壁、67は電極板及び 吸水シートの先端斜断部、68は台車の後端部、69は上下方向を示す。 図示したように、水分検知用の電極板59を有する吸水シート58が、台車5 3を収納したとき、台車後方において台上のタンク20に当接しかつ台上に敷設 され、また台車53を引き出したときには残存するように、収納スペースの後壁 面66に配設されている。 今、(ロ)図に示したタンク20を搭載した台車53を、矢印方向に筐体に向け 搬入する(ハ)図、と仮定すると、 (ニ)図に示したように、台車53の後端部68は電極板及び吸水シートの先端 斜断部67に当たるが、そのまま前進させると、 前記電極板59を有する吸水シート58は、後壁面66に吸水検知板取り付け具 65により取り付けられているが、上下方向69ように移動することができるた め台車53の後端部68は、最後に後壁面66当たり停止する。 この時、吸水シート58は、台車後方においてその先端が台上のタンク20に当 接しかつ、面は台上に自重により敷設される位置にある。 また、台車53を引き出したときには、吸水検知板は後壁面66に残存するた め、次に新台車を前記同様に搬入しセットできる。 また、薬液が洩れ、台車53の床53に広がったと仮定すると、吸水シート5 8に直ちに吸収され、該シート58に積層されている電極板59の+電極60と −電極61間が水分によって導通され、検知信号線64により外部の警報発生回 路がONになり即時警報が報知される。
【0015】 上記の他、吸水シート及び電極板を一体とした吸水検知板を、筐体後壁66に 昇降自在に配設し、タンクを搭載した台車がないときは上にあげ、台車がある時 は下げて、前記のように台車の後部の所定位置に敷設するようにしてもよい。
【0016】 図13は薬液の希釈部又は混合部の下部の板上に複数枚の吸水シートを敷設し た横断面図である。 図において、70はアルカリ揚水ポンプの後方部、71は原水とアルカリ希釈 部、72は塩酸揚水ポンプの後方部及び原水と酸希釈部、73は両希釈液混合部 を示す。 図示したように、前記水分検知電極板59を有する吸水シート58(ハッチ印 )は、アルカリ揚水ポンプの後方部70と、原水とアルカリ希釈部71と、塩酸 揚水ポンプの後方部及び原水と酸希釈部72と、両希釈液混合部73の、下部の 板24(図4)上にそれぞれ配設されている。 今、薬液又は希釈液が洩れ、上記複数の各吸水シート58のいずれかに広がっ たと仮定すると、洩れは前記と同様に、直ちに吸収され、該シート58に積層さ れている電極板59の+電極60と−電極61間が水分によって導通され、検知 信号線64により外部の警報発生回路がONになり即時警報が報知される。 以上に述べたように、万一薬液洩れが生じた場合でも、直ちに処理されて警報 を発するため、安全に作業することができる。 なお、使用された吸水シートは廃棄し、交換できるため操作取り扱いは簡便で ある。
【0017】 図14は筐体の左右に、導水口及び吐出口用の有蓋孔を配設した外観図で、 (イ)は左側面図、(ロ)は右側面図である。 本考案は、外部の右側又は左側のいずれからの配管工事も可能とする。 すなわち、左側(導水口16と吐出口17)又は右側(導水口16’と吐出口1 7’)に設定でき、 あるいは、導水口と吐出口を左(導水口16)、右(吐出口17’)又は、右 (導水口16’)左(吐出口17)に分けての配管工事にも適応できる。 また、筐体内の導水口並びに吐出口への配管は、設置時左右いずれでも配管で きるように互換性をもたせた構造になっている。 また、不使用孔は蓋により隠蔽できる。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば次のような優れた効果が発揮される。 1、本考案の請求項1の考案によれば、 中性次亜塩酸による殺菌水生成装置において、次亜塩酸ナトリウムを収容する薬 液タンク及び塩酸を収納する薬液タンクの設置を、同一床面の高さとしかつ、左 右の水平方向に仕切を隔てて隣接させてなるため、筐体の底面積が大で、設置し たとき装置の安定性が得られ、また装置の搬送に際しても設置姿勢のまま搬送す ることができる。 また、交換自在に配設されてなるため、重量のある上記タンクのセット、交換 が容易であり作業効率の向上を図ることができる。 2、請求項2の考案によれば、 始動時並びに、次亜塩素酸ナトリウム及び塩酸の薬液タンクの交換の際の一旦停 止時、各薬液タンクの揚水ポンプのポンプ室のエアを抜く機構を備え、自動的に 一定時間エア抜きを行った後、エア検出器のNG信号の度数をカウントし、設定 回数を超えていると表示パネルに表示し、かつ警報を発するため、 確実にエア抜きが完了したことが確認でき、常に安定した殺菌水を供給すること ができる 3、請求項3の考案によれば、 筐体下部の左右に設置された次亜塩酸ナトリウムを収容する薬液タンク並びに塩 酸を収納する薬液タンクが、各別々に交換できる機構を備え、該機構は各薬液タ ンクを戴置する底板に引き出し及び収納用のレールを設け、交換時には前に引き 出して使用済み薬液タンクを取り除き、その後に新薬液タンクを、引き出し板の 前方あるいは側面からセットできるようになっており、 交換に際しては、重量のある薬液タンクを搭載した床面からの高さがほぼ等しい 台車を、引き出し台の前方あるいは側方につけ、タンクをそのままスライドして セットすればよく、交換が容易で誰でも作業が可能である。 4、請求項4の考案によれば、 筐体の底板上に、各薬液タンクを搭載した台車を収納するスペースを備え、当初 に台車毎搬入してセットし、交換時には、使用済み薬液タンクを台車毎引き出し 、その後に新しい台車に搭載された新薬液タンクを台車毎搬入してセットできる ため、薬液タンクを搭載した台車を直接、搬入セットでき、また引き出して交換 できる。従って、予備の薬液タンクを搭載した台車を用意しておけば、特に労力 を要せず、誰にでも作業が可能である 5、請求項5の考案によれば、 薬液タンクを戴置する底板に水分検知器を有する吸水シートを敷設してなり、 薬液タンクから洩れが生じ吸水シートが薬液を吸収すると、水分検知器の作動信 号により警報装置が作動し、直ちに処理されて警報表示及び警報音を発するため 、万一薬液洩れを生じても、安全に作業することができる。 また、使用された吸水シートは廃棄し交換できるため、操作取り扱いは簡便で ある。 6、請求項6の考案によれば、 薬液タンクを搭載した台車を筐体内のスペースに収納並びに引き出す場合、 水分検知器を有する吸水シートが、台車を収納したとき台車後方において台上の タンクに当接しかつ台上に敷設され、また台車を引き出したときには残存するよ うに、収納スペースの後壁面に配設されてなるため、 薬液タンクから洩れが生じ吸水シートが薬液を吸収すると、水分検知器の作動信 号により警報装置が作動し、直ちに処理されて警報表示及び警報音を発するため 、万一薬液洩れを生じても、安全に作業することができる。 また、使用された吸水シートは廃棄し交換できるため、操作取り扱いは簡便で ある。 7、請求項7の考案によれば、 薬液ポンプ部、薬液の希釈部又は混合部の下部板面上に、エリアを限定した複数 枚の水分検知器を有する吸水マットが敷設されてなるため、 薬液、希釈部、混合部等から洩れが生じ、複数の各吸水シートのいずれかがそれ を吸収すると、水分検知器の作動信号により警報装置が作動し、直ちに処理され て警報表示及び警報音を発するため、万一薬液洩れを生じても、安全に作業する ことができる。 また、使用された吸水シートは廃棄し交換できるため、操作取り扱いは簡便で ある。 8、請求項8の考案によれば、 筐体の左右の側面に、導水口及び吐出口用の有蓋孔が配設されてなり、外部の右 側又は左側からの配管工事あるいは、導水口と吐出口を各左右又は右左に分けて の配管工事に適応できるため、設置時において外部配管がどちら側にあっても、 効率よく本殺菌水生成装置と接続することができる。 また、不使用孔は蓋により隠蔽できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の殺菌水生成装置の外観斜視図。
【図2】本考案の殺菌水生成装置筐体内部の配置の平面
図。
【図3】左側面図。
【図4】正面図。
【図5】右側面図。
【図6】揚水ポンプのポンプ室エア抜きの組図。
【図7】片方の薬液タンクを引き出した時の外観斜視
図。
【図8】両方の薬液タンクを引き出した時の外観斜視
図。
【図9】筐体下部のスペースに薬液タンクを搭載した台
車出し入れの外観斜視図。
【図10】薬液洩れ検知器の外観図。
【図11】吸水シートをタンクを戴置した底板に敷設し
た横断面図。
【図12】薬液タンクを搭載した台車を筐体内のスペー
スに収納並びに引き出す場合の吸水シートの配設図。
【図13】薬液の希釈部又は混合部の下部の板上に複数
枚の吸水シートを敷設した横断面図。
【図14】筐体の左右に、導水口及び吐出口用の有蓋孔
を配設した外観図。
【符号の説明】
1:筐体 2:次亜塩素酸
ナトリウムタンク室前板 3:塩酸タンク室前板 4:次亜塩素酸ナトリウム揚水ポンプ調整用扉、 5:塩酸揚水ポンプ調整扉 6:pH計調整
用扉 7:フィルター交換用扉 8:フィルター
点検窓 9:メインスイッチ兼ブレーカー 10:非常停止
スイッチ 11:表示パネル 12:警報ブザ
ー 13:電源ランプ 14:制御部用
扉 15:筐体上部前面板 16:左側面の
導水口 16’:右側面の導水口 17:左側面
の吐出口 17’:右側面の吐出口 18:筐体脚 19:pHセンサ 20:次亜塩素酸ナトリウム薬液タンク 21:塩酸薬液タンク 22:タンクの
外部接続部 23:給水電磁弁 24:下部の板 25:水フィルタ 26:アルカリ
希釈部 27:酸希釈部 28:混合部 29、30:薬液揚水ポンプ 31:ポンプ調整つまみ 32:流量計 33:減圧弁 34:混合室 35:制御部 36:引き出し
用ローラ 37:タンク戴置台 38:仕切板 39:筐体底台 40:液切れセ
ンサ 41:開閉電磁弁 42:循環方向 43:循環管路 43’:作業時
の薬液の方向 44:分岐切り替え管 45:渇水セン
サ 46:揚水管 47:扉センサ 48:信号線 49:薬液 50:リターン循環管路 51:注液管 52:引き出し・収納方向 53:薬液タン
ク搭載用台車 54:筐体底板 55:収納スペ
ース 56:キャスター 57:ストッパ
ー 58:吸水シート 59:検知板 60:+電極 61:−電極 63:電極配線 64:検知信号
線 65:吸水検知板取り付け具 66:筐体後壁 67:電極板及び吸水シートの先端斜断部 68:台車の後端部 69:上下方向 70:アルカリ揚水ポンプ後方部 71:原水とア
ルカリ希釈部 72:塩酸揚水ポンプの後方部及び原水と酸希釈部 73:両希釈液混合部 L1:横幅 L2:縦寸法

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置全体を収納する筐体に、次亜塩酸酸ナ
    トリウムを収容する薬液タンクと、塩酸を収納する薬液
    タンクと、各タンク内の薬液を導水口からの水道水によ
    り希釈する各希釈部と、各希釈部の薬液を混合する混合
    部及び、混合薬液を外部に吐出する吐出口を備えた中性
    次亜塩酸による殺菌水生成装置において、前記次亜塩酸
    ナトリウムを収容する薬液タンク及び塩酸を収納する薬
    液タンクの設置部を、同一床面の高さとしかつ、左右の
    水平方向に仕切を隔てて隣接させ、また、両薬液タンク
    を取り付け、取り外し自在に配設されてなることを特徴
    とする殺菌水生成装置。
  2. 【請求項2】始動時並びに、次亜塩素酸ナトリウム及び
    塩酸の薬液タンクの交換の際の一旦停止時、各薬液タン
    クの揚水ポンプの、ポンプ室のエアを抜く機構を備え、
    該機構は、揚水ポンプと薬液タンク間に薬液を自動的に
    一定時間循環させる循環路を有し、この循環路には、薬
    液タンクと揚水ポンプと薬液内のエアの量を検出する液
    切れセンサ及び開閉電磁弁が配設されてなり、一定時間
    エア抜きを行った後、エア検出器のNG信号の度数をカ
    ウントし、カウント数が設定回数を超えていると表示パ
    ネルに表示し、かつ警報を発することを特徴とする請求
    項1に記載の殺菌水生成装置。
  3. 【請求項3】筐体下部の左右に設置された次亜塩酸ナト
    リウムを収容する薬液タンク並びに塩酸を収納する薬液
    タンクが、各別々に交換できる機構を備え、該機構は、
    各薬液タンクを戴置する底板に引き出し及び収納用のレ
    ールを設け、交換時には前に引き出して使用済み薬液タ
    ンクを取り除き、その後に新薬液タンクを、引き出し板
    の前方あるいは側面からスライドさせてセットできるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の殺菌水生成装
    置。
  4. 【請求項4】筐体の底板上に、各薬液タンクを搭載した
    台車を収納するスペースを備え、当初台車毎搬入してセ
    ットし、交換時には、使用済み薬液タンクを台車毎引き
    出し、その後に新しい台車に搭載された新薬液タンクを
    台車毎搬入してセットできることを特徴とする請求書1
    又は2に記載の殺菌水生成装置。
  5. 【請求項5】薬液タンクを戴置する底板に水分検知器を
    有する吸水シートを敷設してなり、薬液タンクから洩れ
    が生じ吸水マットが薬液を吸収すると、水分検知器の作
    動信号により警報を発することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置。
  6. 【請求項6】薬液タンクを搭載した台車を筐体内のスペ
    ースに収納並びに引き出す場合において、水分検知器を
    有する吸水シートが、台車を収納したとき、台車後方に
    おいて台上のタンクに当接しかつ台上に敷設され、また
    台車を引き出したときには残存するように、収納スペー
    スの後壁面に配設されてなることを特徴とする請求項
    1、2及び4のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置。
  7. 【請求項7】薬液の希釈部又は混合部の下部板面上に、
    エリアを限定した複数枚の水分検知器を有する吸水シー
    トを敷設してなり、上記希釈部又は混合部の配管機構か
    ら薬液洩れが生じ吸水シートが薬液を吸収すると、水分
    検知器の作動信号により警報を発することを特徴とする
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置。
  8. 【請求項8】筐体の左右の側面に、導水口及び吐出口用
    の有蓋孔が配設されてなり、外部の右側又は左側からの
    配管工事あるいは、導水口と吐出口を左右又は右左に分
    けての配管工事に適応できることを特徴とする請求項1
    〜7のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03264840A (ja) * 1990-03-15 1991-11-26 Fuji Electric Co Ltd 二酸化塩素計
CN117563546A (zh) * 2024-01-16 2024-02-20 山东小鸭集团小家电有限公司 一种合成次氯酸杀菌水的发生装置

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