JP3081539B2 - 野球用グラブの手口ベロ調整機構 - Google Patents

野球用グラブの手口ベロ調整機構

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JP3081539B2
JP3081539B2 JP08227523A JP22752396A JP3081539B2 JP 3081539 B2 JP3081539 B2 JP 3081539B2 JP 08227523 A JP08227523 A JP 08227523A JP 22752396 A JP22752396 A JP 22752396A JP 3081539 B2 JP3081539 B2 JP 3081539B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野球用グラブの手
口ベロの調整機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】野球用グラブに手を挿入するに際して
は、指はグラブの指部に挿入されることで固定され、手
甲部は手口ベロで固定される。従って、野球用グラブと
手の一体感を増す為には、手甲部がしっかりと手口ベロ
で固定されることが必要である。ところが、人の手の大
きさは様々であるから、手口ベロを使用する人の手の大
きさに合わせたり、また手口ベロの締め具合を使用者の
好みに合わせたりする為に、手口ベロの締め具合の調整
機構が設けられていた。
【0003】従来の手口ベロの調整機構を示すと、図6
乃至図7の通りである。まず、1本の長い皮紐7を用意
し、背面皮3の小指下部31に開けた穴91に通す。そ
の後、背面皮3の小指下部31の下に位置する手口ベロ
2の手口ベロ皮21の穴92に通し、手口ベロ皮21と
ボア22の間を通すようにして手口ベロ皮2の穴93か
ら出す。穴93から出た皮紐7は、再び背面皮3の小指
下部31の穴94から背面側に出た後、手口ベロ2を跨
ぐように手口ベロ皮2の穴95に入る。手口ベロ皮2の
穴95に入った皮紐7は、手口ベロ皮21とボア22の
間を通って、再び手口ベロ皮2の穴96に出てくる。
【0004】皮紐7は、手口ベロ2を再び跨ぐように背
面皮3の小指下部31の穴97に入る。従って、穴94
から穴95に通した皮紐7と、穴96から穴97に通し
た皮紐7とが丁度X字状にクロスするようになる。穴9
7を通った皮紐7は、前記した経路とは逆に、手口ベロ
皮21の穴98(図示せず)から手口ベロ皮21とボア
22の間を通って、手口ベロ皮21の穴99(図示せ
ず)に出てくる。そして最終的に、背面皮3の小指下部
31の穴100から背面側に出てくる。ここで、最初に
挿入した穴91から出ている皮紐7と、最後に通した穴
100から出てきた皮紐7とを結ぶことにより、紐通し
が完成する。
【0005】手口ベロ2の調整を大幅に行う時の為に、
手口ベロ皮21には、穴95、96に追加して、穴10
1、102も設けられている。ところが、皮紐7は以上
に説明したように非常に複雑な経路を通っていること、
また、穴92から穴93の間、穴95から穴96の間、
穴98から穴99の間は、手口ベロ皮21とボア22の
間を通るから、この間は特別な道具がないと皮紐7を通
していくことができないこと、さらに、別の穴に通し直
しする為には、皮紐7を一旦穴から全部引き抜いて改め
て通し直ししなければいけないこと等の問題点があっ
た。そのために、手口ベロ2の締め具合を調整できると
はいえ、実際に調整できる人は少なく、また、穴95、
96から、穴101、102に皮紐7を通し直しする場
合は、特別な道具のある小売店、メーカーなどに持ち込
んで直してもらう必要があった。
【0006】そこで、かかる手口ベロの締め具合の調整
の煩わしさを解消する為に、簡単に手口ベロの締め具合
を調整できる考案もされてきた。その一例を挙げると、
実開昭55−40895号、実公昭58−22779号
等である。しかし、前記考案は、手口ベロの締め具合の
調整という点からは改善されているものの以下のような
改善しなければいけない欠点もあった。
【0007】すなわち、実開昭55−40895号にお
いては、バンド(手口ベロ)4と受片(背面皮の小指下
部)5とを面ファスナー7あるいはスナップボタンで着
脱自在に結合したものである。実公昭58−22779
号は、ベルト部(手口ベロ)4に面ファスナー10で長
さ調整可能なバンド9を取り付けて、ベルト部(手口ベ
ロ)の締め具合を調整可能にした構成である。
【0008】このように、両考案とも手口ベロの調整を
した後、面ファスナーで固定する構造である為、長時間
の練習や試合をする内に調整した手口ベルトがだんだん
緩んできて、そのたび毎に面ファスナーを締め直す必要
があった。また、面ファスナーは、長期間使用すると、
その結合力が弱くなってくるという欠点もあった。さら
に、面ファスナーだけでは、手口ベロ部分がぐらいつい
て、手甲を十分に固定できず、野球用グラブに手を挿入
した時、グラブと手との一体感が薄くなるという欠点も
あった。そして、面ファスナーの代りにスナップボタン
を用いたものは、ボタン取付位置の幅が大きく、微妙な
調整ができないという欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の野球用グラブの
手口ベロの固定方法が、前記したような複雑な経路で固
定されていたのは、手口ベロと背面皮の小指下部との結
合が強固になって、野球用グラブに手を挿入した時グラ
ブと手との一体感が出、また、長時間の使用でも全くグ
ラブと手との一体感が損なわれないという長所もあった
からである。そこで、まず本発明は、手口ベロの締め具
合を誰でも容易に、道具を使わずに調整できるようにし
ようとするものである。そして、従来の野球用グラブの
長所である手口ベロと小指下部との結合が強固であっ
て、手を野球用グラブに挿入した際に手口ベロがぐらつ
いたり、また長時間使用しても手口ベロが緩んでくるこ
とがないという点は失わないようにしようとするもので
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】基部11を手口ベロ皮21とボア
22との間に固定した皮紐1を、手口ベロ皮21の穴4
1に通し、さらに背面皮3の小指下部31の穴42に通
した後、再び手口ベロ皮21の穴43に通して手口ベロ
皮21とボア22との間に挿入した後、再び手口ベロ皮
21の穴44から出し、さらに背面皮3の小指下部31
の穴45から出した後、皮紐1を結んだ野球用グラブの
手口ベロ調整機構とした。皮紐1は1本でも、2本で
も、3本でも良いが、2本の皮紐の基部11が連結され
た二股フォーク状となった形状のものが最も好ましい。
【0011】
【実施例】図1は、本発明を実施した野球用グラブの背
面図であり、図2は、図1の野球用グラブを手口挿入部
からみたところである。また、図3は、手口ベロ2と背
面皮3の小指下部31とを結合する皮紐1の関係を示す
断面図で、皮紐1を含む断面で切った図である。
【0012】図1乃至図3の実施例においては、図4に
示すように、2本の皮紐1の基部11が連結された二股
フォーク状をしたものを用いている。図5は、手口ベロ
皮21を内側から見た図であるが、皮紐1はまずその基
部11を、手口ベロ皮21に縫着23することによって
固定されている。固着位置は、皮紐1が通る穴41と穴
43との間に、皮紐1の基部11から二股フォーク状に
分かれている肩部12が位置するようにしておく。
【0013】2本の皮紐1は、手口ベロ皮21の穴41
から外へ出た後、図3のように背面皮3の小指下部31
の穴42を通って背面側に出る。背面側に出た皮紐1
は、図2及び図3のように、再び手口ベロ皮21の穴4
3を通って、手口ベロ皮21とボア22との間に入る。
前記したように、皮紐1の二股フォーク状に分かれた肩
部12は、図5の通り穴43と穴41との間にあるの
で、皮紐1が穴43を通ることを妨げることがない。
【0014】手口ベロ皮21とボア22との間に入った
皮紐1は、最初に固定した皮紐1の肩部12の上を通
り、再び手口ベロ皮21の穴44から出、さらに図2及
び図3のように背面皮3の小指下部31の穴45から背
面側に出る。背面側に出た2本の皮紐1を結べば、野球
用グラブの手口ベロ2が背面皮3の小指下部31に固定
できる。
【0015】本発明の手口ベロ調整機構では、皮紐1が
穴41、穴42、穴43を通る間に、手口ベロ2と背面
皮3の小指下部31とを一回転するように挟み込む。従
って、図6、図7のように、従来例の皮紐7が、穴94
から穴95、穴96から穴97と丁度X字状にクロスに
なるように結ばれて、手口ベロ2と背面皮3の小指下部
31とを強固に固定しているのと同様、本発明の機構で
も手口ベロ2と背面皮3の小指下部31とを強固に固定
できるものである。
【0016】手口ベロ2の締め具合を調整するには、ま
ず、背面側で結んだ皮紐1を解く。次に、背面皮3の小
指下部31の穴42から手口ベロ2の穴43へ通した皮
紐1を、穴43から穴42方向へ引っ張ると、皮紐1は
穴43、穴44、穴45を経て緩み、それに従って手口
ベロ2も緩むことになる。また、穴45から出た皮紐1
を背面側に引っ張れば、皮紐1は前記とは逆に、穴4
5、穴44、穴43を経て締まり、それに従って手口ベ
ロ2も締まることになる。丁度良い手口ベロ2の締まり
具合になれば、背面皮に出た皮紐1を結べば、いつまで
も丁度良い締まり具合が維持できる。
【0017】皮紐1は、図4に示した形状の外、単なる
扁平な皮紐を使用することもできる。この場合、皮紐1
の基部11は、穴43と穴41の間に固定しておけば良
い。また、使用する皮紐の本数も2本に限らず、1本だ
けあるいは3本とすることも可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明では、皮紐1を、穴43から穴4
2方向へ引っ張るだけで、手口ベロ2は緩む。また、穴
45から出た皮紐1を背面側に引っ張れば、手口ベロ2
は締まる。このように、簡単な操作で、特別な道具を用
いることもなく、手口ベロ2の締め具合を調整すること
ができるものである。
【0019】また、本発明の手口ベロ調整機構では、皮
紐1が、手口ベロ2と背面皮3の小指下部31とを一回
転するように挟み込むようになっているから、手を野球
用グラブに挿入した際に手口ベロがぐらついたり、また
長時間使用した時に手口ベロが緩んでくるというような
こともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の野球用グラブの一実施例の背面図であ
る。
【図2】図1の野球用グラブを、手口挿入部からみた図
である。
【図3】図1の手口ベロと小指下部との結合関係を示す
断面説明図である。
【図4】図1に使用されている皮紐の平面図である。
【図5】図1の野球用グラブの手口ベロ皮21を、内側
から見た平面図である。
【図6】従来の野球用グラブの手口ベロと小指下部付近
の要部拡大背面図である。
【図7】図6の手口ベロと小指下部との結合関係を示す
B−B線断面説明図である。
【符号の説明】
1 皮紐 11 基部 12 肩部 2 手口ベロ 21 手口ベロ皮 22 ボア 23 縫着 3 背面皮 31 小指下部 41 穴 42 穴 43 穴 44 穴 45 穴 5 受球面皮 6 手甲皮 7 皮紐 91 穴 92 穴 93 穴 94 穴 95 穴 96 穴 97 穴 98 穴 99 穴 100 穴 101 穴 102 穴

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 野球用グラブ・ミットの手口挿入部に設
    ける手口ベロ(2)の締め具合を調整する機構であり、
    基部(11)を手口ベロ皮(21)とボア(22)との
    間に固定した皮紐(1)を、手口ベロ皮(21)の穴
    (41)に通し、さらに背面皮(3)の小指下部(3
    1)の穴(42)に通した後、再び手口ベロ皮(21)
    の穴(43)に通して手口ベロ皮(21)とボア(2
    2)との間に挿入した後、再び手口ベロ皮(21)の穴
    (44)から出し、さらに背面皮(3)の小指下部(3
    1)の穴(45)から出した後、皮紐(1)を結んだ野
    球用グラブの手口ベロ調整機構。
  2. 【請求項2】 皮紐(1)は2本からなり、その基部
    (11)は連結されて二股フォーク状となっている請求
    項1記載の野球用グラブの手口ベロ調整機構。
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