JP3081017U - 木製プランター - Google Patents

木製プランター

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JP3081017U
JP3081017U JP2001002076U JP2001002076U JP3081017U JP 3081017 U JP3081017 U JP 3081017U JP 2001002076 U JP2001002076 U JP 2001002076U JP 2001002076 U JP2001002076 U JP 2001002076U JP 3081017 U JP3081017 U JP 3081017U
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進 田中
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株式会社大樹トレーディング
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自然素材で簡単に作られ、軽量で衝撃に強
く、通気性に優れ、廃棄した際の環境負荷も小さい木製
プランターを提供する。 【解決手段】 木製の底板12と、底板12の周縁部を
囲んで取り付けられほぼ円筒状の側面18を形成する短
冊状の木製の側面板20を有する。側面板20の開口縁
部18bと底周縁部18aに沿って、各々縄28,32
が取り付けられている。側面18の開口縁部18bと底
周縁部18aの各縄28,32と、その近傍の側面板2
0を各々貫通して巻き付けられた紐体30,34を備え
る。側面板20には各々小孔22,24が形成され、こ
の小孔22,24に紐体30,34が各々挿通されて互
いに連結する。紐体30,34は、小孔22,24に挿
通され螺旋状に巻き付けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、培養土等を入れて植物を植える木製プランターに関する。
【0002】
【従来の技術】
植物を植えるプランターは、素焼きや陶器製、プラスチック製、木製で樽形の もの等、種々な素材で設けられデザインも豊富であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、素焼きや陶器製のプランターは、重くて衝撃に弱く容易に破損してし まうという問題がった。プラスチックス製のものは通気性が悪く、また焼却処分 の際に有毒物質が発生するという問題があった。
【0004】 また、木製の樽形のものの側面板は、耐久性を持たせるために適度な強度と厚 みが必要であり、コストがかかるものである上、重量が重いので、搬送中や展示 等の際に落としたりして破損することが多かった。さらに、ある程度板厚の厚い 材料を用いており、乾燥して組み立てても吸湿により変形したり、割れたりする 恐れがあり、正確に隙間無く側面板を組み合わせなければならず、製造が難しい ものであった。また、耐久性を持たせるために、各側面板等を止める接着剤や釘 、金具等を用いており、分別して廃棄するのが面倒であった。
【0005】 この考案は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、自然素材で簡単に 作られ、軽量で衝撃に強く、通気性に優れ、廃棄した際の環境負荷も小さい木製 プランターを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、木製の底板と、この底板の周縁部を囲んで取り付けられほぼ円筒 状の側面を形成する短冊状の木製の側面板と、この側面板の開口縁部と底周縁部 に沿って各々取り付けられた縄と、上記側面の開口縁部と上記底周縁部の各縄と その近傍の上記側面板を貫通して巻き付けられた紐体とから成る木製プランター である。そして、上記側面板には各々小孔が形成され、この小孔に上記紐体が挿 通されて互いに連結されている。上記紐体は、上記小孔に挿通された後この側面 板の端部を通り隣接する側面板の小孔に挿通され、これ繰り返して螺旋状に巻き 付けられている。
【0007】 また、上記縄は適度な弾力性を有する素材、例えば麻で作られている。そして 上記紐体は藤であるラタンで作られている。
【0008】 また、上記側面の底周縁部に取り付けられた上記紐体は、上記側面板の端部の 孔と、上記底板の周縁部の孔に螺旋状に挿通され互いを連結している。
【0009】 上記側面の中央付近には、上記側面を一周し上記側面板を保持する紐体が設け られている。
【0010】 この考案の木製プランターは、紐体で各部材を連結する構造であり、各部材を 薄く軽量に形成することができ、各部材間に隙間があっても確実且つ強固に形成 される。また、上記開口縁部と上記底周縁部に縄を取り付け、連結を強固にし衝 撃を吸収するようにした。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施形態について図面に基づいて説明する。図1,図2はこ の考案の一実施形態を示すもので、この実施形態の木製プランター10は、木製 の円形の底板12が設けられている。底板12は、図3に示すように、底板12 の中心に水抜き用の透孔14が形成され、側周面12aの少し内側には複数個の 小孔16が、側周面12aに沿って互いに等間隔に形成されている。
【0012】 底板12の側周面12aには、ほぼ円筒状の側面18が形成されている。側面 18は、底板12の側周面12aに当接する底周縁部18aの直径よりも、上方 に位置する開口縁部18bの直径のほうがわずかに大きく形成された円錐台状に 設けられている。側面18は、ほぼ短冊状の木製の側面板20を複数枚、例えば 24枚を横方向に並べて形成されている。側面板20は、薄形で縦長に形成され 、上端部20aの長さが下端部20bよりも長く形成された細長い逆台形になっ ている。そして側面板20の上端部20a近傍には小孔22が形成され、また下 端部20b近傍には小孔24が形成されている。
【0013】 側面板20が並べられて形成された側面18の中央付近には、側面18を一周 して側面板20を保持する紐体であるラタン26が設けられている。ラタン26 は一本を3周させて3本を撚り合わせた状態であり、側面板20の厚さ程度の短 く小さい釘等で側面板20に固定されている。
【0014】 側面18の開口縁部18bには、適度な弾力性を有する縄28が設けられてい る。縄28は例えば麻で作られている。縄28は、開口縁部18bの円周とほぼ 同じ長さに切断されたものが複数本、例えば6本が、開口縁部18bに沿って互 いに平行に取り付けられ、開口縁部18bの端面部を覆っている。そして、縄2 8の外側には、縄28を係止するラタン30が巻き付けられている。ラタン30 は、側面板20の小孔22に挿通され縄28の外側を通って隣接する側面板20 の小孔22に挿通されている。これを繰り返して縄28の周囲を螺旋状に囲んで いる。ラタン30は2本設けられ、互いに反対方向の螺旋を描いて取り付けられ ているため、一つの小孔22につき二本が挿通され縄28の外側では一対のラタ ン30が互いに交差して装飾的に設けられている。
【0015】 また、開口縁部18bと同様に、側面18の底周縁部18aの端面部にも、弾 力性を有する縄32が設けられている。縄32は例えば麻で作られている。縄3 2は底周縁部18aの円周と同じ長さに切断されたものが複数本、例えば6本が 、底周縁部18aに沿って互いに平行に取り付けられている。そして、縄32の 外側には、縄32を係止するラタン34が巻き付けられている。ラタン34は、 側面板20の小孔24と底板12の小孔16に挿通され縄32の外側を通って隣 接する側面板20の小孔24に挿通されている。これを繰り返して縄32の周囲 を螺旋状に囲んでいる。ラタン34は2本設けられ、互いに反対方向の螺旋を描 いて取り付けられているため、一つの小孔16,24につき二本が挿通され縄3 2の外側では一対のラタン34が互いに交差して装飾的になっている。
【0016】 次に、この実施形態の木製プランター10の使用方法について説明する。まず 、底板12の透孔14を園芸用の網等で閉鎖し、木製プランター10の内側に培 養土を入れ、任意の種類の植物を植えて庭等に飾る。
【0017】 この実施形態の木製プランター10によれば、薄形の側面板20をラタン26 ,30,34で連結し、両端面部に縄28,32が設けられた構造であるため、 軽量で強度が高いものである。そして、ラタン26を保持し側面板20に打ち込 まれた釘は、側面板20の板厚程度の小さいものであり、その他には金具は用い ておらず、天然素材を使用しているため、廃棄処分が容易であり環境に及ぼす影 響が少ない。開口縁部18bと底周縁部18aには縄28,32が取り付けられ ているため、天然素材の風合いがあり外観が良好である。さらに、縄28,32 により、緩衝効果を有し、ある程度の高さから落としても壊れず、固い床に置く ときにも当たりが柔らかく、取り扱いが容易である。また、側面板20同士の間 に小さい隙間が生じ、通気性に優れ、植物の生育に良好な環境となる。
【0018】 木製プランターの使用中に、側面板20にそりや歪みが生じても、側面板20 は薄く細いので、全体の形状や機能にほとんど影響せず、一方で側面板20同士 の隙間が大きくなり通気性がより良好となる。また、側面板20同士はラタン2 6,30,34と縄28,32で連結されるため、側面板20同士を隙間無く正 確に組み合わせる必要が無く、矩形や三角形、長丸等自由な形状のプランターを 作ることができ、また側面板20に厚みや強度を持たせる必要が無く、材料コス トを抑えることができる。
【0019】 側面板20を保持する紐体であるラタン26は、乾燥や吸湿により自然の伸び 縮みし、側面板20の伸縮にあわせて確実に保持する。また、ラタンは、竹に比 べて乾燥に強く、竹よりも傷みに対して強い。
【0020】 なお、この考案の木製プランター10は、上記実施の形態に限定されるもので はなく、形状や、使用する側面板の数、側面板に形成する小孔の数等、自由に変 更可能である。縄の素材も麻以外に自由に変更可能で、ラタン以外の素材の紐体 を使用しても良い。また、必要に応じて撥水処理、防虫防腐処理を施しても良い 。
【0021】
【考案の効果】
この考案の木製プランターは、軽量で衝撃に強いものである。そして自然素材 の風合いがあり、外観が良好である。また、製造が容易であり、コストもかから ないものである。また、側面板の板厚を薄くすることが可能であり、吸湿や乾燥 による変形が小さく、割れも生じにくい。また、重量が軽いので、輸送中や使用 中の損傷も生じにくい。さらに、板厚が薄いので、積み重ねた際の効率も良くす ることができる。
【0022】 また、側面板を薄く細いものや小さいものを使用することができ、これを形成 する材料として間伐材や他の商品に使った残りの端材を用いることができる。し たがって、材料コストを抑えることができると共に、廃棄物を減らして処理コス トを抑え、環境にもやさしい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施形態の木製プランターの斜視
図である。
【図2】この実施形態の木製プランターの縦断面図であ
る。
【図3】この実施形態の木製プランターの底板の底面図
である。
【符号の説明】
10 木製プランター 12 底板 14 透孔 16,22,24 小孔 18 側面 20 側面板 26,30,34 ラタン 28,32 縄

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木製の底板と、この底板の周縁部を囲
    んで取り付けられほぼ円筒状の側面を形成する短冊状の
    木製の側面板と、この側面板の開口縁部と底周縁部に沿
    って各々取り付けられた縄と、上記側面の開口縁部と上
    記底周縁部の各縄とその近傍の上記側面板を貫通して巻
    き付けられた紐体とから成ることを特徴とする木製プラ
    ンター。
  2. 【請求項2】 上記縄は麻で作られ、上記紐体はラタ
    ンで作られ、上記縄の外側で上記側面板に巻き付けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の木製プランタ
    ー。
  3. 【請求項3】 上記側面の底周縁部に取り付けられた
    上記紐体は、上記側面と、上記底板の周縁部を連結して
    いることを特徴とする請求項1記載の木製プランター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011167477A (ja) * 2010-02-16 2011-09-01 Toyo Kawaguchi 土付き植物が簡単に清潔に床や棚、壁に飾れる花器
JP5927332B1 (ja) * 2015-08-28 2016-06-01 株式会社タカショー プランターの底部材およびこの底部材を用いたプランター

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