JP3080970U - 飼育装置 - Google Patents

飼育装置

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JP3080970U
JP3080970U JP2001002043U JP2001002043U JP3080970U JP 3080970 U JP3080970 U JP 3080970U JP 2001002043 U JP2001002043 U JP 2001002043U JP 2001002043 U JP2001002043 U JP 2001002043U JP 3080970 U JP3080970 U JP 3080970U
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breeding
gas supply
gas
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武 峯川
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トキワ科学器械株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飼育室内が常時無菌状態とされ、飼育中の動
物の生育や繁殖に影響を及ぼしにくく、しかも取り扱い
性に優れた飼育装置を、安価に提供する。 【解決手段】 本考案の飼育装置11は、内部に飼育室
2bが設けられた本体2と、その上方に設けられた気体
供給部13と、本体2の背面側に設けられ、気体供給部
13から供給された気体を浄化し、整流板14aに形成
された通気孔14bを介して飼育室2b内に供給する気
体浄化室14とを備え、気体浄化室14が、仕切板14
cにより、整流板14aに面する前室14dと、気体供
給部13と連通する後室14eとに分割され、仕切板1
4cの上部に、気体供給部13から後室14dに供給さ
れた気体を浄化して前室14dに供給するフィルタFを
設けるとともに、通気孔14bによる整流板14aの空
隙率を、整流板14aの上部より下部の方が高くなるよ
う設定したことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、動物用の飼育装置に係り、特に、動物の飼育室に清浄な気体が供給 される飼育装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の飼育装置の構造の例を図3に示す。この飼育装置1は、直方体状をなし 、内部前面側に、複数の棚板2aにより仕切られた飼育室2bが設けられた本体 2と、本体2の上方に設けられた気体供給部3と、本体2の背面側に設けられ、 気体供給部3から供給された気体(外気)を浄化し、飼育室2b内に供給する気 体浄化室4とを備えている。
【0003】 飼育室2bと気体浄化室4とは、飼育室2bの背面に立設された、本体2の前 面と平行な通気板2cにより仕切られている。また、通気板2cには、細かい通 気孔(図示せず。)が形成されており、この通気孔により、飼育室2bと気体浄 化室4間における気体の流通が可能となっている。
【0004】 気体浄化室4は、通気板2cの後方に立設された、通気板2cと平行な仕切板 4aにより、通気板2cに面する前室4bと、気体供給部3と連通する後室4c とに分割されている。また、仕切板4aには、平板矩形状をなす、例えばHEP(H igh Efficiency Particulate Air)フィルタのようなフィルタFが、その略全面 にわたり、着脱可能に取り付けられている。
【0005】 気体供給部3から後室4cに供給された外気は、フィルタFを通過して前室4 bに流入するとともに、フィルタFにより浄化される。前室4bに供給された清 浄空気は、通期板2cに形成された通気孔を介して飼育室2bに供給される。そ の結果、飼育室2b内に清浄空気が常時供給され、しかも、清浄空気の供給によ り、飼育室2bから前方に向け吹き出す均一な気流が常時形成されるため、気体 供給部3の稼働を停止しない限り、飼育室2b内に外気が流入することはない。 すなわち、この飼育装置1によれば、特に扉等を設けずとも、飼育室2b内を常 時無菌状態に維持することができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記構成を有する飼育装置1では、フィルタFが仕切板4aの略全 面にわたり取り付けられているため、相対的に多数のフィルタFが必要となる。 その結果、例えばHEPAフィルタのような高価なフィルタFを使用すると、フィル タFの設置や交換に要する費用が高額となり、かつフィルタFの交換に手間がか かるという問題があった。また、気体供給部3の稼働に伴い発生する振動が本体 2を介して飼育室2bに伝達され、飼育中の動物の生育や繁殖に影響を及ぼすと いう問題もあった。
【0007】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、飼育室内を常時無菌状態とするこ とが可能で、飼育中の動物の生育や繁殖に影響を及ぼしにくく、しかも取り扱い 性に優れた飼育装置を、安価に提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、内部に飼育室が設けられた本体と、この本体の上方に設けられた気 体供給部と、上記本体の背面側に設けられ、上記気体供給部から供給された気体 を浄化し、上記飼育室との間に設けられた整流板に形成された通気孔を介して上 記飼育室内に供給する気体浄化室とを備える飼育装置であって、上記気体浄化室 が、上記気体浄化室を前後に仕切る仕切板により、上記整流板に面する前室と、 上記気体供給部と連通する後室とに分割され、上記仕切板の上部に、上記気体供 給部から上記後室に供給された気体を浄化して上記前室に供給するフィルタを設 けるとともに、上記通気孔による上記整流板の空隙率を、上記整流板の上部より 下部の方が高くなるよう設定したことを特徴としている。
【0009】 この場合、上記フィルタを、その上端側が上記整流板に接近するよう傾斜させ ることが望ましい。
【0010】 また、上記気体供給部の稼働に伴い発生する振動の上記本体への伝達を防止す る防震手段を備えてもよい。このような防震手段としては、例えば、上記気体供 給部における振動発生源を上記気体供給部の筐体内に垂下させる、振動吸収材製 のブラケットが挙げられる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づき、本考案の実施形態について説明する。なお、以下の記載 中、上記図3に示した従来の飼育装置1と同様の構成を有する部分については、 図3と同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0012】 本考案に係る飼育装置11の構造の例を、図1及び図2に示す。この飼育装置 11は、空来の飼育装置1と同様、複数の棚板2aにより仕切られた飼育室2b が設けられた本体2と、本体2の上方に設けられた気体供給部13と、本体2の 背面側に設けられ、気体供給部13から供給された気体(外気)を浄化し、飼育 室2b内に供給する気体浄化室14とを備えている。
【0013】 飼育室2bの背面に立設された通気板2cの後方には、通気板2cと平行な整 流板14aが、所定幅の空間Sを介して立設されている。また、通気板2cには 細かい通気孔(図示せず。)が形成されるとともに、整流板14aには、水平方 向に延びるスリット状の通気孔14bが、上下方向に等間隔で形成され、これら の通気孔により、飼育室2bと気体浄化室14間における、空間Sを介した気体 の流通が可能となっている。
【0014】 気体供給部13は、本体2の上方に支持された直方体状をなす筐体13aと、 筐体13aの前面に形成された開口部13bと、開口部13bを覆うプレフィル タ13cと、筐体13a内に収納されたファン(振動発生源)13dと、プレフ ィルタ13cとファン13dの流入口との間に介在されたサブフィルタ13eと を備えている。また、ファン13dは、振動吸収材製のブラケット(防震手段) 13fにより、筐体13aの天井から筐体13a内に垂下されている。
【0015】 気体浄化室14は、整流板14aと平行な仕切板14cにより、整流板14a に面する前室14dと、気体供給部3と連通する後室14eとに分割されている 。また、仕切板14cの上部には開口部14fが形成され、開口部14fには、 平板矩形状をなす、例えばHEPAフィルタのようなフィルタFが、着脱可能に取り 付けられている。ここで、フィルタFは、図2に示すように、その上端側が整流 板14aに接近するよう傾斜して取り付けられる。
【0016】 一方、上記の通り、整流板14aには、水平方向に延びるスリット状の通気孔 14bが、上下方向に等間隔で形成されているが、本実施形態の場合、整流板1 4aの上部(開口部14fの前方、図2に符号Uで示す範囲)に形成された通気 孔14bの上下方向の幅W1が、整流板14aの下部(図2に符号Lで示す範囲 )に形成された通気孔14bの上下方向の幅W2より狭く設定されている。その 結果、通気孔14bによる整流板14aの空隙率は、整流板14aの上部より下 部の方が高くなる。
【0017】 次いで、上記構成を有する飼育装置11の動作について以下に説明する。 気体供給部13を稼働させると、外気が、ファン13dの作用により、開口部 13bからプレフィルタ13c及びサブフィルタ13eを介して気体供給部13 に吸入され、ファン13dを介して後室14eに供給される。この外気は、フィ ルタFを通過して前室14dに流入するとともに、フィルタFにより浄化される 。前室14dに供給された清浄空気は、整流板14aに形成された通気孔14b を介して空間Sに流入し、更に、通期板2cに形成された通気孔を介して、飼育 室2bに供給される。
【0018】 その結果、飼育室2b内に清浄空気が常時供給され、しかも、清浄空気の供給 により、飼育室2bから前方に向け吹き出す均一な気流が常時形成されるため、 気体供給部13の稼働を停止しない限り、飼育室2b内に外気が流入することは ない。すなわち、この飼育装置11においても、従来の飼育装置1と同様、特に 扉等を設けずとも、飼育室2b内を常時無菌状態とすることが可能となる。
【0019】 また、この飼育装置11では、フィルタFが仕切板14cの上部にのみ取り付 けられているため、フィルタFが仕切板4bの全面に取り付けられている従来の 飼育装置1と比較して、フィルタFの設置枚数が少なく(本実施形態の場合には 半分に)なる。その結果、従来の飼育装置1と比較して、フィルタFの設置やフ ィルタFの交換に要する費用が低額で済み、かつフィルタFの交換に要する手間 も軽減される。
【0020】 更に、通気孔14bによる整流板14aの空隙率が、整流板14aの上部より 下部の方が高くなるよう設定されているため、前室14dから通気孔14bを介 して空間Sに供給される気体は、整流板14aの下方側で、相対的に供給されや すくなる。従って、フィルタFを仕切板14cの上部にのみ取り付けた場合でも 、フィルタFを通過した清浄空気が、整流板14aの上部に位置する通気孔14 bから集中的に空間S内に供給されることなく、整流板14aの全面から、通気 孔14bを介して空間S内に均一に供給される。その結果、この飼育装置11に よれば、フィルタFを仕切板14cの上部にのみ取り付けているにも拘わらず、 フィルタFを通過した清浄空気を、全ての飼育室2bに均一に供給することが可 能となる。
【0021】 しかも、フィルタFが、開口部14fに、その上端側が整流板14aに接近す るよう傾斜して取り付けられているため、前室14d内ではフィルタFが若干下 向きとなる。この下向きとなったフィルタFから供給される清浄空気は、前室1 4d内に下向きの気流を形成するため、下方に位置する通気孔14bからの清浄 空気の供給が更に促進され、その結果、フィルタFを通過した清浄空気を、全て の飼育室2bに更に均一に供給することが可能となる。
【0022】 なお、通気孔14bの具体的な形状や幅W1,W2は、飼育装置11を構成する 各部材のサイズやフィルタFからの清浄空気の供給量、更にはフィルタFの傾斜 角θ等に応じて、フィルタFを通過した清浄空気が、整流板14aの全面から、 通気孔14bを介して空間S内に均一に供給されるよう、適宜設定される。
【0023】 また、気体供給部13の主たる振動発生源であるファン13dが、振動吸収材 製のブラケット13fにより気体供給部13の筐体13a内に垂下されているた め、ファン13dから筐体13a及び本体2を介して飼育室2bに伝達される振 動が、このブラケット13fにて吸収される。すなわち、この飼育装置11によ れば、気体供給部13の稼働に伴い飼育室2bに伝達される振動が著しく低下し 、その結果、飼育中の動物の生育や繁殖に対する上記振動の影響が防止される。
【0024】 加えて、外気が、プレフィルタ13c及びサブフィルタ13eを経てファン1 3dに流入するため、例えば動物の飼育に使用される敷き藁の屑のような異物が 外気に混入している場合でも、このような異物がプレフィルタ13cとサブフィ ルタ13eとの双方により完全に除去され、その結果、ファン13d及びフィル タ14の寿命が延長するという効果もある。
【0025】 なお、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、具体的な使用環境等 に応じ、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能であることは言うま でもない。例えば、本考案を、飼育室2bの前面側に扉を有する飼育装置に適用 することももちろん可能である。
【0026】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案によれば、飼育室内を常時無菌状態とすることが可 能で、飼育中の動物の生育や繁殖に影響を及ぼしにくく、しかも取り扱い性に優 れた飼育装置を、安価に提供可能となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る飼育装置の構造の例を示す、飼
育装置の正面図である。
【図2】 図1に示す飼育装置の、図1中II−II線
に沿った断面図である。
【図3】 従来の飼育装置の構造の例を示す、飼育装置
の一部断面図である。
【符号の説明】
2 本体 2b 飼育室 11 飼育装置 13 気体供給部 13d ファン(振動発生源) 13f ブラケット(防震手段) 14 気体浄化室 14a 整流板 14b 通気孔 14c 仕切板 14d 前室 14e 後室 F フィルタ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に飼育室が設けられた本体と、この
    本体の上方に設けられた気体供給部と、上記本体の背面
    側に設けられ、上記気体供給部から供給された気体を浄
    化し、上記飼育室との間に設けられた整流板に形成され
    た通気孔を介して上記飼育室内に供給する気体浄化室と
    を備える飼育装置であって、 上記気体浄化室が、上記気体浄化室を前後に仕切る仕切
    板により、上記整流板に面する前室と、上記気体供給部
    と連通する後室とに分割され、上記仕切板の上部に、上
    記気体供給部から上記後室に供給された気体を浄化して
    上記前室に供給するフィルタを設けるとともに、上記通
    気孔による上記整流板の空隙率を、上記整流板の上部よ
    り下部の方が高くなるよう設定したことを特徴とする飼
    育装置。
  2. 【請求項2】 上記フィルタを、その上端側が上記整流
    板に接近するよう傾斜させて設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の飼育装置。
  3. 【請求項3】 上記気体供給部の稼働に伴い発生する振
    動の上記本体への伝達を防止する防震手段を備えること
    を特徴とする請求項1または2に記載の飼育装置。
  4. 【請求項4】 上記防震手段が、上記気体供給部におけ
    る振動発生源を上記気体供給部の筐体内に垂下させる、
    振動吸収材製のブラケットであることを特徴とする請求
    項1または2に記載の飼育装置。
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