JP3080868B2 - Atm交換機 - Google Patents

Atm交換機

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JP3080868B2
JP3080868B2 JP27106995A JP27106995A JP3080868B2 JP 3080868 B2 JP3080868 B2 JP 3080868B2 JP 27106995 A JP27106995 A JP 27106995A JP 27106995 A JP27106995 A JP 27106995A JP 3080868 B2 JP3080868 B2 JP 3080868B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM交換機に関
し、出回線へのセル送出の速度の制御などに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】物理回線の帯域をSONET(Sync
hronous Optical Network)1
55Mbit/s、52Mbit/s、TAXI(4B
5Bコーディング)100Mbit/sの3種類で、装
置内のATMスイッチのタイプとして155Mbit/
s相当のスループットを持った出力バッファ型のATM
セルスイッチを想定した場合に、セルデータを物理回線
に出力しようとした場合、セル廃棄が発生することなく
物理回線速度と速度調整を行うために、各物理回線の最
大帯域を越えて出力されてきたセルの監視又は廃棄のた
めのトラフィック制御回路及びFIFO回路が必要とな
っていた。尚、上記4B5Bコーディングは、4ビット
の情報を送るのに5ビットシンボルにコーディングして
伝送する。
【0003】そこで、図2は従来のATMセル交換装置
におけるATMセルスイッチ部1と出力側の回線対応部
2a〜2nの関係を表す構成図である。この図2におい
て、ATMセルスイッチ部1から出力されるセルはセル
処理・トラヒック制御回路3で同報通知の管理や、トラ
ヒック制御などを行って、FIFO(Fast InF
ast Out)制御回路4と2ポートメモリ5とで読
み出し速度の調整を行うものである。そして、FIFO
制御回路4と2ポートメモリ5とで、回線速度が52M
bit/s、100Mbit/s、155Mbit/s
などに適用し得るように対応しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、155
Mbit/sの物理回線とATMセルスイッチの伝送速
度とは、ほぼ同一であるので回線速度と整合をとるFI
FO規模は少なくて良いはずであるが、伝送速度100
Mbit/s、52Mbit/s回線などはATMセル
スイッチに対して2/3、1/3の伝送速度になるため
FIFO規模が大規模化していた。また、各物理回線の
最大帯域を越えて出力されてきたセルの監視や廃棄を行
うための複雑なトラヒック制御装置が必要になってい
た。よってこれらの要因によってハードウエアのコスト
アップを招いた。
【0005】また、ATM端末を回線対応部を通じて回
線へ接続する場合にも、種々の回線速度に対応させるた
めにFIFO規模が大きくなるという問題があった。
【0006】以上のようなことから、種々の回線速度に
容易に対応することが簡単な構成ででき、しかもハード
ウエア規模を小形化することができるATM交換機及び
ATM端末インタフェース装置の提供が要請されてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1の発明
は、セルバッファ回路を有するセルスイッチ部と、セル
スイッチ部から出力される出力セルをセルバッファ回路
に書き込み、読み出しながら対応する各出回線へ出力す
複数の出回線対応部とを備えたATM交換機におい
て、以下の特徴的な構成で上述の課題を解決するもので
ある。
【0008】即ち、請求項1の発明は、上記出回線対応
部に、出回線への所定のセル出力速度と、上記出回線
対応部のセルバッファ回路に残っているセル残量とから
計算すると共に、ストップ同期信号に応じて上記セルス
イッチ部からのセル出力を制御するためのセル出力スト
ップ制御信号を生成して上記セルスイッチ部に与える
『セル出力ストップ制御手段』を備える。
【0009】更に、上記セルスイッチ部に、上記セル出
力ストップ制御信号を受けると上記セルスイッチ部のセ
ルバッファ回路に対してセル出力を制御する『セル出力
制御手段』と、各出回線対応部間で各セル出力ストップ
制御信号を同期させるために、上記ストップ同期信号を
発生する『ストップ同期信号生成手段』とを具備する
成である。
【0010】このような構成を採ることで、出回線対応
部のセルバッファ回路のバッファ容量を少なくしても、
出回線への所定のセル出力速度と、上記出回線対応部の
セルバッファ回路に残っているセル残量とを考慮して、
出回線対応部のセルバッファ回路をオーバフローさせな
いように、また残量が0にならないようにセル出力スト
ップ制御信号を生成して上記セルスイッチ部に与える。
そして、セルスイッチ部は、セル出力ストップ制御信号
によってセルスイッチ部のセルバッファ回路のセル出力
を制御することで、出回線対応部へのセル出力を所定速
度に自由に制御することができる。
【0011】従って、種々の回線速度に容易に対応する
ことが簡単な構成ででき、しかもハードウエア規模を小
形化することができる。
【0012】また、請求項1の発明では、上記ストップ
同期信号に応じて各出回線対応部間で各セル出力ストッ
プ制御信号を同期させることができ、例えばマルチキャ
ストセルを複数の出回線に送出する場合などには、当該
複数の出回線に対応する各出回線対応部から、当該マル
チキャストセルを同時に送出することが可能である。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施の形態を
図面を用いて説明する。そこで、本実施の形態において
は、ATMセルスイッチ部からの出力セルデータを回線
速度と整合させるために、ATMセル回線対応部を、
(1)入力セル流の入力タイミングを監視するセル同期
監視部と、(2)ストップ同期信号の入力タイミングを
監視するストップ同期信号監視部と、(3)物理回線の
速度別に装置内処理速度を調整し、後段の空きセル要求
信号の競合制御を行い、各回線間で同期した空きセル要
求信号を出力するストップ信号生成部と、(4)装置内
セル流の伝送速度と物理回線の伝送速度を整合するFI
FOでこのFIFOの残り容量が閾値を越えた場合は、
前段に対してFIFO空きセル要求を出力する速度整合
FIFO部とを備えた構成とする。
【0018】図1はATM交換機の構成の一つの出力方
路系統に対する1個の回線対応部L1と、ATMセルス
イッチ部1Aとを示す構成図である。この図1におい
て、回線対応部L1は、速度整合用FIFO部F1と、
ストップ信号生成部S1と、セル同期監視部C1と、ス
トップ同期信号監視部C2とから構成されている。この
回線対応部L1において、速度整合用FIFO部F1の
メモリ容量を非常に少なくして小形化できるような構成
にしたところに特徴がある。
【0019】ATMセルスイッチ部1Aは、ATMセル
スイッチ、出力バッファ回路、ストップ同期タイミング
信号生成部1A1などを備え、出力セル同期クロックS
WCLKと、出力セルと、出力セル同期信号SWSYN
Cと、ストップ同期タイミング信号生成部1A1で生成
するストップ同期信号STOPSYNCとを出力すると
共に、回線対応部L1からのストップ信号を受ける構成
にしている。このATMセルスイッチ部1Aにおいて
は、ストップ同期信号STOPSYNCを回線対応部L
1に与えると共に、回線対応部L1からストップ信号を
受けとって出力セルの出力速度調整を行うことで回線対
応部L1のFIFO容量の低減を図ることが特徴であ
る。
【0020】上述のセル同期クロックSWCLKは、例
えば、19.44MHzである。このセル同期クロック
SWCLKに同期したセルデータは、1セル54バイト
である。また、上述の出力セル同期信号SWSYNC
は、セルの先頭を示す同期信号である。ストップ同期信
号STOPSYNCは、各回線のストップ制御を同期さ
せる、27セル毎に回線対応部L1に与える。ストップ
信号は回線対応部L1からATMセルスイッチ部1Aに
対して空きセル要求を指示する信号である。
【0021】セル同期監視部C1は、セル同期クロック
SWCLKと出力セル同期信号SWSYNCとが与えら
れると、ストップ同期信号監視部C2とストップ信号生
成部S1とに対して、内部同期信号LSYNCと、セル
同期エラー信号SWSYNERRとを出力する。
【0022】ストップ同期信号監視部C2は、セル同期
監視部C1から内部同期信号LSYNCと、同期エラー
信号SWSYNERRとを受け、ATMセルスイッチ部
1Aからセル同期クロックSWCLKとストップ同期信
号STOPSYNCとを受けると、ストップ信号生成部
S1に対してストップ同期エラー信号STOPSYNE
RRを与える。
【0023】ストップ信号生成部S1は、セル同期監視
部C1から内部同期信号LSYNCと、セル同期エラー
信号SWSYNERRとを受け、ストップ同期信号監視
部C2からストップ同期エラー信号STOPSYNER
Rを受け、ATMセルスイッチ部1Aからセル同期クロ
ックSWCLKを受け、外部から外部モード設定信号を
受けると、ATMセルスイッチ部1Aに対するストップ
信号を生成して出力する。
【0024】速度整合用FIFO部F1は、回線側から
回線クロックLCLKを受け、ATMセルスイッチ部1
Aから出力セルと出力セル同期信号SWSYNCとを受
けると、物理回線上に対してセルを出力すると共に、ス
トップ信号生成部S1に対してFIFO空きセル要求信
号FIFOSTOPを与える。
【0025】(ATM交換機の全体構成): 図3は
ATM交換機の全体構成図である。この図3において、
出力バッファ型のATMセルスイッチ部1Aに対して、
各方路に対応して回線対応部L1〜L3が接続されてい
る。回線対応部L1〜L3は、それぞれ上述の図1で示
したような構成である。
【0026】このような構成で、各回線対応部は、スト
ップ信号をATMセルスイッチ部1Aに与えて、セルの
出力を制御しながら、それぞれ異なる回線速度でセルを
出力するものである。ATMセルスイッチ部1Aには、
19.44MHzの動作クロックが与えられる。
【0027】(ストップ信号生成部S1の構成):
図4はストップ信号生成部S1の詳細な機能構成図であ
る。この図4において、ストップ信号生成部S1は、O
Rゲート41、44と、レジスタ42と、片反転AND
ゲート43と、共通セルカウンタSC1と、155Mb
it/sモードデコーダSD1と、100Mbit/s
モードデコーダSD2と、52Mbit/sモードデコ
ーダSD3と、ストップ信号セレクタSM1と、物理ス
トップ(PHYSTOP)競合回路SP1とから構成さ
れている。尚、この物理ストップ競合回路SP1は、保
持型レジスタの機能を有するものである。
【0028】ORゲート41は、ストップ同期エラー信
号STOPSYNERRと、同期エラー信号SWSYN
ERRとの論理和を求めて、この論理和信号をカウンタ
リセット信号CONRSTとして、共通セルカウンタS
C1のリセット端子RSTに与える。レジスタ42は、
同期エラー信号SWSYNERRが入力されると、セル
同期クロックSWCLKでラッチ出力して、このラッチ
出力信号D1を片反転ANDゲート43に与える。
【0029】片反転ANDゲート43は、レジスタ42
からのラッチ出力信号D1と、セル同期監視部C1で生
成された内部同期信号LSYNCとから片反転論理積演
算を行って、この演算結果信号SCENを共通セルカウ
ンタSC1のイネーブル端子EN<N>と、PHYST
OP競合回路SP1のイネーブル端子EN<N>とに与
える。
【0030】共通セルカウンタSC1は、セル同期クロ
ックSWCLKを受け、ORゲート41からカウンタリ
セット信号CONRSTを受け、片反転ANDゲート4
3から片反転論理積演算結果信号SCENを受けて、カ
ウント値(SC<4:0>)を出力端子Qから出力し
て、155Mbit/sモードデコーダSD1と、10
0Mbit/sモードデコーダSD2と、52Mbit
/sモードデコーダSD3とに与える。
【0031】155Mbit/sモードデコーダSD1
は、共通セルカウンタSC1からのカウント値(SC<
4:0>)をデコードしてカウンタデコード信号SD1
55を生成してストップ信号セレクタSM1の155M
bit/s入力端子に与える。100Mbit/sモー
ドデコーダSD2は、共通セルカウンタSC1からのカ
ウント値(SC<4:0>)をデコードしてカウンタデ
コード信号SD100を生成してストップ信号セレクタ
SM1の100Mbit/s入力端子に与える。52M
bit/sモードデコーダSD3は、共通セルカウンタ
SC1からのカウント値(SC<4:0>)をデコード
してカウンタデコード信号SD52をストップ信号セレ
クタSM1の52Mbit/s入力端子に与える。
【0032】ストップ信号セレクタSM1は、155M
bit/sモードデコーダSD1からカウンタデコード
信号SD155を受け、100Mbit/sモードデコ
ーダSD2からカウンタデコード信号SD100を受
け、52Mbit/sモードデコーダSD3からカウン
タデコード信号SD52を受け、モード設定信号をS端
子に受け、ロウレベル信号(アースレベル信号)をスル
ー端子に受けて、セレクタ信号SMSTPをORゲート
44と、物理ストップ競合回路SP1とに与える。
【0033】物理ストップ競合回路SP1は、ストップ
信号セレクタSM1からセレクタ信号SMSTPを受
け、速度整合用FIFO部F1からFIFO空きセル要
求信号FIFOSTOPを受け、片反転ANDゲート4
3から片反転論理積演算結果信号SCENをイネーブル
端子EN<N>に受け、セル同期クロックSWCLKを
クロック端子CKに受けて、物理ストップ信号PHYS
TPを生成してORゲート回路44に与える。
【0034】ORゲート44は、ストップ信号セレクタ
SM1からセレクタ信号SMSTPを受け、物理ストッ
プ競合回路SP1から物理ストップ信号PHYSTPを
受けて、論理和演算を行って、この論理和演算結果をス
トップ信号としてATMセルスイッチ部1Aに与えるも
のである。
【0035】(動作の概要): ATMセルは1セル
が53バイトであるが、装置内セル長を54バイト(内
1バイトは装置内制御用)、装置内クロックを19.4
MHzとしているためATMセルスイッチのATMセル
処理最大スループットは、 19.44MHz×8ビット×53/54=152.6
4Mbit/s のようになる。
【0036】一方、各物理回線上のATMセルの使用帯
域はSONET155Mbit/s、52Mbit/
s、TAXI 100Mbit/sによってそれぞれ、 155Mbit/s:155.52Mbit/s×26
0/270=149.76Mbit/s 52Mbit/s:51.84Mbit/s×84/9
0=48.38Mbit/s 100Mbit/s:100.00×53/54=9
8.1Mbit/s のようになる。
【0037】また、ATMセルスイッチ部1Aは、出力
バッファ型であり、このバッファからセル送出のオン/
オフをセル長単位のイネーブル信号によって制御できる
セル送信/停止機能(ストップ信号制御)を持つてい
る。
【0038】本ATM交換機においては、回線対応部よ
りこのイネーブル信号としてストップ信号をATMセル
スイッチ部1Aに入力する。ATMセルスイッチ部1A
は、回線対応部からセル長単位の停止要求が発生したと
きは、その要求のセル数分空きセルを出力する。
【0039】このような構成で、ATMセルスイッチ部
1Aの出力バッファでセル速度を調整することで、回線
対応部内の速度整合用FIFO部F1のFIFO容量が
数セル分程度にしても、速度整合用FIFO部F1に入
力するセルの入力規制を行い、ATM交換機内速度を各
物理回線の伝送速度に整合させることが可能となる。こ
のような機能によって各物理回線モードにより次のよう
な、定期的ストップ信号制御を行いセル廃棄の発生をお
さえ、ほぼ回線上の最大スループットでセルを送出でき
るのである。
【0040】例えば、伝送速度155Mbit/sモー
ドの場合、27セルに1回空きセルが入力される。即
ち、FIFO入力:146.99Mbpsとし、回線M
AXスループット:149.76Mbit/sとした場
合、ATM交換機内では、155.52Mbit/s×
53/54(有効BYTE量)×26/27(有効セル
量)=146.99Mbit/sとなる。従って、FI
FO入力<物理回線入力の関係であるので定期的なスト
ップ制御だけで転送可能となる。
【0041】また、例えば、伝送速度100Mbit/
sモードの場合は、27セルに1回+3セル毎に1回、
空きセルが入力される。即ち、FIFO入力:97.9
9Mbit/s、回線MAXスループット:98.15
Mbit/sとした場合、ATM交換機内では、15
5.52Mbit/s×53/54(有効BYTE量)
×(26/27×2/3)(有効セル量)=97.99
Mbit/sとなる。従って、FIFO入力<物理回線
入力の関係であるので定期的なストップ制御だけで転送
可能となる。
【0042】更に、例えば、伝送速度52Mbit/s
モードの場合は、27セルに1回+3セル毎に2回、空
きセルが入力される。即ち、FIFO入力:49.00
Mbit/s、回線MAXスループット:48.38M
bit/sとした場合、ATM交換機内では、155.
52Mbit/s×53/54(有効BYTE量)×
(26/27×1/3)(有効セル量)=49.00M
bit/sとなる。
【0043】ここで、伝送速度52Mbit/sモード
時においてFIFO入力>物理回線入力(0.62Mb
ps大きい)の関係であるため、まれにFIFO容量の
残量が少なくなった時は、FIFO設定しきい値を越え
た時点でストップ信号生成部S1にFIFO空きセル要
求を送出し、定期的にストップ信号+FIFO空きセル
信号、とすることで一時的に空きセルの量を増やすこと
で対処する。尚、モード設定で定期的なストップ制御を
行わずにFIFO空きセル信号だけで回線速度整合を行
うことも可能である。
【0044】また、マルチキャストセル(同報通知セ
ル)は各回線に一斉に送出するされるセルデータである
が、本実施の形態で使用するATMセルスイッチ部1A
は、全回線のストップ信号が無効になっている状態、即
ち、ATMセルスイッチ部1Aの全方路に同時に有効セ
ルを送出できるタイミングでないとマルチキャストセル
を送出することができない。
【0045】このため各回線対応部がばらばらにストッ
プ制御を行うと、全方路同時にストプ信号が無効にな
ることはまず無くなってしまい同報性の高いマルチキャ
ストセルを送出することは不可能になってしまう。
【0046】しかし、上述のようなストップ制御により
ストップ信号はストップ同期信号で全回線間の同期がと
れており、数セルに1回は全方路同時に有効セルを送出
できるタイミングが得られるのでマルチキャストセルを
一斉に送出する事ができるようになる(後述の図5、図
6参照)。
【0047】(具体的な動作): 上述のような方式
によって動作するATM交換機において、まず回線対応
部L1のセル同期監視部C1ではセル同期信号SWSY
NCが54バイト毎のパルス信号として正しく入力され
ているかどうかをセル同期監視部C1内部のバイトカウ
ンタで監視し、正常時は後段に対して54バイト毎の内
部自走SYNC(内部同期信号LSYNC)を出力す
る。セル同期信号SWSYNCの入力周期が54バイト
でない場合は後段に対してセル同期信号SWSYNCの
エラー信号(セル同期信号エラーSWSYNERR)を
出力する。セル同期信号エラーSWSYNERRは次の
セル同期信号SWSYNCが入力されるまで出力されつ
づける。
【0048】次に回線対応部L1のストップ同期信号監
視部C2では、セル同期信号エラーSWSYNERR信
号からセル同期信号SWSYNCが正常なことを識別
し、セル同期信号SWSYNCが正常時は、ストップ同
期信号STOPSYNCが27セル毎のパルス信号とし
て正しく入力されているかを、ストップ同期信号監視部
C2内部のセルカウンタで監視する。尚、ストップ同期
信号STOPSYNCの入力タイミングはセル同期信号
SWSYNCの入力と同タイミング若しくは次のセル同
期信号SWSYNCの入力までに入力されれば良いもの
とする。
【0049】ストップ同期信号STOPSYNCの入力
周期が27セル毎でない場合、若しくは監視途中でセル
同期信号SWSYNCエラーが発生した場合は、後段に
対してストップ同期信号信号STOPSYNCに対して
ストップ同期信号エラーSTOPSYNERRを出力す
る。このストップ同期信号エラーSTOPSYNERR
はセル同期信号SWSYNCの状態が正常で、且つ次の
ストップ同期信号STOPSYNCが入力されるまで出
力され続けられる。
【0050】次にストップ信号生成部S1では、セル同
期信号エラー信号SWSYNERRと、ストップ同期信
号エラー信号STOPSYNERRとから、セル同期信
号SWSYNCとストップ同期信号STOPSYNCの
両信号とも正常である否かを確認し、正常時以外は内部
の共通セルカウンタSC1をリセットし続ける。
【0051】セル同期信号エラー信号SWSYNERR
が解除され、その後にストップ同期信号エラー信号ST
OPSYNERRが解除されると、共通セルカウンタS
C1のリセットが解除され、次の内部同期信号LSYN
C入力からカウントを開始し、カウント値(SC<4:
0>)を後段の155Mbit/sモードデコーダSD
1と、100Mbit/sモードデコーダSD2と、5
2Mbit/sモードデコーダSD3とに出力する。
尚、共通セルカウンタSC1は27カウンタ(0〜26
をカウント)するものである。このカウント値は「2
6」の時、次の内部同期信号LSYNC入力で「0」に
戻される。
【0052】次に155Mbit/sモードデコーダS
D1と、100Mbit/sモードデコーダSD2と、
52Mbit/sモードデコーダSD3ではそれぞれS
C<4:0>値を以下のようにデコードされる。
【0053】 即ち、SD1:SD155信号→3のみ SD2:SD100信号→(3N+1)と3 SD3:SD52信号 →(3N+1)と(3N+2)
と3 とする。
【0054】次にストップ信号セレクタSM1では、外
部モード設定(物理回線の種別)により入力信号を図1
0に示すように選択され、セレクト信号SMSTPが物
理ストップ競合回路SP1と、ORゲート44とに出力
される。
【0055】次に速度整合用FIFO部F1から入力さ
れるFIFO空きセル要求信号FIFOSTOPは1セ
ル長(54バイト)単位で変化し、物理ストップ競合回
路SP1ではホールド信号SCENが入力される度にそ
の値を参照し、次のホールド信号SCEN入力までその
値を保持するのだが、ブロック内に取込む際のセレクタ
ストップ信号SMSTPの有効/無効によって、FIF
O空きセル要求信号FIFOSTOPの保持段数が変化
される。
【0056】(FIFO空きセル要求の競合及び保護)
(図9参照) 図9は速度整合FIFO空きセル要求信号(FIFOス
トップ)競合処理の動作タイミングチャートである。
(a)は内部同期信号LSYNC<p>のタイミングを
示し、(b)は共通セルカウンタのカウント値SC<
4:0>のタイミングを示し、(c)はSD155<p
>のタイミングを示し、(d)はSD100<p>のタ
イミングを示し、(e)はSD52<p>のタイミング
を示し、(f)はFIFOストップ信号<p>のタイミ
ングを示し、(g)は155Mbit/sモードにおけ
るストップ信号<p>のタイミングを示し、(h)は1
00Mbit/sモードにおけるストップ信号<p>の
タイミングを示し、(i)は52Mbit/sモードに
おけるストップ信号<p>のタイミングを示すものであ
る。
【0057】(競合なし=保護なし)FIFO空きセル
要求信号FIFOSTOPが有効で、ホールド信号SC
ENによってブロック内に取り込む際にセレクトストッ
プ信号SMSTPが無効の場合、FIFO空きセル要求
信号FIFOSTOPをブロック内に取り込み後、直ち
に物理ストップ信号PHYSTPとしてORゲート44
に出力される。
【0058】(競合あり=保護あり)FIFO空きセル
要求信号FIFOSTOPが有効で、ホールド信号SC
ENによって、ブロック内に取り込む際にセレクトスト
ップ信号SMSTPが有効の場合、FIFO空きセル要
求信号FIFOSTOPをブロック内に取り込み後、セ
レクトストップ信号SMSTPが無効になるまで、その
値を保持しつづける。無効になった時点で物理ストップ
信号PHYSTPとしてORゲート44に出力される。
【0059】次にORゲート44ではセレクトストップ
信号SMSTPと、物理ストップ信号PHYSTPの論
理積をとり、ストップ信号としてATMセルスイッチ部
1Aに出力される。
【0060】尚、セル同期エラー信号SWSYNERR
若しくはストップ同期エラー信号STOPSYNERR
が発生した時点で共通セルカウンタSC1がリセットさ
れ、ストップ信号が無効状態にされる。復旧はセル同期
エラー信号SWSYNERR及びストップ同期エラー信
号STOPSYNERRが正常になった場合に再び全回
線ストップ信号が同期される。これより回線障害が発生
している場合のマルチキャストセルの送出条件が確保さ
れる。
【0061】次に速度整合用FIFO部F1では、セル
同期信号SWSYNCによってセル流の先頭から順次メ
モリにライトされていく。但し、空きセルは廃棄され
る。1セル分ライトし終わった時点で回線側クロックL
CLKで読みだしを行っていく。尚、FIFO容量は僅
かに6セル分としている。
【0062】また、52Mbit/sモード時にまれに
FIFO容量の残量が少なくなった時は、FIFO設定
閾値値を越えた時点でストップ信号生成部S1にFIF
O空きセル要求信号FIFOSTOPが送出される。
【0063】図5に各物理回線の通常時STOP制御、
図7にSTOP同期信号エラー時のSTOP制御、図8
にセルSYNCエラー時のSTOP制御、図9に速度整
合FIFO空きセル要求信号の競合処理、図6にSTO
P制御の同期化によるマルチキャストセル送出動作を示
している。
【0064】先ず図5は155Mbit/sモード、1
00Mbit/sモード、52Mbit/sモードにお
ける通常時のストップ制御の動作タイミングチャートで
ある。この図5(a)はセル同期信号SWSYNC<p
>のタイミングを示す。尚、<p>は正論理を表すもの
である。図5(b)はセル流のタイミングを示し、図5
(c)はストップ同期信号STOPSYNC<p>のタ
イミングを示し、図5(d)は内部同期信号LSYNC
<p>のタイミングを示し、図5(e)はセル同期エラ
ー信号SWSYNERR<p>のタイミングを示し、図
5(f)はストップ同期エラー信号STOPSYNER
R<p>のタイミングを示し、図5(g)は共通セルカ
ウンタSC1のカウント値SC<4:0>のタイミング
を示し、図5(h)は155Mbit/sモードにおけ
るストップ信号<p>のタイミングを示し、図5(i)
は100Mbit/sモードにおけるストップ信号<p
>のタイミングを示し、図5(j)は52Mbit/s
モードにおけるストップ信号<p>のタイミングを示し
ている。
【0065】この図5において、155Mbit/sモ
ードの場合、155Mbit/s用ストップ制御によっ
てセル5の空きセルとしてATMセルスイッチから入力
される。この空きセル入力は27セルに1回行われる。
100Mbit/sモードの場合、100Mbit/s
用ストップ制御によって、セル3、5〜6、9、12、
15、18、21、24、27が空きセルとしてATM
セルスイッチ部から入力される。この空きセル入力は、
27セルに1回+3セルに1回行われる。52Mbit
/sモードの場合、52Mbit/s用ストップ制御に
よってセル3〜〜7、9〜10、12〜13、15〜1
6、18〜19、21〜22、24〜25、27、1が
空きセルとしてATMセルスイッチ部から入力される。
【0066】この空きセル入力は、27セルに1回+3
セルに2回行われる。図5(j)の注は、ATMセルス
イッチ部につながる物理回線が155Mbit/s、1
00Mbit/s、52Mbit/sの3種類が接続さ
れている場合、通常時6セルに1回は3回線共に同時に
有効セルを出力できる条件ができ、ATMセルスイッチ
はマルチキャストセルを送出することが可能となること
を示すものである。これによって全回線ストップ制御に
よる同期化を行うことができる。
【0067】図6はストップ制御の同期化によるマルチ
キャストセルの送出の動作タイミングチャートである。
この図6(B)は、同期化がとれていない場合の動作タ
イミングチャートである。(a)はセル同期信号(セル
SYNC)のタイミングを示し、(b)は100Mbi
t/s回線1のストップ信号のタイミングを示し、図
(c)は100Mbit/s回線2のストップ信号のタ
イミングを示し、(d)は155Mbit/s回線3の
ストップ信号のタイミングを示し、(e)は52Mbi
t/s回線4のストップ信号のタイミングを示してい
る。
【0068】この図6(B)において問題点は、ストッ
プ同期がとれていないので、全回線が同時に空きセル要
求を無効にするタイミングがコンスタントに確保できな
いのでマルチキャストセルが送出できない。
【0069】ぞこで、図6(A)はストップ同期がとれ
ている場合の動作タイミングチャートを示している。
(a)はセル同期信号のタイミングを示し、(b)はス
トップ同期信号のタイミングを示し、(c)は100M
bit/s回線2のストップ信号のタイミングを示し、
(d)は100Mbit/s回線2のストップ信号のタ
イミングを示し、(e)は155Mbit/s回線3の
ストップ信号のタイミングを示し、(f)は52Mbi
t/s回線4のストップ信号のタイミングを示してい
る。
【0070】この図6(A)に示すような動作によっ
て、ストップ同期をとることができるので、全回線が同
時に空きセル要求を無効にするタイミングがコンスタン
トに確保でき、マルチキャストセルが送出できるように
なるのである。
【0071】図7は155Mbit/s、100Mbi
t/s、52Mbit/sモードの場合の、ストップ同
期信号エラー発生時のストップ制御の動作タイミングチ
ャートである。(a)はセル同期信号SWSYNC<p
>のタイミングを示し、(b)はストップ同期信号ST
OPSYNC<p>のタイミングを示し、(c)は内部
同期信号LSYNC<p>のタイミングを示し、(d)
はセル同期エラー信号SWSYNERR<p>のタイミ
ングを示し、(e)はストップ同期エラー信号STOP
SYNERRのタイミングを示し、(f)は共通セルカ
ウンタのカウント値SC<4:0>のタイミングを示
し、(g)は155Mbit/sモードにおけるストッ
プ信号<p>のタイミングを示し、(h)は100Mb
it/sモードにおけるストップ信号<p>のタイミン
グを示し、(i)は52Mbit/sモードにおけるス
トップ信号<p>のタイミングを示すものである。
【0072】この図7において、ストップ同期エラー発
生時は、空きセル要求を停止し、他の正常回線へのマル
チキャスト送出の妨げを防ぐ。復旧はセル同期信号、ス
トップ同期信号共に正常になった場合で、再び全回線の
ストップ制御の同期が合うように動作する。
【0073】図8は155Mbit/s、100Mbi
t/s、52Mbit/sモードの場合の、セル同期エ
ラー発生時のストップ制御の動作タイミングチャートで
ある。(a)はセル同期信号SWSYNC<p>のタイ
ミングを示し、(b)はストップ同期信号STOPSY
NC<p>のタイミングを示し、(c)は内部同期信号
LSYNC<p>のタイミングを示し、(d)はセル同
期エラー信号SWSYNERR<p>のタイミングを示
し、(e)はストップ同期エラー信号STOPSYNE
RRのタイミングを示し、(f)は共通セルカウンタの
カウント値SC<4:0>のタイミングを示し、(g)
は155Mbit/sモードにおけるストップ信号<p
>のタイミングを示し、(h)は100Mbit/sモ
ードにおけるストップ信号<p>のタイミングを示し、
(i)は52Mbit/sモードにおけるストップ信号
<p>のタイミングを示すものである。
【0074】この図8において、セル同期エラー発生時
には、空きセル要求を停止し、他の正常回線のマルチキ
ャストセル送出の妨げ防止を図る。復旧はセル同期信
号、ストップ同期信号共に正常になった場合で、再び全
回線のストップ制御の同期が合うようになる。
【0075】(本発明の第1の実施の形態の効果):
以上の本発明の第1の実施の形態によれば、ストップ
制御を行うことで、ATM交換機内の155Mbps相
当のセル送出速度を吸収する大規模なFIFO回路やト
ラフィック制御回路を設けることなく、回線対応部にお
いて5ビット程度のカウンタを数個とその周辺回路及び
数セル分の容量のFIFO回路を確保するだけで、AT
M交換機内の共通ATMセルスイッチといくつかの物理
回線速度を容易に整合させることができるようにするこ
とができる。
【0076】尚、まれにFIFO残量が少なくなった場
合、FIFO部からの直接の空きセル要求が定期的にス
トップ信号と競合した場合は、定期的ストップが無効に
なるまでその要求を保持することで空きセル要求の競合
を回避できる。この機能により各物理回線モード別に、
極力セル廃棄の発生をおさえ、ほぼ回線上の最大スルー
プットでセルを送出できるようになる。
【0077】また、ストップ同期信号で全回線間のスト
ップ制御の同期をとることで、数セルに1回は全方路同
時に有効セルを送出できるタイミングを得られるので、
本実施の形態で使用するATMセルスイッチの様なマル
チキャスト送出条件(ATMセルスイッチの全方路に同
時に有効セルを送出できるタイミング)でもマルチキャ
ストセルを一斉に送出することができるようになる。
【0078】『第2の実施の形態』:図11は本発明の
第2実施例のATM端末システムの構成図である。この
図11において、ATM端末システムは、ATM端末T
1と、ATM端末インタフェース装置IFとから構成さ
れている。更に、ATM端末インタフェース装置IF
は、回線対応部L1Aと、ATM上位レイヤインタフェ
ース回路A1とから構成されている。第1の実施の形態
で用いた回線対応部L1Aに155Mbit/sのスル
ープットを持ったATM上位レイヤインタフェース回路
A1が接続される。
【0079】接続される信号はATM上位レイヤインタ
フェース回路A1からクロックACLK、セル流、セル
同期信号SYNC(ASYNC)が回線対応L1に入力
される。回線対応部L1Aより空きセル要求信号STO
PがATM上位レイヤインタフェース回路A1に入力さ
れる。
【0080】回線対応部L1Aの内部はセル同期信号監
視部C1と、ストップ同期信号監視部C2と、ストップ
信号生成部S1と、速度整合用FIFO部F1とから構
成されている。
【0081】セル同期信号監視部C1にはATM上位レ
イヤインタフェース回路A1よりセル同期信号ASYN
Cが入力され、ストップ信号生成部S1に対して内部同
期信号LSYNC、同期エラー信号ASYNERRを出
力する。
【0082】ストップ同期信号監視部C2はこの第2の
実施の形態の場合、未使用ブロックとし、ストップ信号
生成部S1への内部ストップ同期エラー信号STOPS
YNERRは常に無効状態で出力する。
【0083】ストップ信号生成部S1には上記内部同期
信号LSYNC、セル同期エラー信号SWSYNER
R、ストップ同期エラー信号STOPSYNERR及び
外部モード設定信号、速度整合用FIFO部F1よりF
IFO空きセル要求信号FIFOSTOPが入力され、
ATM上位レイヤインタフェース回路A1に対してスト
ップ信号を出力する。ストップ信号生成部S1の内部構
成は上述の第1の実施の形態と同じ構成である。
【0084】速度整合用FIFO部F1にはATM上位
レイヤインタフェース回路A1よりセル流、セル同期信
号ASYNC及び回線対応部L1A内から回線クロック
LCLKが入力され、物理回線上にセル流を出力する。
また、ストップ信号生成部S1に対してFIFOストッ
プ信号を出力する。
【0085】尚、各ブロックにはATM上位レイヤイン
タフェース回路A1より入力されたクロックACLKが
分配される。
【0086】(動作): 155Mbit/s相当の
スループットを持つATM上位レイヤインタフェース回
路A1と、第1の実施の形態と同様にストップ制御によ
る回線速度整合を行い、各物理回線に対して極力セル廃
棄の発生をおさえ、ほぼ回線上の最大スループットでセ
ルを送出する。
【0087】また、ATM端末T1ではマルチキャスト
セル等の同報通知処理機能はなく、各端末間でストップ
信号の同期を取る必要がない。このため第1の実施の形
態で行ったストップ同期信号によるストップ制御は行わ
ない。
【0088】そこで、先ずセル同期信号監視部C1で
は、セル同期信号ASYNCが1セル毎のパルス信号と
して正しく入力されているかどうかセル同期信号監視部
C1内部のバイトカウンタで監視し、正常時は後段に対
して1セル毎の内部自走SYNC(内部同期信号LSY
NC)を出力する。セル同期信号ASYNCの入力周期
が1セルでない場合は、後段に対してASYNCエラー
信号(セル同期エラー信号ASYNERR)を出力す
る。このセル同期エラー信号ASYNERR信号は次の
セル同期信号ASYNCが入力されるまで出力され続け
る。
【0089】尚、ストップ同期信号監視部C2では本第
2の実施の形態の場合、未使用ブロックとし、後段に対
してSTOPSYNCエラー信号(ストップ同期エラー
信号STOPSYNERR)を無効の状態で出力する。
【0090】次にストップ信号生成部S1では、セル同
期エラー信号ASYNERRからセル同期信号ASYN
Cが正常であることを確認し、正常時以外は内部の共通
セルカウンタSC1をリセットし続ける。
【0091】セル同期エラー信号ASYNERRが解除
されると共通セルカウンタSC1のリセットが解除さ
れ、次の内部同期信号LSYNC入力からカウントを開
始し、カウント値(SC<4:0>)を後段の155M
bit/sモードデコーダSD1、100Mbit/s
モードデコーダSD2、52Mbit/sモードデコー
ダSD3に出力する。尚、共通セルカウンタSC1は2
7カウンタ(0〜26をカウント)である。カウント値
は「26」の時、次の内部同期信号LSYNC入力で
「0」に戻る。
【0092】次に155Mbit/sモードデコーダS
D1、100Mbit/sモードデコーダSD2、52
Mbit/sモードデコーダSD3ではそれぞれSC<
4:0>値を次のようにデコードする。
【0093】 即ち、SD1:SD155信号→3のみ SD2:SD100信号→(3N+1)と3 SD3:SD 52信号→(3N+1)と(3N+2)
と3 というようにデコードする。
【0094】次にストップ信号セレクタSM1では、外
部モード設定(物理回線の種別)により入力信号を上述
の図10の通りに選択し、セレクトストップ信号SMS
TPを物理ストップ競合回路SP1と、ORゲート44
に出力する。
【0095】また、速度整合用FIFO部F1から入力
されるFIFOストップ信号のセレクトストップ信号S
MSTPとの競合制御は、図9の第1の実施の形態の動
作タイミングと同じである。
【0096】次にORゲート44は、セレクトストップ
信号SMSTPと物理ストップ信号PHYSTPとの論
理和をとり、ストップ信号としてATM上位レイヤイン
タフェース回路A1に出力する。
【0097】尚、セル同期エラー信号ASYNERRが
発生した時点で共通セルカウンタSC1をリセットし、
ストップ信号を無効状態にする。復旧はセル同期エラー
信号SWSYNERRが正常になった場合である。
【0098】次に速度整合用FIFO部F1ではセル同
期信号ASYNCによりセル流の先頭から順次メモリに
ライトしていく。但し、空きセルは廃棄される。1セル
分ライトし終わった時点で回線側クロックLCLKで読
みだしをしていく。尚、FIFO容量は6セル分とす
る。
【0099】また、52Mbit/sモード時に、まれ
にFIFO容量の残量が少なくなった時は、FIFO設
定しきい値を越えた時点でストップ信号生成部S1にF
IFO空きセル要求信号FIFOSTOPを送出する。
【0100】図12に各物理回線の通常時ストップ、図
13にセルSYNCエラー時のストップ制御を示してい
る。先ず図12において、図12(a)はセル同期信号
ASYNC<p>のタイミングを示し、図12(b)は
セル流のタイミングを示し、図12(c)は内部同期信
号LSYNCを示し、図12(d)はセル同期エラー信
号ASYNERR<p>のタイミングを示し、図12
(e)は共通セルカウンタSC1のカウント値SC<
4:0>のタイミングを示し、図12(f)は155M
bit/sモードにおけるストップ信号<p>のタイミ
ングを示し、図12(g)は100Mbit/sモード
におけるストップ信号<p>のタイミングを示し、図1
2(h)は52Mbit/sモードにおけるストップ信
号<p>のタイミングを示している。
【0101】この図12において、155Mbit/s
モードの場合、155Mbit/s用ストップ制御によ
ってセル5が空きセルとしてATMセルスイッチ部から
入力される。この空きセルは27セルに1回入力され
る。100Mbit/sモードの場合、100Mbit
/s用ストップ制御によってセル3、5、6、9、12
15、18、21、24、27が空きセルとして、AT
Mセルスイッチ部から入力される。この空きセル入力
は、27セルに1回+3セルに1回行われる。52Mb
it/sモードの場合、52Mbit/s用ストップ制
御によってセル3〜7、9〜10、12〜13、15〜
16、18〜19、21〜22、24〜25、27、1
が空きセルとしてATMセルスイッチ部から入力され
る。この空きセル入力は、27セルに1回+3セルに2
回行われる。
【0102】次に図13は155Mbit/s、100
Mbit/s、52Mbit/sモードにおけるセル同
期エラー発生時のストップ制御の動作タイミングチャー
トである。図13(a)はセル同期信号ASYNC<p
>のタイミングを示し、図13(b)は内部同期信号L
SYNC<p>のタイミングを示し、図13(c)はセ
ル同期エラー信号ASYNERR<p>のタイミングを
示し、図13(d)は共通セルカウンタSC1のカウン
ト値SC<4:0>のタイミングを示し、図13(e)
は155Mbit/sモードにおけるストップ信号、<
p>のタイミングを示し、図13(f)は100Mbi
t/sモードにおけるストップ信号<p>のタイミング
を示し、図13(g)は52Mbit/sモードにおけ
るストップ信号<p>のタイミングを示している。
【0103】この図13において、セル同期エラー発生
時は空きセル要求を停止する。復旧はセル同期信号が正
常になった場合に行われる。
【0104】(本発明の第2の実施の形態の効果):
以上のように第2の実施の形態によるストップ制御を
行うことで、ATM端末インタフェース装置IF内のセ
ル処理速度を吸収する大規模なFIFO回路や複雑なト
ラフィック制御回路を設けることなく、回線対応部L1
Aにおいて5ビット程度のカウンタ数個とその周辺回路
及び数セル分の容量のFIFO回路を確保するだけで、
上位ブロックのバッファ制御を利用し、いくつかの物理
回線速度を容易に整合させることができるようになる。
【0105】尚、まれにFIFO残量が少なくなりFI
FO部からの直接の空きセル要求信号と定期STOP信
号が競合した場合は、定期STOPが無効になるまでそ
の要求を保持することで空きセル要求の競合を回避でき
る。
【0106】(他の実施の形態): (1)尚、第1
の実施の形態では物理回線速度が155Mbit/s、
100Mbit/s、52Mbit/sの場合のSTO
P制御を示したが、STOP同期信号タイミング、ST
OP信号の回数を変更することでSTOP制御の同期を
取りながら他の物理回線(25Mbit/s、6Mbi
t/s等)との整合も取ることができる。
【0107】(2)また、STOP信号の同期化をマル
チキャストセルの送出条件に利用したが、他のタイプの
セル(OAMセル等)の送出制御にも使える。
【0108】(3)更に、ATMSWのタイプが出力バ
ッファ型の場合を想定したが他のタイプのATMセルス
イッチ部にも適用可能である。
【0109】(4)更にまた、第2の実施の形態におい
ても物理回線速度が155Mbit/s、100Mbi
t/s、52Mbit/sの場合のSTOP制御を示し
たが、STOP信号の回数を変更することで他の物理回
線(25Mbit/s、6Mbit/s等)との整合も
取ることができる。
【0110】(5)また、上述の実施の形態をSDH
(Synchronous Digital Hier
archy:同期デジタルハイアラキー)によるSTM
(Synchronous Transport Mo
dule)−n(n=0、1、4、16など)による種
々の伝送速度の回線に自由に適用することができる。
【0111】
【発明の効果】以上述べた様に請求項1の発明によれ
ば、種々の回線速度に容易に対応することが簡単な構成
ででき、しかもハードウエア規模を小形化するATM交
換機を実現することができる。
【0112】また、当該請求項1の発明によれば、マル
チキャストセルを各出回線に送出する場合の同報性を高
めることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のATMセルスイッ
チ部と回線対応部との機能構成図である。
【図2】従来例のATMセルスイッチ部と回線対応部と
の構成図である。
【図3】第1の実施の形態のATM交換機の構成図であ
る。
【図4】第1の実施の形態の回線対応部に備えられるス
トップ信号生成部の機能構成図である。
【図5】第1の実施の形態の通常時の155Mbit/
s、100Mbit/s、52Mbit/sモードにお
けるストップ制御の動作タイミングチャートである。
【図6】第1の実施の形態のストップ制御の同期化によ
るマルチキャストの送出の動作タイミングチャートであ
る。
【図7】第1の実施の形態の155Mbit/s、10
0Mbit/s、52Mbit/sモードにおけるスト
ップ同期信号エラー発生時のストップ制御の動作タイミ
ングチャートである。
【図8】第1の実施の形態の155Mbit/s、10
0Mbit/s、52Mbit/sモードにおけるセル
同期エラー発生時のストップ制御の動作タイミングチャ
ートである。
【図9】第1の実施の形態における速度整合空きセル要
求信号FIFOストップ競合処理の動作タイミングチャ
ートである。
【図10】第1の実施の形態のモード別ストップ信号出
力の説明図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態のATM端末シス
テムの構成図である。
【図12】第2の実施の形態の155Mbit/s、1
00Mbit/s、52Mbit/sモードにおける通
常時のストップ制御の動作タイミングチャートである。
【図13】第2の実施の形態の155Mbit/s、1
00Mbit/s、52Mbit/sモードにおけるセ
ル同期エラー発生時のストップ制御の動作タイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1A…ATMセルスイッチ(SW)、1A1…ストップ
同期タイミング信号生成部、C1…セル同期信号監視
部、C2…ストップ同期信号監視部、F1…速度整合用
FIFO部、S1…ストップ信号生成部、STOP…空
きセル要求信号、STOPSYNC…ストップ同期信
号。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルバッファ回路を有するセルスイッチ
    部と、セルスイッチ部から出力される出力セルをセルバ
    ッファ回路に書き込み、読み出しながら対応する各出回
    線へ出力する複数の出回線対応部とを備えたATM交換
    機において、 上記出回線対応部は、上記出回線への所定のセル出力
    速度と、上記出回線対応部のセルバッファ回路に残って
    いるセル残量とから計算すると共に、ストップ同期信号
    に応じて上記セルスイッチ部からのセル出力を制御する
    ためのセル出力ストップ制御信号を生成して上記セルス
    イッチ部に与えるセル出力ストップ制御手段を備え、 上記セルスイッチ部は、 上記セル出力ストップ制御信号を受けると上記セルスイ
    ッチ部のセルバッファ回路に対してセル出力を制御する
    セル出力制御手段と、 各出回線対応部間で各セル出力ストップ制御信号を同期
    させるために、上記ストップ同期信号を発生するストッ
    プ同期信号生成手段とを具備する ことを特徴とするAT
    M交換機。
  2. 【請求項2】 上記セル出力ストップ制御手段は、上記
    セルスイッチ部からのセルとセル同期信号とを取り込
    み、FIFOストップ信号を生成すると共に、書き込ま
    れているセルを回線へ読み出す速度を調整しながら所定
    のセル出力速度で出回線へ出力する速度整合用FIFO
    回路と、セル同期信号を監視し、エラーの有無を判断し
    てセル同期信号エラー有無信号を出力するセル同期信号
    監視回路と、上記ストップ同期信号を監視し、エラーの
    有無を判断してストップ同期信号エラー有無信号を出力
    するストップ同期信号監視回路と、上記FIFOストッ
    プ信号とセル同期信号エラー有無信号とストップ同期信
    号エラー有無信号とから判断して上記セル出力ストップ
    制御信号を生成するセル出力ストップ制御信号生成回路
    とから構成されることを特徴とする請求項1記載のAT
    M交換機。
  3. 【請求項3】 上記セルスイッチ部は複数の方路に応じ
    て複数の上記セルバッファ回路を備えると共に、 上記複数の方路に応じた複数の上記セルバッファ回路に
    対応して複数の上記出回線対応部が接続される構成で、 しかも上記複数の出回線対応部のセル出力速度がそれぞ
    れ異なるように割り当てられているものであって、 上記複数の出回線対応部の複数のセル出力ストップ制御
    手段は、割り当てられたセル出力速度に応じてそれぞれ
    独立してセル出力ストップ制御信号を生成して上記セル
    スイッチ部に与えると共に、 上記セルスイッチ部の複数のセル出力制御手段は、複数
    のセル出力ストップ制御手段からそれぞれ独立してセル
    出力ストップ制御信号を受けると、上記複数の出回線対
    応部と対応した方路の上記複数のセルバッファ回路に対
    してセル出力を制御する構成であることを特徴とする請
    求項1又は2記載のATM交換機。
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