JP3080684U - 植物栽培用培養土 - Google Patents

植物栽培用培養土

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JP3080684U JP2001000422U JP2001000422U JP3080684U JP 3080684 U JP3080684 U JP 3080684U JP 2001000422 U JP2001000422 U JP 2001000422U JP 2001000422 U JP2001000422 U JP 2001000422U JP 3080684 U JP3080684 U JP 3080684U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、植物栽培用の培養土に付加価値景
品を付帯することにより、利便性、衛生性、美容性、防
寒対策等の付加価値、特にガーデニングや園芸等に対す
る楽しさなどの付加価値を付与し、消費者、特にガーデ
ニングや園芸等に携わる初心者の購買意欲や継続意志を
喚起し、手軽に当該培養土を畑地、ハウス土壌又は育苗
用培土として施し易くしたり、培養土を鉢やプランター
に充填、投与したり、園芸用培土、ベランダ用培土又は
花壇用培土として好適に用いられる植物栽培用培養土を
提供することを目的とする。 【構成】 本考案は、植物栽培用の培養土であって、こ
の培養土には、付加価値景品が付帯されていることを特
徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、畑地、ハウス土壌、育苗用培土、鉢土又はベッド栽培用培土等の植 物栽培用の培養土、特に鉢、プランター又は花壇等の園芸やガーデニングなどに 好適に用いられる植物栽培用培養土であって、この培養土には、付加価値景品が 付帯されている植物栽培用培養土に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
農業において、土地の生産力のことを地力といい、これは作物が高収量を上げ るための土の力である。 即ち、地力に富む農地においては、作物が生長するための栄養分が土壌中に充 分存在するため、農産物の生長に必要な栄養分が不足なく供給されることとなり 、高収穫が期待できるのである。
【0003】 自然環境下においては、土壌中の栄養分を吸収して生長した植物等が、その後 枯死して、土壌中で腐植となり、再び土壌中に栄養分として還元されるといった 有機物循環の作用によって、土壌に一定の地力が維持できるようになっている。
【0004】 ここで、腐植とは、細菌或いは微生物等(土壌生成物群や原生動物、線虫類、 ミミズ、トビムシ等が挙げられる。)の働きで、動植物遺体等が分解されてでき る物質であり、リグニンとタンパク質が複雑な形態で強く結びついているところ から、リグニン・タンパク複合体ともいう。
【0005】 しかしながら、自然の有機物循環が切断されている鉢、プランター又は花壇な どの園芸やガーデニング等においては、植物の生長により土壌中の栄養分が消費 される一方であり、これにより地力が低下するといった問題が生ずる。
【0006】 そこで、園芸やガーデニング等においては、培養土を鉢、プランター又は花壇 などに施用することにより、土に活力を与え、土の健康を維持している、つまり 、地力を維持しているのである。
【0007】 普通、植物栽培用の培養土は、乾燥された状態で所定量毎に包材に袋詰めされ 、流通に供されており、これを人が開封し、適量の培養土を採取して鉢、プラン ター又は花壇等に充填、投与される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの作業は手作業で行われるため、手が汚れたり、手肌が 乾燥したり、雑菌に接触することになり、これが手あれや肌荒れ等の原因となっ て、特に女性にとっては、手で触れる事が敬遠され、その後の園芸やガーデニン グの継続意志を喪失する原因となる。
【0009】 又、冬期や寒冷地においては培養土の温度低下と相俟って、培養土に手で触れ ることが一層苦痛となり、あかぎれやしもやけ等の発生の原因となるため、この 点においても、その後の園芸やガーデニングの継続意志を喪失する原因となる。
【0010】 更に、従来の植物栽培用の培養土においては、含水状態のものも用いられてい るが、この培養土は、冬期において、乾燥した培養土に比較して一層手に冷たく 感じ易く、手に至極苦痛を与えるため、上述の作業が著しく行い難くなる。この 場合、培養土が凍ると、培養土の取扱性が、乾燥したものに比較して一層悪くな り、これも、その後の園芸やガーデニングの継続意志を喪失する原因となる。
【0011】 このため、園芸やガーデニングを始めた者の多くは途中で嫌気がさし、更に培 養土等を購入することなく、園芸やガーデニングから離れていってしまうのであ る。
【0012】 本考案は、前記課題を解決するために完成されたものであって、植物栽培用の 培養土に付加価値景品を付帯することにより、利便性、衛生性、美容性、防寒対 策等の付加価値、特にガーデニングや園芸等に対する楽しさ等の付加価値を付与 し、消費者、特にガーデニングや園芸等における初心者の購買意欲や継続意志を 喚起し、手軽に当該培養土を畑地、ハウス土壌又は育苗用培土として施しやすく したり、培養土を鉢やプランターに充填、投与したり園芸用培土、ベッド栽培用 培土又は花壇用培土として好適に用いられる植物栽培用培養土を提供することを 目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案の植物栽培用培養土は、前記目的を達成するために、培養土(培養基材 )に付加価値景品を付帯したことを特徴とするものである。 以下、本考案を更に詳細に説明する。
【0014】 本考案の植物栽培用培養土は、培養土と付加価値景品とからなるものであるが 、この付加価値景品は、通常の植物栽培用培養土として市場に登場している商品 に普通に付随される商品説明書や使用説明書等以外の物品であり、消費者に対し 、利便性、衛生性、美容性、防寒対策等の付加価値、特にガーデニングや園芸等 に対する楽しさなどの付加価値を惹起し、購買意欲や継続意志を喚起するもので あれば特に制限されるものではないが、一般的には、例えば、園芸用品、衛生用 品、化粧品、防寒具、玩具又は文房具等から選ばれた少なくとも1種以上を挙げ ることができる。
【0015】 更に詳しくは、前記園芸用品としては、例えばスコップ、じょうろ、植木鉢、 プランター、ネット、ガーデニンググッズ、軍手、長靴又は雨合羽等を挙げるこ とができるのであり、これらの園芸用品を付加価値景品として培養土に付帯する ことにより、消費者、特に、個人的に園芸用品(道具)を充分に所持していない ような、ガーデニングや園芸等における初心者に対し、別に園芸用品を買い求め る必要がなく、購入後すぐにガーデニングや園芸等を楽しめるなどの利便さ等の 付加価値を惹起するのである。
【0016】 又、本考案は、園芸用品が、ミニチュアガーデニング用のスコップ、じょうろ 、植木鉢、プランター、小石、ネット又はガーデニンググッズから選ばれた少な くとも1種以上であるものにより、これらのミニチュアガーデニング用の園芸用 品を付加価値景品として培養土に付帯することにより、消費者、特に、趣味の世 界での創造性や喜び更に園芸に関する関心度を向上させ、家族全体で趣向を凝ら せたミニチュアガーデニングを楽しみ、更に、家族共通の話題の中でその関係を 一層深めたり、理解し合ったりすることができるのである。
【0017】 更に、前記衛生用品としては、例えば石鹸、ボディシャンプー、シャンプー、 リンス、タオル、たわし、スポンジ、おしぼり又はウェットティッシュ等を挙げ ることができるのであり、これらの衛生用品を付加価値景品として培養土に付帯 することにより、消費者に対し、ガーデニングや園芸等を楽しんだ後、手や体に ついた培養土等の汚れを速やかに払拭したり洗い落としたりすることができる結 果、作業後の衛生性を向上させることができるのである。
【0018】 加えて、前記化粧品としては、例えば肌荒れ防止剤、薬用クリーム、化粧水、 乳液、保湿剤又は日焼け止め剤等を挙げることができるのであり、これらの化粧 品を付加価値景品として培養土に付帯することにより、消費者に対し、手荒れや 肌荒れ或いは乾燥肌や日焼け止め等、ガーデニングや園芸等につきものの肌のト ラブルを未然に防ぐことができるなど、美容性の向上等、美容・衛生面から付加 価値を向上させることができるのである。
【0019】 前記防寒具としては、例えば手袋、靴下、帽子、襟巻き、カイロ又は使い捨て カイロ等を挙げることができるのであり、これらの防寒具を付加価値景品として 植物栽培用の培養基材に付帯することにより、消費者に対し、冬季のガーデニン グや園芸等の手入れにおいても、これらの防寒具を装備し、温かく作業を行うこ とができるなどの防寒対策の面から付加価値を向上させることができるのである 。
【0020】 中でも、前記の玩具及び文房具は、直接的に園芸やガーデニングに関係するも のではないが、これらの玩具や文房具を付加価値景品として植物栽培用の培養基 材に付帯することにより、消費者に対し、これらの玩具や文房具を目的として本 考案の植物栽培用培養土を購入したり、これらの玩具や文房具の収集といった、 ガーデニングや園芸等以外の楽しみを与え、その後もガーデニングや園芸等を楽 しみ続けることできるのであり、この玩具としては、例えば、おもちゃ、人形、 キャラクターグッズ、シール又はカー等を挙げることができるのであり、又、文 房具としては、ノート、鉛筆、シャープペンシル、ボールペン、消しゴム、下敷 き又は定規等を挙げることができる。
【0021】 ところで、本考案においては、前述のように直接何らかの景品が貰えるのに代 えて、前記景品が貰える当たり券やこれらの景品の中から好きなものを選択して 貰える当たり券などを付加価値景品としても良いのである。
【0022】 そして、本考案において、培養土としては植物を栽培するための母材となるも のであれば特に限定されるものではなく、この培養土の好ましい一般的な具体例 としては、例えば土壌、腐食、堆肥資材又はコンポストから選ばれた少なくとも 1種からなるものが挙げられる。
【0023】 即ち、本考案で用いられる培養土としては、(1)土壌のみからなるもの、( 2)腐食のみからなるもの、(3)堆肥資材のみからなるもの、又は(4)コン ポストのみからなるもの、或いはこの(1)〜(4)の任意の組み合わせからな るものの他、更にこれらに、後述する成分を配合させたものが挙げられるが、こ れらのうち、土壌を20〜60重量%、特に30〜50重量%を含む培養土が、 製造コスト、栄養のバランス、栄養素の固定化、培養土の安定性及び蓄熱性等の 観点から有益である。
【0024】 前記土壌としては天然土壌及び/又は人工土壌が挙げられる。 この天然土壌としては自然界に存在する土壌であれば特に限定されるものでは ないが、具体的には、例えば砂丘未熟土、黒ボク土、多湿黒ボク土、褐色森林土 、灰色台地土、グライ台地土、赤色土、黄色土、褐色低地土、灰色低地土、グラ イ土、黒泥土又は泥炭土等の農耕地土壌、或いは鹿沼土、まつち又はあらきだ等 の特殊土壌、粘土の粉粒体、埴土、埴壌土、砂壌土或いは腐植土等が挙げられる のであり、これらは単独或いは2以上を混合したものが挙げられる。
【0025】 又、人工土壌としては天然資材を人工的に加工して形成した培土、或いは人工 資材で形成した培土であれば特に限定されるものではなく、具体的には、例えば 特開昭56ー72005号公報、特開昭62ー179324号公報、特開昭63 ー226218号公報、特開昭58ー111612号公報、特開昭64ー342 15号公報、特開平3ー139216号公報、実開昭64ー24940号公報、 実開平1ー101325号公報又は実開平4ー16544号公報等に開示されて いるものが挙げられる。
【0026】 本考案で用いられる腐食としては、粗腐植やムルなどの陸成腐食、泥炭や黒泥 などの半陸成腐食又は腐泥などの水成腐食が挙げられる。
【0027】 本考案において、堆肥資材としては普通堆肥(水積み堆肥)、速成堆肥又は特殊 堆肥が挙げられる。
【0028】 堆肥は稲わら、麦わら、落葉、野草などの有機物を堆積腐熟させたものの総称 であるが、この堆肥において、普通堆肥(水積み堆肥)は窒素成分を添加せずに堆 積したものであり、速成堆肥は堆積物の発酵を早めるために、硫安、石灰窒素、 下肥などを添加したものであり、特殊堆肥は養分以外に特殊な微生物を堆積物に 添加して発酵させたものである。
【0029】 本考案で用いられる堆肥資材としては、生薬を抽出及び/又は搾り出した残滓 を主成分とする資材を堆積腐熟させたものも有益である。
【0030】 生薬とは、薬用に供する目的をもって、植物、動物、鉱物などの自然物の一部 を乾燥し、又は、簡単な加工をしたもの(全形生薬)、これを粗切り、中切り又 は細切したもの(切断生薬)、全形生薬又は切断生薬を粗末、中末、細末又は微 末としたもの(粉末生薬)及び細胞内容物、分泌物又はそれらの抽出物などがあ る。生薬には、大きく分けると西洋生薬と和漢生薬に分類される。
【0031】 本考案において、生薬を抽出或いは搾り出した残滓とは、以下のものが挙げら れる。 即ち、薬用に供する目的をもって、植物、動物又は鉱物などの天然物の全部或 いは一部、或いは動植物の成長したもの、更にこれらの乾燥物や細片物を水又は 温水或いはエチルアルコール、アセトン、エーテル、アセトン変性エチルアルコ ール又は酢酸エチル等の有機溶剤に浸し、更に、この有機溶剤に酸又はアルカリ を加えたものに浸して薬効成分を抽出した残滓が挙げられる。
【0032】 又、薬用に供する目的をもって、植物、動物又は鉱物などの天然物の全部或い は一部、或いは動植物の成長したもの、更にこれらの乾燥物や細片物から薬効成 分を搾り出した残滓、或いは植物、動物又は鉱物などの天然物の全部或いは一部 、或いは動植物の成長したもの、更にこれらの乾燥物や細片物を抽出剤に浸し、 これから薬効成分を搾り出した残滓が挙げられる。
【0033】 そして、本考案者は、最近、薬用の植物、動物又は鉱物などの自然物から生薬 を抽出及び/又は搾り出した残滓が多量の副産物として得られ、しかもこの残滓 には多量の有効成分が残留しているほか、通常植物を堆肥するのに比較して、堆 肥時間が短いだけでなく、植物の成長に必要な多量養分元素及び微量養分元素の バランスが良く、且つ保水性が良好で、植物の成長を促進することに着目して長 年にわたって植物栽培用培養土について検討を重ねてきた。
【0034】 その結果、農産物等の収穫量が大幅に増大する上、品質の優れた農産物が得ら れるだけでなく、従来、産業廃棄物として処分していた薬用の植物、動物又は鉱 物などの自然物から生薬を抽出及び/又は搾り出した残滓を有効に利用できる上 、堆肥の製造の際、周囲に殆ど悪臭が発生することがないので都市圏でも堆肥の 製造が可能であり、しかも安価に植物栽培用培養土を製造できることを見い出し た。
【0035】 ところで、ここにおいて、「主成分とする」とは、生薬を抽出及び/又は搾り 出した残滓の堆肥資材が堆肥資材全体の15重量%以上、好ましくは25重量% 以上含有されている意味であり、従って、堆肥資材がこの堆肥資材のみからなる 場合を含む意味で有る。
【0036】 堆肥資材中において、この堆肥資材の含有量が15重量%未満になると、この ような堆肥資材を用いる効果が乏しく意味がないなどの理由より、好ましくなく 、従って、特に25重量%以上含有されているものが望ましい。
【0037】 この場合において、堆肥資材が、薬用植物から生薬を抽出及び/又は搾り出し た残滓から得られたもの、或いは薬用の動物及び/又は鉱物から生薬を抽出及び /又は搾り出した残滓から得られたもの、又はこれらの混合残滓から得られたも のが挙げられる。
【0038】 前記薬用植物としては漢方薬或いは民間薬を問わず薬用に供されるものであれ ば特に限定されるものではなく、具体的には、例えば全草又は茎葉を用いるもの 、花や蕾を用いるもの、種子、果実、果皮を用いるもの、根又は根茎を用いるも の、或いは木部、樹皮を用いるもの、等が挙げられる。
【0039】 又、前記薬用の動物又は鉱物から生薬を抽出或いは搾り出した残滓としては、 主として牛皮から作ったニカワの残滓、天然の鉱石から含水珪酸マグネシウムを 取り出した残滓、天然の石膏から含水硫酸カルシウムを取り出した残滓又は天然 のぼう硝から硫酸ナトリウムの結晶を取り出した残滓等が挙げられる。
【0040】 この種、堆肥資材においては、前記薬用植物の残滓から得られた堆肥資材(C) に、薬用の動物及び/又は鉱物から生薬を抽出及び/又は搾り出した残滓から得 られた堆肥資材(D)を含有させたものも至極有益である。
【0041】 このように構成することによって、多量養分元素や微量養分元素が一層豊富に なるだけでなく、植物の成育に必要な他の栄養素も豊富になり、しかも植物の成 育に、即効性を発現するものと遅効性を発現するものの混合状態のものが一層得 易いので有益である。
【0042】 この場合、前記の(C)と(D)の配合割合は、この(C)と(D)の全体に対し、( D)が1〜15重量%、特に5〜10重量%の範囲とするのが望ましく、(D)の配 合割合が1重量%未満では効果が乏しく加える意味がなく、一方、15重量%を 超えると植物の成育に必要な栄養のバランスが悪くなるだけでなく、保水性が低 下するなどの理由より、好ましくない。
【0043】 本考案の植物栽培用培養土においては、バーク堆肥及び/又はピートモスなど の資材(E)を配合してなるものも有益である。
【0044】 このバーク堆肥とは、広葉樹或いは針葉樹の樹皮の細片物に、鶏ふんや尿素な どの窒素源を加え、長期間発酵腐熟させたものであり、樹種や添加物の種類や量 、堆積期間などによって種々のものが挙げられる。
【0045】 又、ピートモスとは水ごけ泥炭(草炭)を水洗いし乾燥、粉砕したものである が、そのままでは、強酸性なので、本考案においては、消石灰を用いて中和され たものが配合される。
【0046】 これらの資材(E)の配合割合は特に限定されるものではないが、一般に、堆肥 資材全体に対し、(E)が3〜35重量%、特に5〜15重量%の範囲とするのが 望ましく、(E)の配合割合が3重量%未満では効果が乏しく加える意味がなく、 一方、35重量%を超えると他の成分とのバランスが悪くなるので好ましくない 。
【0047】 本考案で用いられるコンポストとしては汚泥コンポスト、都市ごみコンポスト 又は製紙スラッジコンポストが挙げられる。
【0048】 本考案の植物栽培用培養土においては、所望により、粘土粉末、遠赤外線放射 性資材、イナわら、ムギわら、籾殻、米糠、保水材、キレート化合物、魚カス、 油カス、製造カス、おが屑、樹皮細片物、鶏糞、馬糞又は骨粉等から選ばれた少 なくとも1種の資材(F)が配合されてもよいのである。
【0049】 この場合、これらの資材(F)は、堆肥資材を製造後、そのまま配合しても良く 、或いは、薬用の動物又は鉱物から生薬を抽出或いは搾り出した残滓に混合し、 同時に堆肥にしても良く、これは、用いる用途、成育する植物、更に使用される 季節等によって適宜、選択決定すれば良いのである。
【0050】 そして、これらの資材(F)の配合割合は、堆肥資材に対し、(F)が0.5〜3 0重量%、特に2〜20重量%の範囲とするのが望ましく、(F)の配合割合が0 .5重量%未満では効果が乏しく加える意味がなく、一方、30重量%を超える と保水性が低下する場合があるなどの理由より、好ましくない。
【0051】 ただし、これらの資材(F)の堆肥化が不十分の場合にあっては、植物の成育 に必要な栄養のバランスが悪くなり、窒素飢餓や干ばつが一層植物の発育に悪影 響を与えるため、十分な堆肥化を要する。
【0052】 前記遠赤外線放射性セラミックとしては、金属の酸化物や炭化物或は窒化物、 更に炭酸塩等が挙げられるが、これらは単体として用いても良く、或いは複合体 として用いてもよいのである。前記金属としては、Na、Mg、Al、Be、F e、Y、Co、Cu、Ni、Si、Sn、Ti、Cr、Ce、Zr、Ca、Ta 又はNb等が挙げられる。
【0053】 この遠赤外線放射性セラミックの形状としては特に限定されるものではないが 、一般に、粉粒状、塊状、球状又は楕円状等のものが挙げられる。
【0054】 又、本考案で用いられる樹皮細片物としては、広葉樹或いは針葉樹の樹皮の細 片物が挙げられる。
【0055】 更に、保水材としては有機質保水材及び/又は無機質保水材が挙げられる。 前記有機質保水材としては、例えばデンプン・アクリル酸グラフト重合体、ポ リアクリル酸塩系樹脂、酢酸ビニル・アクリル酸塩共重合体、アクリル酸メチル ・酢酸ビニル共重合体、ポリアクリル酸架橋樹脂、ポリビニルアルコール・アク リルエステル樹脂、アクリル酸ビニルアルコール系樹脂、イソブチレン・無水マ レイン酸共重合体、PVA・無水マレイン酸共重合体、デンプン・アクリロニト リルグラフト重合体、ポリエチレンオキサイド系樹脂、デンプン・アクリル酸グ ラフト重合体、ポリアクリロニトリル加水分解物、カルボキシメチルセルロース 架橋物等が挙げられる。
【0056】 前記無機質吸水剤としては特に限定されるものではないが、例えばバーミキュ ライト、シリカ粉、クレー、タルク、ベントナイト、パーライト又はゼオライト 等が挙げられる。
【0057】 本考案で用いられるキレート化合物としてはキレート結合を発現するものであ れば特に限定されるものではないが、特にポリアミノカルボン酸類が無機質栄養 素を固定し、その流亡を防ぐので望ましい。
【0058】 このポリアミノカルボン酸類の具体的な代表例としては、エチレンジアミン四 酢酸やそのカルシウム塩、鉄塩、マグネシウム塩又はカリウム塩等の金属塩、ト ランス−1,2−シクロヘキサンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸 、エチレンジアミン二酢酸、3,6−ジオキサ−1,6−オクタンジアミン四酢 酸、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン三酢酸、N−(2−ヒドロ キシエチル)イミノ二酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸或いはそれらのカル シウム塩、鉄塩、マグネシウム塩又はカリウム塩等の金属塩が挙げられる。
【0059】 本考案で用いられる油カスとしては植物の種子から採油した残滓であり、具体 的には、例えばヤシ油カス、ツバキ油カス、大豆油カス又はナタネ油カス等が挙 げられる。
【0060】 又、本考案で用いられる製造カスとしては、食品の製造或いは醸造で生じる残 滓が挙げられる。
【0061】 本考案の植物栽培用培養土においては、上述の培養土に、更に繊維資材、パル プ、或いは陽イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤又は非イオン界面界面など の界面活性剤から選ばれた少なくとも1種の資材(G)を配合しても良いのであ る。
【0062】 この場合、これらの資材(G)は、培養土を製造後、そのまま配合しても良く、 或いは、上述の堆肥資材を製造する際、その原料と混合し、堆肥にしても良く、 これは、用いる用途、成育する植物、更に使用される季節等によって適宜、選択 決定すれば良いのであるが、通常、堆肥にしたものが望ましい。
【0063】 そして、これらの資材(G)の配合割合は、培養土に対し、(G)が0.5〜10 重量%、特に1〜5重量%の範囲とするのが望ましく、(G)の配合割合が0.5 重量%未満では効果が乏しく加える意味がなく、一方、10重量%を超えると植 物の成育に必要な栄養のバランスが悪くなるだけでなく、保水性が低下する場合 があるなどの理由より、好ましくない。
【0064】 本考案で用いられる繊維資材としては、天然繊維又は人造繊維が挙げられるの であり、又、この天然繊維には植物繊維、動物繊維、或いはロックウール又は石 綿等の鉱物繊維が挙げられる。
【0065】 前記植物繊維や動物繊維の具体例としては、例えば木綿、カポック、マニラ麻 、サイザル麻、絹、ラクダ、アルパカ、羊毛、モヘア又はカシミヤなどが挙げら れる。
【0066】 又、人造繊維としては再生繊維、半合成繊維又は合成繊維が挙げられるが、こ のうち、再生繊維としては、例えばビスコースレーヨン又は銅アンモニアレーヨ ン等が挙げられるのであり、又、半合成繊維としては、例えばアセテートが挙げ られるのであり、更に、合成繊維としては、例えばポリアミド系合成繊維、ポリ エステル系合成繊維、ポリビニルアルコール系合成繊維、ポリ塩化ビニル系合成 繊維、ポリ塩化ビニリデン系合成繊維、アクリル系合成繊維、モダクリル系合成 繊維、ポリオレフィン系合成繊維、フルオロカーボン系合成繊維又はポリウレタ ン系合成繊維等が挙げられる。
【0067】 本考案で用いられるパルプとしては特に限定されるものではなく、具体的には 、例えば古紙、紙屑、パルプ残滓又はパルプ屑等が挙げられる。
【0068】 ところで、前記界面活性剤は堆肥資材に親水性を付与し、保水性を改善させる ためのものである。
【0069】 本考案の植物栽培用培養土においては、植物の成長に必要な栄養素を含む肥効 物質などの資材(H)を配合してなるものも有益である。
【0070】 本考案で用いられる肥効物質としては、肥料取締法で定められている普通肥料 や特殊肥料が挙げられる。
【0071】 これらの資材(H)の配合割合は、培養基材に対し、(H)が0.1〜10重量% 、特に0.25〜7重量%の範囲とするのが望ましく、(H)の配合割合が0.1重 量%未満では効果が乏しく加える意味がなく、一方、10重量%を超えると他の 成分とのバランスが悪くなる上、植物の栽培にとって悪影響を与える虞れがある から好ましくない。
【0072】 本考案の植物栽培用培養土においては、土壌改良資材(I)を、培養土に対し、 0.5〜15重量%、特に1〜10重量%の範囲で配合しても良く、(I)の配合 割合が0.5重量%未満では効果が乏しく加える意味がなく、一方、15重量% を超えると他の成分とのバランスが悪くなるので好ましくない。
【0073】 この土壌改良資材(F)としては、泥炭、草炭、亜炭或いは化石類等の植物物 質、培養微生物、天然鉱物、鉱滓、微粉炭燃焼灰、焼成岩石又は石膏などの鉱物 物質、合成化合物、りん鉱石又は石灰岩等が挙げられる。
【0074】 ところで、本考案においては、上述の植物栽培用培養土を造粒し、取扱性を向 上させたり、等級が直ちに判別できるようにするのが望ましい。
【0075】 この場合、粒径が0.1〜25mm、特に1〜15mmの範囲に調整されてい るものが、取扱性、或いは他の成分との配合等が至極容易になし得るので望まし い。
【0076】 本考案においては、所望により、例えば塩化カルシウム、酸化アルミニウム、 塩化第二鉄、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化チタン、シリカゲル、活性炭 、塩化マグネシウム又は塩化亜鉛などの配合剤を配合しても良いのである。
【0077】 前述の通り、本考案の植物栽培用培養土においては、前記目的を達成するため に、培養土に前述の付加価値景品を付帯させてなることを特徴とする。
【0078】 即ち、本考案の植物栽培用培養土は、培養土を包材に梱包したものに付加価値 景品を付帯させてなるものを市場に流通させることが一般的な商品形態となるが 、該包材としては、梱包した培養基材をこぼすことなく運搬できるものであれば 、特に制限されるものではなく、従来から培養土を梱包するために用いられてい た包材をそのまま流用して用いることができるが、具体的には例えば、紙、繊維 或いは高分子材料等をフィルム状ないしシート状にしたものを袋状に形成した包 材、又は、紙、木材或いは高分子材料等を箱状に形成した箱体、更に、ガラスや 高分子材料等を桶状に加工したバケツや瓶状に加工したボトル等を好適に用いる ことができる。
【0079】 この場合、付加価値景品は前記包材の外部或いは内部のどちらに付帯させても 良く、外部に付帯させた場合にあっては、需用者にとって、どのような部類の付 加価値景品が付帯されているかが目視で確認できるため、商品購入の目安として 機能し、購買意欲を喚起させることができるのである。
【0080】 一方、内部に付帯させた場合、包材が透明ないしは半透明で、外部から包材を 通して目視で付加価値景品を確認できる場合にあっては、前述した外部に付帯さ せた場合と同様の機能を発現するのであるが、特に包材が不透明で、外部から目 視で付加価値景品を確認することができない場合には、需用者にとってどのよう な付加価値景品が付帯されているかが開封するまでの楽しみとなり、即ち、福袋 を購入するような感覚を需用者に与え、購買意欲を一層喚起することができるの である。
【0081】 又、包材の内部に付加価値景品を付帯させる場合に、外部から目視で確認する ことができないように、包材内の培養土中に付加価値景品を隠蔽すると、この場 合にあっても、需用者にとってどのような付加価値景品が付帯されているかが開 封するまでの楽しみとなり、福袋を購入するような感覚を需用者に与え、購買意 欲を一層喚起することができるのである。
【0082】 ところで、本考案においては、付帯させた付加価値景品が培養土等によって汚 損したりすることがないように、前記包材とは別の小包材を用いて、当該付加価 値景品を別個に封入することが好ましい。
【0083】 この小包材としては特に制限されるものではなく、具体的には例えば、紙、繊 維或いは高分子材料等をフィルム状ないしシート状にしたものを袋状に形成した 包材、又は、紙、木材或いは高分子材料等を箱状に形成した箱体、更に、ガラス や高分子材料等を桶状に加工したバケツや瓶状に加工したボトル等を好適に用い ることができる。
【0084】 この場合、特に小包材を不透明な材質で形成することにより、付加価値景品の 付帯の形式にかかわらず、この付加価値景品を外部から目視で確認することがで きなくなり、需用者にとってどのような付加価値景品が付帯されているかが開封 するまでの楽しみとなり、福袋を購入するような感覚を需用者に与え、購買意欲 を一層喚起することができるのである。
【0085】 更に、本考案においては、前述のように直接何らかの景品が貰えるのに代えて 、前記景品が貰える当たり券やこれらの景品の中から好きなものを選択して貰え る当たり券などを高分子材料や紙類更に布類で形成された小包材内に収納しても 良いのである。
【0086】
【実施例】
以下、本考案を実施例に基づき詳細に説明するが、本考案はこれに限定される ものではない。
【0087】 図1は本考案に係る植物栽培用培養土の一実施例を示す断面図であり、図1に おいて、1は本考案に係る植物栽培用培養土であり、この植物栽培用培養土1は 、長方形で、且つ表裏2枚の透明性シート材の周縁部Mを熱融着して形成された 包材2と、この包材2内に封入された培養土3と、この培養土3の内部に隠蔽状 態で付帯された付加価値景品4とからなり、この付加価値景品4は各種おまけ( サービス品)5が小包材6に封入されて形成されてなる。
【0088】 従って、図1に示すように、本考案に係る植物栽培用培養土1においては、付 加価値景品4が培養土3内に外部から目視で確認できない状態で付帯されている 。
【0089】 この植物栽培用培養土1を購入し、図2に示すように、その購入者が植物栽培 用培養土1の包材2を開封して培養土3を取り出すと、付加価値景品4が露出し 、その小包材6を開封して各種おまけ(サービス品)5を取り出すことができる のである。
【0090】 又、本発明に係る植物栽培用培養土1においては、図1に示すように、付加価 値景品4を培養土3中に隠蔽するのに代えて、図3に示すように包材2の外側に 、小包材6に封入された付加価値景品4を、接着或いはホチキス等の手段を用い て添付し、外部から付加価値景品4を目視で確認できるようにしても良いのであ る。
【0091】 図1或いは図3に示すいずれの場合においても、付加価値景品4としては、園 芸用品、衛生用品、化粧品、防寒具、文房具又は玩具のいずれのものを用いても 良く、図1或いは図3に示す実施形態において、これらの付加価値景品4を付帯 させた場合の需用者が惹起される印象については、上述の通りであり、重複説明 を避けるためここでは省略する。
【0092】
【考案の効果】
本考案は、培養土に付加価値景品を付帯させた植物栽培用培養土であり、この ように構成することにより、この培養土に利便性、衛生性、美容性、防寒対策、 当たり券等の付加価値、特にガーデニングや園芸等に対する楽しさ等の付加価値 を付与し、消費者、特にガーデニングや園芸等における初心者の購買意欲や継続 意志を喚起するなどの効果を奏するのである。
【0093】 即ち、本考案に係る植物栽培用培養土は、例えば、園芸用品、衛生用品、化粧 品、防寒具、玩具又は文房具或いはこれらの当たり券等の付加価値景品を付帯す ることにより、消費者に対し、利便性、衛生性、美容性、防寒対策等の付加価値 、特にガーデニングや園芸等に対する楽しさ等の付加価値を惹起し、購買意欲や 継続意志を喚起するなどの効果を奏するのである。
【0094】 更に詳しくは、前記園芸用品として、例えばスコップ、じょうろ、植木鉢、プ ランター、ネット、ガーデニンググッズ、軍手、長靴又は雨合羽等を付加価値景 品として培養土に付帯することにより、消費者、特に、個人的に園芸用品(道具 )を充分に所持していないような、ガーデニングや園芸等における初心者に対し 、別に園芸用品を買い求める必要がなく、購入後すぐにガーデニングや園芸等を 楽しめるなどの利便さ等の付加価値を惹起、向上させるなどの効果を奏するので ある。
【0095】 又、前記衛生用品として、例えば石鹸、ボディシャンプー、シャンプー、リン ス、タオル、たわし、スポンジ、おしぼり又はウェットティッシュ等を付加価値 景品として培養土に付帯することにより、消費者に対し、ガーデニングや園芸等 を楽しんだ後、手や体についた培養土等の汚れを速やかに払拭したり洗い落とし たりすることができるなどの衛生性の付与等の付加価値を惹起、向上させるなど の効果を奏するのである。
【0096】 更に、前記化粧品として、例えば肌荒れ防止剤、薬用クリーム、化粧水、乳液 、保湿剤又は日焼け止め剤等を付加価値景品として培養土に付帯することにより 、消費者に対し、手荒れや肌荒れ或いは乾燥肌や日焼け剤等の、ガーデニングや 園芸等につきものの肌のトラブルを未然に防ぐことができるなどの美容性の付与 等の付加価値を惹起、向上する効果を発現するのである。
【0097】 加えて、前記防寒具として、例えば手袋、靴下、帽子、襟巻き、カイロ又は使 い捨てカイロ等を付加価値景品として植物栽培用の培養基材に付帯することによ り、消費者に対し、冬季のガーデニングや園芸等の手入れにおいても、これらの 防寒具を装備することができるなどの防寒対策の付与等の付加価値を惹起、向上 するなどの効果を奏するのである。
【0098】 中でも、直接的に園芸やガーデニングに関係するものではないが、前記玩具と しては、例えば、おもちゃ、人形、キャラクターグッズ、シール又はカード等が 挙げられるのであり、又、前記文房具としては、例えば、ノート、鉛筆、シャー プペンシル、ボールペン、消しゴム、下敷き又は定規等が挙げられるのであり、 この玩具や文房具を付加価値景品として植物栽培用の培養基材に付帯することに より、消費者に対し、ガーデニングや園芸等以外の楽しみを与え、これらの玩具 や文房具を目的として本考案の植物栽培用培養土を購入したり、これらの玩具や 文房具の収集を目的としてその後もガーデニングや園芸等を楽み続けることがで きるなどの効果を発現するのである。
【0099】 加えて、付加価値景品を外部から目視で確認できないように付帯することによ り、需用者にとってどのような付加価値景品が付帯されているかが開封するまで わからず、楽しみとなり、福袋を購入するような感覚を需用者に与え、購買意欲 を一層喚起することができるなどの効果を発現するのである。
【提出日】平成13年3月12日(2001.3.12)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 本考案は、前記課題を解決するために完成されたものであって、包材に梱包さ れてなる 植物栽培用の培養土に付加価値景品を付帯することにより、利便性、衛 生性、美容性、防寒対策等の付加価値、特にガーデニングや園芸等に対する楽し さ等の付加価値を付与し、消費者、特にガーデニングや園芸等における初心者の 購買意欲や継続意志を喚起し、手軽に当該培養土を畑地、ハウス土壌又は育苗用 培土として施しやすくしたり、培養土を鉢やプランターに充填、投与したり、園 芸用培土、ベッド栽培用培土又は花壇用培土として好適に用いられる植物栽培用 培養土を提供することを目的とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案の植物栽培用培養土は、前記目的を達成するために、包材に梱包されて なる 培養土(培養基材)に付加価値景品を付帯したことを特徴とするものである 。 以下、本考案を更に詳細に説明する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 本考案の植物栽培用培養土は、包材に梱包されてなる培養土と付加価値景品と からなるものであるが、この付加価値景品は、通常の植物栽培用培養土として市 場に登場している商品に普通に付随される商品説明書や使用説明書等以外の物品 であり、消費者に対し、利便性、衛生性、美容性、防寒対策等の付加価値、特に ガーデニングや園芸等に対する楽しさなどの付加価値を惹起し、購買意欲や継続 意志を喚起するものであれば特に制限されるものではないが、一般的には、例え ば、園芸用品、衛生用品、化粧品、防寒具、玩具及び文房具等から選ばれた少な くとも1種以上を挙げることができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正内容】
【0077】 前述の通り、本考案の植物栽培用培養土においては、前記目的を達成するため に、包材に梱包されてなる培養土に前述の付加価値景品を付帯させてなることを 特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正内容】
【0092】
【考案の効果】
本考案は、包材に梱包されてなる培養土に付加価値景品を付帯させた植物栽培 用培養土であり、このように構成することにより、この培養土に利便性、衛生性 、美容性、防寒対策、当たり券等の付加価値、特にガーデニングや園芸等に対す る楽しさ等の付加価値を付与し、消費者、特にガーデニングや園芸等における初 心者の購買意欲や継続意志を喚起するなどの効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】図2は包材の中の培養土とおまけ(サービス
品)を取り出している状態を示す斜視図である。
【図3】図3は他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 植物栽培用培養土 2 包材 3 培養土 4 付加価値景品 5 おまけ(サービス品) 6 小包材 M 周縁部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月12日(2001.3.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項11】 包材の外部に、付加価値景品が付帯さ
れてなる請求項1ないし10のいずれか1項に記載の植
物栽培用培養土。
【請求項12】 包材の内部に、付加価値景品が付帯さ
れてなる請求項1ないし10のいずれか1項に記載の植
物栽培用培養土。
【請求項13】 包材が、不透明の包材である請求項
ないし12のいずれか1項に記載の植物栽培用培養土。
【請求項14】 付加価値景品が、培養土中に隠蔽され
てなる請求項1ないし13のいずれか1項に記載の植物
栽培用培養土。
【請求項15】 付加価値景品が、小包材に封入されて
なる請求項1ないし14のいずれか1項に記載の植物栽
培用培養土。
【請求項16】 小包材が、不透明の包材である請求項
15に記載の植物栽培用培養土。
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月30日(2001.5.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (17)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物栽培用の培養土であって、この培養
    土には、付加価値景品が付帯されていることを特徴とす
    る植物栽培用培養土。
  2. 【請求項2】 付加価値景品が、園芸用品、衛生用品、
    化粧品、防寒具、玩具、文房具又はこれらの当たり券か
    ら選ばれた少なくとも1種以上である請求項1に記載の
    植物栽培用培養土。
  3. 【請求項3】 園芸用品が、スコップ、じょうろ、植木
    鉢、プランター、小石、ネット、ガーデニンググッズ、
    軍手、長靴又は雨合羽から選ばれた少なくとも1種以上
    である請求項2に記載の植物栽培用培養土。
  4. 【請求項4】 園芸用品が、ミニチュアガーデニング用
    のスコップ、じょうろ、植木鉢、プランター、小石、ネ
    ット又はガーデニンググッズから選ばれた少なくとも1
    種以上である請求項2に記載の植物栽培用培養土。
  5. 【請求項5】 衛生用品が、石鹸、ボディシャンプー、
    シャンプー、リンス、タオル、たわし、スポンジ、おし
    ぼり又はウェットティッシュから選ばれた少なくとも1
    種以上である請求項2に記載の植物栽培用培養土。
  6. 【請求項6】 化粧品が、肌荒れ防止剤、薬用クリー
    ム、化粧水、乳液、保湿剤又は日焼け止め剤から選ばれ
    た少なくとも1種以上である請求項2に記載の植物栽培
    用培養土。
  7. 【請求項7】 防寒具が、手袋、靴下、帽子、襟巻き、
    カイロ又は使い捨てカイロから選ばれた少なくとも1種
    以上である請求項2に記載の植物栽培用培養土。
  8. 【請求項8】 玩具が、おもちゃ、人形、キャラクター
    グッズ、シール又はカードから選ばれた少なくとも1種
    以上である請求項2に記載の植物栽培用培養土。
  9. 【請求項9】 文房具が、ノート、鉛筆、シャープペン
    シル、ボールペン、消しゴム、下敷き、定規又は筆箱か
    ら選ばれた少なくとも1種以上である請求項2に記載の
    植物栽培用培養土。
  10. 【請求項10】 当たり券が、請求項1ないし9のいず
    れか1項に記載された少なくとも1種の景品の当たり
    券、或いはこれらの景品の中から好きなものを選択して
    貰える当たり券である植物栽培用培養土。
  11. 【請求項11】 培養土が、包材に梱包されてなる請求
    項1ないし10のいずれか1項に記載の植物栽培用培養
    土。
  12. 【請求項12】 包材の外部に、付加価値景品が付帯さ
    れてなる請求項11に記載の植物栽培用培養土。
  13. 【請求項13】 包材の内部に、付加価値景品が付帯さ
    れてなる請求項11に記載の植物栽培用培養土。
  14. 【請求項14】 包材が、不透明の包材である請求項1
    1ないし13のいずれか1項に記載の植物栽培用培養
    土。
  15. 【請求項15】 付加価値景品が、培養土中に隠蔽され
    てなる請求項1ないし14のいずれか1項に記載の植物
    栽培用培養土。
  16. 【請求項16】 付加価値景品が、小包材に封入されて
    なる請求項1ないし15のいずれか1項に記載の植物栽
    培用培養土。
  17. 【請求項17】 小包材が、不透明の包材である請求項
    16に記載の植物栽培用培養土。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101410470B1 (ko) * 2012-07-06 2014-07-08 이정근 지렁이 분변토 포트
JP2022045716A (ja) * 2020-09-09 2022-03-22 石井 卯 培う砂

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