JP3080560U - 切断端材結束用箱状治具 - Google Patents

切断端材結束用箱状治具

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功太郎 石原
清和 鈴木
浩三 若宮
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カイハツボード株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大小長短など寸法形状が不揃いな切断端材の
集束結束は人手による作業が面倒で非能率であり、収容
袋に収容して運搬されているが、再利用工程で収容物の
取り出しに人手を要し、収容袋が合成樹脂系のものの場
合にはそのまま焼却処分すると有毒ガスが発生する問題
点があった。 【解決手段】 底板、左右側壁板、後壁板よりなる前
面、上面が開放した箱状枠体と、その枠体の内面に重合
固着した補強帯板とこれに間隔を置いて併設した補助帯
板とによって、両帯板間に結束紐の案内溝を設け、さら
に両側壁板外面に結束紐の仮止めクリップを設け、又は
左右側壁板内面の結束紐の案内溝に嵌着する結束紐の仮
止め係止杆を用いて、結束が容易安定にできるものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は木板、合板、繊維板の製造工程及びこれらの板材を利用する加工工 程で発生する切断端材の集積結束処理に用いられる箱状治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
前記の木質系板材の製造工程現場において発生する切断端材は廃材として焼却 処分又は繊維板などの原料として再利用されるが、切断端材の形状が大小長短の 不揃いであるため、通常大きな合成樹脂系の収集袋内に収容して運搬している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
収容袋を用いる従来の手段では、切断端材の収容、運搬、収集袋内からの切断 端材の取り出しが面倒で人手がかかる難点があり、またそのまま焼却すると収容 袋が合成樹脂系である場合には有害ガスが発生する問題点があり、焼却処分ある いは再利用のいずれの場合にも問題を生じない結束物とすることが望まれていた が、切断端材の寸法形状が不揃いの場合は、その結束が容易でなく非能率な作業 となるため一般には行われていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は切断端材の集積結束を容易にできる箱状治具である。 すなわち、請求項1記載の考案は、底板、左右側壁板、後壁板よりなる前面、 上面が開放した箱状の枠体、及びその枠体の底板上面、左右側壁板の内面に重合 固着した補強帯板、その補強帯板に間隔を設けて併設した補助帯板により、枠体 の内面に沿って連続した結束紐の案内溝を形成したことを特徴とする切断端材結 束用箱状治具である。
【0005】 請求項2の考案は、前記請求項1記載の箱状治具において、その左右側壁板の 結束紐の案内溝に対応したそれぞれの側壁板の外面位置に結束紐の仮止めクリッ プを係止したものであり、又請求項3記載の考案は、前記請求項1記載の箱状治 具において、その左右の側壁板の結束紐の案内溝のそれぞれの全長にわたって適 合嵌入できる細長平板の下端に結束紐の係止用切欠を形成し、上端に側壁板上縁 に着脱し得る弾発性爪片を固着した結束紐の仮止め係止杆を用いるものである。
【0006】 前記の箱状の枠体は各種の板材により製作できるが、工作上、木板、合板、繊 維板などの切断、接着、釘止めが容易な木質系板が好ましく用いられる。 底板、左右側壁板、後壁板によって画された枠体の内部空間は切断端材の集積 収容部となるものであり、発生する切断端材の寸法形状及びその集積結束物の取 り扱い重量等にしたがって、適宜の寸法条件を選択するが、通常底板は30〜4 0cm幅、50〜100cm長の長方形板、量側壁板、後壁板の高さは30〜4 0cmの寸法範囲が適当である。
【0007】 枠体の内面に重合固着した補強帯板は、枠体内に投入集積収容される切断端材 の圧力等に対する枠体強度を得るとともに、これと間隔をおいて併設される補助 帯板によって両帯板間が結束紐の案内溝となるものであり、該溝は両側壁板内面 において垂直に、底板上面幅方向に水平である連続した凹溝であり、その溝幅は 結束紐の延在配置が容易な通常2〜4cmとする。 この結束紐の案内溝は、枠体の奥行が60cm以下の場合は、その奥行の中央 に一カ所、奥行が60cm以上の場合はその中央に30〜40cmの間隔で二カ 所設けるのが適当である。
【0008】 この箱状治具は切断端材発生現場近くに置いて、端材を収容する以前に結束紐 を結束紐の案内溝内に延在没入して、紐端を両側壁板上縁から外方に垂下した状 態とした後、切断端材を投入集積して所望の集積量となった後に、結束紐のより 緊締結束した集束物として取り出すものである。 このさいに、結束紐の案内溝内に延在せしめた結束紐の無用の移動脱落を防止 するために、両側壁板外に垂れ下がった紐端は、側壁板外面に粘着テープにより 仮止めすることが必要である。
【0009】 前記の粘着テープによる結束紐の仮止め作業の面倒さを避けるため、本考案に おいては、両側壁板内面の結束紐の案内溝に対応する側壁板外面に結束紐の仮止 めクリップを設け、または側壁板内面の結束紐の案内溝の全長にわたって適合嵌 入できる結束紐の仮止め係止杆を用いる。 結束紐は、結束紐の案内溝内に安定して延在配置せしめることが望ましく、結 束紐自体の柔軟性が大なる場合には、前者の結束紐の仮止めクリップが適当であ るが、柔軟性が小で反発性のある場合には、後者の結束紐の仮止め係止杆を用い ることにより、安定した結束紐の延在配置が可能となる。
【0010】 結束紐としては、テープ、撚糸紐、縄などが用い得るが、結束物をそのまま 再利用工程に投入する場合又は焼却処分する場合には、なるべくわら縄、しゅろ 縄、麻縄などの天然素材製のものが望ましい。 又、箱状治具内へ切断端材の集積収容に当たっては、なるべく結束物の外周に 長尺広幅の端材を置き、短小狭幅の端材がこれによって囲まれた状態になるよう に集積して、安定した結束状態とすることが望ましい。 長尺端材が箱状治具の奥行より著しく大なる場合は、なるべく奥行に略適合し た寸法に切断して収容することにより結束物の大きさ並びに重量を人手による取 り扱いが容易なものとすることがてきる。 本案の箱状治具に収容する切断端材としては、板材切断端材以外の他の寸法形 状の雑多な、例えば樹木庭木などの剪定屑や板紙裁断屑などの集積結束に用いる こともできる。
【0011】
【実施例】
以下、図面に示す実施例について説明する。 図1、図2は、本案箱状治具の斜視図及び平面図であって、枠体1は12mm 厚合板よりなる底板2、左右側壁板3,4、後壁板5を接着釘止めにより製作し た幅30cm奥行90cm高さ30cmの、前面、上面が開放した箱状体であり 、補強帯板12,13,14は前記と同じ合板の20cm幅板であり、枠体1の 前縁、後壁面のそれぞれに沿って、底板2上面、両側壁板3,4の内面に接着釘 止めして重合固着し、又幅10cmの補助帯板23,24,25は補強帯板12 ,13,14から4cmの間隔を置いて同様に重合固着して、枠体1の内面に沿 って連続した結束紐の案内溝Dが、枠体1の奥行中間に略40cmの間隔で二条 形成されて箱状治具Aが得られる。
【0012】 結束紐の仮止めクリップBは枠体1の両側壁板3,4の結束紐の案内溝Dに対 応するそれぞれの側壁板外面位置に固設した弾性的挟み止め具である。 図4はこの箱状治具Aの結束紐の案内溝D内に巻紐体Eから引き出した結束紐 Fを延在配置して、両側壁板外に垂下した結束紐部分を両側壁板外面に係止した 結束紐の仮止めクリップBにより挟み止めした後、箱状治具A内に切断端材Mを 収容集積した状態を示す正面図であり、長尺の切断端材はなるべく1m以下の長 さに折った物が結束物の外周にあって中小短尺の端材が中心部になるように、箱 状治具A内に収容集積した後、巻紐体E側の結束紐Fの部分を切断するとともに 、仮止めクリップBの挟み止めを解放して、結束紐Fによって緊締結紐により安 定した結束物として箱状治具Aから取り出すものである。
【0013】 図3は前記の仮止めクリップBに代えて、用いられる結束紐の仮止め係止杆C を示すもので、(a)はその正面図、(b)はその側面図であり、図5は箱状治 具Aの結束紐の案内溝D内に延在配置した結束紐Fをこの仮止め係止杆Cによっ て挟み止めした状態を示す正面図である。
【0014】 この仮止め係止杆Cは箱状治具Aの左右側壁板3,4の結束紐の案内溝Dの全 長にわたって適合嵌入される形状の細長平板30の下端に形成した結束紐の係止 用切欠31、上端に固設した側壁板3,4の上縁に嵌入係合する弾撥性爪片32 よりなり、結束紐の案内溝D内の結束紐Fは、左右側壁板3,4の結束紐の案内 溝Dの内面と細長平板30の間に弾性的に挟持され、底板2の上面の凹溝内の両 側端で係合用切欠31により係止されて結束紐Fの延在状態を維持するものであ り、したがって剛性のある結束紐Fであっても安定した延在配置が得られる。 この仮止め係止杆Cは箱状治具A内に収容した切断端材が所要の集積量に達し た後に引き出して、前記と同様の結束作業により結束物は箱状治具Aから取り出 される。
【0015】
【考案の効果】
本考案によれば、長短大小など形状大きさが不揃いな切断端材の人手による集 積結束の困難性と非能率性を改善し、結束物の大きさ重量などを所望の範囲内で 均整化した結束物が容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本案箱状治具の斜視図である。
【図2】 同、平面図である。
【図3】 仮止め係止杆を示し、(a)は平面図、
(b)は側面図である。
【図4】 使用状態を示す正面図である。
【図5】 仮止め係止杆の使用状態を示す案内溝におい
て切断した正面図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 底板 3 左側壁板 4 右側壁板 5 後壁板 12,13,14 補強帯板 22,23,24 補助帯板 30 細長平板 31 係合用切欠 32 弾撥性爪片 A 箱状治具 B 仮止めクリップ C 仮止め係止杆 D 案内溝 E 巻紐体 F 結束紐 M 切断端材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板(2)、左右側壁板(3,4)、後
    壁板(5)よりなる前面、上面が開放した箱状の枠体
    (1)及び該枠体(1)の底板(2)の上面並びに左右
    側壁板(3,4)の内面に重合固着した補強帯板(1
    2,13,14)、その補強帯板に間隔を設けて併設し
    た補助帯板(22,23,24)により、枠体(1)の
    内面に沿って連続した結束紐の案内溝(D)を形成した
    ことを特徴とする切断端材結束用箱状治具。
  2. 【請求項2】 枠体(1)の左右の側壁板(3,4)の
    結束紐の案内溝(D)に対応したそれぞれの側壁板
    (3,4)の外面位置に結束紐の仮止めクリップ(B)
    を係止した請求項1記載の切断端材結束用箱状治具。
  3. 【請求項3】 底板(1)の左右の側壁板(3,4)の
    結束紐の案内溝(D)のそれぞれの全長にわたって適合
    嵌入できる細長平板(30)の下端に結束紐の係止用切
    欠(31)を形成し、上端に側壁板上縁に嵌入係合する
    弾発性爪片(32)を固着した底板(1)に着脱可能な
    結束紐の仮止め係止杆(C)を有する請求項1記載の切
    断端材結束用箱状治具。
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