JP3080535U

JP3080535U - 線状物の巻取りリール

Info

Publication number: JP3080535U
Application number: JP2001001539U
Authority: JP
Inventors: 眞澄秋田
Original assignee: シンエイ産業株式会社
Priority date: 2001-03-23
Filing date: 2001-03-23
Publication date: 2001-09-28
Anticipated expiration: 2007-03-23

Abstract

(57)【要約】【課題】乱暴、あるいは手荒な扱いをされても、両方
の円板を保護でき、巻取りロッドから金属線等の線状物
を取り出す際にも、傷のつかない線状物の巻取りリール
を開発し、提供するものである。【解決手段】電線等の線状物を巻き取る巻取りリール
であって、巻取りロッド（１）の両側に設けた円板
（２），（２）の周囲に、ゴムあるいは、軟質の合成樹
脂を素材とし，断面が凹溝（３ａ）を有する保護部材
（３）を設け、該保護部材（３）で前記円板（２），
（２）の外周端部に装着することを特徴とする線状物
（４）の巻取りリール。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、線状物の巻取りリールに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、電線等の線状物を巻き取る，巻取りリールは、筒状の巻取りロッドの両端に、木製の円板が設けられたものであり、該巻取りロッドに、金属線、銅管、電線等の線状物が巻き取られている。

【０００３】しかし、該巻取りリールは、円板の直径が１メートル、あるいはそれ以上あり、金属線等を巻き付けるため、円板の設置点ではかなりの重量を有し、輸送・運搬の際に、手荒な扱いを受けると、円板の外周縁部が傷みやすく、しかも、素材が木製のため、ささくれ立つという欠点があった。

【０００４】そして、該巻取りリールより巻かれた金属線を取り出す場合には、この円板の外周縁部のささくれの部分に接触することにより取り出しにくく、さらに、金属線を傷める結果となるという欠点があった。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

そこでこの考案は、上記の欠点を除去するために考案されたものであり、乱暴、あるいは手荒な扱いをされても、両方の円板を保護でき、巻取りロッドから金属線等の線状物を取り出す際にも、傷のつかない線状物の巻取りリールを開発し、提供するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この考案は、電線等の線状物を巻き取る巻取りリールであって、巻取りロッドの両側に設けた円板の周囲に、ゴムあるいは、軟質の合成樹脂を素材とし，断面が凹溝を有する保護部材を設け、該保護部材で前記円板の外周端部に装着することを特徴とする線状物の巻取りリールである。

【０００７】

【考案の実施の形態】

そこで、この考案の一実施例を図面に従って説明すると、電線等の線状物を巻き取る巻取りリールであって、巻取りロッド（１）の両側に設けた円板（２），（２）の周囲に、ゴムあるいは、軟質の合成樹脂を素材とし，断面が凹溝（３ａ）を有する保護部材（３）を設け、該保護部材（３）で前記円板（２），（２）の外周端部に装着することを特徴とする線状物（４）の巻取りリールから構成される。

【０００８】尚、巻取りロッド（１）に、巻き取られる電線等の線状物（４）とは、金属線、細い銅管、電線等をいい、形状が線状物であれば特に限定はしない。

【０００９】尚、保護部材（３）は、円板（２）の外周縁部に嵌着するように、あらかじめ、リング状に形成されていてもよく、あるいは、その都度、円板の外周縁部にタッカー等で取り付けたものであってもよい。

【００１０】

【考案の効果】

この考案によると、電線等の線状物を巻き取る巻取りリールであって、巻取りロッド（１）の両側に設けた円板（２），（２）の周囲に、ゴムあるいは、軟質の合成樹脂を素材とし，断面が凹溝（３ａ）を有する保護部材（３）を設け、該保護材（３）で前記円板（２），（２）の外周端部に装着することを特徴とする線状物（４）の巻取りリールであるため、保護部材（３）が緩衝材となり、重量があっても、木製の円板が、ささくれ等の傷が付くことがなく、従って、線状物を取り出す場合にも、これにより傷付くことがなく、また、保護部材（３）を設けることにより、この巻取りリールを転動しても、騒音がしない等の極めて有効なる効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例を示す一部欠截正面図であ
る。

【図２】この考案の一実施例を示す側面図である。

【図３】この考案に使用する保護部材の一実施例を示す
一部欠截斜視図である。

【図４】この考案の実施状態の一実施例を示す説明図で
ある。

【符号の説明】

１巻取りロッド２円板３保護部材３ａ凹溝４線状物

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】電線等の線状物を巻き取る巻取りリール
であって、巻取りロッド（１）の両側に設けた円板
（２），（２）の周囲に、ゴムあるいは、軟質の合成樹
脂を素材とし，断面が凹溝（３ａ）を有する保護部材
（３）を設け、該保護部材（３）で前記円板（２），
（２）の外周端部に装着することを特徴とする線状物
（４）の巻取りリール。