JP3080524U - 印鑑自動突出及び収納器具 - Google Patents

印鑑自動突出及び収納器具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 市販の印鑑を装着することにより、捺印を求
めたる当該人物を楽しませるだけでなく、その使用にお
いても迅速且つ容易で、たとえ使用者が年端のいかない
子供であっても煩うことなく、それどころか自ら興味を
示して使用したがる玩具的な性質を兼有した印鑑器具を
提供する。 【解決手段】 クリップ状の基体2の後部つまみ部分を
圧搾したさい、その作用によって、開口する先端部よ
り、基体2に連結された部品に装着した印鑑Pを押し出
し、後部つまみ部分を復元させると、その作用によっ
て、閉じる基体2の内部に印鑑Pをひっこめることを特
徴とする印鑑器具を、動物などの意匠的外観を施した布
等で作成した基体カバー1で内包する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、クリップ状の基体に連結された部品に印鑑を装着することによっ て、その装着された器具が玩具的な要素を付随するだけでなく、その使用におい ても迅速且つスムーズで、たとえその使用者が子供であっても煩うことなく、そ れどころかむしろ楽しみながら用いられるように設計された印鑑自動突出及び収 納器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、印鑑を装着して用いるための器具は皆無であった。元来、印鑑は承認の 意思を明記するための、ある種重要な道具であるがゆえに、それを大切に保管す るための容器に収納されていた。その容器のなかには動物などの形態を模造した ものや、あるいはそこから印鑑を取り出す手間を排除し、容器に印鑑が収納され たままの状態で捺印が可能なものもあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら従来のそれらの容器では、当然ながら印鑑の使用時において娯楽 性というものを発揮することができなかった。なぜなら容器はあくまでも物を収 容するための手段でしかなく、意匠的外観を施したところでそれを保持する喜び は増したとしても、結局のところ印鑑を使用する場合には容器からそれを取り出 し捺印するのであるから、そこには工夫もなく、それゆえに印鑑を使用するその 局面においてはなんの楽しみもなかった。また容器に印鑑が収納されたままの状 態で捺印可能な便利なものもありはしたが、それとて手間を省き、時間の浪費を 防ぐだけのことであって印鑑を使用する楽しみが増大するわけではなかった。
【0004】 ゆえに本考案は、上述したような諸事情に鑑み創出されたもので、元来、印鑑 は重要なものであるだけに容器に収めて仕舞い込んでおくものという概念的なイ メージを払拭し、そこに玩具的要素を加味することによって誰もが好んで印鑑を 使用したくなるだけでなく、従来存在した印鑑自動捺印容器にもひけを取らない だけの便利さと迅速さをも兼ね備え、さらに容器としても充分にその機能を果た し得る印鑑自動突出及び収納器具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、本考案にあたっては、クリップ状の基体に連 結された部品に印鑑を装着し、基体の後部つまみ部分を圧搾したさい、その作用 によって、開口する先端部より、装着された印鑑を押し出し、後部つまみ部分を 復元させると、その作用によって、閉じる基体の内部に印鑑をひっこめることを 特徴とする。また基体が先端部を閉じている状態で、装着した印鑑の印面部の全 面に滞りなく朱肉が付着し、基体が開口すると、その作用によって朱肉を内包し た容器が印鑑の印面部より外れ、印鑑の突出の妨げにならないように構成するこ とによって、さらに使い勝手のよいものにすることもできる。しかも、動物など の意匠的外観を施した布、紙、ビニール、ラバー、軟質プラスチック等、頻繁に 繰り返される圧縮伸長作用によってもその形状を損傷させる恐れの少ない素材で 作成したカバーに紐等の吊り掛け用部材を付設し、それらでもってその器具全体 、もしくは一部を内包し、且つクリップ状の基体の後部つまみ部分を圧搾したさ い、その作用によって開口する前部の動きに支障をきたさないよう、また前方に 押し出される印鑑の突出の妨げにならないよう構成することによって器具に玩具 的な要素を付随させるだけでなく、容器としての価値をも付加し得ることができ る。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を説明するに、図1において示され ている符号1は、器具を内包することによって器具に容器としての価値を付加す るだけでなく、クリップ状の基体2に連結棒4a及び4bでもって連結された印 鑑着脱用のチューブ3に装着した印鑑Pを隠匿するのはもちろんのこと、その内 包された器具をも保護する、所謂カバーである。その基体カバー1は、布、紙、 ビニール、ラバー、軟質プラスチック等、頻繁に繰り返される圧縮伸長作用によ ってもその形状を損傷させる恐れの少ない素材でもって作成されている。また基 体2の後部つまみ部分を圧搾したさい、その作用によって開口する前部の動きに 支障をきたさないよう、また前方に押し出される印鑑Pの突出の妨げにならない よう基体カバー1を基体2に被すことによって、基体カバー1を基体2から除外 することなく印鑑Pを使用できるように構成されている。それゆえ、迅速に捺印 できるだけでなく、そのような素材を用いることによってそれを万が一落下させ たとしても器具本体や装着された印鑑P、それに基体カバー1それ自体が損壊し ないように構成されている。そのために基体カバー1は意匠を施したぬいぐるみ のようなものにするのが最適ではないかとも推察される。そうすることにより、 本考案の印鑑自動突出及び収納器具は符号9で示した紐等の吊り掛け用部材によ って携帯品としても使用できる。またインテリアとしても充分に通用するので宅 配時の捺印用として玄関口のどこかにぶら下げておいても勿論差し支えはない。
【0007】 その内包された器具本体の具体的な構成としては、たとえば図2に示すように 、クリップ状の基体2の最先端部二か所の穴2aと2bと、印鑑着脱用のチュー ブ3に設けられた二つの耳フックのそれぞれ一方とを連結棒4a及び4bでもっ て連結し、基体2の後部つまみ部分を圧搾及び復元させたさい、その作用によっ て開閉する前部の運動をチューブ3の前後運動へと転換させ、その動きによって チューブ3に装着した印鑑Pを押し出したり、ひっこめたりするようにする。ま た市販されている定形の一般的な印鑑Pよりも若干大きめの筒型容器5を、輪ゴ ム6a及び6bを用いて基体2に取り付け、チューブ3に装着した印鑑Pが前後 運動を繰り返しても印鑑Pの一部が常時筒内部に収まっているようになどして印 鑑Pの安定性を保つようにしてもよい。さらに筒型容器5に底板を接着し、印鑑 Pの後部を密着して包み込んだコの字型容器7とその底板とをバネ8でもって連 結することによって、印鑑Pの収納をより一層スムーズにさせることができる。 あるいは図3に示すように、基体2の内部にピン10を立て、それと朱肉を内包 した容器11とを自由回転運動可能な球型接続部品12でもって連結し、基体2 がその先端部を閉じている状態で装着した印鑑Pの印面部の全面に滞りなく朱肉 が付着するようにすれば、尚一層使い勝手のよいものとなる。
【0008】 その器具本体に、先述した基体カバー1を被せたものが本考案の印鑑自動突出 及び収納器具の最終的な全体像、つまり図1に示されているような代物なのであ る。これは叙述するまでもなく明らかに玩具としての性質を兼有しているため、 さらに面白味を増すために、基体カバー1に単に意匠的デザインを施すのではな く動物のデザインとして、突出する印鑑をあたかもその動物の舌であるかのよう に位置づけることも可能である。また基体2と、動物風にデザインされた基体カ バー1の目や耳、及びその他の部位とを新たな結合部品によって連結させ、開閉 する基体2の動きによってそれらが可動するようにしてもよいのは勿論のことで ある。
【0009】 本考案は以上のような構造で、次に、本考案の使用の一例を説明すると、まず 先述したように玄関口のどこか、あるいはドアそれ自体などにフックを取り付け 吊り掛け用部材9でもって本考案品を掛けておく。もしくは下駄棚の上に置物と して据えておいてもよい。そして宅配人が来訪したさいには、そのフックから本 考案品を取り外し、クリップ状となっている基体2の後方つまみ部分を、基体カ バー1が被せてある状態のままで指で挟み圧搾する。すると開口した前部から自 動的に印鑑Pが突出する。その印鑑Pの印面部に朱肉を付着させて提出された受 領書に捺印する。装着した印鑑Pがクッション浸透印式構造であった場合には、 勿論、新たに朱肉を付着させる必要はない。それに、たとえそうでなかっとして も自動的に朱肉が付着するように構成されている本考案品においては、当然なが らその必要は皆無である。そして捺印が済むと、基体2の後方つまみ部分を圧搾 していた指の力を抜いて、その後方部分を復元させる。すると自動的に印鑑Pが 器具内部に収納される。後はその本考案品が元あったように、付設されている吊 り掛け用部材9でもってフックに掛けておいてもよいし、下駄箱の上などに置物 として据えておいてもよい。
【00010】
【発明の効果】
以上の如く、本考案品は使用が大変に容易で、しかも厳密に言えば容器に仕舞 われているわけではないので蓋を開けたり、取り外したりという作業が省略され るぶん、さらに一層迅速に事を処理することが可能なのである。また仮に片手が 塞がっていたとしても、密閉された容器の蓋を開ける必要がないので、もう一方 の手だけを用いて捺印ができるというメリットもある。しかも本考案品はインテ リアとしても充分に活用可能なために誰もが目につく所に飾っておくこともでき る。印鑑は通常家具の引き出しなどに仕舞われていることが多いが、必ずしもそ れがいつも一定の場所であるとは限らない。それに印鑑の収納場所が常時定めら れていたとしても、その保管者以外は、たとえその人物が家の主人であったとし てもその在りかをあまりよく知らないというのが現状なのである。ましてや未成 年者であれば、彼らにはそもそも本人の意思でもって物事を承諾するという権利 が完全にはまだ認められていないため捺印をするという機会があまりないだけに 、尚更のことである。また保管者がお年寄りである場合にはその保管場所を度忘 れしてしまうとも考えられる。そのために宅配者が来訪したさい、印鑑を探して てんやわんやすることもしょっちゅうなのである。というのも宅配人というもの は、どういうわけか常に唐突に来訪する。しかも忙しいのか、長く待たすと明ら かに苛立った素振りを示す。それどころか呆れ果てたような顔をすることもある 。また溜め息を漏らすこともある。そして仕舞いには、サインでいいですよ、と 優しい言葉をかけながらも、結局のところは、早くしろ、とせかすのである。そ ういうこともあって、特に低年齢者などは、お届けもの自体は嬉しいが、宅配人 とはあまり接したくないというのが実状なのである。しかし現代の生活環境では 両親不在で子供だけが留守番をするという状況は避けられない。それにお年寄り だけの所帯も相当に多い。それゆえにこそ本考案品が有効なのである。それとい うのも本考案品においては印鑑の所在場所が明確であるだけに慌てることもなく 笑顔で彼らを招き入れることができる。それに使用も容易であるために、本考案 品の使用者がたとえ誰であったとしても煩う心配が全くなく迅速に事を処理でき るだけに宅配者にとっても大変にありがたい。しかも本考案品はびっくり箱的な 要素を含有しているために彼らを喜ばすことも可能なのである。そのために両者 の関係が拗れるどころか、むしろ和やかなひとときを過ごせると断言してもよい 。そういう観点から推測するに、その喜びの記憶が子供の積極性を喚起し、宅配 人が来訪したさいにはたとえ母親が在宅しているときであっても自らすすんで用 をこなすようになるかもしれない。そうなってくれるように期待して、子供であ るがゆえに本考案品を万が一落下させたとしても安全なように作られているのは 、勿論のことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の使用状態の一実施例を示した側面図で
ある。
【図2】本考案の本体の基本的な構造の一例を示した側
面図である。
【図3】本考案の本体の他の実施例を示した側面図であ
る。
【図4】本考案の本体の他の実施例の使用状態を示した
側面図である。
【符号の説明】
P・・・印鑑 1・・・基本カバー 2・・・基体 2a・2b・・・穴 3・・・チューブ 4a・4b・・・連結棒 5・・・筒型容器 6a・6b・・・輪ゴム 7・・・コの字型容器 8・・・バネ 9・・・吊り掛け用部材 10・・・ピン 11・・・朱肉容器 12・・・球形接続部品

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリップ状の基体の後部つまみ部分を圧
    搾したさい、その作用によって、開口する先端部より、
    基体に連結された部品に装着した印鑑を押し出し、後部
    つまみ部分を復元させると、その作用によって、閉じる
    基体の内部に印鑑をひっこめることを特徴とする印鑑自
    動突出及び収納器具。
  2. 【請求項2】 クリップ状の基体が先端部を閉じている
    状態で、基体に連結された部品に装着した印鑑の印面部
    の全面に滞りなく朱肉が付着し、基体が開口すると、そ
    の作用によって朱肉を内包した容器が印鑑の印面部より
    外れ、印鑑の突出の妨げにならないように構成されてい
    る請求項1記載の印鑑自動突出及び収納器具。
  3. 【請求項3】 動物などの意匠的外観を施した布、紙、
    ビニール、ラバー、軟質プラスチック等、頻繁に繰り返
    される圧縮伸長作用によってもその形状を損傷させる恐
    れの少ない素材で作成したカバーに紐等の吊り掛け用部
    材を付設し、それらでもってその器具全体、もしくは一
    部を内包し、且つクリップ状の基体の後部つまみ部分を
    圧搾したさい、その作用によって開口する前部の動きに
    支障をきたさないよう、また前方に押し出される印鑑の
    突出の妨げにならないように構成されている請求項1及
    び請求項2記載の印鑑自動突出及び収納器具。
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