JP3080209U - 運動用ウォーカーのスピード表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在の走るスピードを正確且つ迅速に表示す
る運動用ウォーカーのスピード表示装置を提供する。 【解決手段】 表示ユニットと制御ユニットとを備えた
運動用ウォーカーのスピード表示装置において、表示ユ
ニットは、複数の表示部材から構成され、制御ユニット
は、複数の比較回路から構成され、それぞれの比較回路
は一つの比較器からなり、各比較器の入力端はそれぞれ
分圧回路の各電圧ノットに接続されると共に、出力端は
それぞれ表示部材に接続される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ランプ信号でウォーカーのスピードを表示し、特に使用者が現在の スピードを容易且つ明確に判断できる運動用ウォーカーのスピード表示装置に関 するものである。

【０００２】

【従来技術とその課題】

従来のウォーカーは、図４に示すように、単にハンドル部５０と走り台６０か ら構成される運動用のウォーカーであり、スピードメーターや他のメーター等が 配置されていない。故に、使用者が該ウォーカーを使用する際に、自分のスピー ド或いは運動量を確認できるようにするために、走るスピードの測定及び調整の 機能を備えたウォーカーが掲げられた。それにより、使用者は走る際に自分の体 力を精一杯発揮できると共に、ウォーカーに設けられた表示パネルにより自分の 走るスピードやカロリーの消耗量等を確認することができる。 但し、従来の走るスピードの表示手段は、アナログ式の表示手段及びデジタル 式の表示手段があり、アナログ式の方は、正確に表示することができない。又、 デジタル式の方は、例えば液晶ディスプレーのような表示手段は数字で走るスピ ードを表示することはできるが、初心者は該数字の意味が分かり難い。従って、 上記２種の表示手段は使用者がウォーカーを使用する際に、走るスピードが分か りにくいので、更に改良する必要がある。

【０００３】 本考案は上記の課題を解決するものであり、使用者がウォーカー上に走り始め ると、ウォーカーがその走るスピードと対応する電圧信号を制御ユニットに出力 すると共に、該電圧信号と制御ユニットにおける比較回路の各段の電圧とを比較 し、各段毎に異なる参考電圧値を有するので、該電圧信号が比較回路の参考電圧 値より大きい場合、比較回路はすぐに一つの信号を出力して、比較回路と接続す る表示部材を作動させる。それにより、ウォーカーのパネルに直接表示部材によ って正確に走るスピードを表示できる。従って、走るスピードが確認しやすくな る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、表示ユニットと制御ユニットとを備えた運動用ウォーカーのスピー ド表示装置において、表示ユニットは、複数の表示部材から構成され、制御ユニ ットは、複数の比較回路から構成され、それぞれの比較回路は一つの比較器から なり、各比較器の入力端はそれぞれ分圧回路の各電圧ノットに接続されると共に 、出力端はそれぞれ表示部材に接続されることを特徴とする運動用ウォーカーの スピード表示装置、を提供する。

【０００５】 以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。

【０００６】

【考案の好適な実施の形態】

図１は本考案に係わる運動用ウォーカーのスピード表示装置の回路図であり、 図２は本考案に係わる運動用ウォーカーのスピード表示装置の平面図であり、図 ３は本考案に係わる運動用ウォーカーのスピード表示装置の使用状態を示す図で ある。

【０００７】 図１は本考案に係わる運動用ウォーカーのスピード表示装置の回路図であり、 該回路図は、表示ユニット１０と制御ユニット２０とを備え、 制御ユニット２０は、異なるスピードに対応する複数の比較回路２１が設けら れ、各比較回路２１は一つの比較器（Ｕ１〜Ｕ１６）を有し、 表示ユニット１０は、複数の表示部材Ｄ１〜Ｄ１６から構成され、各表示部材 Ｄ１〜Ｄ１６は前記比較回路２１の出力端に接続される。また、本実施形態にお いて、使用される表示部材は発光ダイオードである。

【０００８】 又、本実施形態において、制御ユニット２０には１６個の比較回路２１を有し 、第１〜第１６の各比較回路２１の出力端はそれぞれ対応的に一つの発光ダイオ ード（Ｄ１６〜Ｄ１）に接続される。又、各比較回路２１における比較器（Ｕ１ 〜Ｕ１６）の入力端はそれぞれ分圧回路３０の各電圧ノットに接続されると共に 、他の入力端はウォーカーのスピード検出ユニット（図示せず）の出力端ＶＲＭ に接続される。

【０００９】 ウォーカーは現在のスピードを相対的に電圧信号に変更してＶＲＭ端から入力 すると共に、該電圧信号を制御ユニット２０に入力し、更にそれぞれの比較回路 ２１と比較し、入力された電圧信号が制御ユニット２０における比較回路２１の 参考電圧値より大きい場合は、比較器（Ｕ１〜Ｕ１６）が一つの信号を出力し、 適当な発光ダイオード（Ｄ１〜Ｄ１６）を作動して発光させる。

【００１０】 図２は、本考案の実施形態の表示ユニットを示す概要図であり、表示ユニット １０を構成する発光ダイオードＤ１〜Ｄ１６はパネル上に円形に配置される。又 、図１及び図３に示すように、ＶＲＭ端から電圧信号を制御ユニット２０に入力 すると、該電圧信号は第９の比較回路２１の参考電圧値より大きいが、第１０の 比較回路２１の参考電圧値より小さいので、第９の比較回路２１以下の発光ダイ オードＤ８〜Ｄ１６が作動して発光する。又、各比較回路２１の比較電圧は希望 のスピードの範囲に応じて、分圧回路３０の抵抗値を調整することができる。

【００１１】 又、図１に示すように、表示ユニット２０における表示部材Ｄ１〜Ｄ１６と電 源との間に、トランジスタＱ１が接続され、該トランジスタＱ１のベースは起動 端Ａ１に接続され、起動端Ａ１が電圧信号を出力してトランジスタＱ１を導通さ せると、表示ユニット２０に必要な電力を提供することができる。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は上記の構成を有するので、制御ユニットの判断により、表示ユニット が現在の走るスピードを正確且つ迅速に表示することができるので、使用者は一 目で走るスピードを確認することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わる運動用ウォーカーのスピード表
示装置の回路図である。

【図２】本考案に係わる運動用ウォーカーのスピード表
示装置の平面図である。

【図３】本考案に係わる運動用ウォーカーのスピード表
示装置の使用状態を示す図である。

【図４】従来のウォーカーの斜視図である。

【符号の説明】

１０ 表示ユニット ２０ 制御ユニット ２１ 比較回路 ３０ 分圧回路 ５０ ハンドル部 ６０ 走り台 Ｄ１〜Ｄ１６ 表示部材（発光ダイオード） Ｑ１ トランジスタ Ｕ１〜Ｕ１６ 比較器

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 表示ユニットと制御ユニットとを備えた
   運動用ウォーカーのスピード表示装置において、 表示ユニットは、複数の表示部材から構成され、 制御ユニットは、複数の比較回路から構成され、それぞ
   れの比較回路は一つの比較器からなり、各比較器の入力
   端はそれぞれ分圧回路の各電圧ノットに接続されると共
   に、出力端はそれぞれ表示部材に接続されることを特徴
   とする運動用ウォーカーのスピード表示装置。
2. 【請求項２】 表示部材は発光ダイオードであり、それ
   ぞれの表示部材と電源との間に一つのトランジスタが接
   続されると共に、該トランジスタにより電源回路の導通
   を制御することを特徴とする請求項１に記載の運動用ウ
   ォーカーのスピード表示装置。
3. 【請求項３】 表示ユニットにおける各表示部材は円形
   に配置されることを特徴とする請求項１または２に記載
   の運動用ウォーカーのスピード表示装置。