JP3079669U - 発信者番号情報表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信者番号情報を複数の利用者で情報共有可
能とする装置を提供する。 【解決手段】 発信者番号検出器１と発信者情報データ
ベース３とディスプレイ制御部４とディスプレイインタ
ーフェース５と表示信号伝送回線６とディスプレイ部８
とを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は発信者番号表示装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、発信者番号通知サービス機能を契約している電話回線に接続された電 話において利用者が発信者番号通知サービス機能を利用する場合、電話機に内蔵 されている発信者番号検出機能により小型ＬＣＤ等の表示装置に表示される発信 者番号通知サービスの表示内容を確認するか、または発信者番号通知サービス機 能を有するアダプターを電話機の近辺に設置、またはパーソナルコンピューター による発信者番号を取得する機能によりディスプレイに表示された番号を確認す るような、いずれに方法においても電話機１台に対して、一つの発信者番号通知 機能を有した装置を設置し、その利用者または近くのその装置を確認可能な限定 された利用者のみが利用可能な方法であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、前述の如く、顧客サービス業務または個人的な利用などで電話 応答前に対応判断準備可能とする極めて有効な機能が発信者番号通知サービス機 能を備えた装置が、その装置設置された近辺のみ利用可能な方法であり、その装 置から離れた場所にいる利用者は、その機能を有効に利用しにくい問題がある。 この事は、その発信者番号通知サービス機能を備えた装置を増やす事で、複数の 発信者番号通知サービス情報を監視可能となるが、設置装置費用の増大、設置場 所の確保等、新たな問題が発生する。また、この顧客サービス等の業務または個 人的な利用で電話応答前に対応判断準備可能とする極めて有効な機能を複数の利 用者が必要とする、または発信者番号表示装置から離れた場所で容易にその情報 を確認出来ないような使用形態は、数多くあり例えば、近辺に電話が設置出来な いような、各種作業現場、待合室、複数の従業員が居る店舗等、電話機に対して 複数の利用者が想定されるところ、また電話機から離れた場所でその情報を必要 とされる利用形態が数多くある。

【０００４】 本考案は、斯かる実情に鑑み、発信者番号情報大型表示装置により複数の利用 者が同時に発信者番号に付随する情報を確認共有可能な方法を提供しようとする ものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

発信者より発呼が発生すると交換局は発信者番号を、呼び出し信号を送る前に 送出する。発信者番号送出許可されていない場合、またはサービスエリア外、公 衆電話等から発呼が発生した場合それに応じた情報が送出される。通知サービス 機能を契約している電話回線に接続された発信者番号検出装置により、その情報 を取得後、その発信者番号と予め登録している番号、名前、住所、その他必要な 表示情報のデータベース装置で一致検索を行う。データベースを使用しない場合 またはデータベースに登録された情報と一致しない番号情報は、その元発信者番 号をディスプレイ制御部へ送出する。データベースで一致した情報が得られた場 合、その情報をディスプレイ制御部へ送出する。ディスプレイ制御部は、ディス プレイ表示可能なデータに変換しディスプレイインターフェース、ディスプレイ 装置までの伝送通信回線により情報を送出する。この伝送通信回線は遠距離接続 可能な方法によりディスプレイ部設置場所の制約を少なくする。ディスプレイ部 では伝送通信回線から来たディスプレイ情報信号をインターフェースから受け取 り表示を行う。また、伝送通信回線の設置工事を無くす方法として電波を利用し た手段を取るため発信者番号検出装置の直後に電波伝送に変換するためのＲＦユ ニットを設けアンテナを通して発信者番号検出装置で得られた番号情報を送出す る。ディスプレイ部では、この電波で伝送された情報を受信しベースバンド信号 に再変換するためのＲＦユニットを具備し変換した情報を上記有線通信回線と同 じ方法で情報を処理しディスプレイ部によって表示を行う。

【０００６】 上記手段によれば、以下のような作用が得られる。 利用者は電話呼び出しがある前に、複数の利用者が同時に見る事が出来るところ に設置された大型の情報表示装置により発信者の情報を確認出来る。その情報に より対応が必要と判断した利用者が応答を行う。また応答に必要な情報も事前に 準備可能となるため、業務の効率化、通信の効率化に貢献する。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図示例と共に説明する。

【０００８】 図１〜図２は考案を実施する形態の一例であって、図中、図と同一の符号を付 した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図に示す従来のものと同様で あるが、本図示例の特徴とするところは、図１に示す如く、発信者番号情報表示 を複数の利用者が共有可能な場所に大型の情報表示装置を持った点、また、複数 の利用者が共有可能な場所に大型の情報表示装置を設置する場合に電波を使い設 置場所への情報を伝達するための配線を無くし、その工事費用削減、配線工事に よる設置場所の制約を除いた点にある。

【０００９】 次に、上記図示例の作動を説明する。 図１の発信者番号検出装置１に交換局から発信者番号情報が送出されると、発信 者情報を登録されているマイクロコンピュータ制御によるデータベース３に情報 を受け渡しその番号に一致する情報を検索し一致情報があるとディスプレイ表示 部に、その情報を取り出しディスプレイ制御部４に情報を送る。ディスプレイ制 御部４に送られる情報は名前、住所、その他表示に必要な情報を文字形式（ＡＳ ＣＩＩ）もしくは更に伝送効率が良いデータに変換し送出する。ディスプレイイ ンターフェース５は遠距離伝送を可能とする電気的信号変換を行い、通信伝送回 線６によりディスプレイ部８に含まれるディスプレイインターフェース５に信号 を受け渡す。ディスプレイ部８は、その情報を表示可能な形式に変換し表示を行 う。また図２においては図１の通信伝送回線６を無くすために、ＲＦユニット９ を発信者番号検出装置１の直後に設置し、ＲＦユニット９により発信者番号を電 波信号に変換しアンテナ１０により伝送する。この方式によれば、発信者番号の 元情報は電話番号程度の限られた情報のため安価で伝送品質を確保出来る低速の 電波伝送が可能となる。無線伝送された信号はディスプレイ部に属するアンテナ １０より受信を行いＲＦユニット９によりベースバンド信号に変換を行う。これ から以降は図１の信号の流れと同じ方法により検出された発信者番号情報の表示 をディスプレイ部８によって行う。

【００１０】 こうして、発信者番号の情報は複数の利用者が情報共有出来る場所に設置され 発信者番号を受け取るとすぐに表示を行い、その情報を必要とした利用者がその 情報により応答の判断を行う事が可能となり極めて発信者番号情報の有効利用が 可能となる。

【００１１】 尚、本考案の発信者番号情報表示装置は、上述の図示例にのみ限定されるもの ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは 勿論である。

【００１２】

【考案の効果】

以上、説明したように本考案の請求項１〜２記載の発信者番号情報表示装置に よれば、発信者番号情報を利用する複数の利用者に対して大型の情報表示装置に より電話番号及びその番号に付随する情報を表示し、その情報表示確認によって 複数の利用者が情報を同時に共有し対応判断可能となり、また複数の発信者番号 表示装置及びその発信者番号に付随する情報の表示装置設置費用の削減、複数設 置工事費の削減、電話機より離れた広い範囲での利用可能という優れた効果を奏 し得る。

【提出日】平成１３年４月１２日（２００１．４．１２）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は発信者番号表示装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、発信者番号通知サービス機能を契約している電話回線に接続された電 話において利用者が発信者番号通知サービス機能を利用する場合、電話機に内蔵 されている発信者番号検出機能により小型ＬＣＤ等の表示装置に表示される発信 者番号通知サービスの表示内容を確認するか、又は発信者番号通知サービス機能 を有するアダプタを電話機の近辺に設置し、又はパーソナルコンピュータによる 発信者番号を取得する機能によりディスプレイに表示された番号を確認するよう な、いずれの方法においても電話機１台に対して、一つの発信者番号通知機能を 有した装置を設置し、その利用者又は近くのその装置を確認可能な限定された利 用者のみが利用可能な方法であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述の如く、顧客サービス業務又は個人的な利用などで電話応 答前に対応判断準備可能とする極めて有効な機能が発信者番号通知サービス機能 を備えた装置が、その装置が設置された近辺のみ利用可能な方法であり、その装 置から離れた場所にいる利用者は、その機能を有効に利用しにくいという問題が ある。これは、その発信者番号通知サービス機能を備えた装置を増やすことで、 複数の発信者番号通知サービス情報を監視可能となるが、設置装置費用の増大、 設置場所の確保等、新たな問題が発生する。また、この顧客サービス等の業務又 は個人的な利用で電話応答前に対応判断準備可能とする極めて有効な機能を複数 の利用者が必要となる。又は発信者番号表示装置から離れた場所で容易にその情 報を確認できないような使用形態は、数多くあり、例えば近辺に電話が設置でき ないような、各種作業現場、待合室、複数の従業員がいる店舗等、電話機に対し ての複数の利用者が想定されるところや、電話機から離れた場所でその情報を必 要とされる利用形態が数多くある。

【０００４】 この考案は、このような実情に鑑み、発信者番号情報大型表示装置により複数 の利用者が同時に発信者番号に付随する情報を確認共有可能な方法を提供しよう とするものである。

【０００５】 発信者から発呼が発生すると、交換局は発信者番号を、呼び出し信号を送る前 に送出する。発信者番号送出許可されていない場合、又はサービスエリア外、公 衆電話等から発呼が発生した場合、それに応じた情報が送出される。通知サービ ス機能を契約している電話回線に接続された発信者番号検出装置により、その情 報を取得後、その発信者番号と予め登録している番号、名前、住所、その他必要 な表示情報のデータベース装置で一致検索を行う。データベースを使用しない場 合又はデータベースに登録された情報と一致しない番号情報は、その元発信者番 号をディスプレイ制御部へ送出する。データベースで一致した情報が得られた場 合、その情報をディスプレイ制御部へ送出する。ディスプレイ制御部は、ディス プレイ表示可能なデータに変換し、ディスプレイインターフェース、ディスプレ イ装置までの伝送通信回線により情報を送出する。この伝送通信回線は遠距離接 続可能な方法によりディスプレイ部設置場所の制約を少なくする。ディスプレイ 部では伝送通信回線から来たディスプレイ情報信号をインターフェースから受け 取り表示を行う。また、伝送通信回線の設置工事を無くする方法として電波を利 用した手段を取るため発信者番号検出装置の直後に電波伝送に変換するためのＲ Ｆユニットを設けアンテナを通して発信者番号検出装置で得られた番号情報を送 出する。ディスプレイ部では、この電波で伝送された情報を受信しベースバンド 信号に再変換するためのＲＦユニットを具備し変換した情報を上記伝送通信回線 と同じ方法で情報を処理しディスプレイ部によって表示を行う。

【０００６】 上記手段によれば、以下のような作用が得られる。 利用者は電話呼び出しがある前に、複数の利用者が同時に見ることができると ころに設置された大型の情報表示装置により発信者の情報を確認できる。その情 報により対応が必要と判断した利用者が応答を行う。また応答に必要な情報も事 前に準備可能となるため、業務の効率化、通信の効率化に貢献する。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、この考案の実施の形態を図示例と共に説明する。

【０００８】 図１〜図２はこの考案を実施する形態の例であって、図中、同一の符号を付し た部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図に示す従来のものと同様であ るが、本図示例の特徴とするところは、図１に示すように、発信者番号情報表示 を複数の利用者が共有可能な場所に大型の情報表示装置を持った点、また、複数 の利用者が共有可能な場所に大型の情報表示装置を設置する場合に電波を使い設 置場所への情報を伝達するための配線を無くし、その工事費用削減、配線工事に よる設置場所の制約を除いた点にある。

【０００９】 次に、上記図示例の作動を説明する。 図１の発信者番号検出装置１に交換局から発信者番号情報が送出されると、発 信者情報を登録されているマイクロコンピュータ制御によるデータベース３に情 報を受け渡しその番号と一致する情報を検索し一致情報があるとディスプレイ表 示部に、その情報を取り出しディスプレイ制御部４に情報を送る。ディスプレイ 制御部４に送られる情報は名前、住所、その他表示に必要な情報を文字形式（Ａ ＳＣＩＩ）もしくは更に伝送効率が良いデータに変換し送出する。ディスプレイ インターフェース５は遠距離伝送を可能とする電気的信号交換を行い、伝送通信 回線６によりディスプレイ部８に含まれるディスプレイインターフェース５に信 号を受け渡す。ディスプレイ部８は、その情報を表示可能な形式に変換し表示を 行う。また図２においては図１の通信伝送回線６を無くすために、ＲＦユニット ９Ａを発信者番号検出装置１の直後に設置し、ＲＦユニット９Ａにより発信者番 号を電波信号に変換し、発信側アンテナ１０Ａにより伝送する。この方式によれ ば、発信者番号の元情報は電話番号程度の限られた情報のため安価で伝送品質を 確保できる低速の電波伝送が可能となる。電波伝送された信号はディスプレイ手 段Ｂに属するアンテナ１０Ｂで受信を行い、ＲＦユニット９Ｂによりベースバン ド信号に変換を行う。これから以降は図１の信号の流れと同じ方法により検出さ れた発信者番号情報の表示をディスプレイ手段Ｂのディスプレイ部８によって行 う。

【００１０】 こうして、発信者番号の情報は複数の利用者が情報共有できる場所に設置され 発信者番号を受け取るとすぐに表示を行い、その情報を必要とした利用者がその 情報により応答の判断を行うことが可能となり、発信者番号情報の有効利用が可 能となる。

【００１１】 なおこの考案の発信者番号情報表示装置は、上述の図示例にのみ限定されるも のではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ とはもちろんである。

【００１２】

【考案の効果】

以上、説明したようにこの考案の請求項１〜２記載の発信者番号情報表示装置 により、発信者番号情報を利用する複数の利用者に対して大型の情報表示装置に より電話番号及びその番号に付随する情報を表示し、その情報表示確認によって 複数の利用者が情報を同時に共有し対応判断可能となり、また複数の発信者番号 表示装置及びその発信者番号に付随する情報の表示装置設置費用の削減、複数設 置工事費の削減、電話機より離れた広い範囲での利用可能という効果を奏しうる 。

【図面の簡単な説明】

【図１】 発信者番号表示機（有線接続方式）

【図２】 発信者番号表示機（電波接続方式）

【符号の説明】

１ 発信者番号検出装置 ２ 電話機 ３ 発信者情報データベース装置 ４ ディスプレイ制御装置 ５ ディスプレイインターフェース（制御部） ６ 表示信号伝送回線 ７ ディスプレイインターフェース（ディスプレイ部） ８ ディスプレイ部 ９ ＲＦユニット １０ アンテナ

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１３年４月１２日（２００１．４．１
２）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【考案の名称】 発信者番号情報表示装置

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【符号の説明】 １ 発信者番号検出装置 ２ 電話機 ３ 発信者情報データベース装置 ４ ディスプレイ制御装置 ５ ディスプレイインターフェース（制御部） Ａ ディスプレイ制御手段 ６ 表示信号伝送回線 ７ ディスプレイインターフェース（ディスプ
レイ部） ８ ディスプレイ部 Ｂ ディスプレイ手段 ９Ａ，９Ｂ ＲＦユニット １０Ａ 発信側アンテナ １０Ｂ 受信側アンテナ

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【手続補正３】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図２

【補正方法】変更

【補正内容】

【図２】

【手続補正書】

【提出日】平成１３年５月２３日（２００１．５．２
３）

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案を実施する一形態の線図である。

【図２】この考案を実施する他の形態の線図である。

【符号の説明】 １ 発信者番号検出装置 ２ 電話機 ３ 発信者情報データベース装置 ４ ディスプレイ制御装置 ５ ディスプレイインターフェース（制御部） Ａ ディスプレイ制御手段 ６ 表示信号伝送回線 ７ ディスプレイインターフェース（ディスプ
レイ部） ８ ディスプレイ部 Ｂ ディスプレイ手段 ９Ａ，９Ｂ ＲＦユニット １０Ａ 発信側アンテナ １０Ｂ 受信側アンテナ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 発信者番号通知サービス機能を契約して
   いる電話回線に接続された電話を利用する単独または複
   数の利用者に対して電話番号及びその番号に付随する情
   報を大型表示装置で表示を行い情報共有化する手段によ
   り電話応答の前に利用者が、その情報に基づいた応答判
   断を可能とした事を特徴とする発信者番号情報表示装
   置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の発信者番号情報表示装
   置について大型表示装置への接続を、電波通信によって
   行い配線工事を簡略化し、また同時に複数の情報表示装
   置の設定を可能とする事を特徴とした発信者番号情報大
   型表示装置。