JP3079075U - 折畳み腰掛け - Google Patents

折畳み腰掛け

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JP3079075U
JP3079075U JP2001000200U JP2001000200U JP3079075U JP 3079075 U JP3079075 U JP 3079075U JP 2001000200 U JP2001000200 U JP 2001000200U JP 2001000200 U JP2001000200 U JP 2001000200U JP 3079075 U JP3079075 U JP 3079075U
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rod
rods
frame rods
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高山 陳
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高山 陳
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C4/00Foldable, collapsible or dismountable chairs
    • A47C4/28Folding chairs with flexible coverings for the seat or back elements
    • A47C4/286Folding chairs with flexible coverings for the seat or back elements foldable side to side and front to back, e.g. umbrella type

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  • Special Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 座席前側の高さを低くし、座った際の快適さ
を向上させる。 【解決手段】 前側に取り付ける一対の前脚枠桿21を
備えたX字形状の前脚枠2と、後側に取り付ける一対の
後脚枠桿31を備えたX字形状の後脚枠3と、左右両側
に対向して設け、後端上方から斜向きに前端下方へ延び
る主脚枠桿41を備え、これら主脚枠桿41に第1およ
び第2の回り継手51,52を枢設し、各第1の回り継
手51を前脚枠桿21の各脚枠桿下端部212に枢着す
るとともに、各第2の回り継手52を後脚枠桿31の各
脚枠桿上端部311に枢着し、各主脚枠桿41の中間部
位にピン継手6を配設し、各ピン継手6に副上脚枠桿4
2を枢着し、これら副上脚枠桿42を前脚枠桿21の脚
枠桿上端部211と枢着し、ピン継手6に後脚枠桿31
の脚枠桿下端部312と枢着する副下脚枠桿32を枢着
してなる両側脚枠3とからなる構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、折畳み腰掛けに関し、特に、多数の支承桿を回動可能に連結し、縦 方向および横方向に折畳み、また、展開できる折畳み腰掛けに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の折畳み腰掛け脚枠は、多数の節をリンクして構成される。具体的には、 図11に示すように、折畳み腰掛け脚枠は、通常、2本の棒状部材90および同 一長さの二本の棒状部材91を備え、これらのそれぞれ同一箇所に枢着孔93を 開設している。そして、上記棒状部材90,91を重ね合わせて枢着孔93を対 応一致させた後、枢着ピン94を通して枢着し、互いに所定間隔をもって並設さ れるX字形状の脚枠を形成している。このように、従来では、各棒状部材90, 91を2本ずつ互いに回動可能に枢着し、折畳み腰掛けを収束するように折畳み 、また、展開できるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の折畳み腰掛けは、下記のような欠点がある。 1.一般に「腰掛け」として使用する家具は、最も楽に座れるように、つまり 座った際の姿勢が僅かに前傾し、重心が両腿の範囲内(脊柱より後へ片寄らない )に位置するように、殆どが後端96を前端95より高くしている。しかし、従 来の折畳み腰掛けは、棒状部材90,91を同一長さで組立てているため、図示 のように、前端95が後端96と同じ高さをなす。そのため、前端95と後端9 6が略水平になり、これらに跨って座席を取り付けるため、座った姿勢の重心が 後へ傾き、腰に力がかかり、快適に座ることはできない。そして、所定高さの腰 掛け座席を得るために、上記棒状部材90,91は一定の長さが要求されるが、 交差して枢着された時になす上下の対頂角が大き過ぎ、各棒状部材90,91の 負荷が増え、折れ易くなるという問題がある。
【0004】 2.折畳み腰掛けを折畳む際に、前後方向の一方向にしか折り畳めず、横幅は 規格された幅のままであるため、収納時等に、スペース利用の面で理想だとは言 い難い。
【0005】 本考案は、上記従来の折畳み腰掛けにおける問題点に鑑みてなされたもので、 座席前側の高さを適度に低くし、座った際の快適さを向上させ得る、折畳み、展 開が便利な折畳み腰掛けを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の折畳み腰掛けは、腰を下して座る折畳み腰 掛けであって、前側に取り付ける一対の前脚枠桿を備え、これら前脚枠桿の中央 部位を相対的に回動可能に枢着したX字形状の前脚枠と、後側に取り付ける一対 の後脚枠桿を備え、これら後脚枠桿の中央部位を相対的に回動可能に枢着したX 字形状の後脚枠と、左右両側に対向して設け、それぞれ後端上方から斜向きに前 端下方へ延びる主脚枠桿を備え、これら主脚枠桿の両端にそれぞれ第1および第 2の回り継手を枢設し、各第1の回り継手を上記前脚枠桿の各脚枠桿下端部に枢 着するとともに、各第2の回り継手を上記後脚枠桿の各脚枠桿上端部に枢着し、 且つ、各主脚枠桿の中間部位に、対向する一対の側面板およびこれら側面板の前 側下端縁を連結する当接ウェブを備えたピン継手を配設し、各ピン継手の前段部 に、前方に延びるとともに後部が当接ウェブと接触しながら上記側面板の間を移 動する副上脚枠桿を枢着し、これら副上脚枠桿を第2の回り継手により前脚枠桿 の脚枠桿上端部と枢着し、上記ピン継手の後端に、後方斜め下向きに延び、第1 の回り継手により上記後脚枠桿の脚枠桿下端部と枢着する副下脚枠桿を枢着して なる両側脚枠とからなる構成としている。
【0007】 上記折畳み腰掛けでは、上記各脚枠桿の端部にそれぞれ密封キャップを嵌め込 んで設け、少なくとも上記副下脚枠桿においてピン継手の側の端部に設ける密封 キャップを、上端面が窪んだディムプル状をなす構成とすることが好ましい。
【0008】 また、上記第1および第2の回り継手はそれぞれ矩形状の基板部を備え、該基 板部に同一方向に延びる一対の翼板を嘴状に設けることが好ましい。 この場合、上記第1の回り継手の翼板の長さを、第2の回り継手の翼板の長さ より短くすることが好ましい。
【0009】 上記のように構成された本考案の折畳み腰掛けは、側脚枠の副上脚枠桿および 副下脚枠桿を、ピン継手により不連続な棒材で形成したため、折畳み腰掛けの一 対の副上脚枠桿から主脚枠桿にかけて設ける座席材の前側を低くすることができ る。そのため、座った際の太腿の置き具合の快適度を向上させることができる。 また、全体構造をピン継手により、副上脚枠桿および副下脚枠桿を主脚枠桿の中 間部位に連結し、更に、4つの第1,2の回り継手を介して前後脚枠と枢着させ ているため、前後左右より中央の方向に略直線状に収束させることができる。そ のため、スペースを節減できて移動あるいは収納する際に頗る便利である。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。 図1に示すように、本考案の折畳み腰掛け1は、座る際に使用されるもので、 前脚枠2、後脚枠3および左右一対の側脚枠4からなる。
【0011】 上記前脚枠2は、折畳み腰掛け1の前側に取り付けられるもので、「X」字形 状に交差して設置される一対の前脚枠桿21を備えている。これら前脚枠桿21 は、脚枠桿上端部211と脚枠桿下端部212を備え、これらの中央部位を枢着 ピン22により互いに相対的に回動可能に枢着している。また、各脚枠桿上端部 211と脚枠桿下端部212には、それぞれ密封キャップ23を嵌め込んで取り 付けている。
【0012】 上記後脚枠3は、折畳み腰掛け1の後側に取り付けられるもので、「X」字形 状に交差して設置される一対の後脚枠桿31を備えている。これら後脚枠桿31 は、脚枠桿上端部311と脚枠桿下端部312を備え、これらの中央部位を枢着 ピン32により互いに相対的に回動可能に枢着している。また、各脚上端部31 1と脚下端部312には、それぞれ密封キャップ33を嵌め込んで取り付けてい る。
【0013】 上記側脚枠4は、図1および図2に示すように、折畳み腰掛け1の左右両側に 対向して設けられるもので、主脚枠桿41を備えている。この主脚枠桿41は、 折畳み腰掛け1の後端上方から斜向きに前端下方に延びるように配置するもので 、脚下端部411および脚上端部412を備えている。そして、脚下端部411 は、第1の回り継手51により前脚枠桿21の脚枠桿下端部212に枢着し、脚 上端部412は、第2の回り継手52により後脚枠桿31の脚枠桿上端部311 に枢着している。また、脚下端部411と脚上端部412には、それぞれ密封キ ャップ413を嵌設している。さらに、各主脚枠桿41の中間部位には、ピン継 手6を枢着している。さらにまた、この側脚枠4は、上記前脚枠桿21の脚枠桿 上端部211に枢着する副上脚枠桿42、および、上記後脚枠桿31の脚枠桿下 端部312に枢着する副下脚枠桿43を備え、これら副上脚枠桿42および副下 脚枠桿43を上記ピン継手6に枢着している。そして、左右一対の副上脚枠桿4 2から主脚枠桿41の上段側にかけて図示しない座席材を配設し、この座席材に 座るように構成している。
【0014】 図1から図3および図8に示すように、上記ピン継手6は、対向する一対の側 面板61および当接ウェブ62を備えている。当接ウェブ62は、ピン継手6の 前端63に位置し、その両側縁により各側面板61の下側縁611を連結してい る。
【0015】 そして、各ピン継手6には、その前段部65に上記副上脚枠桿42を枢着して いる。これにより、各副上脚枠桿42は、前方に延びるとともに上記当接ウェブ 62と接触しながら通り越し、即ち、後部が上記側面板61の間を移動して該側 板面61の下端を越えるように回動する。また、各副上脚枠桿42は、第2の回 り継手52により前脚枠桿21の脚枠桿上端部211と枢着している。さらに、 各副上脚枠桿42の端部には、それぞれ密封キャップ421が嵌め込んで取り付 けている。
【0016】 一方、ピン継手6の後端64には、上記副下脚枠桿43を枢着している。この 副下脚枠桿43は、後方斜め下端向きに延び、第1の回り継手51により後脚枠 桿31の脚枠桿下端部312に枢着している。また、各副下脚枠桿43の端部に は、それぞれ密封キャップ431が嵌め込んで取り付けられている。そのうち、 ピン継手6の側である先端430に取り付ける密封キャップ431は、図2に示 すように、上端面432が溝状に窪んだディムプル状をなす形状とし、折畳み腰 掛け1を展開した際に、主脚枠桿41が密封キャップ431の上端面432と密 接に当接できるようにしている。
【0017】 図1、図4および図9に示すように、上記第1の回り継手51および第2の回 り継手52は、それぞれ矩形状の基板部53を備えている。そして、第1の回り 継手51の基板部53に、対向して同一方向に延びる一対の翼板54を嘴形態に 形成している。また、同様に、第2の回り継手52の基板部53に、対向して同 一方向に延びる一対の翼板55を嘴形態に形成している。上記第1の回り継手5 1の翼板54の長さは、第2の回り継手52の翼板55の長さより短くし、前後 脚枠桿21,31を重畳交差させて枢着した際に生じる位置の差異に対応させて いる。上記各翼板54,55は、それぞれ側脚枠4の主脚枠桿41、副上脚枠桿 42および副下脚枠桿43に枢設し、各基板部53を各前脚枠桿21および後脚 枠桿31に枢着する。
【0018】 上記構成の折畳み腰掛け1では、展開状態である時は、図1および図2に示す ように、各側脚枠4の主脚枠桿41が副下脚枠桿43の先端430と当接し、先 端430の密封キャップ431が主脚枠桿41の下側縁に密接して当接する。こ れにより、密封キャップ431の溝状に窪んだ先端430の両側で主脚枠桿41 の外側面を被覆し、副上脚枠桿42がピン継手6の当接ウェブ62当接する。
【0019】 一方、折畳み腰掛け1を折畳む時は、図5および図6に示すように、副上脚枠 桿42から主脚枠桿41にかけて配設した座席材を外し、図中、矢印で示すよう に前脚枠桿21を互いに近接する方向に回動させる。これにより、後脚枠桿31 も同時に近接する方向に回動する。
【0020】 また、第1および第2の回り継手51,52により、側脚枠4の主脚枠桿41 、副上脚枠桿42および副下脚枠桿43を連動して寄り合わせ、同時に前後およ び側脚枠2,3,4を、図7および図10に示すように、一直線状に寄り合わせ 、折畳むことができる。
【0021】 なお、本考案の折畳み腰掛け1は上記実施形態の構成に限定されず、種々の変 形が可能である。
【0022】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の折畳み腰掛けは、下記のような効果 がある。 1.本考案の折畳み腰掛けの側脚枠は、ピン継手により副上脚枠桿および副下 脚枠桿を不連続な棒材で形成したため、直線状の棒材を適用した枢着方式の従来 の折畳み腰掛けのように、使用快適度が犠牲になることを防止できる。具体的に は、折畳み腰掛けの前端を低くすることができ、座った際には、太腿の置き具合 の快適度を向上させることができる。
【0023】 2.副上脚枠桿および副下脚枠桿を、ピン継手により主脚枠桿の中間部位に枢 着するとともに、4つの第1および第2の回り継手に枢着し、これら第1および 第2の回り継手を前後脚枠に枢着しているため、折畳み腰掛けを前後左右より中 央向きに略直線状に収束させることができる。そのため、前後方向の長さおよび 幅方向ともスペースを節減できて、移動あるいは収納するのに頗る便利である。
【0024】 しかも、製造上、部材数をさほど増やすことなく、ピン継手により上記効果を 達成しているので、コストが高くなることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施形態である折畳み腰掛けを示す
斜視図である。
【図2】 図1のピン継手と各脚枠桿の関係を示す側面
図である。
【図3】 ピン継手を示す底面図である。
【図4】 図1の第1の回り継手を示す平面図である。
【図5】 折畳み腰掛けの収束過程を示す正面図であ
る。
【図6】 図5の側面図である。
【図7】 折畳み腰掛けの収束完了状態を示す正面図で
ある。
【図8】 ピン継手を示す斜視図である。
【図9】 第2の回り継手を示す斜視図である。
【図10】 図7の側面図である。
【図11】 従来の折畳み腰掛けを示す側面図である。
【符号の説明】
1:折畳み腰掛け 2:前脚枠 21:前脚枠桿 211:脚枠桿上端部 212:脚枠桿下端部 22:枢着ピン 23:密封キャップ 3:後脚枠 31:後脚枠桿 311:脚枠桿上端部 312:脚枠桿下端部 32:枢着ピン 33:密封キャップ 4:側脚枠 41:主脚枠桿 411:脚下端部 412:脚上端部 413:密封キャップ 42:副上脚枠桿 43:副下脚枠桿 430:先端 431:密封キャップ 432:上端面 51:第1の回り継手 52:第2の回り継手 53:基板部 54,55:翼板 6:ピン継手 61:側面板 611:下側縁 62:当接ウェブ 63:前端 64:後端 65:前段部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腰を下して座る折畳み腰掛けであって、 前側に取り付ける一対の前脚枠桿を備え、これら前脚枠
    桿の中央部位を相対的に回動可能に枢着したX字形状の
    前脚枠と、 後側に取り付ける一対の後脚枠桿を備え、これら後脚枠
    桿の中央部位を相対的に回動可能に枢着したX字形状の
    後脚枠と、 左右両側に対向して設け、それぞれ後端上方から斜向き
    に前端下方へ延びる主脚枠桿を備え、これら主脚枠桿の
    両端にそれぞれ第1および第2の回り継手を枢設し、各
    第1の回り継手を上記前脚枠桿の各脚枠桿下端部に枢着
    するとともに、各第2の回り継手を上記後脚枠桿の各脚
    枠桿上端部に枢着し、且つ、各主脚枠桿の中間部位に、
    対向する一対の側面板およびこれら側面板の前側下端縁
    を連結する当接ウェブを備えたピン継手を配設し、各ピ
    ン継手の前段部に、前方に延びるとともに後部が当接ウ
    ェブと接触しながら上記側面板の間を移動する副上脚枠
    桿を枢着し、これら副上脚枠桿を第2の回り継手により
    前脚枠桿の脚枠桿上端部と枢着し、上記ピン継手の後端
    に、後方斜め下向きに延び、第1の回り継手により上記
    後脚枠桿の脚枠桿下端部と枢着する副下脚枠桿を枢着し
    てなる両側脚枠とからなることを特徴とする折畳み腰掛
    け。
  2. 【請求項2】 上記各脚枠桿の端部にそれぞれ密封キャ
    ップを嵌め込んで設け、少なくとも上記副下脚枠桿にお
    いてピン継手の側の端部に設ける密封キャップを、上端
    面が窪んだディムプル状をなすようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載の折畳み腰掛け。
  3. 【請求項3】 上記第1および第2の回り継手はそれぞ
    れ矩形状の基板部を備え、該基板部に同一方向に延びる
    一対の翼板を嘴状に設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の折畳み腰掛け。
  4. 【請求項4】 上記第1の回り継手の翼板の長さを、第
    2の回り継手の翼板の長さより短くしたことを特徴とす
    る請求項3に記載の折畳み腰掛け。
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