JP3078936U - フロスホルダー - Google Patents

フロスホルダー

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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C15/00Devices for cleaning between the teeth
    • A61C15/04Dental floss; Floss holders
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時における歯肉の損場を排除でき、ま
た、全般的な実用性と便宜性を図って、究極的に製品の
使用価値を高めることができるフロスホルダーを提供す
る。 【解決手段】 先端部の下向き延長部(10)と中間部
分の取手(11)を有する“Y"形のホルダーボデー
(12)と、二つの上記延長部(10)の間に掛け渡し
て固定されるフロス(13)からなるフロスホルダーに
おいて、上記延長部(10)の上段の間に連結形成さ
れ、歯で押すことができる加圧部(14)を備える構成
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はフロスホルダー(Floss Holder)に関し、より詳しくは、フロスホ ルダーのホルダーボデーに、歯で押すことができる部分を備えて、その部分を、 歯の適切な力で押入れることにより、従来のように手で無理矢理に押入れること による歯肉の損傷を防止するとともに、さまざまな使用上の便宜を提供すること ができるフロスホルダーに関するものである。
【0002】 一般的に、フロス(Floss )を用いる歯間の洗浄は、普通の歯ブラシでは届か ない歯と歯の間を掃除することができ、歯間の歯垢や食べ物の滓などを除去する のに有効である。
【0003】
【従来の技術】
このような歯間の洗浄には、フロスをそのまま使用したり、あるいは、フロス とホルダーとを一体としたフロスホルダーが使用される。 フロスをそのまま用いる場合は、使用者はフロスケースから適当な長さの糸を 引き出し、その両端を指に巻き付け、両手で握って使用している。また、上記フ ロスの把持を補助するために“Y"形のフロスホルダーも使用されている。
【0004】 上記フロスを指に巻き付けて使用する場合には、指に巻き付ける分のフロスが 無駄になる問題がある。また、指に巻き付けて使用するので、慣れない者にとっ ては使い難く、巻き付けられたフロスの糸による指の痛みのためにフロスを自由 に使いこなすことができず、また、歯肉を損傷してしまう虞等の問題がある。
【0005】 上記の問題を改善するために使用されている一般的なフロスホルダーは、添付 の図1に示すように、先端部の下向き延長部(10)と、中間部分の取手(11 )を有する“Y"形のホルダーボデー(12)と、二つの上記延長部(10)の 間に掛け渡して固定されるフロス(13)からなり、使用する際には、一方の手 で、取手(11)を有する“Y"形のホルダーボデー(12)を握り、フロス( 13)を歯と歯の間に押し入れて表裏方向に動かすことにより、歯垢や食べ物の 滓等を除去する。 しかしながら、従来のフロスホルダーは、歯と歯の間にフロスを押し入れる時 に手の力に頼ることから、歯間が狭い場合にはフロスの挿入が容易にできず、無 理にフロスを押し入れると歯肉を傷つけしてしまう虞があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上に述べたような問題を解決するために考案されたものであり、フロ スホルダーのホルダーボデーの先端部に歯で押すことができる加圧部を形成し、 上記加圧部を歯の適切な力で押すことができるようにするとともに、手の力によ って洗浄をする時に容易に把持できるように突出部を形成し、また、フロスでも 除去しにくい歯垢や食べ物の滓を掃除するための楊枝を別に備える構成として、 使用時の歯肉損場の虞を排除でき、また、全般的な実用性と便宜性を図って、究 極的に製品の使用価値を高めることができるフロスホルダーの提供をその目的と している。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するために、先端部の下向き延長部と中間部分の取手 を有する“Y"形のホルダーボデーと、二つの上記延長部の間に掛け渡して固定 されるフロスからなるフロスホルダーにおいて、上記延長部の上段の間に連結形 成され、歯で押すことができる加圧部を備える構成とする。
【0008】 また、上記加圧部は、ホルダーボデーの先端部の上面を掛け渡して形成される 長い棒形、又は先端部の上面の全てをうめることにより形成される板形であり、 上記ホルダーボデーの取手には親指が引っ掛かりよく把持把持されるように突出 部が形成され、上記ホルダーボデーの後端部には所定の長さを有して撓んだ形状 の楊枝(16)が一体として形成される構成とする。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本考案の実施の形態を詳細に説明する。 添付の図2は本考案によるフロスホルダーを示す斜視図である。 本考案は、先端部の下向き延長部(10)と中間部分の取手(11)を有する “Y"形のホルダーボデー(12)と、二つの上記延長部(10)の間に掛け渡 して固定されるフロス(13)からなるフロスホルダーにおいて、上記下向き延 長部(10)の上段の間に連結形成され、対向する位置にある他方の歯で押すこ とができる加圧部(14)を備えることを特徴とする。
【0010】 特に、上記加圧部(14)は、ホルダーボデー(12)の先端部の上面を掛け 渡して形成される長い棒形、或いは先端部の上面の全てをうめることにより形成 される板形であることを特徴とする。 また、上記ホルダーボデー(12)の取手(11)には、親指が引っ掛かりよ く把持可能なように、突出部(15)が形成されることを特徴とする。 さらに、上記ホルダーボデー(12)の後端部には、所定の長さを有して所定 方向に撓(たわ)んでいる楊枝(16)が一体に形成されることを特徴とする。
【0011】 上記の構成をより詳しく説明すれば次の通りである。 本考案のフロスホルダーは、歯の力を用いてフロスを歯間に挿入することがで きる手段を備えていることにその特徴がある。 すなわち、“Y" 形のホルダーボデー(12)の先端部の双方に形成される二 つの延長部(10)と、この二つの延長部(10)の下端部に掛け渡して固定さ れるフロスと、上記ホルダーボデー(12)の中間部分の側面に凸凹面を有する 取手(11)からなる構造であり、上記二つの延長部(10)上端の間に加圧部 (14)を備えることにより歯で押すことができる構造となっている。
【0012】 上記加圧部(14)は、歯からの干渉を避けるために形成される二つの延長部 (10)間の空間の上段を掛け渡して形成される長い棒形、或いは先端部の上記 空間の上面をすべてうめることにより形成される板形で形成される。この加圧部 の形状には特別な限定はなく、自由に形成可能である。
【0013】 また、本考案の他の特徴は、ホルダーボデー(12)の取手(11)の上面部 分に、親指が引っ掛かりよく把持可能なように突出部(15)が形成されること にある。この突出部(15)は、ホルダーボデー(12)の平らかな上面から所 定の高さで突出する形状を有する。特に、突出部(15)の頂点からホルダーの 先端部の方向に延長される面は凹んでいるので、指で把持する時、安着感を得ら れる。
【0014】 本考案の更に他の特徴は、ホルダーボデー(12)の後端部に歯の洗浄を助け る楊枝(16)を備えていることにある。 上記楊枝(16)は、一方に若干撓んで(曲がって)形成され、その先端部は 楊枝様に尖っており、フロス(13)だけでは掃除しにくいところの食べ物の滓 も容易に除去するのに効果的である。
【0015】 上記のように構成される本考案によるフロスホルダーの使用法を説明すれば次 の通りである。 門歯と比較的に洗浄しやすいところは従前と同じように、ホルダーボデー(1 2)を手で握って、手の力により、歯間にある食べ物の滓を除去する。 反面、奥歯のように洗浄しにくいところは、ホルダーボデー(12)のフロス (13)を歯間に位置した後、対向する位置にある歯でホルダーボデー(12) の加圧部(14)を軽く噛んで押すことにより、フロス(13)を歯と歯の間に 柔らかく挿入することができ、これにより、歯間にフロスを挿入する際に歯肉を 傷つける虞がなくなる。
【0016】 即ち、従来のフロスホルダが手の力によってフロス(13)を歯間に挿入して いたのとは異なり、本考案によるフロスホルダーは、対向する他方の歯で軽く押 圧する方法を採用したので、フロスを歯間に挿入する際に必要な力の調節が簡単 であり、過度な力で挿入することができて、歯肉に傷をつける虞が無くなる。 また、取手(11)を握って使う場合にも、取手(11)の上部にある突出部 (15)の前面の曲面部に親指を掛止して把持することにより、ホルダーボデー (12)を把持する時に姿勢や条件を良好な状態で安楽に維持することができ、 使用時に操作上の便宜を提供することができる。
【0017】 フロス(13)を用いる歯間の洗浄を済ませた後には、ホルダーボデー(12 )の後端部に設けた楊枝(18)を使用することにより、フロスが届かないとこ ろの食べ物の滓を除去することができ、本考案のフロスホルダーの実用性をさら に向上させている。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案にかかるフロスホルダーは、フロスホルダーのホル ダーボデーの先端部に歯で押すことができる加圧部を形成し、この加圧部を対向 する歯の適切な力で押すことができるように構成したことから、歯肉を損場する ことなくフロスを使用することができフロスホルダーとすることができる。 また、手の力によって洗浄をする時に容易に把持できるようにホルダーボディ ーに突出部を形成し、さらに、フロスでも除去しにくい歯垢や食べ物の滓を掃除 するための楊枝を備える構成により、握りやすく、さらに楊枝を備えるフロスホ ルダーとして、より一層商品性を向上させることができるフロスホルダーとする ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来におけるフロスホルダーの外観を示す斜視
図である。
【図2】本考案に係るフロスホルダーの外観を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 延長部 11 取手 12 ホルダーボディー 13 フロス 14 加圧部 15 突出部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部の下向き延長部(10)と中間部
    分の取手(11)を有する“Y"形のホルダーボデー
    (12)と、二つの上記延長部(10)の間に掛け渡し
    て固定されるフロス(13)からなるフロスホルダーに
    おいて、上記延長部(10)の上段の間に連結形成さ
    れ、歯で押すことができる加圧部(14)を備えること
    を特徴とするフロスホルダー。
  2. 【請求項2】 上記加圧部(14)は、ホルダーボデー
    (12)の先端部の上面を掛け渡して形成される長い棒
    形、又は先端部の上面の全てをうめることにより形成さ
    れる板形であることを特徴とする請求項1記載のフロス
    ホルダー。
  3. 【請求項3】 上記ホルダーボデー(12)の取手(1
    1)には親指が引っ掛かりよく把持可能なように突出部
    (15)が形成されることを特徴とする請求項1記載の
    フロスホルダー。
  4. 【請求項4】 上記ホルダーボデー(12)の後端部に
    は所定の長さを有して撓んだ形状の楊枝(16)が一体
    として形成されることを特徴とする請求項1記載のフロ
    スホルダー。
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