JP3078147U - 化粧壁背面に水槽boxを構成してなる空積み環境ブロック - Google Patents

化粧壁背面に水槽boxを構成してなる空積み環境ブロック

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功 尾形
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、水分の補給及び保水状態を容易と
して壁面に天然の苔や小緑草の生息あるいは壁表面の着
色を時間の経過と共に、より自然に近い状態で構成可能
とした空積み環境保全ブロックの提供を課題としてい
る。 【解決手段】 2重合端壁間に雨水を貯める水槽を構築
し、壁面を貫通する孔より壁面植物に水分を補給出来る
様にし背面合端壁より仮想背面版を一体として自立出来
る製品構成としてなる空積み環境ブロック。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、コンクリートブロックに於いて、水分の補給及び保水状態を容易とし てブロック壁面に天然の苔や小緑草の生息あるいは壁表面の着色を時間の経過と 共に、より自然に近い状態で構成可能とした空積み環境保全ブロックに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来の環境保全ブロックには、いろいろな製品が有ったが、空積み製品で土圧応 力を考えて、躯体の質量を重くし、且つ壁面に生息させた苔や小緑草(背丈の小 さい)に長い時間水分を補給できる様にした製品や時間を経過させながら着脱す る事の無いより自然にマッチした着色環境保全製品はなかった。
【0003】 そこで、本考案者はこれらの製品の研究開発につとめ本考案の解決課題を次の 様にしたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 空積みブロックとして、躯体の質量を重くする構造課題とする(水中部に魚 貝類の生息場を構築の場合は前面空洞部を考慮して仮想背面版を長くする)。 苔や小緑草(背丈の小さい)の生息容易な構造課題とする。 水分の供給と保水状態を考慮した製品課題とする。 時間を経過させて着脱の無い着色(自然に滲み出た色)製品課題とする。 この技術を側壁勾配(1:0.3〜1:0.5)を有する環境水路にも応用 できる様にする。 以上のような解決課題を念頭に置きながら、本考案の解決手段を次の様にした ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
【0006】 2重合端壁間の底部を閉じBOX状とし、ここに水が貯まる様に、且つ、仮 想背面版を一体に設けて、この版の長さの変化製品で大きな土圧応力にも対応で きる空積み製品手段とする。
【0007】 水槽BOXには、礫か切り込み砂利を入れ、その隙間には水が貯まる製品手 段とする。
【0008】 前面合端壁の輪郭を凹凸乱型とし天端には水槽BOXまで到達の貫通孔を設 け製品施工段重ね時に、ここに苔や小緑草の根又は種子を入れた植袋あるいは毛 細管材を挟める手段とする。
【0009】 前面合端壁の天端を厚く、下部を薄くし、製品施工段重ね時に、ここに段場 が構築され、細粒度の土砂や浮遊土が堆積され苔や小緑草の生息良好なる製品構 築手段とする。
【0010】 時間を掛けて壁面をより自然に近い着色とするために、BOXの低版上面よ り、壁面前面まで上下の巾の小さい横長(細長)貫通孔、又は小貫通孔を設け、 ここに固練りの粗配合コンクリート又は空モルタル、必要に応じて着色材を混入 させて、雨水と中和あるいは溶解させて、より自然に着色が構成される様にする 。 これを実施例の図面で順次説明する。
【0011】
【実施例】
「請求項1」の製品について説明する、本考案の積みブロックの化粧前面合端 壁A.の天端部の厚さ(合端)f.を底部の厚さt.より凹凸波型に厚くし、施 工段重ね時に、積み上げ施工段部4.を構築させ縦輪郭も凹凸波型とし要所要所 に貫通孔3.3.(上下の合端に設けた孔の要所要所は雨水が入る傾斜勾配を構 築)を設けたものとし、これと背面合端壁B.間に低版1.と合梁2.2.を有 して雨水5.の貯める事のできる水槽BOX部6.を構成し、施工時に貫通孔の 一部には、苔や小緑草の根又は種子を入れた植袋あるいは毛細管材を挟める様に する。水槽BOXには、礫又は切り込み砂利7.を入れ礫又は切り込み砂利7. の隙間には雨水5.の貯水が出来る様な構成とし、且つ背面合端壁B.の底部背 面に仮想背面版C.(施工現場の土圧応力に応じた安定長)を一体として構成す る、苔や小緑草(背丈の小さい草花)D.の生息容易なる空積みブロック。
【0012】 次に、「請求項2」の製品に付いて説明すると、水槽BOX部6.の低版1. の天端(上面の位置)よりブロックの化粧前面合端壁A.へ貫通する上下巾の狭 い横長の貫通孔3−1.(上下巾10〜20mm程度で横長はブロック全体の模様 を考慮して決定)あるいはこの線上に小貫通孔3−2.(貫通孔3.とバランス を考慮して上下巾10〜20mm程で横長は30〜50mmの乱型)を設けて水槽B OX部6.には施工時に粗配合でスランプの小さいコンクリート(ポロポロのコ ンクリート)又は空モルタル(スランプ・フロー値の小さいポロポロ)E.と必 要に応じ溶解着色材(剤)8.を入れて時間の経過と共にBOX部6.内の雨水 (酸水溶液)5.で中のセメント石灰分を時間を掛けて溶解させて擁面表面にカ ルシュム分を滲み流れ出す様にして擁護面に自然着色化粧模様9.(白華現象・ 鍾乳洞)を構築可能なる水槽BOX付き空積み環境保ブロックとするものである 。
【0013】 自然着色化粧模様9.の溶解着色材(剤)8.については、 黄銅色を滲ませるには銅板の破片か銅鉄線を入れる。 赤錆には、鉄の破片又は鉄分含有石を入れる。 より白いポイ色をした白華現象・鍾乳洞の構築には、白セメントか石灰を 入れ、カルシュウム分と共に時間を掛けて貫通孔より自然に滲ませ構築する。他 の色を出す為に、上記の溶解着色材(剤)にコンクリート着色材を混入させて他 の色を壁面に構築する事も容易である。
【0014】 本考案製品を以上の様にする事により次の様な作用・効果がある。
【0015】
【考案の効果】 ブロックの合端壁を2重合端壁として自立出来る構成と共に水槽を構築し、 ここに礫又は切り込み砂利を入れ、空隙部(礫で30%以上、切り込み砂利でも 25%以上)に雨水が貯まる構造に成っているので、従来の空積み製品より躯体 が安定すると共に仮想背面版が一体として構築され、長さを変化させる事により 、土圧応力に応じた製品が容易に供給できる。
【0016】 前面合端壁の輪郭を凹凸乱型とし天端には水槽BOXまで到達の貫通孔を設 けた製品で前面合端壁天端厚さを厚く(広く)下部合端壁の厚さを薄く(狭く) する事により、施工段重ね時に、ここに段部が構築されて苔や小緑草の生息容易 な場の提供出来るものである。
【0017】 加えて、小さい孔は、雨水の取り入れ口、大きい孔には草花の根や種子植袋あ るいは毛細管材を挟める事により、壁面植物への水分の供給が確保される作用、 効果も得られるものである。
【0018】 前面合端壁の天端を厚く、下部を薄くし、製品施工段重ね時に、ここに段場 が構築される事は、細粒度の土砂や浮遊土が堆積され苔や小緑草の養分供給がな される効果も得られるものである。
【0019】 化粧前面合端壁A.へ貫通する上下巾の狭い横長の貫通孔や小孔より、コン クリート、又はモルタルあるいは、溶解着色材混入されて、これが水と中和・反 応又は溶解されて、カルシュウム分が表面に滲み流れて白華現象・鍾乳洞模様が 構成されるものである。 特に北国の様に寒さが厳しく寒風の吹く地方ではこの白華現象・鍾乳洞の構成 効果が得られ易い。
【0020】 加えて、背面に水田が有り、何時でも水分補給の可能な勾配水路(通常は1: 0.3〜1:0.5勾配)にこの技術を利用すると従来製品に無い苔や小緑草( 背丈の小さい草花)の生息容易なる環境保全水路の構築が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の「請求項1」の代表的製品の部分拡大
図付き施工概要斜視図。
【図2】本考案の「請求項2」の代表的製品の部分図付
き垂直擁護(滝)施工概要正面図。
【図3】水中部分のブロックを魚貝類棲息とした製品の
一個の製品の斜視図付き施工断面概要図。
【図4】本考案の技術を利用して苔や小緑草を生息出来
る様にした側壁勾配の大きい環境水路製品の施工概要
図。
【符号の説明】
A 化粧前面合端壁 A−A 水路側壁 B 背面合端壁 C 仮想背面版 D 苔や小緑草(背丈の小さい草花) E 粗配合コンクリート又は空モルタル F 水田 f 前面合端の天端部の厚さ t 前面合端の下部の厚さ 1 低版 1−1 水路低版 2 合梁 3 貫通孔 3−1 横長の貫通孔 3−2 小貫通孔 4 積み上げ施工段部 4−4 水路側壁段部 5 雨水 6 水槽BOX部 7 礫又は切り込み砂利 8 溶解着色材(剤) 9 自然着色化粧模様(白華現象・鍾乳洞) 10 裏込み材(コンクリートの場合も有る) 11 基礎コンクリート 12 天端コンクリート 13 基礎栗石 14 前面盛土(埋戻し土) 15 魚貝類

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積みブロックの化粧前面合端壁A.の天
    端部の厚さf.の厚さを下部の厚さt.より厚くし積み
    上げ施工段部4.を構築させ輪郭を凹凸乱型とし要所要
    所に貫通孔3.3.を設けたものとし、これと背面合端
    壁B.間に低版1.と合梁2.2.を有して雨水5.を
    貯める事の出来る水槽BOX部6.を構成し施工時ここ
    に礫又は切り込み砂利7.を入れる様にし、且つ背面合
    端壁B.の底部背面に仮想背面版C.を一体として構成
    してなる苔や小緑草D.の生息容易なる水槽BOX構成
    空積み環境保全ブロック。
  2. 【請求項2】 水槽BOX部6.の低版1.の上面より
    ブロックの化粧前面合端壁A.へ貫通する上下巾の狭い
    横長の貫通孔3−1.あるいはこの線上に小貫通孔3−
    2.を設けて水槽BOX部6.には粗配合コンクリート
    又は空モルタルE.と必要に応じ溶解着色材8.を入れ
    て時間の経過と共に水で中和あるいは溶解させて表面に
    流れ出す様ににして擁護面に自然化粧模様を構築する事
    の出来る水槽BOX構成空積み環境保全ブロック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019025881A (ja) * 2017-08-03 2019-02-21 ケイミュー株式会社 建築資材の製造方法及び建築資材
JP2020121484A (ja) * 2019-01-30 2020-08-13 ケイミュー株式会社 建築資材の製造方法

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