JP3078014B2 - 硬化性物質の包装 - Google Patents

硬化性物質の包装

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JP3078014B2
JP3078014B2 JP04501911A JP50191192A JP3078014B2 JP 3078014 B2 JP3078014 B2 JP 3078014B2 JP 04501911 A JP04501911 A JP 04501911A JP 50191192 A JP50191192 A JP 50191192A JP 3078014 B2 JP3078014 B2 JP 3078014B2
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イー. ホーベル,ケネス
イー. チェスター,ブルース
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ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
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Description

【発明の詳細な説明】 本出願は、1989年5月10日に出願された米国特許出願
番号第07/350,609号の一部継続出願である。その開示
は、参考文献として本願に援用する。
本発明は、硬化性物質をその上に被覆した部材の包装
に関する。特に、本発明は、その物質が感光性、粘着
性、あるいはその両者であり、そして部材が矯正歯科用
あるいは一般歯科用器具である包装に関する。例えば、
そのような部材には、当業者に知られている歯科用のブ
ラケット、口腔チューブ、ボタン、クリート、接合可能
な保持装置、および他の矯正歯科用あるいは一般歯科用
器具を包含する。
好ましくは、この部材は、矯正歯科用のブラケットで
ある。矯正歯科用のブラケットは、一般的には、ばらの
ままであるいは単独の患者用トレーに包装される。保護
用ライナーで保護された不活性で粘着性の物質の層を持
つ矯正歯科ブラケットは、米国特許第4,205,325号で開
示されている。
本発明は、以下のa)〜d)を含む包装された部材を
提供する。a)選択的な化学線作用のある放射線の透過
が約0.5%より少なく、かつ少なくとも1つの凹部を持
つ基盤、b)化学線作用のある放射線の透過が約0.5%
より少なく、可視光スペクトルの少なくとも一部は透過
するカバー、c)カバーが、凹部に入って来る入射放射
線を濾過するように、カバーを基盤と接触させておくた
めの方法、およびd)化学線作用のある放射線に曝すこ
とにより硬化する物質を持つ凹部に位置する部材。本発
明は、さらに、以下のものを含む物品も提供する。a)
内表面に少なくとも1つの凹部をもつ基盤、b)粘着性
物質を上に持つ部材、および、c)凹部からの取り外し
によって粘着性物質が部材から離れないように、部材を
凹部の内側に位置づけるための手段。
図1から6は、本発明に関して有効な種々の染料につ
いての波長に対する%透過率を示したカーブである。
(ヒュウレット−パッカードHP 8451Aダイオードアレイ
スペクトロフォトメーターにより決定された)。図7
は、上部の平面図であり、図8は、図7の水平断面図で
あり、および図9は、本発明の好ましい実施態様である
一つのウェルの拡大部分図断面図である。図10は、平面
図であり、図11は、本発明の別の好ましい実施態様の断
面図である。図12は、取り外しが出来る基盤を示す本発
明の別の好ましい実施態様である。図13は、基盤から取
り外し可能な蓋を示している。図14は、基盤および可動
性のカバーの断面図を示している。
本発明の1つの実施態様では、粘着性ペーストであら
かじめ被膜され、脱離層を被覆した凹部(ウェル)に置
かれた矯正歯科用のブラケットを含むトレーが提供され
る。粘着性ペーストは選択的な化学線作用のある放射
線、すなわち特殊な物質を硬化させる光の波長(電磁放
射線)、に曝すことにより硬化する。図7、8および9
を参照すると、この実施態様は、以下のトレー11を含有
する。例えば真空成形された6.35x15.24cmのトレーで、
黒い(不透明な)半硬質の0.508−0.635mmの厚さの耐衝
撃性ポリスチレンシートから作られているものである。
そのトレーは、ウェル12を含む。その各々のウェルは標
準的な矯正歯科用ブラケット13に適合させるのに十分な
深さを持つくぼんだ内表面を有しており、ウェルの縁よ
り完全に下は光重合性で粘着性ペースト15で被覆されて
いる。各々のウェルの底は、過剰量(0.3−0.4グラム)
の非粘着性の脱離被膜物質16で被覆されている。その物
質とは、例えば、シリコン、ポリエチレン、あるいはフ
ルオロポリマーの被覆であり、それらは、テフロン
リテトラフルオロエチレンおよびテフロン フルオリネイティドエチレンプロピレン(E.I.du Pont
de Nemours,Wilmington,Delawareから入手可能)ならび
にシリコンプレミアム(General Electric Company,Wat
erford,New Yorkから入手可能なシロキサン)の名で市
販されている。青色光濾過フィルム14は、ウェルを覆
い、可動性の圧感粘着テープ18で両側をトレーにしっか
り止められている。カバー14は、個々のフラップ20を形
作るために切込みを入れられている。このフラップは、
図7に示されているように個々のウェルへの出入口にな
っている。各々のフラップ20には、フラップをトレーに
接触させておくのに両側に位置を変えることができる圧
感粘着テープ18が付いている。あるいは、ブラケットへ
の出入口は、各々のウェルの上のフィルムに放射状(st
ar−burst pattern)のスリットの切込みを入れること
によって提供され得る。好ましくは、そのフィルムは、
ペーストを硬化させるのに必要な光の波長は通さない
が、フィルムを通してブラケットを見るための硬化させ
ない波長は十分に通すフレキシブルな色の付いた透明な
フィルムである。
本発明の別の実施態様では、光硬化性の粘着ペースト
で被覆された矯正歯科用または一般歯科用の器具がトレ
ーの中に提供される。トレー中では、各々のブラケット
は、粘着ペーストが凹部の表面につかないようにデザイ
ンされた凹部の中に吊り下げられている。図10および11
に示すように、ブラケット1は従来の長軸指示器2に取
り付けられ、その両端は、トレー3のウェル9の反対側
に相補的な形で、直線状に配列された溝7と協同して、
ウェル9の底6の上にブラケットを吊り下げる。その
際、ブラケット1上の粘着性ペースト4が、トレーの如
何なる部分にも接触しないようになっている。カバーフ
ィルム5(図10には示されていない)は、両側でフィル
ムとトレーの間に挟まれた両面の可動性の圧感粘着テー
プ(示されていない)によって取り付けられている。図
中に示されているように、溝7および長軸指示器2は、
溝の中で指示器をゆるくしておくことによって噛み合わ
され、同時に、ウェル9の中でブラケット1の横方向と
回転の動きを避けるようになっている。カバーフィルム
5は、長軸指示器2の上部と接触しており、溝7中で指
示器が保持されている。このようにして、カバーフィル
ム5および溝7は、長軸指示器2と協同してウェル9の
中でブラケットン1をゆるく固定する。
図12(a),図12(b)および図12(c)は、本発明
のさらに別の実施態様を示している。この実施態様にお
いては、基盤31は、トレー30の中に移動して置くことが
出来る分離したセクッションの中に提供される。カバー
32は、各々の基盤セクションに対して提供される。その
カバーは、再密閉可能な蓋として再密閉可能に基盤に取
り付け得る。あるいは、カバーは、永続的にその基盤に
ちょうつがいでとめることができる。そのカバーは、い
かなる入射放射線も基盤の凹部領域に入らないようにす
るために不透明にし得るし、あるいは、可視光スペクト
ルの化学線作用を持つ放射線を約0.5%より少なく通す
ようにし得る。
矯正歯科用のブラケットを基盤から取り易くするため
に、分離脱離ライナー33もまた提供される。その脱離ラ
イナーは、シリコン、ポリエチレン、あるいはフルオロ
ポリマーのような物質でつくられ得る。それらの物質
は、テフロン ポリテトラフルオロエチレンおよびテフロン フルオリ
ネイティドエチレンプロピレン(E.I.du Pont de Nemou
rs,Wilmington,Delawareから入手可能)ならびにシリコ
ンプレミアム(General Electric Company,Waterford,N
ew Yorkから入手可能なシロキサン)の名で市販されて
いる。そのライナーは、粘着性ペースト34からの取り外
しを容易にする。
本発明のカバーの好ましい実施態様は、図13および14
に示されている。図13は、位置を動かすことが出来る粘
着剤42により内側のカバー物質43につけられた蓋41をも
つカバーについて詳しく記載されている。蓋41は、好ま
しくは水蒸気、光、または酸素の障壁である。そして容
易に表示されたり、確認されたり出来るように印刷可能
な物質でトップを被覆されている。ポリエステルフィル
ムのようなプラスチック物質は、水蒸気、光、または酸
素の障壁として使用するには好適なものである。さらに
詳細には、マイラー フィルムが、内部の被覆物質およ
び蓋として使用され得る。光障壁は、蓋の表面を金属で
被うことによって形成され得る。
図14は、蓋51および粘着剤52を有するカバーを示して
いる。好ましくは、蓋は水蒸気、光または酸素の障壁5
3、および水蒸気、光あるいは酸素の障壁53を守るため
の被覆54および印刷可能な上部被膜55とを含む。ポリエ
ステルフィルムのようなプラスチック物質は、水蒸気、
光、または酸素の障壁として使用するのに好適である。
さらに特定すれば、マイラー フィルムが水蒸気あるい
は酸素障壁として用いられる。ポリエステルあるいはマ
イラー の蓋の表面を金属で被うことによって、光障壁
が、形成され得る。被膜54は、更に金属化された表面を
保護する。
図14の粘着剤52は、好ましくは蓋と接着するための上
の粘性側56と基盤と接着するための下の粘性側57を含
む。上の粘性側は、当業者に知られたいかなる位置を変
えることが出来ない粘着物質をも含み得るし、下の粘性
側は、いかなる圧感性で位置を動かすことが出来る粘着
物質をも含み得る。キャリアー58は、好ましくはポリエ
ステルのようなプラスチックキャリアーであり、粘着層
を載せ易くするために用いられ得る。カバー粘着剤は、
さらに、矯正歯科用あるいは一般歯科用の器具が、カバ
ーにつかないようにさいの目に切った(die cut)領域5
9をも含み得る。
さらに、可動性の基盤の切断面も図14に示されてい
る。その基盤の中には、矯正歯科用あるいは一般歯科用
器具61、感光性粘着ペースト62および分離被膜63が示さ
れている。好ましくは、基盤は、感光性粘着ペースト62
を保護するための水蒸気、光、または酸素の障壁であ
る。
図14の基盤60は、好ましくはポリエチレンテレフタレ
ート−グリコール(PETG)/ポリエチレン/ポリクロロ
トリフルオロエチレン(PCTFE)プラスチックで構成さ
れる。基盤は、熱および真空あるいは圧力によって形成
され得る。PETG層は、光障壁を作るために黒であること
が望ましい。しかしながら、基盤は、選択的な化学線作
用のある放射線を約0.5%より少なく透過させる物質で
作られ得る。PCTFEは、水蒸気および酸素の障壁として
都合がよいが、当業者に知られた他の物質が、使用され
得る。特に、アクラー のようなフルオロハロカーボン
フィルムが望ましい。
本発明によれば、種々の物質が、カバーおよび基盤に
有用である。本発明に関してカバーとして有用な市販さ
れているフレキシブルなフィルムは、例えば以下のよう
な物質である。ロスコラックス 12(Roscolux 12)
という名でRosco Labs,Inc.,Port Chester,NYから入手
可能なポリエステル物質(厚さ38.1μm、淡黄色、図1
に電磁放射線に対する%透過率を示している)、ロスコ
ラックス22(Roscolux 22)(厚さ99μm、濃琥珀
色、図2に電磁放射線に対する%透過率を示してい
る)、ロスコラックス 23(Roscolux 23)(厚さ38.
2μm、オレンジ色、図3に電磁放射線に対する%透過
率を示している)、ロスコラックス 42(Roscolux 4
2)(厚さ38.2μm、濃サーモンピンク色、図4に電磁
放射線に対する%透過率を示している)、そして図5で
電磁放射線に対する%透過率を示す厚さ0.343mmのフィ
ルムのようなビニル物質(これはSaf−T−Vu yellow,M
1063という名でFrommelt Industries,Inc.Dubuque,Iowa
から入手可能)。本発明に関するカバーとして有用なフ
レキシブルなフィルムの好ましい厚さは、約0.00254mm
と2.54mmの間である。より好ましいのは、約0.0254mmと
0.254mmの間である。あるいは、フレキシブルなフィル
ムの代わりに硬いシートが用いられ得る。これは、各々
のブラケットへの出入口にするためにトレーに付けられ
る。例えば、ちょうつがいによるような、あるいは、プ
レートをトレーに対して滑らせるような協同するざねは
ぎ付属物によるようなものである。有用な硬質シートと
は、例えば、厚さ約3.05mmで図6に示すような%透過率
カーブを示すポリ(メチルメタクリレート)アクリリッ
ク物質(これはAmber 2422という名でRohm & Hass,Phi
ladelphia,PAから入手可能)を含む。他の有用なカバー
は以下のような重合物質を含む。例えば、ポリ(サイク
ロヘキサン−1,4−ジメチレンテレフタレート)、ポリ
(エチレンテレフタレート)、およびポリ(ブチレンテ
レフタレート)のようなポリエステル;ポリ(4,4′−
イソプロピルジフェニールカーボネート)、ポリ(ビニ
ールクロライド)、およびポリプロピレンのようなポリ
カーボネートである。有用な硬質の物質とは例えば、ポ
リ(メチルメタクリレート)、ポリエチレンおよびポリ
スチレンを包含する。他の有用なカバー物質は、アクリ
ル重合体、ポリカーボネート、ポリオレフィン、フルオ
ロカーボン重合体および無機ガラスを包含する。
様々な着色材(すなわち、顔料、および/あるいは染
料)は、電磁放射線の選択的な波長を吸収するカバーを
作るのに有用である。例えば、Modern Plastics Encycl
opedia Vol.65,No.11,pp.148−150,McGraw−Hill,New Y
ork(1988)に開示されているようなよく知られた方法
で、着色料は、硬質シートやフレキシブルなフィルムの
双方に用いられ得る。一般的に、これは、着色剤を溶解
した樹脂に混ぜ合わせ、次にペレットの中に入れて生成
物を形成することを包含する。次に、これらのペレット
は、例えば望みの厚さにフィルムを押し出すことの原料
として用いられる。望まれるような保護を与えるために
必要な樹脂の単位量当りの着色料の量は、以下のような
様々な因子によって変わる。それらの因子とは、用いら
れる特殊な着色料、生成したフィルムあるいはシートの
厚さ、吸収されるべき光の波長、および濾過されるべき
波長の光を吸収する着色剤を使っていない物質の容量で
ある。好ましくは、使われた着色料の量は、選択的な化
学線作用のある放射線、すなわち包装された物質を硬化
させるのに有用な波長範囲の光の少なくとも約80%、好
ましくは約95−100%を吸収するのに十分な量である。
あるいは、着色料は、カバーが形成された後その上に被
覆され得る。電磁スペクトルの選択された範囲から化学
線作用のある放射線を吸収することに必要な特殊な着色
料は、当業者によって容易に決定され得る。彼らのカラ
ーインデックス(C.I.)による同定(Colour Index Thi
rd Edition,The Society of Dyers and Colourists,Eng
land,1971を参照のこと)によって知られる種々の市販
の着色料は、電磁スペクトルの異なった波長を吸収する
(すなわち自由には透過しない)。例えば、C.I.Disper
se Yellow 201(Macrolex Yellow 6Gという名で、Mobay
Corporation,New Jerseyから入手可能)は、約415と48
0nmの間の波長を吸収するスチリル染料(styryl dye)
であり、C.I.Solvent Blue 97(Macrolex Blue RRとい
う名でMobay Corporationから入手可能)は、約550と65
0nmの間の波長を吸収するアントラキノン染料であり、
C.I.Solvent Red 135(Macrolex Red EGという名でMoba
y Corporationから入手可能)は、約440と570nmの間の
波長を吸収するペリノン染料であり、C.I.Solvent Oran
ge 60(Macrolex Orange 3Gという名でMobay Corporati
onから入手可能)は、約380と515nmの間の波長を吸収す
るペリノン染料であり、そして、C.I.Solvent Yellow 1
4(Ceres Orange RAという名でMobay Corporationから
入手可能である)は、約350と530nmの間の波長を吸収す
るモノアゾ染料である。紫外線領域(すなわち約300−3
90nm)の波長を吸収するがほとんど色を与えない染料、
例えば、2−(2′−ハイドロキシ−5′−メチルフェ
ニール)ベンゾトリアゾールおよび2−(3′,5′−ジ
−タート−ブチル−2′−ハイドロキシフェニール)−
5−クロロベンゾトリアゾール)のようなハイドロキシ
フェニールベンゾトリアゾール、ならびに2,4−ジハイ
ドロキシベンゾフェノン、2−ハイドロキシ−4−メト
キシベンゾフェノン、および2,2′−ジハイドロキシ−
4,4′−ジメソキシベンゾフェノンのようなベンゾフェ
ノンもまた市販されている。例えば、Tinuvin −P,−3
24,−326,−327,および−328の名でCiba−Geigy Corpor
ation,New Yorkから入手可能な染料ならびに、Uvinul
−400,M−40,およびD−49の名でBASF Wyandotte Corpo
raition,New Jerseyで入手可能な染料である。カバー
は、好ましくは光硬化性物質を硬化させる化学線作用の
ある放射線の範囲外の可視光を通す。このことによっ
て、光硬化性物質を非硬化状態に保つと同時に、実施者
がカバーを通してその物質で被覆された部材を見ること
が出来るようになる。しかしならが、そのカバーは、不
透明でもあり得る。
本発明での有用な種々の基盤物質は、例えば、ポリア
クリロニトリルブタジエンスチレン重合体(ABSポリマ
ー)、ポリビニールクロライド(PVC)、ポリメチルメ
タクリレート(PMMA)、ポリエチレン(PE)、ポリスチ
レン(PS)およびポリプロピレン(PP)のようなプラス
チック;例えば、カーボンスチール、303ステンレスス
チール、および316ステンレススチールのような金属;
オーク、カエデ、松およびくるみのような木材;ならび
にセラミックやガラスのような他の好ましい物質を含
む。一つの実施態様では、基盤、射出成形された黒いポ
リプロピレントレーである。多くのプラスチックおよび
ガラスのような透明物質からできた基盤は、好ましくは
チタニュウムジオキシドやカーボンブラックのような顔
料を使って不透明にされるか、あるいはカバーシートに
用いた前述の着色料で改変され、それらの中に包装され
た粘着性物質に電磁放射線が届かないようにする本発明
での基盤は、例えば、添付の図に示されるように、種々
の様式に設計され得る。提示された明確な実施態様に基
づいた他の基盤の例は、例えば、1つ以上の部材に適合
するように十分大きい凹部を提供すること、様々な形の
部材に適合するように凹部の内表面の輪郭を変えるこ
と、および物品を吊り下げ得るように凹部の内部表面か
ら出た突起部を持つことである。本発明に有用な基盤
は、例えば前述のModern Plastics Encyclopediaで開示
さているような既知の方法によって作られ得る。
本発明に関して種々の手段が、カバーを基盤に接着さ
せておくために有用である。好ましくは、粘着剤が、そ
れ自身によるか、または、両面あるいは片面の粘着性テ
ープの一部として使用される。粘着剤は、例えば、ここ
で参考文献により援用されている米国特許出願番号第3,
691,140、3,873,638、3,922,464、4,379,883、4,413,08
0、4,599,265、あるいはRE 24906号で開示されているよ
うな強い(永続的な)粘着剤である。加えて、粘着剤
は、例えば、ここで参考文献により援用されている米国
特許出願番号第3,620,988、3,691,140、3,857,731、4,1
66,152、4,587,152、4,645,783、4,656,218、4,735,83
7、および4,786,696号で開示されているような圧感性
で、位置を動かすことができる粘着剤である。粘着手段
に加えて、他の有用な手段は、ブラケットを取り出すた
めにカバーを持ち上げ、残りのブラケットを護るために
基盤にカバーを下ろして留めるちょうつがいおよび留め
がねの締め具配置、あるいは、基盤にカバーをスライド
させるざねはぎ配置を含む。カバーは、また、基盤に熱
密閉され得る。加えて、カバーは、基盤中の全ての凹部
を被う一つのピースとして、または、一つかあるいはそ
れ以上の基盤の凹部を被うように各々のピースを完全に
分離するかあるいは部分的につながった複数のピースと
して存在し得る。
本発明は、例えば、前述されたように粘着剤で被覆さ
れた矯正歯科用ブラケットのように、本発明に関する種
々の部材の包装に関して有用である。有用な粘着剤被覆
矯正歯科用ブラケットは、例えば、その開示が、参考文
献として援用されている米国特許番号第4,204,325号お
よび欧州特許出願第0,290,133号で開示されているもの
を含む。放射線硬化物質、粘着性物質、あるいはその両
方を含む他の有用な部材は当業者には明かである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホーベル,ケネス イー. アメリカ合衆国 カリフォルニア 91016 モンロヴィア,ノース マグノ リア アベニュー 495 (72)発明者 チェスター,ブルース イー. アメリカ合衆国 カリフォルニア 92714 アーヴィン,イー.エール ル ープ 445 (56)参考文献 特開 平2−279152(JP,A) 特開 昭57−166151(JP,A) 米国特許4204325(US,A) 欧州特許出願公開316086(EP,A 1) 欧州特許出願公開389226(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61C 7/00 A61C 19/00 - 19/02

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の(a)から(e)を含む物品: (a)少なくとも一つの凹部を有する基盤; (b)不透明で、水蒸気不透過性のカバー; (c)該カバーを該基盤に接続しておくための手段; (d)外表面に粘着性物質を持つ矯正歯科用器具;およ
    び (e)該器具を凹部から外すときに、該器具の上に粘着
    性物質を残しておけるような、該凹部中の該器具の保持
    のための手段。
  2. 【請求項2】前記手段が前記粘着性物質と接触している
    脱離被膜である、請求項1に記載の物品。
  3. 【請求項3】前記脱離被膜が前記基盤にしっかり留めら
    れた、請求項2に記載の物品。
  4. 【請求項4】前記粘着性物質が光硬化性である、請求項
    1に記載の物品。
  5. 【請求項5】前記基盤が、個々に取り外し可能なセクシ
    ョンを持ち、各々のセクションが少なくとも一つの凹部
    を含むトレーを含む、請求項1に記載の物品。
  6. 【請求項6】以下の(a)から(e)を含む物品: (a)取り外し可能で、各々が少なくとも一つの凹部を
    持つセクションを有するトレーを含む基盤; (b)カバー; (c)該カバーを該基盤に接触させておくような手段; (d)外表面上に粘着性物質を有する矯正歯科用器具;
    および、 (e)該器具が凹部から取り外されるとき、該粘着性物
    質が該器具上に残しておけるように凹部の中に器具を保
    持するための手段。
  7. 【請求項7】前記手段が、前記粘着性物質と接触してい
    る脱離被膜である、請求項6に記載の物品。
  8. 【請求項8】前記脱離被膜が、前記基盤にしっかり留め
    られた、請求項7に記載の物品。
  9. 【請求項9】前記粘着性物質が、光硬化性である、請求
    項6に記載の物品。
  10. 【請求項10】前記カバーが、不透明である、請求項6
    に記載の物品。
  11. 【請求項11】前記カバーが、水蒸気不透過性である、
    請求項10に記載の物品。
  12. 【請求項12】前記カバーが、印刷可能な表面を持つ、
    請求項6に記載の物品。
  13. 【請求項13】以下の(a)から(e)を含む物品: (a)少なくとも一つの凹部を持つ基盤; (b)上に印刷可能な表面を持つカバー; (c)該カバーを該基盤に接触させておくための手段; (d)外表面に粘着性物質を有する矯正歯科用器具;お
    よび (e)該器具を凹部から外すときに、該器具の上に粘着
    性物質を残しておけるような、該凹部中の該器具の保持
    のための手段。
  14. 【請求項14】前記手段が、前記粘着性物質と接触して
    いる脱離被膜である、請求項13に記載の物品。
  15. 【請求項15】前記脱離被膜が、前記基盤にしっかり留
    められた、請求項13に記載の物品。
  16. 【請求項16】前記粘着性物質が、光硬化性である、請
    求項13に記載の物品。
  17. 【請求項17】前記基盤が、個々に取り外し可能なセク
    ションを持ち、各々のセクションが少なくとも一つの凹
    部を含むトレーを含む、請求項13に記載の物品。
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