JP3077804U - 多機能名刺型データ保存メディア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多機能名刺型データ保存メディアの提供。 【解決手段】 基板を具え、該基板の一面にディジタル
データが記録され、この基板のもう一面に少なくとも一
種類の印刷物或いは磁性物が設置された保存メディアに
おいて、該基板が絶縁材料をプレスしてなる平面板状を
呈し、その規格が名刺サイズとされ、基板中間に中心軸
孔があり、ＣＤドライブに置かれてそのディジタルデー
タの読み取りに供されるか或いは関係するデータ読み取
り機中に置かれて磁性物のデータ内容の読み取り或いは
識別に供され、該磁性物はバーコード或いはチップとさ
れ、該印刷物が文字、図形或いはバーコードとされ、こ
のデータ保存メディアは名刺型ＣＤとして使用されるだ
けでなく、その基板表面空間を十分に利用してデータの
保存が行え、テレホンカード、クレジットカード、会員
カード、ショッピングカード、ドアロックカード、カー
チケットカード、ＩＤカード、ゲートチケットカードと
して広く使用され、一つのカードで多用の目的を達成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の多機能名刺型データ保存メディアに係り、特に、多種類のデー タを同一基板に記録し、完全に各種の情報と機能を提供でき、一枚で多用の目的 を達成する多機能名刺型データ保存メディアに関する。

【０００２】

【従来の技術】

ディジタル工業の発展により、多種類の異なる用途の保存メディアが日常生活 中に応用されるようになった。例えば印刷カードの普及により、人々の消費行為 はクレジットカードを利用できるようになり、またカードによりドアロックの開 閉を制御したり、テレホンカードをコイン投入の代わりに使用でき、また会員カ ードやポイントカードにより会員や購入商品の管理が行え、消費者が現金や各種 の物品を携帯しなければならない問題を解決している。また貨物或いはサービス 業者の会計管理作業に有効に使用され、ノンキャッシュ式プラスチック貨幣時代 が形成されつつあり、すでにビジネス場面で一般に使用されてきた名刺に代わる ものとして、音声や画像のディジタルデータを記録した名刺型ＣＤが出現してい る。

【０００３】 しかし、このようなデータを記録したカードは、各商店がそれぞれの所属社員 や顧客会員に対して、大量に異なる機能のカードを提供するため、各消費者が多 種類のカードを携帯することになり携帯に不便であった。例えばある遊技場では 、名刺型ＣＤを使用して消費者に広告情報を提供し、別にポイントカードで消費 者がゲームした回数と得点記録を行い、また第３種のカードは会員カードとされ 会員管理に用いられる。しかしこれらの多種類の機能を同一カードに設けて共用 できないため、製造上も資源を浪費し、また製造コストが増加した。これらの異 なる機能のサービスはもともと同じ業者の提供しているものであるが、いまだ有 効に整合されず、全体の管理作業に対しても効率を高めることができなかった。

【０００４】 このような問題を解決するため、多種類の情報を同一基板に記録でき、各種の 情報と機能を一枚のカードに整合させてこのカードを多機能とする必要があった 。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

即ち、本考案の主要な目的は、一種の多機能名刺型データ保存メディアを提供 することにあり、それは、多重使用操作の設計を有し、各種の情報の提供、交換 、認証機能を整合させ、作業を簡素化し、所持人の負担を減少すると共に、有効 に工業商業の領域に応用されるものとする。

【０００６】 具体的には、本考案の多機能名刺型データ保存メディアは、基板を具え、該基 板の一面にディジタルデータが記録され、この基板のもう一面に少なくとも一種 類の印刷物或いは磁性物が設置された保存メディアにおいて、該基板が絶縁材料 をプレスしてなる平面板状を呈し、その規格が名刺サイズとされ、基板中間に中 心軸孔があり、ＣＤドライブに置かれてそのディジタルデータの読み取りに供さ れるか或いは関係するデータ読み取り機中に置かれて磁性物のデータ内容の読み 取り或いは識別に供されるようにしたことを特徴とする。

【０００７】 該磁性物はバーコード或いはチップとされ、該印刷物が文字、図形或いはバー コードとされ、このデータ保存メディアは名刺型ＣＤとして使用されるだけでな く、その基板表面空間を十分に利用してデータの保存が行え、テレホンカード、 クレジットカード、会員カード、ショッピングカード、ドアロックカード、カー チケットカード、ＩＤカード、ゲートチケットカードとして広く使用され、一つ のカードで多用の目的を達成する。

【０００８】 本考案のもう一つの目的は、一種の多機能名刺型データ保存メディアを提供す ることにあり、それは、単一基板を使用し、実際の必要に応じて一種類或いは多 種類の印刷或いはディジタルデータが表面に設けられ、少なくとも一種類以上の 機能を提供し、ゆえに製造上、製造コストを減らすことができ、資源の浪費を減 らし、同一の場所で行われる販売とサービスを有効に整合し、消費者のカード使 用と管理を簡素化し、また業者全体の管理作業の効率を高めることができるもの とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、絶縁材料をプレスして平面板状となした基板を具え、該基 板の底面にディジタルデータディスクが設けられ、基板の中間に中心孔が穿たれ てＣＤドライブに置いてディジタルデータディスクに記録したディジタルデータ を読み取ることができ、基板の底面に別に中心孔と同軸関係を以てＣＤ載置盤上 の凹溝に対応する二つの円弧形凸縁が設けられた多機能名刺型データ保存メディ アにおいて、該基板の上面に少なくとも一種類の印刷物或いは磁性物が設けられ たことを特徴とする、多機能名刺型データ保存メディアとしている。 請求項２の考案は、前記基板の上面の印刷物が文字或いは図形とされたことを 特徴とする請求項１に記載の多機能名刺型データ保存メディアとしている。 請求項３の考案は、前記基板の上面の印刷物がバーコードとされたことを特徴 とする請求項１に記載の多機能名刺型データ保存メディアとしている。 請求項４の考案は、前記基板の上面の磁性物がチップとされたことを特徴とす る請求項１に記載の多機能名刺型データ保存メディアとしている。 請求項５の考案は、前記基板の上面の磁性物が磁性条とされたことを特徴とす る請求項１に記載の多機能名刺型データ保存メディアとしている。

【００１０】

【考案の実施の形態】

図１に示されるように、本考案の多機能名刺型データ保存メディアは、一つの 基板１０を具え、該基板１０の底面にディジタルデータディスク１２が設けられ 、この基板１０の上面に少なくとも一種類の印刷物或いは磁性物が設けられて構 成されている。

【００１１】 基板１０は絶縁材料をプレスしてなる平面板状を呈し、好ましくはプラスチッ クが使用され、その規格は名刺に相当する。基板１０の中間に中心孔１１が設け られ、ＣＤドライブに置いてそれに記録されたディジタルデータディスク１２に 記録されたディジタルデータを読み取ることができる。基板１０の底面に別に中 心孔１１と同軸関係にある二つの円弧形凸縁１３が設けられて、ＣＤ載置盤上の 凹溝に対応し、基板１０がＣＤ載置盤の上に位置決め可能とされている。

【００１２】 上述のディジタルデータディスク１２は商業広告、会社背景、製品紹介、個人 データ等が記録され、この基板１０に名刺型ＣＤと同じ機能を付与する。

【００１３】 図２に示されるように、上述の基板１０の上面に文字図形１４を印刷可能であ り、この基板１０が一般の名刺と同じ機能を有するものとされる。

【００１４】 図３に示されるように、上述の基板１０の上面にメモリチップ１５が搭載され ると、基板１０が一般のテレホンカード、ポイントカード、カーチケットカード 、ゲートチケットカードと同じ機能を有するものとされる。

【００１５】 図４に示されるように、上述の基板１０の上面に磁性条１６が設けられると、 この基板１０が、クレジットカード、会員カード、ドアロックカード、ＩＤカー ド等と同じ機能を有するものとされる。

【００１６】 図５に示されるように、上述の基板１０の上面にバーコード１７が設けられる と、この基板１０が、商品認証の機能を有するものとされ、各種の検査及び認証 に応用可能とされる。

【００１７】 上述の基板１０の上面に設けられる印刷物或いは磁性物、例えば文字図形１４ 、チップ１５、磁性条１６及びバーコード１７は実際の必要に応じて単一で、或 いは任意の２種類或いはそれ以上の種類のものが設けられる。

【００１８】 図６及び図７に示されるのは本考案のもう一つの実施例であり、この実施例で は基板２０が絶縁材料をプレスしてなる平面板状を呈し、好ましくはプラスチッ クで製造され、その規格が名刺とほぼ同じとされる。該基板２０の両側に中心孔 ２１と同軸の二つの円弧辺２２が切断形成され、基板２０の底面にディジタルデ ータディスク２６が設けられ、この基板２０をＣＤドライブに置いてそれに記録 されたディジタルデータディスク２６に記録されたディジタルデータを読み取る ことができ、並びに両側の円弧辺２２がＣＤ載置盤上の凹溝に対応し、基板２０ がＣＤ載置盤の上に位置決め可能とされている。

【００１９】 また図７に示されるように、該基板２０の上面に、実際の必要に応じて単一種 類の印刷物、例えば文字図形、或いはバーコード２５が設けられる。或いは単一 種類の磁性物、例えばチップ２３或いはバーコード２４が設けられる。必要時に はこれらのうち任意の二種類或いはそれ以上の種類の印刷物と磁性物が設けられ うる。

【００２０】

【考案の効果】

上述の実施例に記載の本考案は、多機能多用途が併存する多機能名刺型データ 保存メディアであり、工業商業の各種類のカードに応用され、例えばテレホンカ ード、クレジットカード、会員カード、ポイントカード、ドアロックカード、カ ーチケットカード、ゲートチケットカード、ＩＤカードの多用途を同一のカード 基板に整合させることができ、一枚で多用の目的を達成する。ゆえに製造上、有 効に製造コストを減らし並びに資源の浪費を減少でき、同一メーカーの販売とサ ービスを有効に整合させ、消費者のカード使用と管理を簡易化でき、またメーカ ー全体の管理作業の効率を向上できる。

【００２１】 当然、本考案はその印刷物と磁性物の種類を増減でき、同一基板に異なる機能 を持たせることで、カード発行者が機動的に運用できる。

【００２２】 総合すると、本考案は予期された機能と目的を達成しており、並びに詳細な説 明に基づき業者が実施可能である。なお、以上の実施例は本考案の説明のために 提示されたものであり、本考案の請求範囲を限定するものではなく、本考案に基 づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本考案の請求範囲に属するもの とする。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の多機能名刺型データ保存メディアの斜
視図であり、基板底面のディジタルデータディスクが表
示されている。

【図２】本考案の名刺型データ保存メディアの斜視図で
あり、基板上面の文字図形が表示されている。

【図３】本考案の基板上面にメモリチップを設置した斜
視図である。

【図４】本考案の基板上面に磁性条を設置した斜視図で
ある。

【図５】本考案の基板上面にバーコードを設置した斜視
図である。

【図６】本考案の別の実施例であり、異なる構造の基
板、及び基板底面に設けられたディジタルデータディス
クが表示されている。

【図７】図６の実施例の上面斜視図であり、基板上面に
一種類以上の印刷物或いは磁性物が設けられている。

【符号の説明】

１０ 基板 １１ 中心孔 １２ ディジタルデータディスク １３ 円弧形凸縁 １４ 文字図形 １５ チップ １６ 磁性条 １７ バーコード ２０ 基板 ２１ 中心孔 ２２ 円弧辺 ２３ チップ ２４ 磁性条 ２５ バーコード ２６ ディジタルデータディスク

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ Ｇ０６Ｋ 19/00 Ｂ

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 絶縁材料をプレスして平面板状となした
   基板を具え、該基板の底面にディジタルデータディスク
   が設けられ、基板の中間に中心孔が穿たれてＣＤドライ
   ブに置いてディジタルデータディスクに記録したディジ
   タルデータを読み取ることができ、基板の底面に別に中
   心孔と同軸関係を以てＣＤ載置盤上の凹溝に対応する二
   つの円弧形凸縁が設けられた多機能名刺型データ保存メ
   ディアにおいて、該基板の上面に少なくとも一種類の印
   刷物或いは磁性物が設けられたことを特徴とする、多機
   能名刺型データ保存メディア。
2. 【請求項２】 前記基板の上面の印刷物が文字或いは図
   形とされたことを特徴とする請求項１に記載の多機能名
   刺型データ保存メディア。
3. 【請求項３】 前記基板の上面の印刷物がバーコードと
   されたことを特徴とする請求項１に記載の多機能名刺型
   データ保存メディア。
4. 【請求項４】 前記基板の上面の磁性物がチップとされ
   たことを特徴とする請求項１に記載の多機能名刺型デー
   タ保存メディア。
5. 【請求項５】 前記基板の上面の磁性物が磁性条とされ
   たことを特徴とする請求項１に記載の多機能名刺型デー
   タ保存メディア。