JP3077453U - フレームアレスター - Google Patents

フレームアレスター

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JP3077453U
JP3077453U JP2000007872U JP2000007872U JP3077453U JP 3077453 U JP3077453 U JP 3077453U JP 2000007872 U JP2000007872 U JP 2000007872U JP 2000007872 U JP2000007872 U JP 2000007872U JP 3077453 U JP3077453 U JP 3077453U
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flame
corrugated
arrester
air intake
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JP2000007872U
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喜久 三上
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Kaneko Sangyo Co Ltd
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Kaneko Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波形リボン及び平形リボンの巻き終端とケー
スの内壁面との間に生じる空隙をなくし、これらのリボ
ンの巻き崩れを防止して安定的に固定できるフレームア
レスターを提供すること。 【解決手段】 燃焼装置の空気取り入れ口や燃焼ガスの
排出口に取り付けられて外部への火焔噴出を防止するフ
レームアレスターであって、一端側に前記空気取り入れ
口又は排出口への取付部が、他端側にエレメントの収容
部がそれぞれ設けられた筒形容器と、前記収容部に固定
配置された消焔用のエレメントとを備え、該エレメント
は、金属薄板製リボンを波板状に屈曲形成した波形リボ
ンと金属薄板製の平形リボンとを重合した形態で円筒巻
芯に渦巻状に巻いてリング状のケースに収容され、前記
波形リボン及び平形リボンの巻き終端と前記ケースの内
壁面との間に生じる空隙にスペーサ部材が配置されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、内部に点火源を有する燃焼装置の空気の取り入れ口又は(及び)燃 焼ガスの排出口に取り付けられて、空気取り入れ口や燃焼ガス排出口から外部へ 火焔が噴出するのを防止するためのフレームアレスターに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、可燃性気体の流路の開放端や配管途中は火災発生の際の火焔を阻止 するために、消焔部を備えたフレームアレスターが配置されることがあり、また 、このようなフレームアレスターは燃焼装置の空気取り入れ口や燃焼ガスの排出 口等から火焔が吐出するのを防止するために前記取り入れ口や排出口に設置され ることもある。
【0003】 消焔部の構成としては、通常は多数の金網を所定間隔をおいて重合して組み立 てられた消焔用のエレメントを枠体やボディー等の内部に配置して構成されてい るが、金網を用いる場合には、例えば、設置部の管径に応じて各種径の網体が多 数枚必要となること、組立が容易でないこと、組み立てられたフレームアレスタ ー全体が極めて重くなること、等の種々の欠点があったことから、我々は、金属 薄板製リボンを波板状に屈曲形成した波形リボンと金属薄板製の平形リボンとを 重合した形態で該平形リボンの一端を円筒巻芯に係止し、これを渦巻状に巻いて エレメントを形成することを過去に提案し(実公昭61−43020号公報及び 実公昭63−6589号公報)、我々はこのエレメントを長年使用して優れた効 果を発揮している。
【0004】 前記波形リボンはステンレス等の薄板製のリボンを互いに噛合するように配置 された成型用歯車間を通過させて成形されるものであるが、エレメントは、フレ ームアレスターの設置されるべき分野、用途、必要とする消焔部の径や長さ等に より、金属薄板の厚さ、波形リボンの波の高さ及びピッチ等を適宜設定すること によりメッシュの異なる各種のものが使用されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記のような渦巻き式エレメントは、基本的な特性として渦巻きであることか ら真円となることはなく、前記波形リボン及び平形リボンの巻き終端と前記ケー スの内壁面との間に空隙が生じる構造のものとなるが、メッシュの細かいエレメ ントではこの空隙は小さなものであり、さほど支障となることはない。
【0006】 しかし、エレメントの径に比してメッシュが粗い場合などにはこの空隙を埋め ることが望まれる。また、エレメントの径やその形態により、波形リボン及び平 形リボンの巻き崩れを防止してエレメント全体を固定することが望まれる。
【0007】 本考案は、前記のような要請に鑑み、波形リボン及び平形リボンの巻き終端と 前記ケースの内壁面との間に生じる空隙をなくし、該波形リボン及び平形リボン の巻き崩れを確実に防止して安定的に固定することができるフレームアレスター を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るフレームアレスターは、 請求項1に記載のものにおいては、内部に点火源を有する燃焼装置の空気取り 入れ口や燃焼ガスの排出口に取り付けられ、該空気取り入れ口等からの外部への 火焔噴出を防止するようにしたフレームアレスターであって、一端側に前記空気 取り入れ口又は排出口への取付部が設けられると共に他端側にエレメントの収容 部が設けられた筒形容器と、前記収容部に固定配置された消焔用のエレメントと を備え、該エレメントは、金属薄板製リボンを波板状に屈曲形成した波形リボン と金属薄板製の平形リボンとを重合した形態で該平形リボンの一端を円筒巻芯に 係止してこれを渦巻状に巻いてリング状のケースに収容され、該エレメントにお ける前記波形リボン及び平形リボンの巻き終端と前記ケースの内壁面との間に生 じる空隙にスペーサ部材が配置されていることを特徴とする。
【0009】 これにより、前記エレメントにおける前記波形リボン及び平形リボンの巻き終 端と前記ケースの内壁面との間に生じる空隙はスペーサで埋められるから、消焔 作用が高められる。
【0010】 請求項2に記載のものにおいては、エレメントが前記筒形容器における収容部 の開口端で加締め止めされていることを特徴とし、請求項3に記載のものにおい ては、エレメントの巻き崩れを防止するためにケースの外周の一側面から円筒巻 芯を貫通して他側面に至る貫通ピンが挿通されていることを特徴とし、請求項4 に記載のものにおいては、貫通ピンがスペーサを貫通するように挿通されている ことを特徴とする。
【0011】 これにより、ケースの外周の一側面から円筒巻芯を貫通して他側面に至る貫通 ピンでエレメントが固定されるから、エレメントの巻き崩れが防止されると共に ケースに確実に固定され、更に、筒形容器における収容部の開口端で加締め止め されているから、爆発的な逆火が発生してもエレメントが外れたりすることはな い。
【0012】
【考案の実施の形態】
本考案に係るフレームアレスターの実施例を図1〜図5に基づいて説明する。 図1はフレームアレスターの消焔用のエレメントを一部切欠した正面図、図2 はスペーサ部材の斜視図である。図3,図4に示すフレームアレスター1は、図 5に示すように、内部に点火源14を有する燃焼装置11の空気取り入れ口12 や燃焼ガスの排出口13などに取り付けられて火焔が外部に噴出するのを防止す るためのものであり、一端側に前記空気取り入れ口12又は排出口13への取付 部3が設けられると共に他端側にエレメントの収容部4が設けられた筒形容器2 と、前記収容部4に固定配置された消焔用のエレメント5とを備えている。なお 、前記燃焼装置11は単なる例示であって、ノズル15から供給される燃料ガス Gと前記空気取り入れ口12から供給される空気Fとの混合ガスMを燃焼室内で 燃焼させて被処理物16を熱処理し、排気ガスDを前記排出口13から排出させ るようにしたものである。
【0013】 前記筒形容器2は一端側の外周部にネジ部3aを形成して前記取付部3が設け られ、他端側を膨出させて前記収容部4が形成されている。また、該収容部4の 外周面にはねじ込み時の滑り止めを兼ねた複数本の補強リブ4aが軸方向に沿っ て周設されている。
【0014】 前記エレメント5は、金属薄板製リボンを波板状に屈曲形成した波形リボン5 aと金属薄板製の平形リボン5bとを重合した形態で該平形リボン5bの一端5 cを円筒巻芯6に係止してこれを渦巻状に巻き、これをリング状のケース7に収 容する。このとき、エレメント5における前記波形リボン5a及び平形リボン5 bの巻き終端5dと前記ケース7の内壁面7aとの間には空隙8が必然的に生じ るから、図2に示すように、三日月形状を中央で切断した如き断面形状のスペー サ部材9を前記空隙8に打ち込んで該空隙を埋める。また、前記エレメント5の 波形リボン5a及び平形リボン5bの巻き崩れを防止するために、前記ケース7 の外周の一側面から円筒巻芯6を貫通して他側面に至るように貫通孔を形成して これに貫通ピン10を密挿する。この場合、前記スペーサ部材9が広幅のもので ある場合には該スペーサ部材9をも貫通させるようにすることができる。
【0015】 このようにして構成されたエレメント5を前記筒形容器2における収容部4に 収容すると共に該収容部4の開口端4aで加締め止めして固定し、フレームアレ スター1が完成する。
【0016】 このフレームアレスター1は、内部に点火源14を有する燃焼装置11の空気 取り入れ口12及び燃焼ガスの排出口13の取付ネジ部に前記取付部3をねじ込 むことにより取り付けられる。
【0017】
【考案の効果】 本考案に係るフレームアレスターによれば、 請求項1に記載のものにおいては、消焔用のエレメントは金属薄板製リボンを 波板状に屈曲形成した波形リボンと金属薄板製の平形リボンとを重合した形態で 該平形リボンの一端を円筒巻芯に係止してこれを渦巻状に巻いてリング状のケー スに収容され、該エレメントにおける前記波形リボン及び平形リボンの巻き終端 と前記ケースの内壁面との間に生じる空隙にスペーサ部材が配置されているから 、該空隙はスペーサで埋められ、消焔作用を高めることができる。
【0018】 請求項2に記載のものにおいては、ケースの外周の一側面から円筒巻芯を貫通 して他側面に至る貫通ピンでエレメントが固定されるから、エレメントの巻き崩 れが防止されると共にケースに確実に固定され、更に、筒形容器における収容部 の開口端で加締め止めされているから、爆発的な逆火が発生してもエレメントが 外れたりすることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るフレームアレスターに使用される
消焔用のエレメントを一部切欠して示す正面図である。
【図2】スペーサ部材の斜視図である。
【図3】本考案に係るフレームアレスターの横断面図で
ある。
【図4】フレームアレスターの正面図である。
【図5】フレームアレスターが取り付けられる燃焼装置
の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フレームアレスター 2 筒形容器 3 取付部 3a ネジ部 4 収容部 4a 収容部の開口端 5 エレメント 5a 波形リボン 5b 平形リボン 5c 平形リボンの一端 5d 巻き終端 6 円筒巻芯 7 リング状のケース 8 空隙 9 スペーサ部材 10 貫通ピン 11 燃焼装置 12 空気取り入れ口 13 排出口 14 点火源 15 ノズル 16 被処理物
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月20日(2000.12.
20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に点火源を有する燃焼装置の空気取
    り入れ口や燃焼ガスの排出口に取り付けられ、該空気取
    り入れ口等からの外部への火焔噴出を防止するようにし
    たフレームアレスターであって、一端側に前記空気取り
    入れ口又は排出口への取付部が設けられると共に他端側
    にエレメントの収容部が設けられた筒形容器と、前記収
    容部に固定配置された消焔用のエレメントとを備え、該
    エレメントは、金属薄板製リボンを波板状に屈曲形成し
    た波形リボンと金属薄板製の平形リボンとを重合した形
    態で該平形リボンの一端を円筒巻芯に係止してこれを渦
    巻状に巻いてリング状のケースに収容され、該エレメン
    トにおける前記波形リボン及び平形リボンの巻き終端と
    前記ケースの内壁面との間に生じる空隙にスペーサ部材
    が配置されていることを特徴とするフレームアレスタ
    ー。
  2. 【請求項2】 エレメントが前記筒形容器における収容
    部の開口端で加締め止めされていることを特徴とするフ
    レームアレスター。
  3. 【請求項3】 エレメントの巻き崩れを防止するために
    ケースの外周の一側面から円筒巻芯を貫通して他側面に
    至る貫通ピンが挿通されていることを特徴とする請求項
    1、2記載のフレームアレスター。
  4. 【請求項4】 貫通ピンがスペーサを貫通するように挿
    通されていることを特徴とする請求項3記載のフレーム
    アレスター。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010284530A (ja) * 2009-06-09 2010-12-24 Leinemann Gmbh & Co Kg フレームアレスタ装置
JP2014502718A (ja) * 2010-12-30 2014-02-03 ライネマン・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー フレームアレスタ

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