JP3076941U - 締めすぎ防止ネジ送り方式のボルトナット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 ボルトにねじこんであるナットを強力に回転
してしめつけても、ボルトとナット双方のねじをつぶさ
ないようにする。 【解決手段】 ボルト１の頭のそばにばねＡをはめこん
でナット２が空転することの出来るねじのない所をつく
る。ボルト１のねじの中程に、ばねＢをはめこんでナッ
ト２が空転することの出来るねじのない所をつくる。ボ
ルト１の頭のそばにばねＡをはめこむ。ナット２を回転
してねじＤにねじこんで移動する。そして、ナット２は
ねじＤを通過する。ナット２はねじＣにねじこんで移動
して回転をとめて移動をとめる。ねじＣとねじＤの中程
でナット２が空転することの出来るねじのない所にばね
Ｂをはめこむ。そして、ナット３を回転してねじＤにね
じこんで移動するばねＢのそばで回転をとめて移動をと
める。ナット４を回転してねじＤにねじこんで、ナット
３をナット４でしめつけて固定してとめる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が解決しようとする課題】

従来、ナットはボルトにねじこんでしめつけるもので、ボルトにナットをね じこんで強力に回転してしめつけると、ボルトとナットの双方のねじがつぶれる 。そして、ナットを逆回転して、ゆるめることができなくなる問題点を有してい た。

【０００２】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、ボルト１の頭のそばにばねＡをはめこんで ナット２が空転する事のできるねじのない所を作る。そして、ボルト１のねじの 中程に、ばねＢをはめこんでナット２が空転することの出来るねじのない所をつ くる。そして、ボルト１の頭のそばにばねＡをはめこむ。そして、ナット２を回 転してねじＤにねじこんで移動する。そして、ねじＤを通過してねじＣにねじこ んで移動して回転をとめて移動をとめる。そして、ねじＣとねじＤの中程でナッ ト２が空転することの出来るねじのない所にばねＢをはめこむ。そして、ナット ３を回転してねじＤにねじこんで移動してばねＢのそばで回転をとめて移動をと める。そして、ナット４を回転してねじＤにねじこんで移動する。そして、ナッ ト３をナット４でしめつけて固定してばねＢがとびださないようにする。そして 、ナット２を回転して移動するナット２でばねＡをおさえてねじのない所でナッ ト２は空転して移動がとまる。そして、ナット２を逆回転するおさえていたばね Ａにおされてナット２はねじＣにねじこんで逆移動する。そして、ナット２でば ねＢをおさえてねじのない所でナット２は空転して逆移動がとまる。そして、ナ ット２を回転するおさえていたばねＢにおされてナット２はねじＣにねじこんで 移動する。そして、てきとうな所で回転をとめて移動をとめるようにした。

【０００３】

【考案の効果】

ボルト１のねじＣにねじこんであるナット２を強力に回転してしめつけても、ナ ット２はばねＡをおさえてねじのないところで空転してナット２の移動がとまる 。そして、ナット２を逆回転するおさえていたばねＡにおされてナット２はねじ Ｃにねじこんで逆移動する。そして、ナット２を強力に逆回転してしめつけても 、ナット２はばねＢをおさえてねじのないところで空転してナット２の逆移動が とまる。そして、ナット２を回転するおさえていたばねＢにおされてナット２は ねじＣにねじこんで移動する。そして、てきとうなところで回転をとめて移動を とめる。そして、ボルト１とナット２双方のねじはつぶれなくなった。

【提出日】平成１２年９月１８日（２０００．９．１８）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】 【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、締めすぎ防止ネジ送り方式のボルトナットに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ボルトにナットを螺合して締め付けるものが知られている。

【０００３】

【考案が解決しょうとする課題】

従来、ナットはボルトに螺合して締め付けるものでボルトにナットを螺合し て強力に回転して締め付けるとボルトとナットの双方のネジが破損したり、ネジ の破損によりナットを逆回転しても緩まなくなるという問題を有していた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、締めすぎ防止ネジ送り方式のボルトナットの上記問題を解決する ためになされたものであり、ボルト頭部１の下に、上から順にコイルバネＡ、ナ ット２、コイルバネＢがボルト５に挿入されており、ボルト５の下端はナット３ が固定されているボルトナットであって、このボルト５には、ボルト頭部１の下 部Ｅ部と固定ナット３上部Ｆ部にはネジ山がなく、ボルト５の中央部のみネジ山 Ｃが設けられておりこのネジ山Ｃに上記ナット２が螺合されていることを特長と する、締めすぎ防止ネジ送り方式のボルトナットである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下図面を用いて本考案の実施の一例を説明する、図１は本考案の正面図で あり、ボルト頭部１の下に、上から順にコイルバネＡ、ナット２、コイルバネＢ がボルト５に挿入されており、ボルト５の下端はナット３が固定されているボル トナットであって、このボルト５には、ボルト頭部１の下部Ｅ部と固定ナット３ 上部Ｆ部にはネジ山がなく、ボルト５の中央部のみネジ山Ｃが設けられておりこ のネジ山Ｃに上記ナット２が螺合されている。

【０００６】 本考案で用いるボルトナットは、通常産業用に用いられるものであって限定 されるものではない。そして、本考案のボルトナットの上記Ｅ部分とＦ部分はボ ルト５にネジ山が設けられていない。市販のボルトを用いる場合はＥ部分及びＦ 部分のネジ山を削除して準備される。Ｅ部分の長さとＦ部分の長さ及びネジ山の あるＣ部分の長さ及びコイルバネＡ及びＢの強さ、長さ、は本考案のボルトナッ トの用途に応じて適宜きめられる。なお図１のＤは、ナット３を貫通したボルト ５の下端である。図２は図１の断面図である。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、前述のような構成であるのでナット２を締めすぎてもナット２が Ｅ部分又はＦ部分に達すると、ネジ山が存在しないためナット２は空転して、締 めすぎが生じることなく、従って、ボルト５のネジ山Ｃ及びナット２のネジ山を 損することがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】ボルト１に、ばねＡをはめこんでナット２をね
じこんでばねＢをはめこんでナット３をねじこんでナッ
ト４をねじこんで、ナット３をナット４で固定して、ナ
ット２でばねＡをおさえてナット２が空転してナット２
の移動がとまっている平面図である。

【図２】ボルト１に、ばねＡをはめこんでナット２をね
じこんでばねＢをはめこんでナット３をねじこんでナッ
ト４をねじこんで、ナット３をナット４で固定して、ナ
ット２でばねＡをおさえてナット２が空転してナット２
の移動がとまっている断面図である。

【符号の説明】

１ ボルト ２ ナット ３ ナット ４ ナット Ａ ばね Ｂ ばね Ｃ ねじ Ｄ ねじ

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１２年９月１８日（２０００．９．１
８）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【考案の名称】 締めすぎ防止ネジ送り方式のボルトナ
ット

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実態の一例を示す正面図。

【図２】図１の断面図。

【符号の説明】 １ ボルト頭部、 ２、３ ナット、 ５ ボルト、 Ａ、Ｂ コイルバネ、 Ｃ ネジ山、 Ｄ ボルト５の下端、 Ｅ、Ｆ ボルトのネジのない部分、

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ボルト１のねじＣにねじこんであるナ
   ット２を回転して移動する。そして、ナット２でばねＡ
   をおさえてねじのない所で空転して移動がとまる。そし
   て、ナット２を逆回転するナット２がおさえていたばね
   ＡにおされてねじＣにねじこんでナット２が逆移動す
   る。そして、ナット２でばねＢをおさえてねじのない所
   でナット２が空転して逆移動がとまる。そして、ナット
   ２を回転するナット２がおさえていたばねＢにおされて
   ねじＣにねじこんでナット２が移動する。そして、てき
   とうなところで回転をとめて移動をとめる装置。