JP3076795B1 - 商品等展示装置およびこの商品等展示装置に用いる支持部材 - Google Patents

商品等展示装置およびこの商品等展示装置に用いる支持部材

Info

Publication number
JP3076795B1
JP3076795B1 JP11088312A JP8831299A JP3076795B1 JP 3076795 B1 JP3076795 B1 JP 3076795B1 JP 11088312 A JP11088312 A JP 11088312A JP 8831299 A JP8831299 A JP 8831299A JP 3076795 B1 JP3076795 B1 JP 3076795B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support member
holding means
display
display board
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11088312A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000279294A (ja
Inventor
秀樹 安富
輝信 永井
Original Assignee
光伸産業株式会社
合資会社 エイプラフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 光伸産業株式会社, 合資会社 エイプラフト filed Critical 光伸産業株式会社
Priority to JP11088312A priority Critical patent/JP3076795B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3076795B1 publication Critical patent/JP3076795B1/ja
Publication of JP2000279294A publication Critical patent/JP2000279294A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Display Racks (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 この発明は、複数個連結して容易に動かない
ようにして効果的な展示ができる商品等展示装置を提供
することにある。 【解決手段】 互いに対向する面にそれぞれ保持手段2
7、37が設けられた一対の支持部材20、30の前記
保持手段27、37に、展示板10の両側縁を保持する
ことによって構成されるとともに、前記一方の支持部材
20の前記対向する面と反対側の面に係合部を設け、他
方の支持部材30の前記対向する面と反対側の面に前記
係合部に係合する被係合部38を設けた商品等展示装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、商品、商品に関
する情報つまりカタログあるいは写真等を展示する展示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、商品、商品に関する情報つまりカ
タログあるいは写真等(以下商品等という)を展示する
商品等展示装置(以下単に展示装置という)100は、
例えば、図12に示すように、合成樹脂からなる透明な
薄板部材を鋭角に折り曲げ、底辺板(以下接地板とい
う)101と、この接地板101から上方に向かうにつ
れ後方に倒れるように傾斜させた展示板102とによっ
て形成するとともに、前記展示板102に同図に示すよ
うにポケット103を設け、このポケット103内に図
示しないが比較的小さい展示商品等を入れるように構成
された形式ものがある。
【0003】また、図示しないが別の形式のものとし
て、前面にポケット等を設けた平板からなる展示板の後
側にこの展示板を傾斜させて支持する支持脚を取り付け
て、立てかけるように構成した展示装置、あるいは、商
品を展示する際にその場で薄板を図12に示すように折
り曲げて形成するようにした形式の展示装置などもあ
る。
【0004】そして、図12に示す展示装置100等に
おける商品等の展示は、商品等を前記ポケット103に
入れた複数の展示装置100を陳列ケースの内部あるい
は陳列ケースの上等載置場所に、展示効果を考慮して所
定の配列状態として配置することによってなすものであ
る。
【0005】一方、展示効果の実効を高める観点から、
一般的には商品等はお客つまり見学者が自由に手で触れ
たりあるいは手にとって見ることができるようにして展
示されているものである。
【0006】また、上記のような展示装置100等は、
商品等も小形で軽く、また、展示装置100自体も軽い
ため、見学者が商品等に手を触れるなどした場合に、所
定の位置から容易に動いてしまうものである。
【0007】つまり、見学者が商品等を見る際に手に触
れるなどすると前記展示装置100が動いてしまい、ま
た、見学者は元の場所にきちんと戻すことをしないこと
が一般的であり、したがって、展示装置100の配置位
置が乱れてしまい、展示効果を考慮した配列状態を維持
できなくなり展示効果が損なわれるばかりか、時として
は購買意欲を損なうという事態が生じる。
【0008】また、上記したように展示する際にその場
で薄板を手によって鋭角に折り曲げて作るようにした展
示装置では、折り曲げる際の力加減によって折り曲げ角
度が異なってしまい、その結果複数の展示装置を並べて
配置するような場合には、展示板の前面が全体として面
一とならないつまり不揃いとなり、外観上も好ましくな
く展示効果も損なわれてしまうという事態が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の展
示装置は、その重さが軽い等のために見学者が商品等を
見る際に手に触れるなどすると前記展示装置が動き易い
ため、展示装置の配置位置が乱れ展示効果を考慮した初
期の配列状態を維持できなくなり、展示効果が損なわれ
るばかりではなく、場合によっては購買意欲を損なうと
いう問題がある。
【0010】また、展示する際にその場で手により薄板
を曲げて形成する形式の展示装置では、折り曲げる際の
力加減によって折り曲げ角度が異なってしまう、あるい
は薄板は一般的には多少なりとも弾性を有するものであ
ることから、折り曲げ状態から手を離すと前記弾性力に
よる復元力が働くため同様に折り曲げ角度が異なってし
まう。その結果展示装置を複数ならべて配置するような
場合には、展示板の前面が全体として面一とならず不揃
いとなり、外観上も好ましくなく展示効果も損なわれて
しまうという問題がある。
【0011】また、個々の展示装置は見学者が手を触れ
るなどした際に動き易いことから、これら展示装置を複
数横方向に連結するようにすれば、それぞれの展示装置
が個々に動くことを防止できるものであるが、このよう
な連結できる展示装置は発明者が知る限りにおいて現在
のところ存在しない。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、請求項1記載の発明は、商品等を
展示する展示板と、互いに対向する面に前記展示板の両
側縁を保持する保持手段が形成され対をなす支持部材と
を備えるとともに、一方の支持部材の前記対向する面と
反対側の面に係合部を設け、他方の支持部材の前記対向
する面と反対側の面に前記係合部に係合する被係合部を
設け、かつ、前記支持部材に形成される保持手段を、少
なくとも接地面に沿う方向に形成した第一の保持手段と
この第一の保持手段と交差する第二の保持手段を有する
とともに、前記第一の保持手段は後方に向かうにつれて
接地面側に下り勾配に傾斜させた商品展示装置としたも
のである。 このように構成した請求項1記載の発明は、
対をなす支持部材の互いに対向する面に設けられ接地面
に沿う方向に形成した第一の保持手段とこの第一の保持
手段と交差する第二の保持手段を有する保持手段に、展
示板の両側縁を嵌合させて支持するものであることから
展示板を一定の角度で保持できるという作用を有し、ま
た、互いに隣接する商品等展示装置の一方または他方の
支持部材に形成した係合部または被係合部に、他方の商
品等展示装置の他方または一方の支持部材に形成した被
係合部または係合部を係合することにより、前記互いに
隣接する商品等展示装置を一体的に連結することがで
き、連結された複数の商品等展示装置は外力が加わった
際に動き難くなるため初期の配列状態に維持できるとい
う作用を有するものである。 また、商品等展示装置の一
方または他方の支持部材を係合部または被係合部が形成
された面同志を対向させて、前記係合部と被係合部を係
合させることにより両者を一体化することができること
から、不使用時などにおける両支持部材をセットとして
取り扱うことができるため運搬・収納などの際の取り扱
いを容易とすることができるという作用を有するもので
ある。 また、第一の保持手段は後方に向かうにつれて接
地面側に下り勾配に傾斜させたことから、展示板の後方
端部を接地面に沿う第一の保持手段の端部よりも後方に
延出させた際に、この展示板の端部が接地面に接地し接
地面とのガタツキを防 止できるとともに商品等展示装置
の後方への転倒を防止できるという作用を有するもので
ある。 また、請求項2記載の発明は、商品等を展示する
展示板と、互いに対向する面に前記展示板の両側縁を保
持する保持手段が形成され対をなす支持部材とを備える
とともに、一方の支持部材の前記対向する面と反対側の
面に係合部を設け、他方の支持部材の前記対向する面と
反対側の面に前記係合部に係合する被係合部を設け、か
つ、前記支持部材を接地面に載置する第一の支持部材
と、保持手段に保持された展示板の接地面に対する傾斜
角度を可変できるように前記第一の支持部材に回動可能
に取り付けられた第二の支持部材とによって構成した商
品等展示装置としたものである。 このように構成した請
求項2記載の発明は、対をなす支持部材を接地面に載置
する第一の支持部材と、保持手段に保持された展示板の
接地面に対する傾斜角度を可変できるように前記第一の
支持部材に回動可能に取り付けられた第二の支持部材と
によって構成したことから、展示板を接地面に対して所
望の角度に設定できることから、商品等の展示効果を高
めることができるという作用を有し、また、互いに隣接
する商品等展示装置の一方または他方の支持部材に形成
した係合部または被係合部に、他方の商品等展示装置の
他方または一方の支持部材に形成した被係合部または係
合部を係合することにより、前記互いに隣接する商品等
展示装置を一体的に連結することができ、連結された複
数の商品等展示装置は外力が加わった際に動き難くなる
ため初期の配列状態に維持できるという作用を有するも
のである。 また、商品等展示装置の一方または他方の支
持部材を係合部または被係合部が形成された面同志を対
向させて、前記係合部と被係合部を係合させることによ
り両者を一体化することができることから、不使用時な
どにおける両支持部材をセットとして取り扱うことがで
きるため運搬・収納などの際の取り扱いを容易とするこ
とができるという作用を有するものである。 また、請求
項3記載の発明は請求項1または請求項2記載の発明に
おいて、展示板を折り曲げ可能な板材とした商品等展示
装置としたものである。 このように請求項3記載の発明
は、請求項1または請求項2記載の発明におい て、展示
板を折り曲げ可能な板材とした商品等展示装置としたこ
とから、請求項1または請求項2記載の発明の作用に加
えて、商品等展示装置を展示する際にその場で板材つま
り展示板を折り曲げて、その両側縁を支持部材の保持手
段に嵌合することによって構成つまり組み立てることが
できるという作用を有するものである。このため、展示
板は予め折り曲げ成型することなく平板状態としておく
ことができるため展示板の運搬などにおいては嵩張るこ
とがなく取り扱いが容易となり、また、展示板の板材は
インジェクション成型などにより所定の折り曲げ角度を
維持できる合成樹脂は勿論、厚紙・合成樹脂板など復元
力によって所定の折り曲げ角度を維持できない材料も用
いることができるため材料の選択の自由度が広がるもの
である。 また、請求項4記載の発明は、互いに対向する
面に展示板の両側縁を保持する保持手段が形成され対を
なすとともに、一方の支持部材の前記対向する面と反対
側の面に係合部を設け、他方の支持部材の前記対向する
面と反対側の面に前記係合部に係合する被係合部を設
け、かつ、前記支持部材に形成される保持手段を、少な
くとも接地面に沿う方向に形成した第一の保持手段とこ
の第一の保持手段と交差する第二の保持手段を有すると
ともに、前記第一の保持手段は後方に向かうにつれて接
地面側に下り勾配に傾斜させた展示板の支持部材とした
ものである。 このように構成した請求項4記載の発明
は、互いに対向する面に形成した保持手段によって展示
板の両側縁を保持できることから、展示板を確実に所定
の状態に保持できとともに、第一の保持手段は後方に向
かうにつれて接地面側に下り勾配に傾斜していることか
ら、展示板の後方端部を接地面に沿う第一の保持手段の
端部よりも後方に延出させた際には、接地面に接地する
展示板の端部によって接地面とのガタツキを防止できる
とともに後方への転倒を防止できるという作用を有する
ものである。また、係合手段と被係合手段によって隣接
する一方の支持部材と他方の支持部材を確実に連結でき
ることから、展示板を取り付けた状態で一列に連結状態
として整列でき、また、係合手段と被係合手段によって
一方の支持部材と他方の支持部材とを結合できることか
ら不使用時等の取り扱いを容易にできるという作用を有
するものである。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を
図1ないし図6に基いて説明する。図1に示すように展
示装置1は、展示板10と、この展示板10の両側縁を
支持する対をなす支持部材20、支持部材30とから構
成されている。
【0024】そして、前記展示板10は、合成樹脂、厚
紙などの材料からなる方形状の薄板11と、この薄板1
1に形成された収納部であるポケット13から構成され
ており、前記薄板11は図2に示すように見学者と対向
する面(以下展示面という)と反対側の面(以下裏面と
いう)に、長手方向中間部よりもやや一方側つまり図2
において右側に寄った部位に、長手方向と直交する方向
に折曲部12が形成されており、この折曲部12を中心
として図1に示すように略L字状に折り曲げられるよう
になっている。
【0025】なお、前記折曲部12は、図3(A)に示
すようにプレス加工などによって裏面に形成した円弧状
の凹溝12aによって、また、図3(B)に示すように
カッターなどによって切削して形成したV字状の切り溝
12bによって形成されているものである。
【0026】また、前記展示板10の展示面には、図1
に示すように上方向を商品等を収納あるいは保持する開
口13aとした前記ポケット13が形成されており、こ
のポケット13は収納部を構成するものであり、そし
て、このポケット13には展示する商品、カタログ等つ
まり商品等を入れておくものであり、このポケット13
内に入れられた商品等は、見学者が見学の際に自由に手
に取って見ることができるように出し入れできるように
なっている。
【0027】なお、前記収納部は展示する商品等を収納
あるいは保持できるものであればよく、その形状などは
ポケットに限られるものではなく、例えば、商品を掛け
て展示する場合は単なる孔などでもよく、また、商品に
関する説明文、写真など貼り付け状態とするものでは平
面状のままであってもよいものである。また、商品の説
明などの文字などの場合は展示面に直接印刷などしても
よいものである。
【0028】つぎに、前記支持部材20および支持部材
30を図4および図5に基づいて説明する。
【0029】前記支持部材20は対をなす一方の支持部
材であり、この支持部材20は、陳列ケースの上面など
に載置する際の載置面つまり接地面に沿う辺(以下接地
辺という)21と、接地辺21に対して上方に向かうに
つれ後方に傾斜するようにして形成された立上り辺22
を有する略三角形状の板部材23によって形成されい
る。なお、板部材23の形状は他の形状とすることがで
きるものである。
【0030】そして、前記板部材23の後に詳述する前
記支持部材30と対向する側の面(以下支持部材30と
対向する側を内側面といい、その反対側を外側面とい
う)には、前記接地辺21および立上り辺22の外縁に
沿って連続した外鍔縁24が形成されており、また、こ
の鍔縁24に沿うとともに離間対向して内鍔縁25が形
成されており、これら外鍔縁24と内鍔縁25とによっ
て接地辺21および立上り辺22側に嵌合溝26a、2
6bが形成されている。そして、この嵌合溝26a、2
6bには前記薄板11つまり展示板10の一方の側縁が
着脱可能にして嵌合するようになっている。
【0031】また、前記外鍔縁24と内鍔縁25とは展
示板10を保持する保持手段27を構成しているもので
あり、この保持手段27は、前記外鍔縁24と内鍔縁2
5のうち、前記接地辺21に沿って形成されている外鍔
縁24と内鍔縁25によって構成される第一の保持手段
27aと、立上り辺22に沿って形成されている外鍔縁
24と内鍔縁25によって構成される第二の保持手段2
7bとからなっているものである。
【0032】また、第一の保持手段27aの保持方向
(嵌合溝26aの溝方向)と第二の保持手段27bの保
持方向(嵌合溝26bの溝方向)とは、連続していると
ともに互いに交差しているものである。
【0033】なお、外鍔縁24および内鍔縁25は、必
ずしも接地辺21と立上り辺22に亘って連続して形成
する必要はなく、例えば、交差する方向角部は不連続で
あってもよく、このようにした場合は第一の保持手段2
7aと第二の保持手段27bは互いに連続して交差する
ものではないが、その延長線は交差することになるもの
であり、このような場合も第一の保持手段27aと第二
の保持手段27bとが交差するという概念に入るもので
ある。
【0034】また、前記第一の保持手段27aつまり前
記接地辺21に沿って形成した外鍔縁24と内鍔縁25
は図に示すように、後方に向かうにつれて接地面側に下
り勾配に傾斜させ形成しているものである。なお、これ
は必ずしも傾斜させる必要はないものである。
【0035】また、前記内鍔縁25には、嵌合溝26
a、26b内つまり外鍔縁24側に向かって膨出した複
数の挟持用突起29が形成されており、この挟持用突起
29と外鍔縁24とによって前記展示板10の側縁は確
実に挟持されて保持されるものである。なお、この挟持
用突起29に替えて、例えば、外鍔縁24に対して展示
板10を押し付けるように付勢する板バネを設けるよう
にしてもよいものである。
【0036】また、前記挟持用突起29を内鍔縁25に
形成することにより、展示板10を嵌合溝26a、26
bに嵌合したときに、その前面側を前記外鍔縁24の内
面に沿って位置決めさせることにより、挟持用突起29
に寸法のバラツキが生じた場合においても展示板10の
傾斜角度の精度を高めることができるものである。
【0037】つまり、外鍔縁24の内面は成型等の際に
所定の傾斜面に形成できることから、上述のように展示
板10の傾斜角度の精度が高められるものである。この
ことは後述するように展示装置を複数個横方向に並べて
連結した際に各展示板10の展示面を面一に揃えること
ができるという点で大きな利点がある。
【0038】また、前記支持部材20の板部材23に
は、径大な円形に形成された挿入孔28aとこの挿入孔
28aに連続するとともに鉛直方向に伸びる略U字状に
形成された係合孔28bとから構成される係合部28が
形成されている。また、前記係合孔28bの下端部は半
円形に形成されている。
【0039】つぎに、前記対をなす他方の支持部材30
は、前記支持部材20と同様、陳列ケースの上面などに
載置する際の載置面つまり接地面に沿う辺(以下同様に
接地辺という)31と、接地辺31に対して上方に向か
うにつれて後方に傾斜するようにして形成された立上り
辺32を有する略三角形状の板部材33によって形成さ
れている。
【0040】また、前記板部材33に前記支持部材20
と対向する側の面(以下この対向する側を内側面とい
い、その反対側を外側面という)には、前記支持部材2
0と同一形状に形成され前記接地辺31および立上り辺
32の外縁に沿って連続した外鍔縁34が形成されてお
り、また、この外鍔縁34に沿うとともに離間対向して
形成された内鍔縁35が形成されており、これら外鍔縁
34と内鍔縁35とによって、展示板10の他方側の側
縁を着脱可能に嵌合させる嵌合溝36aおよび36bが
形成されている。なお、外鍔縁34と内鍔縁35とは展
示板10の他方の側縁を保持する保持手段37を構成し
ているものである。
【0041】また、この保持手段37は、支持部材20
と同様に接地辺31に沿う第一の保持手段37aと立上
り辺32に沿う第二の保持手段37bによって構成され
ており、そして、第一の保持手段37aは後方に向かう
につれて下り勾配に形成されるとともに、第二の保持手
段37bと互いに交差しているものである。
【0042】そして、前記嵌合溝36a、36bには前
記薄板11つまり展示板10の他方側の側縁が着脱可能
にして嵌合するようになっている。
【0043】また、前記内鍔縁35には、図示しないが
支持部材20と同様に嵌合溝36a、36b内つまり外
鍔縁34側に向かって膨出した複数の挟持用突起が形成
されており、この挟持用突起と外鍔縁34とによって前
記展示板10の側縁は確実に挟持されて保持されるもの
である。なお、前記挟持用突起を内鍔縁35に形成して
いるのは上記支持部材20の場合と同様の理由によるも
のである。また、前記挟持用突起は、支持部材20と同
様に板バネとしてもよいものである。
【0044】また、前記支持部材30の板部材33に
は、前記支持部材20の板部材23に形成した係合孔2
8bに摺動可能に嵌合する係合軸38bが突出して形成
され、また、この係合軸38bの先端には前記挿入孔2
8aは通過できるが前記係合孔28bは通過できない円
盤からなる係止板38aが、その中心を前記係合軸38
bの軸心に対して偏心させて一体的に取り付けられてい
る。なお、前記係合軸38bと係合板38aとは被係合
部38を構成するものである。
【0045】また、前記係止板38aと前記板部材33
の外側面との間の間隙寸法は前記支持部材20の板部材
23の厚み寸法より僅かに大きくつまり摺接する程度に
設定されている。また、前記係合軸38bの外周下端部
と接地辺31からの距離は前記支持部材20の係合孔2
8bの接地辺21からの寸法と同じ寸法に設定されてい
る。
【0046】つまり、係合軸38bが前記係合孔28b
に挿入され、係合軸38bの外周下端が係合孔28bの
下端縁に当接したときは、支持部材20の接地辺21お
よび支持部材30の接地辺31とは同一面となるように
なっており、このことによって展示装置は設置面に安定
した状態として載置できるものである。
【0047】また、係合軸38bが前記係合孔28bに
挿入した際に、係合軸38bを中心にして支持部材20
および支持部材30が相対的に回動して、支持部材20
の接地辺21および支持部材30の接地辺31とが同一
面とならないようになったとしても、係合軸38bを断
面円形としていることから、支持部材20と支持部材3
0とを前記係合軸38bを中心としていずれかの方向に
回動させることにより容易に両接地辺21と接地辺31
とを同一面とすることができるものである。
【0048】そして、支持部材30の外側面を支持部材
20の外側面側に対向位置させるとともに、前記係止板
38aの中心を前記挿入孔28aの中心に対応させて挿
通し(なお、この時前記係合軸38bは前記挿入孔28
aを通過できる位置となっている)、ついで、支持部材
30の外側面を支持部材20の外側面に、また、係止板
38aを支持部材20の内側面に摺接しつつ相対移動さ
せて、前記係合軸38bの下端外周が係合孔28bの下
端に当接する位置まで移動させることによって、図5に
示すように両支持部材20および30は一体に結合つま
り連結されるものである。
【0049】つまり、係合軸38bの下端外周が係合孔
28bの下端に当接する位置まで移動させた状態では、
係合軸38bは係合孔28b内に位置し、前後方向への
移動が規制され、また、係止板38aは前記係合孔28
aの周囲つまり板部材23の内側面に係止されることか
ら、支持部材20と支持部材30とは互いの外側面を接
触した状態で一体的に結合されることになる。
【0050】つぎに、上記展示装置1の組立て方は、ま
ず、支持部材20、支持部材30および展示板10を準
備し、一方の支持部材20の嵌合溝26a、26bに展
示板10の一方の側縁を嵌合させ、ついで、他方の支持
部材30の嵌合溝36a、36bに展示板10の他方の
側縁を嵌合することによってなされる。
【0051】そして、組み立てられた状態では展示板1
0は、両支持部材20および支持部材30のそれぞれに
形成された外鍔縁24、34および内鍔縁25、35に
よって形成された嵌合溝26a、26bおよび嵌合溝3
6a、36bによって定まる傾斜角度に正確に維持され
るものである。
【0052】また、展示板10の両側縁は両支持部材2
0および支持部材30のそれぞれに形成された嵌合溝2
6a、26bおよび嵌合溝36a、36b内に確実に挟
持されるため離脱することはないものである。
【0053】つぎに、このようにして組み立てられた展
示装置1を、複数個横方向な並べて配置して商品等を展
示する場合を図6を参照して説明する。
【0054】この場合、図6において一番右側の展示装
置1の一方側の支持部材20の係合部28(同図では不
図示)に、左側に隣接する展示装置1(図6では中央に
位置する展示装置)の他方の支持部材30に形成した被
係合部38を上述した手順によってつまり図5に示すよ
うにして係合させて連結する。
【0055】ついで、前記中央の展示装置1の一方側の
支持部材20の係合部28に、同様に中央の展示装置1
に隣接する展示装置1(図6では一番左に位置する展示
装置)の他方側の支持部材に30に形成した被係合部3
8(同図では不図示)を同様にして係合させて連結させ
る。このように順次連結することによって所望の個数連
結できるものである。
【0056】そして、このように展示装置1を複数個連
結した状態では、全体が一体的に結合状態となっている
ことから、展示装置1は個々に動くことはなく、また、
全体としての重さも重くなることから動き難くなり、し
たがって、見学者が展示された商品等を手にとって見た
りする際、あるいは不用意に展示装置1に手が触れて押
されるようなことに起因して動いたり、転倒するなどを
防止できることから、展示装置1を展示効果を考慮した
初期の配列状態に維持できるものである。
【0057】なお、上述のように第一の保持手段27a
つまり前記接地辺21に沿って形成した外鍔縁24と内
鍔縁25は、図に示すように、後方に向かうにつれて接
地面側に下り勾配に傾斜させ形成したことから、図7に
示すように、嵌合溝26aに嵌合する前記展示板10の
後端を前記嵌合溝26aよりも後方に延出させた場合、
展示板10の延出した端部が接地面に接地し支持部材を
含めて接地面とのガタツキを防止できるとともに展示装
置1の後方への転倒を防止できるものである。
【0058】つぎに、展示装置1を構成する支持部材の
他の実施の形態を図8および図9に基いて説明する。な
お、この他の実施の形態の支持部材は、上記実施の形態
の場合と同様、対をなす対称構成に形成された一方の支
持部材と他方の支持部材とから構成されており、また、
前記一方の支持部材と他方の支持部材とが相違する点
は、一方の支持部材には係合部が形成されるのに対し
て、他方の支持部材には前記係合部に係合する被係合部
が形成されている点を除いて同一であることから、一方
の支持部材のみを説明し他方の支持部材は省略する。
【0059】また、図8および図9において上記実施の
形態と同一構成部分ついては同一符号を付しその説明は
省略し、また、説明上同一構成部分について説明すると
きは同一符号を用いて説明することとする。
【0060】図8に示すように前記一方の支持部材20
aは、接地面に載置する第一の支持部材40と、この第
一の支持部材40に回動可能に設けられた第二の支持部
材50とから構成されている。
【0061】そして、前記第一の支持部材40は、図8
に示すように底辺に沿う接地辺41、後方に向けて上り
勾配に傾斜した傾斜辺41a、この傾斜辺41aと前記
接地辺41の挟角部41bに形成した支軸43を中心と
した円弧辺41cとからなる略三角形状の板部材42か
ら形成され、前記接地辺41の外縁に沿って保持手段4
7を構成する第一の保持手段47aである外鍔縁44と
この外鍔縁44と離間対向して形成した内鍔縁45とが
形成されている。
【0062】そして、外鍔縁44と内鍔縁45とによっ
て図に示すように嵌合溝46が形成され、この嵌合溝4
6には展示板10の一方の側縁が嵌合するようになって
いる。また、前記外鍔縁44と内鍔縁45の対向面は後
方に向かうにつれて接地面側に下り勾配に傾斜させ形成
されており、したがって、前記嵌合溝46も後方に向か
うにつれて接地面側に下り勾配に傾斜しているものであ
る。
【0063】また、前記内鍔縁45には、展示板10の
保持を確実にするための挟持用突起49が形成され、展
示板10の前記側縁は外鍔縁44と挟持用突起49とで
確実に挟持されて保持されるものである。
【0064】また、板部材42の前記傾斜辺41aと円
弧辺41cの挟角部41dの近傍位置に位置決め手段と
しての係止凸部48が形成されており、また、板部材4
2には、上記実施の形態と同様に構成された係合部28
が形成されている。
【0065】つぎに、第二の支持部材50は、図8に示
すように作動片51とこの作動片51の先端部つまり図
において上端部に形成された位置決め片52とから形成
されており、また、前記作動片51の基端部つまり先端
部と反対側には、前記第一の支持部材40に形成した前
記支軸43に回動可能に嵌合する嵌合孔53が形成され
ている。
【0066】また、前記位置決め片52には、前記支軸
43に嵌合する前記嵌合孔53の中心と前記係止凸部4
8の中心とを半径とする円弧軌跡に沿って、前記係止凸
部48に係脱可能な複数個(図では4個)の係止孔58
aないし58dが形成されている。
【0067】また、前記作動片51には、図に示すよう
に長手方向に沿って保持手段47を構成する第二の保持
手段57aである外鍔縁54とこの外鍔縁54と離間対
向して内鍔縁55とが形成されており、これら外鍔縁5
4と内鍔縁55とによって嵌合溝56が形成されてい
る。そして、この嵌合溝56には展示板10の他方の側
縁が嵌合するようになっている。
【0068】また、前記内鍔縁55には、展示板10の
保持を確実にするための挟持用突起59が形成され、展
示板10の前記側縁は外鍔縁44と挟持用突起59とで
確実に挟持されて保持されものである。
【0069】そして、前記第二の支持部材50は、作動
片51に形成した嵌合孔53を第一の支持部材40の支
軸43に嵌合させることによって、図9に示すように取
り付けられる。そして、取り付けられた状態では作動片
51は支軸43を回動支点として回動するとともに、前
記位置決め片52の係止孔58aないし58dのうちの
いずれか(図9では係止孔58c)が前記係止凸部48
と嵌合すると、その回動は阻止されその位置に位置決め
されるようになっている。
【0070】つまり、第二の支持部材50を支軸43を
中心として所望の方向に回動させることによって前記嵌
合溝56の傾斜角度つまり展示板10の傾斜を変えるこ
とができるものである。なお、第二の支持部材50の回
動は手によって前記係止孔58aないし58dが係止凸
部48を乗り越えるように回動させることによってなさ
れるものである。
【0071】このように第二の支持部材50を第一の支
持部材40に対して回動可能として、展示する商品等に
応じて展示板10の傾斜角度を任意に可変できることか
ら、商品等の展示効果を高めることができるものであ
る。
【0072】なお、上記他の実施の形態においては、位
置決め手段を位置決め片52に形成した係止孔58aな
いし58dと第一の支持部材40の板部材42に形成し
た係止凸部48によって構成したが、これは位置決め片
52に円弧状の長孔を形成するとともに、前記板部材4
2に弾性部材などによって前記長孔の孔縁に弾性的に接
触する制御部材を設けるようにしてもよく、このように
したときは傾斜角度を連続的に変えることができるもの
である。また、位置決め片52に係止凸部48あるいは
規制部材を設け、板部材42に係止孔58aないし58
dあるいは長孔を設けるようにしてもよいものである。
また、前記挟持用突起49、59は板バネによって置き
換えてもよいものである。
【0073】また、上記したように前記一方の支持部材
20aと対をなす図示しない他方の支持部材を構成する
第一の支持部材の板部材の外側面には、前記一方の支持
部材20aの第一の支持部材40の板部材42に形成し
た係合部28に係合する上記実施の形態の他方の支持部
材30に形成した被係合部と同一の構成とした被係合部
が形成されている。
【0074】なお、この図示しない他方の支持部材は、
第一の保持部材に前記被係合部を設けた構成を除いて
は、上述したように一方の支持部材20aと同一構成と
なっているものである。
【0075】つぎに、この他の実施の形態の支持部材を
用いた場合の展示装置1の組立て方は、まず、一方の支
持部材20a、図示しない他方の支持部材および展示板
10を準備するとともに、第二の支持部材50を回動さ
せて所望の角度となるように予め設定する。なお、これ
は展示板10を取り付けた後に設定することもできるも
のである。ついで、一方の支持部材20aの嵌合溝46
および56に展示板10の一方の側縁を嵌合させ、つい
で、他方の嵌合部材の嵌合溝に展示板10の他方の側縁
を嵌合することによってなされる。
【0076】そして、組み立てられた状態では展示板1
0は、一方の支持部材20aおよび図示しない他方の支
持部材のそれぞれに形成された嵌合溝46および56に
よって定まる傾斜角度に正確に維持されるものである。
【0077】なお、組み立てられた展示装置1を、複数
個横方向に並べて配置して商品等を展示する場合は、上
記実施の形態と同様つまり図6に示すようにしてなされ
るものであることからその説明は省略する。
【0078】なお、上記各実施の形態においては係合部
28を、径大な円形に形成された挿入孔28aとこの挿
入孔28aに連続するとともに鉛直方向に伸びる略U字
状に形成された係合孔28bとで構成し、被係合部38
を前記係合孔28bに嵌合する係合軸38bとこの係合
軸38bの先端に形成した係合板38aとで構成した
が、これは上記構成に限定されるものではなく、例え
ば、亀頭突起と穴、台形状突起とアリ溝、マグネットあ
るいはいわゆるマジックテープなどによって構成しても
よく、また、マグネットによって構成した場合は面方向
に移動させ易く面と直交方向には離れにくいことから、
複数に展示装置を連結する場合は、全体の展示面を揃え
ることが容易にできるとともに互いに強固に結合できる
という利点がある。
【0079】このように展示装置1は、対をなすととも
に互いに対向する面に設けた保持手段27、37に展示
板10の両側縁を嵌合させて支持するものであることか
ら展示板10を一定の角度で保持でき、また、互いに隣
接する展示装置1を係合部28と被係合部38によって
一体的に連結できることから、連結された複数の展示装
置1は外力が加わった際に動き難くなるため初期の配列
状態に維持できるものである。
【0080】また、展示装置1の一方の支持部材20と
他方の支持部材30の外側面を合わせて係合部28また
は被係合部38を係合させることにより両者を一体化す
ることができることから、不使用時などにおける両支持
部材をセットとして取り扱うことができるため運搬・収
納などの際の取り扱いを容易とすることができるもので
ある。
【0081】また、複数の展示装置1の連結と、不使用
時などの場合の一方の支持部材20と他方の支持部材3
0の結合を、同一の係合部28と被係合部38によって
なすことができるという利点を有するものである。
【0082】また、上記他の実施の形態のように、支持
部材を接地面に載置する第一の支持部材40と、この第
一の支持部材に回動可能に取り付けられた第二の支持部
材50とによって構成することにより、展示板10を接
地面に対して所望の角度に設定できることから、商品等
の展示効果を高めることができるものである。
【0083】また、前記第一の保持手段27a、47a
を後方に向かうにつれて接地面側に下り勾配に傾斜させ
たことから、展示板10の後方端部が接地面に沿う第一
の保持手段27a、47aの端部よりも後方に延出させ
た際に、この展示板10の端部が接地面つまり載置面に
接地し接地面とのガタツキを防止できるとともに展示装
置1の後方への転倒を防止できるものである。
【0084】また、展示板10を折り曲げ可能な板材す
ることにより、展示装置1を展示する際にその場で板材
つまり展示板10を折り曲げて、その両側縁を支持部材
20、30などの保持手段27、37に嵌合することに
よって組み立てることができるため、展示板10は予め
折り曲げ成型することなく平板状態としておくことがで
きるため展示板の運搬などにおいては嵩張ることがなく
取り扱いが容易となり、また、展示板の板材はインジェ
クション成型などにより所定の折り曲げ角度を維持でき
る合成樹脂は勿論、厚紙・合成樹脂板など復元力によっ
て所定の折り曲げ角度を維持できない材料も用いること
ができるため材料の選択の自由度が広がるものである。
【0085】なお、上記実施の形態における支持部材に
形成した保持手段は嵌合溝が三角形の頂角をなすように
交差するようにしたが、これに限定されるものではな
く、例えば、図10に示すように、立上り辺62を略く
字状に形成し、接地辺61およびく字状の立上り辺62
に沿う外鍔縁64、この外鍔縁64に沿って離間対向し
た内鍔縁65を形成することにより、接地辺61に沿う
第一の保持手段66a、垂直状の第二の保持手段66
b、傾斜状の第三の保持手段66cを形成した支持部材
60のように構成してもよいものである。なお、図10
において符号10および28はそれぞれ展示板および係
合部である。
【0086】また、上記実施の形態においては、支持部
材を陳列ケースの上などに直接載置して使用する展示装
置としたが、これは図11に示すように、形状の異なる
支持部材つまり、水平な第一の保持手段71、この第一
の保持手段71から斜め前方に傾斜した第二の保持手段
72を有する支持部材70を展示板10の前側に嵌合
し、また、水平な第一の保持手段81、この第一の保持
手段81と直角に形成された第二の保持手段82を有す
る支持部材80を前記展示板10の後側に嵌合し、展示
板10の両端部先端をそれぞれ支持部材70の第二の保
持手段72および支持部材80の第二の保持手段82か
ら所定長さ突出させ、これら両先端を陳列ケースの上な
どの載置面に接地つまり載置する形式の展示装置として
もよいものである。なお、図11において符号28は係
合部である。
【0087】
【発明の効果】上記のように請求項1記載の発明は、
をなす支持部材の互いに対向する面に設けられ接地面に
沿う方向に形成した第一の保持手段とこの第一の保持手
段と交差する第二の保持手段を有する保持手段に、展示
板の両側縁を嵌合させて支持するものであることから展
示板を一定の角度で保持できるという効果を有し、ま
た、互いに隣接する商品等展示装置の一方または他方の
支持部材に形成した係合部または被係合部に、他方の商
品等展示装置の他方または一方の支持部材に形成した被
係合部または係合部を係合することにより、前記互いに
隣接する商品等展示装置を一体的に連結することがで
き、連結された複数の商品等展示装置は外力が加わった
際に動き難くなるため初期の配列状態に維持できるとい
う効果を有するものである。 また、商品等展示装置の一
方または他方の支持部材を係合部または被係合部が形成
された面同志を対向させて、前記係合部と被係合部を係
合させることにより両者を一体化することができること
から、不使用時などにおける両支持部材をセットとして
取り扱うことができるため運搬・収納などの際の取り扱
いを容易とすることができるという効果を有するもので
ある。 また、保持手段を接地面に沿う方向に形成した第
一の保持手段とこの第一の保持手段と交差する第二の保
持手段とで構成するとともに、前記第一の保持手段は後
方に向かうにつれて接地面側に下り勾配に傾斜させたこ
とから、展示板の後方端部を接地面に沿う第一の保持手
段の端部よりも後方に延出させた際に、この展示板の端
部が接地面に接地し接地面とのガタツキを防止できると
ともに商品等展示装置の後方への転倒を防止できるとい
う効果を有するものである。 また、請求項2記載の発明
は、対をなす支持部材を接地面に載置する第一の支持部
材と、保持手段に保持された展示板の接地面に対する傾
斜角度を可変できるように前記第一の支持部材に回動可
能に取り付けられた第二の支持部材とによって構成した
ことから、展示板を接地面に対して所望の角度に設定で
きることから、商品等の展示効果を高めることができ、
また、互いに隣接する商品等展示装置の一方または他方
の支持部材に形成した係合部または被係合部に、他方の
商品等 展示装置の他方または一方の支持部材に形成した
被係合部または係合部を係合することにより、前記互い
に隣接する商品等展示装置を一体的に連結することがで
き、連結された複数の商品等展示装置は外力が加わった
際に動き難くなるため初期の配列状態に維持できるとい
う効果を有するものである。 また、商品等展示装置の一
方または他方の支持部材を係合部または被係合部が形成
された面同志を対向させて、前記係合部と被係合部を係
合させることにより両者を一体化することができること
から、不使用時などにおける両支持部材をセットとして
取り扱うことができるため運搬・収納などの際の取り扱
いを容易とすることができるという効果を有するもので
ある。 また、請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明において、展示板を折り曲げ可能な板
材とした商品等展示装置としたことから、請求項1また
は請求項2記載の発明の効果に加えて、商品等展示装置
を展示する際にその場で板材つまり展示板を折り曲げ
て、その両側縁を支持部材の保持手段に嵌合することに
よって構成つまり組み立てることができることから、展
示板は予め折り曲げ成型することなく平板状態としてお
くことができるため展示板の運搬などにおいては嵩張る
ことがなく取り扱いが容易となり、また、展示板の板材
はインジェクション成型などにより所定の折り曲げ角度
を維持できる合成樹脂は勿論、厚紙・合成樹脂板など復
元力によって所定の折り曲げ角度を維持できない材料も
用いることができるため材料の選択の自由度が広がると
いう効果を有するものである。 また、請求項4記載の発
明は、互いに対向する面に形成した保持手段によって展
示板の両側縁を保持できることから、展示板を確実に所
定の状態に保持できるとともに、第一の保持手段は後方
に向かうにつれて接地面側に下り勾配に傾斜しているこ
とから、展示板の後方端部を接地面に沿う第一の保持手
段の端部よりも後方に延出させた際には、接地面に接地
する展示板の端部によって接地面とのガタツキを防止で
きるとともに後方への転倒を防止できるという効果を有
するものである。また、係合手段と被係合手段によって
隣接する一方の支持部材と他方の支持部材を確実に連結
できることから、展示板を取り付けた状態で一列に連結
状態として整列でき、また、係合手段と被係合手段によ
って一方の支持部材と他方 の支持部材とを結合できるこ
とから不使用時等の取り扱いを容易にできるという効果
を有するものである。
【0088】
【0089】
【0090】
【0091】
【0092】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の商品等展示装置の斜視
図。
【図2】上記商品等展示装置の展示板の斜視図。
【図3】上記展示板の折曲部の拡大図。
【図4】上記商品等展示装置の支持部材の斜視図。
【図5】上記支持部材の連結状態を示す斜視図。
【図6】上記商品等展示装置を連結した状態を示す斜視
図。
【図7】上記支持部材の第一の保持手段に後方端部を延
出させて展示板を嵌合した状態を示す図。
【図8】上記商品等展示装置の支持部材の他の実施の形
態を示す分解斜視図。
【図9】上記他の実施の形態の支持部材の側面図。
【図10】上記商品等展示装置の支持部材のさらに他の
実施の形態を示す側面図。
【図11】上記商品等展示装置の他の実施の形態を示す
側面図。
【図12】従来の商品等展示装置の斜視図。
【符号の説明】
1 商品等展示装置 10 展示板 20 一方の支持部材 27 一方の支持部材の保持手段 27a 一方の支持部材の第一の保持手段(保持
手段の一部) 27b 一方の支持部材の第二の支持手段(保持
手段の一部) 28 係合部 30 他方の支持部材 37 他方の支持部材の保持手段 37a 他方の支持部材の第一の保持手段(保持
手段の一部) 37b 他方の支持部材の第二の支持手段(保持
手段の一部) 38 被係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−151276(JP,U) 実開 平2−64362(JP,U) 実開 平6−24566(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47F 7/00 A47F 7/14 G09F 1/08 G09F 1/10 G09F 5/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品等を展示する展示板と、互いに対向
    する面に前記展示板の両側縁を保持する保持手段が形成
    され対をなす支持部材とを備えるとともに、一方の支持
    部材の前記対向する面と反対側の面に係合部を設け、他
    方の支持部材の前記対向する面と反対側の面に前記係合
    部に係合する被係合部を設け、かつ、前記支持部材に形
    成される保持手段を、少なくとも接地面に沿う方向に形
    成した第一の保持手段とこの第一の保持手段と交差する
    第二の保持手段を有するとともに、前記第一の保持手段
    は後方に向かうにつれて接地面側に下り勾配に傾斜させ
    たことを特徴とする商品展示装置。
  2. 【請求項2】 商品等を展示する展示板と、互いに対向
    する面に前記展示板の両側縁を保持する保持手段が形成
    され対をなす支持部材とを備えるとともに、一方の支持
    部材の前記対向する面と反対側の面に係合部を設け、他
    方の支持部材の前記対向する面と反対側の面に前記係合
    部に係合する被係合部を設け、かつ、前記支持部材を接
    地面に載置する第一の支持部材と、保持手段に保持され
    た展示板の接地面に対する傾斜角度を可変できるように
    前記第一の支持部材に回動可能に取り付けられた第二の
    支持部材とによって構成したことを特徴とする商品等展
    示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の発明にお
    いて、展示板を折り曲げ可能な板材としたことを特徴と
    する商品等展示装置。
  4. 【請求項4】 互いに対向する面に展示板の両側縁を保
    持する保持手段が形成され対をなすとともに、一方の支
    持部材の前記対向する面と反対側の面に係合部を設け、
    他方の支持部材の前記対向する面と反対側の面に前記係
    合部に係合する被係合部を設け、かつ、前記支持部材に
    形成される保持手段を、少なくとも接地面に沿う方向に
    形成した第一の保持手段とこの第一の保持手段と交差す
    る第二の保持手段を有するとともに、前記第一の保持手
    段は後方に向かうにつれて接地面側に下り勾配に傾斜さ
    せたことを特徴とする展示板の支持部材。
JP11088312A 1999-03-30 1999-03-30 商品等展示装置およびこの商品等展示装置に用いる支持部材 Expired - Fee Related JP3076795B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11088312A JP3076795B1 (ja) 1999-03-30 1999-03-30 商品等展示装置およびこの商品等展示装置に用いる支持部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11088312A JP3076795B1 (ja) 1999-03-30 1999-03-30 商品等展示装置およびこの商品等展示装置に用いる支持部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3076795B1 true JP3076795B1 (ja) 2000-08-14
JP2000279294A JP2000279294A (ja) 2000-10-10

Family

ID=13939425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11088312A Expired - Fee Related JP3076795B1 (ja) 1999-03-30 1999-03-30 商品等展示装置およびこの商品等展示装置に用いる支持部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3076795B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000279294A (ja) 2000-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3076795B1 (ja) 商品等展示装置およびこの商品等展示装置に用いる支持部材
JP4293458B2 (ja) 商品陳列装置
JP4158964B2 (ja) 2陳列方式商品陳列台
JP7201392B2 (ja) ブックエンド
TWI788242B (zh) 展示架之看板結構
JP2000181353A (ja) 表示具
JP3126895U (ja) スタンド式ディスプレイ装置
JP3634822B2 (ja) ディスクケースの展示スタンド
JPH07311553A (ja) 表示板支持具および表示板アセンブリ
WO2022025191A1 (ja) 棚札取付装置
JP7493418B2 (ja) 額縁
WO2022025192A1 (ja) 棚札取付装置
JP3246430U (ja) 支持台
JPS6111747Y2 (ja)
JP2001137088A (ja) 商品陳列フック用カードホルダー
JP2003265282A (ja) 陳列用ケース
JP2001255821A (ja) 展示装置
JP3054622U (ja) 表示具および表示装置
JP3017072B2 (ja) 持ち帰り用カードホルダー
JPH0516600Y2 (ja)
JP4951253B2 (ja) Dvd等の陳列具
JP2004215801A (ja) 商品収納ケースの展示スタンド
JP2003187329A (ja) 顧客対応業務端末装置
KR101464963B1 (ko) 담배 수납 케이스용 경첩 및 이를 구비한 담배 수납 케이스 장치
JP3760301B2 (ja) 商品陳列用表示具

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees