JP3076645U - 上水道管理システム - Google Patents

上水道管理システム

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JP3076645U JP2000006859U JP2000006859U JP3076645U JP 3076645 U JP3076645 U JP 3076645U JP 2000006859 U JP2000006859 U JP 2000006859U JP 2000006859 U JP2000006859 U JP 2000006859U JP 3076645 U JP3076645 U JP 3076645U
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嘉雄 神尾
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株式会社加納空調工事センター
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 離れた地点の管理センターにおいて給水管内
の水の圧力や温度、残留塩素濃度、pH、使用水量等を
常時監視することができると共に上水道管理者及び使用
者側双方の立場に立った総合的な水道管理ができる。 【解決手段】 給水管1の途中部(給水装置)に、水圧
センサー2、水温センサー3、残留塩素濃度センサー
4、pHセンサー5、電子式水道メーター6を配設す
る。これらの機器からの情報を情報送信装置7によって
常時適宜の通信回線8を介して遠隔地の管理センター9
に送信する。管理センター9の集中受信処理制御装置1
0に受信し、監視コンピュータ11が情報を記録及び表
示すると共に、必要に応じ警報を発する。電算用コンピ
ュータ12では水道使用料計算、精算業務を自動化す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は上水道管理システムに関し、更に詳細には、離れた地点の管理センタ ーにおいて給水管内の水の圧力や温度、残留塩素濃度、pH、使用水量等を常時 監視することができ、もってこれらの管理を適切に行うことができるようになし た上水道管理システムに係わる。
【0002】
【従来の技術】
水道水は、従来図2に示す如く、水道本管100から分岐された給水管101 、該給水管の途中部に配設した止水栓102、103、水道メーター104を通 って建物内の給水器具に送られる。また、これら給水管101や水道メーター1 04は地表面より下に位置している。
【0003】 ところで、水圧は給水器具にとって大きな関係があり、給水器具によっては低 水圧では機能しなかったり、逆に高水圧だとウォーターハンマーの誘発により、 給水管、給水器具が故障する等の問題を起こすものがある。したがって、給水器 具を正常に機能させるためにも、或いは給水器具を選定するためにも、上水道の 水圧を正確に把握することが大切である。しかしながら、これまでのところ給水 管内(つまり給水装置)の水圧を常時測定して監視することは行われていない。
【0004】 また、水温の管理は、特に冬季において重要である。それは、寒波或いは夜間 の冷え込みによって止水栓、水道メーター、屋外設置機器等の凍結による破損が 起こったり、給水管の凍結による断水や、給水管自体の破裂、給水器具の損傷等 が起こり易いからである。しかしながら、これまでのところ、水温を常時測定し て監視することは行われていない。
【0005】 また、上水道の残留塩素(遊離塩素)濃度は、水道法により0.1mg/l以 上と定められている。残留塩素濃度は、多過ぎると飲料水としては味が悪くなっ て好ましくなく、また少な過ぎると雑菌の抑制ができない。したがって、定めら れた範囲内で常に殆ど変わらない濃度を保つことが望ましいが、これまでのとこ ろ残留塩素濃度を常時測定して監視することは行われていない。
【0006】 また、水道法による水質基準でのpH値は5.8〜8.6となっており、通常 の水道水はpH7.5前後である。pHの低い水は、飲用には向かず、洗顔や野 菜・果物の洗浄には好適である。反対にpHの高い水は料理などに使用するのに 好適である。また、鉛管を給水管に使用している場合に、pHの低い水や水温の 高い水、軟水等が長時間この給水管内に滞留すると鉛が溶出し易くなる。そして 、この鉛は幼児が飲用摂取すると脳障害を起こし、また消化管や腎臓に障害を起 こすことが知られている。このことから、鉛の水質基準の値は0.05mg/l 以下と定められている。しかし、これまでのところpH値を常時測定して監視す ることは行われていない。また、最近の水道法は鉛の基準値を人体への影響を考 慮し、0.03mg/l以下にしようとしている。
【0007】 また、水道メーターは、給水管に取り付け、需要者が使用する水量を積算計量 する器具であるが、設置場所、地形、雑草等によって検針し難い場所が多くあり 、また車両の踏みつけ等で破損することがある。また、水量検針には、多くの人 材を必要とする。そして、検針するだけでは漏水や給水装置の故障、最大使用時 の水量等を知ることはできない。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記の点に鑑みなされたものであって、離れた地点の管理センターに おいて給水管内の水の圧力や温度、残留塩素濃度、pH、使用水量等を常時監視 することができ、併せて給水管の故障、漏水、不慮の事故等の指示ができ、これ らの管理を適切に行うことができるようになした上水道管理システムを提供せん とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
而して、本考案の要旨とするところは、給水管(給水装置)途中部に配設した 、水圧センサー、水温センサー、残留塩素濃度センサー、pHセンサー及び電子 式水道メーターのいずれか又は全部と、これらの機器からの情報を常時適宜の通 信回線を介して遠隔地の管理センターに送信する情報送信装置と、前記情報送信 装置からの情報を受信し、該情報を集中受信処理制御装置に記録すると共に異常 の有無を監視し、また検針及び水道使用料金請求業務も自動化する管理センター とからなる上水道管理システムにある。
【0010】 また、上記構成において、管理センター内では、集中受信処理制御装置の情報 を確認するコンピュータのディスプレイに、情報に該当する使用者の住所、氏名 、郵便番号、電話番号、水道栓番号、水道メーター番号、口径等を表示し、更に 地図情報(付近見取り図)等も表示し、プリントアウトする機能を持たせる。
【0011】 電算コンピュータは検針及び水道使用料請求業務を自動化し大幅なコストダウ ンに貢献することにある。
【0012】 また、上記構成において、給水管における各センサー及び電子式水道メーター の配設部分を地上露出型又は地下埋設型とすることができ、設置位置の制約を受 けない。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態について図面を参照しつつ説明する。 図1は本考案の概略的説明図である。
【0014】 図中、1は給水管である。2は水圧センサー、3は水温センサー、4は残留塩 素濃度センサー、5はpHセンサー、6は電子式水道メーターである。そしてこ れらの機器は前記給水管1の途中部、給水装置に配設している。また、給水管1 (給水装置)は地上露出型にしている。9は管理センターであり、11は監視コ ンピュータ、12は水道料金計算用コンピュータである。
【0015】 また、本実施形態では水圧、水温、残留塩素濃度、pHと水量を、全て同時に 測定する場合を示しているが、場合によってはこれらのうちの必要とするものだ けを測定するようにしてもよい。したがって、例えば、一年を通じて気温が高い 土地のような場合には、水圧と残留塩素濃度、pH、水量だけを測定するよう機 能させてもよい。
【0016】 7は上記機器からの情報を常時適宜の通信回線8を介して遠隔地の後記管理セ ンターに送信する情報送信装置である。また、通信にはモデム、光通信、電話回 線のいずれかをもって行う。
【0017】 9は管理センターである。また、該管理センター9は、前記情報送信装置7か らの情報を受信し、集中受信処理制御装置10によって該情報を集中受信処理制 御して、監視コンピュータ11で現在の状態を判断し、異常の有無を監視指示す るものである。また、11aは該監視コンピュータ11のディスプレイである。 また、12は水道使用料等の計算を行い、請求業務を行うコンピュータである。 また、その他図中13、14は止水栓、15は逆止弁、16は水道止水栓である 。
【0018】 また、老人家庭(独身老人を含む)は、管理センターに登録して水道使用状況 を掌握することにより、生活の有無が図れると共に、異変を察知し必要に応じ第 三者に通報したり、適切な処置が行える機能を持たせる。
【0019】 そしてまた、水圧に関する情報については、1.5HPa以下の低圧となった ときと、5.5HPa以上の高圧となったときには、集中受信処理制御装置10 の情報から監視コンピュータ11が異常を発見し、警報装置によって数値が表示 されると共に警報が発せられる。尚、警報装置の中に、異常地域、場所、所定箇 所を地図表示(付近見取り図)し、更にこれらをプリントアウトできる機能を持 たせる。
【0020】 また、水温に関する情報については、管内温度が3℃以下となったときに、前 記水圧の場合と同様の警報が発せる機能を持たせる。
【0021】 また、残留塩素濃度については、1mg/l以上、0.1mg/l以下となっ たときに、前記水圧の場合と同様の警報が発せる機能を持たせる。
【0022】 また、pHに関する情報については、5.8以下、8.6以上となったときに 、前記水圧の場合と同様の警報が発せる機能を持たせる。
【0023】 また、電子式水道メーターは、水量の変化、使用量に対応して情報が取り出し 易く、このため日使用水量、瞬間最大水量、地域使用水量掌握等、総合的に水道 水量管理ができる。また、微水量等にも対応できるため、給水管破裂、給水管漏 水等の故障の発見が容易にでき、使用者に知らせることができる。このため、微 水量が長く続くときは、前記水圧同様の警報が発せられる。
【0024】 老人住宅は管理センターに登録し、水道使用状況を掌握して、生活状況を管理 することができ、必要に応じて関係各所に連絡することもできる。
【0025】 また、前記管理センター9における情報確認用のコンピュータ11のディスプ レイ11aに、情報に該当する使用者の住所、氏名、郵便番号、電話番号、水道 栓番号、水道メーター番号、口径表示、地図情報(付近見取り図)を表示させる と共に、これらをプリントアウトできるようにする。こうすれば、管理センター における管理者は、使用者や修理工事業者に連絡を取り易く、その後の対応が素 早く行える。
【0026】
【考案の効果】
本考案は上記の如き構成であるから、離れた地点の管理センターにおいて給水 管内の水の圧力や温度、残留塩素濃度、pH、使用水量等を常時監視することが でき、また水道メーター検針業務が自動化され、水道料金精算まで電算で行える 。よって、これらの上水道管理を適切に、且つ省力化させることができるもので ある。
【0027】 また、管理センターにおける情報確認用のコンピュータのディスプレイに、情 報に該当する使用者の住所、氏名、郵便番号、電話番号、水道栓番号、水道メー ター番号、口径等を表示(地図表示)するようになした場合には、管理センター における管理者は、使用者や修理工事業者に連絡をとったりし易く、その後の対 応を素早く行い易い。
【0028】 また、給水管(給水装置)における各センサー及び電子式水道メーターの配設 部分を地上に設置することにより、従来の水道メーターが地面下設置のような車 両踏みつけ破損、落下物による破損、泥水侵入、害虫の巣等の弊害が置きないし 、設置位置の制約を受けない。
【提出日】平成12年10月31日(2000.10.31)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】
而して、本考案の要旨とするところは、給水管又は給水装置の途中部に配設し た、水圧センサー、水温センサー、残留塩素濃度センサー、pHセンサー及び電 子式水道メーターのいずれか又は全部と、これらの機器からの情報を常時適宜の 通信回線を介して遠隔地の管理センターに送信する情報送信装置と、前記情報送 信装置からの情報を受信し、該情報を集中受信処理制御装置に記録すると共に異 常の有無を監視し、また検針及び水道使用料金請求業務も自動化する管理センタ ーとからなる上水道管理システムにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の概略的説明図である。
【図2】従来工法の概略的説明図である。
【符号の説明】
1 給水管(給水装置) 2 水圧センサー 3 水温センサー 4 残留塩素濃度センサー 5 pHセンサー 6 電子式水道メーター 7 情報送信装置 8 通信回線 9 管理センター 10 集中受信処理制御装置 11 情報確認用のコンピュータ 11a ディスプレイ 12 電算用コンピュータ 13 上流側止水栓 14 下流側止水栓 15 逆止弁 16 止水栓 101 給水管 102 上流側止水栓 103 水道メーター 104 下流側止水栓
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月31日(2000.10.
31)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水管(給水装置)途中部に配設した、
    水圧センサー、水温センサー、残留塩素濃度センサー、
    pHセンサー及び電子式水道メーターのいずれか又は全
    部と、これらの機器からの情報を常時適宜の通信回線を
    介して遠隔地の管理センターに送信する情報送信装置
    と、前記情報送信装置からの情報を受信し、該情報を集
    中受信処理制御装置に記録すると共に異常の有無を監視
    し、また検針及び水道使用料金請求業務も自動化する管
    理センターとからなる上水道管理システム。
  2. 【請求項2】 管理センターにおける集中処理制御装置
    の情報を確認するコンピュータのディスプレイに、情報
    に該当する使用者の住所、氏名、郵便番号、電話番号、
    水道栓番号、水道メーター番号、口径等を表示するよう
    になした請求項1記載の上水道管理システム。
JP2000006859U 2000-09-22 2000-09-22 上水道管理システム Expired - Lifetime JP3076645U (ja)

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