JP3076627U - 精子採取器 - Google Patents

精子採取器

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JP3076627U
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勝久 小西
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平成テクノ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】陰茎に対する良好な刺激を付与することができ
て、精子の採取を短時間に行うことができ、また、陰茎
の大小に対する適応性も向上させた精子採取器を提供す
ること。 【解決手段】外形を略円筒状に形成した容器本体内に、
内部に深い凹部空間を有する弾性変形自在な合成樹脂製
の内装材を設け、当該内装材の内側には凹部空間へ突出
した複数の小突起及び/又は襞状部を設けていること。
また、合成樹脂製の内装材を、クレイトン樹脂から構成
したこと。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、病院等の医療機関にて精子の採取時に使用される精子採取器に関 する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
現代の医学において、精子を採取して研究や治療のために活用しているが、こ の精子を採取するため使用される従来の精子採取器は、図3に示すように、外形 が略筒状となった容器本体91内に、中心部に円筒状の空間を有する内装材92 を設けたものが提供されている。上記内装材92は、一般にウレタンフォームか ら形成されているもので、ある程度弾力性のある材質から形成されている。また 、この内装材の内部は、ほぼ円筒状若しくは奥側の直径が次第に細くなるような 形状の空間に形成されている。
【0003】 しかしながら、上記内装材92は、ウレタンフォームにて形成されており、ま た、内装材92の内部空間も単なる円筒状又は先細り状となっているので、ウレ タンフォームの材質が堅くて、男性器の陰茎に対して心地よい刺激を与えること ができないという欠点があり、精子の採取に長い時間を要するという問題点があ った。 また、内装材92の内部空間は、ウレタンフォームで形成されているため直径 がほぼ一定でほとんど変化しないので、陰茎の大小に対する適応性が劣るという 欠点もあった。
【0004】 そこで、この考案は、陰茎に対する良好な刺激を付与することができて、精子 の採取を短時間に行うことができ、また、陰茎の大小に対する適応性も向上させ た精子採取器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決する手段及び考案の効果】 上記目的を達成するためのこの考案の精子採取器は、外形を略円筒状に形成し た容器本体内に、内部に深い凹部空間を有する弾性変形自在な合成樹脂製の内装 材を設け、当該内装材の内側には凹部空間へ突出した複数の小突起及び/又は襞 状部を設けていることを特徴としている。 上記構成の精子採取器によれば、弾性変形自在な合成樹脂製の内装材によって 陰茎の摩擦動作時において陰茎に対する心地よい刺激を付与することができる。 また、内装材の内側に複数の小突起及び/又は襞状部を設けているので、複雑な 刺激感を期待できることとなり、より一層陰茎に対して心地よい刺激を与えるこ とができる。
【0006】 したがって、この精子採取器では、陰茎に良好な刺激を付与することができ、 精子の採取を短時間に行うことができる。 また、請求項2記載の精子採取器は、合成樹脂製の内装材をクレイトン樹脂か ら構成しているものである。 この構成の精子採取器では、クレイトン樹脂からなる内装材の弾性や粘度が、 女性器の膣に近似した構成のものとすることができ、実際に膣に挿入した場合と 同様な刺激を付与することができる。したがって、この精子採取器を使用するこ とにより、速やかに精子を採取することができるものである。
【0007】 さらに、請求項3記載の精子採取器は、内装材の周囲を覆う状態に、ウレタン 樹脂からなる外装材を設けたものである。 この構成の精子採取器では、ウレタン樹脂からなる外装材を設けているので、 内装材に対する適度な保持力を保つことができる。このため、内装材に強い力が 負荷された場合には、外装材が外側へ脹らむことによって内装材の内部空間の大 きさを適度に調整することができ、陰茎の大小による当接力の相違を吸収するこ とができる。したがって、この精子採取器を使用することにより、種々のサイズ の陰茎にも対応することができ、適応性の良い精子採取器を提供することができ る。
【0008】
【実施の形態】
次いで、この考案に係る精子採取器の好ましい実施の形態を図面を参照して説 明する。図1は、この考案の精子採取器の実施の形態を示す、一部を断面した斜 視図、図2は容器本体の断面図を示している。 この精子採取器1は、外形をほぼ円筒状とした容器本体10を設け、この容器 本体10の内側に外装材20と内装材30とを設けている。
【0009】 容器本体10は、有底の円筒容器形状のものであり、上部に蓋11を設けてい る。この蓋11は、簡単に脱着ができるように嵌合タイプに構成しておくことに より、使用前後における蓋の脱着が容易にできるものである。 外装材20は、容器本体10の内側に沿って円筒形状に形成しており、その内 側に内装材30を支持する形態のものである。外装材20は、ウレタン樹脂から 形成しており、弾性変形は可能であるが、内装材30を支持するためやや固めに 形成している。したがって、この外装材20では、内側の内装材30を適度な堅 さをもって保持することができるものである。
【0010】 さらに、内装材30は、内側に、断面円形で深い凹部空間を有する形状のもの であり、また、凹部空間を形成する内壁にはこの凹部空間へ突出した多数の小突 起31を設けている。この小突起31は、凹部空間を長手方向に3分割した入り 口側と奥側に設けている。そして、凹部空間を3分割した中央には、襞状部32 を設けている。 この内装材30は、合成樹脂製、好ましくは、クレイトン樹脂からなる材質の もので形成しており、特に上記小突起31は細長くて、襞状部32は幅狭の形態 のものであるため、これらの粘度及び弾性は柔らかくなっており、膣の粘度及び 弾性に近似した形態のものになっている。
【0011】 なお、この実施の形態では、外装材20の上部において、内装材30の凹部空 間の入り口を閉塞する挿入口22を設けている。この挿入口22には、十字状の スリットを形成しており、陰茎の挿入時にはスリットが拡がって陰茎の挿入を可 能にすると共に、挿入口22によるある程度の刺激も付与することができるよう になっている。 そして、上記挿入口22と内装材30の内部には潤滑剤を塗布しており、摩擦 による皮膚への炎症又は負傷を防止することができるものである。
【0012】 次ぎに、この精子採取器を使用するには、まず容器本体10の蓋11を外して 外装材20の挿入口22を露出させ、当該挿入口22を通して陰茎を挿入する。 陰茎を挿入すると、内装材30内部の小突起31や襞状部32が当接して陰茎に 対して刺激を付加させることができる。この際、内装材30は、クレイトン樹脂 からなる材質で形成しているので、膣に挿入したときに近似する刺激を付与する ことができ、従来品に比べて刺激の密度が高まることによって速やかに精子を採 取することができるものである。
【0013】 また、外装材20をウレタン樹脂にて形成しているので、内側の内装材30を 好適に保持することができる。したがって、陰茎の大小によって内装材30が拡 張した際にも、適度な堅さを保持する外装材20によって、内装材30による陰 茎への刺激を常に良好な範囲に維持することができると共に、陰茎のサイズの大 小についてもその差異を吸収することができるものである。 したがって、この精子採取器1を使用することによって、種々のサイズの陰茎 に対して良好な刺激を付与することができ、精子の採取を速やかに行うことがで きるものである。
【0014】 そして、採取した精子は、内装材30の凹部空間の底部に溜まっており、スポ イト等の器具を用いて取り出すことができる。 なお、上記実施の形態では、内装材30の内側に小突起31及び襞状部32の 両方を設けた例を示したが、内装材30の形態によっては小突起31及び襞状部 32のいずれかを設けることもでき、同等の効果を得ることができるものである 。
【0015】 また、内装材20は、クレイトン樹脂にて形成した例を示したが、類似の弾性 を有する合成樹脂材料であれば、クレイトン樹脂以外のものも適用できる。 なお、この精子採取器1は、医療機関等において好適に用いることができる他 、男性の生理的欲求を満たすツールとしても使用することができるものである。
【提出日】平成12年11月20日(2000.11.20)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 したがって、この精子採取器では、陰茎に良好な刺激を付与することができ、 精子の採取を短時間に行うことができる。 また、請求項2記載の精子採取器は、合成樹脂製の内装材をスチレン系熱可塑 性エラストマー から構成しているものである。 この構成の精子採取器では、スチレン系熱可塑性エラストマーからなる内装材 の弾性や粘度が、女性器の膣に近似した構成のものとすることができ、実際に膣 に挿入した場合と同様な刺激を付与することができる。したがって、この精子採 取器を使用することにより、速やかに精子を採取することができるものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 さらに、内装材30は、内側に、断面円形で深い凹部空間を有する形状のもの であり、また、凹部空間を形成する内壁にはこの凹部空間へ突出した多数の小突 起31を設けている。この小突起31は、凹部空間を長手方向に3分割した入り 口側と奥側に設けている。そして、凹部空間を3分割した中央には、襞状部32 を設けている。 この内装材30は、合成樹脂製、好ましくは、スチレン系熱可塑性エラストマ ー(例えば、商標名「クレイトン」樹脂) からなる材質のもので形成しており、 特に上記小突起31は細長くて、襞状部32は幅狭の形態のものであるため、こ れらの粘度及び弾性は柔らかくなっており、膣の粘度及び弾性に近似した形態の ものになっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 次ぎに、この精子採取器を使用するには、まず容器本体10の蓋11を外して 外装材20の挿入口22を露出させ、当該挿入口22を通して陰茎を挿入する。 陰茎を挿入すると、内装材30内部の小突起31や襞状部32が当接して陰茎に 対して刺激を付加させることができる。この際、内装材30は、スチレン系熱可 塑性エラストマー からなる材質で形成しているので、膣に挿入したときに近似す る刺激を付与することができ、従来品に比べて刺激の密度が高まることによって 速やかに精子を採取することができるものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 また、内装材20は、スチレン系熱可塑性エラストマーにて形成した例を示し たが、類似の弾性を有する合成樹脂材料であれば、スチレン系熱可塑性エラスト マー 以外のものも適用できる。 なお、この精子採取器1は、医療機関等において好適に用いることができる他 、男性の生理的欲求を満たすツールとしても使用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の精子採取器の実施の形態を示す、一
部を断面した斜視図である。
【図2】この考案の精子採取器の実施の形態を示す容器
本体の断面図である。
【図3】従来例の精子採取器を示す断面図である。
【符号の説明】
1 精子採取器 10 容器本体 20 外装材 30 内装材 31 小突起 32 襞状部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月20日(2000.11.
20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外形を略円筒状に形成した容器本体内に、
    内部に深い凹部空間を有する弾性変形自在な合成樹脂製
    の内装材を設け、当該内装材の内側には凹部空間へ突出
    した複数の小突起及び/又は襞状部を設けていることを
    特徴とする精子採取器。
  2. 【請求項2】合成樹脂製の内装材は、クレイトン樹脂か
    ら構成したことを特徴とする請求項1記載の精子採取
    器。
  3. 【請求項3】上記内装材の周囲を覆う状態に、ウレタン
    樹脂からなる外装材を設けたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の精子採取器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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