JP3076542U - Ｄｃ充電プラグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 ＤＣ充電プラグに完全に新規な構造形態を提
供し、且つ位置識別装置により正確な方向を以てＤＣ充
電プラグをソケットコネクタと確実にしっかりと連接で
きるようにすること。 【解決手段】 絶縁ケース４、絶縁ケース内に収容され
た端子シート５、端子シートに組付けられた導電端子
６、及びシールド体７を包括するＤＣ充電プラグ３にお
いて、該端子シートがベース部５０とベース部より延伸
された方形収容室５１を具え、該収容室に貫通する組み
付け孔５２が設けられ、該シールド体が方形収容室を包
囲被覆し、また、該シールド体と方形収容室の間に位置
識別装置５３，７３が設けられたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、一種のＤＣ充電プラグに係り、特に、携帯電話の充電器の電気信号 の連接に用いられ、電気信号連接端の体積が小さく且つ誤挿入防止措置がなされ 、並びに電気信号の伝送の安定性を提供できるＤＣ充電プラグに関する。

【０００２】

【従来の技術】

周知のＤＣ充電プラグが連接されるソケットコネクタの充電溝はプラスチック 被覆成形され、ゆえに全体の体積が比較的大きく、相対的にこれに対応連接され るＤＣ充電プラグの体積も縮小できなかった。このため軽薄短小の傾向に符合し なかった。このことから、出願人はすでに充電ソケットコネクタの高さを減少可 能な構造を提供しており、それは金属シールド体に充電端子シートを組み合わせ て一つの方形の充電溝を包囲形成し、この金属シールド体による包囲をそれ以前 のプラスチック射出成形の代わりに用いたことにより、有効に全体高度を減少し 、これにより携帯電話に組み付けた後の全体の厚さを減少できる。しかし、周知 の円柱状形態のＤＣ充電プラグの製造上の工程は比較的煩瑣であり、即ち、先に 外形を形成し、中央の中空部を削設し、充電端子を組み付け、絶縁ケースを成形 する、といった工程を必要とし、製造フローの機動性が不良で且つ生産に時間が かかり、相対的に製造コストが高くなった。このため改善の必要があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は一種のＤＣ充電プラグを提供することを課題とし、それは、新規の構 造を有し、体積形態も完全に周知の円柱状の設置とは異なり、有効に接触端体積 を縮減でき、それにより対応するソケットコネクタとの組合せ後に軽薄短小の設 計傾向に符合させられる、ＤＣ充電プラグであるものとする。

【０００４】 本考案はさらに一種のＤＣ充電プラグを提供することを課題とし、それは、新 規な構造形態を有して誤挿入防止の使用機能を有し、電気信号伝送と正確な連接 使用を確保できる、ＤＣ充電プラグであるものとする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、充電ソケットと連接されるＤＣ充電プラグにおいて、 絶縁ケースとされ、第１ケースと第２ケースを具え、該第１ケースと第２ケー スに対応する対接側と連接側が設けられた、上記絶縁ケースと、 端子シートとされ、該第１ケースと第２ケースの間に組付けられ、ベース部と 該ベース部より延伸された方形収容室を具え、該ベース部が絶縁ケースの連接側 に位置し、方形収容室が絶縁ケースの対接側に位置し、該方形収容室にベース部 へと貫通する組み付け孔が設けられた、上記端子シートと、 導電端子とされ、端子シートの方形収容室内に収容され、Ｕ形体とされ、Ｕ形 の両辺の一側に、挟持作用を有する接触部が対向するよう打ち抜き形成され、Ｕ 形の両辺のもう一側の上縁にフックが形成され、Ｕ形の接触部と反対の底辺が延 伸されて電源と連接される連接部が形成された、上記導電端子と、 シールド体とされ、方形収容室に包囲され、その端子シートの組み付け孔に対 応する両側が貫通状とされた、上記シールド体と、 位置識別装置とされ、方形収容室とシールド体の間に設けられた、上記位置識 別装置と、 を包括することを特徴とする、ＤＣ充電プラグとしている。 請求項２の考案は、請求項１に記載のＤＣ充電プラグにおいて、Ｕ形の導電端 子のフックに隣接する両側に圧迫片が設けられたことを特徴とする、ＤＣ充電プ ラグとしている。 請求項３の考案は、請求項２に記載のＤＣ充電プラグにおいて、シールド体と 方形収容室の間の位置識別装置が、シールド体と方形収容室の四隅の一つに対応 形成された面取り部とされ、対応するソケットコネクタの、該面取り部に対応す る障害体を具えた充電溝に順調に連接されることを特徴とする、ＤＣ充電プラグ としている。 請求項４の考案は、請求項３に記載のＤＣ充電プラグにおいて、シールド体に 対応する充電ソケットと係合可能な係止口が設けられたことを特徴とする、ＤＣ 充電プラグとしている。 請求項５の考案は、請求項４に記載のＤＣ充電プラグにおいて、第１ケースの 連接側に握持に便利な隆起部が設けられたことを特徴とする、ＤＣ充電プラグと している。 請求項６の考案は、請求項５に記載のＤＣ充電プラグにおいて、第１ケースの 隆起部の表面に凹凸面が設けられて握持の摩擦力が増加されたことを特徴とする 、ＤＣ充電プラグとしている。 請求項７の考案は、充電ソケットと連接されるＤＣ充電プラグにおいて、 絶縁ケースとされ、第１ケースと第２ケースを具え、該第１ケースと第２ケー スに対応する対接側と連接側が設けられた、上記絶縁ケースと、 端子シートとされ、該第１ケースと第２ケースの間に組付けられ、ベース部と 該ベース部より延伸された方形収容室を具え、該ベース部が絶縁ケースの連接側 に位置し、方形収容室が絶縁ケースの対接側に位置し、該方形収容室にベース部 へと貫通する組み付け孔が設けられた、上記端子シートと、 導電端子とされ、端子シートの方形収容室内に収容され、接触部、干渉部及び 連接部を具え、該接触部が方形収容室の組み付け孔付近に位置し、干渉部が方形 収容室と干渉を利用し組み合わされた、上記導電端子と、 シールド体とされ、方形収容室に包囲され、その端子シートの組み付け孔に対 応する両側が貫通状とされた、上記シールド体と、 位置識別装置とされ、方形収容室とシールド体の間に設けられた、上記位置識 別装置と、 を包括することを特徴とする、ＤＣ充電プラグとしている。 請求項８の考案は、請求項７に記載のＤＣ充電プラグにおいて、シールド体と 方形収容室の間の位置識別装置が、シールド体と方形収容室の四隅の一つに対応 形成された面取り部とされ、対応するソケットコネクタの、該面取り部に対応す る障害体を具えた充電溝に順調に連接されることを特徴とする、ＤＣ充電プラグ としている。 請求項９の考案は、請求項８に記載のＤＣ充電プラグにおいて、シールド体に 対応する充電ソケットと係合可能な係止口が設けられたことを特徴とする、ＤＣ 充電プラグとしている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案は、絶縁ケース、絶縁ケース内に収容された端子シート、端子シートに 組付けられた導電端子、及びシールド体を包括するＤＣ充電プラグにおいて、該 端子シートがベース部とベース部より延伸された方形収容室を具え、該収容室に 貫通する組み付け孔が設けられ、該シールド体が方形収容室を包囲被覆し、また 、該シールド体に方形収容室の四隅の一つに対応する位置に面取り部が設けられ て、対応するソケットコネクタの障害体を具えた充電溝と順調に連接できること を特徴としている。

【０００７】

【実施例】

図１から３に示されるように、本考案のＤＣ充電プラグ３は、絶縁ケース４、 端子シート５、導電端子６及びシールド体７を主要な構造とする。そのうち、絶 縁ケース４は、第１ケース４０と第２ケース４１を具え、そのうち第１ケース４ ０に係止柱４０１が設けられ、第２ケース４１に係止柱４０１に対応する係止溝 ４１１が設けられ、両者が相互に嵌合されて一体とされる。また、第１ケース４ ０と第２ケース４１は相互に対応する対接側４２と連接側４３を具え、且つ第１ ケース４０と第２ケース４１内に嵌め溝４４が設けられて端子シート５の組み付 けに供される。また第１ケース４０の連接側４３に表面が凹凸状の隆起部４３１ 形成されて握持に便利とされる。

【０００８】 該端子シート５は第１ケース４０と第２ケース４１の間に組付けられ、それは ベース部５０とベース部５０より延伸された方形収容室５１を具えている。その うちベース部５０は絶縁ケースの連接側４３に位置し、方形収容室５１は絶縁ケ ースの対接側４２に位置し、且つ該方形収容室５１にベース部５０１へと貫通す る組み付け孔５２が設けられて導電端子６を収容する。組立時には、該端子シー ト５のベース部５０の上下周囲が、前述の第１ケース４０と第２ケース４１の嵌 め溝４４と相互に嵌止めされる。

【０００９】 該導電端子６は、プラス極の連接とされ、Ｕ形を呈して端子シート５の方形収 容室５１内に組付けられ、接触部６０、干渉部６１、及び連接部６２を具えてい る。そのうち接触部６０はＵ形両辺の一側に対向するよう打ち抜かれ、挟持作用 を有し、干渉部６１はＵ形両辺のもう一側の上縁にフックを具え、該連接部６２ はＵ形の接触部と反対の底縁より延伸されて電源線と連接される。且つＵ形両側 辺に圧迫片６３が設けられて、組み付け孔５２内に収容された導電端子を両側に 向けて圧迫する。続いて図４、５に示されるように、導電端子６組み付け後に接 触部６０は端子シート５の組み付け孔５２付近に位置して、対応するソケットコ ネクタ９の端子９０を挟み付け、電気信号の連接を達成する。

【００１０】 シールド体７は、方形収容室５１を包囲被覆し、その端子シート５の組み付け 孔５２に対応する両側は貫通状とされ、端子シート５のベース部５０に対応する 一側に第２導電端子７１が延伸形成され、もう一つのマイナス極の連接端とされ る。また、シールド体７にさらに係止口７２が設けられて、対応するソケットコ ネクタを係止する。また、シールド体７と方形収容室５１の間に位置識別装置が 設けられ、該位置識別装置はプラグコネクタを正確な方向を以てソケットコネク タと連接させる。該位置識別装置は方形収容室５１とシールド体７の対応する角 部に設けられた面取り部５３、７３とされる。

【００１１】 図２、３を図１と共に参照されたい。本考案のＤＣ充電プラグは組立時に、ま ず導電端子６を端子シート５の方形収容室５１に組み付け、並びにシールド体７ を端子シート５の方形収容室５１に組み付け（図２参照）、さらに端子シート５ のベース部５０の周辺に第１ケース４０と第２ケース４１の嵌め溝４４を係止し 、最後に第１ケース４０と第２ケース４１を相互に嵌合し一体とすれば、図３に 示されるように組立が完成する。さらに、図４に示されるように、ＤＣ充電プラ グ３の面取り部７３（５３）はソケットコネクタ９の位置識別体９３と同一方向 となるよう挿入され、これにより順調に連接され、そうでなければ連接不能であ る。即ち、該ＤＣ充電プラグ３は一定方向に挿入され、そうでなく角度を変換し て挿入しようとしても順調に連接できず、ゆえに誤挿入防止の効果を有する。ま た、図６から図８に示されるのは本考案のＤＣ充電プラグ３’の第２実施例であ り、この実施例では位置識別装置の面取り部５３’、７３’がもう一側に設けら れ、その他の構造、即ち絶縁ケース４’、端子シート５’、導電端子６’、シー ルド体７’はいずれも第１実施例と同じであり、同様に誤挿入防止の効果を達成 する。

【００１２】 以上の実施例は本考案の請求範囲を限定するものではなく、以上の説明及び図 面に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本考案の請求範囲に属す るものとする。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は、ＤＣ充電プラグに完全に新規な構造形態を提供し、且つ位置識別装 置により正確な方向を以てＤＣ充電プラグをソケットコネクタと確実にしっかり と連接できる効果を達成しており、ゆえにその目的を達成し、実用新案登録の要 件を具備している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の分解斜視図である。

【図２】本考案の部分組合せ斜視図である。

【図３】本考案の組合せ斜視図である。

【図４】本考案のＤＣ充電プラグとソケットコネクタの
連接表示分解斜視図である。

【図５】本考案のＤＣ充電プラグとソケットコネクタの
連接表示断面図である。

【図６】本考案のＤＣ充電プラグの第２実施例の分解斜
視図である。

【図７】本考案のＤＣ充電プラグの第２実施例の部分組
合せ斜視図である。

【図８】本考案のＤＣ充電プラグの第２実施例の組合せ
斜視図である。

【符号の説明】

３、３’ ＤＣ充電プラグ ４、４’ 絶縁ケ
ース ４０ 第１ケース ４１ 第２ケース ４２ 対接側 ４３ 連接側 ４４ 嵌め溝 ４０１ 係止柱 ４１１ 係止溝 ４３１ 隆起部 ５、５’ 端子シート ５０ ベース部 ５１ 方形収容室 ５２ 組み付け孔 ５３、７３、５３’、７３’ 面取り部 ６、６’ 導電端子 ６０ 接触部 ６１ 干渉部 ６２ 連接部 ６３ 圧迫片 ７、７’ シール
ド体 ７１ 第２導電端子 ７２ 係止口 ９ ソケットコネクタ ９０ 端子 ９３ 位置識別体

Claims (9)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 充電ソケットと連接されるＤＣ充電プラ
   グにおいて、 絶縁ケースとされ、第１ケースと第２ケースを具え、該
   第１ケースと第２ケースに対応する対接側と連接側が設
   けられた、上記絶縁ケースと、 端子シートとされ、該第１ケースと第２ケースの間に組
   付けられ、ベース部と該ベース部より延伸された方形収
   容室を具え、該ベース部が絶縁ケースの連接側に位置
   し、方形収容室が絶縁ケースの対接側に位置し、該方形
   収容室にベース部へと貫通する組み付け孔が設けられ
   た、上記端子シートと、 導電端子とされ、端子シートの方形収容室内に収容さ
   れ、Ｕ形体とされ、Ｕ形の両辺の一側に、挟持作用を有
   する接触部が対向するよう打ち抜き形成され、Ｕ形の両
   辺のもう一側の上縁にフックが形成され、Ｕ形の接触部
   と反対の底辺が延伸されて電源と連接される連接部が形
   成された、上記導電端子と、 シールド体とされ、方形収容室に包囲され、その端子シ
   ートの組み付け孔に対応する両側が貫通状とされた、上
   記シールド体と、 位置識別装置とされ、方形収容室とシールド体の間に設
   けられた、上記位置識別装置と、 を包括することを特徴とする、ＤＣ充電プラグ。
2. 【請求項２】 請求項１に記載のＤＣ充電プラグにおい
   て、Ｕ形の導電端子のフックに隣接する両側に圧迫片が
   設けられたことを特徴とする、ＤＣ充電プラグ。
3. 【請求項３】 請求項２に記載のＤＣ充電プラグにおい
   て、シールド体と方形収容室の間の位置識別装置が、シ
   ールド体と方形収容室の四隅の一つに対応形成された面
   取り部とされ、対応するソケットコネクタの、該面取り
   部に対応する障害体を具えた充電溝に順調に連接される
   ことを特徴とする、ＤＣ充電プラグ。
4. 【請求項４】 請求項３に記載のＤＣ充電プラグにおい
   て、シールド体に対応する充電ソケットと係合可能な係
   止口が設けられたことを特徴とする、ＤＣ充電プラグ。
5. 【請求項５】 請求項４に記載のＤＣ充電プラグにおい
   て、第１ケースの連接側に握持に便利な隆起部が設けら
   れたことを特徴とする、ＤＣ充電プラグ。
6. 【請求項６】 請求項５に記載のＤＣ充電プラグにおい
   て、第１ケースの隆起部の表面に凹凸面が設けられて握
   持の摩擦力が増加されたことを特徴とする、ＤＣ充電プ
   ラグ。
7. 【請求項７】 充電ソケットと連接されるＤＣ充電プラ
   グにおいて、 絶縁ケースとされ、第１ケースと第２ケースを具え、該
   第１ケースと第２ケースに対応する対接側と連接側が設
   けられた、上記絶縁ケースと、 端子シートとされ、該第１ケースと第２ケースの間に組
   付けられ、ベース部と該ベース部より延伸された方形収
   容室を具え、該ベース部が絶縁ケースの連接側に位置
   し、方形収容室が絶縁ケースの対接側に位置し、該方形
   収容室にベース部へと貫通する組み付け孔が設けられ
   た、上記端子シートと、 導電端子とされ、端子シートの方形収容室内に収容さ
   れ、接触部、干渉部及び連接部を具え、該接触部が方形
   収容室の組み付け孔付近に位置し、干渉部が方形収容室
   と干渉を利用し組み合わされた、上記導電端子と、 シールド体とされ、方形収容室に包囲され、その端子シ
   ートの組み付け孔に対応する両側が貫通状とされた、上
   記シールド体と、 位置識別装置とされ、方形収容室とシールド体の間に設
   けられた、上記位置識別装置と、 を包括することを特徴とする、ＤＣ充電プラグ。
8. 【請求項８】 請求項７に記載のＤＣ充電プラグにおい
   て、シールド体と方形収容室の間の位置識別装置が、シ
   ールド体と方形収容室の四隅の一つに対応形成された面
   取り部とされ、対応するソケットコネクタの、該面取り
   部に対応する障害体を具えた充電溝に順調に連接される
   ことを特徴とする、ＤＣ充電プラグ。
9. 【請求項９】 請求項８に記載のＤＣ充電プラグにおい
   て、シールド体に対応する充電ソケットと係合可能な係
   止口が設けられたことを特徴とする、ＤＣ充電プラグ。