JP3076394U - Cnc心出し加工機における高速切削用主軸軸受の周速度切換装置 - Google Patents

Cnc心出し加工機における高速切削用主軸軸受の周速度切換装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主軸軸受の予圧を変換できて、主軸の低、高
速回転に応じて選択的に主軸軸受の適当な軸受セットで
運転を行い、有効に主軸軸受の周速度を低めて耐用寿命
を長引かせる。 【解決手段】 高速回転時に相対して、大径者の周速度
が小径者よりも絶対に高いことに因んで、主軸軸受(5
0)の大、小軸受セット(51,52)をそれぞれ主軸
(40)の大径段部(402)、小径段部(402)に
外嵌して、ハウジング(80)内に大軸受セット(5
1)が嵌挿できるスイッチピストン(60)を装設し、
該スイッチピストン(60)の前端外周部を先細テーパ
ー部(62)に設けて、錐孔(71)を具えた求心スリ
ーブリング(70)を該先細テーパー部(62)に外嵌
させ、更に該主軸(40)に予圧蓋(54)を締付けて
大軸受セット(51)前端に当接させ、該ハウジング
(80)とスイッチピストン(60)後端との間に後流
路(83)を設けて、該ハウジング(80)とスイッチ
ピストン(80)前端との間に前流路(84)を形成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はCNC心出し加工機における高速切削用主軸に関し、特に有効に主軸 軸受の周速度を低めて、主軸軸受の耐用寿命を向上させ得るCNC心出し加工機 における高速切削用主軸軸受の周速度切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
因みに、CNC工作機械の高速切削(主軸回転速度が1万rpm以上)は切削 に必要な時間を短縮して生産効率を高め、且つ切削抵抗を軽減して加工中の熱影 響を低めることができる優点があるので、現在の高速切削加工が主流となってい る時代において、主軸(Spindle)がバイトを固定して回転させて切削加 工を進める重要部材であることから、主軸がCNC工作機械における極めて重要 な存在と言える。図9に示す如く、従来例の主軸10の軸孔101には心軸11 が内挿されて、該心軸11後端部にディスクばねセット111を周設して固定栓 112を嵌設し、前端に引棒113を螺設して、該引棒113外端に中心注水ボ ルト114を装設し、且つ該主軸10の軸孔101内に四瓣爪12を設けて、バ イトホルダ13を主軸10前端面外に取付けると共に、その係合部131を軸孔 101へ伸入させて該四瓣爪12の肩部121に係着させ、該バイトホルダ13 と主軸10を牢固緊密に結合させる。また、該主軸10とハウジング14との間 には主軸軸受15が軸装されて、同一規格の前軸受セット151、中軸受セット 152及び(小規格)浮動軸受セット153によって形成され、主軸10をスム ーズに回転させて、最後に該ハウジング14の前、後端面にそれぞれ前、後キャ ップ141、142を締付固定させる。該主軸10が若しも高速回転に設計され ていると、主軸軸受15の予圧は比較的軽い予圧値に設定されて、主軸10の低 速回転時に剛性不足の欠陥あり、したがって、主軸軸受セットの予圧調整が可能 な主軸が出現するのである。
【0003】 図10に示す従来例は、その主軸20の構成はほぼ上記主軸10と同様であり 、異なるところは、主軸軸受25が前軸受セット251及び浮動軸受セット25 2を含んで、ハウジング24内に予めピストン26を装設し、該ピストン26は 後保持部材261及びヘッド部材262により組立てられて、主軸軸受25の前 軸受セット251をその中に収容し、該後保持部材261とハウジング24との 間に後流路27を設けて、該ヘッド部材262とハウジング24との間に前流路 28を取付け、これにより、該主軸20が低速回転時に、圧力流体を後流路27 から注入して該後保持部材261を前向きに押して前軸受セット251の予圧を 高め、該前軸受セット251が低速回転時に所定の剛性を具えて、主軸20が高 速回転時に、圧力流体を前流路28より注入して前軸受セット251の予圧を低 め、該前軸受セット251が主軸20の高速回転に対応できるようにする。
【0004】 図11に示すのは、三段予圧調整機能を具えた主軸30であって、その主な構 成はほぼ上記主軸10,20と等しく、異なるところは、その主軸軸受31の浮 動軸受セット311とハウジング32との間に三つの流通路33を設けたことで 、圧力流体を異なる流通路33より注入して浮動軸受セット311の予圧を調整 する。
【0005】 上記主軸10,20,30の主軸軸受15,25,31は何れも主軸10,2 0,30に随って運転できるのであるが、実際上、尚も下記のような欠点がある 。 1. 主軸10,20,30が低速回転或いは高速回転しているを問わず、主 軸軸受15,25,31の軸受セットが皆同一規格の軸受なので、同じ規格の主 軸軸受15,25,31で低速回転、高速回転をするが、軸受の周速度=軸受の ピッチ円直径(dm)×主軸の回転速度(N)であり、主軸軸受15,25,3 1の軸受が同一規格、即ちdmが固定値にある状況では、主軸軸受15,25, 31の周速度は必然的に主軸10,20,30の回転速度の増加に随って相対的 に高くなり、これにより、主軸10,20,30の高速回転状態において、主軸 軸受15,25,31の周速度が余り高いために高温が生じ易く、耐用寿命が短 縮する問題があると共に、主軸10,20,30が低い回転速度の重切削状態に おいて、主軸軸受15,25,31の剛性不足から切削品質に悪影響をもたらす 問題がある。 2. 四つのチャック爪12,22を分離式に設けたので、高速回転時に把握 力がなく、遠心力作用から四つ爪が片寄り易く、主軸10、20の回転バランス が崩れる問題がある。 3. ディスクばねセット111,211がかなり長いため、十分に支承する ことができず、高速回転時に主軸10,20のアンバランスを招く。 4. バイトを緩める際に、固定栓112,212を叩いてディスクばねセッ ト111,211に対してバイト叩きの力を加えるのであるが、バイト叩きの力 が相当強いため、しばしば後キャップ142,242に伝わって浮動軸受セット 153,252を傷付け、浮動軸受セット153,252の耐用寿命が短縮する 問題がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記各従来例の主軸における問題点に鑑み、本考案は、主軸軸受の予圧を変換 できて、主軸の低、高速回転に応じて選択的に主軸軸受の適当な軸受セットで運 転を行い、有効に主軸軸受の周速度を低めて耐用寿命を長引かせ得るCNC中心 加工機における高速切削用主軸軸受の周速度切換構造を提供することを目的とす る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、主軸の軸孔に内挿された心軸前端に引棒 を螺設して中心注水ボルトを装設し、該主軸の軸孔内の引棒外に四瓣爪を設けて 、該四瓣爪により主軸前端面に取付けたバイトホルダを主軸に結合させると共に 、該主軸とハウジングとの間に主軸軸受を軸装して、該ハウジングの前、後端面 にそれぞれ前、後キャップを締付固定したCNC心出し加工機における高速切削 用主軸軸受の周速度切換装置において、 上記主軸前端部を大径段部に設けて、後端向きに小径段部を適当な長さに縮径 延伸させ、上記主軸軸受の大軸受セットを主軸の大径段部に外嵌して、小軸受セ ットを主軸の小径段部に外嵌し、且つ浮動軸受セットを主軸の小径段部後端側に 外嵌して、該ハウジング内に取付けられたスイッチピストン内部に該大軸受セッ トが嵌挿できるリング溝を形成し、該スイッチピストンの前端外周部を先細テー パー部に設けて、内周面がテーパ状の錐孔を具えた求心スリーブリングを該先細 テーパー部に外嵌させ、更に該主軸に予圧蓋を締付けて大軸受セット前端に当接 させ、該ハウジングとスイッチピストン後端との間に後流路を設けて、該ハウジ ングとスイッチピストン前端との間に前流路を形成するように構成される。
【0008】 そして、上記四瓣爪が一体成形の四瓣爪であって、その把握力により高速回転 時の主軸の回転バランスを確保するようにしたり、上記心軸後端部に圧縮ばねを 周設して、主軸の回転バランスを保持すうようにしたり、 上記後キャップとハウジング後端面との間に間隙を設けて、バイトを緩めるた めのバイト叩きによって浮動軸受セットが傷付くことがないようにしたり、する と一層好ましい。
【0009】 上記のように構成された本考案は、主軸が低速回転時に、該大軸受セットが予 圧を受けた運転状態を呈し、主軸が高速回転に転じる時は、圧力流体が前流路か ら注入されて、スイッチピストンを押動して大軸受セットを無予圧状態に規制し 、代って常に予圧状態に保持された小軸受セットが運転して、主軸軸受の周速度 を有効に低めて主軸軸受の耐用寿命を向上させることができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を実施の形態に基づいて具体的に説明するが、本考案はこの例だ けに限定されるものではない。 図1に示す如く、本考案のCNC中心加工機における高速切削用主軸軸受の周 速度切換構造は、主に主軸40、主軸軸受50、スイッチピストン60、求心ス リーブリング70及びハウジング80等部材を含む。
【0011】 該主軸40は、その軸孔41内に心軸42を貫挿して、該心軸42前端に引棒 43を螺設し、該引棒43外端に中心注水ボルト44を取付ける。該心軸42の 後端には圧縮ばね45が周装されて、該主軸40後端にスリーブ46を設け、該 スリーブ46内に具えた収容室461に該圧縮ばね45を内装して、定位ブロッ ク47を該心軸42後端に嵌め締めて該圧縮ばね45を定位させる。該主軸40 は前端部に大径段部401を設けられた後、小径段部402に縮径されて後端向 きに適当な長さ延伸し、且つ該軸孔41は前端から後端向きに順に収束する階段 孔に設けられる。また、バイトホルダ90は主軸40の前端面外部に装設されて 、その接触部91が軸孔41内に伸入して内端部を係着部92に造られ、図2に 示すように、本実施例の四瓣爪(四弁爪)48は一体式四瓣爪に形成されて、主 軸40の軸孔41内に螺着され、該四瓣爪48外端が突出肩部481を呈して、 該四瓣爪48が引棒43周囲に位置付けられて同時にバイトホルダ90の係着部 92内側に定位し、該心軸41が後方向きに引棒43を引き動かすと、該四瓣爪 48の肩部481がバイトホルダ90の係着部92を押して、バイトホルダ90 と主軸40を緊密に結合させることができる。
【0012】 該主軸軸受50は、本実施例では大軸受セット51、小軸受セット52及び浮 動軸受セット53を含み、該大軸受セット51は主軸40の大径段部401に外 嵌して主軸40の肩部の制止を受け、該主軸40の大径段部401に予圧蓋54 を締付けて大軸受セット51前端に当接させる。該小軸受セット52は主軸40 の小径段部402に外嵌して主軸40の肩部に制止され、定位リング55が主軸 40に周設されて該小軸受セット52後端に抵触する。該浮動軸受セット53は 主軸40の小径段部402後端側に外嵌して熱膨張の軸延伸を吸収することがで きる。
【0013】 該スイッチピストン60は、ハウジング80の前端孔内に設けられて、断面ほ ぼコ字形状を呈し、その内部にリング溝61を形成して該大軸受セット51の外 リングが軸挿でき、該スイッチピストン60の前端外周部を前向きに縮径する先 細テーパー部62に設ける。
【0014】 該求心スリーブリング70は、ハウジング80の前端孔内に取付けられて、先 細テーパー部62に対応して錐孔71を設け、該先細テーパー部62に外嵌する 。
【0015】 該ハウジング80は、前端面に前キャップ81を被覆して、該前キャップ81 に空気吹込路(図示せず)を設けて切屑を吹出し、後キャップ82をハウジング 80後端側に取付けて、該ハウジング80後端面と間に所定間隙δ821を残し 、該後キャップ82をスリーブ46により締付け固結して、図3、4に示す如く 、該ハウジング80とスイッチピストン60後端との間に後流路83を設け、該 ハウジング80とスイッチピストン60前端との間に前流路84を設ける。 以上本考案の主な構造及びそれらの設置部位について述べたが、次に使用状態 及び原理について述べる。
【0016】 図3が示すように、本考案の主軸40が低速回転の重切削状態にある時は、圧 力流体(気圧、油圧の何れであっても良い)が後流路83から注入されてスイッ チピストン60を前へ押動変位させ、大軸受セット51に標準予圧値を具えさせ て、進んで主軸40に随って運転させるようにし、良好な剛性から主軸40の低 速回転の重切削に応え得る使用特性を具えており、特に説明することは、圧力流 体の超予圧値はスイッチピストン60の先細テーパー部62及び求心スリーブリ ング70の錐孔71との組合せにより吸収することができ、大軸受セット51に 標準予圧値を具えさせることができる。続いて図4に示す如く、本考案の主軸4 0が高速回転に変換する時は、圧力流体を前流路84より注入してスイッチピス トン60を後端向きに押動変位させ、元来の予圧は後流路83から釈放されて、 この際、大軸受セット51は無予圧状態となって、該主軸40が高速回転してい る時に鋼ボールが遠心力の作用から外向きに振られ、該大軸受セット51が無予 圧状態を呈して自然運転し、同時に、小軸受セット52が常に予圧を保持して主 軸40に随って運転ができる。それ故、本考案は大軸受セット51の予圧を変換 できて、進んで主軸40の高速回転或いは低速回転に対応して小軸受セット運転 52或いは大軸受セット51運転に切換え得る使用特性を具えており、詳しく言 うと、本考案は大軸受セット51により主軸40の低速回転重切削に適用できて 、小軸受セット52により主軸の高速回転に適用でき、即ち、切削工作が極めて スムーズで、切削品質が至って優れた使用特性を具えている。
【0017】 更に説明することは、本考案の主軸軸受50の大軸受セット51、小軸受セッ ト52及び浮動軸受セット53の軸受数量及び軸装方式は組合せ変更することも できて、図1が示すように、第1の実施例の大軸受セット51は両大軸受によっ て組立てられ、小軸受セット52は両小軸受によって組立てられて、浮動軸受セ ット53も両小軸受によって組立てられる。図5に示す第2の実施例の大軸受セ ット51は1個の大軸受を含み、小軸受セット52は両小軸受によって組立てら れて、浮動軸受セット53は一小軸受で形成される。図6の第3の実施例は大軸 受セット51が一大軸受を含んで、小軸受セット52が一小軸受を具え、浮動軸 受セット53が一軸受によって形成される。図7に示す第4の実施例の大軸受セ ット51は両大軸受セットで組立てられ、小軸受セット52が両小軸受によって 形成されて、浮動軸受セット53は両小軸受により組立てられ、第1の実施例と 異なるところは小軸受セット52の両小軸受の設置方向が異なっただけであり、 異なる圧力流体で所定の予圧を達成できる使用特性を具えている。
【0018】 尚、図8に示す如く、本考案を直列式に設計して、即ちモータ100を露呈式 に設計して主軸20後端部に固定する時は、連結器110によって連結伝動する のである。
【0019】
【考案の効果】
上記のように本考案は、下記のような効果及び優点を得ることができる。 1. 本考案の主軸軸受セット50の大軸受セット51、小軸受セット52は 主軸40の低速回転、高速回転に対応して変換使用できるので、添付文献が示す ように、有効に主軸軸受50の周速度を減速して、主軸軸受50の耐用寿命を長 引かせることができ、且つ良好な剛性で優れた切削品質を得られる効果及び優点 がある。 2. 本考案の四瓣爪48は一体式四瓣爪に設計されているので、主軸40が 高速回転している際に把握力を具えて、遠心力による瓣爪の変移の虞がなく、主 軸40の回転バランスが優れている効果や優点がある。 3. 本考案の圧縮ばね45の長さが従来よりも短く、しかもスリーブ46の 収容室461内に設けられているので、主軸40が高速回転時に偏心回転するこ となく、主軸40の回転バランスを確保できる効果や優点がある。 4. 後キャップ82とハウジング80後端との間に間隙821を設けている ので、バイトを緩めるために、定位ブロック47を叩いて圧縮ばね45に対して バイト叩きの力を加え、該圧縮ばね45に弾性変形を生じさせてバイト叩き力を 吸収させる際、該間隙821が該弾性変形量を吸収できるので、浮動軸受セット 53を叩き傷付けることがなく、即ち、浮動軸受セット53の耐用寿命を向上さ せる効果や優点を具えている。 以下に、本考案と従来例の主軸軸受の周速度(dm×N)を比較説明をする。 本考案: 本考案の大軸受セットが7014軸受と仮定する (外環径O=110mm、内環径O=70mm、dm=90mm) 小軸受セットが7009軸受とする (外環径O=75mm、内環径O=45mm、dm=60mm) 主軸が低速回転状態の場合、N=8000rpm 大軸受セットの周速度=(90mm×8000rpm)=720000mmr pm 主軸が高速回転状態の場合、N=15000rpm(大軸受セットは無予圧) 小軸受セットの周速度=(60mm×15000rpm)=900000mm rpm :したがって、本考案は有効に主軸軸受の周速度を低めることができて、主 軸軸受の耐用寿命を向上させることができ、且つ主軸が低速回転の重切削状態時 に、大軸受セットにより良好な剛性を得られて、該小軸受セットが主軸の高速回 転をより高めることができる。 従来例: 従来例の軸受セットが7014軸受であると仮定すると、剛性が比較的良く主 軸の低速回転重切削状態に適用できるが、主軸が高速回転状態では、 N=15000rpmで、周速度=(90mm×15000rpm)=13 50000mm rpm :大軸受セットの円周が比較的長いため、高速回転時に高温が生じ易く耐用 寿命が短縮される。 結論: 上記から分かるように、本考案は主軸の高速回転、低速回転に対応して小軸受 セット運転或いは大軸受セット運転に切替えることができる特性を具えているの で、小軸受セット、大軸受セットの耐用寿命を向上させることができ、充分な剛 性の使用特徴を具えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における比較的好ましい第1の実施例の
側断面図
【図2】上記実施例における四瓣爪を示す側視図
【図3】上記実施例における主軸が低速回転状態にいる
部分側断面図
【図4】上記実施例における主軸が高速回転状態にいる
部分側断面図
【図5】本考案における比較的好ましい第2の実施例の
側断面図
【図6】本考案における比較的好ましい第3の実施例の
側断面図
【図7】本考案における比較的好ましい第4の実施例の
側断面図
【図8】本考案を連結器により伝動モータと連結した状
態の側視図
【図9】従来例の一種の主軸組立状態を示す側断面図
【図10】従来例のもう一種の主軸組立状態を示す側断
面図
【図11】従来例の更にもう一種の主軸組立状態を示す
側断面図
【符号の説明】
40 主軸 401 大径段部 402 小径段部 50 主軸軸受 51 大軸受セット 52 小軸受セット 54 予圧蓋 60 スイッチピストン 62 先細テーパー部 70 求心スリーブリング 71 錐孔 80 ハウジング 83 後流路 84 前流路

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主軸と、主軸の軸孔に内挿された心軸と、
    心軸の前端に螺設された引棒と、引棒の引棒の外端に設
    けられた中心注水ボルトとを有し、 主軸の軸孔内の引棒外方に四弁爪を設け、該四弁爪によ
    り主軸前端面に設けられたバイトホルダを主軸に結合さ
    せると共に、該主軸とハウジングとの間に主軸軸受を軸
    装して、該ハウジングの前、後端面にそれぞれ前、後キ
    ャップを締付固定したCNC心出し加工機における高速
    切削用主軸軸受の周速度切換装置において、 主軸前端に大径段部に設けて、後端向きに小径段部を適
    当な長さに延伸させ、主軸軸受の大軸受セットを主軸の
    大径段部に外嵌して、小軸受セットを主軸の小径段部に
    外嵌し、且つ浮動軸受セットを主軸の小径段部後端側に
    外嵌して、該ハウジング内に取付けられたスイッチピス
    トン内部に該大軸受セットが嵌挿できるリング溝を形成
    し、 該スイッチピストンの前端外周部を先細テーパー部に設
    けて、内周面がテーパ状の錐孔を有する求心スリーブリ
    ングを該先細テーパー部に外嵌させ、更に該主軸に予圧
    蓋を締付けて大軸受セット前端に当接させ、該ハウジン
    グとスイッチピストン後端との間に後流路を設けて、該
    ハウジングとスイッチピストン前端との間に前流路を形
    成するようにしてなるCNC心出し加工機における高速
    切削用主軸軸受の周速度切換装置。
  2. 【請求項2】上記四弁爪が一体成形の四弁爪であって、
    その把握力により高速回転時の主軸の回転バランスを確
    保するようにしてなる請求項1に記載のCNC心出し加
    工機における高速切削用主軸軸受の周速度切換装置。
  3. 【請求項3】上記心軸後端部に圧縮ばねを周設して、主
    軸の回転バランスを保持するようにしてなる請求項1に
    記載のCNC心出し加工機における高速切削用主軸軸受
    の周速度切換装置。
  4. 【請求項4】上記後キャップとハウジング後端面との間
    に間隙を設けて、バイトを緩めるためのバイト叩きによ
    って浮動軸受セットが傷付くことがないようにしてなる
    請求項1に記載のCNC心出し加工機における高速切削
    用主軸軸受の周速度切換装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10160075B2 (en) 2013-06-28 2018-12-25 Makino Milling Machine Co., Ltd. Main spindle device for machine tool and machine tool

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