JP3076379U - 屋上用据置型アンテナ架台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋上用据置型アンテナ架台において枠本体
内にアンテナを設置する架台本体を設けることにより、
高い位置にアンテナを設置する場合も安定よく設置する
ことができ、架台にも他のアンテナ等を設置できる屋上
用据置型アンテナ架台を提供する。 【解決手段】 アンテナあるいはウェートを設置する架
台を３つ設け、架台と架台を連結材にて着脱自在に連結
し、平面三角形状の枠本体を形設すると共に、枠本体内
にアンテナを設置する架台本体を固定材にて着脱自在に
一体的に固定してなること。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、携帯電話用基地局アンテナや衛星通信用パラボラアンテナ等を設 置する屋上用据置型アンテナ架台に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の技術としては、弊社がすでに登録している実用新案登録第３０６６７９ ５号がある。 この屋上用据置型アンテナ架台もすでに商品化し、高い評価を受けているが、さ らに新しい要望として以前よりも高い位置にアンテナを取り付けることが発生し 、今回の開発となった。 つまり、前回の屋上用据置型アンテナ架台ではどうしても高所にアンテナを取 り付ける場合、ウェートが多く必要となる。 また、安定という意味では中央に架台本体を設けることがよりベターと考えられ る。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、上記の問題点を改良したものであって、屋上用据置型アンテナ架 台において枠本体内にアンテナを設置する架台本体を設けることにより、高い位 置にアンテナを設置する場合も安定よく設置することができ、架台にも他のアン テナ等を設置できる屋上用据置型アンテナ架台を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するための手段として、アンテナあるいはウェートを設置する 架台を３つ設け、架台と架台を連結材にて着脱自在に連結し、平面三角形状の枠 本体を形設すると共に、枠本体内にアンテナを設置する架台本体を固定材にて着 脱自在に一体的に固定してなること。また、架台本体を枠本体内のほぼ中央に位 置させてなることを特徴とする。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、この考案の屋上用据置型アンテナ架台について図面に基づいて説明する 。 １は、屋上用据置型アンテナ架台である。 ２−−は架台で、円筒体２ａの下面に円盤状の底板２ｂを、上面に透孔３ａを ２箇所穿設した円板によるウェート３を載置すべく、透孔３ａと同位置に通孔２ ｃ１を２箇所穿設した円盤状のウェート支持部２ｃをそれぞれ設けてと共に、後 述する連結材を連結する取付孔２ｄ１を４箇所穿設した取付板２ｄを、底板２ｂ とウェート支持部２ｃの間に設けてある。 ４−−は両側に上記取付孔２ｄ１と同位置に連結孔４ａ１−−を穿設したＣ型 鋼４ａを背面で合わせてなる連結材で、ボルトＢ−−を連結孔４ａ１−−及び上 記取付板２ｄの取付孔２ｄ１−−に連通してナットＮ−−にて固定し、平面三角 形状の枠本体４１を形設してなる。 ５は架台本体で、円筒体５ａの下面に円盤状の底板５ｂを、上面にアンテナを 設置すべく連結孔５ｃ１（この実施例の場合８箇所）を穿設した円盤状の設置部 ５ｃをそれぞれ設けると共に、上記連結材４を連結する取付孔５ｄ１を４箇所を 穿設した取付板５ｄ−−を底板５ｂと設置部５ｃの間に設けてあり、枠本体４内 のほぼ中央に位置させるべく、上記連結材４と同様な固定材６−−を十字型に形 成し、取付孔５ｄ１−−に対し、ボルトＢ１−−ナットＮ−−にて固定してなる 。

【０００６】 上記の屋上用据置型アンテナ架台１の使用例について述べる。 ビルＢＲの屋上の隅部Ｓの床面Ｕに設置すべく、まずエレベーター（図示せず ）を利用し、各部材（架台本体５、架台２、連結材４等）を屋上に上げる。 つづいて、屋上の隅部Ｓにて架台２の取付板２ｄの取付孔２ｄ１と、Ｃ型鋼４ ａを背面で合わせた連結材４の一方の連結孔４ａ１を連通させ、ボルトＢａを差 し込み、ナットＮａにて固定している。 次に、固定材６−−（図示せず）と、架台本体５の取付板５ｄの取付孔５ｄ１ を連結させ、ボルトを差し込み、ナットにて固定する。 その後、架台２のウェート支持部２ｃの上面にウェートＷを必要枚数（この実 施例の場合２枚）置く。 なお、この時、ウェート支持部２ｃの通孔２ｃ１とウェートＷの透孔Ｗａを合 わせ、ボルトＢｃを挿入し、Ｎｃにて固定している。 最後に、架台本体５の設置部５ｃにおける連結孔５ｃ１に、アンテナＡＴ１の 基板Ｋの孔Ｋ１を合わせ、ボルトＢｄを挿入し固定する。

【０００７】 上記実施例において、固定材は連結材の側面に一体的に固着してもよく、ボル ト・ナットにて着脱自在に取り付けてもよい。 また、架台はウェートを取り付けるのみならず、アンテナを取り付ける仕様と してもよい。 さらに、架台・架台本体・連結材・固定材等は同様な機能を有するものであれ ば上記形態に限定しない。

【０００８】

【考案の効果】

１、屋上用据置型アンテナ架台において、枠本体を平面三角形に形設し、枠本体 内に架台本体を設けることにより高い位置に取り付けるアンテナを屋上の隅部に 安定して取り付けることができる。 ２、架台には、ウェートあるいは他のアンテナを取り付けることができ、数多く のアンテナも取り付けることができる。 ３、連結材及び固定材を組立て自在に設けてなることにより運搬が楽で、組立も ボルト・ナットにて行なえ、特殊な工具を必要とせず、特に技術を要することも なく組立てられる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例を示す屋上用据置型アンテ
ナ架台の平面図

【図２】この考案の一実施例を示す屋上用据置型アンテ
ナ架台の正面図

【図３】この考案の一実施例を示す屋上用据置型アンテ
ナ架台の要部の縦断正面図

【図４】この考案の一実施例を示す屋上用据置型アンテ
ナ架台の使用状態の参考図

【符号の説明】

１−−−屋上用据置型アンテナ架台 ２−−−架台 ３−−−ウェート ４−−−連結材 ５−−−架台本体 ６−−−固定材

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 アンテナあるいはウェートを設置する架
   台を３つ設け、架台と架台を連結材にて着脱自在に連結
   し、平面三角形状の枠本体を形設すると共に、枠本体内
   にアンテナを設置する架台本体を固定材にて着脱自在に
   一体的に固定してなることを特徴とする屋上用据置型ア
   ンテナ架台。
2. 【請求項２】 架台本体を枠本体内のほぼ中央に位置さ
   せてなることを特徴とする請求項１記載の屋上用据置型
   アンテナ架台。