JP3076269U - 携帯用小物入れ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 人間の腕部分に取り付けて使用される携帯用
小物入れを提供する。 【解決手段】 人形又は動物の形態を模した縫ぐるみ本
体１の両腕部分２が、使用者の一方の腕に対して抱きつ
いた状態で取り付け可能になっており、縫ぐるみ本体１
には、各種小物を収納するための収納部３が設けられて
いる。本考案では、収納部３が、縫ぐるみ本体１の内部
に設けられても良く、携帯電話を収納するのに適した形
状及び大きさを有する袋状、リュックサック状又はラン
ドセル状に形成されたものを、縫ぐるみ本体１の背面部
側に取り付けても良い。 【効果】 使用者の腕に簡単に取り付けることができ、
特に携帯電話を収納するのに適した収納部が設けられて
いるものにあっては、携帯電話の呼出し音がわかりやす
く、非常に便利である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、人間の腕（上腕又は前腕）に取り付けて使用される携帯用小物入れに 関する。

【０００２】

【従来の技術】

これまでに、人間の一方の腕に、抱きついた状態で取り付け可能な両腕部を有し た人形が種々知られている。しかしながら、このような人形は、ただ単に腕に取 付けるだけのものでしかなく、特別な機能性を有しておらず、化粧品などの小物 を入れる収納スペースがあるものなどは提案されていない。 ところで、これまで、携帯電話用のカバーとして、実用新案登録第３０３１００ ３号や実用新案登録第３０５１２９７号に、縫ぐるみの内部に携帯電話が収納で きるようになっているものが提案されているが、これらはカバンやバッグに取付 けて使用されるものであるので、縫ぐるみの内部に携帯電話を収納してしまうと 、呼出し音が聞こえにくいという問題点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の課題は、主に女性が外出する際に各種小物を持ち運びするのに適し、か つ、外装の点でも優れた携帯用小物入れ、特に携帯電話を腕に取り付けた状態で 手軽に持ち運び可能な携帯用小物入れを提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の携帯用小物入れは、人間の腕部分に取り付けて使用されるものであって 、人形又は動物の形態を模した縫ぐるみ本体の両腕部分が、使用者の一方の腕に 対して抱きついた状態で取付け可能になっており、上記縫ぐるみ本体に、小物を 収納するための収納部が設けられていることを特徴とする。 又、本考案は、上記の構成を有する携帯用小物入れにおいて、上記収納部が、縫 ぐるみ本体の背面部側に設けられていることを特徴とするものでもある。 更に、本考案は、上記の構成を有する携帯用小物入れにおいて、上記収納部とし て、携帯電話を収納するのに適した大きさを有する袋状、リュックサック状又は ランドセル状に形成されたものが取り付けられていることを特徴とするものでも ある。ここでいう「携帯電話」には、ＰＨＳも含まれる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の携帯用小物入れの好ましい具体例を図面に示し、本考案を説明す るが、本考案は、図面に例示したものに限定されるものではない。 図１は、本考案の携帯用小物入れの好ましい一例における外観を示す斜視図であ り、図２は、図１の携帯用小物入れの収納部３に携帯電話を収納した際の使用状 態を示す図である。

【０００６】 本考案の携帯用小物入れは、図２に示されるようにして、人間の腕部分に取り付 けて使用されるものであり、人形又は動物の形態を模した縫ぐるみ本体１の両腕 部分２が、使用者の一方の腕に対し、抱きついた状態で取り付け可能になってい る。このような両腕部分２（図１参照）は、Ｃ字状に曲がった適度な弾性を有す る一つの部材（例えばプラスチック成形体）が内蔵された構造とするのが一般的 であるが、バネ等により各腕部分がそれぞれ内側に向かって付勢される構造など であっても良い。又、本考案では、両腕部分２にそれぞれ面ファスナー（ベルベ ット式ファスナー）が設けられ、使用者の腕に巻き付いた状態で固定可能になっ ていても良く、ベルト式で固定可能であっても良く、使用者の腕に対して安定な 状態で取り付け可能であれば、その構造や形状は限定されるものではない。 尚、本考案における縫ぐるみ本体１は、人間やキャラクター人形の形態を模した ものであっても、動物の形態を模したものであっても良く、ここで使用されてい る「動物」には、実際には腕を有していない魚類や、鳥類なども含まれる。

【０００７】 そして、本考案の携帯用小物入れにあっては、縫ぐるみ本体１の任意の箇所に、 各種の小物を収納するための収納部３が設けられており、この収納部３は、例え ば、縫ぐるみ本体１の首部分や口部分が開閉するようにして縫ぐるみ本体内部に 設けられても良く、異なる大きさの収納部３を、縫ぐるみ本体１内の複数箇所に 設けても良い。図１に例示した本考案の携帯用小物入れでは、縫ぐるみ本体１の 背面部側に、収納部３として、携帯電話又はＰＨＳを入れるのに適した袋が設け られているが、本考案では、このような袋の代わりに、リュックサックやランド セル等が取り付けられても良い。 尚、図１の携帯用小物入れの収納部（袋）３には、使用者の腕に取り付けて使用 している間に、袋から収容物が脱落しないように、図２に示されるようにして面 ファスナー４が設けられているが、スライドファスナーを設けたり、ボタン留め されても良く、収納部３の形態及び構造は、図面に例示されるものに限定される ものではない。

【０００８】

【考案の効果】

本考案の携帯用小物入れは、使用者の腕に簡単に取り付けることができ、特に携 帯電話を収納するのに適した収納部が設けられているものにあっては、耳から近 い場所に携帯電話を位置させることができるために、携帯電話の呼出し音がわか りやすく、かつ電話が取り出し易く、非常に便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の携帯用小物入れの好ましい一例におけ
る外観を示す斜視図である。

【図２】図１の携帯用小物入れの収納部３に携帯電話を
収納した際の使用状態を示す図である。

【符号の説明】

１ 縫ぐるみ本体 ２ 両腕部分 ３ 収納部 ４ 面ファスナー（ベルベット式ファスナー）

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 人間の腕部分に取り付けて使用される携
   帯可能な小物入れであって、人形又は動物の形態を模し
   た縫ぐるみ本体１の両腕部分２が、使用者の一方の腕に
   対して抱きついた状態で取り付け可能になっており、上
   記縫ぐるみ本体１に、小物を収納するための収納部３が
   設けられていることを特徴とする携帯用小物入れ。
2. 【請求項２】 上記収納部３が、上記縫ぐるみ本体１の
   背面部側に設けられていることを特徴とする請求項１記
   載の携帯用小物入れ。
3. 【請求項３】 上記収納部３として、携帯電話を収納す
   るのに適した大きさを有する袋状、リュックサック状又
   はランドセル状に形成されたものが取り付けられている
   ことを特徴とする請求項２記載の携帯用小物入れ。