JP3076019U - チップ先端部に保護用樹脂被膜を有するボールペン用中芯及びそれを用いたボールペン - Google Patents

チップ先端部に保護用樹脂被膜を有するボールペン用中芯及びそれを用いたボールペン

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールペン用中芯を用いた出没可能な機構を
有するボールペンにおいてチップ先端部にシール保護材
がついていることを容易に認識させることのできるボー
ルペンを提供すること。 【解決手段】 剪断減粘性を有する水性インキを充填
し、有色の樹脂被膜をチップ先端部に設けた中芯を使用
した出没可能な機構を有するボールペン。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は剪断減粘性を有する水性インキを充填してなるボールペン用中芯にお いて、筆記先端部からの溶剤の蒸発を防止するためのシール用樹脂被膜をチップ 先端部に設けた中芯及び前記樹脂被膜を設けた中芯を装着した出没機構を有する ボールペンに関する。
【0002】
【従来の技術】
ジェルインキボールペンと呼ばれる剪断減粘性を有する水性インキを充填して なるボールペンは近年急速に需要を伸ばしている。しかし、インキが水性であり 、インキ粘度が従来の水性インキと比べて非常に高いためドライアップしやすい という欠点があった。この欠点もチップ内部にスプリングを入れチップに弁の機 構を持たせ、先端からの溶剤(水)の蒸発が抑制できたため改善され、出没機構 を有するジェルインキボールペンが市販されるようになった。 しかし、上記の方法だけではチップ先端部からの水分の蒸発は完全に抑制でき ないことから、消費者が使用するまでの商品の品質を保証するためチップ先端部 に樹脂被膜を付けている。この種のボールペンとしては、特開昭54−1833 0号、特開昭53−85623号、特開昭57−98396号各公報に開示され ている。これまでの樹脂被膜は無色又は乳白色であり、店頭では消費者が樹脂被 膜の存在に気づかずに樹脂被膜を付けたまま試し書きをするために樹脂被膜が取 られてしまうことがしばしば見られた。 また、樹脂被膜に気づかないため消費者の中には試し書きを試みたが、書けな いと思いそのまま中芯を収納せずディスプレイに戻してしまうことがありチップ 先端部の樹脂被膜が割れてしまう場合もあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
品質を保証する為にチップ先端部に樹脂被膜を設けることは必要であるが、従 来の樹脂被膜はその小ささと外観が無色又は乳白色で判り難いため上記の問題が 生じていた。 本考案は、上記従来技術の問題点を解消し、ボールペン用中芯を用いた出没可 能な機構を有するボールペンにおいて、チップ先端部にシール保護材が付いてい ることを容易に認識させることのできるボールペンを提供することを目的とする 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決するために樹脂被膜が付けてあることがはっきりと判 るように樹脂被膜を有色にすることにより、消費者がペンの外観を見たとき又は 試し書きをしようとした場合、チップ先端部に樹脂の保護がされていることが容 易に判り、樹脂被膜を取ってしまうことを防止できる。
【0005】 以下に、上記目的を達成するための考案並びにその態様を要約して示す。 (1)剪断減粘性を有する水性インキを充填し、有色の樹脂被膜をチップ先端部 に設けたことを特徴とするボールペン用中芯。 (2)剪断減粘性を有する水性インキを充填し、有色の樹脂被膜をチップ先端部 に設けたボールペン用中芯を使用した出没可能な機構を有するボールペン。 (3)筆記先端部の有色の樹脂被膜が、中芯を収納した状態でも判るように少な くともペン本体先端部が透明若しくは半透明又は目視可能な構造になっているこ とを特徴とする上記(2)に記載されたボールペン。 (4)有色の樹脂被膜が熱可塑性樹脂、粘着性樹脂、ワックス及びこれらの材料 に溶解可能な染料又は分散可能な顔料から選ばれる着色剤を含む溶融混合物より 構成されることを特徴とする上記(2)又は(3)に記載されたボールペン。 (5)熱可塑性樹脂がエチレン−酢酸ビニル重合体、ポリエチレン、ポリカーボ ネート、ポリビニルエーテル及びポリアセタール樹脂から選択される一種以上、 粘着性樹脂がエステルガム、ガムロジン、テルペン樹脂、クマロン樹脂及びフェ ノール樹脂から選択される一種以上、ワックスがカルバナワックス、ポリエチレ ンワックス、天然ワックス、脂肪酸ワックス、パラフィンワックス及びマイクロ クリスタリンワックスから選択される一種以上からなることを特徴とする上記( 4)に記載されたボールペン。 (6)樹脂被膜を構成する樹脂組成物が熱可塑性樹脂20〜50質量%、粘着性 樹脂10〜40質量%及びワックス20〜50質量%からなることを特徴とする 上記(4)に記載されたボールペン。 (7)着色剤が油溶性の染料で0.01〜5質量%の割合で配合されることを特 徴とする上記(4)に記載されたボールペン。
【0006】
【考案の実施の形態】
剪断減粘性を有する水性インキを充填したボールペンは、その構造上ボールを 保持しているチップ先端部からインキ中の水分などの溶剤分が揮発してしまいド ライアップするためチップ先端部のシール保護が必要である。キャップ式ボール ペンの場合は、キャップ内にインキ中の水分等の溶剤分の揮発を防止するための ゴムが装着されているので、ドライアップすることはない。 出没機構を有するボールペンの場合この様な機構を採ることができず、チップ の内部にスプリングを入れることによりドライアップの防止をはかり、出没機構 を有した剪断減粘性を有する水性インキを充填したボールペンが考案されている 。
【0007】 チップの内部にスプリングを入れることによりドライアップはかなり抑制でき るが、完全に防ぐことはできていない。そこで、チップ先端部に樹脂被膜を付け ることにより製造から流通、販売の間でドライアップすることは無く品質が保証 できている。 しかし、販売時に店頭で消費者はチップ先端の樹脂被膜に気づかないで試し書 きを試みるため、樹脂被膜が削れてしまったり、取れてしまうことがある。また 、試し書き時に書けないと思い中芯を収納しないでディスプレイに戻してしまい 衝撃で樹脂被膜が割れて取れてしまうことがあり本来の目的を満たすことができ なくなることがあった。そこで、このチップ先端樹脂被膜を有色にすることによ り樹脂被膜の存在を消費者に容易に認識できるようにし、消費者が上記のような 状況でも気づく為、前記問題の解決がはかれるものである。 以下、本考案に係るボールペンの具体化例を添付の図面に従って説明する。 図1において、透明なプラスチック製のインキ収容管1に剪断減粘性を有する 水性ジェルインキ6を充填し、インキ収容管後部にはポリブテンなどのインキ追 随体7を充填する。チップ3は継ぎ手2を介してインキ収容管1に装着され、先 端ボール4を有するチップ3の先端部には本考案に係る有色の樹脂被膜5がつけ られている。チップ先端部には有色の樹脂被膜がつけられているので保護材が付 いていることを容易に認識させることができる。 図2は、図1に示されるボールペン用中芯のチップ内にチップスプリング15 を装着した中芯を、ボールペン本体8に嵌挿した状態を示すノック式ジェルイン キボールペンの断面図である。このように組立てられたノック式ボールペンは、 クリップ11とクリップ玉12を固着した回転子9を本体8に縲着し、ノック1 0を押圧して、ボールペン本体8とインキ収容管1の先端部に設けられたスプリ ング13を介してインキ収容管1を出没させ使用する。14は中駒を示す。
【0008】 本発明のボールペンのチップの樹脂被膜材料は熱可塑性樹脂、粘着性樹脂、ワ ックス及びこれらの材料に溶解可能な染料や分散可能な顔料などの着色剤と、必 要に応じて可塑剤、酸化防止剤、充填剤等を配合した溶融混合物である。 その付着方法は前記混合物を加熱溶融させたところに、チップ先端部をつけて 引き上げ放冷することにより付着した加熱溶融物を固化させチップ先端部に樹脂 被膜を形成させるものである。樹脂被膜の溶融時の温度は80から170℃が好 ましい。
【0009】 また、上記と同様の着色した合成樹脂をトルエンやキシレンのような有機溶剤 に溶かした液、または染料、若しくは顔料分散体により着色した水性樹脂エマル ションにチップ先端部をつけて引き上げ、溶剤を常温、または加熱して揮発させ ることにより樹脂被膜を形成させてもよい。 樹脂被膜の着色方法として、チップ先端に無色又は乳白色の樹脂被膜を施した 後、着色剤を噴霧、刷毛による塗布、着色溶液へ浸ける等により行うことも可能 である。 加工方法、加工時間、加工後の性状より有色の加熱溶融物を固化させる方法が 最も好ましい。
【0010】 熱可塑性樹脂としてはエチレン−酢酸ビニル重合体、ポリエチレン、ポリカー ボネート、ポリビニルエーテル、ポリアセタール、ポリアミド樹脂等が例示でき エチレン−酢酸ビニル共重合体またはポリアミド樹脂が好ましい。 粘着性樹脂は、一般的に熱可塑性樹脂が溶融時において濡れやホットタックが 少なく溶融粘度が高いためその粘着性を高めるために使用される。本発明に使用 される粘着性樹脂としてはエステルガム、ガムロジン、テルペン樹脂、クマロン 樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
【0011】 ワックスは前記熱可塑性樹脂、粘着性樹脂の溶融温度を低下させることにより 作業性の向上を目的として加えられるものであり、例えば、カルバナワックス、 ポリエチレンワックス、天然ワックス、脂肪酸ワックス、パラフィンワックス、 マイクロクリスタリンワックス等が使用できる。 また、上記の材料はシール材の組成物質量に基づいて、好ましくは、熱可塑性 樹脂は20から50質量%、粘着性樹脂は10から40質量%、ワックスは20 から50質量%用いることができる。
【0012】 上記樹脂に使用する着色剤としては油溶性の染料が好ましく、例えば、オイル カラー イエロー#105、オレンジ#201、ピンク#312、スカーレット #308、レッド#330、ブラウン#416、グリーンBG、バイオレット# 730、以上オリエント化学工業株式会社製商品名、レッド5B 02、ブルー B 01、ブラウン B、以上クラリアントジャパン株式会社製商品名があり その配合量は着色していることが目視で可能であればよい為、0.01〜5質量 %の範囲で使用できる。 またワックスなどに混練または分散する顔料で上記樹脂混合物に混合可能であ れば使用可能であり、例えば、アゾ系、フタロシアニン系、キナクリドン系、ア ントラキノン系、ジオキサジン系等の有機顔料、カーボンブラック、マイカ、酸 化チタン、金属微粉末等の無機顔料も使用できる。
【0013】 水性樹脂エマルションとしては、エチレン酢酸ビニルエマルション、エチレン 酢酸ビニル塩化ビニルエマルション、エチレン酢酸ビニルアクリルエマルション 、アクリルエマルション、スチレンアクリルエマルション、スチレンアクリロニ トリルエマルション、アクリロニトリルブタジエンエマルション、アクリルブタ ジエンエマルション、ウレタンエマルションがある。 水性樹脂エマルションに着色する着色剤は水溶性染料であれば特に制限無く使 用でき、顔料の水分散体も使用できる。 チップ先端部を保護する樹脂被膜の色は考案の目的より、はっきりと判る色が 好ましく特に、ライトブルー、緑、黄色、オレンジ、桃色などの明るい色が好ま しい。
【0014】 以下本考案を実施例により更に詳細に説明する。 (実施例1) Hi−mic 2065 39.9質量部 (日本精蝋株式会社製商品名、マイクロクリスタリンワックス) エバフレクックス 210 20.0質量部 (三井・ポリケミカル株式会社製商品名、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂) スーパーエステル A−100 40.0質量部 (荒川化学工業株式会社製商品名、ロジンエステル) オイルピンク#312 0.1質量部 (オリエント化学工業株式会社製商品名、染料) 上記の樹脂を150℃まで加熱しながら溶融撹拌したのち染料を加え更に撹拌 着色した中にジェルインキボールペンの中芯のチップ先端部を浸したのち、素早 く引き上げ冷却してチップ先端部に桃色に着色した樹脂被膜を付けた。
【0015】 (実施例2) Hi−mic 2065 19.97質量部 エバフレックス#210 10.00質量部 スーパーエステル A−100 20.00質量部 レッド 5B 02 0.03質量部 (クラリアントジャパン株式会社製商品名、染料) キシレン(溶剤) 50.00質量部 上記の樹脂および染料を50℃に加熱した溶剤中に加え撹拌、溶解させた後、 その溶液中にジェルインキボールペンの中芯のチップ先端部を浸したのち、ゆっ くり引き上げ室温にて溶剤を揮発させチップ先端部に赤色に着色した樹脂被膜を 付けた。
【0016】 (実施例3) SUMIKA FLEX 900 90.0質量部 (住友化学工業株式会社製商品名、酢酸ビニル樹脂エマルション) ルミコール NKW−2103 10.0質量部 (日本蛍光化学株式会社製商品名、水分散型蛍光顔料 蛍光オレンジ色) 上記の材料を撹拌混合したのち、その溶液中にジェルインキボールペンの中芯 のチップ先端部を浸したのち、ゆっくり引き上げ室温にて溶剤を揮発させチップ 先端部に蛍光オレンジ色に着色した樹脂被膜を付けた。
【0017】 (実施例4) 実施例1の染料を除いた組成で150℃まで加熱しながら溶融撹拌した樹脂中 にジェルインキボールペンの中芯のチップ先端部を浸したのち、素早く引き上げ 冷却してチップ先端部に樹脂被膜を付けた。充分に樹脂被膜が冷却させた後、ア セトン95.0質量部にオイルピンク#312を5.0質量%溶解させた溶液を 前記の方法で作成したボールペン芯先端の被膜樹脂に刷毛で塗布した。
【0018】 (比較例1〜3) 実施例1から3のシール材組成物から着色剤を除いた以外は同様の組成及び方 法でチップ先端部に樹脂被膜を付けた。
【0019】 (試験方法) 実施例と比較例で作成した全てのボールペン中芯を軸色が不透明、半透明、透 明の出没可能なボールペン(ゼブラ社製 ノック式ジェルインキボールペン ジ ムニーゲルリトラクラブル−商品名−)に装填して外観を比較した。
【0020】 (試験結果) 比較結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】 〔注〕 ◎:樹脂被膜が付いていることがはっきりと判る ○:樹脂被膜が付いていることが判る △:樹脂被膜が付いていることが判りにくい ×:樹脂被膜が付いていることが判らない
【0023】 表1から明らかなように、有色の樹脂被膜をチップ先端に付けた実施例1〜4 は、ノック時において保護材が付いていることがはっきりと判るが、樹脂被膜が 無色又は乳白色であった比較例1〜3は、ノック時においても保護材が付いてい ることが判りにくかった。更に、中芯を収納した状態では、樹脂被膜が無色又は 乳白色であった比較例1〜3は、いずれの場合も保護材が付いていることが判り にくいか、又は、全く判らない状態であったが、有色の樹脂被膜をチップ先端に 付けた実施例1〜4においては、ペン本体に半透明軸又は透明軸を用いると、ペ ン本体の外側からでも保護材の存在が判り、本考案の効果が実証された。
【0024】
【考案の効果】
剪断減粘性を有する水性インキを充填し、有色の樹脂被膜をチップに付けたボ ールペン用中芯、及び前記ボールペン用中芯を用いた出没可能な機構を有するボ ールペンで本体が透明又は半透明であると、チップ先端部の保護性能を落とすこ となく、チップ先端部に保護材が付いていることを容易に認識させることができ 、更には中芯を収納した状態でも保護材の存在を容易に確認できる。つまり、ド ライアップしやすい中芯においても、製造から流通、販売まで、特に店頭で陳列 される際に、消費者に保護材の存在を有効に知らしめることが可能となり、保護 材が取れてしまうなどの事故を有効に防止でき、消費者の手に渡るまでの品質保 証をより確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の中芯の断面図。
【図2】本考案実施例の出没可能筆記具の断面図。
【符号の説明】
1 インキ収容管 2 継ぎ手 3 チップ 4 先端ボール 5 有色の樹脂被膜 6 インキ 7 インキ追随体 8 本体 9 回転子 10 ノック 11 クリップ 12 クリップ玉 13 スプリング 14 中駒 15 チップスプリング

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剪断減粘性を有する水性インキを充填
    し、有色の樹脂被膜をチップ先端部に設けたことを特徴
    とするボールペン用中芯。
  2. 【請求項2】 剪断減粘性を有する水性インキを充填
    し、有色の樹脂被膜をチップ先端部に設けたボールペン
    用中芯を使用した出没可能な機構を有するボールペン。
  3. 【請求項3】 筆記先端部の有色の樹脂被膜が、中芯を
    収納した状態でも判るように少なくともペン本体先端部
    が透明若しくは半透明又は目視可能な構造になっている
    ことを特徴とする請求項2に記載されたボールペン。
  4. 【請求項4】 有色の樹脂被膜が熱可塑性樹脂、粘着性
    樹脂、ワックス及びこれらの材料に溶解可能な染料又は
    分散可能な顔料から選ばれる着色剤を含む溶融混合物よ
    り構成されることを特徴とする請求項2又は3に記載さ
    れたボールペン。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂がエチレン−酢酸ビニル重
    合体、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリビニルエ
    ーテル及びポリアセタール樹脂から選択される一種以
    上、粘着性樹脂がエステルガム、ガムロジン、テルペン
    樹脂、クマロン樹脂及びフェノール樹脂から選択される
    一種以上、ワックスがカルバナワックス、ポリエチレン
    ワックス、天然ワックス、脂肪酸ワックス、パラフィン
    ワックス及びマイクロクリスタリンワックスから選択さ
    れる一種以上からなることを特徴とする請求項4に記載
    されたボールペン。
  6. 【請求項6】 樹脂被膜を構成する樹脂組成物が熱可塑
    性樹脂20〜50質量%、粘着性樹脂10〜40質量%
    及びワックス20〜50質量%からなることを特徴とす
    る請求項4に記載されたボールペン。
  7. 【請求項7】 着色剤が油溶性の染料で0.01〜5質
    量%の割合で配合されることを特徴とする請求項4に記
    載されたボールペン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004202853A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Pentel Corp ボールペン
JP2008132755A (ja) * 2006-10-27 2008-06-12 Pilot Ink Co Ltd ボールペンレフィル及びボールペン
JP2012116095A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Pentel Corp ボールペンの製造方法

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